JPS63159230A - 偏波面保存光フアイバ母材の製造方法 - Google Patents

偏波面保存光フアイバ母材の製造方法

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JPS63159230A
JPS63159230A JP61305173A JP30517386A JPS63159230A JP S63159230 A JPS63159230 A JP S63159230A JP 61305173 A JP61305173 A JP 61305173A JP 30517386 A JP30517386 A JP 30517386A JP S63159230 A JPS63159230 A JP S63159230A
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Takeyoshi Takuma
詫摩 勇悦
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博 梶岡
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は偏波面保存光ファイバ母材の製造方法に係り、
特に非軸対称性の屈折率分布を有する母材の製造方法に
関するものである。
[従来の技術] 二つの直交偏波モードl−I E xモードとHEyモ
ードのうち一方の偏波モードしか伝搬しない絶対単一偏
波面保存光ファイバはコヒーレント光通信用伝送路とし
てのみでなく、全ファイバ形センサを構成するためのフ
ァイバ形偏光子としても用いることができる。
一般に、単一モード光ファイバ中を伝搬するHE11モ
ードには本来は遮断周波数が存在しない。
しかし、単一モード光ファイバの屈折率分布において第
5図に示すようにコア部51の周辺に屈折率の溝部52
を設け、その大きさと深さを十分大きくして半径rにお
ける屈折率n (r)が5(n(r)  −n2 ) 
 2πrdr<  0ただし、n2 :クラッド部の屈
折率 となるようにすると、H[E、、モードに遮断領域が 
 −現われることが知られている。そこで、更にそのよ
うな構造に非軸対称性を与えればHExモードとHEy
モードの遮断周波数に差異が生じ、一方の偏波モードは
伝搬するが他方は伝搬しない絶対単一周波数領域を作り
出すことができる。絶対単一偏波面保存光ファイバは、
この周波数領域を利用するものである。
偏波面保存光ファイバを製造する方法としては、例えば
特開昭58− 15041号公報に記載されている方法
がある。すなわち、石英管の内側にガラス薄膜からなる
応力付与層を形成し、その後石英管内にコアロッドを挿
入して石英管を加熱中実化する際に石英管内圧を大気圧
より負圧にし、コア部と応力付与層とのガラス粘度差を
利用して応力付与層をその断面において楕円形状とし、
これにより円形のコア部に異方性応力を発生させる方法
である。ここで、楕円形状の応力付与層の屈折率を石英
ガラスより低く設定してファイバを製造すれば、楕円の
長軸と短軸方向での屈折率の溝部の巾に差異が生じ、絶
対単一周波数領域を作り出すことができる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、この方法では応力付与層の楕円率をそれ
ほど大ぎくすることができず、絶対単一偏波面保存光フ
ァイバとして機能するに十分な大きさの絶対単一周波数
領域を得ることができなかった。
かくして本発明の目的は上記従来技術の問題点を解消し
、絶対単一周波数領域の大きな偏波面保存光ファイバを
得ることができる偏波面保存光ファイバ母材の製造方法
を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明の偏波面保存光ファイバ母材の製造方法は上記目
的を達成するために、コア部と該コア部の外周部にこれ
を囲繞するように設けられたクラッド部とからなる単一
モード光ファイバ用多孔質母材の上記クラッド部をその
長手方向に沿って平行な両側面を形成すべく研磨した後
、これを透明ガラス化して楕円形の断面形状を有するク
ラッド付きコアロッドを形成し、該コアロッドを石英ガ
ラスより熱膨張率の大きなガラス膜が内付けされ且つ楕
円形の断面形状を有する石英管内に挿入すると共にこれ
ら両者を互いの楕円形断面の長軸が直交するように位置
させて融着一体化する方法である。
[作 用] 本発明の要旨は、断面楕円形状を呈するクラッド付きコ
アロッドを断面楕円形状の石英管内に互いの長袖が直交
するように挿入し、これら両者を融着一体化したことに
ある。
このようにすることによって、石英管に内付けされてい
たガラス膜は融着一体化時にコアロッドによりコアロッ
ドの短軸方向に押し流され、極めて楕円率の高い応力付
与層を形成する。すなわち、非軸対称性の大きな屈折率
分布を有する偏波面保存光ファイバ母材が形成される。
[実施例1 以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。
まず、本発明の方法を概略的に説明する。
第1図(a>及び(b)はそれぞれ本発明による偏波面
保存光ファイバ母材製造方法の主要なプロセスを示す工
程図である。第1図(a)に示すように、コア部1及び
クラッド部2からなる単一モード光ファイバ用多孔質母
材3のクラッド部2を研磨機4でその長手方向に平行に
研磨する。これにより、第2図に示す如く平行な両側面
5を有する母材に成形した後、これを焼結透明ガラス化
して楕円形の断面形状を有するコアロッドとする。
このコアロッド6を、第1図(b)に示すようにガラス
旋盤7に垂直に支持されその内壁にガラス膜8を内付け
した断面楕円形状の石英管9の中心軸上に挿入する。こ
のとき、第3図に示す如くコアロッド6の長軸を石英管
9の短軸方向に合わせて挿入する。なお、ガラス膜8は
石英ガラスより大きな熱膨張率を有するガラスから形成
される。
その後、酸水素バーナ10でコアロッド6と石英管9と
を融着一体化してこれを偏波面保存光ファイバ母材11
とする。
次に本発明の実施例を具体的に説明する。
VAD法により、SiO2にGeO2をドープしたコア
部1とこのコア部1を囲繞する5i02クラッド部2と
の2層構造をなす単一モード光ファイバ用多孔質母材3
を形成した。この多孔質母材3のクラッド部2の両側面
を長手方向に平行に削り落した後これを焼結透明ガラス
化し、横断面における短軸径/長軸径の比が0.5のガ
ラスロッドを得た。このガラスロッドを短軸径1ml、
長軸径2履に延伸し、偏波面保存光ファイバ母材用のコ
アロッド6とした。
一方、外径t6aw+、肉厚1.5麿の石英管9内壁に
応力付与層となるP2O5−8203−8i02系ガラ
ス膜8を150−の厚さに形成した後、石英管9内を減
圧した状態で外部からバーナで加熱し、そのバーナを移
動させて石英管9を楕円化した。
次に、楕円化した石英管9をガラス旋盤7で垂直に支持
し、石英管9内にコアロッド6を石英管9の短軸方向に
コアロッド6の長袖の向きを合わせて挿入した後、酸水
素バーナ10を下方から上方へ移動させてP2O5−8
203−3iO2系ガラス膜8とコアロッド6とを融着
一体化し、偏波面保存光ファイバ母材11を得た。
このようにして得られた偏波面保存光ファイバ母材の断
面構造を第4図(a)に示す。
コアlir!41の外周部に楕円形状のクラッド層42
が設けられ、このクラッド層42の外周部にクラッド1
ii42の長軸とは直交する長軸を有した楕円形状の応
力付与11143が設けられている。さらに、応力付与
W443の外周部にサポート層44が設けられている。
ここで、Y軸近傍の応力付与層43は極めて薄く、クラ
ッド層42の長軸側とサポート層44とがほとんど密着
する形となった。
これは、融着一体化の際にY軸近傍のガラスWJ8がコ
アロッド6によりX軸方向へと押し流されて偏平な形状
の応力付与WJ43を形成したからである。
また、この応力付与層43はP2O5−8203−6i
O2系ガラスからなっているので、SiO+からなるク
ラッド層42やサポート層44より屈折率が低くなる。
その結果、第4図(b)及び(C)にそれぞれ示される
X軸方向の屈折率分布及びY軸方向の屈折率分布かられ
かるように、コア層41の周辺に屈折率の溝部が形成さ
れる。しかも、X軸方向とY軸方向とではその溝部の幅
が大きく異なっている。すなわち、屈折率分布に大きな
非軸対称性が形成される。
このような偏波面保存光ファイバ母材を、波長1.5−
帯において第4図(a)に示すY軸方向の偏波モードが
単一モード伝送となり且つX軸方向の偏波モードが遮断
領域となるように設計して線引炉でファイバ化した。そ
して、その偏波面保存光ファイバの特性を波長1.55
4で評価したところ、Y軸方向の偏波モードのみが伝搬
され、伝送損失0.5dB/鳩、消光比−40dB(1
触のファイバに換棹して)の値が得られた。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、次の如き優れた効
果が発揮される。
(1)  偏波面保存光ファイバ母材の応力付与層の楕
円率を大きくすることができる。すなわち、非軸対称性
の大きな屈折率分布を有する偏波面保存光ファイバ母材
を製造することができる。
Q) 従って、絶対単一周波数領域の大きな偏波面保存
光ファイバが得られ、これをコヒーレント光通信用の伝
送路、ファイバ形偏光子等へ適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a>及び(b)はそれぞれ本発明の偏波面保存
光ファイバ母材の製造方法を示す工程図、第2図は第1
図(a)の■−■線矢視断面図、第3図は第1図(b)
のIII−I[[線矢視断面図、第4図(a)〜(C)
は本発明の方法により製造された偏波面保存光ファイバ
母材の横断面とそのX軸方向及びY軸方向の各屈折率分
布を示す説明図、第5図はHE11モードに遮断領域を
作る方法の説明図である。 図中、1はコア部、2はクラッド部、3は多孔質母材、
4は研磨機、6はコアロッド、8はガラス膜、9は石英
管、10は酸水素バーナ、11は偏波面保存光ファイバ
母材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. コア部と該コア部の外周部にこれを囲繞するように設け
    られたクラッド部とからなる単一モード光ファイバ用多
    孔質母材の上記クラッド部をその長手方向に沿つて平行
    な両側面を形成すべく研磨した後、これを透明ガラス化
    して楕円形の断面形状を有するクラッド付きコアロッド
    を形成し、該コアロッドを石英ガラスより熱膨張率の大
    きなガラス膜が内付けされ且つ楕円形の断面形状を有す
    る石英管内に挿入すると共にこれら両者を互いの楕円形
    断面の長軸が直交するように位置させて融着一体化する
    ことを特徴とする偏波面保存光ファイバ母材の製造方法
JP61305173A 1986-12-23 1986-12-23 偏波面保存光フアイバ母材の製造方法 Expired - Lifetime JPH0742127B2 (ja)

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