JPS6315998A

JPS6315998A - 洗濯機

Info

Publication number: JPS6315998A
Application number: JP61158159A
Authority: JP
Inventors: 章片岡; 大道　幸延; 徹広瀬
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1986-07-04
Filing date: 1986-07-04
Publication date: 1988-01-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は衣類等の洗濯、脱水を行う洗濯機に関するも
のである。

従来の技術従来この種の洗濯機は、例えば実公昭４９−３０７１０
号公報に示されるように、第７図のような構造になって
いた。すなわち、第７図において、１は洗濯機の本体、
２は本体１に取付けられた支持部である。３は外槽で、
支持部２に対してバネとダンパを有するサスペンション
４によって吊設されている。６は内槽で、内周壁に複数
個の脱水孔６を形成し、洗濯槽と脱水槽を兼用している
。７は内槽５の中央底部に設けられた攪拌翼、８は攪拌
翼７や内槽６に回転力を伝える伝達機構部で、内部に洗
濯用の減速ギアや洗濯、脱水の切換クラッチ、脱水時の
ブレーキを内蔵している。

９はモータで、外槽３の底部に取付けられており、モー
タプーリ１０．ベルト１１．インペラプーリ１２を介し
て伝達機構部８に回転力があたえている。１３は本体１
上部内面に取付けられた振動感知器である。

以上のように構成さｎた洗濯機について、以下その動作
を説明する。洗ｎは内槽５に洗濯物と洗濯水を入れ、伝
達機構部８の切換クラフチを洗濯側にし、モータ９の回
転を贅拌Ｒ７にモータプーリ１０．　ベルト１１．イン
ペラプーリ１２．伝達機構部８を介して伝達することに
より行われる。

次に、脱水は洗濯物を内槽５に入れ、伝達機構部８の切
換クラッチを脱水側にし、モータ９の回転を内槽６に伝
達機構部８等を介して伝達することにより行われる。と
ころがこの脱水起動時に内槽５内の洗濯物のかたより等
によって、サスペン／ｇン４により吊り下げられた外槽
３が水平および垂直方向に大きく振動する場合がある。

この振福の大きい振動を抑えなければ、外槽３が本体１
に衝突することとなる。この振動の垂直成分についテハ
、サスペンション４のダンパで抑え、一方、水平成分の
振動による外槽３と本体１との衝突は本体１と外槽３と
の隙間でさけている。しかし、水平成分の振動が大きい
場合には、振動感知器１３に外槽３が衝突するか否かに
よって図示されていない制御部で水平振動状態を判断し
、衝突が生じた場合には脱水は停止され、洗濯物のバラ
ンスを取り直した後、再び脱水が行われる。

発明が解決しようとする問題点上記のような構成では内槽５内の洗ｇｆｆ物のかたより
が大きいと、水平成分の振動の減衰機構がないため、脱
水起動時に外槽３が本体１や振動感知器１３に衝突し、
脱水が順調に行わｔ″Ｌないという問題点を有してい念
。

そこで、本発明は上記問題点に鑑み、洗濯物のかたより
が大きい場合でも外槽が本体に衝突することをなくし、
円滑な脱水を行うことができる洗濯機を提供するもので
ある。

問題点を解決するための手段この目的を達成するために本発明の洗濯機は、本体に設
けた保持部に外槽を巻着する複数の帯体を取付け、さら
に、帯体の一部に主なる弾性体および主なる弾性体に追
動する副なる弾性体を設けている。

作用この構成によって、帯体の引張りが大きい時には主なる
弾性体と副なる弾性体が作用し、帯体の引張りが小さい
時には主なる弾性体が主に作用する。したがって、帯体
自身の引張りに対する見かけのバネ定数が変位の大きさ
に対して非線形に増大し、外槽の水平振動の大きい時に
は帯体の張力が増すため、外槽と帯体との間に十分な摩
擦を起こすことができ、一方、外槽の水平振動が小さい
時には帯体の張力が減少するため、外槽と帯体との間の
摩擦を減少させることになる。

この結果、洗濯物が内槽に偏って分布することによる脱
水起動時の大きな水平振動を十分に減衰させる乏め、脱
水起動時に外槽が本体に衝突せずに円滑な脱水が行える
ようになる。

さらに、水平振動の小さい脱水定常時には帯体の見かけ
のバネ定数が減少するため、外槽振動の本体への伝達を
低減させ、脱水時の３音も低下させることになる。

実施例以下、不発明の第１の実施例について、図面を参照しな
がら説明する。

第１図は本発明の第１の実施例における化ｎ機の要部断
面図、第２図は同平面図、第３図は同正面断面図を示す
ものである。第１図、第２図、第３図において、１は本
体、２は支持部、３は外槽、４はサスペンション、５は
内槽、６は脱水孔、７は攪拌翼、８は伝達機構部、９は
モータ、１Ｑはモータプーリ、１１はベルト、１２はイ
ンペラプーリ、１３は振動感知器で、以上は第７図の従
来例の構成と同じものであるので詳細な説明を省略する
。１４は保持部で、線材の折り曲げにより造られており
、一端は本体１にねじで固定され他端は環状となってい
る。１５は帯体で、少なくとも２本でバランスをとって
外槽３を巻着しており、それぞれの保持部１４の環状部
に取付けられている。１６は主なる弾性体で、つる巻き
バネからなり、帯体１６のほぼ中央に線材１７を介在さ
せて取付けられている。ここで、主なる弾性体１６を以
下主弾性体１６と呼ぶことにする。１８は副なる弾性体
で、つる巻きバネからなり、その両端にねじ込まれた円
板状のストッパ１９ンζよって主弾性体１６を封入して
いる。すなわち、主弾性体１６とは並列に配置されてい
る。ここで、副なる弾性体１８を両弾性体１８と呼ぶ。

２ｏは通し穴で、ストッパ１９のほぼ中央に設けられて
おり、線材１７のみ摺動できる大きさとなっている。

以上のように構成された洗濯機について以下その動作を
説明する。

洗濯は内槽６に洗濯物と洗雇水を入れ、伝達機構部８の
切換クラッチを洗濯側にし、モータ９の回転をモータプ
ーリ１０．ベルト１１１　インペラプーリ１２．伝達機
構部８を介して伝達することにより行われる。次に脱水
は洗濯物を内槽５に入れ、伝達機構部８の切換クラッチ
を脱水側にし、モータ９の回転を内槽６に伝達機構部８
等を介して伝達することにより行われる。この時、従来
の技術において述べたように、脱水起動時に内槽５内の
洗濯物の偏り等によって、サスベンシラン４により吊り
下げられた外槽３が水平および垂直方向に大きく振動す
る場合がある。しかしながら、本実施例では、外槽３の
垂直方向の振動は従来例ト同様にザスベンンヨン４のダ
ンパによって減衰させ、外槽３の水平振動は帯体１５と
外槽３との摩擦によって減衰させ、洗濯物が内槽６に偏
って分布しても、脱水起動時に外槽３が本体１に衝突せ
ず円滑な脱水が行える。

以下この帯体１６による水平振動の減衰作用を説明する
。

第２図に示すように帯体１５は対向する２本によってバ
ランスをとって外槽３に巻着し、それぞれを本体１のコ
ーナ上部に設けた保持部１４に主弾性体１６によって張
力を与えた状態で取付けている。この状態で外槽３が主
弾性体１６の伸び方向に移動すると、外槽３と帯体１５
との間に摩擦が生じ、これによって外槽３の振動を減衰
させる。

ところで本実施例では、帯体１５に設けられている主弾
性体１６がストッパ１９に対し隙間をあけて両弾性体１
８によって封入されているため、主弾性体１６の伸びが
少ない時は、主に主弾性体１６が伸びるが、主弾性体１
６の両端がストッパ１９の内面の両壁まで伸びると、主
弾性体１６と両弾性体１８とが共に伸びることになる。

即ち、帯体１５に設けられた両弾性体１６．１８の総合
的な見かけのバネ定数は変位の大きさに対して非線形に
増大することになる。ゆえに、外槽３の水平振動が大き
い場合には、帯体１５に取付けられている主弾性体１６
と両弾性体１８が共に伸縮し、帯体１５の張力が著しく
増大し、外槽３と帯体１６との摩擦を大きくし、外槽３
の撮動を犬きく減衰させることになる。一方、外槽３の
水平振動が小さい場合には、帯体１６に取付けられてい
る主弾性体１６が主に伸縮し、帯体１６の張力の増加が
減少するため、外槽３と帯体１５との摩擦も小さい、よ
って、外槽３の振動減衰も小さいため、帯体１５から保
持部１４を介して本体１へ伝達される振動レベルが小さ
くなる。

したがって、外槽３の水平振動が大きい脱水起動時には
、外槽３と帯体１５の摩擦を太きくし、外槽３の振動減
衰を大きくすることにより、外槽３と本体１との衝突を
なくし、円滑な脱水を行うことができ、また、外槽３の
水平振動が小さい脱水定常時には、外槽３と帯体１６の
摩擦を小さくし、外槽３の振動減衰を小さくすることに
より、本体１への撮動伝達を少なくし、騒音等の低下を
はかることができる。

次に、本発明の第２の実施例について第４図の要部断面
図を参照しながら説明する。第４図において、２１は主
弾性体で、つる巻きバネからなり帯体２２のほぼ中央に
取付けられている。２３は両弾性体で、主弾性体２１と
同様につる巻きバネからなっており、主弾性体２１内に
入れられて主弾性体２１とは並列関係にあり、両端を線
材２４によって弛ませた状態すなわち、両弾性体２３の
取付は長さが主弾性体２１より長い状態で取付けられて
いる。第４図に図示していない構成については、第１図
等の第１の実施例の構成と同様である。第２の実施例は
第１の実施例で用いているようなストッパ１９を必要と
せず、第１の実施例と同様な非線形特性を帯体２０の張
力に与えることができるため、安価でかつ量産性の良い
ものとなさらに、本発明の第３の実施例について第５図
の要部断面図を参照しながら説明する。第５図において
、２６はバネ保持器で、内部につる巻き状の圧縮バ坏で
ある主弾性体２６と主弾性体２６よリバネ定数と最大圧
縮荷重が共に大きい両弾性体２了とを直列状態で緩挿し
ている。２８は中間板で、主弾性体２６と両弾性体２７
の間に設けられ、両弾性体２６．２７が的確に作用する
ようにしている。２９は止め板で、バネ保持器２５の開
口側に設けられ、中央部に線材３Ｑを取付け、主弾性体
２６．中間板２８．両弾性体２７．バネ保持器２６を通
して帯体３１に連結し、両弾性体２６゜２７を圧縮して
いる。３２は取付はフックで、バネ保持器２５の開口側
端部に取付けられ、帯体３１とバネ保持器２６の連結を
している。第５図に図示していない構成については、第
１図等の第１の実施例の構成と同様である。第３の実施
例は、主弾性体２６のバネ定数と最大圧縮荷重とが共に
両弾性体２７より小さいため、帯体３１に張力が４見ら
れると主弾性体２６が全圧縮状態になるまでは主に主弾
性体２６が縮み、つづいて両弾性体２７が圧縮するため
、第１の実施例と同様な非線形特性を帯体３１の張力に
与えることができる。即ち、本実施例によれば、圧縮バ
ネを用いても帯体３１を上記張力特性にすることができ
る。

次に、本発明の第４の実施例について第６図の要部断面
図を参照しながら説明する。第６図において、３３は円
錐バネで、１本のバネの中に主弾性体部と両弾性体部を
一体成形しており、両端に端面支持部Ａ３４．端面支持
部Ｂ３５を取付けている。この円錐バネ３３は径大部側
が主弾性体、径小部側が両弾性体となっている。両端面
支持部３４．３６は、線材３６．３７によって帯体３８
の端部にそれぞれ連結している。第６図に図示してい身
い構成については、第１図等の第１の実施例の構成と同
様である。第４図の実施例は、１本のつる巻き圧縮バネ
の径の大きさを徐々に変化させる円錐バネ３３を用いて
いるため、上記実施例では得られない連続的な非線形特
性を帯体３８に与えることができる。この実施例では円
錐バネを用いたことにより、１本のバネの中に主弾性体
部と両弾性体部を形成したが、円筒バネであれば巻きピ
ッチをかえることにより、１本のバネで主。

副弾性部を形成することができるものである。

なお、各実施例において、主弾性体１６，２１゜２６、
両弾性体１８，２３，２了につる巻きバネを用いている
が、弾性性質を持ったものであれば何でもよく、また、
両弾性体１８，２３．２７を複数取付け、２段、３段の
非線形特性にしてもよい。

てらに、各実施例において、帯体”１５，２２゜３１．
３８と保持部１４を一組として本体１０対向する２つの
コーナに一組づつ設けているが、外槽３の減衰特性を向
上させるために、４つのコーナにそれぞれ１組以上設け
てもよい。

発明の効果以上のように本発明の洗濯機は、本体に設けた保持部に
外槽を巻着する複数の帯体を数例け、さらに、帯体の一
部に主なる弾性体を設けるとともに、主なる弾性体に追
動する副なる弾性性を設けることにより、外槽の水平方
向の振動レベルに応じた摩擦減衰を外槽と帯体との間に
起こすことができる。したがって、脱水起動時に発生す
る外槽の水平振動を低減し、外槽が本体に衝突すること
なく円滑な脱水を行うことができるとともに、脱水定常
時には外槽振動の本体への伝達を低減させ、脱水時の騒
音も低下させることができる。また、脱水定常時は外槽
と帯体との摩擦が小さいため、帯体の耐久性を向上させ
ることができる。

また、本発明では上述したように脱水起動時の外槽の振
動を低減できるため、外槽と本体との隙間を小さくする
ことが可能となり、内槽および外槽の径を大きくして一
度に多量の衣類の洗濯・脱水を行えるようにできる。ま
た、逆にその分本体の小型、軽量化を図ることも可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における洗１′４機の要
部断面図、第２図は同平面図、第３図は同正面断面図、
第４図は本発明の第２の実施例における洗沼機の要部断
面図、第５図は本発明の第３の実施例における洗濯機の
要部断面図、第６図は本発明の第４の実施例における洗
濯機の要部断面図、第７図は従来の洗濯機の正面断面図
である。１・・・・・・本体、３・・・・・・外槽、５・・・・
・・内槽、７・・・・・・攪拌翼、９・・・・・・モー
タ、１４・・・・・・保持部、１５゜２２．３１．３８
・・・・・・帯体、１６，２１．２６・・・・・・主弾
性体、１８．　２３．　２７・・・・・・副弾性体、３
３・・・・・・円錐バネ。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名、３
−−ブト１１ケ１５−′％捧／６−−上％杭体／８−璽り３ηｌ性イ；幹、箔１図ノ一本体３−夕Ｆｓ５−内１ｑ−攪拌翼／４−ａゴ邪１５−静体／δ　−１；！宜Ｊでツ！１【ノド＝Ｌ二４、第２図／−、＋体３−丹７楢５−丙番７−纜芥貰ｑ−モータｚ４＝、保符刑Ｊ　−タトオ酊Ｚ３−奮υＪ１−斗±７レト第４図Ｊ　−一タト１１１必−一ヱ勇■工体、？ｒＩ−Ｍ’Ｊ％ｆｉイネ３ノ　−一　−伴第５図Ｊ−一分庸第６図第７図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）攪拌翼を内部に有する洗濯兼脱水槽として内槽を
設け、攪拌翼および内槽を回転させるためのモータを、
内槽を内装する外槽に設け、この外槽を本体内に吊設し
、さらに、本体に設けた保持部に外槽を巻着する複数の
帯体を取付け、帯体の一部に主なる弾性体および主なる
弾性体に追動する複数の副なる弾性体を設けてなる洗濯
機。
（２）主なる弾性体および副なる弾性体を並列に配した
特許請求の範囲第１項記載の洗濯機。
（３）主なる弾性体と副なる弾性体を直列に設けた特許
請求の範囲第１項記載の洗濯機。
（４）主なる弾性体と副なる弾性体を一体に成形した特
許請求の範囲第１項記載の洗濯機。