JPS6315661Y2 - - Google Patents

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JPS6315661Y2
JPS6315661Y2 JP2621485U JP2621485U JPS6315661Y2 JP S6315661 Y2 JPS6315661 Y2 JP S6315661Y2 JP 2621485 U JP2621485 U JP 2621485U JP 2621485 U JP2621485 U JP 2621485U JP S6315661 Y2 JPS6315661 Y2 JP S6315661Y2
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valve
spool
fluid
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、流体圧利用の産業機械に使用するパ
イロツト形電磁弁に関するものである。
[従来の技術] 排気による環境汚染を防止し、かつ電磁弁への
作業環境中の微粉体の侵入を防止するために、パ
イロツト流体を直接作業環境に排出せずに、主弁
部の排気ポートを通じて作業環境外等に排出させ
るようにしたパイロツト形電磁弁は、実開昭58−
170403号公報によつて、既に知られている。
しかしながら、上記のパイロツト形電磁弁で
は、出力ポートから排気ポートに流れる流体がパ
イロツト排気路へ逆流入して電磁弁の切換えに支
障を来たすのを防止するために、パイロツト排気
路に逆止弁を設ける必要があり、この逆止弁の費
用及びその組付工数の増加によつて、コスト高に
なるという問題があつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、パイロツト流体を排出するパイロツ
ト排気路を、主弁部を形成した導通孔によつて主
弁部の排気ポートに連通させるにあたり、逆止弁
を使用することなく、簡単な手段で電磁弁の切換
えに支障を来たさないようにして、上記電磁弁の
コストを低下させることを、解決すべき問題点を
する。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、主弁部におけるスプールを、2個の
パイロツト弁部への通電に伴うパイロツト流体の
圧力でそれぞれ逆方向へ駆動して流体流路を切換
えるようにしたパイロツト形電磁弁において、上
記パイロツト弁部におけるパイロツト排気路を、
主弁部に形成した導通孔によつて主弁部の排気ポ
ートに各別に連通させ、かつ上記各パイロツト排
気路を、主弁部のスプールに形成した上記導通孔
よりも流路抵抗の小さい貫通孔で互いに連通させ
ることによつて、上記問題点を解決したものであ
る。
[作用] 上記構成を有する本考案のパイロツト形電磁弁
においては、スプールがパイロツト流体の圧力で
駆動されて主弁部の流体流路が切換わると、出力
ポートから排気ポートへ流れる流体の一部が導通
孔から主弁部内に流入するが、この流入した流体
は、スプールに形成した上記導通孔よりも流路抵
抗の小さい貫通孔によつてスプールの反対側に流
れるため、スプールの両端面に作用する圧力差が
小さくなり、スプールが誤動作することがないば
かりでなく、その摺動に支障を来たすこともな
い。
[実施例] 第1図は本考案の第1実施例を示すもので、主
弁部1は、その両端にパイロツト弁部2A,2B
を備え、このパイロツト弁部2A,2Bの一方に
選択的に通電することにより、主弁部1のスプー
ル3を駆動し、それにより主弁部1の流体流路を
切換えるように構成している。
上記主弁部1における弁本体5は、その内部に
スプール弁の弁室6を備え、上記弁室6に供給ポ
ート7、出力ポート8a,8b及び排気ポート9
a,9bを連通させると共に、該弁室6内に、中
心に貫通孔4を設けた上記スプール3を軸方向に
摺動可能に挿嵌し、該スプール3の両側に設けた
駆動用のピストン10a,10bを、弁本体の両
側の連接筐11A,11Bにおけるピストン室1
2a,12bに軸方向に摺動可能に挿嵌し、該ピ
ストン室12a,12bにおけるピストン10
a,10bの外端面側の室に、パイロツト弁部2
A,2Bにおけるパイロツト出力路14a,14
bを連通させている。また、上記ピストン室12
a,12bにおけるピストンの内端面側の室13
a,13bは、パイロツト排気路16a,16b
に連通させると共に、ピストン10a,10bの
内面側に形成した切欠部15a,15bとそのス
プール3内の大径の貫通孔4によつて相互に連通
させている。
パイロツト弁部2A,2Bにおける弁室19
a,19bは、上記パイロツト出力路14a,1
4bによつてピストン室13a,13bに連通さ
せると共に、第1弁座21a,21b及びパイロ
ツト供給路17a,17bを介して主弁部1の供
給ポート7に連通させ、また該弁室19a,19
bは、第1弁座21a,21bと対向する第2弁
座22a,22b及び上述のパイロツト排気路1
6a,16bを介し、さらに弁本体5に穿設され
た上記スプールの貫通孔4よりも小径で流路抵抗
の大きい導通孔23a,23bにより、弁本体5
の排気ポート9a,9bに連通させている。な
お、上記導通孔23a,23bは、その流路抵抗
が、少なくとも貫通孔4の流路抵抗の2倍となる
ように設定される。
パイロツト弁部2A,2Bにおける弁体24
a,24bは、ソレノイド25a,25bへの通
電によつて生じる電磁力で駆動されると共に、復
帰ばね26a,26bの付勢力により復帰し、第
1弁座21a,21b及び第2弁座22a,22
bを開閉するもので、それによつて、供給ポート
7に連通するパイロツト供給路17a,17b
を、第1弁座21a,21b、弁室19a,19
b及びパイロツト出力路14a,14bを通して
ピストン室12a,12bに連通させた状態と、
該ピストン室12a,12bを、パイロツト出力
路14a,14b、弁室19a,19b、第2弁
座22a,22b、パイロツト排気路16a16
b及び弁本体5に穿設された導通孔23a,23
bにより、排気ポート9a,9bに連通した状態
とに、切換可能に構成している。
上述の導通孔23a,23b及びスプール3の
貫通孔4は、例えば第1図の切換位置において、
出力ポート8aから排気ポート9aへ流出する流
体が導通孔23aを通つてピストン10aの内端
面側の室13aに流入する場合に、まず、導通孔
23aが排気ポート9aからの流体の流入を制限
し、また貫通孔4及び導通孔23bは室13aに
流入した流体を排気ポート9bへ排出させるよう
に作用する。この場合、導通孔23a,23b
は、その流路抵抗が貫通孔4の流路抵抗に比べて
大きいために、スプール弁4の両端面に作用する
圧力差が大きくなることはなく、室13a,13
bに流入した排気が、スプール3を誤動作させた
り、その摺動の妨げとなるのが防止される。
上述の作用をさらに詳細に説明すると、導通孔
23aから流入する流体の圧力をEs、スプール
3の両端面に作用する圧力差をE0、導通孔23
a,23bの流路抵抗をRs、スプール3の貫通
孔4と室13a,13bを含む流路抵抗をRoと
すると、E0の大きさは次式で示される。
E0=EsR0/2Rs+R0 上式において、RsをR0に比べて大とすると、 E0≒EsR0/2Rsとなる。
従つて、導通孔23a,23bの流路抵抗Rs
を貫通孔4と室13a,13bを含む流路抵抗
R0に比べて十分に大とすると、スプール3の両
端面に作用する圧力差E0を十分に小とすること
ができる。
次に、上記実施例の動作を説明する。
第1図は、一対のパイロツト弁部2A,2Bが
共に非通電の状態にあり、スプール3が左位置に
停止して、そのスプール3により主弁部1の供給
ポート7と出力ポート8bとが連通し、出力ポー
ト8aと排気ポート9aとが連通した状態にあ
る。
この状態で左方のパイロツト弁部2Aに通電
し、供給ポート7からパイロツト供給路17aを
通じて供給されるパイロツト流体をピストン室1
2aに供給すれば、ピストン10aがその流体圧
力で押圧駆動されてスプール3が右動する。この
場合、左方のピストン10aの右行に伴つて、ピ
ストン室12b内の流体がパイロツト弁部2B内
及びパイロツト排気路16bを通り、その一部が
導通孔23bを経て排気ポート9bに流出し、他
は切欠部15bを通つて室13bに流入する。同
時に、室13aの流体も、その一部が導通孔23
aを経て排気ポート9aに流出し、他は切欠部1
5a及び貫通孔4を通つて室13bに流入する。
スプール3が右動して主弁部1における流体流
路が切換えられると、供給ポート7の流体が出力
ポート8aに供給されると共に、出力ポート8b
の流体が排気ポート9bから排出される。この
際、排気ポート9bを流れる流体の一部は導通孔
23bから室13bに流入するが、導通孔23b
の流路抵抗が大きいのに対して貫通孔4の流路抵
抗が小さいために、スプール弁4の両端面に発生
する圧力差が小さく、これによつてピストンが誤
動作することがないばかりでなく、ピストンの右
動が妨げられることもない。
上記過程を経てスプール3が右方に切換えられ
た後、パイロツト弁部2Aへの通電を停止すれ
ば、両ピストン室12a,12bに作用する圧力
がほぼ等しくなつて、スプール3がその位置に保
持される。この状態において、出力ポート8bか
ら排気ポート9bに流体が排出され、その流体の
一部が導通孔23bから室13bに流入しても、
貫通孔4及び導通孔23aを通つて排出され、か
つスプール3の両側面に発生する圧力差が小さい
ので、スプール3を誤作動させたり、その動きを
不安定化させる虞れもない。
その後、右方のパイロツト弁部2Bに通電すれ
ば、上記とほぼ同様の過程を経てスプール3が左
動し、第1図に示す切換位置に復帰する。
第2図及び第3図は、導通孔の異なる実施例を
示すもので、第2図は、上記導通孔23a,23
bを、その先端が排気ポート9a,9b中に突出
するノズル28によつて形成したものを示してい
る。これによつて、導通孔23a,23bの径の
設定を容易にすると共に、排気ポート9a,9b
からの排気をピストンの内端の室13a,13b
に流入し難くすることができる。また、第3図の
実施例は、ノズル28の内径を排気ポート9a,
9b側を小径にして、第2図のノズルの作用に、
パイロツト流体の流体を容易にする作用を付加し
たものである。
第4図は、本考案の他の実施例を示し、この実
施例は、小径の導通孔23a,23bをスプール
3の排気ポート9a,9bに対向する位置に穿設
した以外は、第1実施例と同様であり、従つて同
一または相当部分に同一の符号を付してその説明
を省略する。
[考案の効果] 本考案は、2個のパイロツト弁部のパイロツト
排気路を主弁部に形成した導通孔によつて主弁部
の排気ポートに各別に連通させ、かつ上記パイロ
ツト排気路を、主弁部のスプールに形成した上記
導通孔よりも流路抵抗の小さい貫通孔で互いに連
通させたので、逆止弁を使用しないでパイロツト
流体を主弁部の排気ポートから排出するにもかか
わらず、電磁弁の切換えを誤動作なく確実に行う
ことができて、電磁弁のコストを大幅に低減させ
ることができる。
また、本考案は、弁本体及びスプールに単に孔
を形成するのみで、逆止弁のような可動部分がな
いので、機器の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の縦断正面図、第
2図及び第3図は導通孔の他の構成例を示す縦断
部分図、第4図は本考案の第2実施例の縦断正面
図である。 1……主弁部、2A,2B……パイロツト弁
部、3……スプール、4……貫通孔、9a,9b
……排気ポート、16a,16b……パイロツト
排気路、23a,23b……導通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主弁部におけるスプールを、2個のパイロツト
    弁部への通電に伴うパイロツト流体の圧力でそれ
    ぞれ逆方向へ駆動して流体流路を切換えるように
    したパイロツト形電磁弁において、上記パイロツ
    ト弁部におけるパイロツト排気路を、主弁部に形
    成した導通孔によつて主弁部の排気ポートに各別
    に連通させ、かつ上記各パイロツト排気路を、主
    弁部のスプールに形成した上記導通孔よりも流路
    抵抗の小さい貫通孔で互いに連通させたことを特
    徴とするパイロツト形電磁弁。
JP2621485U 1985-02-25 1985-02-25 Expired JPS6315661Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2621485U JPS6315661Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2621485U JPS6315661Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

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Publication Number Publication Date
JPS61141882U JPS61141882U (ja) 1986-09-02
JPS6315661Y2 true JPS6315661Y2 (ja) 1988-05-02

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ID=30522010

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JP2621485U Expired JPS6315661Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

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