JPS63154126A - 自動製パン機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、所定の材料を投入するだけで、焼き立てのパ
ンが出来上がる自動製パン機に関するものである。

従来の技術 従来の自動製パン機は、たとえば第３図に示されている
ような構造になっていた（特開昭５６−３０２８号公報
）。

すなわち、所定材料を入れた焼成室１内にあるパン焼き
型２の中に練り羽根３があり、この練り羽根３はモータ
４によシ伝達駆動されてパン焼き型２の中に入れた所定
材料を混練しパン生地とする。前記混練後に、焼成室１
の外側に絶縁して巻いたヒータ６に通電し、かつ回路６
で温度と時間を制御して発酵を行ないパン７をふくらま
す。この発酵後は、ヒータ５により、回路６で温度と時
間を制御しながらパン７の焼成を行なうが、このとき、
本体ケース８と蓋体９との隙間から高温熱気が出て、誤
って人が触れると火傷をするものである。また、このと
き、焼成室１の内部で発生する高温熱気や蒸気も蓋体９
に設けた蒸気穴１０からは完全に排出されずに、本体ケ
ース８と蓋体９との隙間から外部にもれてしまうもので
ある。そこで、本体ケース８と蓋体９との隙間からもれ
ないように、蒸気穴１０の開口を大きくすると、パン７
の発酵工程において、その発酵工程時間が長く、かつヒ
ータ６により加熱するため、パン７の表面が外気により
乾燥されてしまい、その結果、パン７が大きく成長せず
、ひび割れ等が発生して良質のパンが得られないもので
ある。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記第３図に示す従来の構成においては
、パン７の焼成時に焼成室１の内部で発生する高温熱気
や蒸気が本体ケース８と蓋体９との隙間から外部にもれ
て、これに誤って人が触れることにより火傷をしたり、
本体ケース８に蒸気が結露して流れ落ち、製品を汚した
り、また前記結露水が充電部に流れて絶縁を破壊したり
、さらには、次のような異常時、たとえば誤って水だけ
を入れたり、回路６が故障して連続通電の状態になった
りしたときに、高温熱気により本体ケース８が変形した
りするという問題点があった。

本発明はこのような問題点を解決した自動製パン機を提
供することを目的とするものである。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するために本発明は、本体ケースの上
部に取付けられ、かつ焼成室の上端部を支持する天枠に
、本体ケースの上面より上方に突出するリプを設け、と
のリプの外周に前記本体ケースの上部を開閉自在に覆う
蓋体の下蓋をオーバーラツプさせ、かつこのオーバーラ
ツプ部分より上方に位置するリプの上面に外気と連通ず
る排熱穴を設けたものである。

作用 上記構成によれば、天枠に本体ケースの上面より上方に
突出するように設けたリプの外周に前記本体ケースの上
部を開閉自在に覆う蓋体の下蓋をオーバーラツプさせ、
かつこのオーバーラツプ部分より上方に位置するリプの
上面に外気と連通ずる排熱穴を設けているもので、パン
の焼成時に焼成室内部で発生する高温熱気や蒸、気は外
気に比べてはるかに高温であり、かつ比重も軽いため、
上昇するものであシ、この場合、リプの外周と蓋体の下
蓋とのオーバーラツプ構成およびリプの上面に設けた排
熱穴の構成により、焼成室の温度上昇に伴う熱対流空気
のドリフト作用によって形成される本体ケースの底部か
らの空気が排熱穴より上部に流出されて空気の壁を形成
するため、焼成室の内部から発生する高温熱気や蒸気を
遮断することができるもので、これらの作用により、蓋
体と本体ケースとの隙間から、高温熱気や蒸気がもれる
のを未然に防止することができるとともに、これらの高
温熱気や蒸気に触れることによる火傷や、本体ケースに
蒸気が結露して流れ落ちだりするのも防止することがで
き、かつ異常時において、本体ケースが熱気により変形
するということも防止することができ、さらにリプの外
周と蓋体の下蓋とのオーバーラツプ部分より上方に位置
するリプの上面に排熱穴を設けているため、水を誤って
製品の上方にこぼしたとしても、その水が本体ケース内
へ流入するということは少なくなるとともに、本体ケー
スの内部から排熱穴へ流出する空気は流速があるだめ、
この流速によるべ／チュリー効果によって、逆に外気が
蓋体の内部空間へ流入して高温熱気や蒸気の遮断性能を
高めることができるとともに、本体ケースの上面を冷却
する作用を有するものである。

実施例 以下、本発明の実施例を第１図および第２図にもとづい
て説明する。第１図および第２図において、１１はシャ
ーシであシ、本体ケースは前記シャーシ１１に取付けら
れ、かつ板金で加工した下ポデー１２と、この下ボデー
１２に取付けられ、かつ合成樹脂で成形された上ボデー
１３とにより構成されている。シャーシ１１にはモータ
１４を取付けており、とのモータ１４の回転は回転軸に
取付けた小プーリ１５にかけられたベルト１６により、
シャーシ１１に圧入した軸受１７に回転自在に取付けら
れた犬プーリ１８に動力伝達され、犬プーリ１８にカシ
メ等で固定したコネクター下１９を回転する。底部をシ
ャーシ１１に固定された焼成室２ｏの内部にはパン焼き
型２１があり、このパン焼き型２１はパン焼き型台２２
により位置固定される。パン焼き型２１には、コネクタ
ー下１９と当接して回転伝達するコネクター上２２に着
脱自在に設けた練り羽根２３がある。焼成室２ｏの側面
には、固定碍子２４と固定金具２６とのネジ締結で取付
けたヒータ２６と、サーミスタを内部に保持したセンサ
ー２７が取付けである。

天枠２８は上ボデー１３の上部にネジ等で取付けられ、
かつ前記焼成室２０の上端部を支持している。また輻射
熱をできるだけ反射するように表面コートを施しだ金属
板よシなる遮熱板２９は、焼成室２ｏの外面との間に隙
間をもたせ、その上部は天枠２８の溝部３０に挿入し、
かつ天枠２８の端面を当接させてできる限シ熱空気が上
ボデー１３の方向に流出しないようにしている。また遮
熱板２９の下部は折り曲げてシャーシ１１と焼成室２０
との間に配置し、かつ焼成室２０とシャーシ１１とのネ
ジ締め結合によシ固定している。

前記天枠２８は第２図に示すように、本体ケースを構成
する上ボデー１３の上面より上方に突出するリプ３１を
設け、かつこのリプ３１には外気と連通ずる排熱穴３２
を設けるとともに、外周部の上部に傾斜面３１ａを形成
している。

さ°らに、焼成室２ｏの上に焼成空間を形成する焼成蓋
３３が蓋体を構成する下蓋３４に弾力的に取付けてあり
、かつこの下蓋３４は蓋体を構成する上蓋３５にネジ締
め結合しており、蓋体の閉塞時には下蓋３４の内周部に
形成した傾斜面３４ａがリプ３１の傾斜面にオーバーラ
ツプするようにしている。なお、前記排熱穴３２はこの
オーバーラツプ部分より上方に位置するリプ３１の上面
に設けている。焼成蓋３３には、イースト容器３６が取
付けてあり、このイースト容器３６のパン焼き型２１の
開口方向にある孔には弁３７が閉方向にバネで付勢され
て、開閉自在に取付けてあり、弁３７の一端には弁レバ
ー３８を有し、かつ上蓋３６にはソレノイド３９が取付
けてあり、このソレノイド３９のプランジャーの先端に
レバー４０を動作自在に取付け、動作時にはこのレバー
４゜が弁レバー３８と当接動作して弁３７を開く構造と
なっている。

前記上蓋３５と下蓋３４との間に排気ガイド４１をサン
ドイッチで固定してあり、排気ガイド４１の下方に位置
する下蓋３４は開口している。また焼成蓋３３には蒸気
穴４２が設けである。

次に本実施例の動作を説明すると、パン焼き型２１内に
水、小麦粉、砂糖、塩等の材料を入れ、回路（図示せず
）を有するパネル４３を操作すると、回路の動作により
まずモータ１４を回転させ、動力伝達によシ練り羽根２
３を回転させて材料を混練する。この混練が終了すると
ねかしに入り、終了までの設定時間がくると、ソレノイ
ド３９が動作して弁３７が開き、イースト４４が、パン
焼き型２１内に落下する。この後、再度、モータ１４が
回転して材料を混練する。混練が終了するとヒータ２６
に通電してパン焼き型２１を温度調節しながら、１次発
酵、２次発酵、整形発酵へと進む。

この各発酵間にはモータ１４を少し回転させてガス抜き
を行っている。整形発酵後、発酵したパン４４をヒータ
２θに通電して焼成し、それが終了するとブザーが鳴り
出来あがりを知らせるというもので、このように混練か
ら焼成までを自動的に行うため、材料を入れるだけでパ
ンを作ることができる。

ここで、前記天枠２８には本体ケースを構成する上ボデ
ー１３の上面より上方に突出するようにリプ３１を設け
、このリプ３１に、外気と連通ずる排熱穴３２を設け、
さらにとのリプ３１の外周に前記上ボデー１３の上部を
開閉自在に覆う蓋体の下蓋３４をオーバーラツプさせて
いるもので、パンの焼成時に焼成室２ｏの内部で発生す
る高温熱気や蒸気は外気に比べてはるかに高温であり、
かつ比重も軽いため、上昇するが、この場合、排熱穴３
２を設けた構成と、リプ３１の外周と蓋体の下蓋３４と
をオーバーラツプさせた構成により、焼成室２０の温度
上昇に伴う熱対流空気のドリフト作用によって形成され
る本体ケースの下ボデー１２の底部からの空気が排熱穴
３２より上部に流出されて空気の壁を形成するため、焼
麻室２０の内部から発生する高温熱気や蒸気は遮断され
ることになる。これらの作用により、蓋体を構成する下
蓋３４と本体ケースを構成する上ポデー１３との隙間か
ら、高温熱気や蒸気がもれるのを未然に防止することが
できるとともに、これらの高温熱気や蒸気に触れること
による火傷や、本体ケースに蒸気が結露して流れ落ちた
りするのも防止することができ、さらには異常時におい
て、本体ケースが熱気により変形するということも防止
することができる。

さらにリプ３１の外周と蓋体を構成する下蓋３４とのオ
ーバーラツプ部分より上方に位置するリプ３１の上面に
排熱穴３２を設けているため、水を誤って製品の上方に
こぼしたとしても、その水が本体ケースを構成する上ボ
デー１３や下ポデー１２内へ流入するということは少な
くなるとともに、前記上ボデー１３や下ボデー１２から
構成される本体ケースの内部から排熱穴３２へ流出する
空気は流速があるため、この流速によるペンチエリ−効
果によって、逆に外気が蓋体を構成する上蓋３５や下蓋
３４の内部空間へ流入して高温熱気や蒸気の遮断性能を
さらに高めることができるとともに、本体ケースを構成
する上ボデー１３の上面を冷却する作用を有する。

発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれば、
天枠に本体ケースの上面より上方に突出するように設け
たリプの外周に前記本体ケースの上部を開閉自在に覆う
蓋体の下蓋をオーバーラツプさせ、かつこのオーバーラ
ツプ部分より上方に位置するリプの上面に外気と連通ず
る排熱穴を設けているため、パンの焼成時に焼成室内部
で発生する高温熱気や蒸気が蓋体と本体ケースとの隙間
からもれるのを未然に防止することができるとともに、
これらの高温熱気や蒸気に触れることによる火傷や、本
体ケースに蒸気が結露して流れ落ちたりするのも防止す
ることができ、さらには異常時において、本体ケースが
熱気により変形するということも防止することができ、
しかもリプと下蓋のオーバーラツプ部分より上方に位置
するリプの上面に排熱穴を設けたことにより、水を誤っ
て製品の上方にこぼしたとしても、その水が本体ケース
内へ流入するということは少なくなるとともに、本体ケ
ースの内部から排熱穴へ流出する空気の流速によるベン
チュリー効果によって、高温熱気や蒸気の遮断性能をさ
らに高めることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す自動製パン機の縦断面
図、第２図は同要部の拡大断面図、第３図は従来の自動
製パン機の縦断面図である。 １２・・・・・下ボデー、１３・・・・・上ボデー、１
４・・・・・・モータ、２０・・・・・焼成室、２１・
・・・パン焼き型、２３・・・・・練り羽根、２６・・
・・・ヒータ、２８・・・・・・天枠、３１・・・・・
リプ、３２・川・排熱穴、３４・・・・・・下蓋、３５
・・・・・・上蓋。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ｆ３
−よポメー ２０−　　茂Ｓ、室 第２図　　　　　　２８−天　枠 ３１−　　リ　　　　　ヅ ３２−　ｍ熟欠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. パン焼き型を内部に有する焼成室とヒータで構成される
   加熱装置と、パン焼き型とモータにより伝達駆動される
   練り羽根で構成される混練装置と、前記加熱装置と混練
   装置を囲む本体ケースと、この本体ケースの上部に取付
   けられ、かつ前記焼成室の上端部を支持する天枠とを備
   え、前記天枠に本体ケースの上面より上方に突出するリ
   ブを設け、このリブの外周に前記本体ケースの上部を開
   閉自在に覆う蓋体の下蓋をオーバーラップさせ、かつこ
   のオーバーラップ部分より上方に位置するリブの上面に
   外気と連通する排熱穴を設けてなる自動製パン機。