JPS63153050A - Ｃｔスキヤナ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、Ｘ線検出系を有する架台部とこの架台部に組
合せて用いられ被検体を支える寝台部とを備えたＣＴス
キャナ装置に関する。

（従来の技術） ＣＴスキャナＶＣ装は例えば第３図に示すように、Ｘ線
管１及びこれと対向して設けられたＸ線検出器２から成
るＸ線検出系を備えた架台部（ＣＴスキャナ本体）３と
、この架台部３の前記Ｘ線管１及びＸ線検出器２間に設
けられている空間部４に被検体５を配置するようにして
支える寝台部６とから構成されている。Ｘ線管１及びＸ
線検出器２は図示しない機構によって一体的に結合され
、被検体５の体軸Ｚを中心としてＸ線管１から被検体５
を透過するようにＸ線検出器２に向けてＸ線を照射しな
がら被検体５の周囲を回転するようになっている。被検
体５の所望部位のＸ線透過率に応じたデータがＣＴ値と
して検出され、このデータは再構成されて画像としてデ
ィスプレイに表示される。

このようなＣＴスキャナ装置によってＸ線庫影を行う場
合、被検体５は予め寝台部６上に例えば仰臥状態で支え
られた侵寝台部６を矢印Ａ方向に移動し、被検体を前記
空間部４に配置することによりＶＥＬ影が開始される。

＠影終了後は矢印Ｂ方向に寝台部６を移動することによ
り、被検体５は寝台部６上から解放される。このように
Ｘ線＠影時は、架台部３と寝台部６とはスキャナ至に予
め設定された位置関係を保って固定され、得られた画像
（断層像）は診断に供される。

（発明が解決しようとする問題点） ところでこのようなＣＴスキャナ装置を画像診断を行う
場合だけでなく、被検体に手術を施す場合にも利用する
ことが最近試みられている。しかしながら従来のＣＴス
キャナ装置をそのまま利用する場合には、Ｘ線蹟影時は
架台部３と寝台部６とが床に対して固定されているため
に、周囲に十分な作業空間を確保することができない。

このためオペレータ等が手術を施す場合、自由に移動す
る動作が制限されまた手術に必要な器具、薬品等の設置
スペースも不十分となるので、作業が非能率的となる。

本発明は以上のような問題に対処してなされたもので、
必要に応じて周囲に十分な作業空間が確保できるように
したＣＴスキャナＨＭを提供することを目的とするもの
である。

［発明の構成１ （問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明は、被検体を支えてい
る寝台部に対して架台部を移動可能に配置したことを特
徴としている。

（作　用） Ｘ線ｖＲ影を行うために必要な位置関係を保つように床
上に固定した架台部と寝台部のうち、必要に応じて架台
部は寝台部から移動できるので、手術を施こす場合には
寝台部の周囲に十分な作業空間を確保することができる
。

〈実施例） 第１図は本発明のＣＴスキャナ装置の実施例を示す斜視
図で、架台部（ＣＴスキャナ本体）１３は図示しないＸ
線管及びＸ線検出器から構成されるＸ線検出系を覆うカ
バー１７を有し、このカバー１７はほぼ中央部には被検
体１５を配置するための空間部１４が設けられている。

被検体１５を支える寝台部１６は架台部１３に組合せて
配置され、架台部１３に対して矢印Ａ又はＢ方向に移動
可能に構成されている。

寝台部１６の移動方向に沿ってリードスクリュー１８が
床上にサポータ１９を介して固定される。

このリードスクリュー１８はまた架台部１３のカバー１
７の側面に固定されたリードナツト１９とかみ合うよう
に配置されている。架台部１３はこの底部に固定された
スライドユニット２０を介してスライドレール２１上を
移動可能に構成されている。サポータ１９の端部１９ａ
にはリードスクリュー１８の先端部と係合するように架
台ストッパー２２が固定されている。サポータ１９の端
部１９ｂには床上に固定された駆動モータ２３が、リー
ドスクリュー１８の後端部と係合するように設けられて
いる。駆動モータ２３は減速機を備え、ケーブル２４を
介して電源を含んでいる架台駆動操作部２５に接続され
ている。架台駆動操作部２５から駆動モータ２３に電源
を供給すると、駆動モータ２３は回転を開始してリード
スクリュー１８に対して適当に減速した回転力（駆動力
）を伝達する。駆動モータ２３は正転、逆転が可能とな
っており、これによってリードスクリュー１８は正転又
は逆転方向の駆動力が与えられる。

駆動上−夕２３からリードスクリュー１８に対して例え
ば正転方向への駆動力が与えられると、このリードスク
リュー１８とかみ合っているり一ドナット１９は矢印す
方向に駆動されるので、カバー１７すなわち架台部１３
はスライドユニット２０を介してスライドレール２１上
を矢印す方向に移動する。この移動はリードナツト１９
が架台ストッパー２２と接触したタイミングで停止する
。

一方、駆動モータ２３からリードスクリュー１８に逆転
方向への駆動力が与えられると、リッドナツト１９は矢
印ａ方向に駆動されるので、架台部１３は矢印ａ方向に
移動することになる。通常のＸ線躍影時は架台部１３は
そのリードナツト１９が架台ストッパー２２と接触して
いる位置すなわら矢印し方向の最端部の位置くｂ位置と
する）に保たれてロックされる。

次に本実施例の作用を説明する。

架台部１３がｂ位置に保たれている状態で、寝台部１６
は被検体１５を例えば仰臥状態で支えた後矢印へ方向に
移動され、被検体１５が架台部１３の空間部１４内に配
置された位置で固定される。これによって架台部１３と
寝台部１６は必要な位置関係に保たれるので、Ｘ線倣影
が開始される。

この結果はディスプレイに断層像として表示される。

このようにしてＸ線踊影を行っているとき、手術が必要
になった場合には被検体１５を支えている寝台部１６は
この位置に固定したままで、架台部１３を駆動モータ２
３を動作させて後退させる。

この後退制御は架台駆動操作部２５を操作することによ
って行われる。これによって架台部１３は矢印ａ方向に
向かって後退し、リードスイッチ１９がサポータ１９の
端部１９ｂに接触する位置、すなわち矢印ａ方向の最端
部の位置（ａ位置とする）で停止する。従って寝台部１
６の周囲には架台部１３が位置していないので、十分な
作業空間が確保されたことになる。

これによってオペレータは山田に動き回ることができる
と共に、器具、薬品等を設置するスペースも十分に確保
できるので、手術作業を能率的に行うことができる。

この手術作業中断層像をモニターしたい場合には、ａ位
置に必る架台部１３を駆動モータ２３によって再度す位
置に前進させ、Ｘ線囮影を行うようにすればよい。この
ように必要に応じて架台部１３のみを自由に後退、前進
させることにより、寝台部１６上の被検体１５に影響を
与えることなく所望の作業を行うことができる。

第２図は本発明の他の実施例を示すもので、架台部１３
を曲線的に移動可能にした構造を示すものである。スラ
イドレール２６は前記実施例のスライドレール２１が直
線形状に設けられているのに対し、曲線形状に設けられ
ている。架台部１３は底部にキャスター２７を有してお
り、このキャスター２７によってスライドレール２６上
を移動することにより、ａ位置とｂ位置間を往復動する
。

架台部１６の駆動機構は前記実施例に準じて構成するこ
とができるのでその内容は省略する。通常のＸ線蹟影時
は架台部１３はｂ位置に保たれ、手術時はａ位置に後退
する。

本実施例によって前記実施例と同様な作用、効果を得る
ことができ、いずれの構造を採用するかはスキャナ至の
スペース形状等によって決定することができる。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、被検体を支えている
寝台部に対して架台部を移動可能に配置したので、手術
作業を能率的に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例のＣＴスキャナ装置を示ず斜視図
、第２図は本発明の他の実施例を示す平面図、第３図は
従来例を示す概略図である。 １３・・・架台部（ＣＴスキャナ本体）、１４・・・空
間部、１６・・・寝台部、１７・・・カバー、１８・・
・リードスクリュー、１９・・・リードナツト、２０・
・・スライドユニット、 ２１．２６・・・スライドレール、 ２２・・・架台ストッパー、２３・・・駆動モータ、２
５・・・架台駆動操作部、２７・・・キャスター。 代理人　弁理士　　則　　近　　憲　　缶周　　　　　
　　大　　　胡　　　典　　　夫２７をマズクー 第２図 〆３ 第　　３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. Ｘ線源及びこれに対向するＸ線検出器を保持している架
   台部と、この架台部の前記Ｘ線源及びＸ線検出器間に設
   けられている空間部に配置するように被検体を支える寝
   台部とを備えたＣＴスキャナ装置において、前記架台部
   が寝台部に対して移動可能に配置されることを特徴とす
   るＣＴスキャナ装置。