JP3454203B2 - 空気調和機の電子制御装置 - Google Patents

空気調和機の電子制御装置

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  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PWM制御方式に
よるファンモータ制御を使用した空気調和機の電子制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の電子制御装置は、フ
ァンモータやその他空気調和機の制御を行うマイクロコ
ンピューター(以下マイコン)とマイコンから出力され
るファンモータ回転数制御デューティー信号をアナログ
電圧に変換するディジタル/アナログ変換部(以下D/
A変換部)と、交流1次電源の瞬時停電を検出する瞬停
検出部と、交流1次電源を整流・平滑する直流電源部
と、前記直流電源部により作られた直流電源と前記D/
A変換部の出力信号によりファンモータの回転数制御を
行うPWMドライブ部と、前記直流電源から低圧直流電
源に変換するコンバータ部と、ファンモータの回転位相
を検出する位相検出部と、回転数を検出する回転数検出
部と、ファンモータ動作時にのみ低圧直流電源をPWM
ドライブ部へ供給することで電力消費の低減をするSW
部から成り、前記瞬時停電検出による瞬時停電検出時に
は無給電状態でもマイコンを動作させつづけるため全て
の駆動装置を停止させ電力消費を軽減させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】PWMドライブ部の制
御回路用電源供給手段であるSW部を瞬時停電の検出時
にOFFとした場合、OFFの瞬間よりPWMドライブ
部の制御用電源回路の時定数は小さいため急激に電源電
圧が減少する。一方マイコンからのデューティー信号を
アナログ電圧に変換するD/A変換部は、外乱等による
ファンモータ制御の誤動作防止を目的として、比較的大
きな時定数により回路が構成されているため、瞬時停電
後のD/A変換部出力信号電圧減少時間は前記制御用電
源電圧減少時間と比較すると非常に長く設定されてい
る。
【0004】従って一定時間以上の瞬時停電ではPWM
ドライブ部の制御回路用電源電圧より制御入力信号であ
るD/A変換部出力電圧が高くなる逆バイアス状態とな
る。このとき、D/A変換部の出力信号電圧が一定レベ
ル以上であればPWMドライブ部はファンモータの回転
数制御状態となるがファンモータドライブのデバイスは
小信号で高出力を得るためのダーリントン接続で構成さ
れており制御回路の電源低下状態で制御をおこなうとパ
ワー段デバイスを十分飽和状態までドライブすることが
できなくなる可能性がある。このことはパワー段デバイ
スの損失増加となり、デバイスを破壊する可能性があ
る。
【0005】また、瞬時停電時でもPWM制御を継続し
ており、回転数を検出しながら目標回転数を維持しよう
とする制御のため停電により電源電圧低下が発生すると
回転数が低下するためマイコンは高回転方向にシフトを
開始する。この状態で停電が復帰すなわち電源電圧が復
帰すると相対的にオーバードライブ状態となり急激なモ
ータ電流上昇が発生し、デバイスのストレスとなる。
【0006】また、比較的短い瞬時停電ではマイコンの
回転数制御デューティ信号がゼロになってもD/A変換
出力信号は時定数が長くモータ制御を継続してしまい、
さらにファンモータの慣性力により回転を継続しつづけ
る。この結果ファンモータ再起動時の低回転信号供給
時、ファンモータにブレーキを掛ける事となり電源復帰
による過電流に併せてブレーキ電流が流れデバイスへの
過大ストレスとなる。また、慣性によってファンモータ
が回転を続ける時間は比較的長いため、瞬時停電発生後
十分時間経過待ちを行うと、風量がなくなってしまい空
調制御におけるフィーリング低下を引き起こすといった
課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するもので、ファンモータやその他空気調和機の制御
を行うマイクロコンピューター(以下マイコン)とマイ
コンから出力されるファンモータ回転数制御デューティ
ー信号をアナログ電圧に変換するディジタル/アナログ
変換部(以下D/A変換部)と、交流1次電源の瞬時停
電を検出する瞬停検出部と、交流1次電源を整流・平滑
する直流電源部と、前記直流電源部により作られた直流
電源と前記D/A変換部の出力信号によりファンモータ
の回転数制御を行うPWMドライブ部と、前記直流電源
から低圧直流電源に変換するコンバータ部と、ファンモ
ータの回転位相を検出する位相検出部と、回転数を検出
する回転数検出部と、ファンモータ動作時にのみ低圧直
流電源をPWMドライブ部へ供給することで電力消費の
低減をするSW部から成り、前記瞬停検出部による瞬時
停電検出時には前記SWをON状態に保持する構成とし
たものである。
【0008】また、瞬時停電検出時、マイコンからのフ
ァンモータ回転数制御デューティー信号をゼロにすると
ともに、瞬時停電復帰後の再起動はファンモータが完全
停止するに十分な時間経過後に行う構成としたものであ
る。
【0009】また、瞬時停電検出時マイコンからのファ
ンモータ回転数制御信号をゼロにするとともに、瞬時停
電復帰後の再起動はファンモータの回転数をモニターす
る回転数検出部により検出した信号により回転が完全に
停止したことを確認後再度起動する構成としたものであ
る。
【0010】また、ファンモータの位相検出部による位
相検出を瞬時停電検出時以降も継続するとともに、瞬時
停電復帰後検出した位相信号により回転位相と同期して
ファンモータ回転数制御を開始することを特徴とし、徐
々に当初の目標回転数へ復帰する構成としたものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、ファンモ
ータやその他空気調和機の制御を行うマイクロコンピュ
ーター(以下マイコン)とマイコンから出力されるファ
ンモータ回転数制御デューティー信号をアナログ電圧に
変換するディジタル/アナログ変換部(以下D/A変換
部)と、交流1次電源の瞬時停電を検出する瞬停検出部
と、交流1次電源を整流・平滑する直流電源部と、前記
直流電源部により作られた直流電源と前記D/A変換部
の出力信号によりファンモータの速度制御を行うPWM
ドライブ部と、前記直流電源から低圧直流電源に変換す
るコンバータ部と、ファンモータの回転位相を検出する
位相検出部と、回転数を検出する回転数検出部と、ファ
ンモータ動作時にのみ低圧直流電源をPWMドライブ部
へ供給することで電力消費の低減をするSW部から成
り、前記瞬停検出部による瞬時停電検出時には前記SW
をON状態に保持することによりPWMドライブ部の入
力デバイスの逆バイアス印加を防止することができPW
Mドライブ用パワー段デバイスのドライブ不足による損
失増加を防止する事が出来る。
【0012】請求項2記載の発明は、瞬時停電検出時、
マイコンからのファンモータ回転数制御デューティー信
号をゼロにするとともに、瞬時停電復帰後の再起動はフ
ァンモータが完全停止するに十分な時間経過後に行うこ
とにより瞬時停電復帰時の急激な電源変動による過電流
を防止することができる。
【0013】請求項3記載の発明は、瞬時停電検出時マ
イコンからのファンモータ回転数制御信号をゼロにする
とともに、瞬時停電復帰後の再起動はファンモータの回
転数をモニターする回転数検出部により検出した信号に
より回転が完全に停止したことを確認後再度起動するこ
とにより瞬停復帰時の急激な電源変動と、ファンモータ
が慣性で回転中に起動するときのブレーキ電流を防止す
ることができる。
【0014】請求項4記載の発明は、ファンモータの位
相検出部による位相検出を瞬時停電検出時以降も継続す
るとともに、瞬時停電復帰後検出した位相信号により回
転位相と同期してファンモータ回転数制御を開始するこ
とを特徴とし、徐々に当初の目標回転数へ復帰すること
により瞬時停電復帰時の急激な電源変動等による過電流
を防止するとともに、ファンモータを回転し続けること
により空気調和機としてのフィーリング低下を防止する
ことができる。
【0015】
【実施例】(実施例1)第5図(a)は空気調和機室内
機の従来の電子制御装置構成図である。同図に於いて、
1はファンモータやその他空気調和機の制御を行うマイ
コン、2はマイコン1からのファンモータ回転数制御用
デューティー信号をアナログ電圧に変換するD/A変換
部、3は交流1次電源の瞬時停電を検出する瞬停検出
部、4は交流1次電源を整流・平滑する直流電源部、5
は前記直流電源部4により作られた直流電源を前記D/
A変換されたマイコンのデューティー信号によりパルス
幅変調、印加することでファンモータの回転数制御を行
うPWMドライブ部、6は前記直流電源からPWMドラ
イブ部の低圧制御電源に変換するコンバータ部、7はフ
ァンモータ動作時にのみ低圧制御電源をPWMドライブ
部5へ供給することで電力消費低減するSW部、ファン
モータ8はPWMドライブ部5によるPWM制御及び位
相検出部9により検出されたファンモータの回転位相信
号と、回転数検出部10により検出されたモータ回転数
信号のマイコンへのフィードバックにより目標回転数へ
制御される。
【0016】第5図(b)は第5図(a)のPWMドラ
イブ部の詳細ブロック図である。同図において5aはD
/A変換されたファンモータ制御デューティー信号をフ
ァンモータ駆動PWM信号に変換するPWM変換部、5
bはダーリントン構成の初段デバイス、5cはパワー段
デバイスである。PWMドライブ部はファンモータが動
作していなくても電力消費があるため待機時やファンモ
ータ停止時にはSW部7をOFFすることにより、制御
電源からの電力消費を低減している。
【0017】また、瞬時停電による電源低下に対し一定
時間マイコンが動作し続けるよう、消費電力を可能な限
り制限することを目的として、瞬停検出部3により停電
を検出するとマイコン1はSW部7を始めとする全ての
駆動系を停止させる。
【0018】第5図(c)は瞬時停電時の各部タイミン
グチャートであるが。ここで、D/A変換部2とPWM
ドライブ部5の制御用電源はコンバータ6からの出力を
共通に使用しているが、ファンモ−タ8の制御中に瞬時
停電が発生するとSW部7はOFF状態となりPWMド
ライブ部の制御電源は急速に低下する。一方D/A変換
部の出力回路は外乱等の影響を低減するために比較的大
きな時定数で構成しているため、マイコン1からのファ
ンモータ回転数制御デューティ信号がゼロとなってか
ら、D/A出力が低下を開始するまでに時間を要する。
【0019】第5図(c)はこのときのタイミングチャ
ートであるが、瞬時停電とともに直流電圧とSW7出力
は急速に低下するが、長い時定数をもつD/A出力は一
定時間後SW7と電圧レベルが逆転する。従って一定時
間以上の瞬時停電ではPWMドライブ部の制御回路用電
源電圧より制御入力信号であるD/A変換部出力電圧が
高くなる逆バイアス状態となる。このとき、D/A変換
部の出力信号電圧が一定レベル以上であればPWMドラ
イブ部はファンモータの回転数制御状態となるがファン
モータドライブのデバイスは小信号で高出力を得るため
のダーリントン接続で構成されており制御回路の電源低
下状態で制御をおこなうとパワー段デバイスを十分飽和
状態までドライブすることができなくなる可能性があ
る。このことはパワー段デバイスの損失増加となり、デ
バイスを破壊する可能性がある。
【0020】第1図は本発明の第1の実施例における瞬
時停電制御のフローチャートである。同図に於いて、瞬
時停電検出時消費電力制限制御として、前記したように
ファンモータなどの駆動系は停止するが、PWMドライ
ブ部5の制御電源供給用であるSW部7はOFFしない
制御とした。このことによりPWM回路の制御電源は常
に供給され続ける。また、電源供給元のコンバータ6は
瞬時停電に対しD/A出力時定数よりも十分長い耐性を
有しており従ってPWM制御回路電源はD/A出力より
先に低下することはなく、前記課題を解消することがで
きる。
【0021】(実施例2)第2図を用いて説明する。第
1の実施例において、瞬時停電検出時駆動系の一部であ
るファンモータを停止するためマイコン1からの回転数
制御デューティ信号はゼロとなる。しかしながら、D/
A変換部出力信号は外乱による影響を最小とすることを
目的として比較的長い時定数を設定しているためマイコ
ン1からのデューティ信号をゼロにしてもD/A変換部
出力は即時0Vとはならず、従ってPWM制御回路はフ
ァンモータの回転数制御を継続する。
【0022】また、PWM回路の制御信号が停止した後
もファンモータの慣性力によってファンモータは回転を
継続する。従ってコンバータが安定して出力可能、つま
りマイコンが正常に動作を継続可能な数ms〜数100
msの瞬時停電においては、瞬時停電復帰時にはまだフ
ァンモータが回転している可能性が大きい。この様な条
件下で瞬時停電が復帰すると、マイコン1は再び駆動系
を動作状態に戻そうとする。この時ファンモータも起動
を開始しようとするが、起動は超低回転から開始するた
め、ブレーキをかけることとなり、過大なモータ電流が
発生することになる。この過大電流は正常なファンモー
タ制御を妨げるだけでなく、パワー段デバイスにストレ
スをかけることとなる。この例のタイミングチャートを
第2図(b)に示す。
【0023】第2図(a)は、本発明における電子制御
装置の制御フローである。瞬時停電検出によりファンモ
ータ回転数制御デューティー信号をゼロとし、さらに瞬
時停電復帰を検出してからD/A変換部の出力時定数t
1とモータの慣性力で回転している最大時間待ち時間t
2の合計時間Tを待ち時間として設定することにより第
2図(c)のように再起動してもブレーキ制御とはなら
ず、過大電流を発生しない、初期起動と同じ正常なファ
ンモータ起動を行なうことができる。
【0024】(実施例3)第3図を用いて説明する。第
2の実施例では、ファンモータの回転が確実に停止して
いるであろうと予測される時間分待ち時間を設定した。
この実施例では実験値や、時定数の理論値及びそのばら
つき等を予測し、最大時間を設定することになるが。確
実性を得るために多くの余裕時間を設置せざるを得な
い。このことは、数msレベルの瞬時停電であっても常
に数秒間のファンモータ停止時間が発生することとな
る。
【0025】この停止時間は瞬時停電の瞬間のファンモ
ータ回転数に依存せず一定である。意識的な操作やその
空気調和機として設定された制御以外の条件によってフ
ァンモ−タが停止するという減少が発生することは、空
気調和機が風を主体とした制御である以上、フィーリン
グ低下となる。
【0026】第3図は第3の実施例における制御フロー
である。ファンモータの回転数検出部10により検出し
たファンモータの回転信号はマイコン1でモニターする
構成としている。瞬時停電発生後ファンモータ制御OF
F以降においてもファンモータの回転状態を検出し続け
ることで、回転数ゼロを検出した後、ファンモータの再
起動を開始する制御とした。このことにより、過大電流
発生なしに確実なファンモータ起動への移行とともに、
予測最大時間待ちではなく瞬時停電発生時の回転数に依
存する最短時間のみの停止とすることができフィーリン
グ低下を最小にすることができる。
【0027】(実施例4)第2及び第3の実施例では再
起動時のブレーキ電流による過大電流の発生を防止する
ために、ファンモータを停止する構成としていた。しか
しながら、ファンモータが空調制御中に完全停止するこ
とは長時間の空調制御の間ではその性能を損なうもので
はないにしても、瞬間的なフィーリング低下は避けられ
ない。
【0028】第4図は第4の実施例の制御フローであ
る。瞬時停電検出時SW部7以外のファンモータ回転指
示など、全ての駆動系は停止指示がなされる。ここで、
ファンモータの位相検出部9によるモータの回転位置の
モニターはファンモータ停止指示であっても継続する構
成としている。従って瞬時停電検出以降ファンモータが
慣性動作に移行後も回転位相は常時検出していることと
なる。
【0029】ここで瞬時停電からの電源復帰後は検出位
相がファンモータ停止であるならば、起動制御を開始す
るが、回転中ならば検出した位相から現在の回転数に相
当する回転数制御デューティ信号をマイコン1から出力
するとともにPWMドライブ部は検出位相に同期してP
WM制御を開始し、完全に同期して安定回転後当初の目
標回転数へ上昇させる。以上より、再起動時のブレーキ
電流による過大電流の発生を防止するとともに、瞬時の
停電でありながら長時間ファンモータを停止するといっ
たフィーリング低下となることがない。
【0030】
【発明の効果】上記説明より明らかなように本発明は、
瞬時停電時PWMドライブ部の制御用電源レベル低下に
よるパワー段デバイスのドライブ不足をなくし、デバイ
スの不飽和状態継続によるダメージ印加を防止すること
ができる。
【0031】また、瞬時停電からの電源復帰後でも過大
電流を発生することなくファンモータの再起動ができ
る。
【0032】また、再起動時の過大電流防止とともに再
起動待ち時間によるファンモータ停止時間を最短とする
ことができ、フィーリング低下を最小にすることができ
る。
【0033】また、ファンモータ停止を待つことなしに
瞬時停電復帰にともなう電源変動と再起動時のブレーキ
現象による過大電流を防止するとともに、空調制御途中
のファンモータ停止によるフィーリング低下を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による瞬時停電制御フロ
ーチャート
【図2】(a)本発明の第2の実施例による瞬時停電制
御フローチャート (b)従来の瞬時停電制御時のタイミングチャート (c)本発明の第2の実施例によるタイミングチャート
【図3】本発明の第3の実施例による瞬時停電制御フロ
ーチャート
【図4】本発明の第4の実施例による瞬時停電制御フロ
ーチャート
【図5】(a)従来例による空気調和機の電子制御装置
の構成図 (b)従来例によるPWMファンモータ制御回路の構成
図 (c)従来例による瞬時停電時のタイミングチャート
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 D/A変換部 3 瞬時停電検出部 4 直流電源部 5 PWM制御部 5a PWM変換部 5b ダーリントン構成の初段デバイス 5c ダーリントン構成のパワー段デバイス 6 コンバータ部 7 SW部 8 ファンモータ 9 位相検出部 10 回転数検出部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−58600(JP,A) 特開 昭56−98028(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/00 - 5/26 H02P 7/00 - 7/34 F24F 11/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファンモータやその他空気調和機の制御を
    行うマイクロコンピューター(以下マイコン)とマイコ
    ンから出力されるファンモータ回転数制御デューティー
    信号をアナログ電圧に変換するディジタル/アナログ変
    換部(以下D/A変換部)と、交流1次電源の瞬時停電
    を検出する瞬停検出部と、交流1次電源を整流・平滑す
    る直流電源部と、前記直流電源部により作られた直流電
    源と前記D/A変換部の出力信号によりファンモータの
    回転数制御を行うPWMドライブ部と、前記直流電源か
    ら低圧直流電源に変換するコンバータ部と、ファンモー
    タの回転位相を検出する位相検出部と、回転数を検出す
    る回転数検出部と、ファンモータ動作時にのみ低圧直流
    電源をPWMドライブ部へ供給することで電力消費の低
    減をするSW部から成り、前記瞬停検出部による瞬時停
    電検出時には前記SWをON状態に保持することを特徴
    とする空気調和機の電子制御装置。
  2. 【請求項2】瞬時停電検出時、マイコンからのファンモ
    ータ回転数制御デューティー信号をゼロにするととも
    に、瞬時停電復帰後の再起動はファンモータが完全停止
    するに十分な時間経過後に行うことを特徴とし、このこ
    とにより瞬時停電復帰時の急激な電源変動による過電流
    を防止する請求項1記載の空気調和機の電子制御装置。
  3. 【請求項3】瞬時停電検出時マイコンからのファンモー
    タ回転数制御デューティ信号をゼロにするとともに、瞬
    時停電復帰後の再起動はファンモータの回転数をモニタ
    ーする回転数検出部により検出した信号により回転が完
    全に停止したことを確認後再度起動することを特徴と
    し、このことにより瞬停復帰時の急激な電源変動と、フ
    ァンモータが慣性で回転中に起動するときのブレーキ電
    流を防止する請求項2記載の空気調和機の電子制御装
    置。
  4. 【請求項4】ファンモータの位相検出部による位相検出
    を瞬時停電検出時以降も継続するとともに、瞬時停電復
    帰後検出した位相信号により回転位相と同期してファン
    モータ回転数制御を開始することを特徴とし、徐々に当
    初の目標回転数へ復帰することにより瞬時停電復帰時の
    急激な電源変動等による過電流を防止するとともに、フ
    ァンモータを回転し続けることにより空気調和機として
    のフィーリング低下を防止する請求項1及び請求項2及
    び請求項3記載記載の空気調和機の電子制御装置。
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