JPS63165614A - 鋼矢板静荷重圧入引抜機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、油圧によって鋼矢板をチャッキングしてこれ
を圧入又は引抜きする鋼矢板静荷重圧入引抜機に関する
。

（従来の技術）・ 例えば下水工事においては、下水溝両側壁に沿って多数
枚の鋼矢板が連続的に打ち込まれるが、近年の振動、騒
音等の公害に関する問題のクローズアップと共にこの種
鋼矢板静荷重圧入引抜機が採用されるに至った。

ところで、斯かる鋼矢板静荷重圧入引抜機は、油圧によ
って鋼矢板をチャッキングしてこれを圧入等する本体と
、該本体とは別体に構成され、本体に油圧を供給する油
圧ユニットと、該油圧ユニットを駆動する発電ユニット
とて構成されていた。

而して、該鋼矢板静荷重圧入引抜機を用いての鋼矢板の
圧入等の作業は、前記本体を既に圧入流の鋼矢板列の上
端部にチャッキングしてこれを固定し、前記発電ユニッ
トにて駆動される油圧ユニットから本体に油圧を供給し
、圧入すべき所定の鋼矢板をチャッキングしてこれを圧
入することによってなされる。そして、斯かる作業は本
体をクレーン等の吊上機によって吊り上げてこれの固定
位置を移動させることによって連続的になされる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記従来の鋼矢板静荷重圧入引抜機は、
本体の他に油圧ユニット及び発電ユニットを含むため高
価てあり、これら油圧ユニット及び発電ユニットの設置
スペース、移動、メインテナンス等の問題が生じてくる
。又、作業に当っては前述の如く本体をクレーン等で吊
り上げてこれを移動させる必要上、クレーン等の吊上機
を要し、更に例えば下水溝の片面毎にしか作業を進める
ことができず、作業能率が悪いという問題もあった。

本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的と
する処は、構成ユニットの削減によってコストダウンが
図れるとともに、吊上機等を要せずして作業を能率的に
進めることがてきる鋼矢板静荷重圧入引抜機を提供する
にある。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成すべく本発明は、油圧にて鋼矢板をチャ
ッキングしてこれを圧入又は引抜きする鋼矢板静荷重圧
入引抜機を油圧発生手段及び該油圧発生手段によって駆
動される作業アームを備える移動車両の上記作業アーム
の端部に着脱自在に取り付けるよう構成した。

（作用） 而して、鋼矢板静荷重圧入引抜機は移動車両に既設の油
圧発生手段からの油圧の供給を受けて所要の作業をなす
ことかてきるため、従来要していた油圧ユニット及び発
電ユニットか不要となり、著しいコストダウンを図るこ
とができる。又、当該鋼矢板静荷重圧入引抜機の移動は
移動車両に備えられた作業アームによってなされるため
、クレーン等の吊上は機を要さず、例えば下水溝の両側
を交互に並行して作業を能率的に進めることかできる。

（実施例） 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図は本発明に係る圧入引抜機の側面図、第２図は第
１図の矢視Ｘ方向の図、第３図は同圧入引抜機の平面図
である。

図においてＡはクローラ型のバックホーであって、該バ
ックホーＡは左右一対のクローラ走行装置１，１を有し
、これらクローラ走行装置１．１の上方には機体２が水
平旋回自在に設けられている。そして、機体２には駆動
源たるエンジン及び該エンジンによって駆動されて油圧
を発生するオイルポンプ等の油８圧発生手段（何れも図
示せず）が設けられている。又、機体２の略中間部には
くの字状に折曲された作業アーム３の一端が軸４にて上
下回動自在に枢着されて設けられており、該作業アーム
３の中間部と機体２との間には油圧シリンダユニット５
が軸６．７にて連結されており、作業アーム３の中間部
には別の油圧シリンダユニット８の一端が軸９にて連結
されて設けられている。尚、両袖圧シリンダユニット５
，８は機体２に設けうれた前記油圧発生手段によりて駆
動され、油圧シリンダユニット５は作業アーム３を軸４
を中心に上下動せしめる。

又、図中Ｂは本発明に係る鋼矢板静荷重圧入引抜機であ
って、これは前記バックホーＡの作業アーム３先部に着
脱自在に取り付けられている。即ち、該圧入引抜機Ｂの
連結部材１０に横架される水平軸１１．１２にそれぞれ
前記油圧ユニット８、作業アーム３の端部が連結されて
いる。又、連結部材１０の上下のブラケット１３ａ、１
３ｂには垂直軸１４が挿通保持されており、該垂直軸１
４には本体１５が水平旋回自在に枢着されている。そし
て、本体１５と連結部材１０間には、第３図に示す如く
、本体１５を垂直軸１４を中心として水平旋回せしめる
油圧シリンダユニット１６が介設されている。

上記本体１５の下部には、既に圧入された鋼矢板の上端
部を油圧によってチャッキングして本体１５を固定すべ
きチャッキング機構１７−・・及びガイド１８に沿って
上下動する圧入引抜部材１９が設けられており、該圧入
引抜部材１９は圧入等すべき鋼矢板を油圧によってチャ
ッキングすべきチャッキング機構２０が設けられている
。そして、上記圧入引抜部材１９は本体１５の左右に垂
下する油圧シリンダユニット２１．２１の下端に連結支
持されてい葛。尚、図示しないが、圧入引抜機Ｂのチャ
ッキング機構１７−．２０及び油圧シリンダユニット１
６，２１．２１は油圧ホースを介してバックホーＡ側に
既設の油圧発生手段に連結されている。

次に水圧入引抜機Ｂの作用を説明する。

例えば第３図に示す巾Ｗの下水溝Ｃの両側壁ａ、ｂに沿
って鋼矢板を連続的に打ち込むには、バックホーＡを図
示位置に停止させ、該バックホーＡ側に既設の油圧発生
手段にて発生する油圧を油圧シリンダユニット１６に供
給して該油圧シリンダユニット１６を駆動し、圧入引抜
機Ｂの本体１５を垂直軸１４を中心に旋回せしめて該本
体１５を側壁ａに沿ってセットする。そして、バックホ
ーＡに既設の油圧発生手段からの油圧の供給を受けて圧
入引抜機Ｂの本体１５に設けたチャッキング機構１７・
・・を駆動し、これらチャッキング機構１７・・・にて
既に側壁ａに沿って圧入法の鋼矢板列の上端部をチャッ
キングして本体１５を該鋼矢板列の上端部に固定する。

次に、同じくバックホーＡ側に設けられた油圧発生手段
からの油圧の供給を受けて圧入引抜部材１９のチャッキ
ング機構２０を駆動し、圧入すべき鋼矢板を該チャッキ
ング機構２０にてチャッキングし、その後、油圧シリン
ダユニット２１．２１を駆動して圧入引抜部材１９を鋼
矢板と共に押し上げ、該鋼矢板を圧　。

入する。尚、圧入中の鋼矢板の垂直姿勢は油圧シリンダ
ユニット８の制御によって保たれる。

以後、同様にして複数の鋼矢板を連続的に圧入すること
ができるが、圧入引抜機Ｂの下水溝Ｃの側壁ａに沿って
の移動は、バックホーＡ自身の移動及び旋回、作業アー
ム３の上下動によってなされるため、従来要していたク
レーン等の専用吊上様か不要となる。又、本実施例によ
れば、下水溝Ｃの側壁ａに沿う圧入作業の一部が終了し
た時点て作業を他の側壁す側に移し、以後交互に作業を
進めるようにすれば、作業能率を高めることができる。

以上に示したように、本発明に係る板鋼矢板静荷重圧入
引抜機ＢはバックホーＡに既設の油圧発生手段からの油
圧の供給を受けて所要の作業をなすことができるため、
従来要していた油圧ユニット及び発電ユニットが不要と
なり、著しいコストタウンを図ることがてきる。

尚、以上の実施例においては、特に圧入作業に限って説
明したが、引抜作業も同様にしてなすことができる。又
、圧入引抜機を取り付けるべき車両として特にバックホ
ーを採用したが、油圧発生手段及び作業アームを備える
移動車両であれば他の任意のものを採用し得る。

（発明の効果） 以上の説明で明らかな如く本発明によれば、油圧にて鋼
矢板をチャッキングしてこれを圧入又は引抜きする鋼矢
板静荷重圧入引抜機を、油圧発生手段及び該油圧発生手
段によって駆動される作業アームを備える移動車両の上
記作業アームの端部に着脱自在に取り付けるよう構成し
たため、従来要していた油圧ユニット及び発電ユニット
が不要となり、当該鋼矢板静荷重圧入引抜機のコストダ
ウンを図ることができるともに、吊上機等を要せずして
作業を爺率的に進むことができるという効果が得られる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る圧入引抜機の側面図、第２図は第
１図の矢視Ｘ方向の図、第３図は同圧入引抜機の平面図
である。 Ａ・・・バックホー、Ｂ・・・鋼矢板静荷重圧入引抜機
、３・・・作業アーム、５，８，１６．２１−・・油圧
シリンダユニット、１７．２０・・・チャッキング機構
。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）油圧にて鋼矢板をチャッキングしてこれを圧入又
   は引抜きする機械であって、油圧発生手段及び該油圧発
   生手段によって駆動される作業アームを備える移動車両
   の前記作業アームの端部に着脱自在に取り付けられるこ
   とを特徴とする鋼矢板静荷重圧入引抜機。
2. （２）前記移動車両の作業アームに対して本体を水平旋
   回せしめる油圧シリンダユニットを備えることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の鋼矢板静荷重圧入引抜
   機。