JPS63154469A - 前後輪操舵車の後輪操舵装置 - Google Patents

前後輪操舵車の後輪操舵装置

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JPS63154469A
JPS63154469A JP61302600A JP30260086A JPS63154469A JP S63154469 A JPS63154469 A JP S63154469A JP 61302600 A JP61302600 A JP 61302600A JP 30260086 A JP30260086 A JP 30260086A JP S63154469 A JPS63154469 A JP S63154469A
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conical
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/1518Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles
    • B62D7/1536Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles provided with hydraulic assistance

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の後輪を前輪の操舵操作に連動して操舵
し得る前後輪操舵車の後輪操舵装置に関する。
〔従来技術〕
この種の後輪操舵装置において、前輪の操舵操作に応じ
て回転する回転軸を後輪側ステアリングリンク機構の作
動ロッドに連結し、前記回転軸の回転に応じて前記作動
ロッドをその軸線方向へ変位させて、前輪の小舵角時に
は後輪を同相側に、また前輪の大舵角時には後輪を逆相
側に転舵させるようにした連結機構を備えてなる装置が
、従来、例えば特開昭61−9374号公報にて提案さ
れている。
しかして、同公報にて提案されている装置においては、
前記連結機構が、車体に組付けられるハウジングに回転
可能に組付けられて前記回転軸に連結され後端に偏心軸
を有して前記回転軸によって回転される入力軸と、この
入力軸の前記偏心軸上に回転自在に組付けられ前部にピ
ニオンをまた後部に偏心カムを一体に備えた筒部材と、
ハウジングに固定され前記ピニオンが噛合するインター
ナルギヤと、前記筒部材の偏心カム上に回転自在に組付
けられかつ前記作動ロッドに設けたガイド部材によって
上下方向へ摺動可能にガイドされて前記偏心カムの動き
を前記作動ロッドにその軸線方向への変位として伝える
スライダを備える構成となっている。このため、同装置
においては、入力軸の回転によって前記偏心カムの公転
と自転の二つの運動が合成されて前記スライダに伝わり
、同スライダから前記作動ロッドへは前記合成運動にお
ける左右方向への動きだけが伝わって、後輪が転舵され
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記した従来の装置においては、前記ピニオ
ンとインターナルギヤの歯数比と前記偏心カムの偏心量
を各種組合せることによって、車種によって異なる車の
特性に見合った前輪転舵角に対する後輪転舵角(入−出
力特性)を設定することができるも゛のの、前記歯数比
の設定に際しては、モジュール等のギヤ製作上の制約が
あるため、限られたスペース内で無段階に設定すること
ができず、車の特性に見合った最適な後輪転舵角を限う
レタスペース内で設定することが難しいばかりか、前記
歯数比と偏心量の二つの値が決一定されると、当該装置
における入−出力特性全体が必然的に決定されてしまう
ため、後輪が同相側に転舵されるときの特性(高速走行
時における操安性を確保するために必要な特性)が最適
となるように設定すると後輪が逆相側に転舵されるとき
の特性(低速走行時における小回り性を確保するために
必要な特性)が悪くなり、また後輪が逆相側に転舵され
るときの特性が最適となるように設定すると後輪が同相
側に転舵されるときの特性が悪くなるといった問題が生
じることが多く、総ての走行状態において各要求を満た
す入−出力特性を得ることはできない。
また、上記した従来の装置においては、入−出力特性が
車速に全く関係な(機械的に得られるため、高速走行時
に前輪が大きく転舵された場合にも安全性が確保される
ように後輪が逆相とされる量を比較的小さな値に抑える
必要があり、低速走行時での小回り性が充分に得られな
いといった問題もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はかかる問題に対処すべくなされたもので、前輪
の操舵操作に応じて回転する回転軸を後輪側ステアリン
グリンク機構の作動ロッドに連結し、前記回転軸の回転
に応じて前記作動ロッドをその軸線方向へ変位させて、
前輪の転舵に応じて後輪を転舵させるようにした連結機
構を備えてなる前後輪操舵車の後輪操舵装置において、
前記連結機構を、ハウジングに軸送り機構を介して回転
可能かつ軸方向へ移動可能に組付けられて前記回転軸に
連結され中間部に軸線に対して設定角傾斜したピン部を
有して前記軸送り機構によって軸方向へ移動されるコニ
カルクランク軸と、このコニカルクランク軸の前記ピン
部上に回転自在に組付けられ同ピン部の径方向に延びる
ロッド部を有して同ロッド部にて前記作動ロッドに変換
機構を介して連結され前記コニカルクランク軸の回転に
よって揺動して前記作動ロッドをその軸線方向へ変位さ
せる連結体を備える構成とし、かつ前記軸送り機構とし
て車速に応じて前記コニカルクランク軸の単位角度当り
の送り量を可変とする軸送り機構を採用したことを特徴
とする。
〔発明の作用〕
本発明による後輪操舵装置においては、前輪の操舵時に
その操舵に応じて回転軸が回転すると、コニカルクラン
ク軸が回転軸によって回転されると同時に軸送り機構に
よって軸方向へ移動される。
このため、コニカルクランク軸のピン部上に組付けられ
た連結体はコニカルクランク軸の回転に応じて揺動する
とともにコニカルクランク軸の軸方向移動に応じて軸方
向移動し、同連結体の揺動と軸方向移動の二つの動きが
合成されて変換機構を介して作動ロッドに伝わる。した
がって、作動ロッドは上述した合成された動きに応じて
その軸線方向へ変位し、前輪の転舵に応じて後輪を転舵
させる。
しかして、本発明による後輪操舵装置においては、軸送
り機構による送り量を適宜に設定するとともに、コニカ
ルクランク軸におけるピン部の1頃斜角を適宜に設定す
ることにより、コニカルクランク軸の回転によって得ら
れる作動ロッドの軸方向変位を適宜設定できて、車種に
よって異なる車の特性に見合った前輪転舵角に対する後
輪転舵角を設定することができる。
〔発明の効果〕
ところで、本発明による後輪操舵装置においては、上記
した軸送り機構による送り量とコニカルクランク軸にお
けるピン部の傾斜角が、限られたスペース内であっても
同等製作上の制約を受けることなくそれぞれ適宜無段階
に設定できるものであるため、車種によって異なる車の
特性に見合った最適な後輪転舵角を限られたスペース内
にて極めて容易に設定することができる。
また、本発明による後輪操舵装置においては、前記軸送
り機構として、車速に応じて前記コニカルクランク軸の
単位角度当りの送り量を可変とする軸送り機構が採用さ
れているため、この軸送り機構において低速走行時にお
ける送り量を大きくして前輪が小さく転舵された場合に
後輪が同相とされる量を小さな値とするとともに前輪が
大きく転舵された場合に後輪が逆相とされる量を大きな
値とし、また高速走行時における送り量を小さくして前
輪が小さく転舵された場合に後輪が同相とされる量を大
きな値とするとともに前輪が大きく転舵された場合に後
輪が逆相とされる量を小さな値として、低速走行時にお
ける良好な小回り性の確保と高速走行時における良好な
操安性の確保と安全性の確保を図ることができる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第4図は本発明による後輪操舵装置を備えた前後輪操舵
車を概略的に示している。第4図に示した車両において
、前輪側ステアリングリンク機構10を構成するランク
パー1)はステアリングホイールWSの操作により左右
方向へ変位されるもので、各前輪WFに舵角を与えるナ
ックルアーム12.13にタイロッド14.15を介し
て連結されている。なお、ランクパー1). ナックル
アーム12・13.タイロッド14・15の各連結部に
はボールジヨイントがそれぞれ介装されている。また、
後輪操舵装置は回転軸20を介してラックバー1)に連
結されている。
回転軸20はメインシャフト219前後一対の中間シャ
フト22.23及びピニオンシャフト24の4本のシャ
フトに分割されており、メインシャフト21は中間シャ
フト22及びピニオンシャフト24を介してラックバ−
1)に連結されている。またメインシャフト21は車体
に回転可能に支持されていて、車体の前部から後方へ所
定長さ延びている。なお、回転軸20の分割数は適宜変
更が可能である。
後輪操舵装置は、第1図〜第4図にて示したように、回
転軸20と作動ロッド30を連結する連結機構Aと、両
後輪WRを連結するリンク機構Bと、連結機構Aとリン
ク機構Bを連結するとともに連結機構Aからリンク機構
Bに伝わる力を助勢するパワステアリング機構Cを備え
ている。
連結機構Aは、車体に組付けられるハウジング1−1に
組付けられた入力軸41.コニカルクランク軸42.軸
送り機構り、連結体43及びロータ44を備えている。
入力軸41は、一対の軸受51゜52によってハウジン
グHに回転可能かつ軸方向へ移動不能に組付けられてい
て、先端にて回転軸20の中間シャフト23に一体回転
可能に連結されており、その後方筒部41a内にはコニ
カルクランク軸42の先端がボールスプライン45を介
して一体回転可能かつ軸方向へ摺動可能に連結されてい
る。なお、ボールスプライン45は公知のものであり、
これにより入力軸41とコニカルクランク軸42間の軸
方向における摺動抵抗は小さくされている。
コニカルクランク軸42は、中間部に軸線LLに対して
設定角θiq4斜したピン部42aを有していて、その
後端42bにて軸送り機構りを介してハウジングHに組
付けられており、ハウジング[Iに対して回転可能かつ
軸方向へ移動可能となっている。
軸送り機構りは、車速に応じてコニカルクランク軸42
の単位角度当りの送り量を可変とする機構、すなわちコ
ニカルクランク軸42の回転時に同軸42を車速に応じ
た所定の送り量にて軸方向へ移動させる機構であり、ボ
ールねじ機構D1と、このボールねじ機構D1における
ボールナンド46を回転させる電動モータMによって構
成されている。
ボールねじ機構D1は、コニカルクランク軸42の後端
軸部外周に形成したねじ溝42cと、ハウジングHに一
対の軸受57,58を介して回転可能かつ軸方向へ移動
不能に組付けられ内部にねじ溝42cに循環供給される
多数のボールを収容し中央部外周にウオームホイール4
6aを有するボールナツト46によって構成されている
。なお、本実施例においては、第4図から明らかなよう
に、中間軸20がステアリングホイールWSと同一方向
へ回転するようになっているため、溝42cの螺旋方向
が左方向としであるが、中間軸20がステアリングホイ
ールWSとは逆方向に回転するような構成である場合に
は、溝42cの螺旋方向を右方向とする必要がある。
電動モータMは、車速及びコニカルクランク軸42の回
転に応じて作動してウオームホイール46aに係合する
ウオームMaを回転するものであり、図示を省略した制
御装置によって作動を制御されるようになっている。し
かして、電動モータMは、車速が低速である場合(例え
ば、20 Km/h以下)、コニカルクランク軸42が
回転するときウオームホイール46aを一方へ回転して
コニカルクランク軸42の軸方向送り量を第1設定値と
し、第7図のalにて示した特性が得られるようにし、
また車速が中速である場合(例えば、20にm/h〜6
0 Km/ hのとき)、コニカルクランク軸42が回
転するとき停止してコニカルクランク軸42の軸方向送
り量を第2設定値(溝42cのリードによって決定され
る値であり、第1設定値より小さい)とし、第7図のa
2にて示した特性が得られるようにし、更に車速か高速
である場合(例えば、60 Km/ h以上)、コニカ
ルクランク軸42が回転するときウオームホイール46
aを他方へ回転してコニカルクランク軸42の軸方向送
り量を第3設定値(第2設定値より小さい)とし、第7
図のa3にて示した特性が得られるようにする。
連結体43は、コニカルクランク軸42のピン部42a
上に一対の軸受53,54を介して回転自在に組付けら
れていて、ピン部42aの径方向へ延びるロッド部43
aを有しており、このロッド部43aにてボール軸受4
7を介してロータ44に連結されている。ボール軸受4
7は、ロッド部43a上に摺動可能に嵌合されていて、
ロータ44に設けた球状取付穴44a内に傾動可能に組
付けられている。ロータ44は、4本のボルト44Cに
よって連結された上下二分割可能な部材44A、44B
によって構成されていて、ハウジングHに一対の軸受5
5,56を介して回転自在に組付けられており、作動ロ
ッド30の一側に形成したラック歯30aと噛合するセ
クタ歯44bを有している。なお、両軸受55.’ 5
6におけるガタは、ハウジングHに螺着したホルダHa
(ロックナツトHbにより固定されている)を螺進させ
ることにより無くすことができる。
リンク機構Bは、第3図及び第4図にて示したように、
作動ロッド30と、作動ロッド30を貫通して設けたリ
レーロッド71と、同リレーロッド71の左右両端にボ
ールジヨイントを介して連結したタイロッドア2.73
と、各タイロッド72.73にボールジヨイントを介し
て連結したナックルアーム74.75によって構成され
ていて、ナックルアーム74.75の左右方向への変位
により両後輪WRが転舵されるようになっている。
なお、ハウジングHの各端部と各タイロッドア2゜73
の端部に両端を固着した各ブーツ76.77の内部はパ
イプ78によって接続されていて、リレーロッド71の
左右動が阻害されないようにしである。
リレーロッドア1は、作動ロッド30を盲通し両端が作
動ロッド30からそれぞれ突出する第10ンド71Aと
、同第10ンド71Aの左右両端に螺着連結された第2
0ンド71B及び第30ンド71Cと、各ロッド71B
、71Cの螺合量を固定するロックナツト71D、71
Eによって構成されていて、長さ調整ができるようにな
っており、またハウジングHに組付けた軸受ブツシュ6
1.62により軸方向へ摺動可能に支承されている。な
お、第20ソド71Bの外端にはタイロッド73の球状
端部73aとによりボールジヨイントを構成するソケッ
ト71b1が一体的に形成されている。また、リレーロ
ッド71と作動ロッド30間にはスプリング31と左右
一対のフランジ付スリーブ32.33が介装されていて
、両ロッド30.71の相対的な軸方向移動が所定量弾
撥的に伝達されるようになっている。゛ パワス機構9フ1機構Cは、作動ロッド30からリレー
ロッド71に伝わる力を助勢するものであり、制御弁C
I、パワシリンダ02等によって構成されている。制御
弁C1は、スプール型の制御弁であり、作動ロフト30
内に嵌合固着したバルブスリーブ34と、リレーロッド
71における第10ンド71Aの一部に形成したバルブ
スプール71alを備えていて、バルブスプール71a
1に形成された供給ボート71a2は第10ンド71A
に設けた通孔(図示省略)と第20ンド71Bに設けた
通孔71b2を通して第20ンド71Bに設けた流入ボ
ート71b3に連通し、またバルブスプール71a1に
形成された再排出ボー)71a3は第10ンド71Aに
前記通孔と分離して平行に設けた通孔(図示省略)と同
通孔の端部から径方向外方へ延びる通孔71a4と第2
0ンド71Bに設けた通孔71b4を通して第20ンド
71Bに設けた流出ボート71b5に連通している。な
お、流入ボート71b3は油圧ポンプPに接続され、流
出ボート71b5はリザーバTに接続されている。
一方、パワシリンダC2は、ハウジングHの一部を利用
して構成したシリンダ本体Hgと、同シリンダ本体Hg
内に軸方向へ摺動可能に嵌挿されて左右一対の油室R1
,R2を形成するピストン71C1を備えていて、ピス
トン71c1はリレーロッド71の第30ンド71C上
に固着されている。第3図左方の油室R1は、第30ン
ド71Cに設けた通孔71c2と内孔71C3及び第1
0ンド71Aに設けた通孔71a5を通してバルブスプ
ール71a1に形成された第3図左方ボート71a6に
連通し、また第3図右方の油室R2は、第30ンド71
Gに設けた通孔71c4及び第10ソド71Aに通孔7
1a5と分離して平行に設けた通孔71a7を通してバ
ルブスプール71alに形成された第3図右方ボート7
1a8に連通している。
上記のように構成した本実施例においては、ステアリン
グホイールWSを回転操作すると、ラックバ−1)が左
右方向へ変位して前輪WFが操舵される。この操舵時に
は、ラックバ−1)によって回転軸20が回転され、連
結機構Aにおける入力軸41が回転されてコニカルクラ
ンク軸42が回転されると同時に軸送り機構りによって
軸方向へ移動される。このため、コニカルクランク軸4
2のピン部42a上に組付けられた連結体43は、第5
図(車両前方からみてコニカルクランク軸42が90度
右回転したときのもの)及び第6図(車両前方からみて
コニカルクランク軸42が180度右回転したときのも
の)にて例示したように、コニカルクランク軸42の回
転に応じて揺動するとともに、コニカルクランク軸42
の軸方向移動に応じて軸方向移動し、同連結体43の揺
動と軸方向移動の二つの動きが合成されてボール軸受4
7及びロータ44を介して作動ロフト30に伝わる。し
たがって、作動ロッド30は上述した合成された動きに
応じてその軸線方向へ第7図の実線bl、b2.b3に
て示した量(これらの量は、一点鎖線にて示した連結体
43の揺動によって得られる動き量Cと、二点鎖線にて
示した連結体43の軸方向移動によって得られる動き1
lal、a2、a3が合成されて得られるものである)
変位し、前輪WFの小舵角時には小さく同相側へ、また
前輪WFの大舵角時には後輪WRを大きく逆相側に転舵
させる。なお、作動ロッド30の移動はスプリング31
等を介してリレーロッド71に伝わるとともに、パワシ
リンダ機構Cの作動をもたらすため、後輪WRがパワシ
リンダ機構Cによって助勢されながら転舵される。
しかして、本実施例においては、軸送り機構りによる送
り量(ねじ溝42cのリードと電動モータMの回転方向
及び量によって決定される)を適宜に設定するとともに
、コニカルクランク軸42におけるピン部42aの傾斜
角θを適宜に設定することにより、コニカルクランク軸
420回転によって得られる作動ロッド30の軸線方向
への変位を適宜に設定できて、車種によって異なる車の
特性に見合った前輪転舵角に対する後輪転舵角を設定す
ることができる。
ところで、本実施例においては、上記した軸送り機構り
による送り量とコニカルクランク軸42におけるピン部
42aの傾斜角θが、限られたスペース内であっても同
等製作上の制約を受けることなくそれぞれ適宜無段階に
設定できるものであるため、車種によって異なる車の特
性に見合った最適な後輪転舵角を限られたスペース内に
て極めて容易に設定することができる。
また、本実施例においては、車速に応じてコニカルクラ
ンク軸42の単位角度当りの送り量を可変とする軸送り
機構りが採用されているため、この軸送り機構りにおい
て低速走行時における送り量を大きくして前輪WFが小
さく転舵された場合に後輪WRが同相とされる量を小さ
な値とするとともに前輪WFが大きく転舵された場合に
後輪WRが逆相とされる量を大きな値としく第7図のa
l、b1参照)、また高速走行時における送り量を小さ
くして前輪WFが小さく転舵された場合に後輪WRが同
相とされる量を大きな値とするとともに前輪WFが大き
く転舵された場合に後輪WRが逆相とされる量を小さな
値として(第7図のa3、b3参照)、低速走行時にお
ける良好な小回り性の確保と高速走行時における良好な
操安性の確保と安全性の確保を図ることができる。
なお、本実施例においては、連結機構Aより後輪WR側
にパワステアリング機構Cを配設したため、後輪WRか
らの外力によりリレーロッド71が軸方向へ押動される
ときには、制御弁C1が作動して前記外力に対向する力
が生じるようにパワシリンダC2を作動させる。したが
って、前記外力は打ち消され同外力によって後輪操舵装
置が作動することはない。
〔変形例〕
上記実施例においては、ボールナット46を回転させる
アクチュエータとして電動モータMを採用したが、同電
動モータMに代えて油圧シリンダを採用することも可能
である。油圧シリンダを採用した場合には、ボールナッ
ト46の外周にピニオンを形成しこれを油圧シリンダに
よって押動されるラックによって回転させるようにして
実施する。
また上記実施例においては、前輪WFの操舵操作に応じ
て回転する回転軸20が前輪側ステアリングリンク機構
のランクパー1)に連結されていて同ランクパー1)の
軸方向移動によって回転されるようにしたが、ステアリ
ングホイールWSによって直接回転されるステアリング
メインシャフトに回転軸20を連結して同ステアリング
メインシャフトによって回転軸20が回転されるように
して実施することも可能である。
更に、上記実施例においては、作動ロッド30とリレー
ロッド71を別部材として軸方向へ相対移動可能に構成
するとともに、両ロッド30,71と同軸的にパワステ
アリング機構Cを配設したが、両ロッド30.71を一
体化するとともにパワステアリング機構Cを無くして実
施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第3図のI−1線に沿う拡大縦断側面図、第2
図は第1図に示した部分の部分破断平面図、第3図は当
該後輪操舵装置の縦断正面図、第4図は当該後輪操舵装
置を備えた車両の一例を概略的に示す平面図、第5図及
び第6図は当該後輪操舵装置の要部作動説明図、第7図
は当該後輪操舵装置によって得られるコニカルクランク
軸の回転角と作動ロッドの軸方向変位量の関係を示す線
図である。 符号の説明 lO・・・前輪側ステアリングリンク機構、20・・・
回転軸、30・・・作動ロッド、30a・・・ラック歯
、42・・・コニカルクランク軸、42a・・・ピン部
、42c・・・ねじ溝、43・・・連結体、43a・・
・ロッド部、44・・・ロータ、44b・・・セクタ歯
、47・・・ボール軸受、A・・・連結機構、B・・・
後輪側ステアリングリンク機構、D・・・軸送り機構、
Dl・・・ボールねじ機構、H・・・ハウジング、Ll
・・・コニカルクランク軸の軸線、M・・・電動モータ
(アクチュエータ) 、WS・・・ステアリングホイー
ル、WF・・・前輪、WR・・・後輪。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前輪の操舵操作に応じて回転する回転軸を後輪側
    ステアリングリンク機構の作動ロッドに連結し、前記回
    転軸の回転に応じて前記作動ロッドをその軸線方向へ変
    位させて、前輪の転舵に応じて後輪を転舵させるように
    した連結機構を備えてなる前後輪操舵車の後輪操舵装置
    において、前記連結機構を、ハウジングに軸送り機構を
    介して回転可能かつ軸方向へ移動可能に組付けられて前
    記回転軸に連結され中間部に軸線に対して設定角傾斜し
    たピン部を有して前記軸送り機構によって軸方向へ移動
    されるコニカルクランク軸と、このコニカルクランク軸
    の前記ピン部上に回転自在に組付けられ同ピン部の径方
    向に延びるロッド部を有して同ロッド部にて前記作動ロ
    ッドに変換機構を介して連結され前記コニカルクランク
    軸の回転によって揺動して前記作動ロッドをその軸線方
    向へ変位させる連結体を備える構成とし、かつ前記軸送
    り機構として車速に応じて前記コニカルクランク軸の単
    位角度当りの送り量を可変とする軸送り機構を採用した
    ことを特徴とする前後輪操舵車の後輪操舵装置。
  2. (2)前記軸送り機構が、前記コニカルクランク軸の軸
    部外周に形成したねじ溝と、前記ハウジングに回転可能
    かつ軸方向へ移動不能に組付けられ内部に前記ねじ溝に
    循環供給されるボールを収容するボールナットからなる
    ボールねじ機構と、前記ハウジングに固着され車速及び
    前記コニカルクランク軸の回転に応じて作動して前記ボ
    ールナットを回転させるアクチュエータによって構成さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の前後輪操舵車の後輪操舵装置。
JP30260086A 1986-11-26 1986-12-18 前後輪操舵車の後輪操舵装置 Expired - Lifetime JPH0829718B2 (ja)

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EP87117400A EP0269088B1 (en) 1986-11-26 1987-11-25 Four-wheel steering system in wheeled vehicle
DE8787117400T DE3776504D1 (de) 1986-11-26 1987-11-25 Vierradlenkungssystem fuer radfahrzeuge.
US07/126,264 US4779880A (en) 1986-11-26 1987-11-27 Four-wheel steering system in wheeled vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02185865A (ja) * 1989-01-11 1990-07-20 Toyota Motor Corp 4輪操舵装置

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