JPS63162793A - 脂質の抽出方法 - Google Patents
脂質の抽出方法Info
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- JPS63162793A JPS63162793A JP31113686A JP31113686A JPS63162793A JP S63162793 A JPS63162793 A JP S63162793A JP 31113686 A JP31113686 A JP 31113686A JP 31113686 A JP31113686 A JP 31113686A JP S63162793 A JPS63162793 A JP S63162793A
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Landscapes
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- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は水を含む魚類や、鳥類の内臓など水を含むもの
を原料とし、それらから溶剤を使用して中性脂質および
リン脂質などの脂質を抽出する際に吸水性樹脂を添加す
る脂質の抽出方法に関するものである。
を原料とし、それらから溶剤を使用して中性脂質および
リン脂質などの脂質を抽出する際に吸水性樹脂を添加す
る脂質の抽出方法に関するものである。
(従来の技術)
従来、水を含む原料、例えば魚類や鳥類の内臓から、溶
剤を使用して脂質を抽出する場合、脂質を水がコーティ
ングし、エマルジジン化した原料については、溶剤を使
用しても殆んど脂質の抽出ができない状態であった。
剤を使用して脂質を抽出する場合、脂質を水がコーティ
ングし、エマルジジン化した原料については、溶剤を使
用しても殆んど脂質の抽出ができない状態であった。
この対策としては、特開昭60−170700号公報に
見られるように、水を含む原料を解砕泥状化し、泥状化
物Iに対してでんぷんを1.0−1.5の比率で添加し
、均一に混合したのち6機溶剤で抽出する方法が提案さ
れているが、添加IItが多いト、に、抽出効率も70
%程度と十分−ではない。また、特開昭61−2277
90号公報に示されているように、水を含む原料を熱風
乾燥、真空乾燥あるいは凍結乾燥などの乾燥処理によっ
て水分を除去した後に有機溶剤で抽出する方法が一般的
に実施されている。しかしながら、この方法では含有さ
れる脂質の変性を防ぐためには低温でかつ無酸素状態で
乾燥する必要があり、この条件を満足する凍結乾燥を行
う場合は経済的な制約を受けるという難点がある。最近
脚光を浴びている超臨界二酸化炭素による脂質抽出方法
の場合でも同様な傾向が見受けら汎、オキアミのミール
で抽出/rhmが4.0−4.59/1009試料であ
るのに対して、高価な凍結乾燥品は11.2− 11.
7y/1o09試料と約3倍の抽出効率差がある。その
ため、経済的でかつ効41の良い抽出法が望まれていた
。
見られるように、水を含む原料を解砕泥状化し、泥状化
物Iに対してでんぷんを1.0−1.5の比率で添加し
、均一に混合したのち6機溶剤で抽出する方法が提案さ
れているが、添加IItが多いト、に、抽出効率も70
%程度と十分−ではない。また、特開昭61−2277
90号公報に示されているように、水を含む原料を熱風
乾燥、真空乾燥あるいは凍結乾燥などの乾燥処理によっ
て水分を除去した後に有機溶剤で抽出する方法が一般的
に実施されている。しかしながら、この方法では含有さ
れる脂質の変性を防ぐためには低温でかつ無酸素状態で
乾燥する必要があり、この条件を満足する凍結乾燥を行
う場合は経済的な制約を受けるという難点がある。最近
脚光を浴びている超臨界二酸化炭素による脂質抽出方法
の場合でも同様な傾向が見受けら汎、オキアミのミール
で抽出/rhmが4.0−4.59/1009試料であ
るのに対して、高価な凍結乾燥品は11.2− 11.
7y/1o09試料と約3倍の抽出効率差がある。その
ため、経済的でかつ効41の良い抽出法が望まれていた
。
(発明の目的)
本発明は、上記の問題を解決しようとするもので、含水
原料、特に脂質を水がコーティングし、エマルジョン化
して容易に溶剤により脂質抽出が行えない原料、例えば
魚体から、脂質を溶剤を使用して効率的、経済的に抽出
する方法を提供することにある。
原料、特に脂質を水がコーティングし、エマルジョン化
して容易に溶剤により脂質抽出が行えない原料、例えば
魚体から、脂質を溶剤を使用して効率的、経済的に抽出
する方法を提供することにある。
(発明の構成)
本発明者らは、上記抽出方法を見出すため鋭意研究の結
果、次のような知見にもとづき本発明を完成したもので
ある。即ち、まず、前記目的を達成するには、脂質を強
固にコーティングしエマルジョン化した水を除去すると
いうことか必要であると考えた。そして、水除去法とし
ては、最近研究の進歩が目ざましい、アクリル酸ビニル
アルコール共重合体、アクリル酸ソーダ重合体、アクリ
ル酸ソーダアクリルアミド共!R合体などを用いた所謂
高吸水性樹脂を添加することが非常に有効であることを
見出した。高吸水性樹脂は、従来用いられていたセルロ
ース系ポリマーおよび澱粉系ポリマーに比べて遥かに大
きい吸水性を示すと共に、電解質の影響も少なく、PH
の変動にも強い特性を有する。これら高吸水性樹脂は、
従来、紙おむつなどの衛生材料用吸収剤、乾燥防止剤、
湿度調整剤、汚泥の固形化剤、帯電防止加工、各種分散
安定剤、工業用脱水剤、油水分離剤などに用いられてい
るが、これらの用途のほかに脂質抽出にも効果的である
ことが明らかとなった。
果、次のような知見にもとづき本発明を完成したもので
ある。即ち、まず、前記目的を達成するには、脂質を強
固にコーティングしエマルジョン化した水を除去すると
いうことか必要であると考えた。そして、水除去法とし
ては、最近研究の進歩が目ざましい、アクリル酸ビニル
アルコール共重合体、アクリル酸ソーダ重合体、アクリ
ル酸ソーダアクリルアミド共!R合体などを用いた所謂
高吸水性樹脂を添加することが非常に有効であることを
見出した。高吸水性樹脂は、従来用いられていたセルロ
ース系ポリマーおよび澱粉系ポリマーに比べて遥かに大
きい吸水性を示すと共に、電解質の影響も少なく、PH
の変動にも強い特性を有する。これら高吸水性樹脂は、
従来、紙おむつなどの衛生材料用吸収剤、乾燥防止剤、
湿度調整剤、汚泥の固形化剤、帯電防止加工、各種分散
安定剤、工業用脱水剤、油水分離剤などに用いられてい
るが、これらの用途のほかに脂質抽出にも効果的である
ことが明らかとなった。
前述のように、でんぷんその他の吸水剤を使用する場合
は、含水量に対して等量以上の添加が必要であったが、
高吸水性樹脂を利用すれば、含水量の約1/logの添
加で十分目的を達することができる。
は、含水量に対して等量以上の添加が必要であったが、
高吸水性樹脂を利用すれば、含水量の約1/logの添
加で十分目的を達することができる。
かくして本発明は、魚類などの水を含む原料から溶剤を
使用して脂質を抽出する際に、吸水性樹脂を前記原料と
溶剤との混合時またはそれに先だって添加混合させるこ
とを特徴とする脂質の抽出方法を新規に提供するもので
ある。
使用して脂質を抽出する際に、吸水性樹脂を前記原料と
溶剤との混合時またはそれに先だって添加混合させるこ
とを特徴とする脂質の抽出方法を新規に提供するもので
ある。
本発明において使用する吸水性樹脂としては、アクリル
酸ビニルアルコール共重合体、アクリル酸ソーダ重合体
、アクリル酸ソーダアクリルアミド共重合体などが採用
される。
酸ビニルアルコール共重合体、アクリル酸ソーダ重合体
、アクリル酸ソーダアクリルアミド共重合体などが採用
される。
吸水性樹脂の添加量は、原料の含水量によりその最適使
用量が決定されるが、通常原料の100部に対して2−
20部使用することが好ましく、10部程度の添加が最
適となる場合が多い。
用量が決定されるが、通常原料の100部に対して2−
20部使用することが好ましく、10部程度の添加が最
適となる場合が多い。
吸水性樹脂の添加は、溶剤添加に先立って添加しても、
また原料と溶剤混合中に添加しても差支えない。
また原料と溶剤混合中に添加しても差支えない。
本発明で使用する溶剤はヘキサン、アセトン、エタノー
ルその他一般の有機溶剤であり、その使用量は水を含む
原料に対して1−19倍、通常は2−5倍が好ましい。
ルその他一般の有機溶剤であり、その使用量は水を含む
原料に対して1−19倍、通常は2−5倍が好ましい。
吸水性樹脂を添加混合する場合、ミキサーあるいはニダ
ーで十分粉砕混合させることが重要である。添加混合時
の温度は、脂質が変性しない0−30℃が好ましいが、
無酸素状態ならば高温でも差支えない。混合時間は、機
械的に混合が七分行われれば、1分以内に溶剤中に脂質
は移行する。吸水性樹脂および脱脂質された原料と脂質
を含有した溶剤との分離は、減圧ろ過あるいは遠心分離
によって容易に行い得る。脂質を含有した溶剤はロータ
リーエバポレーターなどの減圧蒸留で除去することがで
きる。
ーで十分粉砕混合させることが重要である。添加混合時
の温度は、脂質が変性しない0−30℃が好ましいが、
無酸素状態ならば高温でも差支えない。混合時間は、機
械的に混合が七分行われれば、1分以内に溶剤中に脂質
は移行する。吸水性樹脂および脱脂質された原料と脂質
を含有した溶剤との分離は、減圧ろ過あるいは遠心分離
によって容易に行い得る。脂質を含有した溶剤はロータ
リーエバポレーターなどの減圧蒸留で除去することがで
きる。
(発明の効果)
本発明によれば、脂質が劣化する高温および酸素雰囲気
下の工程を経ないため、良質な脂質を容易に抽出するこ
とができる。
下の工程を経ないため、良質な脂質を容易に抽出するこ
とができる。
5実施例)
以下、実施例により更に本発明を具体的に説明する。
実施例−1
カツオ生頭4009をヘキサンIgとジュースミキサー
で10℃で粉砕後、スミカゲルN−100(アクリル酸
ソーダ重合体、住友化学工業株式会社製品)409を添
加してさらに混合し、減圧ろ過により、脂質を含有した
ヘキサン層taを得た。
で10℃で粉砕後、スミカゲルN−100(アクリル酸
ソーダ重合体、住友化学工業株式会社製品)409を添
加してさらに混合し、減圧ろ過により、脂質を含有した
ヘキサン層taを得た。
これより、ロータリーエバポレーターで40℃50To
rrでヘキサンを除去し、脂質309対生原料7.5%
を得た。なお、スミカゲルN−100を添加しない場合
は、同じくカツオ生頭4009で同様操作を行ったにも
拘らず、得られた脂質は8g対生原料2%に過ぎなかっ
た。
rrでヘキサンを除去し、脂質309対生原料7.5%
を得た。なお、スミカゲルN−100を添加しない場合
は、同じくカツオ生頭4009で同様操作を行ったにも
拘らず、得られた脂質は8g対生原料2%に過ぎなかっ
た。
実施例−2
生オキアミ100IFをアクアキープl03H(アクリ
ル系重合体、製鉄化学工業株式会社製品)107とジュ
ースミキサーで20℃で粉砕混合した。これに脱水した
アセトン500iffを添加しさらに混合した。遠心分
離により脂質を含有したアセトン層を取出し、30℃で
減圧処理し、脂質3g対原料3%を得た。なおアクアキ
ープl O8Hを用いない場合は、同じく生オキアミt
ootを同様操作を行ったが、得られた脂質は19対原
料1%であった。
ル系重合体、製鉄化学工業株式会社製品)107とジュ
ースミキサーで20℃で粉砕混合した。これに脱水した
アセトン500iffを添加しさらに混合した。遠心分
離により脂質を含有したアセトン層を取出し、30℃で
減圧処理し、脂質3g対原料3%を得た。なおアクアキ
ープl O8Hを用いない場合は、同じく生オキアミt
ootを同様操作を行ったが、得られた脂質は19対原
料1%であった。
実施例−3
トリの肝臓1009をヘキサン400x(lとジュース
ミキサーで室温の窒素雰囲気下で粉砕した。これにアク
アキープ4S(アクリル系重合体製鉄化学工業株式会社
製品) Joyを加え混合した。
ミキサーで室温の窒素雰囲気下で粉砕した。これにアク
アキープ4S(アクリル系重合体製鉄化学工業株式会社
製品) Joyを加え混合した。
これを威圧ろ過処理して脂質を含有したヘキサン層38
0mQを得た。そして、ロータリーエバポレーターでヘ
キサンを除去し、脂質3g対生原料3%を得た。なお、
アクアキープ4Sを用いず同様な操作を行った結果、得
られた脂質は17対原料1%であった′。
0mQを得た。そして、ロータリーエバポレーターでヘ
キサンを除去し、脂質3g対生原料3%を得た。なお、
アクアキープ4Sを用いず同様な操作を行った結果、得
られた脂質は17対原料1%であった′。
Claims (1)
- 水を含む原料から溶剤を使用して脂質を抽出する方法に
おいて、吸水性樹脂を、前記原料と溶剤との混合時また
はそれに先だって添加混合させることを特徴とする、脂
質の抽出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31113686A JPS63162793A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 脂質の抽出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31113686A JPS63162793A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 脂質の抽出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63162793A true JPS63162793A (ja) | 1988-07-06 |
Family
ID=18013562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31113686A Pending JPS63162793A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 脂質の抽出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63162793A (ja) |
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
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JP2008150586A (ja) * | 1998-10-21 | 2008-07-03 | Univ De Sherbrooke | 海産および淡水産動物の組織から脂質を抽出する方法 |
JP2011522913A (ja) * | 2008-05-15 | 2011-08-04 | プロノヴァ バイオファーマ ノルゲ アーエス | オキアミ油加工方法 |
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JPS61200835A (ja) * | 1985-03-04 | 1986-09-05 | Sumitomo Chem Co Ltd | 乾燥剤 |
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-
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- 1986-12-26 JP JP31113686A patent/JPS63162793A/ja active Pending
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