JPH02265016A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH02265016A
JPH02265016A JP1086157A JP8615789A JPH02265016A JP H02265016 A JPH02265016 A JP H02265016A JP 1086157 A JP1086157 A JP 1086157A JP 8615789 A JP8615789 A JP 8615789A JP H02265016 A JPH02265016 A JP H02265016A
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    • GPHYSICS
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    • G11B5/7358Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer characterised by the back layer comprising non-magnetic particles in the back layer, e.g. particles of TiO2, ZnO or SiO2 specially adapted for achieving a specific property, e.g. average roughness [Ra]

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野〕 本発明は、小型かつ品画質のビデオテープ等で要求され
る高密度記混−高出力でノイズの十分に低減された磁気
記録媒体に関する。
特に、磁気テープなど磁性層とバック層を有していて、
支持体、磁性塗膜、バックコート層の合計全体の厚みが
14μIn以下のテープ状のものを巻回するタイプの磁
気記録媒体において、長年の保存によってもノイズが上
昇することのないように信頼性を確保することを目的と
する。
[従来の技術] −・般に、磁気記録媒体は、ポリエステルフィルノ・な
どの支持体にに、磁性粉末・結合剤・無機粉末・潤滑剤
などを有機溶媒中に混線分散してなる磁性塗料を塗布、
乾燥した磁性塗膜を形成して成っている。そして殊にビ
デオテープなとでは、走行性の改善のために、支持体の
背面に結合剤・無機粉末・潤滑剤などを含む塗膜による
バックコート層を形成している。
特に、磁気ヘッドやガイドローラーと接触するときに摩
耗が生じないようにするI、−めに、磁性層にもバック
コート層にも、ともにモース硬度5以上の無機粉末を含
ませることが提案されている。
バックコート層にモース硬度5以上の無機粉末を含まぜ
ることについては例えば、特開昭62−112号、同6
2 38525号、同62−38526号、同62−3
8527号、同62!−38528号等に、磁性層につ
いては例えば、特公昭47−18572号、同48−1
.5003号、同49−39402号、同52−286
42号、同52−49961号、同55−15771号
等に開示されでいる。
ところで、高密度記録を達成するには、記録波長を短か
くすることが必要で、このため記録波長よりも短い微細
な磁性粉末が用いられでいる。
また、高い出力を得るために磁気特性を上昇させる種々
の提案がなされており、例えば特公昭61−37761
号等に代表されるように、磁気特性を向上させるために
飽和磁化の高い強磁性金属粉末を用い、高出力を達成す
るようにしている。
更に、ノイズ低減のために、スーパーカレンダー処理に
より磁性層の表面仕上げ処理として磁性層表面を平滑に
してノイズを低減することが特公昭52−17404号
、同60−12688号等で既に提案されている。
【発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、強磁性金属粉末を磁気記録媒体として用
い、表面仕りげ処理を経て得られた磁気記録媒体は、当
初はノイズも低いが、保存後にはノイズが上昇してしま
うという問題があった。
この問題は、磁性粉末の粒子径が小さいときで17かも
酸化鉄系の磁性粉末よりも軟らかい金属磁性粉末を用い
た場合に顕著で、およそ0.8μ以下の記録波長に対応
する周波数の信号に対するノイズが保存後に上昇すると
いうことが明らかとなった。
この問題は、種々の試作品についてほぼ満遍無く起った
のであるが、ただバックコート層を設けずに作製した磁
気記録媒体においてのみ、保存後も当初の低減されたノ
イズを維持したのである。
従って、この問題はバックコート層に原因があると考え
種々検討したところ、磁気テープを巻いたときにバック
コート層の表面の凹凸が磁性層の表面に転写して磁性層
表面にできる凹凸がノイズの原因であると考えられた。
ノイズの上昇は、特に、支持体、磁性塗膜、バックコー
ト層の合計全体の厚みが14μm以下のテープ状のもの
を巻回するタイプの磁気記録媒体で著しいことが認めら
れた。これは、全厚20μm程度の厚手のものに比べて
、単位巻き径に対する巻き回数が多く、特にハブの最内
側に近接したところでの巻き締まりが著しいことも原因
の一つとして考えられる。
この問題に類似の現象は、既に特開昭60−.3212
2号にも指摘されており、バックコート層中のモース硬
度5以上の無機粉末の粒径が0,2μmを越えずかつこ
れより多い量の軟質frfE、機粉末とを組合せて用い
ることによってテープガイド等の傷つきを防止すること
が述べられている。
特開昭63−255584号においてもバックコート層
表面の凹凸が磁性層へ移り磁気記録媒体のS/N及びC
/Nを低下させる現象についての認識がされており、塗
膜に残存する溶剤量が関係すると指摘されている。
しかしながら、これらの文献に開示する技術は、磁性粉
末としていわゆるCO含有酸化鉄磁性粉末を用いたもの
に関し、支持体、磁性塗膜、バックコート層の合計全体
の厚みが20μm程度のVH8方式の磁気記録媒体につ
いて述べられたもので、VH8方式では白色レベルの最
短記録波長が1.3μmであるに過ぎず、強磁性金属粉
末を磁気記録媒体として使用し中心記録波長が0.8μ
m以下の磁気記録媒体におけるノイズの低減について何
らの示唆も与えるものではなかったのである。
〔問題を解決するための手段] そこで本発明者等は、まず第一に、磁性層やバック層の
傷つき易さは、塗膜に含まれる粉末の硬さだけでなく、
その粒径に依存し粒径が一定以上に小さいと塗膜の補強
効果が低下するという事実を見出し、この事実に鑑みて
、磁気記録テープを巻いたときにバックコート層に必然
的に含まれるモース硬度5以上の無機粉末が、磁性層の
表面を傷つけることかないようにするために、このよう
なバックコート層の無機粉末を、金属磁性粉末の長軸径
よりも小さくしなければならないことを見出した。
第二に、バックコート層には走行性の改善のため、カー
ボンブランクを含ませる必要がある。
このこと自体は既に、10〜30mμの微粒子のカーボ
ンブラックと200〜500mμの粗粒子のカーボンブ
ラックと0.2μm以下の非磁性粉末とを含ませて、ド
ロップアウトの増加を抑え、走行耐久性を良好にすると
いう特開昭62−8328号公報等で既に述べられて〜
)る。
しかしながら、この文献では、カーボンブラックの一次
粒子の粒径あるいは凝集体の径と、磁性塗膜中の強磁性
金属粉末の長軸径との関係については、言及しておらず
、また、粒子径が小さい強磁性金属粉末を用いた場合の
0.8μ以下の記録波長に対応する周波数の信号に対す
るノイズとの関係についての検討もなされてはいない。
そこで本発明では、バックコート層のカーボンブラック
の一次粒子の粒径あるいは凝集体の径と、磁性塗膜中の
強磁性金属粉末の長軸径との関係について検討した結果
、カーボンブラックの一次粒子の粒径あるいは凝集体の
径が磁性粉末よりも大きい場合に、結果として高出力低
ノイズの要求に充分応えることができることが明らかと
なったのである。
高記録密度の要請、特に磁性塗膜の薄膜化に対応した約
3.0μm以下の厚さの磁性層をもつ磁気記録媒体にお
いて、この事実は特に顕著に現れる。
そこで、本発明では、非磁性支持体の両面にそれぞれ磁
性層とバックコート層を設けて、高い出力を発揮させ、
しかも、中心記録波長0.8μm以下の高密度記録にお
いて、長期間の保存にも拘らず、ノイズの上昇を可及的
に抑制し得る磁気記録媒体を提供するためには、磁性塗
膜に印加磁場10KOe測定条件下での0.85以上の
角型比をもたせることが好ましいこと、磁性層の保磁力
を15000e以上とすることが好ましいこと、磁性層
の表面平滑性を中心線平均粗さで0.004μm以下に
規制することが好ましいこと、バックコート層の表面平
滑性も中心線平均粗さで0.01μm以下とすること及
び金属磁性粉末の長軸径よりも小さく規制することが好
ましいことを見出した。
また、一般にカーボンブラック等は軟質であって、バッ
クコート中に含まぜたものがテープの巻回によって磁性
層表面を傷つけるという乙とは、従来予想もしなかった
ことごあるが、中心記録波長0.8μm以下程度の高密
度記録を達成するために磁性粉末の長軸径を0.2μm
以下と小さくし、かつ金属の磁性粉末を主体的に含む磁
性層では、塗膜の補強効果が充分上はいえないうλに、
高密度記録が要請する薄手テープの多数回巻きという過
酷条件下で強い巻き締め力が掛けられることもあって、
カーボンブラックといえども粒径の小さなものは磁性層
の表面を傷つける場合があるという事実を見出した。こ
の場合、バックコート層中に、−次粒子又は凝集体とし
て金属磁性粉末の長軸径よりも大きい径のカーボンブラ
ックを含ませると、小粒径のものはその間隙に入り込む
ので、バックコート層の表面に突出することが無く、好
ましい。また、バックコート塗膜中に含ませるモース硬
度5以−F、の無機粉末の粒径を、金属磁性粉末の長軸
径よりも小さくすることが好ましく、このように構成し
た磁気テープをポリオキシメチレン樹脂等のハブ周囲に
バックコート層を内側にして巻いた場合に、ABS樹脂
とモース硬度2−4の顔料を含むカセット本体に収容す
るのが好ましいこと等を見出してなされたものである。
本発明で使用する非磁性支持体の素材としては、ポリエ
チlノンテレフタレート、ポリエチレン−2゜6−ナフ
タレ−1・などのポリエステル類、ポリエチレン、ポリ
プロピ1ノンなどのポリオレフィン類、セルローストリ
アセテート トなどのセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデンなどのビニル系樹脂、ポリカーボネート、ポ
リイミド、ポリアミドなどが挙げられるが、中でも二軸
配向型のポリエチレンテレフタレー1、ポリエチレン−
2,6−ナツタlノートなどのポリエステル類で、長平
方向の弾性率が7 0 0 kに 7 mm’以−1−
、幅方向の弾性率が4 0 0 kg/ mm2以上、
表面粗さが0.01μm以下であることが望ましい。
そして、L記支持体−Lに有機溶媒に溶解したバインダ
樹脂中に磁性粉末、モース硬度5以上の無機粉末をとも
に含み、これを分散した磁性塗料を塗布1−7て、磁場
配向処理を行ないつつ乾燥さゼて磁性塗膜を形成する。
上記磁性塗膜に用いられる磁性粉末としては、F.、C
o.、N:などの金属、Fe− CoXN:、Znなど
を組合せた合金およびこれらの金属や合金の表面にF。
、A1、S−などの酸化物の皮膜を形成1,、た強磁性
微粉末等が挙げらilる。
強磁性金属粉末の長軸径は、中心記録波長との関係上、
0.8μm以下であろうが、分解能の観点から0.2μ
n)以下であるのが望ましい。
中でも鉄を主体としマンガンを鉄に対して0.1重量%
以ー1ー8含む強磁性金属粉末の使用が望ましい。
特に、マンガンを鉄に対して0.1重量%以1ユ含み、
かつカルシラA、マグネシラノ、などのアルカリ土類金
属をマンガンに対して1〜50倍量含む金属磁性粉末が
、比較的硬くて磁気特性お3■−び電磁変換特性に優れ
、充分に硬いので、長軸径が0. 2μm以下であるよ
うな補強効果のあまり期待できない磁性層がバックコー
ト層表面のモース硬度5以上のjji IJ鉛粉末ら損
傷を受けることを防止する効果が高いので奸才しい。特
にマンガンは酸化物もしくは酸水酸化物として強磁性金
属粉末の表面に存在させると均一・かつ緻密な被膜が形
成されるため、酸化マンガン、水酸化マンガンなどとし
て表面に存在させるのが好ましい。あるいは、ニッケル
、コバルトの金属元素を含む合金粉末で、ニッケルの重
量割合が2重量%以上で、ニッケルに対するコバルトの
重量割合が110重量%以上−の範囲にあるように組成
を調整すれば、60°Cで湿度90%の環境に7μn間
放fiJL,たときでも飽和磁化(σS)の減少率が3
0%以下となるので好ましい。また、異方性磁界分布の
半値幅を保磁力で割った商の価が3.2以]であること
が消去特性の保持のために望ましい。
磁性層またはバックコート層に含まれるモース硬度5以
1−の無機粉末としては、金属酸化物、金属炭化物、金
属窒化物等が挙げられるが、中でもα−F e203■
N A1203■% Cr203■XSi02■% T
i02■z Zr02■、SiC■、TiC■、hBN
■、Si3N4■等(例えば■はモース硬度6であるこ
とを示す)がより好ましいものとして列挙される。これ
らの無機粉末については種々の粒径のものが容易に入手
できるので、本発明の上記の知見に沿って適宜選択する
ことができる。
本発明において特にバックコート層に用〜1られるカー
ボンブラックとしては、チャンネルブラック、ファーネ
スブラック、アセチレンブラック、サーマルブラックの
何れでも利用できるが、アセチレンブラックが特に好ま
しい。
また、特開昭61−22424号に開示されているよう
な表面がグラファイト層で包まれたグラファイト化カー
ボンブラックをも使用することができる。
カーボンブラックの市販品の具体例としては、米国キャ
ボット社製のものとして、粒径18mμのブラックパー
ル700.粒径20mμのモーガルL1粒径2’7mμ
のELFTEXpe I ] ets−115、同す−
ガル3001、粒径30m1lのパルカンXC−72、
粒径75maのスターリングNS。
同スターリングR1コロンビアンカーボン社製のものと
しては、粒径13mμのジーベン8000.粒径20m
μのジーベン5250.粒径30mμのジーベン890
、粒径62mμのジーベン450 %粒径70mμのジ
ーベン410、粒径280mμ(0゜28μ)のラーベ
ンMT−Pビーズ、粒径300mμ(0,30μ)のラ
ーベンセバカルブMT−CI。
旭カーボン社製のものとしては、粒径75mμのH8−
500,粒径35mμの#60H,東海カーボン社製の
ものとしては、粒径20mμのジースト5H1オランダ
国アクゾ社製のものとしては、粒径30mμのケッチエ
ンブラックEC1三菱化成社製のものとしては、粒径2
0mμの#4040、粒径23mμの#4330BS、
粒径45mμの#4350BS、粒径80mμの#40
10などが好適なものとして用いることができる。
このように、カーボンブラックは種々の粒径のものが容
易に入手できるので、本発明の上記の知見に沿って、金
属磁性粉末の長軸径との兼ね合いで、設計上適宜選択す
ることができるが、粒径が比較的小さな場合には、その
カーボンブラック自身のストラフチャー形成能力を利用
して、数個の一次粒子が絡まった凝集体を形成させるこ
とが望ましい。この場合には纏まった凝集体があたかも
一個のカーボンブラック粒子の如(機能するからである
これらの無機粉末及びカーボンブラックについて、前記
の粒径の関係を満たすように磁性層及びバックコート層
の塗料中に混入すれば良い。
上記磁性塗膜およびバックコート塗膜に用いられるバイ
ンダ樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、
塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル
−塩化ビニリデン共重合体、塩化とニル−アクリロニト
リル共重合体、塩化ビニル−酢酸とニル−マレイン酸共
重合体などの塩ビ系樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂、
熱硬化性ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノ
キシ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、セルロース誘導
体、エポキシ樹脂またはこれらの混合物が挙げられる。
また、これらの樹脂にカルボン酸、スルホン酸、スルホ
ンmL リン酸、リン酸塩、アミン、アンモニウム塩な
どの親水性極性基を導入して塗膜構成材料としての粉末
粒子の分散性を改善したり、アクリル系の二重結合を導
入して電子線の照射によって硬化するようにしてもよい
。 これら塗膜を形成するための塗料作成に用いる溶媒
としては、エタノール、プロパツール、ブタノールなど
のアルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル
などのエステル類、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、ベンゼン
、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘプタン
、ヘキサン、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素、メ
チレンクロライド、エチレンクロライド、クロロホルム
などの塩素化炭化水素などが挙げられるが、シクロヘキ
サノン−トルエンの混合系溶媒が望まし〜1゜ また、上記塗膜には、他に添加剤として、飽和及び不飽
和の高級脂肪酸、高級脂肪酸アミド、脂肪酸エステル、
晶級アルコール、シリコーンオイル、鉱物油、食用油、
フヅフォイル、などの潤滑剤が使用できる。
このような組成は、所定量をボールミルもしくはサンド
ミルにて分散し、磁気塗料及びバックコート塗料とし、
前記の非磁性支持体上に塗布することによって達成され
る。
塗料の分散に際して、最も注意すべきことの一つは、無
機粉末やカーボンブラックの粒子に余分の力を掛けて、
設計面りに配合されたカーボンブラックの粒径に変化を
与えないように配慮することである。
塗布に際しては、磁性層を先に塗布し乾燥前に磁場配向
を行ない、塗膜の表面平滑化処理を行なって−B巻き取
ってから、裏面にバックコート層を塗布するのが望まし
い。この工程の順序に・ついては特公昭58−2364
7υに詳述されでいる。 磁性層及びバックコート層は
単独でも複数面塗布しでも良く、同時に塗布することも
差し支えない。塗布が完了した磁気記録媒体は、スリヅ
ト装置によって所定のテープ幅に裁断され、通常バック
コート層を内側にして個別のパブに巻かれて、テープカ
セット本体に収容され得る。
磁性塗膜、支員体、バックコート層の合計厚みが14μ
m以下である場合、長手方向の弾性率が幅方向の弾性率
よりも大きく、かつ該幅方向の弾性率の2倍を越えない
ことが望ましい。また、長手方向の弾性率が1000k
g/m♂以上であることが望ましい。磁性塗膜は、また
、直径6エの鋼球を5宮の荷重で押し付けて23台に渡
って走行させたときにも鋼球の摩耗による体積減少量が
20 X 10−’m♂以下となるように規制すること
が好ましい。
長手方向の弾性率を幅方向の弾性率よりも大きくするこ
と、および幅方向の弾性率の2倍を越えないようにする
ことは、適当な支持体選択、磁性粒子の磁場配向による
機械的な制御により達成する(−とができる。また、長
手方向の弾性率を1000kH/m♂以上とすることは
、各塗布膜の結合剤樹脂の硬化条件を適切に選択するこ
とにより達成される。
磁性塗膜の摩耗による体積減少量を20X10−m3以
下となるように規制するには、モース硬度5以上の#”
!粉末を適当量含ませること、表面平滑化処理の条件の
選択、乾燥茶f1の選択などにより達成し得る。
巻芯となるハブには半径方向の強い巻き締め力が印加さ
れるから、テープにカールを生じさせないようにするた
め、そのテープ巻き周面のひげを51zm以内に管理す
ることが望ましい。
このような磁気記録テープはバックコート側が、かかる
テープカセット本体のテープガイド部材と接するこきか
ら、ノイズの低減のためには、テープカセット本体もし
くは少なくともテープガイドの部分は、ABS樹脂を用
いるのが好ましく、また、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ノ・等のモース硬度2〜4の顔料を含ませて、バックコ
ートの損傷を防ぐことが望ましく、カセット本体には更
に静電ノイズ低減のため、カーボンブラック及び及びポ
リオキシエチレンアルキルアミンなどの第四級アンモニ
ウム塩などの帯電防11―剤、エチレンビスステrロア
ミドなどの溶融樹脂流動剤を含まぜるととが好ましい。
このようなカセット本体の装作は通常これらの組成物を
溶融し、射出成形によって金型に鋳込むようにすればよ
い。
以−ヒのように、小型かつ高画質のビデオテープ等で要
求される、中心記録波長が0.8μm以下程度の短波長
記録において、高出力で保存によってノイズが−L昇す
るという現象を可及的に抑制された磁気記録媒体を得る
ことができる。
以下に本発明の詳細を実施例に沿って述べる。
【実施例] 実施例I A、磁性層の作製 保磁力16000 e N飽和磁化量+20emu/g
・長軸径0.18μm1軸比10の、表面にアルミナが
コートされた、鉄を主体としそれぞれ鉄に対して0゜2
wt%のマンガン及び1.0wt%のカルシウムを含有
する強磁性金属鉄粉末100重♀部と、重合度340の
水酸基含有塩化ビニル系樹脂10重量部よ、熱可塑性ポ
リウレタン樹脂7重量部と、粒径O121、t mのア
ルミナ8重7部と、ミリスチン酸2重量部と、粒径0.
8μmのベンガラ(α−Fe203)2重量部と、カー
ボンブラックとして、粒径80mμの三菱化成社製の#
4010を1重量部と、粒径20mμの東海カーボン社
製のジースト5Hを2重量部との混合物を、それぞれ7
0重量部づつのシクロヘキサノンとトルエンとに配合し
た組成物を、ボールミル中で96時間混線分散して、更
に、三官能性ポリイソシアネート化合物5重量部を加え
、撹拌して磁性塗料を作製した。この磁性塗料を厚み1
0μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム
の支持体上に、塗膜の厚さが25μmとなるように塗布
、乾燥、カレンダ処理を行い磁気記録媒体を作製した。
B、バックコート層の作製 一方、カーボンブラックとして粒径20mμの東海カー
ボン社製のジースト5Hを60重量部と、粒径280m
μ(0,28μ)のコロンとアンカーボン社製のジーベ
ンMT−Pビーズを7.5重量部と、粒径0.05μm
の炭酸カルシウム30重量部と、粒径0.1μmのベン
ガラ2.5重量部と、熱可塑性ポリウレタン樹脂45重
量部と、ニトロセルロス40重量部と、三官能性イソシ
アネート架橋剤15重量部とを、330重量部づつのシ
クロヘキサノン及びトルエンに配合し、この組成物をボ
ールミル中で96時間混線分散してバック用塗料を作製
した。これを前記の磁性層塗布した磁気記録媒体の背面
に厚さ1.0μmに塗布乾燥した後、60℃で20時間
キュアした。
この磁気記録媒体の全厚は13.5μmであった。
これを、所定幅に裁断してテープとし、バックコート層
を内側にして、テープ巻周面のひげが0.1μm以内に
加工されたポリオキシメチレン樹脂の射出成形品ででき
たハブに巻いた。
C,カセット本体の作製 一方、電気化学工業社製のABS樹脂NA−1060を
100重量部と、カーボンブラックをフェロシアニンブ
ルーで処理した着色剤23重量部、炭酸カルシウム(粒
径0.5μm)35重量部、ポリオキシエチレンアルキ
ルアミツ12重量部及ヒエチレンビスステアロアミド3
重量部を加え、ヘンシェルミキサーにより110℃で1
分間混練し、220℃で二軸押出し機により押出し加工
してペレット化した。更に前記のABS樹脂1500重
量部とともに、加熱炉で240 ’Cにして溶融し金型
温度30°Cでカセット本体を射出成形した。このカセ
ット本体内に前記ハブ巻きテープを収容して磁気記録媒
体を組み立てた。
実施例2 実施例1のバックコート層作製のためのカーボンブラッ
クとして粒径280mμ(0,28μ)のコロンとアン
カーボン社製のジーベンMT−Pビーズ7.5重量部の
代わりに、同量の粒径300mμ(0,30μ)のジー
ベンセバカルプMT−CIに変更した以外は全て実施例
1と同様にして磁気記録媒体を作製した。
実施例3 実施例1のバックコート層作製のためのカーボンブラッ
クとして粒径280mμ(0,28μ)のコロンとアン
カーボン社製のジーベンMT−Ph’−ズ7.5重量部
の代わりに、同量の粒径80mμの三菱化成社製の#4
010に変更し、更に、バック用塗料を作製において組
成物をボールミル中で96時間混線分散する代わりに、
ボールミル中で22時間混線分散した以外は全て実施例
1と同様にして磁気記録媒体を作製した。ボールミル中
で22時間混線分散した時点で磁性塗料を観察したとこ
ろ、カーボンブラック粒子は平均13個づつストラフチ
ャーを形成して凝集体の径は210mμであった。
実施例4 実施例1のバックコート層作製のためのカーボンブラッ
クとして粒径280mμ(0,28μ)のコロンとアン
カーボン社製のジーベンMT−Pビーズ7.5重量部の
代わりに、同量の粒径80mμの三菱化成社製の#40
10に変更した以外は全て実施例1と同様にして磁気記
録媒体を作製した。ボールミル中で96時間混線分散し
た時点で磁性塗料を観察したところ、カーボンブラック
粒子は殆どストラフチャーを形成しておらず一次粒子の
径は80mμであった。
実施例5 実施例1のバラフコ−)層の作製段階において用いた粒
径071μ■〕のベンガラ2.5重量部に代えて、同量
の粒径0.8μmのベンガラを用いた以夕[は、全て実
施例1と間柱にして磁気記録媒体を作製した。
比較例1 実施例1の磁性層の作製段階において用いた強磁性金属
粉末の代わりに、同量の保磁力16000 e s飽和
磁化量+20 e m u/ g、長軸径0.35μm
軸比10の強磁性金属粉末を用い、実施例1のバックコ
ート層の作製段階において用いた粒径0.IJLmのベ
ンガラ2.5重量部に代えて、同量の粒径0.8μmの
ベンガラを用いた以外は、全て実施例1と同様にして磁
気記録媒体を作製した。
比較例2 実施例1のバックコート層の作製段階においC用いた粒
径0.1μmのベンガラ2.5重量部に代えて、同量の
粒径0.8μmのベンガラを用いるとともに、カーボン
ブラックとして粒径280mμ(0゜28μ)のコロン
ビアンカーボン社製のジーベンMT−Pビーズ7.5重
量部の代わりに、同量の粒径80mμの三菱化成社製の
#4010に変更した以外は、全て実施例1と間柱にし
て磁気記録媒体を作製した。
実施例1の磁気記録媒体について弾1i率を測定したと
ころ、長手方向の弾性率が1100 kg/m♂で、幅
方向の弾性率が700 kg/m +tFであった。ま
た、磁性塗膜に、直径8 mmの鋼球を57の荷重で押
し付けて23昔に渡って走行させたときにも鋼球の摩耗
による体積減少量は、15 X 10 −5mm3であ
った。
さらに、実施例1〜4、比較例1.2の各磁気記録媒体
について、磁性塗膜及びバックコート層の表面平滑性を
触針式表面粗さ計を用い、触針のR=2μm1カットオ
フ0.08 mmの条件で測定し中心線平均粗さで表し
た。印加磁場10KOe測定条件下での角型比、磁性層
の保磁力を測定した。また、7MHzの信号を入力し、
再生したときの6MHzでのノイズレベルについて、ノ
1プ巻き直後と60日保存後とでそれぞれ測定法保存前
後のノイズレベルの変化を実施例1のハブ巻き前後のノ
イズレベルを標準OdBとして、dB単位でノイズ比と
して表した。結果を末尾の表に示す。
これから明らかなように、実施例の磁気記録媒体は、6
0日保存後でもノイズの上昇は殆ど無かった。
これに対し比較例の磁気記録媒体は、保存後にノイズが
上昇した。
【発明の効果] このように、本発明によって得られた磁気記録媒体は、
長期間の保存によってもノイズが上昇することが無く、
短波長記録に適することが明らかである。
特許出願人 日立マクセル株式会社 代表名永井 厚 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 1慟り1 磁竹刀の  バフクコ−1−層の 表面粗さ     表面粗さ −−(μ想χ−−−(μ用戸− 0,0030,00B 0.003   0.008 0.004   0.009 0.004   0.008 0.005   0.01 0.006   0.02 0.005   0.015 角型比 Q、865 0.862 0.862 0.865 0.857 0.83 0.83 磁性層の 保磁力 −ue、、)− ]−505 保存前後の ノイズ比 −(1−坪Σ →−0,8 +1.5 →−2,8 →−2,5 特許出願人 【1立マクセル株式会礼 イ吠者永井 厚

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコート
    層をそれぞれ設けた、中心記録波長が0.8μm以下の
    情報を記録すべき用途に用いられる磁気記録媒体におい
    て、該磁性塗膜が、中心線平均粗さで0.004μm以
    下の表面平滑性及び印加磁場10KOe測定条件下での
    0.85以上の角型比を有し、金属磁性粉末、モース硬
    度5以上の無機粉末をともに含み、該バックコート層が
    、中心線平均粗さで0.01μm以下の表面平滑性を有
    し、該金属磁性粉末の長軸径よりも大きい径を有する一
    次粒子もしくは凝集体のカーボンブラックを含むことを
    特徴とする磁気記録媒体。
  2. (2)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコート
    層をそれぞれ設けた、中心記録波長が0.8μm以下の
    情報を記録すべき用途に用いられる磁気記録媒体におい
    て、該磁性塗膜が、金属磁性粉末、モース硬度5以上の
    無機粉末をともに含み、該バックコート層が、該金属磁
    性粉末の長軸径よりも大きい径を有する一次粒子もしく
    は凝集体のカーボンブラックを含むことを特徴とする磁
    気記録媒体。
  3. (3)支持体の一面に金属磁性粉末、モース硬度5以上
    の無機粉末をともに含む磁性塗膜を、他面に該金属磁性
    粉末の長軸径よりも大きい径を有する一次粒子もしくは
    凝集体のカーボンブラックを含むバックコート層をそれ
    ぞれ設けた、中心記録波長が0.8μm以下の情報を記
    録すべき磁気テープが、ハブの周囲にバックコート層を
    内側にした状態で巻かれ、ABS樹脂とモース硬度2〜
    4の顔料を含むカセット本体に収容されたことを特徴と
    する磁気記録媒体。
  4. (4)支持体の一面に金属磁性粉末、モース硬度5以上
    の無機粉末をともに含む磁性塗膜を、他面に該金属磁性
    粉末の長軸径よりも大きい径を有する一次粒子もしくは
    凝集体のカーボンブラックを含むバックコート層をそれ
    ぞれ設けたことを特徴とする磁気記録媒体。
  5. (5)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコート
    層をそれぞれ設けた、中心記録波長が0.8μm以下の
    情報を記録すべき用途に用いられる磁気記録媒体におい
    て、該磁性塗膜が、中心線平均粗さで0.004μm以
    下の表面平滑性及び印加磁場10KOe測定条件下での
    0.85以上の角型比を有し、金属磁性粉末、モース硬
    度5以上の無機粉末をともに含み、該バックコート層が
    、中心線平均粗さで0.01μm以下の表面平滑性を有
    し、該金属磁性粉末の長軸径よりも小さい粒径のモース
    硬度5以上の無機粉末を含むことを特徴とする磁気記録
    媒体。
  6. (6)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコート
    層をそれぞれ設けた、中心記録波長が0.8μm以下の
    情報を記録すべき用途に用いられる磁気記録媒体におい
    て、該磁性塗膜が、金属磁性粉末、モース硬度5以上の
    無機粉末をともに含み、該バックコート層が、該金属磁
    性粉末の長軸径よりも小さい粒径のモース硬度5以上の
    無機粉末を含むことを特徴とする磁気記録媒体。
  7. (7)支持体の一面に金属磁性粉末、モース硬度5以上
    の無機粉末をともに含む磁性塗膜を、他面に該金属磁性
    粉末の長軸径よりも小さい粒径のモース硬度5以上の無
    機粉末を含むバックコート層をそれぞれ設けた、中心記
    録波長が0.8μm以下の情報を記録すべき磁気テープ
    が、ハブの周囲にバックコート層を内側にした状態で巻
    かれ、ABS樹脂とモース硬度2〜4の顔料を含むカセ
    ット本体に収容されたことを特徴とする磁気記録媒体。
  8. (8)支持体の一面に金属磁性粉末、モース硬度5以上
    の無機粉末をともに含む磁性塗膜を、他面に該金属磁性
    粉末の長軸径よりも小さい粒径のモース硬度5以上の無
    機粉末を含むバックコート層をそれぞれ設けたことを特
    徴とする磁気記録媒体。
  9. (9)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコート
    層をそれぞれ設けた、中心記録波長が0.8μm以下の
    情報を記録すべき用途に用いられる磁気記録媒体におい
    て、該磁性塗膜が、中心線平均粗さで0.004μm以
    下の表面平滑性及び1500Oe以上の保磁力を有し、
    金属磁性粉末、モース硬度5以上の無機粉末をともに含
    み、該バックコート層が、中心線平均粗さで0.01μ
    m以下の表面平滑性を有し、該金属磁性粉末の長軸径よ
    りも大きい径を有する一次粒子もしくは凝集体のカーボ
    ンブラックを含むことを特徴とする磁気記録媒体。
  10. (10)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層をそれぞれ設けた、中心記録波長が0.8μm以下
    の情報を記録すべき用途に用いられる磁気記録媒体にお
    いて、該磁性塗膜が、中心線平均粗さで0.004μm
    以下の表面平滑性及び及び1500Oe以上の保磁力を
    有し、金属磁性粉末、モース硬度5以上の無機粉末をと
    もに含み、該バックコート層が、中心線平均粗さで0.
    01μm以下の表面平滑性を有し、該金属磁性粉末の長
    軸径よりも小さい粒径のモース硬度5以上の無機粉末を
    含むことを特徴とする磁気記録媒体。
  11. (11)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層をそれぞれ設けた磁気記録媒体において、該磁性塗
    膜が、長軸径が0.2μm以下の金属磁性粉末、モース
    硬度5以上の無機粉末をともに含み、該バックコート層
    が、該金属磁性粉末の長軸径よりも大きい径を有する一
    次粒子もしくは凝集体のカーボンブラックを含むことを
    特徴とする磁気記録媒体。
  12. (12)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層をそれぞれ設けた磁気記録媒体において、該磁性塗
    膜が、長軸径が0.2μm以下の金属磁性粉末、モース
    硬度5以上の無機粉末をともに含み、該バックコート層
    が、該金属磁性粉末の長軸径よりも小さい粒径のモース
    硬度5以上の無機粉末を含むことを特徴とする磁気記録
    媒体。
  13. (13)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層をそれぞれ設けた磁気記録媒体において、該磁性塗
    膜が、金属磁性粉末、モース硬度5以上の無機粉末をと
    もに含み、該バックコート層が、該金属磁性粉末の長軸
    径よりも大きい径を有する一次粒子もしくは凝集体のカ
    ーボンブラックを含み、支持体、磁性塗膜、バックコー
    ト層の合計全体の厚みが14μm以下のテープ状である
    ことを特徴とする磁気記録媒体。
  14. (14)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層をそれぞれ設けた磁気記録媒体において、該磁性塗
    膜が、金属磁性粉末、モース硬度5以上の無機粉末をと
    もに含み、該バックコート層が、該金属磁性粉末の長軸
    径よりも小さい粒径のモース硬度5以上の無機粉末を含
    み、支持体、磁性塗膜、バックコート層の合計全体の厚
    みが14μm以下のテープ状であることを特徴とする磁
    気記録媒体。
  15. (15)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層をそれぞれ設けた磁気記録媒体において、該磁性塗
    膜が、鉄を主体としマンガンを鉄に対して0.1重量%
    以上含む金属磁性粉末、モース硬度5以上の無機粉末を
    ともに含み、該バックコート層が、該金属磁性粉末の長
    軸径よりも大きい径を有する一次粒子もしくは凝集体の
    カーボンブラックを含むことを特徴とする磁気記録媒体
  16. (16)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層をそれぞれ設けた磁気記録媒体において、該磁性塗
    膜が、鉄を主体としマンガンを鉄に対して0.1重量%
    以上含む金属磁性粉末、モース硬度5以上の無機粉末を
    ともに含み、該バックコート層が、該金属磁性粉末の長
    軸径よりも小さい粒径のモース硬度5以上の無機粉末を
    含むことを特徴とする磁気記録媒体。
  17. (17)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層をそれぞれ設けた磁気記録媒体において、該磁性塗
    膜が、鉄を主体としマンガンおよびアルカリ土類金属を
    含む金属磁性粉末、モース硬度5以上の無機粉末をとも
    に含み、該バックコート層が、該金属磁性粉末の長軸径
    よりも大きい径を有する一次粒子もしくは凝集体のカー
    ボンブラックを含むことを特徴とする磁気記録媒体。
  18. (18)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層をそれぞれ設けた磁気記録媒体において、該磁性塗
    膜が、鉄を主体としマンガンおよびアルカリ土類金属を
    含む金属磁性粉末、モース硬度5以上の無機粉末をとも
    に含み、該バックコート層が、該金属磁性粉末の長軸径
    よりも小さい粒径のモース硬度5以上の無機粉末を含む
    ことを特徴とする磁気記録媒体。
  19. (19)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層をそれぞれ設けた磁気記録媒体において、該磁性塗
    膜が、鉄を主体としマンガンおよびアルカリ土類金属を
    含む金属磁性粉末、モース硬度5以上の無機粉末をとも
    に含み、該バックコート層が、該金属磁性粉末の長軸径
    よりも大きい径を有する一次粒子もしくは凝集体のカー
    ボンブラックを含み中心線平均粗さで表した表面平滑性
    が、金属磁性粉末の長軸径よりも小さいことを特徴とす
    る磁気記録媒体。
  20. (20)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層をそれぞれ設けた磁気記録媒体において、該磁性塗
    膜が、鉄を主体としマンガンおよびアルカリ土類金属を
    含む金属磁性粉末、モース硬度5以上の無機粉末をとも
    に含み、該バックコート層が、該金属磁性粉末の長軸径
    よりも小さい粒径のモース硬度5以上の無機粉末を含み
    中心線平均粗さで表した表面平滑性が、金属磁性粉末の
    長軸径よりも小さいことを特徴とする磁気記録媒体。
  21. (21)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層を設けた磁気記録媒体において、該磁性塗膜が、金
    属磁性粉末を含み、該バックコート層が、該金属磁性粉
    末の長軸径よりも大きい径を有する一次粒子もしくは凝
    集体のカーボンブラックを含み、中心線平均粗さで表し
    た表面平滑性が、金属磁性粉末の長軸径よりも小さく、
    磁性塗膜、支持体、バックコート層の合計厚みが14μ
    m以下のテープ状であることを特徴とする磁気記録媒体
  22. (22)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層を設けた磁気記録媒体において、該磁性塗膜が、金
    属磁性粉末を含み、該バックコート層が、該金属磁性粉
    末の長軸径よりも小さい粒径のモース硬度5以上の無機
    粉末を含み中心線平均粗さで表した表面平滑性が、金属
    磁性粉末の長軸径よりも小さく、磁性塗膜、支持体、バ
    ックコート層の合計厚みが14μm以下のテープ状であ
    ることを特徴とする磁気記録媒体。
  23. (23)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層を設けた磁気記録媒体において、該磁性塗膜が金属
    磁性粉末を含み、該バックコート層がモース硬度5以上
    の無機粉末を含み、磁性塗膜、支持体、バックコート層
    の合計厚みが14μm以下で、長手方向の弾性率が幅方
    向の弾性率よりも大きく、かつ該幅方向の弾性率の2倍
    を越えないテープ状であることを特徴とする磁気記録媒
    体。
  24. (24)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層を設けた磁気記録媒体において、該磁性塗膜が金属
    磁性粉末を含み、該バックコート層がモース硬度5以上
    の無機粉末を含み、磁性塗膜、支持体、バックコート層
    の合計厚みが14μm以下であり、長手方向の弾性率が
    1000kg/mm^2以上のテープ状であることを特
    徴とする磁気記録媒体。
  25. (25)支持体の一面に磁性塗膜を、他面にバックコー
    ト層を設けた磁気記録媒体において、該磁性塗膜が金属
    磁性粉末を含み、直径6mmの鋼球を5グラムの荷重で
    押し付けて23メートルに渡って走行させたときのの鋼
    球の摩耗による体積減少量が20×10^−^5mm^
    3以下であり、該バックコート層がモース硬度5以上の
    無機粉末を含み、磁性塗膜、支持体、バックコート層の
    合計厚みが14μm以下のテープ状であることを特徴と
    する磁気記録媒体。
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