JPS63160855A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPS63160855A
JPS63160855A JP31388186A JP31388186A JPS63160855A JP S63160855 A JPS63160855 A JP S63160855A JP 31388186 A JP31388186 A JP 31388186A JP 31388186 A JP31388186 A JP 31388186A JP S63160855 A JPS63160855 A JP S63160855A
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JP
Japan
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head
printing paper
printing
liquid
paper
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Pending
Application number
JP31388186A
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English (en)
Inventor
Akira Nishikawa
西川 昶
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
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Publication of JPS63160855A publication Critical patent/JPS63160855A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material

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  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、普通紙又はそれに類する印刷用紙に印刷する
サーマルプリンタ型の印刷装置に関する。
従来の技術 従来、印刷装置中のサーマルプリンタと称されるものに
も各種方式がある。
第1の方式として、熱によって発色する物質、例えばク
リスタルバイオレットラクトン化合物とビスフェノール
Aのような物質を予め塗布した感熱紙という特殊紙を用
い、サーマルヘッドで文字や画像を形成する方式がある
第2の方式として、常温では固体であって熱によって溶
融するインクを塗布したリボンを普通紙とサーマルヘッ
ドとの間に介在させ、サーマルヘッドの熱でリボン中の
インクを溶融させ普通紙に転写させて文字や画像を形成
する方式がある。
これら第1.2の方式が主流であるが、この他にも第3
の方式として、熱溶融インクに代えて昇華性染料を塗布
したリボンを用いる昇華転写方式がある。又、第4の方
式としてリボンに電流を流し、その時のリボンの自己発
熱によってインクを溶融転写させる方式がある。
更には第5の方式として第1の方式に記載したような感
熱発色剤を分散させた液体を紙に塗布しつつ、加熱手段
により加熱発色させる方式も本出願人により特願昭61
−18316.3号として提゛案されている。
発明が解決しようとする問題点 ところが、第1の方式による場合には常に感熱紙という
特殊紙を用意する必要があり、普通紙では印刷できない
という欠点がある。特に、感熱紙は全面に発色剤が塗布
してあり、一般に手触りが悪く、かつ、印刷の余白部分
に鉛筆等で加筆するような場合には具合が悪いものであ
る。
一方、第2ないし第4の方式による場合は、何れも何等
かの転写リボンを用いるものであり、リボンの供給・巻
取機構が必要である。そのため、装置がコストアップし
、かつ、コンパクト化の支障ともなる。又、ランニング
コストの面でも不利である。
又、第5の方式では、感熱発色物質を分散させた液体を
塗布した直後に加熱手段により加熱発色させる場合には
液体(分散媒)が蒸発する際の気化潜熱を補う為その分
加熱手段であるサーマルヘッドの負担が増大し、信頼性
や寿命に影響するという問題があった。
問題点を解決するための手段 感熱発色剤を含む液体に電解質を溶解させて導電性を付
与したものを印刷用紙に塗布する塗布手段と、印刷用紙
に塗布された前記液体に電流を流した際に発生するジュ
ール熱により前記感熱発色剤を発色させるための通電加
熱手段とを設ける。
前述した従来技術の第5の方式では感熱発色剤を含む液
体を塗布した直後は印刷用紙が乾燥していないために加
熱手段であるサーマルヘッドの発熱体部等の負担が増大
する問題があったが、この方式では、感熱発色剤を含む
液体に電解質を溶解させて導電性を付与したものを印刷
用紙に塗布した直後の未乾燥で導電性を失なわない状態
を積極的に利用し、これに電流を流すことによって印刷
用紙(正確には印刷用紙に付着及び浸透した前記導電性
液体)を直接発熱させ、その部分の感熱発色剤を発熱さ
せるものである。
つまり、最も単純には感熱発色剤及び゛a電解質含む液
体を含浸させたスタンプ台のような塗布手段を用いて印
刷用紙に塗布含浸させ、乾燥する前に文字や画像に応じ
て、一対の僅かなギャップを隔てて対向する電極をペン
のように動かす。通常の印刷装置としては、前記液体を
収納する容器とこれに連設した刷毛又はローラの如き塗
布手段と、複数対の電極を一次元的に配列して、これら
の電極を文字や画像に応じて選択的に電流供給源と接続
する機能を有する通電手段とが印刷用紙に対して相対移
動するように構成する。
更には、塗布手段と通電加熱手段とを印刷用紙に対して
塗布手段側を先行させて相対移動させる移動手段を設け
る。
作用 印刷用紙として普通紙のようなものを用い、この印刷用
紙上の必要な箇所に塗布手段によって感熱発色剤及び電
解質を含む液体を塗布すると、印刷用紙の表面及び液体
が浸透している表層部が導電性を有するようになる。そ
してこの部分に電流を流すと、その電流量に応じて、ジ
ュール熱を発生する。この熱によって前記液体中に含ま
れる感熱発色剤が発色する。
即ち、塗布された液体は、その中に含まれている電解質
が電離している為、乾燥していない状態では導電性を示
す。この液体が塗布された印刷用紙の表面に例えば一対
の電極を押し当てると、この電極間の印刷用紙の表面及
び表層部に電流が流れ、その発熱によってその部分が発
色する。従って、この電極を複数設け、これらを選択的
に駆動することにより文字や画像を形成することが可能
である。この際、塗布手段と通電加熱手段とを移動手段
によって印刷用紙に対して相対移動させることにより、
感熱発色剤及び電解質を含む液体を塗布しながら通電加
熱手段により加熱して文字や画像が順次形成される。
実施例 本発明の第一の実施例を第1図ないし第7図に基づいて
説明する。本実施例は、第2図に示すように所謂シリア
ルプリンタとして構成したものである。まず、プリンタ
筐体1には印刷用紙2を上下方向に送るためのプラテン
ローラ3が装着されている。そして、プラテンローラ3
に平行に2本のガイドシャフト4,5が設けられ、この
ガイドシャフト4,5に沿って左右方向に往復動自在な
移動手段としてのキャリッジ6が設けられている。
このキャリッジ6はモータ、駆動ワイヤ等を含むキャリ
ッジ駆動機構7によって往復駆動されるものである。な
お、これらの印刷用紙2の搬送機構、キャリッジ6の往
復動作機構等の詳細については一般のシリアルプリンタ
のものをそのまま用いることができるので、説明を省略
する。
そして、前記キャリッジ6上には前記プラテンローラ3
上の印刷用紙2に対向させて本実施例の特徴とする印刷
ユニット8が搭載されている。この印刷ユニット8は第
1図、第3図ないし第5図に示すようにユニットケース
9内に塗布手段としての塗布ヘッド10と通電加熱手段
としての通電へソド11とをキャリッジ移動方向に離間
並置させてなるものである。
まず、塗布ヘッド10は印字用紙2上に感熱発色剤を含
む液体を塗布するためのものであり、その構造について
第1図、第3図及び第4図を参照して説明する。この塗
布ヘッド1oはケース蓋12を取外すことによりユニッ
トケース9の収納部13内に上方から着脱自在に装着し
得るカートリッジ構造(詳細は後述する)とされており
、収納部13の最奥部に設けたばね機構、具体的には扱
ばね14によって印刷ユニット8の前方、つまり印刷用
紙2側に押圧された状態で保持されている。
そして、塗布ヘッド1oの箱状ケース15内には含浸体
16と連続気泡の多孔質体17とが多孔質体17が印字
用紙2側に位置するような状態で収納されている。ここ
に、含浸体16は感熱発色剤及び電解質を含む液体18
を含浸させてなるものであり、この液体18を多孔質体
17側に伝達させ、印刷ヘッド8の先端(箱状ケース1
5の矩形状開口部15a)から突出しているこの多孔質
体17によって印刷用紙2上に塗布される。
具体的には、液体18としてはクリスタルバイオレット
ラクトン化合物とビスフェノール八とを各々別々に保護
膜で包んだ微細な粒子(マイクロカプセル)を分散媒で
ある水の中に混合・分散させ、更にこの液体に導電性を
付与する為の電フナ¥質として塩化アンモニウムを溶解
したものが用いられる。電解質としてはこれ以外に有機
アンモニウム化合物 や有機アミン(R−NH,・HcQ)等、或いは水溶性
高分子(セルロース誘導体、アクリルアマイド誘導体等
)を用いても良い9又、多孔質体17としてはポリエチ
レンの微粒子を加熱成形したものを用いているが、この
他、セラミックの多孔質焼成体或いはポリウレタンのよ
うな柔らかい多孔質体であってもよい。そして、この多
孔質体17の先端は印字用紙2に対して滑らかな接触状
態をとるように移動方向に半円形状とされ、ローラ的に
接触するように形成されている。又、この多孔質体17
はある程度の幅を持って液体18を塗布するように縦方
向に幅を持つものである。次に、含浸体16としては厚
手のポリエステル繊維のような不織布を所要の寸法に切
断したものが用いられている。ここで、多孔質体17の
平均気孔径を含浸体16の平均気孔径よりも小さくると
ともに、その比を適切に設定することにより、感熱発色
剤及び電解質を含む液体18が含浸体16側から多孔質
体17側に適量供給されることになる。
二二で、前記多孔質体17の周囲には額縁状の保持部材
19が固着されている。そして、前記箱状ケース15の
開口部15a側に形成した凹部15b内にこの保持部材
19が配置され、その奥側に固着させて設けたゴム状弾
性体2oにより箱状ケース15の前方側に押圧されてい
る。これにより、多孔質体17の先端側が突出状態とな
るものである。
ところで、本実施例の塗布ヘッド1oはカートリッジ構
造であり、未使用時には第6図(a)(b)に示すよう
に開口部15a部分がシール材21により覆われており
、多孔質体17は箱状ケース15の内部に閉じ込められ
た状態となっている。この時、含浸体16及びゴム状弾
性体20は同図(a)(b)に示すように縮んだ状態に
変形している。
そして、使用時にはシール材21を除去してユニットケ
ース9に装着する。シール材21を除去すると、主とし
てゴム状弾性体20の復元力にょって保持部材19を介
して多孔質体17が前方に押され、保持部材19が箱状
ケース15の顎部内壁に接する位置まで突出して保持さ
れる。第6図(C)はこれにより多孔質体17が突出し
た状態の外観を示すものである。感熱発色剤及び電解質
を含む液体18は消耗品であるが、塗布ヘッド1゜はこ
のようにカートリッジ型とされているので、消耗に対す
る対応が簡単である。
一方、通電ヘッド11は前記塗布ヘッド1oにより印刷
用紙2上に塗布された液体18(電解質が溶解電離して
いて導電性を有する)に通電することにより、通電され
た部分が発熱し、液体18中に分散しているマイクロカ
プセルの保護膜が破られ、クリスタルバイオレットラク
トン化合物とビスフェノールAとを反応させて発色させ
可視状態とさせるためのものである。この通電へラド1
1側の構造について第1図、第3図、第5図及び第7図
を参照して説明する。この通電ヘッド11は前記塗布ヘ
ッド1oの多孔質体17による塗布幅に対応する加熱印
刷幅を持たせたヘッド基板22をベースとするものであ
り、前記塗布ヘッド10の場合と同様にケース蓋12を
取外すことによりユニットケース9の収納部23内に上
方から着脱自在に装着し得るものである。そして、ヘッ
ド基Fi22の先端部26はR状に形成されており、こ
の先端側には額縁状の保持部材24が固着されている。
この保持部材24は収納部23内に設けたばね機構、具
体的には板ばね25によって前方に付勢され、収納部2
3の顎部内壁に当接する状態に維持される。つまり、ヘ
ッド基板22は印刷ユニット8から印刷用紙2側に付勢
された状態で保持され、その先端が収納部23の開口部
23aから突出している。
そして、前記ヘッド基板22のR状先端部26には縦方
向に複数の個別電極群26aが所定ピッチで形成されて
いる。そして、ヘッド基板22の片面にはこれらの個別
電極群26aの各々に対応した個別リードパターン群2
7が形成され、この面においてヘッド基板22に取付け
た駆動用IC28に接続されている。更に、この面には
駆動用IC28部分から外部接続用リードパターン群2
9が形成されている。又、ヘッド基板22の先端部26
から他面にかけて前記個別電極群26aと僅かなギャッ
プ26bを隔てて、これらの個別電極群26aの全てに
共通電極26c及び共通リードパターン30が対向して
形成され(第7図(b)及び(C)参照)、ヘッド基板
22に形成したスルーホール31を介して反対面側の前
記外部接続用リードパターン群29の1つと電気的に接
続されている。そして、外部接続層リードパターン群2
9に対してはフレキシブルな接続コード32が接続され
、印刷装置本体側から電源及び印刷信号が供給されるよ
うに設定されている。ここに、接続コード32は外部接
続用リードパターン群29の部分に設けた端子部に対し
てクッション材33、押え板34及び外部から操作する
ねじ35により押圧され、電気的接続が確保されるもの
である。
23bはクッション材33.押え仮34等の収納凹部で
ある。
このようにして、印刷信号に応じて複数の個別電極群2
6aが選択的に電流供給源に接続されると、この選択さ
れた個別電極から、これと僅かなギャップを隔てた共通
電極26cに向けて、印刷用紙2に塗布された前記感熱
発色剤及び電解質を含む液体18を介して、すなわち、
第7図(d)の印刷m紙2に液体18が浸透した部分2
′を介して、電流が流れる。この電流によって、この部
分の前記液体I8を加熱発色し文字や画像が形成される
又、この通電ヘッドの複数の個別電極群26a及び共通
電極26cが対向するギャップ近傍は印刷用紙2との接
触による摩擦或いは前記電解質を含む液体18との間に
発生する電蝕を軽減するために、タングステン或いは導
電性セラミック等の保護膜が付着されている。
尚、この実施例では通電ヘッドはアルミナ等のセラミッ
ク基板のR状先端部にギャップを設けたものを使用して
いるが、第7図(e)(f)(g)に示すようにポリイ
ミド又はポリエチレンテレフタレート樹脂のベースフィ
ルム22′の片面に複数の個別電極群26a′、反対面
に共通電極26C′をベースフィルム22′の材厚をギ
ャップにして形成した通電ヘッドを用いることもできる
。この図で28′は個別電極群26a′を駆動するIC
129′はこのICと外部回路とを接続するリードパタ
ーン群である。
このように塗布ヘッド10と通電ヘッド11とからなる
印刷ユニット8とキャリッジ6とは第3図に示すような
嵌合凹部36と嵌合凸部37とにより嵌合しており、印
刷ユニット8はキャリッジ6に対して前後方向(印刷用
紙2に対して接近・離間する方向)にスライド自在に保
持されている。
そして、この印刷ユニット8をスライド駆動させる機構
が設けられている。まず、キャリッジ6上面には接近方
向への駆動源としての電磁ソレノイド38が取付けられ
ている。この電磁ソレノイド38は通電により移動する
可動鉄心38aを有し、可動鉄心38aの一端側は離間
方向への駆動源としてのコイルばね39を介在させてユ
ニットケース9の垂直部9aを貫通し、先端にピン40
が取付けられている。又、可動鉄心38aの他端にもピ
ン41が取付けられている。
これにより、電磁ソレノイド38に通電され、可動鉄心
38aが前方側(第4図中左側)に移動すると、ピン4
o及び垂直部9aを介してユニットケース9、従って印
刷ユニット8がキャリッジ6上を前方にスライド移動す
る。この移動量は、垂直部9aがキャリッジ8に当接す
るまでである。
これにより、塗布ヘッド10及び通電ヘッド11の先端
が印刷用紙2に接触する状態となる。第1図、第4図及
び第5図はこのような電磁ソレノイド38への通電時の
状態を示している。一方、電磁ソレノイド38への通電
を切ると、コイルばね39が垂直部9aを介してユニッ
トケース9を押し、ピン41が電磁ソレノイド38のフ
レームに当接する位置で停止する。このように、電磁ソ
レノ、イド38の非通電時には印刷ユニット8はコイル
ばね39の復元力によって印刷用紙2がら離間する状態
に待避スライドする。
つまり、印刷ユニット8の印刷用紙2側への接触スライ
ドは電磁ソレノイド38による電気的エネルギーを用い
て行なうが、印刷用紙2がらの離間スライドはコイルは
ね39の復元力(この他、永久磁石、重力等)のような
電気的エネルギーの不要な方式によって行なうものであ
る6従って、印刷装置の電源が切れた時(不使用時等)
には印刷ユニット8は印刷用紙2に対して自動的に離間
した状態となる。
このような構成において、印刷時には電磁ソレノイド3
8に通電されて塗布ヘッド10及び通電へラド11の先
端が印刷用紙2に接触した状態になるとともに、キャリ
ッジ6が第1図に矢印aで示す方向に移動する。このよ
うな移動により、印刷用紙2上には塗布ヘッド10の多
孔質体17先端によって感熱発色剤及び電解質を含む液
体18が塗布される。そして、先行する塗布ヘッド1゜
に続き通電へラド11も一体的に印刷用紙2上を移動す
る。この時、印刷用紙2上には既に液体18が塗布され
ているので、通電へラド11の個別電極群26aを印刷
信号に応じて選択的に電流供給源と接続させてこの液体
18に通電することにより、感熱発色剤が加熱され、文
字や画像等が可視状態に印刷形成されることになる。つ
まり、塗布ヘッド10により印刷用紙2上に液体18を
塗布しつつ通電へラド11により通電加熱することによ
って印刷が順次行なわれる。そして、行方向の印刷が終
了すると、キャリッジ6は矢印A方向とは逆方向にリタ
ーン移動する。このリターン時には電磁ソレノイド38
が非通電状態とされ、塗布ヘッド10及び通電ヘッド1
1は印刷用紙2から離間した状態とされる。
このような印刷方式の本実施例によれば、印刷用紙2自
体は感熱紙のような特殊紙を用いることなく、普通紙又
はそれに類する紙でよいので、ランニングコストが安い
ものとなる。そして、印刷方式自体は感熱発色方式であ
るが、感熱発色剤及び電解質を含む液体18が印刷に必
要な部分にのみ塗布されるので、経済的であり、かつ、
余白部分は普通紙状態のままであるので鉛筆等による加
筆も容易であって便利である。又、転写リボンを用いる
訳ではないので、この点でもランニングコストの安いも
のとなり、かつ、リボン送り機構が不要でマシンコスト
の低下及びコンパクト化をも図れる。又、塗布ヘッド1
0と通電へラド11とが同一のキャリッジ6に搭載され
ているので、一般にマシンコストの低下を図れる。もつ
とも、塗布タイミングと通電加熱タイミングとが異なる
ような場合を考えれば、塗布ヘッドtoと通電ヘッド1
1とを別個のキャリッジに搭載して移動させるようにし
てもよい。
又、実際の印刷動作についても、塗布ヘッド10及び通
電ヘッド11が各々板ばね14.25により印刷用紙2
側に付勢された状態で移動するので、印刷用紙2との接
触、摺動が円滑に行なわれる。即ち、これらの塗布ヘッ
ド1oや通電ヘッド11は印刷用紙2に対する相対移動
時には、印刷面との間に相対距離の変動を発生し得るも
のであるが、このような変動があっても良好なる接触状
態を維持しながら円滑に摺動することになるものである
。なお、このような塗布ヘッド1oや通電ヘッド11を
印刷用紙2側に付勢させるはね機構としては、印刷ユニ
ット8の内部でなくキャリッジ6機構そのもの又は印刷
ユニット8とキャリッジ6との間に設け、塗布ヘッド1
o及び通電へラド11に対して共通化させるようにして
もよい。
もつとも、本実施例のように塗布ヘッド10と通電へラ
ド11とに対して板ばね14,25を独立して設けるよ
うにすれば、塗布ヘッド10、通電へラド11の各々を
印刷用紙2に対して最適な当たり状態で接触させること
ができ、より円滑となる。
又、リターン動作時や不使用時のような非印刷時には塗
布ヘッドlO及び通電へラド11が印刷用紙2から離間
した状態とされるので、非印刷時において不要な液体1
8が印刷用紙2に浸透するようなことがなく、かつ、通
電ヘッド11の液体18による汚染も軽減できる。この
点、例えば塗布ヘッド10と通電ヘッド11とを別のキ
ャリッジに搭載しく同一キャリッジへの搭載でもよいが
)、塗布ヘッド10と通電へラド11とを独立して印刷
用紙2に接触・離間させるように構成し、又は塗布ヘッ
ド1oのみを印刷用紙2に対して接触・離間させるよう
にすれば、行印刷の途中であっても不要な部分へは液体
18を塗布しないようにすることができ、より細かく必
要部分にのみ液体18を塗布できる。
第8図に変形例を示す。これは、塗布ヘッド10の塗布
先端部を回転自在な塗布ローラ42により構成したもの
である。この塗布ローラ42は箱状ケース15により回
転自在に保持された中心軸部42aの周りに円筒状の多
孔質液体含浸部材42bを被せてなる。この変形例によ
れば、スキャナ6が移動する際に液体18は塗布ヘッド
10によって印刷用紙2上に塗布されるが、回転自在な
塗布ローラ42の転勤による塗布のため、塗布先端部の
摩耗が軽減されより円滑なものとなる。又、第1図の第
一の実施例で示した多孔質体17の目詰りも解消される
こととなる。
以上、変形例を含めて本発明の基本的な実施例について
説明したが、より実際的には印刷装置の不使用時におけ
る感熱発色剤及び電解質を含む液体18の蒸発を防止す
るための手段、例えば印刷ユニット8の前面に自動又は
手動による蒸発防止蓋を設ける等の対策を講することが
必要である。
又、印刷速度を高めるため、印刷ユニット8の左右両方
向の何れの移動時にも印刷可能とするための手段、例え
ば通電へラド11の走行方向の両側に各々塗布ヘッドを
配設し、印刷ユニット8の走行方向に応じてこれらの塗
布ヘッドが一方は突出、地方は待避するように構成する
のがよい。
つづいて、本発明の第二の実施例を第9図により説明す
る。本実施例は、所謂ラインプリンタとして構成したも
のである。まず、プラテンローラ3により上方向に順次
搬送される印刷用紙2に対して感熱発色剤及び電解質を
含む液体を塗布する塗布手段としての塗布ヘッド43が
設けられている。この塗布ヘッド43は構造的には第一
の実施例又はその変形例で示した塗布ヘッド10と同様
であるが、印刷用紙2のほぼ全幅に渡る長さを有するも
のとして水平状態に構成したものである。
又、塗布ヘッド43の下部には加熱手段としての通電ヘ
ッド44が設けられている。この通電ヘッド44は前記
実施例の通電へラド11と同様に、先端に複数の個別電
極群及びこれと僅かなギャップを隔てて共通電極を有す
るものても良し、通常のライン型サーマルヘッドと同様
にこれらの個別電極群及びこれと僅かなギャップを隔て
た共通電極がヘッド基板の平面部に形成されたものでも
良い。いずれにしてもこれらの電極及びギャップを印刷
用紙2のほぼ全幅に渡る水平方向に多数配列してなるも
のである。そして、これらの塗布ヘッド413と通電ヘ
ッド44とは位置固定的であるが、左右両端部が共通の
ヘッド取付はアーム45により保持されている。このヘ
ッド取付はアーム45は駆動機構(図示せず)に基づき
回動変位し得るもので、印刷時には前記塗布ヘッド43
及び通電ヘッド44が印刷用紙2に軽く接触する状態と
し、非印刷時にはこれらの塗布ヘッド43及び通電ヘッ
ド4・1が印刷用紙2から離間する状態とさせるための
ものである。なお、本実施例では固定的な塗布ヘッド4
3及び通電ヘッド44に対して印刷用紙2が上方向に移
動することにより、塗布ヘッド43側が先行した状態で
これらの間の相対移動がなされるものであり、印刷指示
により印刷用紙2を移動させるプラテンローラ3が移動
手段となる。
このような構成において、印刷指示によりプラテンロー
ラ3が駆動されて印刷用紙2が上方向に搬送される時、
まず、塗布ヘッド43によって感熱発色剤及び電解質を
含む液体18が印刷用紙2上に塗布される。つづいて、
液体塗布部分に対して通電ヘッド44により文字や画像
に応じた加熱を行なうことにより、加熱された部分が発
色することになる。ここに、塗布ヘッド43と通電ヘッ
ド44とはヘッド取付はアーム45により適宜印刷用紙
2に対して接触・離間状態をとるので、印刷用紙2の必
要部分に対してのみ液体18を塗布して文字や画像の印
刷を行なわせることができる。
二二に、本実施例では塗布ヘッド43と通電ヘッド44
とを共通のヘッド取付はアーム45に取付けたが、各々
別のアームに取付けて独立して印刷用紙2に対して接触
・離間させるようにすれば、更にきめ細かい状態で必要
な部分にのみ液体18を塗布させることができる。
発明の効果 本発明は、上述したように感熱発色剤及び電解質を含む
液体を印刷用紙に塗布する塗布手段と、この塗布液体中
の感熱発色剤を発色させる通電加熱手段とを設けたので
、液体を必要な部分にのみ塗布しつつ通電加熱手段によ
る通電加熱で文字や画像を形成でき、よって、感熱紙の
ような特殊紙を必要とせず、かつ、転写リボンをも必要
とせず、印刷用紙として普通紙又はそれらに類する記録
体を用いて印刷でき、この結果、ランニングコスト、マ
シンコストの安いものとすることができ、又、通電加熱
手段として複数の電極部を備えた通電ヘッドを用いるこ
とにより、各種の文字、画像等をドツト状に良好に印刷
することができ、更に、塗布手段と通電加熱手段とを印
刷用紙に対して相対移動させる移動手段を設けたので、
通常のプリンタのようにシリアルプリンタ又はラインプ
リンタのように構成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の第一の実施例を示すもの
で、第1図は第3図のA−A線断面図、第2図は外観斜
視図、第3図は印刷ヘッド等の正面図、第4図は第3図
のB−B線断面図、第5図は第3図のC−C線断面図、
第6図(a)〜(c)はカートリッジ型の塗布ヘッドの
構成図、第7図(a)〜(g)は通電ヘッドの構成図、
第8図は変形例を示す水平断面図、第9図は本発明の第
二の実施例を示す外観斜視図である。 2・・・印刷用紙、3・・・プラテンローラ(移動手段
)、6・・・キャリッジ(移動手段)、10・・・塗布
ヘッド(塗布手段)、11・・・通電ヘッド(通電加熱
手段)、18・・・感熱発色剤及び電解質を含む液体、
26a・・・個別電極群、43・・・塗布ヘッド(塗布
手段)、44・・・通電ヘッド(通電加熱手段) −篤 60 (a)         ()))         
 (こ)手続補正書(自発) 昭和62年 9月11日 特許庁長官  小川邦夫 殿      、7]1、事
件の表示 特願昭61−313881号 2、発明の名称 印刷装置 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 4、代 理 人 〒107 住所 東京都港区南青山5丁目9番15号な    し 6、補正の対象 明細書 7、補正の内容 特願昭61−313881号補正書 この出願に関し、明細書中の記載を下記のように補正す
る。 記 1、第16頁第16行目乃至第17頁第3行目の文を削
除する。 2、第18頁第18行目の「キャリッジ8」を「キャリ
ッジ6」に補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、感熱発色剤及び電解質を含む液体を印刷用紙に塗布
    する塗布手段と、印刷用紙に塗布された前記液体に電流
    を流した際に発生するジュール熱で前記感熱発色剤を発
    色させるための通電加熱手段とを設けたことを特徴とす
    る印刷装置。 2、通電加熱手段が、印刷信号に従い選択的に電流供給
    源と接続される複数の個別電極群及びこれと僅かなギャ
    ップを隔てて配置された共通電極とから成る通電ヘッド
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の印
    刷装置。 3、感熱発色剤及び電解質を含む液体を印刷用紙に塗布
    する塗布手段と、印刷用紙に塗布された前記液体に電流
    を流した際に発生するジュール熱で前記感熱発色剤を発
    色させるための通電加熱手段とを設け、これらの塗布手
    段と通電加熱手段とを印刷用紙に対して塗布手段側を先
    行させて相対移動させる移動手段を設けたことを特徴と
    する印刷装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4965589A (en) * 1988-06-17 1990-10-23 Ngk Insulators, Ltd. Recording head having spaced-apart electrodes
US4990934A (en) * 1988-09-09 1991-02-05 Ngk Insulators, Ltd. Recording head having a heat dissipating electrically insulating layer disposed between recording and return electrodes
US5132705A (en) * 1988-12-06 1992-07-21 Ngk Insulators, Ltd. Recording head including electrode supporting substrate having thin-walled contact end portion
US5184344A (en) * 1989-08-21 1993-02-02 Ngk Insulators, Ltd. Recording head including electrode supporting substrate having thin-walled contact end portion, and substrate-reinforcing layer
US5231422A (en) * 1990-05-16 1993-07-27 Ngk Insulators, Ltd. Recording head having two substrates superposed such that electrode supporting surface of one of the substrates faces non-electrode-supporting surface of the other substrate

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4965589A (en) * 1988-06-17 1990-10-23 Ngk Insulators, Ltd. Recording head having spaced-apart electrodes
US4990934A (en) * 1988-09-09 1991-02-05 Ngk Insulators, Ltd. Recording head having a heat dissipating electrically insulating layer disposed between recording and return electrodes
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US5184344A (en) * 1989-08-21 1993-02-02 Ngk Insulators, Ltd. Recording head including electrode supporting substrate having thin-walled contact end portion, and substrate-reinforcing layer
US5231422A (en) * 1990-05-16 1993-07-27 Ngk Insulators, Ltd. Recording head having two substrates superposed such that electrode supporting surface of one of the substrates faces non-electrode-supporting surface of the other substrate

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