JPS63156492A - カラ−バ−スト信号代表値抽出回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 抽出されたディジタル色信号を低域フィルタの位相特性
と同じ位相特性の位相補正回路で位相補正をし、その補
正後の信号中のカラーバースト信号の代表値を同期回路
からのサンプリング信号でセレクタを介して出力させる
。

〔産業上の利用分野〕

本発明はカラーバースト信号代表値抽出回路に関し、更
に詳しく言えば、カラーバースト信号の代表値抽出タイ
ミングに要求される要件を緩和したカラーバースト信号
代表値抽出回路に関する。

カラー映像信号を伝送するのにそこに含まれるすべての
信号成分を伝送せずに、受信側で送信側の映像信号を忠
実に乃至はぼ再生するのに十分な信号だけを送信側から
受信側へ伝送する帯域圧縮技法が伝送路の有効利用等と
いう観点から採用されるが、そのような伝送を担保する
のには、色信号の同期をとるためのカラーバースト信号
の圧縮伝送も必要であり、そのためその信号伝送の容易
化努力が為されている。

〔従来の技術〕

従来のＮＴＳＣ方式のディジタル映像信号の帯域圧縮の
うちの１つとして、カラーバースト信号をその代表値の
みを伝送することが行なわれている。その回路は第３図
に示す如きものがある。この回路において、ディジクル
映像信号は減算器１０、にてｌラインメモリ１０２から
１ライン（ラスター）遅延されたディジタル映像信号か
ら減算される。この減算により、ＮＴＳＣ方式において
色信号の同期信号として用いられている３、５８ＭＨｚ
のカラーバースト信号が色信号と同時に抽出される。こ
れは、カラーバースト信号に対し色信号が色毎に特定の
位相関係に設定されており、しかも３．５８ＭＨｚの信
号は隣り合うライン間では位相が１８０度異なる関係に
なるように選定されていることによる。こうして、抽出
された色信号及びカラーバースト信号は低域フィルタ１
２で濾波される。

低域フィルタ１２は色純度を高め、後続回路のために帯
域制限を与えるために設けられる。その濾波信号のうち
のカラーバースト信号（第３図（Ａ）参照）の代表値は
同期回路１８からのサンプリング信号（第６図のクロッ
ク２参照）に応答するセレクタ１７　（第５図のゲート
１７Ｉ参照）を介して出力される。色信号はセレクタ１
７のゲート１７２を経て出力される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述の如く、伝送されるカラーバースト信号の代表値の
抽出に当たって、カラーバースト信号も色信号と同様、
低域フィルタ１２を通される結果として、波形歪を受け
る（第３図（Ｂ）、　　（Ｃ）参照）。そのため、濾波
カラーバースト信号の最適値を常に代表値として送るた
めには、その最適値が存在する時間域が極めて狭い範囲
とさせられてしまっているため高精度のサンプリング時
点の設定を為し得る位相同期回路を必要とする。

本発明は、斯かる問題点に鑑みて創作されたもので、ハ
ードウェアに要求される精度の厳格さを緩和し得てなお
りラーパースト信号として最適な代表値を抽出し得るカ
ラーバースト等信号代表値抽出回路を提供することを目
的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、ＮＴＳＣ方式の
ディジタル映像信号からそのディジタル色信号及びカラ
ーバースト信号の抽出に低域フィルタを用いる回路にお
いて、低域フィルタの入力に接続された、低域フィルタ
の位相特性と同じ位相特性を有する位相補正回路と、位
相補正回路の出力に接続されたセレクタと、前記ディジ
タル映像信号を受けて前記位相補正回路からの信号のう
ちのカラーバースト信号のためのサンプリング信号をセ
レクタへ供給する同期回路とを設けた構成としたもので
ある。

〔作　用〕

低域フィルタの位相特性と同じ位相特性の位相補正回路
で位相のみ補正されたディジタル信号抽出回路からの信
号即ち低域フィルタで歪を受けない信号を同期回路から
のサンプリング信号でサンプリングしてカラーバースト
信号の代表値を抽出する。これにより、サンプリング時
点の厳格さを緩和し、そのような厳格さで得られる代表
値抽出のメリットをほぼ維持しつつハードウェアの簡易
化を促し得る。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例を示す。この実施例は第３図
従来回路の減算器１０１の出力とセレクタ１６の第２人
力との間に位相特性が低域フィルタ１２の位相特性と同
一で、利得が１である位相補正回路１４を設けたことに
その特徴部分があり、その他の構成要素は同じであるの
で、同一の構成要素には同一の参照番号を付してその説
明を省屹する。

上述のように、位相補正回路１４で低域フィルタ１２で
与えられる位相ずれだけの位相補正を行なった信号のう
ちのカラーバースト信号を同期回路１８によりサンプリ
ングする構成にしたので、サンプリング時点の設定が容
易になった。これは、サンプリングされるカラーバース
ト信号は低域フィルタ１２で歪を与えられることなくサ
ンプリングに供されるから、第２図に示す如くサンプリ
ング可能な時間域が拡大されるからである。

これにより、従来技法ではハードウェアに要求される精
度の厳格さを緩和することが可能になり、回路の簡易化
に寄与する。

なお、上記実施例においては、ＮＴＳＣ方式におけるカ
ラーバースト信号代表値の抽出について述べたが、同期
をとるために用いられる信号と、この信号によって同期
をとられる信号との間に上述したと同様の周波数２位相
関係にある信号についても本発明は通用し得る。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、低域フィルタで歪
を与えられないカラーバースト信号をサンプリングして
その代表値を抽出するようにしたので、サンプリング信
号を発生する回路の精度の特性に要求される厳格さを緩
和し、その簡易化を達成し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す図、 第２図は本発明の特長説明図、 第３図は従来回路の構成図、 第４図は第３図回路の各部波形図、 第５図はセレクタの構成図、 第６図はタイムチャートである。 第１図において、 １０はディジタル色信号抽出回路、 １２は低域フィルタ、 １４は位相補正回路、 １６はセレクタ、 １８は同期回路である。 瑚：Ｊ、Ｔ３月の一喚乙施例 第１図 祷朗の竹衣説用図 第２図 愁しフタのＩＯ氏図 第５図 タイへ千マート 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ＮＴＳＣ方式のディジタル映像信号等からそのカラーバ
   ースト信号の抽出に低域フィルタ（１２）を用いる回路
   において、 低域フィルタ（１２）の入力に接続された低域フィルタ
   （１２）の位相特性と同じ位相特性を有する位相補正回
   路（１４）と、 位相補正回路（１４）の出力に接続されたセレクタ（１
   ６）と、 前記ディジタル映像信号を受けて位相補正回路（１４）
   からの信号のうちのカラーバースト信号のためのサンプ
   リング信号を前記セレクタ（１６）へ供給する同期回路
   （１８）とを設けたことを特徴とするカラーバースト信
   号代表値抽出回路。