JPS63166295A - 磁界抑圧装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はＣＲＴのディスプレイ装置において、コイル
、トランスなどにより発生する磁界に対する磁界抑圧装
置に関する。

〔従来の技術〕

トランス、コイルなどの電子部品は、その周囲に磁界を
発生し、他の電子機器類へ電波障害をおこすことがある
。

特に、テレビジョン受信機などのＣＲＴを使用したディ
スプレイ装置においては、偏向ヨーク、フライバックト
ランスなどの強い磁界を発生させる部品を使用しており
、水平偏向周波数の整数倍の周波数において顕著な電波
障害を発生する。

この障害となる磁界の発生原因は、装置により、あるい
は製造ロフトにより様々であり一様ではない。

この電波障害を規制するために、例えば西ドイツにおけ
るＦＴＺなどの規格が設けられているが従来、この電波
障害を規格値内におさえることが困難であった。

従来のＣＲＴディスプレイ装置においては、磁界発生に
より生ずる外部装置への影響を除去するために、強力な
磁界を発生するフライバックトランスを金属部材により
被覆する方法、ＣＲＴのキャビネット全体を金属部材に
より被覆する方法、また特に強い磁界に対して部分的に
遮蔽板を立てる方法などが用いられていた。

この従来のシールド方法においては、装置の全面をカバ
ーできないという欠点があった。

〔解決しようとする問題点〕

特に、ＣＲＴの表示面はシールドすることができないし
、シールド板に対して垂直方向に発生している磁界に対
しては単なるシールド板では効果が少ないと云う問題が
あった。

この発明においては、従来の装置周囲を被覆するシール
ド方法では対応できない磁界成分に対して、磁界の発生
方向を抑制し、指向性をもった磁界を各方向に分散させ
ることにより、各方位におけるピーク値として妨害をお
よぼしていた磁界成分を、平均的に妨害の少なくなるレ
ベルの磁界に低下せしめるための磁路閉ループを形成す
る方法を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上述の目的を達成するため、この発明においては、テレ
ビジョン受信機などのＣＲＴを用いたディスプレイ装置
において、装置筺体の少なくとも一側方に金属部材を用
いた磁路閉ループを配設し、電気回路を形成するコイル
、トランスなどにより発生する磁界に対し、磁界の方向
、ならびに磁束密度の抑圧を行い、他の電子機器類に対
する漏洩磁束の影響を減少させる磁界抑圧装置を構成し
た。

〔作用〕

この発明による磁界抑圧装置は、トランス、コイルなど
から発生する磁界に対し、磁路閉ループを形成する金具
、線材などを設けるので、磁界のエネルギーを吸収して
閉ループ回路に電流を流すことにより、外部に漏洩する
磁束を大巾に抑圧させ、外部に対する電波妨害の発生を
防止することができる。以後、この効果をショートリン
グ効果と記す。

〔実施例〕

この発明の一実施例について図面を参照しつつ説明する
。

第１図、第３図、第４図は、この発明による磁路閉ルー
プ回路のＣＲＴディスプレイに対する位置を示す斜視図
であり、第２図はＣＲＴディスプレイの表面とショート
リングの関係を示す平面図である。

点線で表示されたＣＲＴディスプレイ１に対し第１図、
第３図、第４図に示すような位置２に磁路閉ループ回路
２を設ける。このショートリングはＣＲＴを組み立てる
ための板状の金具を利用してもよく、または、電線によ
りショート回路を形成してもよい。また、この磁路閉ル
ープ回路は電気的ショート回路を形成すればよいので、
その形状は図に示すような角枠型でも円形でもよい。

但し、電気的にショート回路を形成する必要があるので
、電気抵抗の低い銅などの材料を利用しさらに、充分の
厚さ、巾を有して電気抵抗を低くおさえる程、ショート
リング効果があることはいう迄もない。

この各図面に示すように、第２図のＣＲＴの表示面４は
、表面に形成された画像を視る必要があるために、シー
ルドにより閉鎖することができない。

したがって、この装置の平面上でみると、ＣＲ１表示面
前方が最も強い電波障害を生じている。

そこで、第２図に示すように、磁路閉ループ回路３を、
ＣＲ７表示面４より前方に（外側に）突き出すようにシ
ールド（第４図のｄ）設ければ、ＣＲ７表示面４に対し
ても十分なショートリング効果を得ることが可能でとな
る。

なお、ここで説明した磁路閉ループ（図の２および３）
は、電気的に十分なショートリング効果を得るための寸
法を有すればよいので、その形状は角型、円型、さらに
途中に凹凸を有する形状であっても差支えなく筺体を組
立てるための金具を利用してもよい。

〔効果〕

以上説明したように、この発明に−よれば、ＣＲＴディ
スプレイの関連回路などにより局部的に発生する大きな
磁界の外部への漏洩を簡単な磁路閉ループで抑圧するこ
とができるので、他受信機などへの電波妨害を所定の規
格内で十分に防止可能となり、優れた磁界抑圧効果を実
現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明によるショートリングとＣＲＴの関
係を示す斜視図、第２図は同じくショートリングとＣＲ
７表示面との関係を示す平面図、第３図は本発明の他の
実施例の斜視図、第４図は、さらに本発明の他の実施例
を示す斜視図である。 １・・・ＣＲＴディスプレイ、 ２・・・閉ループ回路、 ３・・・閉ループ回路、 ４・・・ＣＲＴ表示面。 出願人　日本電気ホームエレクトロ ニクス株式会社 代理人　弁理士　増　１）竹　夫 第４閲

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ＣＲＴを用いたディスプレイ装置において、装置筺
   体の少なくとも一側方に金属部材を用いた磁路閉ループ
   を配設したことを特徴とする磁界抑圧装置。