JPS63163232A - 示温インキ - Google Patents

示温インキ

Info

Publication number
JPS63163232A
JPS63163232A JP31109186A JP31109186A JPS63163232A JP S63163232 A JPS63163232 A JP S63163232A JP 31109186 A JP31109186 A JP 31109186A JP 31109186 A JP31109186 A JP 31109186A JP S63163232 A JPS63163232 A JP S63163232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
color
ink
resin
color former
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31109186A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Takahara
一郎 高原
Yoshiaki Iwashita
良明 岩下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsumoto Kosan KK
Original Assignee
Matsumoto Kosan KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsumoto Kosan KK filed Critical Matsumoto Kosan KK
Priority to JP31109186A priority Critical patent/JPS63163232A/ja
Publication of JPS63163232A publication Critical patent/JPS63163232A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は温度と時間の履歴により変色する示温インキに
関する。
従来技術 冷凍食品等低温保存品は通常、一旦所定温度以上の環境
にさらされると変質するが、変質したものを再び低温保
存すると外観上未変質のものと区別できなくなる場合が
ある。低温保存品の販売ルート上での管理不備等にもと
づく変質を小面にヂエックし、変質のない商品を安心し
て消費者に供給するには、低温保存品か途中で所定温度
以」−にさらされていないことを容易に判断しうろこと
が必要である。
従来、熱変色+オ料としては、変色温度範囲および色の
種類か制限される金属錯塩結晶または液晶に代わって電
子供与性呈色性有機化合物、電子受容性CT (!化合
物およびアルコール類、エステル類などからなる熱変色
性組成物、あるいは電子受容性変色性有機化合物、電子
供与性有機窒素化合物およびアルコール類、エステル類
などからなる熱変色性組成物などが提案され、−100
°Cから200℃以上の広い温度範囲にわたって変色温
度範囲および色の種類を選択することが可能である。
また、電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物
との組み合イつ仕からなる熱変色性組成物において、成
分の1つを微小カプセルに内包し、所定の温度に所定の
時間加熱して、上記微小カプセルを破壊することにより
変色性が時間と温度の2項目に依存する熱積算型熱変色
組成物も提案されているが、この場合は、常温以上の温
度に加熱することにより微小カプセルが破壊され、変色
する組成物である。
発明が解決しようとする問題点 を記の特性を利用した温度表示具として、示温テープ、
凍結ブライン、または示温ノートあるいはラベルか提案
されている。
示温テープは、高温での温間履歴により若色する乙ので
、低温保存品には適さない。
低温での温度表示具としては凍結ブラインの融解時の形
状変化または色調変化(色素を併用)を検知ずろ方法が
提案されているが、この場合は管理できる温度が0℃以
下であり、又、温度と時間とに依存しての変化が検知て
きないため、0℃以上をら含む一般低温保存品の管理を
目的とする本発明には適さない。
一般の低温保存品の温度管理において所定の温度以上に
さらされた場合、その温度と時間とに依存して変色する
温度指示ノートか提案さ机ている(特開昭59−188
529号、特開昭50−55235号)か、低温保存品
等に貼付する方法に制限がある。
本発明の目的は、一般低温保存品のあらゆる部分に容易
に印刷することのできろ示温インキを提(共することを
目的とする。
本発明の他の目的は、低温保存品が所定温度以上にさら
された場合に、その温度と時間とに依存して変色する示
温インキを提供することにある。
問題点を解決ずろための手段 本発明は、(1)所定の温度で溶融するカプセル化ワッ
クス状物質。
(ii)カプセル化発色剤; (iii)  発色剤と接触して変色を起こす変色剤:
および (iv)  バインダー樹脂を溶解した樹脂溶液まfこ
は水性エマルジョン。
からなる示温インキに関する。
本発明において示温インキとは、温度および/または時
間により変色するインキをいい、発色するインキと消色
するインキの両者を包含する。
まず、以下に発色する示温インキについて説明する。
本発明の示温インキが低温保存品等の表面に、例えば印
刷あるいは塗布された時の状態の概念図を第1図に示す
示温インキ塗布後は、カプセル化され所定の温度で溶融
するワックス状物質(1)およびカプセル化さ4また発
色剤(2)は、変色剤(3)とともに、樹脂溶液中に分
散されている。次に、樹脂溶、夜中の溶媒を蒸発させる
と、カプセル化ワックス状物質(1)、カプセル化発色
剤(2)および変色剤(3)が樹脂中に結着される(以
下、樹脂溶液の溶媒が蒸発した本発明の示温インキを「
乾燥示温インキ」という)。
本発明の特徴は、本発明の示温インキを塗布乾燥し、乾
燥示温インキとすることにより、あらゆる種類のあらゆ
る部分に、簡便に温度表示物を取り付けられる点にある
本明細書においてワックス状物質(1)とは、使用温度
ずなわち、このノートを低温保存品等に貼付して、低温
保存しているときワックス状を示す物質を意味し、常温
でワックス状を示す物質の意味ではない。
ワックス状物質(1)および発色剤(2)はカプセル化
しであるので、その心意以上で製造保存しても、これが
溶融して変色剤(3)と接触することはない。
本発明の示温インキを低温保存品等に塗布乾燥して、乾
燥示温インキにしrこ後に、ローラー、スタンプ等適当
な方法で乾燥示温インキに王力をかけ、カプセルを破壊
させる。便fi+のため、以下この破壊操作をニー打刻
謬という。
すなわち、乾燥示温インキは、打刻によりカプセル化ワ
ックス状物質(1)およびカプセル化発色剤(2)が破
壊され、溶融しfニワックス状物質(1)が樹脂成分中
を拡散浸透し、発[!!剤(2)あるいは変色剤(3)
と接触し、さらに溶融し1ニワノクス状物質(1)か発
色剤あるいは変色剤(3)とともに樹脂成分(6)中を
拡散浸透し、発色剤(2)と変色剤(3)が接触すると
ういう各工程を経て発色する。
打刻操作は、ワックス状物質の溶融温度以下の環境下は
もちろん、ワックス状物質の溶融温度以上の環境下で可
能である。後者の場合、常温下で打刻作業を行い、打刻
後発色するまでの間(以下「猶予時間」という)に冷凍
すればよいので、使用に際して非常に便fすである。猶
予時間内に所定温度以下に冷却されると、発色する前に
上記した工程がある段階で中断する。低温保存品等に塗
布された乾燥示温インキは、低温保存品等が所定温度以
上になると、ワックス状物質が再び溶融し、中断しfコ
上記工程が再び開始され、発色にいたる。
第2図は、第1図において発色剤(2)をカプセル化せ
ず、変色剤(3)をカプセル化した点で異なっている。
発色にいたるまでの工程は、第1図で説明したのと略同
様である。
第3図はワックス状物質(1)、発色剤(2)および変
色剤(3)の王者総てをカプセル化した態様の示温イン
キを表す。この場合、インキがカプセルか破壊される程
度の衝撃をうけて、例えば発色、やjのカプセルか破壊
されたとしても、変色剤のカプセルが破壊されていない
と着色には至らないので保存安定性に優れたインキとな
る。
本発明に使用する発色剤(2)と変色剤(3)の組み合
わせは次のごときらのが例示される。
(1)電子(J(与件呈色性何機化合物(発色剤)と酸
類(フェノール性水酸基含看百ヒ合物、フェノール性水
酸基含有カルボッ酸金属塩、汀賎カルボン酸、無機固体
酸等)(変色剤) (ii)  pt+指示薬(発色剤)と酸またはアルカ
リ(変色剤) (iii )  鉄化合物とフェノール性水酸基を有す
る多価ヒドロキシ化合物 本発明で使用する電子供与性呈色性有機化合物としては
、ジアリールフタリl’ ffi、ポリアリールカルピ
ノール類、ロイコオーラミン類、アセルオーラミン類、
アリールオーラミン類、ローダミンBラクタム類、イン
ドリン類、スピロピラン類、フルオラン類等かある。
これらの化合物を次に例示する。
クリスタルバイオレットラクトン、マラカイトグリーン
ラクトン、ミヒラーヒトロール、クリスタルバイオレッ
トカルビノール、マラカイトグリーンカルビノール、N
−(2,3−ジクロロフェニル)ロイコオーラミン、N
−ヘンジイルオーラミン、N−アセチルオーラミン、N
−フェニルオーラミン、ローダミンBラクタム、2−(
フェニルイミ7ノエタンノリデン)3.3−ンメチルイ
ンドリン1.N−3,3−トリメデルインドリノベンズ
スピロビラン、8°−メトキン−N−3,3−トリメチ
ルインドリノベンズスピロピラン、3−ジエチルアミノ
−6−メヂルーフークロルフルオラン、3−ノエチルア
ミノー7−メトキシフルオラン、3−シエヂルアミノー
6−ベンジルオキシフルオラン、1.2−ベンズ−6−
ジニチルアミノーフルオラン等がある。
フェノール性水酸基を有する化合物としては、モノフェ
ノール類からポリフェノール類があり、更にその置換基
としてアルキル括、アリール基アノル基、アルコキシカ
ルボニル基、ハロゲン等がある。これらの化合物を次に
例示する。
ターンヤリーブチルフェノール、ノニルフェノール、ド
デシルフェノール、α−ナフトール、β−ナフトール、
ハイドロキノンモノメチルエーテル、p−クロルツボノ
ール、p−ブロモフェノール、0−フェニルフェノール
、p−フェニルフェノール、p−オキン安口、香酸メチ
ル、3−イソプロピルカテコール、p−ターツヤリープ
チルカテコール、4、lI’−メチレンツフェニル、ヒ
スフェノール、A11.2−ジオキンナフタレン、クロ
ルカテコール、ブロモカテコール、2.4−ノヒドロキ
ノベンゾフェノン、フェノールフタレイン、没食子酸メ
チル、没食子酸エチル、没食子酸プロピル、没食子酸ヘ
キシル、没食子酸オクチル、没食子酸ドデシル、没食子
酸セヂル、没食子酸ステアリル1、タンニン酸、フェノ
ール樹脂、サリチル酸等がある。
フェノール性水酸基含有カルボッ酸金属塩としては、サ
リチル酸亜鉛、【−ブチル→たリチル酸I]E鉛等があ
る。
無機固体酸としては、シリカ−アルミナ、シリプノーマ
グネシア、ベントナイト、カオリン、フラーズアース、
酸性白土、活性白土、モンモリロナイト、アタパルガイ
ド、酸化亜鉛、酸化チタン、硫酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、塩化鉛、
塩化錫、二酸化ひ素などがある。
何機酸としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン
酸などがdうる。
鉄化合物としては、ステアリン酸第2鉄、ミリスチン酸
第2鉄、オレイン酸第2鉄などが用いられろ。
フェノール性水酸基を何する多価ヒドロキシ芳香族酸ま
たはそのエステルとしては、没食子酸、タンニン酸、没
食子酸メチル、没食子酸エチル、トヨ食子酸プロピル、
没食子酸ブチル、没食子酸オクチル、没食子酸ドデシル
、没食子酸ステアリル、などがある。
発色剤と変色剤の好ましい組み合わせは、電子IJl−
与性呈色性呈色性有機化合物剤)とフェノ′−ル性水酸
基含有カルボン酸金属塩(変色剤)、あるいは、固体酸
(変色剤)との組み合イつせである。
ワックス状物質(1)としては所定温度以上の温度で溶
融する物質であって、原則的に上述の発色剤(2)、変
色剤(3)に対して不活性な物質を使用する。所定温度
とは被検物(例えば低温保存品等)を低温保存しなけれ
ばならない最高の温度を言い、例えば、20℃より低い
温度にしなければならない被検物用の温度指示ノートの
場合には、所定温度は20℃である。この温度は被検物
の種類と要請される保存温度によってきまり、ワックス
状物質はその温度に応じて任へに選定すればよい。通常
5〜20℃、特に10℃前後以下に保存されることが多
く、その範囲に融点を有する物質かり選定される。勿論
、この温度は限定的ではない。
本発明において使用されろワックス状物質としては例え
ば、ペンタデカン、テトラデカン、ヘキサデカン、■−
ヘプタデカン、1−オクタデカン等の脂肪族炭化水素; イソプロピルベンゼン、アミルベンゼン、メシチレン、
メタン、5−メチル−3−イソブチルトルエン、シクロ
t\キシルベンゼン、ビフェニル、メチルビフェニル、
メチルピフェニル、ジエチルビフェニル、トリ、メチル
ビフェニル、ベンジルベンゼン、フェニルトリルメタン
、キシリルフェニルメタン、ジトリルメタン、トリオク
チルジフェニルメタン、トリベンジルジフェニルメタン
、トリルキンノルメタン、ジキンリルメタン、ジフェニ
ルエタン、トリルフェニルエタン、ジトリルメタン、フ
ェニルイソプロピルフェニルエタン、トリルイソプロピ
ルフェニルエタン、トリメチルイソプロピルフェニルエ
タン、ジフェニルプロパン、ジトリルプロパン、フェニ
ルトリルプロパン、フェニルキシリルプロパン、トリル
キシリルプロパン、ンベンジルベンゼン、ジオクチルベ
ンジルエチルベンゼン、ンベンノルトルエン、テトラヒ
ドロナフチルフェニルメタン、テトラヒFロメチルナフ
ヂルフェニルエタン、テトラヒドロナフチルフェニルエ
タン、ナフチルフェニルメチル、メチルナフヂルフェニ
ルエタン、p−キンレン、ドデシルヘンゼン等の芳香族
炭化水素化合物; n−オクチルアルコール、n−ノニルアルコール、n−
デンルアルコール、n−ラウリルアルコール、n−ミリ
スチルアルコール、n−セチルアルコール、n−ステア
リルアルコール、オレイルアルコール、シクロヘキサノ
ール、シクロペンタノール、ベンノルアルコール、ンン
ナミルアルコール、エチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、トリメヂロールプ
ロパン、ペンタエリスリット、ソルビット等の1価アル
コールから多価アルコール; トリカプリンギリセリド、1−エライド−2,3−ツカ
プリングリセリド、l−リルオー2.3−ラウリングリ
セリド、2−才しオー1.3−ジラウリングリセリド、
■−ミリストー2.3−ジオレイングリセリド、l−パ
ルミト−2,3−ジオレイングリセリド、ミリスチン酸
メチル、ミリスチン酸エチル、ミリスチン酸ブチル、ミ
リスチン酸ヘキシル、ミリスチン酸ヘキシル、ベンタデ
ノルアセテート、酢酸アミル、酢酸オクチル、プロピオ
ン酸ブチル、カプロン酸エヂル、カプリル酸アミル、カ
プリン酸オクチル、カプリン酸ラウリル、ラウリン酸オ
クチル、ラウリン酸ラウリル、パルミチン酸ブチル、パ
ルミチン酸ミリスチル、ステアリン酸メチル、ステアリ
ン酸エチル、ステアリン酸ラウリル、安息香酸ブチル、
安e、香酸アミル、安ロ、香酸フェニル、アセト酢酸エ
チル、オレイン酸メチル、アクリル酸ブチル、シュウ酸
ジブチル、マロン酸ジエチル、酒石酸ジブチル、セ・く
ヂン酸ジメチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチ
ル、フタル酸ジオチル、マレイン酸ジエチル、クエン酸
トリエチル、12−ヒドロキンステアリン酸トリグリセ
ライド、ヒマシ油、ジオキンステアリン酸メチルエステ
ル、12−ヒドロキンステアリン酸メチルエステル等の
エステル類。
2−ウンデカノール、グリセロール等のアルコール類ト
リブロモエタン、1.2−ジブロモエタン等のハロゲン
炭化水素類: ノエチルケトン、エチルブチルケトン、メチルヘキンル
ケトン、メンルオキント、ノクロヘキサノン、メチルシ
クロヘキサノン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、ア
セトニルアセトン、ジアセトンアルコール等のケトン類
モノエタノールアミン、エチレンジアミン等のアミン類
; ギ酸、酢酸等の有機カルボン酸類; ブチルエーテル、ヘキンルエーテル、ジフェニルエーテ
ル、エチレングリコールノブヂルエーテル、ジエチレン
グリコールジブヂルエーテル、エチレングリコールジフ
ェニルエーテル、エーテルグリコールモノフェニルエー
テル ノオキザン等のエーテル類等が例示される。
樹す旨溶液は、樹脂および該樹!若を溶解させろ溶媒か
らなり、樹脂成分としてはアクリル樹脂、メタクリル樹
脂、ウレタン、ロジン系樹脂、アルキッド樹脂等が例示
されろ。
溶媒としてはエステル系溶媒、例えば酢酸エチル、酢酸
ブチル等またはC3以上のアルコール類、例えばイソプ
ロピルアルコール等を使用することができるか、樹脂成
分を溶解し、ワックス状物質あるいは発色剤等のカプセ
ルを溶解せず、速やかに除去可能なものであれば特に制
限されるものではない。
上述した本発明の示温インキの組成物の組み合わせは示
温インキの態様により適宜選定すべきである。例えば本
発明の示温インキを常温で使用し打刻を行う場合は、発
色剤および変色剤はともに、使用温度以下の温度で固体
である物質が好ましい。
これはカプセルが破壊されても固体どうしの接触は発色
しにくいからであり、また固体は樹脂中を移動しにくく
、より長い猶予時間を確保できるからである。
猶予時間を確保するためには、ワックス状物質および樹
脂成分の組み合わせとして、溶融したワックス状物質が
樹脂成分中を拡散浸透しにくい組み合わ仕て使用するこ
とも有効である。それらの組み合わせとしては、ワック
ス状物質としてミリスチン酸メチル、樹脂成分としてポ
リメタクリル酸メチルを使用した組み合わせを例示する
ことができろ。
次に、消色する示温インキ(以下「消色示温インキ」と
いう)について説明する。
消色示温インキは、発色剤(2)と変色剤(3)の混合
物(これは既に着色しており、以下「着色混合物」とい
う)およびカプセル化されているワックス状物質(3)
を樹脂溶液に混合したしのである。
第4図に消色示温インキの塗布乾燥後の乾燥示温インキ
の状態の概念図を示す。
カプセル化ワックス状物質(+)は、打刻されると着色
混合物と接触し、着色混合物の色を消色する。ワックス
状物質の溶融温度以上の温度で打刻を行うと直ちに消色
が起こるので、溶融温度以下の環境下で打刻を行う必要
がある。
第5図は、着色混合物もカプセル化した態様の消色示1
1μインキの塗布乾燥後の乾燥示温インキの状態の概念
図を示す。二の場合、カプセル化ワ・ソクス状物質(1
)をその溶融温度以上で打刻後、ワックス状物質が樹脂
中を拡散浸透して着色物質に到達し消色するまでの猶予
時間かある。
着色物質をh?を成する発色剤(2)と変色剤(3)の
組み合わせとして(土、電子fJ(与件呈色有機化合物
(発色剤)と酸類(フェノール性水酸梧含存化合物、有
機カルボン酸)(変色剤)を使用することが好ましい。
その池、着色剤と変色剤の混合割合、着色混合物の爪、
樹脂溶液の種類、濃度等の条件は、前述した発色する示
温インキと同様のものを採用することができる。
次に、本発明に使用するカプセル化技術としては、公知
の方法であるコアセルベーション法、1nsitu重合
法、界面重合法、水中硬化被覆法、水溶液からの相分離
法、有機溶液からの相分離法などが任意に使用可能であ
る。
本発明の示温インキを塗布乾燥して形成した乾燥示温イ
ンキ中に存在するカプセル化されたワックス状物質およ
びカプセル化された発色剤または変色剤を破壊する方法
としては、特に限定されないが、系全体が所定温度以上
の温度にさらされた場合の時間と温度に依存しての変化
を把握するために、ハンドローラー等による一定荷重下
での破壊が望ましい。
カプセルは使用時ローラー等での破壊しやすさ、塗布の
し易さ等を考慮して、1〜300μm、好ましくは1〜
50μ次、より好ましくは1〜10μm哩度の大きさと
する。1μm以下では破壊しがたく、300μm以上で
は粒径が大きく、インキの塗布工程で問題が生じる。
カプセルに使用する皮膜形成成分はアクリル系ポリマー
、メタクリル系ポリマー、メラミン、エポキン系ポリマ
ーがある。
本発明の示温インキには非可逆的変色を妨げない範囲に
おいて、必要条件改良のための添加剤を添加することが
できる。係る添加剤の代表的なものは、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、無機光てん剤、顔料、可塑剤、潤滑剤、帯
電防止剤等がある。
本発明の示温インキを塗布する方法はナイフコーター、
プラノコーター、リバースナイフコーター、バーコータ
ー、エアナイフコーター、スクリーンあるいはグラビア
等の印刷などがあるが、微小カプセルを塗布時に破壊し
ないためにはエアナイフコータ一方式、フレキソ印刷あ
るいはスクリーン印刷が望ましい。
本発明示温インキは塗布方法によって粘度を調整ずろ。
調整はエチルセルロース、ニトロセルロース、9機ヘン
トナイト等の添加剤によって行う。
例えば、スクリーン印刷で本発明の示温インキを印I1
1するときは800〜5000cpsの粘度に、グラビ
ア印刷あるいはフレキソ印刷するときは数100cps
の粘度に調整して使用することが望ましい。
本発明の示温インキは、低温保存品に直接塗布してもよ
いし、適当なシート、例えば紙、プラスチックス、金属
板等の上に塗布したものを粘着剤により貼付するか、ラ
ベルとしてつり下げて使用する等の方法で使用できる。
本発明の示温インキが使用できる低温保存品の好ましい
例としては、カマボコ、生メン、ヨーグルト、−夜漬、
パック寿司などがあるが、これらに限定されるものでは
ない。
以下、実施例により本発明を説明する。実施例中、「部
」は「重量部」を示す。
害施例1 次の組成で示温インキを作製した。
l クリスタルバイオレットラクトン 10部(CVL
)内包マイクロカプセル 2、ミリスチン酸メチル内包マイク  40部口カプセ
ル 3、ザリヂル酸亜鉛/ポリビニル   25部アルコー
ル(PVA)懸濁液 4、スチレン/アクリル系      30部ラテック
ス(30%) 上記の組成で作製したインキを109/m”の塗工厚て
バーコーク−にて合成紙コボFPG60上に塗工した。
裏面に粘着剤を20g/m”で塗工し、表1憾には16
μm厚のポリエステルフィルムでラミネートし、ラベル
シートを作製した。このシートに打刻機にて室温(20
°C)でマーキングをした2分後打刻部がわずかに青色
を呈し始め、約2時間で濃い青色に変色した。
次にこのシートに打刻機でマーキング後、10℃の恒温
器に入れて一晩放置したが、全く変化は起こらなかった
。続いて13°Cに温度を上げたところ2時間後にわず
かに青色に変色を開始し一晩後濃い青色に変色した。
実施例2 インキ処方 1、ロイコ系無色染料(赤)(NC−R) 、 、 2
0部内包マイクロカプセル 2、ミリスヂン酸エチル内包マイク  20部口カプセ
ル 3、t−ブチルサリチル酸亜鉛/PVA液 30部4、
塩化ビニリデンラテックス    50部5、MMAマ
イクロビーズ     30部上記インキを50μmポ
リエステルフィルム上に109/m’で塗工した。マイ
クロビーズの混入で塗工部は白色となった。打刻機でマ
ーキングした後5℃の恒温器に入れ一晩放置したが変化
なし。
8°Cに上昇させると30分より発色を開始し、5時間
で濃いピンク色となった。
上記インキにメチルセルロースを加え、粘度を800〜
2000cpsとした。このインキをスクリーン印11
1機にて部分印刷を処したところ(メツシュNo、15
0)良好な印刷か可能であっfこ。粘着剤、ラミネート
、加工後打刻機でマーキングした後0℃に保管し、−晩
放置後13°Cにしたところ、30分より発色を開始し
5時間で濃いピンク色となった。
実施例3 インキ処方 1、CVL内包カプセル       10部2 ミリ
スヂン酸ブチル内包マイク  40部口カプセル 3 t−ブチルザリヂル酸亜鉛    10部4 アク
リル樹脂溶液(30%)    50部5、希釈溶剤(
酢酸エヂル)     30部6 炭酸カルシウム(軽
質)     40部上記のインキで粘度を50〜1o
Ocpsに調節し、フレキソ印刷にて部分印刷しく10
0メソンユ)7g/m”のmが印刷できた。
室温で打刻し放置したところ約2分で発色開始し1時間
で濃い青色となった。打刻後、直ちに、−40°Cの恒
温器に保管し1週間後、変色は見られなかった。−15
℃に温度を上昇させたところ2時間より発色開始−晩(
20時間)後、濃い青色となった。
発明の効果 本発明の示温インキは、5〜lO°Cに保存されるあら
ゆる種類の低温保存食品に塗布乾燥し、乾燥示温インキ
とすることにより、簡便に温度表示物を取り付けられる
本発明の示温インキは、冷凍食品が所定の温度以上にさ
らされ着色または消色した場合、着色または消色の態様
により、その冷凍食品の受けた温度と時間の履歴が判る
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の示温インキを塗布したときの
状態の概念図を表す。 図中の記号は以下の通りである。 (1)・・・ワックス状物質 (2)・・・発色剤    (3)・・・変色剤(,1
)・・・カプセル皮膜 (5)・・・被塗布物の表面(
6)・・樹脂溶液 第1図 第2TI!l り 宕3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(i)所定の温度で溶融するカプセル化ワックス状
    物質; (ii)カプセル化発色剤; (iii)発色剤と接触して変色を起こす変色剤;およ
    び (iv)バインダー樹脂を溶解した樹脂溶液または水性
    エマルジョン; からなる示温インキ。
JP31109186A 1986-12-26 1986-12-26 示温インキ Pending JPS63163232A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31109186A JPS63163232A (ja) 1986-12-26 1986-12-26 示温インキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31109186A JPS63163232A (ja) 1986-12-26 1986-12-26 示温インキ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63163232A true JPS63163232A (ja) 1988-07-06

Family

ID=18013022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31109186A Pending JPS63163232A (ja) 1986-12-26 1986-12-26 示温インキ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63163232A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005257561A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Toppan Forms Co Ltd 温度管理媒体
CN110470412A (zh) * 2019-09-19 2019-11-19 清华大学 一种扩散型温度时间标签及其激活方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4865008A (ja) * 1971-12-15 1973-09-07
JPS534604A (en) * 1976-07-01 1978-01-17 Toppan Printing Co Ltd Composition of ink
JPS60190826A (ja) * 1984-03-10 1985-09-28 Matsumoto Kosan Kk 温度指示シ−トの製造法
JPS60190824A (ja) * 1984-03-10 1985-09-28 Matsumoto Kosan Kk 温度指示シ−ト

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4865008A (ja) * 1971-12-15 1973-09-07
JPS534604A (en) * 1976-07-01 1978-01-17 Toppan Printing Co Ltd Composition of ink
JPS60190826A (ja) * 1984-03-10 1985-09-28 Matsumoto Kosan Kk 温度指示シ−トの製造法
JPS60190824A (ja) * 1984-03-10 1985-09-28 Matsumoto Kosan Kk 温度指示シ−ト

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005257561A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Toppan Forms Co Ltd 温度管理媒体
CN110470412A (zh) * 2019-09-19 2019-11-19 清华大学 一种扩散型温度时间标签及其激活方法
CN110470412B (zh) * 2019-09-19 2020-09-25 清华大学 一种扩散型温度时间标签及其激活方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10514340B2 (en) Dual-function heat indicator and method of manufacture
US4601588A (en) Temperature-indicating sheet
US20200158705A1 (en) Dual-function heat indicator and method of manufacture
US20100264640A1 (en) Device for obcuring printed indicia and method of use
JPH0129398B2 (ja)
JP4832846B2 (ja) 温度管理インジケータ
JPS62140881A (ja) 色彩記憶性印刷物
JPS6055235A (ja) 温度指示シ−ト
JPS63163232A (ja) 示温インキ
JP3263130B2 (ja) 可逆性熱変色材料
JP3274170B2 (ja) 可逆性熱変色材料
JPH0371058B2 (ja)
JPS60190824A (ja) 温度指示シ−ト
JPS6113117A (ja) 温度指示シ−ト
JPS63163233A (ja) 示温ラベル
JPH0371057B2 (ja)
JPS63163234A (ja) 打刻確認マ−クを有する示温シ−ト
JPS63163231A (ja) 温度指示シ−ト
JP3340820B2 (ja) 電子供与性呈色有機化合物用顕色剤、経時間表示剤、示温剤、記録材料および感熱用記録材
JPS6055234A (ja) 温度指示用セツト
JPH0583136B2 (ja)
JPH0339573B2 (ja)
JP2004085298A (ja) 温度履歴表示体
JPS63113095A (ja) 保存温度管理用ラベルおよびその製造方法
JPS6058481A (ja) 熱可逆変色性組成物