JPS6315337Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6315337Y2 JPS6315337Y2 JP1983094770U JP9477083U JPS6315337Y2 JP S6315337 Y2 JPS6315337 Y2 JP S6315337Y2 JP 1983094770 U JP1983094770 U JP 1983094770U JP 9477083 U JP9477083 U JP 9477083U JP S6315337 Y2 JPS6315337 Y2 JP S6315337Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel wire
- acid solution
- roller
- support arm
- solution tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 34
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Landscapes
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、パテンチング処理等の熱処理後の炭
素鋼線、合金鋼線の脱スケールのための酸洗装置
に関する。
素鋼線、合金鋼線の脱スケールのための酸洗装置
に関する。
熱処理した鋼線の表面品質を向上するために、
パテンチング処理した鋼線をタンデム化したイン
ライン方式でパラレルに酸洗処理する工程が採用
されている。しかし塩酸水溶液等の酸溶液中に鋼
線を単に通過させるだけでは表面状態を均質に仕
上げることが困難である。表面を更に均質に仕上
げるため、鋼線の酸溶液中への浸漬時間を長くす
る、処理温度を上げる、酸溶液中の酸濃度を上げ
る等が一般に行われているが、浸漬時間を長くす
ることは、他の工程との関係から実施しにくく、
処理温度、酸濃度を上げると処理コストの上昇と
いう問題につながる。
パテンチング処理した鋼線をタンデム化したイン
ライン方式でパラレルに酸洗処理する工程が採用
されている。しかし塩酸水溶液等の酸溶液中に鋼
線を単に通過させるだけでは表面状態を均質に仕
上げることが困難である。表面を更に均質に仕上
げるため、鋼線の酸溶液中への浸漬時間を長くす
る、処理温度を上げる、酸溶液中の酸濃度を上げ
る等が一般に行われているが、浸漬時間を長くす
ることは、他の工程との関係から実施しにくく、
処理温度、酸濃度を上げると処理コストの上昇と
いう問題につながる。
本考案は、浸漬時間、温度、酸濃度を変えない
で表面の品質を向上出来るように、走行する鋼線
に傷を与えたり、走行を阻害したりすることな
く、鋼線に振動を与えることの出来る酸洗装置を
提供せんとするものである。
で表面の品質を向上出来るように、走行する鋼線
に傷を与えたり、走行を阻害したりすることな
く、鋼線に振動を与えることの出来る酸洗装置を
提供せんとするものである。
本考案は、この目的を達するための手段とし
て、複数本の鋼線を平行に同一面に沿い一端から
酸溶液槽内を入口側から出口側に連続的に通過せ
しめて酸洗する装置において、酸溶液槽への入口
直前、出口直後の一方又は両方位置に、前記複数
本の鋼線に同時に接するように配置されたローラ
ーと、該ローラーを回転可能に支持し該ローラー
の両端外部で支持された支持腕と、該支持腕の両
端部にそれぞれ結合して設けた２個の振動機とを
備えた鋼線の酸洗装置を構成したものである。
て、複数本の鋼線を平行に同一面に沿い一端から
酸溶液槽内を入口側から出口側に連続的に通過せ
しめて酸洗する装置において、酸溶液槽への入口
直前、出口直後の一方又は両方位置に、前記複数
本の鋼線に同時に接するように配置されたローラ
ーと、該ローラーを回転可能に支持し該ローラー
の両端外部で支持された支持腕と、該支持腕の両
端部にそれぞれ結合して設けた２個の振動機とを
備えた鋼線の酸洗装置を構成したものである。
酸洗中の鋼線に振動を与えて鋼線により酸溶液
を振動して酸溶液と鋼線との接触をよくすること
により、酸洗い効果を向上するものであるが、鋼
線に振動を与えるに当たつて、走行する鋼線と接
して回転するローラーより鋼線に振動を与えるよ
うにしているので、鋼線に傷をつけたり、鋼線の
走行を阻害することなく鋼線に振動を与えること
ができる。
を振動して酸溶液と鋼線との接触をよくすること
により、酸洗い効果を向上するものであるが、鋼
線に振動を与えるに当たつて、走行する鋼線と接
して回転するローラーより鋼線に振動を与えるよ
うにしているので、鋼線に傷をつけたり、鋼線の
走行を阻害することなく鋼線に振動を与えること
ができる。
第１図、第２図に示した１実施例について本考
案装置を説明する。鋼線１は複数本が水平面に沿
いほぼ同間隔で平行に同一面に沿い直線状に一端
から酸溶液槽３を入り口側から出口側に連続的に
通過するように設けてある。酸溶液槽３内の塩酸
水溶液等の酸溶液は循環槽４から酸溶液槽３にポ
ンプ５で供給され、鋼線１の入り口側及び出口側
からオーバーフローして再び循環槽４に帰るよう
になつている。酸溶液槽３への鋼線１の入口直前
に、複数本の鋼線１に同時に振動を与える装置２
が設けられている。鋼線１に同時に振動を与える
装置２は酸溶液槽３から鋼線１が出た直後の外側
に設けてもよいし、酸溶液槽３への入口直前、出
口直後の両方位置に設けてもよい。複数本の鋼線
１に同時に振動を与える装置２は、第２図に示す
ように、走行する鋼線１全部に接するように設け
た細長いローラー６と、このローラー６を回転可
能に支持する支持腕７と、ローラー６の両端外側
で支持腕７の両端にそれぞれ結合して設けた２個
の振動機６とからなり、支持腕７の両端は振動機
９と共に酸溶液槽の側壁等にコイルバネ８を介し
て支持させてある。第２図ではローラー６は鋼線
１の上方から鋼線１と接するように設けてある
が、下側から接するように設けてもよい。
案装置を説明する。鋼線１は複数本が水平面に沿
いほぼ同間隔で平行に同一面に沿い直線状に一端
から酸溶液槽３を入り口側から出口側に連続的に
通過するように設けてある。酸溶液槽３内の塩酸
水溶液等の酸溶液は循環槽４から酸溶液槽３にポ
ンプ５で供給され、鋼線１の入り口側及び出口側
からオーバーフローして再び循環槽４に帰るよう
になつている。酸溶液槽３への鋼線１の入口直前
に、複数本の鋼線１に同時に振動を与える装置２
が設けられている。鋼線１に同時に振動を与える
装置２は酸溶液槽３から鋼線１が出た直後の外側
に設けてもよいし、酸溶液槽３への入口直前、出
口直後の両方位置に設けてもよい。複数本の鋼線
１に同時に振動を与える装置２は、第２図に示す
ように、走行する鋼線１全部に接するように設け
た細長いローラー６と、このローラー６を回転可
能に支持する支持腕７と、ローラー６の両端外側
で支持腕７の両端にそれぞれ結合して設けた２個
の振動機６とからなり、支持腕７の両端は振動機
９と共に酸溶液槽の側壁等にコイルバネ８を介し
て支持させてある。第２図ではローラー６は鋼線
１の上方から鋼線１と接するように設けてある
が、下側から接するように設けてもよい。
本考案によれば、走行する鋼線に傷を与えたり
走行を阻害したりすることなく、鋼線に振動を与
えることが出来、振動を与えない場合と比較して
ほぼ同一の表面処理状態をうるには、約30％浸漬
時間を短縮出来、同一処理時間では、従来よりも
表面処理状態を向上出来る。更に本案装置では振
動を与える装置を酸溶液で濡れないように設ける
ことが出来るので、腐食に対する対策が不要で維
持も容易である。
走行を阻害したりすることなく、鋼線に振動を与
えることが出来、振動を与えない場合と比較して
ほぼ同一の表面処理状態をうるには、約30％浸漬
時間を短縮出来、同一処理時間では、従来よりも
表面処理状態を向上出来る。更に本案装置では振
動を与える装置を酸溶液で濡れないように設ける
ことが出来るので、腐食に対する対策が不要で維
持も容易である。
第１図は本考案の一実施例の説明図、第２図は
第１図の鋼線に振動を与える装置の正面図であ
る。 １……鋼線、２……鋼線に振動を与える装置、
３……酸溶液槽、４……循環槽、５……ポンプ、
６……ローラー、７……支持腕、８……コイルバ
ネ、９……振動機。
第１図の鋼線に振動を与える装置の正面図であ
る。 １……鋼線、２……鋼線に振動を与える装置、
３……酸溶液槽、４……循環槽、５……ポンプ、
６……ローラー、７……支持腕、８……コイルバ
ネ、９……振動機。
Claims (1)
- 複数本の鋼線を平行に同一面に沿い一端から酸
溶液槽内を入口側から出口側に連続的に通過せし
めて酸洗する装置において、酸溶液槽への入口直
前、出口直後の一方又は両方位置に、前記複数本
の鋼線に同時に接するように配置されたローラー
と、該ローラーを回転可能に支持し該ローラーの
両端外部で支持された支持腕と、該支持腕の両端
部にそれぞれ結合して設けた２個の振動機とを備
えた鋼線の酸洗装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9477083U JPS604569U (ja) | 1983-06-20 | 1983-06-20 | 鋼線の酸洗装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9477083U JPS604569U (ja) | 1983-06-20 | 1983-06-20 | 鋼線の酸洗装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS604569U JPS604569U (ja) | 1985-01-14 |
| JPS6315337Y2 true JPS6315337Y2 (ja) | 1988-04-28 |
Family
ID=30226666
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9477083U Granted JPS604569U (ja) | 1983-06-20 | 1983-06-20 | 鋼線の酸洗装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS604569U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5057924A (ja) * | 1973-09-26 | 1975-05-20 |
-
1983
- 1983-06-20 JP JP9477083U patent/JPS604569U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5057924A (ja) * | 1973-09-26 | 1975-05-20 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS604569U (ja) | 1985-01-14 |
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