JPS63165213A - パレツト自動洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、荷物運搬等の際に使用するパレットの自動洗
浄装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、パレットが使用により塵等の付着やその他によっ
て汚れだ場合、手作業によって水洗するのがほとんどで
あった。しだがってパレットの洗浄作業は非能率的であ
り、しかもパレットは比較的大型なものが多く又フォー
クリフトによる移動の際に利用するフォークロ（フォー
ク挿入口）等の開口や凹凸がある等のだめに手作業での
洗浄は容易ではない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、以上述べたような実情に鑑みなされたもので
あって、パレットを移動させながらパレットの各面を順
次洗浄して行くパレット自動洗浄装置を提供するもので
ある。

〔問題点を解決するだめの手段〕

本発明のパレット自動洗浄装置は、各工程を上下方向に
配置した第１列、第２列の隣接した二つの工程列にし、
第１の列に設けた上昇機溝によってパレットを順次各段
へ上昇せしめ、最上段にて横スライドユニットにより第
２列の最上段へ移動させ、第２列に設けた下降機構によ
って各段を経・て順次下降せしめるようにし、この装置
内の上昇。

下降中に第１列、第２列のうちの適宜段階に設置された
第１．第２の側面洗浄ユニットおよび上下面洗浄ユニイ
トによりパレットのすべての面を洗浄するようにしたも
ので、これによってパレットの自動洗浄を連続して行な
うことを可能にしたものであって、しかも少ない設置面
積上に設置することを可能にしたものである。

第１図は、本発明のパレット洗浄装置の概要を示す図で
ある。この図においてチェーン（コンベアー）２により
送られて来るパレット１はストッパーにより所定位ｉｉ
ｔ　（Ａ位置）に停止され、次にパレット上昇機構によ
り上昇され上段の２段目（Ｂ位置）に達し固定保持され
る。ここでフォークロ用ブラシ２１と側面用ブラ／２２
よりなる第１の側面洗浄ユニット２０の矢印方向の往復
動によって相対する一対の側のフォークロおよび側面（
例えば斜線を付した面）が洗浄さ九る。ここでの洗浄が
終るとパレット１は更に上昇され３段目（Ｃ位置）まで
上昇し停止される。続いて横スライドユニットによって
横方向に移動され第２列の最上段である３段目（Ｄ位置
）へ移され停止される。ここの第２列の３段目には上面
用ブラシ３１と下面用ブラシ３２からなる上下面洗浄ユ
ニット３０が設置されていて、このユニット３０の矢印
方向の往復動によりバレットの上下の面が洗浄される。

この洗浄が終るとパレット下降機構によってパレット１
は第２列の３段目から２段目（Ｅ位置）へ移されここで
停止保持される。この第２列の２段目には第２の側面洗
浄ユニット３５が設けられていて、このユニットの矢印
方向の往復動によりまだ洗浄されていない側のフォーク
ロおよび１１１１１面（例えば斜線を付した面）が洗浄
される。洗浄終了後は第２列の２段目のパレットは下降
し第２列の１段目（Ｆ位置）に移動し更にチェーン２に
より装置外へ送り出される。

以上のように本発明装置では、パレットが第１列での各
段への上昇と第２列での各段への下降を順次行なう間に
パレットのすべての面の洗浄が自動的に行なわれる。又
最初のパレットが第１列の２段目に達した時に次のパレ
ットがコンベアーにより第１列の１段目に送り込まれ、
更に最初のノ（レットと２番目のパレットが夫々第１列
の２段目。

３段目に移された時に３番目のパレットが第１列の１段
目に送り込まれると云うように、順次／（レットを第１
列の１段目に送り込むことによって、最初のパレットが
第２列の１段目に達した時には、丁度第１図のように両
列の各段にパレットが存在し上下の面、各側面の洗浄工
程が同時に行なわれる。したがって極めて能率的である
。

本発明の洗浄装置は、乾式の洗浄にも又水洗い等の温式
の洗浄でも適用し得る。また、２方差しのパレットの洗
浄に使用することができ、この場合は、第１．第２の側
面洗浄ユニット２０．３５のどちらか一方でフォークロ
の洗浄を行なえばよい。

〔実施例〕

次に本発明のパレット自動洗浄装置の実施例について説
明する。第２図は本発明の実施例の装置を側面よりみた
図であって、１０は装置全体を覆っている装置本体で第
１列１１と第２列１２の上下方向の伸びて位置している
二つの列よりなり、第１図と同様に各列とも３段に区切
られている。この装置本体１０の底面（１段目）には入
口１０　ａから出口１０　ｂ全通して移動するチェーン
（コンベアー）２が設けられている。１３は第１列の１
段目のコンベアー２の移動の邪魔にならない位置に設置
されていてコンベアー２より若干上方に伸びているスト
ッパーである。

１５は第１列のパレット移送方向の前後（図面では左右
フに夫々パレット１の長さよシも広い間隔をあけて配置
された一対のパレット上昇機構で第３図に示すようにい
ずれもワイヤー等を用いた駆動機構により上下動する移
動板１６とこの移動板１６に取付けられていてエアーシ
リンダー等の操作によって矢印方向に一定間隔だけ前後
動可能なパレット支持爪とよりなっている。又１９はパ
レット保持固定爪である。

２０は、第４図に示すような構造の第１の側面洗浄ユニ
ットで、第１列の２段目の高さにパレット１０幅よりも
若干広い間隔をおいて左右一対設置されている。この第
１の側面洗浄ユニット加は、第７図のようなフォークロ
用ブラシ２１と第６図のような側面用ブラシ２２とにて
構成され、例えばレールに沿って前後方向に移動する。

２５は第１列の３段目に設置された第５図に示す構造の
横スライドユニットで、左右位置に夫々パレット１０幅
より広い間隔をおいて一対設けられている。この横スラ
イドユニット５は夫々パレット固定部材２６を有してお
シ又駆動機構によってレールｎに沿って第１列の３段目
と第２列の３段目の間を往復動するように構成されてい
る。

３０は、第２列の３段目に置かれた上下面洗浄ユニット
で、横スライドユニット５によジ第１列の３段目より移
送されて来るパレットの上側に位置する上面用ブラシ３
１と下側に位置する下面用ブラシ３２より構成される。

これらブラシ３１．３２は、いずれも第８図に示すよう
な構造のものである。又この上下面洗浄ユニット３０は
、停止時はパレットが置かれる位置よりも左側（パレッ
トの左端よりも更に左）に位置し、洗浄時には左右方向
に一体に移動する。

３５は、第２列の２段目にパレットの長さより若干広い
間隔をおいて前後に一対設置されている第２の側面洗浄
ユニットで、第１の側面洗浄ユニット加と設置位置や移
動方向（左右方向に移動する）が異なるのみで、構成は
実質的に同じである。

つまりフォークロ用ブラシ３６と側面用ブラシ３７より
構成されている。

４０は、パレット上昇機構と同じ構成である移動板４１
とパレット支持爪４２．４３を有するもので、パレット
の幅より広い間隔をおいて左右に一対設置されているパ
レット下降機構である。

次にこの実施例の作用について述べる。

マスハレットマカシンよシバレット１かコンベアー２に
より移送され入口１０　ａよシ装置本体１０内へ入る。

このパレット１の洗浄面がストッパー１３に当りパレッ
トは所定の位置に停止する。この時パレット上昇機構１
５は下段（１段目）の位置にある。ここで移動板１６の
下側に設けられたパレット支持爪１８が出てパレット１
の前後端面に形成されているフォークロ内に挿入される
。続いてパレット上昇機構１５が駆動し移動板１６が上
昇するので、パレット１はパレット支持爪１８に支持さ
れて上昇し２段目に達して停止する。次にパレット保持
固定爪１９が前方へ出てパレットを保持する。このパレ
ット保持固定爪１９は、第３図に示すように段部１９　
ａを有しているので、前後一対の爪１９により保持され
ると共に動き得ないように定位置に固定される。

以上のようにパンツ）１が爪１９にて固定された時に第
１の側面洗浄ユニット加が往復運動を行ない、先行する
側面用ブラシρにより左右両側面を図、（Ｂ）は側面図
）においてユニット全体がレールお上を矢印方向へ移動
するとともにモーター２４の、駆動によりフォークロ用
ブラシ２１が前進してフォークロに挿入され両側面なら
びにフォークロが洗浄される。

この第１の側面洗浄ユニット２０による洗浄作業中にパ
レット上昇機構１５は、パレット支持爪１７゜１８が引
込み更に移動板１６が下降する。ここでパレット支持爪
１７．１８が前進して２段目にいるパレットとパレット
マガジンよりコンベアー２によす送り込まれた２番目の
パレットとを夫々支持する。

再び移動板１６が上昇することによって２段目にあるパ
レットと１段目にあるパレットが同時に上昇し夫々３段
目と２段目に移動する。

ここで２段目のパレットは、前述と同様にパレット保持
固定爪１９によって保持され、第１の側面洗浄ユニット
２０によって洗浄される。一方３段目のパレットは、横
スライドユニット５のパレット固定部材２６により保持
されユニット部の矢印方向への移動によって第１列の３
段目から第２列の３段目へ移動する。上下洗浄固定爪（
図示せず）によって第１列の３段目から移動して来たパ
レットを支持する。

この時上下面洗浄ユニット（９）が駆動し、左右方向の
往復動を行なうことによって第２列の３段目に位置して
いるパレットは洗浄される。

その間に第１列では、パレット上昇機構１５の移動板１
６の下降および上昇によって前述の操作と同じようにし
て２段目のパレットの３段目への上昇とパレットマガジ
ンよシ送り込まれている１段目のパレットの２段目への
上昇が行なわれる。

第２列の３段目のパレットの上下面の洗浄が終る時、パ
レット下降機構４０の移動板４１は２段目と３段目の間
に位置し、そのパレット支持爪４２によってパレット支
持爪 板４１のパレット支持爪４２に支持されて下降する。

２段目に下降した最初のパレットはパレット保持固定爪
により固定され、第２の側面洗浄ユニットによってまだ
洗浄されていない前後の側面がフォークロ用ブラシ３６
と側面用ブラシ３７によりフオークロ内および前後両側
面が洗浄される。

この第２の側面洗浄ユニットによる洗浄の間にパレット
下降機構４０の移動板４１は上昇する。一方第１列では
３段目のパレットが横スライドユニットにより第２列の
３段目に移動され、又２段目と１段目の両パレットはパ
レット上昇機構により夫々３段目と２段目に移動する。

第２の側面洗浄ユニットにより洗浄された第２列の２段
目のパレットおよび第１列の３段目より＄２列の３段目
へ移動され上下面洗浄ユニットにより洗浄されたパレッ
トとは、パレット下降機構４０の移動板４１の下降によ
って一緒に下降し、夫々２段目および１段目へ移動する
。

第２列の１段目へ移された最初に装置内へ送り込まれた
パレットは、左右の９１１１面、上下面２前後の側面の
すべての面及びフォークロが洗浄されてコンベアー２に
より出口１０　ｂより送り出される。

この時装置本体内の各列、各段にある各パレットは、例
えば２番目のパレットが第２列の２段目にあって第２の
側面洗浄ユニットによって前後の１１ｉｌｌ　ｍが洗浄
されている等、各段における工程での作業が行なわれて
いる。その後時間の経過とともに順次最初のパレットと
同じ作業によってすべての面が洗浄された上で装置本体
出口１０　ｂより順次送り出されて行く。

この実施例は、乾式の洗浄を行なうものでしたがって各
ブラシの回転、移動によってパレットの各面を擦ること
によって各面に付着した異物や汚れを落すものである。

したがって粉塵が舞い上がるためこれを防止するために
集塵機構を設けることが好ましい。

父上記実施例と全く同じ構成により水洗式の洗浄を行な
うことも可能である。その場合は、第１゜第２の側面洗
浄ユニット、上下面洗浄ユニットの各ユニット又はその
近傍に液体噴射装置を設置すればよい。

・第６図、第７図、第８図は夫々本発明で用いる側面用
ブラシ、フォークロ用ブラシ、上下面用ブラシの斜視図
である。

側面用ブラシは、平面状の部分を洗浄する目的であるた
めにシンプルな形状が望ましく、第６図のようなポリラ
シャ−型ブラシが望ましい。

フォークロ用ブラシは、開口部内にブラシを入れて洗浄
するため軸付のロールブラシが望ましい。

又パレットのフォークロの断面形状の（？ＩＪｉｄ第９
図（イ）、（ロ）、（ハ）に示す通りである。したがっ
て第９図（イ）、（ロ）等の形状の場合は第７図に示す
ような段付ロールブラシが望ましい。これによって開口
内に挿入した時に内部のすべての部分を洗浄出来る。

上下面用ブラシは第８図のようなロールブラシでシンプ
ルな形状で又ポリラシャ−型に比べ安価である。

谷ブラシの線材の材料はナイロン、ポリプロピレン、塩
化ビニル等が考えられる。又この材料や。

径、長さ等や、ブラシの回転速度等は、汚れを完全に落
し得てしかもパレット自体や印刷面には影４を与えない
ように選択する必要がある。そのための条件は、パレッ
トの材料等によって異なるので、各種のブラシを用意し
て洗浄すべきパレットによって交換使用することも好ま
しい。

例としてパレットがポリエチレン、ポリプロピレン等の
プラスチック製の場合に好ましい条件は、ブラシの線材
はナイロン、線材の線イ４０．５〜１．５鴎、線材の長
さ４０〜１５０ｍ、　　ブラシ外径（ボリツシャ型又は
ロールブラシ）１００〜２００　ｍ　、線材の密度は密
接潅又はピッチ間隔１０〜３０ｍのピッチ捲洗浄時ブラ
シ回転数２００〜７００回り、ブラシとパレットの相対
速度２〜２５ｍ／分、ブラシ線材とパレットとの接触長
さ５〜３０輔である。

〔発明の効果〕

本発明のパレット自動洗浄装置は、コンベアーにより送
られて来たパレットを順次移動させる間に自動的にすべ
ての面の洗浄を行ない得るもので、極めて効率的に洗浄
し得る。又一度に多数のパレットが装置内を移動し同時
に複数のパレットの異なる面を洗浄するので一層効率的
である。更に各工程へのパレットの移動が上下方向であ
るので装置の設置に広い面積を必要としない利点も有し
ている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示す図、第２図は本発明の一実
施例の側面図、第３図は本実施例で用いる上昇機構又は
下降機構および固定爪を示す斜視図１、第４図は本実施
例で用いる側面洗浄ユニットの平面図、第５図は本実施
例で用いる横スライドユニットの平面図、第６図は側面
用ブラシの斜視図、第７図はフォークロ用ブラシの斜視
図、第８図は上面用又は下面用ブラシの斜視図、第９図
はパレットのフォークロの形状の４ＰＪを示す断面図で
ある。 １・・・パレット、２・・・コンベアー、１０・・・装
置本体、１５・・・上昇機構、加・・・第１の側面洗浄
ユニット、５・・・横スライドユニット、加・・・・上
下面洗浄ユニット、３５・・・第２の側面洗浄ユニット
、４０・・・下降ユニット。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. いずれも上下方向に各３段の工程位置を有する第１列、
   第２列の工程列を構成してなるパレット自動洗浄装置に
   おいて、第１列においてパレットを夫々２段目、３段目
   へと上昇させるための上昇機構と、第１列２段目に設置
   されている第１の側面洗浄ユニットと、３段目に設置さ
   れていてパレットを第１列から第２列へ移動させる横ス
   ライドユニットと、第２列の３段目に設置されている上
   下面洗浄ユニットと、第２列内に設置され各パレットを
   夫々２段目、３段目へと下降せしめる下降機構と、第２
   列の２段目に設置されている第２の側面洗浄ユニットと
   より構成されていて、コンベアーにより送られて来るパ
   レットを第１列の所定位置に停止せしめ上昇機構により
   順次２段目、３段目へと上昇し、３段目にて横スライド
   ユニットにより第１列から第２列へ移動させ、第２列に
   おいて下降機構により２段目、１段目へと下降させる間
   に第１の側面洗浄ユニットにより相対する一対の側面を
   、上下面洗浄ユニットにより上下面を又残りの相対する
   一対の側面を第２の側面洗浄ユニットにより夫々洗浄す
   ることを特徴とするパレット自動洗浄装置。