JPH11324546A - 自走式オールケーシング掘削機 - Google Patents

自走式オールケーシング掘削機

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JPH11324546A
JPH11324546A JP12616698A JP12616698A JPH11324546A JP H11324546 A JPH11324546 A JP H11324546A JP 12616698 A JP12616698 A JP 12616698A JP 12616698 A JP12616698 A JP 12616698A JP H11324546 A JPH11324546 A JP H11324546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
casing
power unit
base frame
self
Prior art date
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Pending
Application number
JP12616698A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Nagata
三雄 永田
Kiyomi Kobayashi
清見 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】次の杭施工位置へ短時間で簡便かつ正確に移動
できるとともに移動のために新たな動力源を必要としな
い自走式オールケーシング掘削機を提供する。 【解決手段】チュービング装置のベースフレーム20の
左右に油圧モータ駆動の履帯式の走行体30を設けると
ともにベースフレーム20後部に設けた架台35にパワ
ーユニット40を搭載し、該パワーユニット40には該
走行体30の駆動用として同容量の2個の可変容量型の
油圧ポンプ53、54を設け、該油圧ポンプの一方の吐
出油を切換弁61を介してケーシングチューブ1の回動
のための油圧回路80へ接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基礎杭を構築する
場所打ち杭施工などに使用されるオールケーシング掘削
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基礎杭を構築する場所打ち杭施工にケー
シング回転式オールケーシング工法が多用されている。
これは、ケーシングチューブを把持し揺動や回転させつ
つ地中に押し込みながら、ケーシングチューブ内の土砂
をハンマーグラブなどによって除去して基礎杭孔を形成
し、鉄筋の挿入等所定の手当を行った後にケーシングチ
ューブ内にコンクリートを打設しながら、把持したケー
シングチューブを、徐々に引抜いて場所打杭を造成する
ものである。
【0003】この工法に使用されるオールケーシング掘
削機は、定置式のものが使用されており、これに使用さ
れる動力は別途設置したパワーユニットによっている。
このパワーユニットはケーシングチューブの把持、押込
み及び引抜きなどのシリンダへ圧油を供給する油圧ポン
プとケーシングチューブの回動のための油圧モータへ圧
油を供給する油圧ポンプをエンジンで駆動させている。
シリンダ供給用はギアポンプが、ケーシングチューブの
回動用には大きな動力を必要とするので可変容量型のも
のを複数個用いられている。
【0004】このようなケーシング掘削機では、1つの
杭の施工が完了し、次の杭施工箇所に移動する場合は、
一部を分解しクレーンによって行われている。このた
め、移動に手間がかかり作業効率が悪いという欠点があ
った。そこで、特開平8−199962号公報に示され
るように、掘削機本体に履帯式の走行フレームを脱着可
能に設けて自走を可能にしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
自走式オールケーシング掘削機は、掘削機本体のみの移
動が可能なだけで、パワーユニットは定置式であるた
め、次に施工される杭がすぐ近くである場合はともか
く、移動にあたってはパワーユニットと掘削機本体との
油圧ホースや電線などの脱着とパワーユニットをクレー
ンで吊持して移動させる必要があり、また、掘削機本体
の走行のための動力を掘削機本体のパワーユニットとは
別に設置する必要があるので、費用が嵩むなどの欠点が
ある。
【0006】そこで、本発明は、次の杭施工位置へ短時
間で簡便かつ正確に移動できるとともに移動のために新
たな動力源を必要としない自走式オールケーシング掘削
機を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、次の手段を採った。即ち、チュービン
グ装置のベースフレームの左右に油圧モータ駆動の履帯
式の走行体を設けるとともにベースフレーム後部に設け
た架台にパワーユニットを搭載し、該パワーユニットに
は該走行体の駆動用として同容量の2個の可変容量型の
油圧ポンプを設け、該油圧ポンプの一方の吐出油を切換
弁を介してケーシングチューブの回動のための油圧回路
へ接続したことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施形態
例に基づいて説明する。図1および図2に示すように、
チュービング装置10を搭載したベースフレーム20の
左右に履帯式の走行体30が脱着可能に取り付けられて
おり、その駆動輪に油圧モータを備えている。また、ベ
ースフレーム20の後部には架台35がブラケット36
によって脱着可能に設けられ、該架台35には走行駆動
用を含めたエンジン駆動のパワーユニット40が搭載さ
れている。
【0009】チュービング装置10の機構は、図3に示
すように、ケーシングチューブ1の外周に複数の楔状の
チャック部材4が回転リング6に吊下げられ、回転リン
グ6は、上部フレーム8にベアリング2を介して回転可
能に支持されている。そして、上部フレーム8は、複数
のチャックシリンダ14によって昇降フレーム12と連
結されている。
【0010】昇降フレーム12にはケーシングチューブ
1をチャック部材4と共に挿入可能な回転体16が、ベ
アリング3を介して回転可能に支持されており、昇降フ
レーム12に固設された複数の油圧モータ18により回
転駆動されるように構成されている。
【0011】また、昇降フレーム12はベースフレーム
20の四隅に設けられた昇降シリンダ17によって昇降
されるように構成されている。さらに、ベースフレーム
20の底面の四隅には、レベル調整用のジャッキ19が
取り付けられており、杭孔施工にあたっては、これを伸
長し、走行体30を地表から浮かせるとともに杭孔が真
直に掘削されるようにベースフレーム20のレベルや傾
斜が調整される。
【0012】なお、図3の左側半分は、チャックシリン
ダ14を縮小作動させてチャック部材4でケーシングチ
ューブ1を把持している状態を示し、右側半分は把持が
解除されている状態を示している。パワーユニット40
はエンジン、油圧ポンプ、油圧タンク、バルブ等から構
成され、チュービング装置10および走行体30の油圧
モータなどに圧油を供給する油圧ホースや制御のための
電線がそれぞれ接続されている。
【0013】次にケーシング掘削機の油圧回路について
図4に基づいて説明する。エンジン43の出力軸にギア
ボックス44が設けられ各歯車軸に油圧ポンプ51、5
2、53、54、が接続されている。油圧ポンプ51お
よび油圧ポンプ52はケーシングチューブ1を回動させ
るためのもので、可変容量型が用いられ、吐出油は配管
80で合流され、切換弁56を介して複数の油圧モータ
18へ並列に接続されている。なお、57はリリーフ弁
である。
【0014】油圧ポンプ53と油圧ポンプ54は可変容
量型で同じものが用いられ、切換弁61、62を介して
走行駆動させるための油圧モータ63、64へそれぞれ
接続されている。なお、65、66はリリーフ弁であ
り、前記リリーフ弁57の設定圧より高く設定されてい
る。また、67、68はブレーキ弁と称されるもので、
油圧モータの走行回路に一般に使用されるものである。
【0015】69は2個の油圧ポンプ53、54を同調
させるための同調制御回路でその詳細は図5に示すよう
なものである。この同調制御回路69は、2個の油圧ポ
ンプが互いに相手の回路の負荷を検知して油圧ポンプの
吐出量を同じくするように制御するものでエンジンの過
負荷を防止する機能も有している。なお、油圧ポンプ5
3、54は前記の油圧ポンプ51、52に比べて1/2
以下の容量のものが用いられている。
【0016】そして、切換弁60が中立の位置において
は、油圧ポンプ53の圧油はチャックシリンダ14、昇
降シリンダ17、水平ジャッキ19にそれぞれ切換弁7
0、71、72を介して接続されており、一方、切換弁
61の中立位置では油圧ポンプ54の圧油は前記ケーシ
ングチューブ1の回動のための回路の配管80に接続さ
れている。
【0017】このように構成されているので、杭孔施工
時は、油圧ポンプ54の圧油もケーシングチューブ1の
回動に使用されるので、エンジン43の動力はケーシン
グチューブ1の回動とチャックシリンダ14及び昇降シ
リンダ17の作動のために使用されることになる。この
ため、油圧ポンプ51および油圧ポンプ52は従来より
小型で容量の少ないものでよい。
【0018】一方、走行は、切換弁60、61の切換操
作によって行われる。次の施工場所へ移動される位置精
度はかなり高くなければならないが、可変容量型で同調
制御回路69を備えているので、直進走行を精度よく行
え、微速走行もできるので、正確な位置への移動が可能
である。
【0019】なお、移動式ケーシング掘削機を輸送する
場合はトレーラに分割して搭載するが、走行体30は片
側ずつ取り外し、パワーユニット40は架台35と一体
で取り外せばよい。また、狭い現場では走行体30と架
台35をベースフレーム20に取り付けないで従来と同
様の定置式としての使用も可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、次の杭施工位置へ短時間で簡
便かつ正確に移動できるとともに移動のために新たな動
力源を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての移動式ケーシング
掘削機の側面図である。
【図2】同移動式ケーシング掘削機の正面図である。
【図3】同移動式ケーシング掘削機のチュービング装置
の機構説明図である。
【図4】同移動式ケーシング掘削機の油圧回路である。
【図5】図4の同調制御回路69の詳細である。
【符号の説明】
1…ケーシングチューブ 2…ベアリング 3…ベアリング 4…チャック部材 6…回転リング 8…上部フレーム 10…チュービング装置 12…昇降フレーム 14…チャックシリンダ 16…回転体 17…昇降シリンダ 18…油圧モータ 19…ジャッキ 20…ベースフレーム 30…走行体 35…架台 36…ブラケット 40…パワーユニット 43…エンジン 44…ギアボックス 51、52…油圧ポンプ 53、54…油圧ポンプ 56…切換弁 57…リリーフ弁 60…切換弁 61…切換弁 63…油圧モータ 64…油圧モータ 65、66…リリーフ弁 67、68…ブレーキ弁 69…同調制御回路 70…切換弁 71…切換弁 72…切換弁 80…配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チュービング装置のベースフレームの左右
    に油圧モータ駆動の履帯式の走行体を設けるとともにベ
    ースフレーム後部に設けた架台にパワーユニットを搭載
    し、該パワーユニットには該走行体の駆動用として同容
    量の2個の可変容量型の油圧ポンプを設け、一方の油圧
    ポンプの吐出油を切換弁を介してケーシングチューブの
    回動のための油圧回路へ接続したことを特徴とする自走
    式オールケーシング掘削機。
  2. 【請求項2】前記走行体の駆動用の他方の油圧ポンプの
    吐出油を切換弁を介してケーシングチューブの把持及び
    押し込みのための油圧回路へ接続したことを特徴とする
    請求項1記載の自走式オールケーシング掘削機。
JP12616698A 1998-05-08 1998-05-08 自走式オールケーシング掘削機 Pending JPH11324546A (ja)

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JP12616698A JPH11324546A (ja) 1998-05-08 1998-05-08 自走式オールケーシング掘削機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5621026B1 (ja) * 2013-09-10 2014-11-05 山本基礎工業株式会社 低空頭掘削機
CN107780917A (zh) * 2016-08-25 2018-03-09 徐州盾安重工机械制造有限公司 全回转钻机动力控制系统

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JP5621026B1 (ja) * 2013-09-10 2014-11-05 山本基礎工業株式会社 低空頭掘削機
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