JPS63166570A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPS63166570A
JPS63166570A JP31265586A JP31265586A JPS63166570A JP S63166570 A JPS63166570 A JP S63166570A JP 31265586 A JP31265586 A JP 31265586A JP 31265586 A JP31265586 A JP 31265586A JP S63166570 A JPS63166570 A JP S63166570A
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弘文 平野
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明彦 鋤柄
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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    • B41J25/304Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J23/00Power drives for actions or mechanisms
    • B41J23/02Mechanical power drives
    • B41J23/025Mechanical power drives using a single or common power source for two or more functions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/26Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling
    • B41J29/36Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling for cancelling or correcting errors by overprinting

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  • Common Mechanisms (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の産業上の利用分野〕 本発明は、例えば電子タイプライタ−、ファクシミリ装
置、パーソナルコンピュータ、あるいはワードプロセッ
サー等に用いられるプリンタに関するものであり、例え
ば所謂セルフコレクションリホン、2色リボンあるいは
単色リボン等のインクシートの特性に応じてインクシー
トの搬送経路を変更可能なプリンタに関するものである
〔従来技術及び発明が解決しようとする問題〕従来用い
られているプリンタは、例えば所謂セルフコレクション
リボン、2色リボンあるいは単色リボン等のインクシー
トの特性に応じてインクシートの搬送経路を記録工程の
任意の時点で変更できるものは知られていなかった。
そこで従来プリンタでは、インクシートの特性を十分に
発揮することが難しかったり、あるいは記録スピードが
低下してしまうという問題点を有していた。
〔問題点を解消するための手段〕
前記問題点を解消するための本発明は、インクを有する
インクシートを用いて、記録シートに記録を行うプリン
タにおいて、インクシートを加熱するための記録ヘッド
と、前記記録ヘッドの作用位置に対して、前記インクシ
ートを供給するためのインクシート供給手段と、前記記
録ヘッドに対して、前記インクシートの搬送方向下流側
に設けられた、前記インクシートの搬送経路を変更する
ために前記インクシートを押圧可能な押圧部材と、前記
押圧部材を押圧作用位置と、前記押圧作用位置から退避
するための退避位置との間を、記録工程任意の時点で変
位させることのできる押圧部材駆動手段と、を有するこ
とを特徴をするものである。
〔実施例〕
以下図面を用いて、本発明の一実施例について説明する
第1図は、本発明の一実施例を示す全体斜視図である。
本実施例のプリンタは、後述する様に所謂セルフコレク
ション用インクリボンカセット・2色リボン用カセット
及び通常の単色印字用インクリボンを装填可能で、装着
されたリボンの特性を十分に発揮させて、単色記録・複
数色記録及び該記録修正を行うことができる。図におい
て、lはベースであり、左側板101・右側板102及
びギヤ受は板103を有している。この左側板101に
は、後述するスプリングやギヤを保持するための軸20
1a・1O1b−1O1cが立設している。さらにギヤ
受は板103には、後述するベベルギヤの軸を保持する
ためのガイド穴103aが設けられている。またベース
lの手前側には、フレキシブルケーブル(以下フレキと
略す)を保持するための溝部104a・104b・10
4cが設けられている。さらにベース底板105には、
ガイドレール105aが全幅に亘って設けられている。
また、2はラックで前記ベースlの所定の位置に印字桁
方向(記録方向)に沿って設けられており、後述するキ
ャリアのラックピニオンが印字中に噛合する。ラック歯
2a・・・が所定のピッチで複数個並んでいる前記ラッ
ク歯2aは、前記ラック2の歯厚のうち、下部の1部を
占めるように形成される。前記ラック歯2aの左端には
、前記ラック2の垂直方向全幅にわたって、ストップ歯
2bが一歯設けられている。さらに、このストップ歯2
bから1歯分の間隔を置いて、スタート歯2Cがラック
歯2aの上部分に対応する位置に所定の幅をもって設け
られている。また前記ラック2には、後述するキャリア
をガイドするため上部ガイド面2d、及び下部ガイド面
2eが設けられている。さらに3はペーパーパンで、前
記ベース1と一体に形成されており、後述するピンチロ
ーラ−が入り込む角穴3aが所定の位置に2箇所(1箇
所図示せず)開けられている。
サラに4はペーパーフィードローラー(以下PFローラ
ーと略す)で、円盤状の紙ガイド4aと十字型をしたク
ロスプレート4bとが交互になるようになっており、ポ
リカーボネイトやABS等のプラスチック材料で一体に
形成される。このローラ4の両端には、ガイド軸4C・
4dが同様に一体に形成されており、前記左側板101
及び右側板102に回転自在に支持される。また5はペ
ーパーフィードゴムローラ(以下PFゴムローラと略す
)で、前記RFローラ4と間隙をあけて所定の位置に設
けられており、その周面にはゴムが巻き付けられている
。本実施例では、このRFゴムローラ5は4箇所(2箇
所は図示せず)設けられている。
すなわち本実施例は、ガイド軸4C・4d及び円盤状の
紙ガイド板4a及びPFクローラを一体成形して、PF
クローラの周面にはゴムを被覆して高摩擦として用紙S
の搬送力を高めている。またガイド板4aは低摩擦で用
紙3Sをガイドしている。ここで、ガイド板4aの径は
PFクローラ径よりも僅かに小さくしであるが同サイズ
でも良い。
さらに6はプラテンホルダーで、前記左側板101と右
側板102との間に保持されており、前述したPFクロ
ーラのガイド板4aとPFゴムローラ5と対向する位置
には、溝6aが夫々設けられている。また、搬送されて
いる用紙Sの先端をガイドするために、PFクローラ及
びPFゴムローラ5の隙間に対向するホルダー6の下部
凸状に曲げ部6bが形成されている。即ち、このホルダ
ー6の下方先端6bは、PFクローラ及びPFゴムロー
ラ5の間隙において、このローラ4・5の外周面より内
側へ侵入しており(断面方向に見て)、搬送されている
用紙が間隙内へ誤って侵入してしまうのを防止する。ま
た紙ガイド板4a及びPFクローラは円盤状でなくても
、円弧部を有していれば、第21図に示す様な形状であ
っても良い。
一部プラテンホルダー6の前面即ち後述する印字ヘッド
と対向する位置には、印字・桁方向に沿って、発泡ウレ
タン等の弾性と断熱効果のあるシートよりなるプラテン
7が貼付されている。このプラテン7によって、印字ヘ
ッドによる記録時に用紙を所定位置に維持する。8はピ
ンチローラで、PFゴムローラ5に圧接しており、用紙
の挿入時に用紙の先端が食い付きやすいようにゴムがラ
イニングされてる(尚、ピンチローラ8の他方は図示し
てない。)9は円盤状の薄板よりなるピンチディスクで
回転自在であり、前述したPFゴムローラ5にピンチデ
ィスク9の外周の近傍の側面が当接するように配置され
る。前記ピンチディスク9は、ピンチバネlOにより押
圧されており、印字用紙の挿入時などで、印字用紙がな
い時は前記PFゴムローラ5と同期して、回転し押圧力
によるブレーキ力を逃がしている。ピンチバネlOは前
述したピンチローラ8の中央部も押圧している。
11はPFローラーギヤで、前述したPFクローラの回
転軸4dに取り付けられ、一体に回転する。12は左プ
ラテンノブで、前記PFクローラに一体に取り付けられ
ている。このノブ12を手動で操作することによって、
ローラ4は回転する。13はリリースレバーで、前記P
Fクローラの軸部4dに回転自在に嵌合しており、右側
板102にも回転自在に取付けられおり、つまみ13a
を操作することにより、後述するペーパーリリース機構
を動作させ、前述したピンチローラ5及びピンチディス
ク9を解除し、印字用紙をフリーにすることが出来る。
また14は右プラテンノブで、前記PFクローラに一体
に取り付けられている。さらに15はPFギヤまたは1
6はシャッターギヤであり、ともに前記左側板101の
軸101cに回転自在に支持される。第1図(b)に示
すように前記RFギヤ15は小ギヤl 5a、大ギヤ1
5bの2段ギヤになっており、さらに一部に切欠15c
を有した円筒部15dを前記シャッターギヤ16と対向
する位置に設けである。また、シャッターギヤ16は、
第10図に示す様に通常の歯形をした送り歯16aおよ
び歯形の一部を切欠いたシャッター歯16bよりなり、
歯面16cは上記送り歯16a、シャッター歯16bに
共通であり、他方の歯面は16dおよび16eの2段に
なっており、突き当て面16fが形成される(第10図
に歯部を格段して図示する)。
16gは後述するフリクションバネが巻き付く円筒部で
ある。17はフリクションバネで、前記シャッターギヤ
16の円筒部16gに所定の締付力をもって巻きついて
おり、その端部17aは前記PFギヤ15の切欠15c
に係合する様にしである。前記切欠15cは大ギヤ15
bの1.5歯分相当の角度をもっており、フリクション
バネ7の端部17aはこの切欠15c内を移動する(遊
ぶ)ことになり、PFギヤ15とシャッターギヤ16は
、切欠15cの角度分は回転自在であり、それ以上の角
度分、相対回転すると、フリクションバネ17により所
定のブレーキ作用を与えられて回転することになる。さ
らに18はプレッシャーギヤで、歯18bの中央に溝1
8aが設けられている。なおこのプレッシャーギヤ18
の2箇所の歯部18bの歯すじは位相が同一となってい
る。またプレッシャーギヤ18の内径は、支持されてい
軸101bより相当量大きくなっており、プレッシャー
ギヤ18は軸101bにより、その中心を規制されるこ
とはない。19はグリップリングで、軸101bの所定
の位置に取り付けられ、前記プレッシャーギヤ18のス
ラスト方向を規制し、ギヤ18が軸101 bから外れ
るのを防止している。20はプレッシャーバネで、前記
プレッシャーギヤ18の溝部18aの底の円筒部18c
と、軸101aとの間に張架されており、このプレッシ
ャーギヤ18が前記PFクローラ−ヤ11と前記PFギ
ヤ15の小ギヤ15aとに圧接する様にプレッシャーギ
ヤ18を引張っている。このことによりPFギヤ、プレ
ッシャーギヤ18、PFクローラ−ヤ11との間のバッ
クラッシュは除去される(第22図(a)参照)。なお
、バックラッシュを除去する実施例としては、さらに第
22図(b)・(C)に示すように、トーションスプリ
ング20aあるいは引張りスプリング20bを溝部18
aに係合させても良く、同様の効果が得られる。
また21はスイッチで、前記ベースlの所定の位置に取
り付けられる。なお21a・21bは接片である。さら
に50はキャリアで、前記ベースlのラック2及びガイ
ドレールl 05aにガイドされて、印字桁方向に摺動
自在に取り付けられる。このキャリア50には、リボン
カセット60が搭載される。
次に、キャリア50の内部構造について、第2図〜第5
図を用いて説明する。
図において、501はキャリアベースで、前記ラック2
をガイドするためのガイド部501aが左右に一対設け
られている。また前記スイッチ21をONさせるための
突起501bが所定の位置に設けられいる。さらに後述
する。ラックローラやギヤ等を支持する軸501C拳5
01d・501e・501f及び後述するコントロール
レバーを支持する段部501gを有した軸501hが一
体に設けられている。さらに後述するベベルギヤを支持
するための溝501i、フレキシブルケーブルを支持す
る溝501jが形成されている。502はパルスモータ
−で、軸502aはモーターピニオン503が固着され
前記キャリアベース501に取り付けられる。
504はセンターギヤで、前記モーターピニオン503
と噛合する大ギヤ504a、その下部に設けられた小ギ
ヤ504 b 、またかさ歯車504c、さらに最上部
にリボン駆動ギヤ504dの各ギヤが一体に形成されて
いる。504eはバネクラッチボスで、504rはへラ
ドカムボスである。センターギヤ504はその下部に設
けられた穴をキャリアベース501の軸501fに支持
され、上部はリボン駆動ギヤ504dの根元を後述する
キャリアカバーの穴でガイドされ回転自在に取り付けら
れている。505はアイドラギヤで、軸501eに回転
自在に支持され、前記センターギヤ504の小ギヤ50
4bと噛合している。506はキャリアピニオンで、下
部には全周に歯を有したピニオン歯506aが、また上
部には一枚のシンクロ歯506cが設けられ、中間部に
はガイドリング506eが設けられている。ガイドリン
グ506eは、前記シンクロ歯506b・506cの間
には切欠き506fがあり、他は前記ピニオン歯506
aの外径と同等もしくは若干大きめになっている。キャ
リアピニオンの高さ方向ではピニオン歯506aは前記
ラック歯2aと噛合する位置にあり、シンクロ歯506
b・506c・506dは前記スタート歯2cと噛合す
る位置にある。
また、このガイドリング506eは、前記ラックのラッ
ク歯2a、スタート歯2cには当接しない位置にあり、
ストップ歯2bと切欠き506fが同期する様に歯を合
わせて組み込まれる。キャリアピニオン506aは、キ
ャリアベース501の軸501dに回転自在に支持され
る。
次に、ベベルギヤユニット55について説明する。
507はベベルギヤであり、そのカサ歯車507aは前
記センターギヤ504のかさ歯車504cと噛合してい
る。また507bはベベルギヤ軸で、キー溝507cが
設けられている。さらにその先端部には、後述するスト
ップリングを圧入するための軸部507dが形成されて
いる。508はラチェツト板で、4本の腕の先端には、
爪508aが設けられ、ポリアセタール等の弾性のある
プラスチック板で成形される。ラチェツト板508は、
前記ベベルギヤ507bのキー溝507cと嵌合する突
起を内径に有しており(図示せず)、前記ベベルギヤ軸
507bに軸方向に摺動自在に取り付けられる。509
はラチェットギヤで、ギヤ部509aとラチェット部5
09bとで構成され、ラチェツト歯509Cがラチェッ
ト部509bの片面に同心円状に多数個形成されている
。510はラチェットスプリングで、前記ラチェツト板
508とラチェットギヤ509を押圧するための圧縮ス
プリングである。さらに511はストップリングで、前
記ベベルギヤ軸507bの軸部507dに圧入され、前
記ラチェツト板508及びラチェットギヤ509がラチ
ェットスプリング510により押圧されて、抜は出るの
を防いでいる。尚、ストップリング511は前記ベース
lのガイド穴103aに適度のクリアランスをもって嵌
合する様になっている。前記センターギヤ504の回転
力は、かさ歯車504Cからベベルギヤ507のかさ歯
車507aに伝達されて、キー溝507Cにより、ラチ
ェツト板508に伝えられる。そして爪508aとラチ
ェツト歯509Cが噛み合って、ラチェットギヤ509
に伝えられる。また爪508aとラチェツト歯509は
のこぎり状の歯形をしており、一方向には回転力を伝え
るが、逆方向にはラチェツト板508の腕の弾性力と、
ラチェットスプリング510により動力は伝達しない。
512はコントロールカムで、後述するクラッチバネの
端末を引掛ける溝512aを有し、また後述するコント
ロールレバーと係合する係止面512、トリガー面51
2c、斜面512dを有した係上部を所定の角度にA、
  Hの2箇所設けである(第5図a参照)。なおコン
トロールカム512は前記センターギヤ504のバネク
ラッチボス504eに回転自在に挿入されている。また
513はコントロールレバーで、513aは回転穴、5
13bはバネ掛は部、513cは爪で、前記キャリアベ
ース501の軸501hに回転自在に挿入される。51
4はコントロールレバーバネで、圧縮トーションバネで
あり、前記コントロールレバー513を前記コントロー
ルカム512側に回動する様に押圧すると同時に、キャ
リアベースの段部501gに押し付けている。また51
5はクラッチバネで、その一端515aは前記コントロ
ールカム512の溝512aに差し込んである。さらに
その他端515bは後述するヘッドカムのピンに係合し
ている。そしてクラッチバネ515は、センターギヤ5
04のバネクラッチボス504Cに挿入される。516
はへラドカムで最上部に後述する切換レバーを動作させ
る切換カム517が設けられている。この切換カム51
7は、斜面カム517a・切換溝517bおよびカム面
517cで構成される。さらに切換カム517の下には
、リボン送りカム518が設けられている。このリボン
送りカム518には、その一部に切欠カム518a・5
18bとストップカム518Cが設けられている。さら
にその下部には、印字カム519が設けられており、そ
の一部に設けられている径の大きい抑圧部519aで、
後述するヘッドコロを押圧することにより印字ヘッドを
プラテンに押し付ける。ここでヘッドカム516は、セ
ンターギヤ504のへラドカムボス504fに回転自在
に取り付けられる(第5図(b)に詳細図を示す)。
次に60はヘッドホルダーで、回動軸60aは垂直に軸
心を有し、キャリアベース501の軸501にと後述す
るキャリアカバー70の軸(図示せず)とに回動自在に
保持されている。また60bはバネ軸、60cは上下2
枚の板よりなるカムコロ保持板で、後述するカムコロを
ガイドするための長穴60dが上下に開いている。さら
に、60e・60fはバネ掛けである。また61はへラ
ドバネで、コイル部を前記バネ軸60bで保持し、その
一端をヘッドホルダー60のバネ掛け60fに、他端は
後述するカムコロの溝部に掛けである。62はカムコロ
で、前記へラドカム516と当接する外径部62a1前
記ヘッドホルダー60の長穴60dに挿入されるガイド
軸62b・62cが上下にあり、さらに前記へラドバネ
61の一端を受ける溝62dで構成される。そこでヘッ
ドカム516によりカムコロ62が押圧され、ヘッドバ
ネ61のバネ力により後述する印字ヘッド63が、前記
プラテン7に押圧される。ここで、印字ヘッド63は、
前記ヘッドホルダー60に取り付けられる。なお、印字
ヘッド63より引き出されるフレキシブルケーブルは、
キャリア50内を通り、前記パルスモータ−502の端
子と接続され、キャリアガイド501の溝501jより
、キャリア50外に出るが図は省略する。
64はヘッド戻しバネで、前記ヘッドホルダー60の回
動軸60aにコイル部をガイドし、一端をバネ掛け60
e、また他端はキャリアベース501に掛けである。
70はキャリアカバーで、後述するリボンカセット80
を取り外し可能に装着するためのカセット装填部で、カ
セット80をガイドするためのガイドビン70a・70
b・70cを有し、さらにリボンカセット80をガイド
ビンに押圧し、外れを防止するための爪70dが設けら
れている。70eは指標であり、70fは後述する切換
カバーを保持する軸である。本実施例では、このカセッ
ト装填部70に、後述するセルフコレクション用インク
リボンカセット80aまた2色リボン用インクリボンカ
セット80b及び通常の1色部字用インクリボンカセッ
ト80cの3種類のカセットを交換可能に装填できる。
71は切換レバーで、前記軸70fに回転自在に保持さ
れ先端部には、抑圧ピンク71aを有し、他端にはスラ
イド軸71b、回転止め軸71cが立設している。
72は切換スライダーで、前記切換レバー71のスライ
ド軸71bに摺動自在に保持され、U溝72aと前記回
転止め軸71cとが係合し、回転方向を規制されている
。なお切換スライダー72には爪72dが下部に形成さ
れている。また73は切換スライダーバネで、前記切換
スライダー72を常に下方に押し下げている。74は切
換レバーバネで第4図参照、切換レバー71とキャリア
カバー70との間に張架されており、常に切換レバー7
1を矢印反時計方向(矢示B方向)に付勢させている。
なお第4図において、75はリボンアイドルギヤで、前
記センターギヤ504のリボン駆動ギヤ504dと噛合
するが、後述するリボンレバーの軸に保持されているた
め、リボンレバーの回動により噛合は解除することがで
きる。また76はリボンレバーで、キャリアカバー70
に回転自在に保持され、軸76aには前記リボンアイド
ルギヤ75が保持されるこのリボンレバー76には、リ
ボンレバー腕76bが略コの字状の形状で前記へラドカ
ム516のリボン送りカム518の外周に接している。
77はリボンレバーバネで、前記リボンレバー76を時
計方向(矢印C方向)に付勢している。
78はフリクションクラッチ軸で、キャリアカバー70
に圧入されている。79はフリクションクラッチ(第3
図)で、下部のギヤ部(図示せず)は前記リボンアイド
ルギヤ75と噛合しており、所定のフリクションをもっ
て巻取スプール79aに動力が伝達される。前記リボン
レバー76の回動中心は、フリクションクラッチ79と
同一のため、リボンアイドルギヤ75が回動してもフリ
クションクラッチのギヤとの噛合は外れない。
また80はリボンカセットで、801はリボンカセット
下、802はリボンカセット蓋である。次にリボンカセ
ット80の内部構造について第8図及び第9図を用いて
説明する。図において803はリボンパンケーキであり
、リボンパンケーキ803よリインクリボンRは矢印の
順に案内されて、印字ヘッド63の前面を通り、ディレ
ーローラ804、ディレーレバー805、ガイドローラ
806と案内されて、巻取りコア810に巻取られる。
巻取りコア810は前述したキャリア50上にある巻取
りスプール79aと嵌合し、巻取りスプール79aの回
転力が伝達される。ディレーレバー805はポリプロピ
レン等の耐屈曲性のある材質で形成してあり、屈曲部8
05aを設けである。この屈曲部805aは十分薄(し
てあり、僅かな力で屈曲可能である。また、807はデ
ィレーレバー戻しバネであり、ディレィ−レバー805
を常に引込めた状態にしている。808はディレィ−バ
ネで、スライダー809と、ディレーレバー805の間
に配置されており、スライダー809を押圧するとディ
レィ−バネ80Bを介してディレーレバー805を前方
(プラテン方向)に突出して、前記ディレーローラ80
4が前記プラテン7に圧接する。尚、ディレーレバー8
05の屈曲部805aより前方部については、前記リボ
ンカセット下801とリボンカセット蓋802に形成さ
れた斜めのスリットしにガイドされるピン(図示せず)
を設けであるため、ディレーローラ804は、前記プラ
テン7に押圧するときはスリットしにそって斜め左に前
進して、印字ヘッド63より離れた位置で押圧する(第
9図参照)。なお、このカセットは収納するリボンの種
類に応じて形状を変えても良いし、あるいは表示を付け
れば同様の形状であっても良(、要はガイドピン70a
−b−cにガイドされて爪70dによってキャリアカバ
ー70の係止されるものであれば良い。
第13図は本実施例のプリンタを電子タイプライタ−に
搭載した場合の、出力装置の構成ブロック図であり、本
実施例のプリンタの動作はこの出力装置によって制御さ
れる。ここでモーター502及びサーマルベッド63は
、フレキ22を介してサーマルヘッドドライバTHD及
びモータドライバMDに接続される。
またスイッチ21は検出部に接続される。
なお、1014は電源スィッチ、1015はキーボード
、l 070は液晶表示部である。また本実施例ではこ
のキーボード1015に、修正ボタンa及び色指定ボタ
ンbが設けられている。そこで、後述するように、キャ
リア50にセルフコレクションリボンカセット(1本の
リボンで印字と修正の機能を有するもの)を装着してい
る際に、修正ボタンaをONすることによりディレィ−
ローラ804が突出して該記録の修正(リフトオフある
いはカバーラップ)を行うことができる。またさらに、
本件出願人が特願昭59−260403号あるいは特願
昭60−298831号でもって明らかにしたインクリ
ボンを搭載したインクリボンカセット(1本のリボンで
複数色の印字が可能)をキャリア50に装着している際
に、色指定ボタンbをONすればディレィ−ローラ80
4の突出あるいは退避によって基本色(例えば黒色)と
は異なった色の印字(例えば青色)を行うことができる
次に第13図について詳細に説明する。
尚、本図では各ブロックの接続関係のみを示しており、
詳細なコントロールラインは省略しである。点線で囲ま
れた部分がCPUユニットである。
CPUは中央演算処理装置であり1.後述のROM等か
らプログラムや各種データを読み出し、必要な演算、判
断を行い、各種制御を行う。また、cPUは複数で構成
されていても良い。ROMは読出し専用メモリであり前
記CPUが動作する為の各種プログラムや文字コード、
ドツトパターン(キャラクタジェネレータ;CG)、印
字等に必要な各種データが格納されている。TRAMは
リードのライトメモリであり、CPUが命令実行中のデ
ータ、演算結果を一時たくわえておくワーキングエリア
、キーボード1015及び、外部インターフニス部IF
u (後述)より入力された各種データを格納してお(
バッファエリア、文書を保存しておくテキストエリア等
から成り、電池によるバックアップによりパワースイッ
チのオフにより本体電源が切れてもデータを保存可能と
なっている。
またCPUユニットは、サーマルヘッドドライバTHD
、モータドライバMD及び検出部Suを介してプリンタ
ユニットPuと接続されている。
サーマルヘッドドライバTHDはCPUの制御により、
前述のプリンタユニットPuに設けられている。サーマ
ルヘッド63を駆動し、モータドライバMDはCPUの
制御によってモータ502の駆動を行う。
検出部SuはプリンタユニットPuに設けられているリ
ミットセンサ(図示せず)の情報をCPUに伝達する。
電源PSuはサーマルヘッド63の駆動(ヒート)用型
源VH,モータ502の駆動用電源VM及びその他のロ
ジック回路用電源Vccを供給する。
またコントローラGAはCPUの制御により、前記サー
マルヘッド63駆動用電源VHの電圧及び電流を変化さ
せたり、サーマルヘッド63のヒート時間やデユーティ
−を変化させたり各種制御を行う。
またCPUユニットにはキーボードコネクタWBCを介
して印字1編集等に必要な各種データを入力するキーボ
ード1015が接続されている。
またCPUユニットにはLCDコネクタLCDCを介し
て、キーボード1015より入力されたデータや情報を
表示する為の液晶表示部1070が接続されている。
なお、液晶表示部1070のかわりに、CRT等他の表
示装置であっても良い。
CPUユニットには、インターフェースコネクタIFC
を介して、外部制御装置による本記録装置の制御や外部
機器との通信を行うためのR5232C。
セントロインターフェース、モデム等のインターフェー
スが接続可能である。
またCPUユニットにはカートリッジコネクタCACを
介して、特殊機能の動作や別置体による印刷用のROM
カートリッジ及び文書、データ等の保存の為の拡張メモ
リ用のRAMカートリッジが接続可能となっている。
更に、本図に゛は示していないがブザー等、音声出力装
置が設けられていても良い。
さて、上記構成において、前述した出力装置によって制
御されるプリンタの動作について説明する。
まず、ヘッドのアップおよびダウン動作について説明す
る。モータ502を正回転させると、モータービニオン
503も正回転(矢印A方向)し、モータービニオン5
03と噛合しているセンターギヤ504も回転する(矢
印B方向)。この時センターギヤ504のバネクラッチ
ボス504eに巻付けられたクラッチバネ515も、同
期して回転する。クラッチバネ515の一端515 a
はコントロールカム512と一体になっているため、コ
ントロールカム512もセンターギヤ504と同期して
回転する。また、コントロールレバー513の爪513
cは、コントロールカム512の斜面512dの上を摺
動し、係止面512bと当接し、コントロールカム51
2の回転を止める。コントロールカム512が停止する
と、クラッチバネ515の一端515aが止められるこ
とになり、一端515aがゆるんで、クラッチバネ51
5は解除されるので、センターギヤ504との周期回転
をしないで停止する。
尚、この時センターギヤ504は回転を続けている。今
コントロールカム512とコントロールレバー513と
が係止している係止部をAとすると、この時のヘッドカ
ム519は第11図(a)の位置となり、押圧部519
aがカムコロ62を押圧しており、印字ヘッド63はプ
ラテンに押圧される。
また、リボン送りカム518の切欠部(切欠カム518
a ・518b)にリボンレバー76のリボン腕76b
が対応しく入って)おり、リボンアイドラギヤ75はセ
ンターギヤ504のリボン駆動ギヤ504dと噛合して
いる。そこでリボン駆動ギヤ504dの回転力は、リボ
ンアイドラギヤ75を介してフリクションクラッチ74
に伝えられる。
ここで、前述した様に、センターギヤ504は回転を続
けるため、小ギヤ504b−アイドラギヤ505・キャ
リアビニオン506と伝達して、ラック2上をキャリア
50は常に移動している。
そしてヘッドアップ(サーマルヘッド63がプラテン7
から遠ざかる方向へ回動すること)は、モータ502を
所定パルス分、逆回転させると、センターギヤ504も
逆回転(矢印Bと逆方向)し、クラッチバネ515の緩
みトルクでコントロールカム512も同期して回転する
。この時、コントロールレバー513の爪513cは、
コントロールカム512のトリガ面512Cにより円周
外側にはじき出される。次に正回転方向に回転されると
、はじき出されたコントロールレバー513は、今まで
係止していた係止部Aの係止面512bを係止すること
ができずに、コントロールカム512は正回転すること
ができ、次に係止部Bまで回転する。ここで第11図(
b)にその状態を示すがヘッドカム519はカムコロ6
2の抑圧を解除し、サーマルヘッド63はプラテン7よ
り離れている。、またリボン送りカム518の外周面に
リボンレバー76びリボン腕76が当接しているため、
リボンアイドラギヤ75はリボン駆動ギヤ504dと離
れており、フリクションクラッチ74は回転せずリボン
Rを巻き取ることはない。
以上述べた様に、モータ502を逆回転することにより
、コントロールカム512とコントロールレバー513
の係止解除が繰り返され、印字ヘッド63はプラテン7
方向ヘダウンし、またプラテン7から遠ざかる方向へア
ップを繰り返すことになる。尚、ヘッドアップ時のトリ
が−で、キャリア50が逆方向に動くと、リボンRの緩
みや汚れあるいはモータ負荷の増大となるため、本実施
例では、トリガー回転以上のバックラッシュをギヤトレ
イン系にもたせてあり、トリガーの逆転ではキャリア5
0は逆方向に移動しない。
次に切換レバー71の動作について述べる(第11図参
照)。
前述したように、通常のヘッドダウンでは、Bでトリが
−をかけることにより、Aまでコントロールカム512
は回転し停止する。この時、切換レバー71は一端に摺
動自在に取り付けられた切換スライダー72が前記へラ
ドカム516の最上部に設けられた切換カム517の斜
面カム517aを通過して切換溝517bの上面を通り
、カム面517cの上部に位置したところで、ヘッドカ
ム516が停止するので切換レバー71は回動動作を行
わない(第23図(a))。
さて、ここで、切換レバー71を回動させる場合、前述
した切換カム517の切換溝517bの上面に切換えス
ライダーが位置した時に、第23図(b)モータ502
の逆回転動作(第2トリガー)を行うと、切換溝517
bと切換スライダー72の爪72dが係合するため、切
換レバー71は溝の外(外周方向)に押し出され、この
ため、切換レバー71は第23図(C)でA方向に回動
する。この時、切換スライダー72は切換スライダーバ
ネ73により、下方に押圧されているので、切換スライ
ダー72はカム面517Cに当接した状態になる。そこ
で切換カムの回転により、その最大外周面に切換スライ
ダー72が位置した時にヘッドダウンが終了して停止す
るので、切換レバー71は矢印A方向に回動して、押圧
ピン71aはプラテン7の方向に移動する第23図(d
)。この時、ディレィ−レバー805付のカセット(2
色リボンやセルフコレクションリボン)ではディレィ−
レバー805をこの押圧ピン71aでプラテン7の方向
に押すことになるので、ディレィ−ローラ804はプラ
テン7に圧接する(第9図参照)。
なお、ヘッドアップ時には(モータ502を逆転させて
(トリガーをかけて)へラドカム516を回転させると
、切換カム517の最大径部より外れるので、切換レバ
ー71は第4図矢印B方向に回動し、前述した押圧ピン
71aによるディレクーレバー805の押圧も解除され
て、イニシャル位置に復帰する。
この様に本実施例によれば記録工程任意の時点で即ちキ
ャリア50が記録領域のいずれの位置に存在していても
、ディレーレバー805を突出・退避させることができ
るので、記録スピードを向上させることができる。
以上述べた様に、キャリア50の移動に伴い、ヘッドの
アップ動作やダウン動作、あるいはリボンの巻取り、さ
らには切換レバーの出入れを行うわけであるが、本実施
例では全ての動作をモータ502を所定量逆回転させる
ことによりその制御を行っている。
さて、次に紙送り動作について述べる。
まずキャリア50に搭載されたモータ502の回転は、
ベベルギヤ507に伝わり、ベベルギヤ507は常にモ
ータ502に同期して回転している。
さて、モータ502を逆回転させると、キャリア50は
ベベルギヤをC方向に回転させながら、ホームポジショ
ン方向(図示左側)に移動するが、まずラチェットギヤ
509aと、シャッターギヤ16が噛み合い、シャッタ
ーギヤ16をD方向に回転させる。この時シャッターギ
ヤ16の歯面16eとラチェットギヤ509aとは噛み
あっており、キャリア50の移動により、噛みあいなが
ら歯厚方向に深くかんでくるが、突当面16fに当接し
て停止する。この時、シャッターギヤ16にはフリクシ
ョンバネ17のブレーキ作用(フリクション)がかかっ
ているため、はじかれたりすることなく、常にラチェッ
トギヤ509の歯面と、シャッターギヤの歯面16eは
当接している。ここでキャリア50はさらに移動するが
、ラチェットスプリング510が圧縮して、ラチェット
ギヤ509及びラチェツト板508はともにベベルギヤ
507のベベルギヤ軸507b上を移動するが、キー溝
507cにより回転力は伝えられる(第12図(a’ 
))。一方、キャリアピニオン506は、ラック2のス
トップ歯2bより噛み合いが外れて、ガイドリング50
6eがストップ歯2bに当接しながら回転している(第
12図(a))。またキャリアピニオン506がストッ
プ歯2bより外れる少し手前で、スイッチ21の接片2
1a・21bがキャリア50の突起501bにより押圧
されて、導通している。そこでスイッチ21の導通を検
出することにより、キャリア50が所定の位置に来たこ
とが確認できる。そしてスイッチ21のオンにより、所
定量モータ502を逆回転させると、キャリア50はス
トップ歯2bとキャリアビニオン506が外れた時点で
停止する。しかし、キャリアピニオン506はさらに回
転可能である。そこでキャリアピニオン506を所定の
位置で止めて、次にモータを正回転させると、キャリア
ピニオン506はE方向(第12図(b))に回転する
が、ストップ歯2bと切欠506fが噛み合う前に、正
回転を止める(第12図(b))。
この時、ラチェットギヤ509はF方向に回転するため
、シャッターギヤ16の突当面16f上を摺動して、送
り歯16aの間を通って、PFギヤ15の歯と噛み合う
(第12図(b’ ))。この時、ラチェットギヤ50
9に追従してラチェツト板508も移動する。
ここでPFギヤ15とラチェットギヤ509が噛み合う
と、ラチェットギヤ509の負荷が増加するために、ラ
チェツト板508の爪508a〜dとラチェットギヤ5
09のラチェツト歯509cが外れて、モータ502の
回転力を逃がしている。ラチェツト板508はF方向に
は、力を逃がすが、C方向には力を伝えるので、今、ラ
チェットギヤ509とPFギヤ15が噛み合っている状
態で、再びモータ502を逆回転させると、PFギヤ1
5・プレシツヤーギャ18及びPFローラギヤ11と回
転力が伝達されて、PFクローラが回転し、ペーパーフ
ィードゴムローラ5と印字用紙との摩擦力により、印字
用紙Sを給送することができる。印字用紙Sを所定量送
った後、モータ502を正回転させると、ラチェット5
08が外れて、PFギヤ15にはモータ502の回転力
は伝達されないので、PFクローラは逆回転することな
く、キャリアピニオン506が矢印C方向に回転する。
そしてラック2のスタート歯2Cとシンクロ歯506b
が当接してから、ラック歯2aとビニオン歯506aが
噛み合い、キャリア50は右方向に移動を始める(第1
2図(C))。なお、キャリア50の移動に伴い、PF
ギヤ15・シャッターギヤ16とラチェットギヤ509
は噛み合いを外れる。ラチェットギヤ509とPFギヤ
15の噛み合いが外れる間は、ラチェット508が作動
して回転力を逃がしている。また左側板103のガイド
穴103aとベベルギヤ507に圧入されているストッ
プリング511が嵌合しているため、ラチェットギヤ5
09とPFギヤ15が噛み合っている時のPFギヤ15
とラチェットギヤ509の間隔を正確に保つことができ
ている。さらに、紙送り量が多い場合、本装置では1回
の紙送り量はキャリアピニオン506の1回転以下なの
で、モータ502の正逆回転を交互に行い、継続的に紙
送りを行うことにより、キャリア50は動かさず連続紙
送りが可能である。また、モータ502の正逆回転をく
り返す際、モータビニオン503からPFギヤ15まで
の間にバックラッシュが発生しているため、逆回転時に
バックラッシュ分補正するために、ギヤ比より算出され
るパルス数より所定量のパルスを足して紙送りを行う。
このバックラッシュ補正はモータ502の逆回転で、紙
送り動作を行う前に、必ず、実施をする。
以上の様に本実施例によれば、モータ502の駆動力を
任意に取り出して、用紙Sの搬送にも用いることができ
るので、モータ502を兼用して装置の小型・軽量化を
実現できる。
なお、プレシツヤーギャ18は、プレッシャーバネ20
により常にPFギヤ15とPFクローラ1に押圧してい
るため、バックラッシュを除去している。
また、プレッシャーギヤ18は負荷の大きい紙送り時に
は、PFギヤ15によりプレッシャーバネ20で引張っ
ている方向に食い込ませる方向に配置しているため、プ
レッシャーバネ20のバネ力は弱くてよく、モータ50
2の負荷の増大は僅かである。
次に、電源投入時のプリンタのイニシャライズ(初期位
置設定)について説明する。
第14図にタイミングチャートを示す。
まず、スイッチ21がOFFの場合、キャリア50はモ
ータ502を逆回転させてホームポジションに復帰させ
るaoこの時、印字ヘッド63がダウンしたままの状態
であれば、モータ502の逆回転によりヘッドカム51
6は逆回転するので、ヘッド63はプラテン7より離れ
る。この時、リボン送りカム518のストップカム51
8cと、リボンレバー76のリボンレバー腕76bが当
接すると、クラッチバネ515が解除されてヘッドカム
516の回転は停止する。尚、センターギヤ504及び
キャリア50は移動を設けている。
そしてキャリア50の突起501bが接片21aを押圧
し、スイッチ21がONすると、所定量のランプダウン
を行い、キャリア50を停止させる。次に、キャリア5
0を正方向に動かし、スイッチ21のOFFを検出し、
そこからモータ502を規定パルス正回転させれば、指
標は1桁目を指してキャリア50は停止する。そしてこ
の間に、ヘッド63のダウン及びアップを行い、リボン
Rのたるみ取りを行う。また、電源投入時、スイッチ2
1がONの時は、まず、モータ502を正回転させ、キ
ャリア50を右方向に移動し、スイッチ21がOFFす
るのを確認して前述した様に、リボンのたるみ取りを行
い、1桁目に指標を合わせる。つまり、第14図のタイ
ミングチャートでAの部分より動作させることになる。
次に、印字動作を説明する。第15図は印字動作のタイ
ミングチャートである。
まず電源スィッチ1014をONすると、前述したプリ
ンタのイニシャライズを行い、キャリア50は1桁目に
停止する。そして、キーボード1015 (第13図)
より文字・記号等を入力し、リターンキーの押下げによ
り印字動作に入る。そこでまず、モータ502を逆回転
させて、キャリア50を所定量戻す(a)。次に右にキ
ャリア50を所定量(b)移動させて、コントロールカ
ム512のB係上部にコントロールレバー513を突き
当ててから、モータ502の逆転動作(トリガー動作)
(C)に入り、ヘッド63をダウンさせる。ここでは、
キャリア50の復帰動作中は、コントロールレバー13
とコントロールカム512の関係は、前述したリボン送
りカム518のストップカム518cとリボン腕76b
が当接している状態になるので、第16図(a)に示す
様に、コントロールカム512の斜面512dの直前に
爪513cが時期している状態である。ここでbの正回
転を行うことにより、コントロールカム512とコント
ロールレバー513は当接し、トリガ動作に入れる状態
となる(第16図(b)。次にCのモータ502の逆回
転を行い(A)リガーをかけて)、ヘッドダウン動作を
行う(d)。この時d1でヘッドダウンを 終了し、d
2で印字前の助走を行い、d3で印字(ヘッドに電圧を
印加する)を行う。そして、d4で印字後の助走を行い
、印字動作を終了する。
この時、ヘッドダウンをゆっくりと時間をかけてダウン
すると供に、印字ヘッド63がプラテン7に圧接して、
リボンRを繰り出し始めてからフリクションクラッチが
回転するように、ヘッドカム516の各カム形状を設定
しであるため印字先頭汚れ等の問題は発生しない。
さて、モータ502の逆転(B)リガー)eをかけてヘ
ッドのアップfを行うが、この時もヘッド63がアップ
した後にリボンRも巻取りを停止するため、ヘッドダウ
ン時に引き出されたリボンを巻取るので、リボンたるみ
は発生しない。尚、ヘッドのアップは瞬間的に行うため
、印字の後端汚れも防止できる。
さて、ヘッドアップ後、キャリア50を左方向に復帰さ
せg2スイッチ21のONを検出してからさらに所定量
g2モータを回す。この時前述した様にキャリア50の
移動は停止している。ここで正転Hを行うことにより、
今までシャッタギヤ16によりPFギヤ15との噛み合
いを規制されていたが解除されて、PFギヤ15とラチ
ェットギヤ509は噛み合う。次にモータ502の逆転
iを行うことにより、PFギヤ15及びPFクローラヤ
11が回転し、印字用紙を所定量送る。ペーパーフィー
ド後モータ502の正転jを行うと、所定量の回転後キ
ャリアビニオン506とラック歯2aが噛み合い、キャ
リア50は右方向に移動し、1桁目を指して停止する。
以上で通常の印字を述べた。
次に、前述セルフコレクションリボン又は所謂2色リボ
ン(本件出願人が特願昭59−260403号あるいは
、特願昭60−298831号でもって明らかにしたリ
ボン)の第1層インクの印字について述べる。なお、イ
ンク層は第1層・第2層と積層関係にある。この場合リ
ボンカセットの選択はキーボード1015よりリボンカ
セットの指定を行い、リボンモードを切換えるが、専用
の切換スイッチ又はリボンカセットに検出穴を設けてキ
ャリアに設けた接点により自動的にリボンモードの切換
を行っても良い。さてセルフコレクションリボンや2色
リボンの第1層インクの印字は、印字ヘッド63のヒー
ト後に急角度でリボンRを用紙Sから剥離する必要があ
る。そのためリボンRの巻取りタイミングかばらつ(場
合を考慮してヘッドダウン後の助走d2を多くしてヘッ
ド63より繰り出されたリボンRのたるみ取りを行って
いる。第17図にこの場合のモータ502のタイミング
チャートを示す。図に示す通り、キャリア復帰時のa′
 とヘッドダウン時のd2′ のみ異なる。
この場合の印字状態を第19図(a)・(b)に示す。
図において、900はインクリボンRの基板、901は
多層のインク層である。また63aはヘッド63の発熱
部であり、Blが記録画像である。
次にセルフコレクションリボンのコレクション動作を第
18図のタイミングチャートを用いて説明する。
まず、キーボード1015に設けられた消去キーaの入
力により、モータ502を逆転aさせてキャリア50を
戻す。次に、bでコントロールレバー513をセットし
て、モータ502の逆転(Aトリガー)Cをかけてヘッ
ドダウンを開始する。さらにd。で切換スライダー72
がへラドカム516の切換溝517bの位置にくるので
、切換レバー71を回動させるためのモータ502の逆
転(Cトリガー)a′  をかける。
このモータ502の逆転c’(Cトリガー)は、通常の
ヘッドアップ、ダウン時のモータ502の逆転C・e(
A/B)リガ)よりも逆転量が多いので、キャリア50
がわずかに逆方向に動くが、まだヘッド63はプラテン
7に押圧していないため、印字に悪影響はない。さてモ
ータ502の逆転(Cトリガー)により、切換レバー7
1は僅かに回動し、切換スライダー72が切換カム而5
17cに落ちてセットが完了する。
次にモータ502の正転d1で、ヘッド63はダウンを
続けてプラテン7に圧接する。この際切換レバー71及
び押圧ピン71aも回動して、リボンカセット80のス
ライダー809を押圧し、ディレーレバー806を介し
てディレーローラ804をプラテン7に押し付ける(第
20図(a)参照)。
次に印字部Blの位置にて、ヘッド63に印加し発熱部
63aをヒートさせてインクを半溶融状態にすると、印
字部Blを用紙Sから剥ぎとるd3(第20図(b)参
照)。ここでディレーローラ804が印字部Blを通過
するまで印字後の助走が必要なため、助走d4はセルフ
コレクションの印字時よりも多い。
次にモータ502の逆転(Bトリガー)eを行い、ヘッ
ド63のアップfを行う。このヘッド63のアップと同
時に切換レバー71もリセットされ、ディレィ−ローラ
804もプラテン7への圧接を解除する。尚、前述した
コレクション動作は1回のみが、用紙Sの平滑度や種類
の違い等を考慮して、もう一度コレクション動作を繰り
返すようにしても良い。
次に、前述2色リボンを使用する場合の第2層のインク
を印字する場合、セルフコレクションリボンの消去と同
じく、ディレィ−レバー804を出して、印字後のリボ
ンRの用紙Sからの剥離を遅らせれば良(、タイミング
チャート上では、消去と同じ動作を行えば良い。つまり
印字の際、ヘッドダウン時のモータ502の逆転(トリ
ガー)を逆転c (A )リガー)、逆転c′(Cトリ
が)と行えば、ディレィ−ローラ804がプラテン7に
押圧し、リボンRの用紙Sからの剥離タイミングを遅ら
すこ次に、前にROMに格納されたプログラムにより、
出力装置の制御について説明する。第24図はリボンカ
セットのディレィレバーの制御のフローチャートである
。この出力装置は前述した様に、2色の印字が可能なサ
ーマルプリンタを有し、単色用のリボン或いは1つのリ
ボンで2色の印字が可能な2色用のリボン或いはセルフ
コレクション用のリボンをキャリア50に搭載すること
ができ、更に2色の場合、色の切換えを行うことができ
る。
なお本実施例では、色情報としてリボン識別信号或いは
キー人力から入力される色指定信号等が考えられる。
まず、Slで電源がオン(power  on)される
と、S2でヘッドのアップ等のイニシャル処理を行う。
次いでS3でキー人力が有るか調べる。キー人力が無い
時は再びS3を行う。キー人力が有る時は、S4で装着
されているリボンを調べる。CRリボン(コレクタプル
・リボン)でない時はSIOへ行く。CRリボンである
時は、S5で83においてキー人力されたキーを調べる
。入力されたキーが消去キーの時はS6へ行(。入力さ
れたキーが消去キーでない時は、S9でヘッドをダウン
し、S14で印字し、S3へ遷移し、再びキー人力待ち
となる。
さて、S5においてキー人力されたキーが消去キーの時
はS6でヘッドをダウンし、S7でディレィレバー80
6を出し、S8で消去し、S3へ遷移し、再びキー人力
待ちとなる。
また、S4において装着リボンがCRリボンでない時は
SIOへ行(。SIOで装着リボンはDRリボン(デュ
アル・カラー・リボン)か調べる。DRリボンでない時
はS9へ行(。DRリボンである時は、Sllでカラー
印字指定が有るか調べる。カラー指定された時は(青)
S9へ行(。カラーS指定されていない時は(黒)S1
2へ行く。S12ではヘッド63をダウンし、513で
ディレィレバー806を出し、S14で印字し、S3へ
遷移し、再びキー人力待ちとなる。
この様に本実施例では、セルフコレクションリボンによ
る記録及び修正、また2色リボンによる黒色記録及び青
色記録を行うことができる。
次にインクリボンカセットについて、第8図・第9図・
第25図及び第26図を用いて詳述する。
なお本インクリボンカセットには、前述セルフコレクシ
ョンリボンあるいは2色リボンが収納されている。
次にインクリボンカセットについて、第11図及び第1
2図を用いて説明する。
80は前述したインクリボンカセットで、カセット下ケ
ース801とカセット上ケース802とで形成されたケ
ースC内にインクリボンRを収納した状態で、キャリア
カバー70に取り外し可能に装着される。
図において、インクリボンRは、コア803に巻かれ、
カセット下ケース801の突出部801aに嵌合されて
いる。前記インクリボンRは、カセット下ケース801
の突出部801b・インクリボン検出窓部801c・カ
セット下ケース突出部801dにそれぞれ回転自在に取
り付けられたローラa−b−Cを経て、カセット下ケー
ス開口部801eで一旦ケースC外へ露出した後、ディ
レーローラ804に案内された後開口部8011から再
びケースC内へ侵入して、巻取ハブ810に巻取られる
なお、このカセット80がキャリアカバー70の所定位
置に装填された際には、本体側のヘッド63に対向して
このカセット開口部801eが位置する。
そこで、カセットケースC外へ露出したインクリボンR
を、記録情報に応じて発熱するサーマルヘッド63によ
って加熱することができる。さらに前記インクリボンR
は、カセット下ケース801に設けられた圧接バネ20
0によってローラaに付勢される。なお前記バネ200
には、フェルト200aが貼付されており、インクリボ
ンRの圧接による損傷を防止している。
またテンションバネ201はインクリボンRを矢印J方
向に付勢しており、インクリボンRの弛みを取る。すな
わち、このテンションバネ201はカセット下ケース8
01に設けられており、ローラb・Cの上流側(インク
リボンRの巻取り方向に対して)でインクリボンRを弾
性的に押圧している。そこで、後述するディレーレバー
805の移動によってディレーローラ804が変位する
ことによって、インクリボンRの径路が変化した場合に
、リボンRに弛みが生じても、このテンションバネの弾
性力によってこの弛みを速やかに吸収することができ、
リボンRが弛んだままの状態となるのを防止できる。な
お、前記テンションバネ201にもやはり、インクリボ
ンRとの接触面にフェルト201aが貼付されており、
インクリボンRに対する損傷を防止している。ここでフ
ェルトの他に、テンションバネ201表面にコーティン
グ等をほどこしても良い。
さらにディレーレバー805は、開口部801eが設け
られている側のカセット80の側端部80aに沿ってス
ライド自在(矢印Cl−C2方向)に設けられている。
すなわち、レバー805はカセット上ケース802の端
部802aとカセット下ケース801の端部801aに
よって案内されて、移動可能である。またこのレバー8
05の先端には、前記ディレーローラ804が軸804
aを中心にして回転自在に取り付けられている。さらに
このレバー805には、上開口805a・下開口805
bが設けられている。この上開口805aには、下ケー
ス突出部801fが嵌入しており、この突出部801f
とレバー805との間にはガイド棒805cに沿って戻
しバネ807が設けられている。したがって、レバー8
05はこのバネ807の弾性力によって下方(矢印C2
方向)へ付勢されている。さらに下開口805bには、
スライダ809が設けられている。このスライダ809
は、ガイド805dに沿ってレバー805に対してスラ
イド自在である。さらに、この下開口805bには、レ
バー805に固設されたガイド棒805eに沿って、レ
バー805とスライダ809との間に圧接バネ808が
設けられている。そこで、このスライダ809は常に下
方(矢印C2方向)へ付勢されており、ガイド805d
のストッパ部805gに当接して停止している。
なお、前記ディレーレバー805には、上ガイドピン8
05jと下ガイドピン(図示せず)が設けられており、
各々カセット上ケース802に設けられたディレーレバ
ー上ガイド805h (スリットし)と、カセット下ケ
ース801に設けられたディレーレバー下ガイド805
k (スリットL)にそって移動する。
またこのディレーレバー805には肉厚の薄くなったデ
ィレーレバーヒンジ805iが設けられており、ここの
部分が軸のかわりとなり自在に折れ曲る。このディレー
レバー805はポリプロピレンまたはポリエチレンまた
はポリアセタール等の(りかえし折り曲げに比較的強い
樹脂を用いている。このためディレーレバーヒンジ部8
05iで折れ曲がり、このディレーレバーヒンジ部80
51から先はディレーレバーガイド805h−kにそっ
て斜め上方向に移動するようになっている。ここで上ψ
下ガイド805h・kは斜めに傾いて設けられている。
そこで本実施例では、本体側の切換レバー71が時計方
向へ回動して、押圧ピン71aのガスライダ809と係
合してスライダ809を押し上げると、戻しバネ807
の付勢力に抗して、レバー805をプラテン7方向(矢
印CI)へ押す。ここでレバー805はヒンジ8051
を支点とし、スリットしにそって斜め上方へ突出する。
さらに、レバー805がインクリボンR及び記録紙Sを
介してプラテン7に当接後スライダ809を圧接バネ8
08の付勢力に抗してプラテン7方向へ押し、圧接バネ
808の付勢力によってレバー805がプラテン7を押
圧した状態で停止する。
したがって、このディレーローラ804の位置までは、
加熱後記録紙SとのインクシートRとは剥離せずに接触
したままの状態で走行し、このディレーローラ804を
通過後両者は剥離される。
なおこの様に本実施例では、圧接バネ808の弾性力を
介して、ディレーローラ804がプラテン7に軽く押圧
するよう構成さているので、ディレーローラ804がプ
ラテン7に当接する時には、弾性力による安定した力で
当接するので、オフセットによる画像記録の汚れ、ある
いはインクシートのしわや斜行などの供給不良等も防止
できる。
また反対に、本体側の切換レバー71が反時計方向へ回
動して、押圧ピン71aが退避している際には、スライ
ダ809は押し上げられることはなく、戻しバネ807
の付勢力によってプラテン7から遠ざかる方へ退避した
ままである。したがって、このディレーローラ804の
位置は、プラテン7から離れたままであり、加熱後記録
紙SとインクシートRとはサーマルヘッド63の端部を
通過後まもなく剥離される。なお、本実施例のサーマル
ヘッド63は発熱体63aからインクシートを剥ぎ取る
までの距離は約250cμm〕で、通常よりも短くしで
ある。
また2色インクリボンの第2色及びセルフコレクション
リボンの印字はインクリボンを約40°〜60°位の剥
ぎ取り角度で剥ぎ取ることによって印字可能である。
第26図(a)・(b)・(c)にディレーレバーの部
分の拡大斜視図を示す。
第26図(a)は前述実施例の斜視図、第26図(b)
及び第26図(C)は他の実施例の斜視図であり、第2
6図(b)はディレーレバーヒンジ部の代わりに、ディ
レーレバー805を先端部Aと後端部Bとに分割して、
これらをディレーレバー軸805mで回転自在に連結し
たものである。これによってもガイドピン805jがス
リットしにそって移動するので、ディレーレバーは斜め
方向へ突出する。さらに、第26図(C)は、ディレー
レバー805を湾曲して形成したものであり、本実施例
によれば、スリットLが無くても、このディレーレバー
808は斜め方向へ突出していく。
以上説明したように、各実施例によれば、ディレーレバ
ーを斜め方向へ突出させるので、省スペースでインクシ
ートを剥ぎ取る距離を取ることができて、転写速度を早
(することができる効果がある。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明は前記押圧部材を押圧作用位
置と、前記押圧作用位置から退避するための退避位置と
の間を、記録工程任意の時点で変位させることのできる
押圧部材駆動手段を有するので、押圧部材が記録領域の
いずれの位置に存在していても、迅速に変位することが
できるので、記録スピードを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体斜視図、第2図は
本発明の一実施例の断面図、第3図はそのキャリア部分
の分解斜視図、第4図はそのキャリア部分の断面図、第
5図はコントロール板、ヘッドカムの拡大斜視図、第6
図及び第7図は本発明の一実施例の左及び右側面図、第
8図及び第9図は本発明の一実施例のリボンカセット内
部平面図、第1O図は本発明の一実施例でシャッターギ
ヤの斜視図、第11図はコントロール板及びヘッドカム
の動作を説明するための状態図、第12図は本発明の一
実施例でキャリアピニオンと、紙送り機構の動作を説明
する状態図、第13図は本発明のプリンタを使用した電
子タイプライタ−の出力装置のブロック図、第14図は
キャリアイニシャライズのタイミングチャート図、第1
5図は本実施例のプリンタの動作を示す全体タイミング
チャート図、第16図はコントロール板の動作を示す状
態図、第17図はセルフコレクションリボンの印字時の
タイミングチャート図、第18図はセルフコレクション
リボンの消去時のタイミングチャート図、第19図は印
字時のリボンの用紙からの剥離状態を示す図、第20図
は消去時のリボンの用紙からの剥離状態を示す図、第2
1図は紙送り装置の他の実施例の部分斜視図、第22図
はバックラッシュを除去するための実施例の斜視図、第
23図は切換レバーの動作を説明するための状態図、第
24図は出力装置のフローチャート図、第25図はイン
クリボンカセットの分解斜視図、第26図(a)・(b
)・(C)はディレーレバーの斜視図である。 図において、 l・・・・・・ベース、     2・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・ラック、4・・・・・
・・PFクローラ5・・・・・・・・PFゴムローラ、
7・・・・・・プラテン、   11・・・・・・・P
Fクローラヤ、15・・・・・・・PFギヤ、    
16・・・・・・・・・・シャッタギヤ、18・・・・
・・・プレッシャギヤ、21・・・・・・・・・・・・
・・・・・・スイッチ、22・・・・・・・フレキ、 
   501・・・・・・・・・・・・・・・・・・キ
ャリア、502・・・・・・・・モータ、 506・・・・・・・・キャリアピニオン、512・・
・・・・・・コントロール板、515・・・・・・・ク
ラッチバネ、516・・・・・ヘッドカム、55・・・
・・・ベベルギヤユニット、63・・・・・・印字ヘッ
ド、  71・・・・・・・・・切換レバー、71・・
・・・・押圧ピン、   80・・・・・・・・・リボ
ンカセット、804・・・・・・ディレィ−ローラ、8
05・・・・・・ディレィレバー、 805j・・・・ガイドピン。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インクを有するインクシートを用いて、記録シー
    トに記録を行うプリンタにおいて、 インクシートを加熱するための記録ヘッドと、前記記録
    ヘッドの作用位置に対して、前記インクシートを供給す
    るためのインクシート供給手段と、 前記記録ヘッドに対して、前記インクシートの搬送方向
    下流側に設けられた、前記インクシートの搬送経路を変
    更するために前記インクシートを押圧可能な押圧部材と
    、 前記押圧部材を押圧作用位置と、前記押圧作用位置から
    退避するための退避位置との間を、記録工程任意の時点
    で変位させることのできる押圧部材駆動手段と、 を有することを特徴とするプリンタ。
  2. (2)前記押圧部材駆動手段が誤記録修正時に押圧部材
    を押圧作用位置へ変位させる特許請求の範囲第(1)項
    に記載のプリンタ。
  3. (3)前記押圧部材駆動手段が黒色記録時に押圧部材を
    押圧作用位置へ変位させる特許請求の範囲第(1)項に
    記載のプリンタ。
  4. (4)前記押圧部材駆動手段は、記録方向任意の位置で
    押圧部材の変位を行う特許請求の範囲第(1)項に記載
    のプリンタ。
  5. (5)前記押圧部材は前記記録ヘッドと一体に記録方向
    に対して往復移動可能である特許請求の範囲第(1)項
    に記載のプリンタ。
  6. (6)前記インクシートはセルフコレクションインクリ
    ボンである特許請求の範囲第(1)項に記載のプリンタ
  7. (7)前記インクシートは2色リボンである特許請求の
    範囲第(1)項に記載のプリンタ。
  8. (8)前記プリンタは、セルフコレクション用インクリ
    ボンカセット及び2色リボンカセットが装填可能である
    特許請求の範囲第(1)項に記載のプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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