JPH0291812A - 磁気テープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は磁性粉として板状または粒状の磁性粒子を含む
磁気テープに関し、さら【詳しくは力学的性質および取
扱いやすさの改良された磁気テープに関する。

（従来の技術） 磁気記録媒体は高密度化が重要課題であシ、これを達成
するには垂直磁気記録が非常に有効であるため、垂直磁
気記録媒体が盛んに開発されている。例えば板状で磁化
容易軸が板面に垂直な方向にある六方晶７工ライト粒子
を磁性粉とし、これを塗布した磁気記録媒体が特開昭５
５−８６１０３に示されている。このように磁気記録媒
体は磁気テープとして幅広く実用化されようとしている
。磁気テープは最近では小型大容量化のために、テープ
厚さをますます薄くしてゆく必要がある。テープの全厚
が薄くなるとスティ７ネスが急激に低下することが知ら
れている。磁気テープのスティ７ネスがあ−ｔｂ小さい
と、テープの巻き取り時のトラブルを生じやすくなるほ
か、デツキへのテープのローディングやへ、ドとテープ
間の良好な接触摺動状態を保つ上でも支障が生じてくる
。したがって、磁気テープとして実用に供するためには
スティ７ネスをあまシ低下させないこと、とくに長手方
向のスティ７ネスを確保することが必要である。

一方、磁気テープの長手方向と直角の方向のスティ７ネ
スは磁気テープと磁気ヘッドとの接触状態、すなわちへ
、ドあたりを良好に保つために、長手方向のスティ７ネ
スより小さくする必要があったＣ 磁気テープにおけるスティフネスは磁性層の構成によっ
て左右されてお夛、従来の磁気テープでは磁性層中の磁
性粉がスティ７ネスを高める役割を一部果してきた。し
かし、高密度記録のために使用する磁性粉の粒子サイズ
が小さくなるとスティ７ネスを高める効果が徐々失なわ
れるようになる０ こうして、高密度記録用の磁気テープでは全厚が薄くな
る一方、磁性層の磁性粉の粒径も小さくなることから、
−層スティ７ネスが低下し、対策が必要となっている。

（発明が解決しようとする課題） 上に述べたようにテープ厚の薄い高密度記録用磁気テー
プにおいては、スティ７ネスの低下が生じ、その結果と
してデツキへのテープのローディングやテープ巻取シ時
にトラブルが発生したり、テープとヘッドとの間の安定
な接触摺動が得られないなどの問題が発生し、その解決
が課題であった。

本発明の目的は高密度記録用のテープ厚の薄い磁気テー
プにおいてスティ７ネスを確保し、デ。

キへのテープのローディングやテープ巻取時のトラブル
の発生を防止し、テープとヘッドとの間の安定な接触摺
動状態の確保された磁気テープを提供しようとするもの
である。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段および作用）本発明に係る
磁気テープは非磁性基体ベースフィルムの一方の面に平
均粒径０．１μｍ以下の磁性粉を含有する磁性層をもち
、他方の面に粒子配向させた形状異方性粒子を含有する
バックコート層を設けることによって達成させる。

すなわち本発明は、磁気テープのバックコート層に針状
粒子、板状粒子など形状異方性をもつ粒子を含有させ粒
子配向させることによシスティ７ネスの高い磁気テープ
を得るものである。さらに詳述すれば、磁気テープのバ
ックコートとしてこのような粒子を含有させ配向させる
ことにより、非常に効果的にスティ７ネスの高い層が形
成できしかもこの層とベースフィルムを介して対向する
もう一方の面の磁性層のスティ７ネスとの組み合わせの
効果が有効に働く結果、望ましいスティ７ネスを持つ高
密度記録用の磁気テープが得られる。

本発明に用いるバックコート層の形状異方性粒子として
は、棒状あるいは針状、短冊状、糸状、管状のような長
手方向を持つ形状異方性粒子、たとえばＦｅ１ｏｎ　Ｉ
　Ａ１２０ｍ　！　ＺｎＯその他数多くの固体粒子が使
用できる。

本発明のバックコート層に用いるバインダレジンとして
はポリウレタン、ポリエステル、塩化ビニル酢酸ビニル
共重合体、ニトロセルロース等各糧バインダレジンおよ
びその組み合わせが使用できる０ また本発明のバックコート層【は導電性付与のための導
電性カーボンの添加、固形および液状の各糧潤滑剤の添
加　等各種添加物を含有させることができる。

本発明のバックコート層の形成方法としては、上記形状
異方性粒子、バインダレジン、カーボンブラック等各種
添加物を有機溶剤とともに混合分散させて塗料化したの
ち、これをリバースロールコータ、グラビヤロールコー
タ等コーチインク装置を用いて基体ベースフィルム上に
塗布する。粒子を配向させるには塗布時、あるいは塗布
後スムージング処理などによって塗膜にぜん断力やせん
断速度を与えることにより、形成できる。

（実施例） 次に本発明の実、飾物について説明する。

実施例１゜ α−Ｆｅ２０ｓ針状粉（ヘマタイト）　　　８０重量部
（粒子平均長　０１８μｍ　長径／短径比　　　　１５
　）導電性カーボン　　　　　　　　　２ｏＸ量部ポリ
エステル樹脂　　　　　　　　　４０重量部ニトロセル
ロース　　　　　　　　　２０！量部メチルエテルケト
ン　　　　　　　３００重量部シクロヘキサノン　　　
　　　　　３００　ｆｉ量部上記組成をボールミルを用
いて十分に混線分散して塗料化し、ポリインシアナート
硬化剤３０部を添加した後、これを表面に粒径０．０６
μｍのバリウムフェライト系磁性粉を塗布して形成した
磁気記録層を有する磁気テープの裏面にグラビアコータ
を用いて塗布した。次いで、該バックコートの塗布面に
スムージング処理を施して塗膜面の平滑化を行なうと共
に粒子の配向を行ない、磁気テープを作成した。

比較例１ バックコート塗布面のスムージング処理を省略したこと
以外は実施例１と同様にして磁気テープを作成した。

比較例２゜ 実施例工において、αＦｅ＊Ｏａ　（ヘマタイト］針状
粉に代えて粒状のＦｅＯ（ウスタイト）で平均粒径０．
５μｍのものを用いたことを除いては、実施例１と同様
にして磁気テープを作成した。

比較例３゜ バックコート層を省略し、磁性層を厚塗シすることによ
ってテープの全厚を同一にすること以外は実施例１と同
様にして磁気テープを作成した。

これらの実施例および比較例の磁気テープについてステ
ィ７ネスの測定、およびテープ使用におけるトラブルの
発生状況を評価し、表ＩＫ示した。

表１から明らかなように、磁気テープのバ、り層として
長手方向に配向した細長の粒子を含有させたものを設け
ることにより、テープのスティ７ネスが増し、実用的に
すぐれた磁気テープが得られることがわかる。

なお本発明の実施例【おいては、スティフネスを高める
ためにバック層に細長の粒子を含有配向させ、同時に導
電性を付与のためのカーボンブラ、りを添加した例を示
したが、スティフネス付与のための細長粒子配向層とカ
ーボン含有導電層を別々の層として作シニ層構造のバッ
ク層としても同様に目的を達することができる。

〔発明の効果〕

上記の結果から明らかなように本発明を用いることによ
υ、高密度磁気記録テープでテープ厚さが薄くてもステ
ィフネスが適切でテープ走行やテープとへ、ドの接触摺
動が良好で実用性のすぐれた磁気テープが得られる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　非磁性基体の一方の面に平均粒径が０．１μｍ以下の
   磁性粉を含有する磁性層を有し、他方の面に長手方向に
   配向させた細長の粒子を含有するバックコート層を有す
   ることを特徴とする磁気テープ。