JPS63162651A - 不飽和脂肪酸又はそのエステル化物の製造方法 - Google Patents

不飽和脂肪酸又はそのエステル化物の製造方法

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JPS63162651A
JPS63162651A JP61315235A JP31523586A JPS63162651A JP S63162651 A JPS63162651 A JP S63162651A JP 61315235 A JP61315235 A JP 61315235A JP 31523586 A JP31523586 A JP 31523586A JP S63162651 A JPS63162651 A JP S63162651A
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JP
Japan
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fatty acid
acid
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sulfo
salt
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JP61315235A
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English (en)
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Toshiaki Ogoshi
大越 俊昭
Hideo Ando
秀男 安藤
Kyozo Kitano
北野 恭三
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、不飽和脂肪酸又はそのエステル化物を高収率
で得る方法に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、不飽和脂肪酸は、健康食品の有用な成分であると
して注目されている。しかしながら、従来不飽和脂肪酸
は月見草、紅花などの特定の植物油、糸状菌などの微生
物が生産した油、あるいはみどり虫など原生動物からの
抽出油等の多少とも不飽和脂肪酸を多く含有する油から
精製によりつくられているため、供給が十分ではなく、
又価格の高いものであった。
一方、スルホン酸系界面活性剤からスルホネート基又は
スルホン酸基を脱離する方法が知られている。例えば、
70%リン酸を用いて150〜200℃で処理する方法
、濃リン酸や、濃硫酸を用いる方法、無水リン酸を用い
て約400℃で分解する方法である。しかしながら、こ
れらの方法によるとC−8結合の切断のみならずC−0
結合の切断が生じやすく、又強酸性下では重合反応も併
発しやすい。
これに対して、α−スルホ脂肪酸のアルカリ溶融による
アルカンスルホネートの製造方法も知られている(LI
SP  3228980)。
この方法によると、スルホン基の脱離により飽和脂肪酸
が生成する。又、同U S P 3228980にはα
−スルホバルミチン酸を0−ジクロロベンゼン中で加熱
してスルホン基を脱離させ、バルミチン酸をつくること
が記載されている。
本発明者らは、有用性の高い不飽和脂肪酸を簡単な手段
で多量に製造する方法であって、スルホン基を脱離する
に当り、脱炭酸反応や重合などが生じにくくするために
、有機スルホン酸等を特定のエーテル溶媒中で加熱する
方法を提案している(特願昭6l−125219)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、特願昭61−125219に記載の製造方法
をさらに改良するものであり、特に反応の速度向上を目
的とする。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明は低級アルコールの硫酸エステルの塩がそのまま
では中性であるにもかかわらず、脱スルホン化反応の触
媒となり、しかも脱炭酸反応や重合などの有害反応を促
進することがないとの知見に基づいてなされたものであ
る。
すなわち、本発明は、脂肪酸の炭素数が8〜24の範囲
にあるスルホ脂肪酸、その塩及び/又はそのエステル化
物を、120〜300tの沸点を有する一般式(I) 
: R,○(AO)hR2・・・・・・・・・・・・・・・
(I)(式中、R1及びR2は、炭素数1〜15のアル
キル基、アルケニル基、アリール基又はアルキルアリー
ル基であり、これらは同一でも異なってもよい。Aは、
炭素数1〜3のアルキレン基であり、nは0〜6の整数
を示す。) で表わされるエーテルの存在下で加熱してスルホン基又
はスルホネート基を脱離させるに際し、低級アルコール
の硫酸エステル塩を、上記スルホ脂肪酸、その塩及び/
又はそのエステル化物に対して5〜50重量%共存させ
て前記脱離を行なうことを特徴とする不飽和脂肪酸又は
そのエステル化物の製造方法を提供する。
本発明で用いるスルホ脂肪酸又は鉄塩は、公知の方法、
すなわちパーム油、ヤシ油、獣脂等の天然油脂を加水分
解、又はエステル交換した後、スルホン化し、所望によ
り中和して製造されるいわゆるスルホ脂肪酸系界面活性
剤であり、脂肪酸の炭素数が8〜24の範囲にあるもの
である。尚、上記製造方法として具体的には、特公昭3
9−28635号、特公昭41−965号、特願昭58
−119776号、特願昭58−249681号、特願
昭59−221480号などに記載された方法があげら
れる。
ここでスルホ脂肪酸としては、α−スルホラウリン酸、
α−スルホバルミチン酸、α−スルホアラキン酸、α−
スルホミリスチン酸などのα−スルホ脂肪酸、9−スル
ホステアリン酸、10−スルホ△1′12 オクタデセ
ン酸、8−スルホ−9−ヒドロキシステアリン酸、7−
スルホ−10−ヒドロキシステアリン酸などのスルホ脂
肪酸の1種又は2種以上の混合物が例示される。又、ス
ルホ脂肪酸の塩としては、ナトリウム、カリウム、リチ
ウムなどのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アルカノ
ールアミン塩などがあげられる。
本発明では、スルホ脂肪酸又はその塩に加えて、エステ
ル化物を用いることもできる。該エステル化物としては
、炭素数1〜4のアルキルエステルなどがあげられ、具
体的には、α−スルホステアリン酸メチルエステルNa
、α−スルホミリスチン酸エチルに、9−スルホラウリ
ン酸メチル、10−スルホ−△Il+12 オクタデセ
ン酸ブチル、8−スルホ−9−ヒドロキシステアリン酸
メチルし1.7−スルホ−10−ヒドロキシステアリン
酸エチル、α−スルホプラキン酸メチルアンモニウムな
どが例示される。
本発明では、スルホ脂肪酸、その塩又はエステル化物そ
れ自体、すなわち溶媒を含まない形態で用いることもで
きるが、市販の水性スラリー、水−BtOH、水−Me
OHなどの低級アルコール水性スラリーの形態でも使用
可能であり、もちろん通常微量含まれる無機塩、スルホ
ン化反応の未反応油分などが含まれていてもよい。
本発明では、スルホ脂肪酸等を、120〜300℃の沸
点を有する上記一般式CI)で表わされるエーテル化合
物並びに低級アルコールの硫酸エステル塩(上記スルホ
驕肪酸等に対して5〜50重量%)の存在下で加熱し、
スルホン酸又はスルホネート基を脱離させることを特徴
とする。
上記一般式(1)で表わされる化合物のうち、式中R1
、R2がメチル基、エチル基、フェニル基、トリル基で
あり、Aがエチレン、プロピレン、nが0〜2のものが
好ましい。
本発明で用いる一般式(I)で表わされるエーテル溶媒
として、具体的には、アニソール、m−ジメトキシベン
ゼン、m−ジェトキシベンゼン、1.2−ジェトキシエ
タン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチ
レングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジイソプロビルエーテル、テトラエチレングリコール
ジメチルエーテルなどの1種又は2種以上の混合物が例
示される。尚、沸点120℃〜300℃とは反応時の還
流温度に対応するものであり、この範囲外の沸点をもつ
物質は、たとえ一般式(I)に該当するものであっても
、脱スルホン化の収率が低く、本発明で用いることがで
きない。
本発明で用いる低級アルコールの硫酸エステル塩として
は、アルコキシ基の炭素数が1〜4、好ましくは1〜2
のものがあげられる。又、塩としてはアルカリ金属塩、
アルカリ土類金属塩などいずれでもよいが、ナトリウム
塩、カリウム塩が好ましい。該硫酸エステル塩の具体例
としては、メチルサルフェート、エチルサルフェートの
ナトリウム塩やカリウム塩などがあげられる。
これらを、スルホ脂肪酸等に対し、5〜50重量%、好
ましくは10〜40重量%用いる。使用量が前記の量よ
りも少ないと脱スルホン化速度の向上が十分でなく、一
方上限量をこえても効果は変わらず経済的でない。
本発明において、スルホン基又はスルホネート基の脱離
は、低級アルコールの硫酸エステル塩及びスルホ脂肪酸
等を前記エーテル溶媒中に溶解あるいは分散させ、適当
な手段で昇温しで還流状態にして行なう。この方法を窒
素等の不活性気体雰囲気下で行なってもよく、また反応
の間に強制攪拌を行ってもよい。反応進行中、系内に水
が存在しないほうが高い収率が得られるので、還流管の
下に検水管等の脱水装置を設け、原料仕込み時に随伴す
る水や、場合により反応時に生成する水を逐次系外に除
去するのが−好ましい。上記反応で使用するエーテル溶
媒の量は、還流中に反応器中のスルホ脂肪酸等が自由に
流動できる程度以上であればよく特に限定されない。し
かしながら、通常、スルホ脂肪酸等に対して0.5〜1
0重量倍、好ましくは1〜3重量倍の量でエーテル溶媒
を用いるのが望ましい。又、本発明の溶媒以外の溶媒が
混入している場合、その量を本発明のエーテル溶媒の3
0重量%以下、好ましくは5重量%以下とするのがよい
反応時間すなわち還流時間は使用するエーテル溶媒の分
子構造、種類、還流温度によって異なるが、通常1〜5
時間程度で十分である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、スルホネート基又はスルホン酸基とと
もにカルボキシル基あるいはカルボン酸エステル基を有
するスルホ脂肪酸系界面活性剤から、脱炭酸や重合反応
をほとんど生ずることなく、高選択率・高収率で目的と
する脱スルホン化反応のみを進行させると共に、低級ア
ルコール硫酸エステル塩の共存によって反応時間を短縮
させることができる。
従って、健康食品の成分として注目されている不飽和脂
肪酸を工業的に極めて簡易な方法で大量に製造すること
ができるのである。
次に実施例により本発明を説明する。
実施例 オレイン酸を無水硫酸で常法通りスルホン化及び中和(
p)I 7 ) した後、未スルホン化脂肪酸をn−ヘ
キサンにて抽出分離、さらにメタノールを用いた脱硫酸
ナトリウム処理を行なって製造したスルホ脂肪酸ナトリ
ウム塩水性スラリー(分子量384、純分50%)50
g、ジエチレングリコールジメチルエーテル(沸点15
3〜156℃)300g及び、メチル硫酸ナトリウム(
1水塩)を表−1に示す量で、検水管を付した還流冷却
器と攪拌器とを備えた500mj!フラスコに仕込んだ
。これをマルトルヒータ上に置き、攪拌及び昇温を行な
って還流状態とし所定の時間還流した。
この間に留出してくる水は、逐時系外に除去した。
還流終了後、50℃以下)ど冷却し、還流冷却器を蒸留
管ヘッドに換えて減圧下で再加熱し、溶媒であるジエチ
レングリコールジメチルエーテルを留去した。その後、
常圧にもどしフラスコ内残査全量を11の分液ロートに
移し、水を加え、n−ヘキサンで油分を完全に抽出した
。回収したn −ヘキサン層から減圧トッピングにてn
−ヘキサンを留去しエステルを回収した。これを、20
0+mβ丸底フラスコに移し、メタノール、水を加え、
さらに、水酸化ナトリウムをエステルの当量よりもやや
過剰に加えた。これに還流冷却器を付け、少量の沸石を
加え水浴にて加熱して1時間還流した。
冷却した後、稀硫酸で酸性とし、全景をIIlのナスフ
ラスコに移し、n−ヘキサンで油分を抽出した。n−へ
キサン履を水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧下でn−ヘキサンを留去して油分を得た。
結果をまとめて表−1に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 脂肪酸の炭素数が8〜24の範囲にあるスルホ脂肪酸、
    その塩及び/又はそのエステル化物を、120〜300
    ℃の沸点を有する一般式( I ):R_1O(AO)_
    nR_2・・・・( I )(式中、R_1及びR_2は
    、炭素数1〜15のアルキル基、アルケニル基、アリー
    ル基又はアルキルアリール基であり、これらは同一でも
    異なってもよい。Aは、炭素数1〜3のアルキレン基で
    あり、nは0〜6の整数を示す。) で表わされるエーテルの存在下で加熱してスルホン基又
    はスルホネート基を脱離させるに際し、低級アルコール
    の硫酸エステル塩を、上記スルホ脂肪酸、その塩及び/
    又はそのエステル化物に対して5〜50重量%共存させ
    て前記脱離を行なうことを特徴とする不飽和脂肪酸又は
    そのエステル化物の製造方法。
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