JPS63155598A - 回転陽極ｘ線管の陽極制動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分封〕 本発明は回転陽極Ｘ旋管の：’４極刊動方法に関するも
のである。

〔従来の技や１１〕 従来１回転陽極Ｘ線管の陽極の制動は、袴公昭３６−１
２６７３号公報や実公昭３８−２７９１４号公報に記載
嘔れた技術によっていた。これらは陽極の回転→制動→
停止の順序を、Ｘ線放射終了後るる固層さｎたタイムチ
ャートで行っていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

Ｘ線管装置は供給された電気エネルギのうち１チ弱がＸ
巌エネルギに変換ざｎ、残りの９９％以上は熱エネルギ
に変換ちれることは良く知られている。この熱エネルギ
はＸＩＷ管装置の動作時間とともに増加し、Ｘ線管装置
を高温（ターゲット部は８００〜１２００Ｃ）にするが
故に、様々な問題を引き起こすこととなるう この問題の１つに回転陽極のターゲットの締付に係るも
のがある。回転陽極は一般的ｌＣロータの中心４＠へ位
置合ぜ手段を設はナツト締めで固定したり、更にその上
に接庸亡施す等の方法で固定されている。

しかし、上記従来技術をもってしても、常温から筒温状
態までターゲットの締結部分における吠甘すき間をなく
シ、かつ締付トルクを一定とするような管理は不可能で
ある。つ１り、）１１管が高已状態では、常温時と比較
し、ターゲットと軸との嵌合すき間の発生、ナツトの締
付力の低下をきたすことが避けらｎない。

ターゲットの締結部に嵌合すき間が生じ締付トルクが低
下している状態で陽極に制動トルクを与えると、ターゲ
ットの振れが生じ、陽極支持軸受に損傷を与えた９、Ｘ
線管装置全体が振動するという問題を生ずる倶れがある
。

そこで本発明は、上記問題を解決することを目的とする
。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題はＸ線管が高温時に陽極へ制動トルクを与える
ために発生するっこｎを防止するには。

ターゲットの温度が低下し、締結部の嵌合すき間がなく
なって締付トルクも充分に回復した時間後に制動を行う
という手順で陽極を止めることで達成される。このため
、Ｘ線管の温度を監視し、予めそのＸ線管の仕様に基づ
いて′＃、＠により求めた制動開始許容温度以下となっ
たらセ１ｊ動を開始する。

つまり１本発明は従来のように１時間ではなく陽極の温
度を制動開始ファクタとするものである。

〔作用〕

回転陽極Ｘ線管はＸ線撮影指令によって急速に１場極の
回転数が上昇し、回転数が定格回転数に到達した後に、
Ｘ線の放射、停止を繰り返す。Ｘ線の放射、停止を繰り
返しているうちにＸ線管は温度上昇をさたす。この温度
は常に監視手段によって監視され、Ｘ線管の動作終了信
号１例えばＸ線筒這圧回路の開路１３号が入力したとき
、温度監視手段の信号を基準信号と比較し、温度が基準
温度以下の場合のみ制動信号を出す。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を図面を父えて説明する。第１
図は回転陽極Ｘ線管の動作時の１湯極回転数とターゲッ
ト温度とを、動作開始時よりの時間経過とともに示した
ものである。

時刻ｔ１においてＸ線撮影指令が発せられると。

陽極は回転を始め、急速に回転数を上昇し、時刻ｔ２に
おいて定格回転数Ｎｒへ到達する。陽極が定格回転数Ｎ
？まで上昇した後の時刻ｔ３からＸ線放射が姑する。時
刻ｔ３から時刻ｔ４までの間はこのＸ線放射によってタ
ーゲットの温度がｌ１１１まで上昇する。セして１時刻
ｔ４から時刻ｔ５までの間はＸ？ＩＮ放射が休止されて
いる。すると、ターゲットｄ冷却されて、その温度はＴ
２まで下降する。以後時刻ｔｔｏまでＸ線の放射、停止
と休止を橡り返し行い、ターゲットの温度が図のように
変化したとする。セして、時刻ｔｔｏにおいて、Ｘ線管
の使用（短時間内でのＸ線の放射、停止の繰り返しを意
味する）停止期間へ入る。そして、ターゲットはこの時
、制動開始許容温度Ｔ、を超えているものとする。時刻
ｔｌＧ以後、ターゲットは冷却されて温度が下降する。

ターゲットの温度は第２図に示すような位置に設けらｎ
た温度セ／す２によって逐次検出されている。そして時
刻ｉｌｌにおいて、ターゲット１の温度が前記制動開始
許容温度′ｒ、となったことを温度センサ２が検出した
信号が陽極駆動制御回路へ人力されると、１易懐駆動制
御回路は陽極駆動源例えばｄ４冠動機へ巻線切換えを行
なう指令を与え、１湯極に制動トルクを与える。

このような、ある温度を温度センサが検出したら制動＋
、ｇ　ｇ−＋発生するという制御方法では、＠度センサ
によって、温度の上昇時と下降時との双方で検出され使
用上支障となることになる。また、Ｘ線の放射、停止を
ターゲット温度が制動開始許容温度の近辺を繰り返し上
下するような条件でＸ線管を使用するような状況も想定
しておく必要がある。そこで、温度センサの検出値信号
を基準値である制動開始許容温度に対応する信号とを比
較するには、ｆりる条件の下で行う必要がある。例えば
、Ｘ線放射終了後ある一定時間内に新たにＸ線放射指令
がなされない場合に初めて、前記信号同志の比較を行う
とか、Ｘ線高醒圧回路が開始さ几たイｇ号をもって比較
を行うというようなことで。

便用上支障をきたすことは避けらｎる。

以上は、ターゲット温度を直接測定し、その信号を制動
開始信号の出力手段として用いる方法を示したものであ
るが、他の方法としてターゲットの測定時点の温度から
制動開始温度となる時刻全間接的に決定することも可能
である。

すなわち、Ｘ線管に供給きれた′５気エネルギによって
陽極がどの位温ｊ建上昇するか、そして前記電気エネル
ギの供給が停止されたとき陽極がどのような割合で冷却
されていくかはＸ線管装置の特性として計測可能である
。つまり、第１図の温度特性カーブは入力エネルギと冷
却時間によって近似的にではあるが計算によって求まる
ものである。

そこで、Ｘ線管の使用を終了した時点における陽極温度
をＸ線管の使用開始時刻ｔｏから使用終了信号が入力さ
れるまでの使用条件を逐次コンピュータによって計算す
る。そして、使用終了信号が入力した時点で、コンピュ
ータは陽極の冷却特性から陽極の温度が制動開始許容温
度Ｔ、となる時刻を計算によって求めるとともに、内蔵
又は別に設けられたタイマ回路によって時間を積算する
。

その積算時間が計算により求められた時刻と一致したと
き、コンピュータは陽極駆動制御回路へ陽極制動信号を
発生させるための指令を送る。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれば１回転陽極Ｘ？＠管の
陽極の制動を、陽極の温度によって制御することができ
、制動開始時にターゲットの締結部に嵌合すき間のある
状態や締付トルクが不足している状態で制動をかける従
来装置で発生する陽極の回転撫ｎがなくなり、陽極支持
部の軸受の損傷防止、騒音防止、＊寿命の実現等の優れ
た効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はＸ線管動作時の陽極回転数と陽極温度の変化を
示す図、第２図は陽極の温度検出センサの位置を示すＸ
線管の縦断面図である。 １・・・ターゲット、２・・・温度センサ、３・・・回
転数曲線、４・・・ターゲット温度曲線、Ｎｔ・・・定
格回転数。 Ｔ、・・・制動開始許容温度。 ７−１゛ン・、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、定格回転数の回転でＸ線放射を行つた陽極の温度を
   計測し、前記陽極の温度がある設定値以下となつたとき
   に陽極回転機構へ制動トルクを供給し、その制動トルク
   によつて陽極の回転を停止させることを特徴とする回転
   陽極Ｘ線管の陽極制動方法。