JPS63167124A - 摺動装置 - Google Patents
摺動装置Info
- Publication number
- JPS63167124A JPS63167124A JP31306086A JP31306086A JPS63167124A JP S63167124 A JPS63167124 A JP S63167124A JP 31306086 A JP31306086 A JP 31306086A JP 31306086 A JP31306086 A JP 31306086A JP S63167124 A JPS63167124 A JP S63167124A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solid lubricant
- ceramic
- sliding
- sliding device
- composite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 claims abstract description 44
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims abstract description 39
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims abstract description 26
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims abstract description 20
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 claims abstract description 14
- 239000010439 graphite Substances 0.000 claims abstract description 14
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 10
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 27
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 17
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 16
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 claims description 12
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 claims description 7
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 7
- UONOETXJSWQNOL-UHFFFAOYSA-N tungsten carbide Chemical compound [W+]#[C-] UONOETXJSWQNOL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- QDOXWKRWXJOMAK-UHFFFAOYSA-N dichromium trioxide Chemical compound O=[Cr]O[Cr]=O QDOXWKRWXJOMAK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 claims 1
- 229910000897 Babbitt (metal) Inorganic materials 0.000 abstract description 14
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 4
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 abstract description 2
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 abstract 2
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 abstract 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 12
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 12
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 6
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 5
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 5
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N Boron nitride Chemical compound N#B PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- WGLPBDUCMAPZCE-UHFFFAOYSA-N Trioxochromium Chemical compound O=[Cr](=O)=O WGLPBDUCMAPZCE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910000423 chromium oxide Inorganic materials 0.000 description 4
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 3
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 3
- 229910052582 BN Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 1
- 239000011651 chromium Substances 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000008187 granular material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、セラミックス−固体潤滑剤複合材を用いた摺
動装置に関する。
動装置に関する。
[従来技術]
従来、無rA滑状態で使用される摺動装置としては、金
属をベースに固体潤滑剤複合材を埋設したり複合分散し
たものが用いられてきた。しかし、これらの摺動装置は
、高荷重にはかなりの耐力があるものの、高速での使用
には向かず、また、高温になれば金属ベース故にサビな
どの変質の恐れがあり、摺動部材間の低摩擦係数の維持
が難しいという欠点があった。
属をベースに固体潤滑剤複合材を埋設したり複合分散し
たものが用いられてきた。しかし、これらの摺動装置は
、高荷重にはかなりの耐力があるものの、高速での使用
には向かず、また、高温になれば金属ベース故にサビな
どの変質の恐れがあり、摺動部材間の低摩擦係数の維持
が難しいという欠点があった。
そこで、その欠点を解消すべく特開昭58−10406
2号公報および特開昭59−2O8219号公報には、
金属よりも耐摩耗性・耐食性などの点で優れたセラミッ
クスをベースに用いた装置が提案されている。
2号公報および特開昭59−2O8219号公報には、
金属よりも耐摩耗性・耐食性などの点で優れたセラミッ
クスをベースに用いた装置が提案されている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、特開昭59−2O8219号公報に提案された
装置においては、セラミック焼結体中にあらかじめ開け
られた穴に、後からカーボンおよびテフロン樹脂系の固
体潤滑剤粉末を埋設するため、セラミックスと固体潤滑
剤との結合強度に問題があり、製造工程も煩雑であった
。また、特開昭58−104062号公報に提案された
装置においては、セラミックス−固体潤滑剤複合材が用
いられているが、そのセラミックマトリクス相と固体潤
滑耐相との親和性を考慮に入れていないため、摺動中に
境界層近傍のマトリクス粒子の脱落や固体潤滑耐相のマ
クロ的脱落を起こす可能性が高いといった欠点を有して
いた。
装置においては、セラミック焼結体中にあらかじめ開け
られた穴に、後からカーボンおよびテフロン樹脂系の固
体潤滑剤粉末を埋設するため、セラミックスと固体潤滑
剤との結合強度に問題があり、製造工程も煩雑であった
。また、特開昭58−104062号公報に提案された
装置においては、セラミックス−固体潤滑剤複合材が用
いられているが、そのセラミックマトリクス相と固体潤
滑耐相との親和性を考慮に入れていないため、摺動中に
境界層近傍のマトリクス粒子の脱落や固体潤滑耐相のマ
クロ的脱落を起こす可能性が高いといった欠点を有して
いた。
[発明の目的]
本発明は、このような従来の欠点を解消するために成さ
れたものであって、その目的は、高速・高荷重・無潤滑
状態で使用可能な摺動装置を提供することにある。
れたものであって、その目的は、高速・高荷重・無潤滑
状態で使用可能な摺動装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
前述の目的を達成するために、本発明は、一方が他方に
対して相対的に移動可能に摺接された一対の摺動部材か
ら成る摺動装置において、少なくとも一方の摺動部材を
、共通の元素を含むセラミックマトリクス相と固体潤滑
耐相とから成るセラミックス−固体潤滑剤複合材で形成
することを特徴とする。
対して相対的に移動可能に摺接された一対の摺動部材か
ら成る摺動装置において、少なくとも一方の摺動部材を
、共通の元素を含むセラミックマトリクス相と固体潤滑
耐相とから成るセラミックス−固体潤滑剤複合材で形成
することを特徴とする。
し作用コ
共通の元素を含むマトリクス形成セラミックスと固体潤
滑剤とを組合わせることにより、セラミックマトリクス
相と固体潤滑耐相との親和性を高くでき、摺動中に境界
層近傍のマトリクス粒子の脱落や固体潤滑耐相のマクロ
的脱落を起こすことがなくなる。
滑剤とを組合わせることにより、セラミックマトリクス
相と固体潤滑耐相との親和性を高くでき、摺動中に境界
層近傍のマトリクス粒子の脱落や固体潤滑耐相のマクロ
的脱落を起こすことがなくなる。
[実施例]
本発明の実施例について、図面を参照して以下に説明す
る。
る。
第1図は、本発明の第1の実施例を示す回転軸受装置の
断面図である。ハウジング11の内部には、軸受メタル
10が圧入、焼きばめ、接着、ロー付けなどの方法によ
り嵌合されており、軸受メタル10の内面には軸12が
回転可能に支持されている。軸受メタル10は、マトリ
クス形成セラミックスとして炭化珪素(S i C)
、固体潤滑剤として同じ炭素系のグラファイト(C)を
用いた炭化珪素(Sin)−グラファイト(C)複合材
により形成されている。このように構成することにより
、グラファイト(C)による潤滑作用のため無潤滑状態
での運転が可能であり、また、セラミックスをベースに
用いているため耐熱性・耐摩耗性に優れている。
断面図である。ハウジング11の内部には、軸受メタル
10が圧入、焼きばめ、接着、ロー付けなどの方法によ
り嵌合されており、軸受メタル10の内面には軸12が
回転可能に支持されている。軸受メタル10は、マトリ
クス形成セラミックスとして炭化珪素(S i C)
、固体潤滑剤として同じ炭素系のグラファイト(C)を
用いた炭化珪素(Sin)−グラファイト(C)複合材
により形成されている。このように構成することにより
、グラファイト(C)による潤滑作用のため無潤滑状態
での運転が可能であり、また、セラミックスをベースに
用いているため耐熱性・耐摩耗性に優れている。
第1表は、マトリクス形成セラミックスと固体潤滑剤と
の組合わせに対する、人感式摩耗試験機による摩耗実験
の結果を示している。第1表から明らかなように、炭化
珪素(SiC)マトリクスに対する固体潤滑剤としては
、共通の炭素(C)を含んだグラファイト(C)が良好
である。なお、第1の実施例においては軸受メタル10
が第1表中のプレートに相当し、軸12がリングに相当
する。
の組合わせに対する、人感式摩耗試験機による摩耗実験
の結果を示している。第1表から明らかなように、炭化
珪素(SiC)マトリクスに対する固体潤滑剤としては
、共通の炭素(C)を含んだグラファイト(C)が良好
である。なお、第1の実施例においては軸受メタル10
が第1表中のプレートに相当し、軸12がリングに相当
する。
第1表
実験条件:無潤滑、摺動速度4.3m/secリングに
は5GD3 (みがき棒鋼用 一般鋼材)が使用され、その表面に は耐摩耗性硬質被膜が形成されてい ない。
は5GD3 (みがき棒鋼用 一般鋼材)が使用され、その表面に は耐摩耗性硬質被膜が形成されてい ない。
また、第1の実施例では、製造工程において、本出願人
が先に出願した特願昭61−153630号の明細書に
記載した独自の処理を施したセラミックス−固体潤滑剤
複合材を使用している。その独自の処理とは、固体潤滑
剤を適当な添加物とともに造粒し、別に造粒されたマト
リクス形成セラミック粉と均一混合したものを成形用粉
末として用いることである。この処理により、境界層近
傍のマトリクス相粒子と潤滑剤相粒子とが互いに強く結
合し、ミクロ的には、境界層は相互拡散により、マトリ
クス相から潤滑剤相に徐々に変化する状態となっており
、マトリクス相が潤滑剤相を強力に保持することとなる
。
が先に出願した特願昭61−153630号の明細書に
記載した独自の処理を施したセラミックス−固体潤滑剤
複合材を使用している。その独自の処理とは、固体潤滑
剤を適当な添加物とともに造粒し、別に造粒されたマト
リクス形成セラミック粉と均一混合したものを成形用粉
末として用いることである。この処理により、境界層近
傍のマトリクス相粒子と潤滑剤相粒子とが互いに強く結
合し、ミクロ的には、境界層は相互拡散により、マトリ
クス相から潤滑剤相に徐々に変化する状態となっており
、マトリクス相が潤滑剤相を強力に保持することとなる
。
第2図は、第1図と略同様に構成された第2の実施例を
示す回転軸受装置の断面図であり、軸受メタル10の内
面に対し摺動する軸12の摺接面には、酸化クロム(C
rz(h)系セラミック溶射被膜13が形成されている
。
示す回転軸受装置の断面図であり、軸受メタル10の内
面に対し摺動する軸12の摺接面には、酸化クロム(C
rz(h)系セラミック溶射被膜13が形成されている
。
第2表はセラミックス−固体潤滑剤複合材と耐摩耗性硬
質被膜との組合わせに対する、人感式摩耗試験機による
摩耗実験の結果を示している。第2表から明らかなよう
辷、炭化珪素(S i C) −グラファイト(C)複
合材に対しては、酸化クロム(CrtO3)系セラミツ
少溶射被膜が良好であり、被膜を形成しない場合に比べ
て低摩擦性・耐摩耗性が一層向上され、無潤滑状態にも
ががわらず、5m/SeG以上の高速運転が可能となる
。
質被膜との組合わせに対する、人感式摩耗試験機による
摩耗実験の結果を示している。第2表から明らかなよう
辷、炭化珪素(S i C) −グラファイト(C)複
合材に対しては、酸化クロム(CrtO3)系セラミツ
少溶射被膜が良好であり、被膜を形成しない場合に比べ
て低摩擦性・耐摩耗性が一層向上され、無潤滑状態にも
ががわらず、5m/SeG以上の高速運転が可能となる
。
なお、第2の実施例においては軸受メタル10が第2表
中のプレートに相当し、軸12が第2表中のリングに相
当する。
中のプレートに相当し、軸12が第2表中のリングに相
当する。
第2表
実験条件:無潤滑摺動部位 4.3m/sec第3図は
、第3の実施例を示すスラスト軸受装置の断面図である
。ハウジング21の内部に嵌合された軸受メタル2Oに
よって、軸22が軸受メタル2Qの内面に対し軸方向に
摺動可能に支持されている。軸受メタル2Oは、炭化珪
素(S i C)−グラファイト(C)複合材により形
成され、軸22の摺接面には酸化クロム(Cr2O3)
系セラミック溶射被膜23が形成されている。
、第3の実施例を示すスラスト軸受装置の断面図である
。ハウジング21の内部に嵌合された軸受メタル2Oに
よって、軸22が軸受メタル2Qの内面に対し軸方向に
摺動可能に支持されている。軸受メタル2Oは、炭化珪
素(S i C)−グラファイト(C)複合材により形
成され、軸22の摺接面には酸化クロム(Cr2O3)
系セラミック溶射被膜23が形成されている。
第4図は、第4の実施例を示すテーブルスライド装置の
断面図である。ベッド32の上面にはテーブル31が摺
動可能に配置され、そのテーブル31のベッド32との
摺動部には摺動プレート30が取付けられている。その
摺動プレート30は、マトリクス形成セラミックスとし
て窒化珪素(S!31’La)、固体潤滑剤として同じ
窒素系の窒化硼素(BN)を用いた窒化珪素(Si3N
4)−窒化硼素(BN>複合材により形成されており、
ベッド32の1習接面にはタングステンカ−バイド(W
C)系超硬合金溶射被膜33が形成されている。
断面図である。ベッド32の上面にはテーブル31が摺
動可能に配置され、そのテーブル31のベッド32との
摺動部には摺動プレート30が取付けられている。その
摺動プレート30は、マトリクス形成セラミックスとし
て窒化珪素(S!31’La)、固体潤滑剤として同じ
窒素系の窒化硼素(BN)を用いた窒化珪素(Si3N
4)−窒化硼素(BN>複合材により形成されており、
ベッド32の1習接面にはタングステンカ−バイド(W
C)系超硬合金溶射被膜33が形成されている。
このように構成することにより、前記第1表から明らか
なように、窒化珪素(S!aNt>マトリクスに対する
固体rR潤滑剤しては、共通の窒素(N>を含んだ窒化
硼素(BN)が良好であり、また、前記第2表から明ら
かなように、窒化珪素(S!3N4)−窒化硼素(BN
)複合材に対しては、タングステンカ−バイド(WC)
系超硬合金溶射被膜が良好である。なお、第4の実施例
においては摺動プレート30が第1表および第2表中の
プレートに相当し、ベッド32が第2表中のリングに相
当する。
なように、窒化珪素(S!aNt>マトリクスに対する
固体rR潤滑剤しては、共通の窒素(N>を含んだ窒化
硼素(BN)が良好であり、また、前記第2表から明ら
かなように、窒化珪素(S!3N4)−窒化硼素(BN
)複合材に対しては、タングステンカ−バイド(WC)
系超硬合金溶射被膜が良好である。なお、第4の実施例
においては摺動プレート30が第1表および第2表中の
プレートに相当し、ベッド32が第2表中のリングに相
当する。
以上の実施例からもわかるように、本発明は、各種装置
のあらゆる無潤滑摺動部位に対して応用可能であること
は云うまでもない。
のあらゆる無潤滑摺動部位に対して応用可能であること
は云うまでもない。
更に第5図は、前記第2および第3の実施例の軸受装置
が適用されたミシンの概略図である。上軸メタル50お
よび上軸51は、前記第2の実施例の回転軸受装置にお
ける軸受メタル10および軸12と略同様に構成され、
針棒メタル53a。
が適用されたミシンの概略図である。上軸メタル50お
よび上軸51は、前記第2の実施例の回転軸受装置にお
ける軸受メタル10および軸12と略同様に構成され、
針棒メタル53a。
53bおよび針棒54は、前記第3の実施例のスラスト
軸受装置における軸受メタル2Oおよび軸22と略同様
に構成されている。より詳細に説明すると、上軸メタル
50の内面には上軸51が回転可能に支持されており、
上軸メタル50は炭化珪素(SiC)−グラファイト(
C)複合材により形成され、上軸メタル50の内面に対
し摺動する上軸51の摺接面には、酸化クロム(Cr2
O3)系セラミック溶射被膜52が形成されている。ま
た、針棒メタル53a、53bの内面には針棒54が軸
方向に摺動可能に支持されており、針棒メタル53a、
53bは炭化珪素(SiC)−グラファイト(C)複合
材により形成され、針棒メタル53a、53bの内面に
対し摺動する針棒54の摺接面には、酸化クロム(Cr
’2O3)系セラミック溶射被膜55a、55bが形成
されている。
軸受装置における軸受メタル2Oおよび軸22と略同様
に構成されている。より詳細に説明すると、上軸メタル
50の内面には上軸51が回転可能に支持されており、
上軸メタル50は炭化珪素(SiC)−グラファイト(
C)複合材により形成され、上軸メタル50の内面に対
し摺動する上軸51の摺接面には、酸化クロム(Cr2
O3)系セラミック溶射被膜52が形成されている。ま
た、針棒メタル53a、53bの内面には針棒54が軸
方向に摺動可能に支持されており、針棒メタル53a、
53bは炭化珪素(SiC)−グラファイト(C)複合
材により形成され、針棒メタル53a、53bの内面に
対し摺動する針棒54の摺接面には、酸化クロム(Cr
’2O3)系セラミック溶射被膜55a、55bが形成
されている。
このように、ミシンに本発明の実施例である軸受装置を
適用することにより、無潤滑状態での高速運転が可能と
なり、かつ給油機構を必要としないため構造を簡素化で
きるという利点を生ずる。
適用することにより、無潤滑状態での高速運転が可能と
なり、かつ給油機構を必要としないため構造を簡素化で
きるという利点を生ずる。
また、潤滑油を使用しないので、潤滑油の漏れ。
飛散による加工布の汚損を招く恐れがない。
[発明の効果]
本発明によれば以上詳述したように、摺動装置において
その摺動部材に、共通の元素を含むセラミックマトリマ
クス相と固体潤滑剤層とから成るセラミックス−固体潤
滑剤複合材を用いることにより、セラミックマトリクス
相との親和性が高く、摺動中に境界層近傍のマトリクス
粒子の脱落や固体潤滑剤層のマクロ的脱落を起こすこと
なく、高速・高荷重・無&l滑状態での使用が可能とな
る。
その摺動部材に、共通の元素を含むセラミックマトリマ
クス相と固体潤滑剤層とから成るセラミックス−固体潤
滑剤複合材を用いることにより、セラミックマトリクス
相との親和性が高く、摺動中に境界層近傍のマトリクス
粒子の脱落や固体潤滑剤層のマクロ的脱落を起こすこと
なく、高速・高荷重・無&l滑状態での使用が可能とな
る。
更に、本発明の実tM態様においては、一方の摺動部材
をセラミックス−固体潤滑剤複合材で形成し、他方の摺
動部材の摺接面に耐摩耗性硬質被膜を形成することによ
り、耐熱性・耐摩耗性・低摩擦性等の摺動特性を一層向
上させ、万一、摺動部の固体潤滑剤が消耗した場合にも
焼き付くことがない等の効果を有するものである。
をセラミックス−固体潤滑剤複合材で形成し、他方の摺
動部材の摺接面に耐摩耗性硬質被膜を形成することによ
り、耐熱性・耐摩耗性・低摩擦性等の摺動特性を一層向
上させ、万一、摺動部の固体潤滑剤が消耗した場合にも
焼き付くことがない等の効果を有するものである。
第1図は本発明の第1の実施例である回転軸受装置の断
面図、第2図は第2の実施例である回転軸受装置の断面
図、第3図は第3の実施例であるスラスト軸受装置の断
面図、第4図は第4の実施例であるテーブルスライド装
置の断面図、第5図は第2および第3の実施例の軸受装
置が適用されたミシンの概略図である。 10.2O:軸受メタル 11.21:ハウジング 12.22:軸 13.23:溶射被膜 30;摺動プレート 31:テーブル 32:ベッド 33:溶射被膜 50:上軸メタル 51:上軸 52.55a、55b:溶射被膜 53a、53b:針棒メタル 54:針棒
面図、第2図は第2の実施例である回転軸受装置の断面
図、第3図は第3の実施例であるスラスト軸受装置の断
面図、第4図は第4の実施例であるテーブルスライド装
置の断面図、第5図は第2および第3の実施例の軸受装
置が適用されたミシンの概略図である。 10.2O:軸受メタル 11.21:ハウジング 12.22:軸 13.23:溶射被膜 30;摺動プレート 31:テーブル 32:ベッド 33:溶射被膜 50:上軸メタル 51:上軸 52.55a、55b:溶射被膜 53a、53b:針棒メタル 54:針棒
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一方が他方に対して相対的に移動可能に摺接された
一対の摺動部材から成る摺動装置であって、少なくとも
一方の摺動部材を、共通の元素を含むセラミックマトリ
クス相と固体潤滑剤相とから成るセラミックス−固体潤
滑剤複合材で形成したことを特徴とする摺動装置。 2、前記セラミックス−固体潤滑剤複合材は、そのセラ
ミックマトリクス相および固体潤滑剤相がともに窒化物
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の摺
動装置。 3、前記セラミックス−固体潤滑剤複合材は、窒化珪素
(Si_3N_4)−窒化硼素(BN)複合材であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の摺動装置。 4、前記セラミックス−固体潤滑剤複合材は、そのセラ
ミックマトリクス相が炭化物であり、固体潤滑剤相がグ
ラファイト又は、炭化物であることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の摺動装置。 5、前記セラミックス−固体潤滑剤複合材は、炭化珪素
(SiC)−グラファイト(C)複合材であることを特
徴とする特許請求の範囲第4項記載の摺動装置。 6、一方の摺動部材をセラミックス−固体潤滑剤複合材
で形成し、他方の摺動部材の摺接面には、耐摩耗性硬質
被膜を形成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の摺動装置。 7、前記耐摩耗性硬質被膜は、タングステンカ−バイド
(WC)系超硬合金溶射被膜であることを特徴とする特
許請求の範囲第6項記載の摺動装置。 8、前記耐摩耗性硬質被膜は、酸化クロム (Cr_2O_3)系セラミック溶射被膜であることを
特徴とする特許請求の範囲第6項記載の摺動装置。 9、前記セラミックス−固体潤滑剤複合材は、窒化珪素
(Si_3N_4)−窒化硼素(BN)複合材であり、
前記耐摩耗性硬質被膜は、タングステンカ−バイド(W
C)系超硬合金溶射被膜であることを特徴とする特許請
求の範囲第6項記載の摺動装置。 10、前記セラミックス−固体潤滑剤複合材は、炭化珪
素(SiC)−グラファイト(C)複合材であり、前記
耐摩耗性硬質被膜は、酸化クロム(Cr_2O_3)系
セラミック溶射被膜であることを特徴とする特許請求の
範囲第6項記載の摺動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31306086A JPS63167124A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 摺動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31306086A JPS63167124A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 摺動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63167124A true JPS63167124A (ja) | 1988-07-11 |
Family
ID=18036728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31306086A Pending JPS63167124A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 摺動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63167124A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6469820A (en) * | 1987-09-11 | 1989-03-15 | Isuzu Motors Ltd | Low friction structure |
US5088427A (en) * | 1989-04-26 | 1992-02-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Relatively sliding arrangement for use in sewing machine |
US5102239A (en) * | 1989-02-02 | 1992-04-07 | Wing Highcera Co., Ltd. | Ceramic bearing |
-
1986
- 1986-12-26 JP JP31306086A patent/JPS63167124A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6469820A (en) * | 1987-09-11 | 1989-03-15 | Isuzu Motors Ltd | Low friction structure |
US5102239A (en) * | 1989-02-02 | 1992-04-07 | Wing Highcera Co., Ltd. | Ceramic bearing |
US5088427A (en) * | 1989-04-26 | 1992-02-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Relatively sliding arrangement for use in sewing machine |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Bitterlich et al. | SiAlON based ceramic cutting tools | |
US5322735A (en) | Roller body, method of its manufacture, and of roller or plain bearings | |
WO2012067378A2 (ko) | 윤활 특성이 향상된 슬라이딩 베어링 | |
WO2010047544A2 (ko) | 내마모성이 향상된 슬라이딩 베어링 및 그 제조방법 | |
JP2001516857A (ja) | コーティングされているころがり軸受 | |
JP2006170445A (ja) | 対応体としての少なくとも1つの第1の摩擦体を備えた摩擦対偶 | |
JP3682065B2 (ja) | 耐摩擦性の同期リング | |
Jianxin | Friction and wear behaviour of Al2O3/TiB2/SiCw ceramic composites at temperatures up to 800 C | |
JP2529077B2 (ja) | 乾燥式ガス密封装置 | |
JPS63167124A (ja) | 摺動装置 | |
JPS59145346A (ja) | 内燃機関用ピストンリング | |
JPH0645862B2 (ja) | セラミツク溶射層の形成方法 | |
JP2001026792A5 (ja) | ||
US4983468A (en) | Metallic slide members to be used with ceramic slide members and sliding assemblies using the same | |
Westergård et al. | Sliding wear and friction of Si3N4-SiC-based ceramic composites containing hexagonal boron nitride | |
JPS62270481A (ja) | 摺動材用セラミツクス | |
JPH0285519A (ja) | 摺動構造 | |
EP0252728B1 (en) | Metallic slide members to be used with ceramic slide members and sliding assemblies using the same | |
JPH0988961A (ja) | 摺動部材 | |
JP3861522B2 (ja) | 低摩擦セラミツクスの製造方法 | |
JP3513273B2 (ja) | 気体軸受けユニット | |
JP3389414B2 (ja) | 摺動装置 | |
JPS63266210A (ja) | 摺動装置 | |
JPH04191343A (ja) | 自己潤滑摺動材料 | |
Wani | Fretting wear of SiAlON ceramic |