JPS63167435A - 対物レンズ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明はコンパクトディスク、ビデオディスク、コンピ
ュータメモリ等に用いられる光情報記録媒体である光デ
ィスクについて、その情報記録面のトラックに沿ってレ
ーザー光等による光源光を集光・走査するようにした光
ディスク用ピックアップの対物レンズ装置に関するもの
である。

【発明の背景】

光源光として半導体レーザーを使用する場合、光情報記
録媒体の再生光学系に用いられる対物レンズは開口数（
ＮＡ）がコンパクトディスクでは０．４５〜０．４７、
ビデオディスクでは０．５程度といった大口径で、しか
も回折限界性能を有する必要がある。一方、記録用光学
系やＤＲＡ−用光学系、光磁気記録光学系ではＮ　Ａ　
００５３程度が必要とされている。 本出願人は例えば特開昭６１−１９８１１５号公報等に
よって開示した非球面を用いた単レンズによって正弦条
件・球面収差を良好に補正するだけでなく、非点収差も
あわせて良好に補正し、大口径にもかかわらず視野の広
い光情報記録媒体の記録再生用対物レンズの提案を行っ
ている。 このような対物レンズは光ディスク用ピックアップに取
付けられ、光ディスクの情報記録がなされたトラックに
沿ってレーザー光を集光し走査することがなされる。 コンパクトディスクや光磁気ディスクなどの光ディスク
では記録、再生に半導体レーザーの光源光を１μｌ程度
に絞り込んだ微小な光スポットが使用され光ディスクの
所定のトラック上に正確に結像、合致される。 しかじ光ディスクは回転に際し若干の面振れや偏心を伴
うので所定のトラックに対し正確に光スポットを追従さ
せるため対物レンズはレンズ駆動装置によって絶えずそ
の位置が制御されている。 このレンツ：駆動装置はトラック上に光スポットを形成
するための７オ一カス制御Ｉ機構とトラックを追従する
ためのトラッキング制御機構とを備えるもので第５図に
示す如く対物レンズ１と対物レンズ１を支持する中間部
材２に巻付けた７オーカス用フイル３とトラック用コイ
ル４ａおよび４ｂとから成る可動部分とマグネッ）５ｇ
および５ｂとヨーク６とから成る磁気回路とから構成さ
れていてマグネッ）５ｍ、５ｂから発生される磁束に対
し直交するよう巻かれた７オーカス用コイル３とトラッ
ク用コイル４ｍ、４ｂにそれぞれ通電することにより対
物レンズ１を７オーカ入方向あるν・はトラツタ方向に
駆動するようになっている。 しかしこのような対物レンズの駆動装置では各フィルを
巻付ける対象物として前述したような中間部材を特に設
けているので中間部材に対し対物レンズを接着する作業
が必要となＩ）また中間部材自体にも対物レンズの嵌合
部や接着面を設ける必要が生じて駆動装置を小形、軽量
化することが困難であった。 一方、前述した対物レンズの駆動装置の欠点を解決する
ために、対物レンズと中間部材とを一体的に形成した対
物レンズ駆動装置が特開昭６１−１４８６３７号公報に
より提案されている。 しかしながら、該公報記載の技術においては、対、物レ
ンズと中間部材とを一体としたことにより、従来必要と
されていたレンズ取り付けのためのスペースを削減する
ことができ、ある程度の小型化が実現できる反面、レン
ズ部と一体成形されるボビン部を含む外形、形状が極め
て複雑であるため、設計値通りのレンズ面精度を有する
成形物を得ることが非常に困難であった。 また、コイルをボビンに巻付ける工程時に、コイル材と
して熱融着タイプのコイル材を用いた場合には、レンズ
に熱が加わりレンズ性能が劣化する恐れもあった。 さらに、レンズとボビン部とが剛性の小さいアクリル系
のレンズ材料にて一体的に形成されているため、レンズ
駆動時に特に薄肉に形成されているボビン部等が共振し
てしまう恐れもあった。

【発明が解決しようとする問題点】

本発明はこのような従来技術の欠点を解決して改良した
結果、従来使用されていた中間部材を廃した上さらに対
物レンズの光路方向の背丈を小さくして可動部分全体を
簡素化すると共に小形、軽量化した対物レンズ装置の提
供を目的としたものである。

【問題点を解決するための手段】

上記目的は光ディスク用ピックアップの結像系からなる
対物レンズと該対物レンズ駆動用コイルからなる対物レ
ンズ装置において、前記対物レンズ駆動用コイルに前記
対物レンズを直接取付は保持させたことを特徴とする対
物レンズ装置によって達成される。

【実施例】

本発明の一実施例を第１図ないし第４図に示す。 第１図は本発明による対物レンズ装置の第１の実施例を
示したもので、１１は予め取付具を使用して直方形に密
巻きされた７オーカス用コイル、１２ａおよ（／１２ｂ
はそれぞれ前記７オーカス用コイル１１を対称位置にお
いて巻回するよう蜜巻きされたトラック用フィルであっ
て共にその端子は光ディスク用ピックアップの制御系に
接続していて通電される駆動用コイルである。 １０はアクリル樹脂製プラスチックレンズの使用に上り
軽量化された対物レンズであって図示しない弾性体の保
持部材に取付けられて光ディスク用ピックアップ内の所
定の空間に支持されるものである。 前記対物レンズ１０はその外周の対称位置に外側が平行
平面をなす一対の突起１０ａを設けていて該突起１０ａ
を介して前記７オーカ入用コイル１１の内側に嵌合する
ように成形されているため、前述した駆動用コイルは対
物レンズ１０を接合して一体化することが出来るように
なっている。従って駆動用フィルは一体化した前記対物
レンズ１０と共に本発明の対物レンズ装置における可動
部分を構成するようになっている。 １３ａおよび１３］】は前記対物レンズ１０の光軸を中
心とする対称位置に所定の間隔をもって対向させたマグ
ネット、また１４は前記マグネッ）　１３ａおよび１３
ｂを支持するヨークであって前記７オーカ入用コイル１
１あるいは前記トラック用コイル１２ａ、　１２ｂと磁
気回路を構成するものである。 従って制御系の作用によって前記７オーカス坩コイル１
１が通電されると前述した磁気回路が発生する磁束によ
り前記対物レンズ１０がそれによる光スポットを光ディ
スクのトラック上に正確に合致させるよう保持部材の弾
性に抗して光軸方向に変位し一方前記トラック用コイル
１２ａあるいは１２ｂが通電されると前記対物レンズ１
０が光スポットをトラックに追従させるべく光軸の垂直
方向に変位されることとなる。 この場合本発明の対物レンズ装置では前記対物レンズ１
０を駆動用コイルに直接接合して取付けることにより可
動部分を十分に小型、軽量化しているので対物レンズ１
０は弾力の極く弱い保持部材で支持することが可能とな
りその結果磁気回路による駆動力が有効に発揮されてト
ラックに対する対物レンズ１０の追従が確実に行なわれ
ることとなる。 第２図は第２の実施例を示したもので７オーカ入用コイ
ル２１は、予め環状に密巻されでいてその内径部に放射
状の突起２０ａを外周に一体成形した対物レンズ２０を
嵌合させ接合して固定したものである。 また第３図は７オーカ入用コイル３１の同一側面に接合
したトラック用コイル３２ａ、　３２ｂに対し、対物レ
ンズ３０を取付けた第３の実施例で、対物レンズ：３０
は端面が同一平面をなすよう一体成形した一対の突起３
０ａを介して接合されている。 さらに第４図は第４の実施例を示したもので予め環状に
密巻された７オーカス用コイル４１に対し７ランジ４０
ａを一体成形にて備えた対物レンズ４０を内嵌して接合
したものである。対物レンズ４０はその７ランノ４０ａ
を案内して前記７オーカ入用コイル４１およびトラック
用コイル４２ａ、　４２ｂに対し正しい関係位置にて接
合し固定されるようになっている。

【発明の効果】

本発明によりレンズ形状は従来のレンズ形状とほとんど
変えるこ゛となく従来の駆動用コイルを保持するため対
物レンズとの間に設けていた中間部材を廃止することが
可能となりその結果製造が容易に行え、しかも可動部分
がコスト低減すると同時に小型軽量化されて共振は発生
せず、またコイルへの駆動電流を小さくすることができ
るにも係わらず光ディスクに対するアクチェータ感度が
向上しトラックに対して正確な追従動作をすることの出
来、しかも、コイルより発生する熱も小さくできた光デ
ィスク用ピックアップの対物レンズ装置が提供されるこ
ととなった。 さらに、コイルはレンズとは別に巻かれるので、コイル
巻時に熱が発生しでもレンズには何ら影響を与えること
もない。 また本発明の対物レンズ装置における対物レンズは実施
例にも示したように外周の突起を距て、駆動用コイルを
取付けるよう形成することも自由に出来るので仮に通電
によって駆動用コイルが発熱しても対物レンズへの伝導
は少なくかりに伝導して対物レンズが膨張しても前述し
た突起が膨張による歪を吸収する作用を果たすので対物
レンズが駆動用コイルに締めつけられるような現象は起
こらず対物レンズは常に高性能を発揮することが出来る
こととなる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないしＭＳ４図は本発明による各対物レンズ装置
の構成図、第５図は従来の対物レンズ装置の構成図。 １０．２０．３０．４０・・・対物レンズ１１．２１．
３１．４１・・・７オーカ入用フィル１２ａ、　１２ｂ
、　２２ａ、　２２ｂ、　３２ｍ、　３２ｂ、　４２ａ
、　４２ｂ−）ラック用コイル １３％、　１３ｂ・・・マグネット １４・・・ヨーク 出願人　　　小西六写真工業株式会社 第１図 第２図 ｚｂ 第３図 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ディスク用ピックアップの結像系からなる対物
   レンズと該対物レンズ駆動用コイルとからなる対物レン
   ズ装置において、前記対物レンズ駆動用コイルに前記対
   物レンズを直接取付け保持させたことを特徴とする対物
   レンズ装置。
2. （２）前記対物レンズがプラスチックレンズであること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の対物レンズ装
   置。