JPS63167416A - 磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体およびその製造方法

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JPS63167416A
JPS63167416A JP31259786A JP31259786A JPS63167416A JP S63167416 A JPS63167416 A JP S63167416A JP 31259786 A JP31259786 A JP 31259786A JP 31259786 A JP31259786 A JP 31259786A JP S63167416 A JPS63167416 A JP S63167416A
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JP
Japan
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coating layer
powder
recording medium
magnetic recording
vapor pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP31259786A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nagataki
義幸 長瀧
Hiroshi Azuma
宏 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63167416A publication Critical patent/JPS63167416A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は磁気記録媒体およびその製造方法に関し、さ
らに詳しくは磁性層、下塗層あるいはバックコート層な
どの塗布層中に含まれる空孔径分布が均一で、耐久性に
優れた磁気記録媒体およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
磁気記録媒体は、通常、磁性粉末、研磨剤および帯電防
止剤などの固形粉末、結合剤成分、有機溶剤およびその
他の非固形成分などからなる磁性塗料、下塗層用塗料、
バックコート層用塗料などをポリエステルフィルムなど
の基体上に塗布、乾燥してつくられ、耐久性に優れたも
のが要求される。
このため、これら磁性層、下塗層およびバックコート層
等の耐摩耗性を改善する一方策として、これらの塗布層
中にA 1203 、Cr 203等の固形添加剤や脂
肪酸エステル等の潤滑剤を混入することが行われている
。(特公昭58−45088号、特公昭41−1806
5号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、これらの固形添加剤あるいは潤滑剤を塗布層
中に混入することによって耐久性が改善されるものの、
未だ、充分に満足できる耐久性は得られていない。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明はかかる現状に鑑み種々検討を行った結果なさ
れたもので、固形粉末を、結合剤成分、有機溶剤および
その他の必要成分と分散混合して調製した塗料を基体上
に塗布し、次いで、溶剤蒸気の蒸気圧が飽和蒸気圧の7
0%以上の雰囲気下で乾燥して、塗布層中に含まれる空
孔径分布を、0.01〜0.1 μmの空孔径のもので
70容量%以上を占めるようにすることによって、空孔
径分布を均一にし、磁気記録媒体の耐久性を充分に向上
させたものである。
〔問題を解決するための手段〕
この発明において、塗布層中の空孔径分布は、0.01
〜0.1μmの空孔径のもので70容量%以上を占める
ものであることが好ましく、空孔径分布がこの範囲内に
あると、塗布層中の空孔径が均一になるため、ヘッド等
から受ける応力が均一に分散されて一部の空孔に集中せ
ず、塗布層の耐久性が充分に向上される。特に、この塗
布層中に液状1fJ滑剤を含有させた場合は、液状潤滑
剤が塗布層で均一に存在しやす(、また空孔径が0.0
1〜0.1μmの小径のもので大半が占められるとヘッ
ド等の外圧に対して内部から液状潤滑剤が毛細管現象に
より塗布層表面にしみ出すため、潤滑効果が充分に発揮
され、磁気記録媒体の耐久性がさらに一段と向上される
塗布層中におけるこのような空孔径分布の空孔の形成に
際しては、塗布層中の溶剤を急激に蒸発させないことが
重要で、磁性粉末等の固形粉末を、結合剤成分、有機溶
剤等と分散混合して調製した塗料を基体上に塗布した後
、溶剤蒸気の蒸気圧が飽和蒸気圧の70%以上の雰囲気
下で乾燥することによって形成される。この乾燥時の溶
剤蒸気の蒸気圧を、飽和蒸気圧の70%より小さくする
と、塗布層中の溶剤が急激に蒸発して径の大きな空孔が
でき、空孔径分布が不均一になって耐久性および電磁変
換特性が劣化するため、好ましくない。
この発明で使用される固形粉末は、特に限定されるもの
ではないが、強いて挙げるとすれば、たとえば、磁性粉
末としては、r−Fe203粉末、Fe3O4粉末、r
−Fe203とFe3O4の中間酸化鉄粉末、Co含含
有−Fe203粉末、coo有Fe3O4粉末、Cr○
2粉末の他、Fe粉末、Feを主体として各種金属を添
加した金属粉末、Co、Niなどの金属粉末、あるいは
これらの合金粉末、バリウムフェライト粉末などが好適
なものとして挙げられる。
また、研磨剤、固形潤滑剤さらに帯電防止剤等のその他
の固形粉末としては、たとえば、α−Fe203粉末、
Cr2O3粉末、A12o3粉末、BaSO4粉末、C
aCO3粉末、MgO粉末、B a CO3粉末、Zn
O粉末、Cu2O粉末、CuO粉末、Si3N4粉末、
SiC粉末、TiO□粉末、MoS2粉末、グラファイ
トおよびカーボンブラック等の炭素質粉末などが好適な
ものとして挙げられる。
さらに、塗布層の耐久性を向上させるためには、これら
の固形粉末とともに液状潤滑剤を使用するのが好ましく
、これらの固形粉末とともに使用される液状潤滑剤とし
ては、脂肪族系潤滑剤、フッ素系潤滑剤、シリコーン系
潤滑剤および炭化水素系潤滑剤等がいずれも好適なもの
として使用される。脂肪族系潤滑剤としては、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の脂
肪酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸コバルト等の脂
肪酸の金属塩、ステアリン酸−n−ブチル、ミリスチン
酸オクチル等の脂肪酸エステル、ステアリルアルコール
、ミリスチルアルコール等の脂肪族アルコール等が挙げ
られ、フッ素系潤滑剤としては、パーフルオロポリエー
テル、パーフルオロアルキルポリエーテルなどが挙げら
れる。またシリコーン系潤滑剤としては、シリコーンオ
イル、変性シリコーンオイルなどが挙げられ、炭化水素
系潤滑剤としては、パラフィン、スクアラン、ワックス
等が挙げられる。
この発明の磁気記録媒体を製造するには常法に準じて行
えばよく、例えば、前記の固形粉末を、結合剤樹脂、有
機溶剤、さらに必要な場合は液状潤滑剤等とともに混合
分散して磁性塗料または下塗層用塗料あるいはバックコ
ート層用塗料を調製し、これをポリエステルフィルムな
どの基体上に、ロールコータ−など任意の塗布手段によ
って塗布し、乾燥すればよい。
ここに用いる結合剤樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル系共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、繊維素系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、イソ
シアネート化合物、放射線硬化型樹脂など従来汎用され
ている結合剤樹脂が広く用いられる。
また、有機溶剤としては、トルエン、メチルイソブチル
ケトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、テト
ラヒドロフラン、酢酸エチルなど従来から汎用されてい
る有機溶剤が、単独または二種以上混合して使用される
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例I Co含有r−Fe2Q3(平均 100重量部短軸径0
.05μm、軸比10) VAGH(U、C,C社製、塩化ビ  10〃ニル−酢
酸ビニル−ビニルア ルコール共重合体) N−2304(日本ポリウレタンエ  10〃業社製、
ポリウレタン系樹脂 トマー) コロネートL(日本ポリウレタ   5 〃ン工業社製
、三官能性低分子 量イソシアネート化合物) カーボンブラック        3 〃アルミナ  
           5 〃ステアリン酸     
      1 〃ステアリン酸n−ブチル     
1 〃メチルエチルケトン       120〃トル
エン           エ2o〃上記組成物をボー
ルミル中でloo時間時間分散させて磁性塗料を調整し
た。この磁性塗料を厚さ14μmのポリエステルフィル
ム上に乾燥後の厚みが5μmとなるよう塗布した。その
後、溶剤蒸気制御装置を備えた乾燥機中で、溶剤蒸気の
蒸気圧が飽和蒸気圧の70%になる条件で乾燥を行い、
カレンダー処理を行ったのち、1/2インチ幅に裁断し
て磁気テープをつくった。
実施例2 実施例1における溶剤蒸気制御装置を備えた乾燥機での
乾燥において、溶剤蒸気の蒸気圧を飽和蒸気圧の70%
から90%に変更した以外は実施例1と同様にして磁気
テープをつくった。
比較例1 実施例1における溶剤蒸気制御装置を備えた乾燥機での
乾燥において、溶剤蒸気の蒸気圧を飽和蒸気圧の70%
から50%に変更した以外は実施例1と同様にして磁気
テープをつくった。
比較例2 実施例1において、溶剤蒸気制御装置を備えた乾燥機に
代えて溶剤蒸気制御装置を持たない乾燥機を用いて乾燥
した以外は実施例1と同様にして磁気テープをつくった
各実施例および比較例で得られた磁気テープについて、
スチル耐久性、摩擦係数および空孔径が0、O1〜0.
1 μmの範囲の空孔径分相を調べた。
スチル耐久性は、5℃、65%RHの条件下で、市販の
ビデオデツキを用いて、各磁気テープに一定の信号を記
録し、再生した静止画像が鮮明さを失うまでの時間を測
定した 摩擦係数は、表面粗度が0.23に仕上げられた直径4
flの5US304円筒を水平に支持し、これに磁気テ
ープの磁性層側を接触面として角度が90度になるよう
にかけ、一端に30gの荷重を加えながら他端を水平に
14 cm / secの速さで動かし、1バス後と5
00パス後の摩擦係数を測定した。
また、空孔径分布の測定は、水銀ポロシメータによる方
法で行った。この水銀ポロシメータ法の測定原理は、磁
気記録媒体を真空中におき、水銀を加圧して空孔中に浸
入させると次の関係式が成り立つことを利用したもので
あり、装置としてはカルロエルバ水銀ポロシメータ20
0を用い、測定する磁気テープは、結合剤成分を溶解し
ないn−へキサンで、空孔内に存在する液体状潤滑剤を
除去して測定した。
D;孔孔径(人) P;圧力(kg / cal ) θ;接触角140度 σ;水銀の表面張力480 (dyne/c+J)下表
はその結果である。
表 上表から明らかなように、この発明で得られた磁気テー
プ(実施例1および2)は、いづれも比較例1および2
で得られた磁気テープに比し、スチル耐久性が良好で、
摩擦係数が小さく、このことから磁性層の空孔径分布を
0.01〜0.1μmのもので70容量%以上占めるよ
うにしたこの発明の磁気記録媒体は、摩擦係数が小さく
て耐久性に優れていることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基体上に固形粉末と固形粉末を分散結着する結合剤
    成分とを含む塗布層を設けた磁気記録媒体において、塗
    布層中に含まれる空孔径分布が、0.01〜0.1μm
    の空孔径のもので70容量%以上を占めることを特徴と
    する磁気記録媒体。 2、固形粉末を、結合剤成分、有機溶剤およびその他の
    必要成分と分散混合して調製した塗料を基体上に塗布し
    、次いで、溶剤蒸気の蒸気圧が飽和蒸気圧の70%以上
    の雰囲気下で乾燥して、塗布層を形成することを特徴と
    する磁気記録媒体の製造方法。
JP31259786A 1986-12-27 1986-12-27 磁気記録媒体およびその製造方法 Pending JPS63167416A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6186490B1 (en) 1998-09-17 2001-02-13 Hitachi, Ltd. Bill dispensing device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6186490B1 (en) 1998-09-17 2001-02-13 Hitachi, Ltd. Bill dispensing device

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