JPH0714365Y2 - スケール除去装置 - Google Patents
スケール除去装置Info
- Publication number
- JPH0714365Y2 JPH0714365Y2 JP9262888U JP9262888U JPH0714365Y2 JP H0714365 Y2 JPH0714365 Y2 JP H0714365Y2 JP 9262888 U JP9262888 U JP 9262888U JP 9262888 U JP9262888 U JP 9262888U JP H0714365 Y2 JPH0714365 Y2 JP H0714365Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- brush roll
- brushing
- pickling
- scale
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はスケール除去装置、詳しくはストリップのスケ
ールを除去するのに、ブラシロールによるブラッシング
と酸洗処理とを併用する形式のスケール除去装置に関す
る。
ールを除去するのに、ブラシロールによるブラッシング
と酸洗処理とを併用する形式のスケール除去装置に関す
る。
従来の技術とその問題点 従来、このような形式のストリップのスケール除去装置
は、ブラシロールの配置の態様において、酸洗槽の液中
にブラシロールを配したタイプ、先行酸洗槽と後続酸洗
槽の間の空間にブラシロールを備えたタイプ、及び酸洗
槽外であってその入り側あるいは出側の個所にブラシロ
ールを設けたタイプに大別される。
は、ブラシロールの配置の態様において、酸洗槽の液中
にブラシロールを配したタイプ、先行酸洗槽と後続酸洗
槽の間の空間にブラシロールを備えたタイプ、及び酸洗
槽外であってその入り側あるいは出側の個所にブラシロ
ールを設けたタイプに大別される。
上記一番目のタイプは、酸洗槽の液中に浸漬されたブラ
シロールが液の抵抗で高速回転させることができず、ブ
ラッシングによるスケール除去を実用に即応するような
効果あるものにはできない。二番目及び三番目のタイプ
もまた、ブラッシングによるスケール除去効果が悪い。
それは次の理由による。酸洗槽は化学反応速度アップの
ために加温されている。そして、酸洗工程を経たストリ
ップには酸が随伴され、それが後続工程にもたらされ
る。このため、該後続工程における各種ロール類を酸に
よる腐蝕から護るよう、ストリップを水で冷却してい
る。斯くて、二番目及び三番目のタイプでは、ブラシロ
ールによるブラッシングは酸洗工程に対し実際上、全く
分離された形で行われることになる。従って、酸洗とブ
ラッシングとのスケール除去効果は、それ等処理の足し
算的総和を超えるものではない。
シロールが液の抵抗で高速回転させることができず、ブ
ラッシングによるスケール除去を実用に即応するような
効果あるものにはできない。二番目及び三番目のタイプ
もまた、ブラッシングによるスケール除去効果が悪い。
それは次の理由による。酸洗槽は化学反応速度アップの
ために加温されている。そして、酸洗工程を経たストリ
ップには酸が随伴され、それが後続工程にもたらされ
る。このため、該後続工程における各種ロール類を酸に
よる腐蝕から護るよう、ストリップを水で冷却してい
る。斯くて、二番目及び三番目のタイプでは、ブラシロ
ールによるブラッシングは酸洗工程に対し実際上、全く
分離された形で行われることになる。従って、酸洗とブ
ラッシングとのスケール除去効果は、それ等処理の足し
算的総和を超えるものではない。
本考案の目的は、ストリップのスケールを除去するの
に、ブラシロールによるブラッシングと酸洗処理とを併
用する形式のスケール除去において、酸洗処理とブラッ
シング処理とのスケール除去効果を相乗的なものとして
得られるスケール除去装置を提供することにある。
に、ブラシロールによるブラッシングと酸洗処理とを併
用する形式のスケール除去において、酸洗処理とブラッ
シング処理とのスケール除去効果を相乗的なものとして
得られるスケール除去装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本考案の上記目的は、次の構成の装置によって達成され
る。
る。
ストリップをブラッシングするブラシロールと、ストリ
ップを潜通させる加温された酸洗槽を併設したスケール
除去装置であって、ストリップが上記酸洗槽内の液を潜
り抜けた直後の部位に相当する個所に上記ブラシロール
が配設されているスケール除去装置。
ップを潜通させる加温された酸洗槽を併設したスケール
除去装置であって、ストリップが上記酸洗槽内の液を潜
り抜けた直後の部位に相当する個所に上記ブラシロール
が配設されているスケール除去装置。
実施例 次に本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
ストリップ（１）をブラッシングする耐酸性のブラシロ
ール（２）と、ストリップ（１）を潜通させる加温され
た酸洗槽（３）とを、ストリップ（１）が前記酸洗槽
（３）内の液を潜り抜けた直後の部位に相当する個所に
前記ブラシロール（２）が位置する態様の下に、併設す
る。
ール（２）と、ストリップ（１）を潜通させる加温され
た酸洗槽（３）とを、ストリップ（１）が前記酸洗槽
（３）内の液を潜り抜けた直後の部位に相当する個所に
前記ブラシロール（２）が位置する態様の下に、併設す
る。
ストリップ（１）が酸洗槽（３）内の液を潜通する態様
は、第１に示すような弛んだ状態でもよいし、第２図に
示すようなテンション下の状態でも構わない。
は、第１に示すような弛んだ状態でもよいし、第２図に
示すようなテンション下の状態でも構わない。
本考案装置によるスケール除去処理につき、図示の符号
を参照して述べると、次の如くである。
を参照して述べると、次の如くである。
ストリップ（１）は先ず、加温された酸洗槽（３）内の
液を潜り抜ける過程、つまり酸洗工程で一次スケール除
去処理を受ける。次いで、ストリップ（１）はブラシロ
ール（２）の個所を通過し、該ブラシロール（２）によ
るブラッシングの下、二次スケール除去処理がなされ
る。この場合、ストリップ（１）が酸洗槽（３）内の液
を潜り抜けた直後の部位に相当する個所にブラシロール
（２）が配されているため、ストリップ（１）は酸洗工
程で与えられた熱を未だ失わないうちに、上記の二次ス
ケール除去処理が施される。即ち、ストリップには実質
上、酸洗処理がなお進行しつつある状態で、ブラシロー
ル（２）によるブラッシング処理が付加されることにな
る。従って、ブラシロール（２）のブラッシング効果は
向上し、酸洗処理とブラッシング処理とのスケール除去
効果は相乗的なものとしてこれを得ることができる。
液を潜り抜ける過程、つまり酸洗工程で一次スケール除
去処理を受ける。次いで、ストリップ（１）はブラシロ
ール（２）の個所を通過し、該ブラシロール（２）によ
るブラッシングの下、二次スケール除去処理がなされ
る。この場合、ストリップ（１）が酸洗槽（３）内の液
を潜り抜けた直後の部位に相当する個所にブラシロール
（２）が配されているため、ストリップ（１）は酸洗工
程で与えられた熱を未だ失わないうちに、上記の二次ス
ケール除去処理が施される。即ち、ストリップには実質
上、酸洗処理がなお進行しつつある状態で、ブラシロー
ル（２）によるブラッシング処理が付加されることにな
る。従って、ブラシロール（２）のブラッシング効果は
向上し、酸洗処理とブラッシング処理とのスケール除去
効果は相乗的なものとしてこれを得ることができる。
考案の効果 このように本考案によれば、ストリップのスケールを除
去するのに、ブラシロールによるブラッシングと酸洗処
理とを併用する形式のスケール除去において、酸洗処理
とブラッシング処理とのスケール除去効果を相乗的なも
のとして得られる効果がもたらされる。
去するのに、ブラシロールによるブラッシングと酸洗処
理とを併用する形式のスケール除去において、酸洗処理
とブラッシング処理とのスケール除去効果を相乗的なも
のとして得られる効果がもたらされる。
第１図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第２図は本
考案の実施の他例を示す縦断面図である。 （１）…ストリップ、（２）…ブラシロール （３）…酸洗槽
考案の実施の他例を示す縦断面図である。 （１）…ストリップ、（２）…ブラシロール （３）…酸洗槽
Claims (1)
- 【請求項１】ストリップをブラッシングするブラシロー
ルと、ストリップを潜通させる加温された酸洗槽を併設
したスケール除去装置であって、ストリップが上記酸洗
槽内の液を潜り抜けた直後の部位に相当する個所に上記
ブラシロールが配設されているスケール除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9262888U JPH0714365Y2 (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | スケール除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9262888U JPH0714365Y2 (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | スケール除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0214366U JPH0214366U (ja) | 1990-01-29 |
| JPH0714365Y2 true JPH0714365Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=31317066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9262888U Expired - Lifetime JPH0714365Y2 (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | スケール除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714365Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5016789U (ja) * | 1973-06-09 | 1975-02-22 |
-
1988
- 1988-07-12 JP JP9262888U patent/JPH0714365Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0214366U (ja) | 1990-01-29 |
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