JPS63153035A - 食器洗浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、食器に対し回転しながら水を噴射する噴射装
置を洗浄槽の内底部に回転可能に設けてなる食器洗浄機
に関する。

（従来の技術） この種の食器洗浄機においては、従来より、噴射装置た
る１個の円環状噴射ノズルを洗浄槽の内底部に回転可能
に設けるようにしており、これに伴い洗浄槽はその横断
面形状が略正方形をなすように構成される。一方、食器
洗浄機は流し台の周辺に設置されることが一般的である
から、特に所謂システムキッチン化するときにも対応で
きるように、その外箱の奥行き寸法が流し台の奥行き寸
法に合せて設定されることが多い。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のように横断面形状が略正方形をなす洗浄槽を備え
た食器洗浄機において、外箱内のデッドスペースを小さ
くしようとする場合には、その外箱も正方形状に構成す
ることが望ましい。しかしながら、このように構成する
と、従来のように外箱の奥行き寸法を比較的奥行きがあ
る流し台の寸法に合せた場合に、全体の形状が不必要に
大形化することになる。このため、従来では、外箱の幅
寸法がその奥行き寸法に比べて小さくなるように設定し
て全体を所謂スリム形に構成することが行われており、
斯様な構成とすることによって外箱内でのデッドスペー
スが生ずる問題点については、これをＨ受しているのが
実情であった。

そこで、本発明の目的は、内部のデッドスペースの増大
を来たすことなく全体の薄形化を図り得る食器洗浄機を
提供するにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明の食器洗浄機は、洗浄槽の内底部に回転可能に設
けられる噴射装置を複数個に分割されたものとして構成
したところに特徴を有する。

（作用） 段数の噴射装置を洗浄槽の内底部に回転可能に設ける構
成としたので、洗浄槽の横断面形状を長方形に形成し得
る。これによって、例えば外箱を流し台の形状に対応さ
せる場合でも、その外箱を正方形状に構成する必要がな
くなり、以て上記外箱を所謂スリム形に形成した場合で
も、その外箱と洗浄槽との間に生じるデッドスペースが
減少するようになる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき第１図を参照しながら説
明する。１は全体として矩形状をなす外箱で、これの横
断面形状は流し台の形状に対応した幅狭スリム形状に形
成されている。２は外箱１の内部に設けられた洗浄槽で
、これは、その横断面形状が外箱１の形状に応じて幅狭
スリム形状に形成されており、その底部には洗剤洗い及
びすすぎ洗いのための水を溜める貯溜部２ａが設けられ
ている。３は洗浄槽２の前面開口部を開閉する扉、４及
び５は洗浄槽２内部に出し入れ可能に配置された食器か
ごてあり、これら食器かご４及び５内に図示しない食器
が収納されるようになっている。

６及び７は複数例えば２個の噴射装置たる噴射アームで
、これらは洗浄槽２の内底部にその横断面形状に合せる
ように例えば前後方向に並べて夫々回転可能に設けられ
ている。この場合、前側に位置した噴射アーム６は略水
平状態で設置され、後側に位置した噴射アーム７は前方
側へ下降傾斜した状態で設置されている。そして、これ
ら噴射アーム６及び７は、夫々配管８及び９から圧力水
が与えられた状態で前記食器かご４及び５内の食器に対
して回転しながら水を噴射するようになっている。１０
は洗浄槽２の貯溜部２ａに配設されたポンプで、これは
、駆動モータ１１によりベルト伝達機構１２を介して正
逆回転駆動されるものであり、正回転時には羽根１３を
回転させることにより貯溜部２ａ内の水を圧力水として
配管８及び９を介して噴射アーム６及び７に与え、逆回
転時には羽根１４を回転させることにより貯溜部２ａ内
の水を排水管１５を介して外部へ排出するようになって
いる。１６は洗浄槽２の外側部に設けられた給水管で、
これは、図示しない給水源に接続されると共に、先端口
部１６ａを洗浄槽２内に臨ませており、その途中部位に
給水弁１７が設けられている。また、１８は洗浄ＶＪ２
の内底部に配設されたシーズヒータで、これは、貯溜部
２ａ内の水を加熱して温水洗浄或は温水すすぎを行なわ
せると共に、洗浄、すすぎ終了後に前記食器を乾燥させ
るものである。また、１９は洗浄槽２の外底部に配設さ
れた吸気管で、これは、その先端口部１９ａを前記貯溜
部２ａ内に臨ませており、以て上記シーズヒータ１８に
よる乾燥運転中に外気を洗浄槽２内に導くようになって
いる。

次に、−１−記構成の作用を説明する。

まず、食器を収納した食器かご４．５を洗浄槽２内に配
置して、１回分の洗浄に必要な洗剤を洗浄槽２内に投入
する。そして、図示しないスタートスイッチを操作する
と、給水弁１７が開放されて洗浄槽２の貯溜部２ａに所
定量の水が供給される。この後、駆動モータ１１が通電
されてポンプ１０が正回転駆動され、羽根１３の回転に
より貯溜部２ａ内の水が吸引されてその圧力水が配管８
゜９を介して噴射アーム６．７に与えられる。これによ
って、噴射アーム６．７から前記食器に対して水（この
場合水と洗剤が混じり合った洗剤液）が回転しながら噴
出されて洗剤洗い運転が開始される。

以上のような洗剤洗い運転が終了すると、駆動モータ１
１が逆方向に通電されてポンプ１０が逆回転駆動され、
羽根１４の回転により貯溜部２ａ内の水即ち汚れた洗剤
液が吸引されて排水管１５を介して排出され、以後すす
ぎ洗い運転に移行する。このすすぎ洗い運転では、洗剤
を使用せずに上述の洗剤洗いと同様に行なうものであり
、まず給水弁１７が開放されて洗浄槽２内への給水が所
定二行われ、ポンプ１０が駆動されて洗浄槽２内の水が
噴射アーム６．７から噴出して清水によるすすぎ洗い運
転が実行される。

このすすぎ洗い運転後、ポンプ１０により排水が行われ
、以て食器の洗浄行程が終了する。この後、食器の乾燥
行程、即ち、シーズヒータ１８による乾燥運転が適宜時
間待われる。

このような構成の本実施例によれば、洗浄槽２の横断面
形状を幅狭スリム形状に形成した場合でも、洗浄槽２の
内底部に回転可能に設けられた２個の噴射アーム６．７
により洗浄槽２内の食器かご４，５に収納された食器に
対して水が満遍なく噴射されるから、洗浄性能が低下す
ることを防止できる。つまり、洗浄槽２の横断面形状を
長方形に形成しても何ら支障がなく、これによって、流
し台の形状に対応させて外箱１の外形を幅狭スリム形状
に構成しても、上記外箱１と洗浄槽２との間に生じるデ
ッドスペースを極力小さくすることができる。また、２
個の噴射アーム６及び７を洗浄槽２の内底部に前後方向
に並べて設けると共に、一方の噴射アーム７を傾斜状に
設置したので、洗浄ｈ！Ｉ２の中央部分にこれら噴射ア
ーム６．７による噴射水が重なり合う部分が生じるから
、この部分の洗浄力が大きくなり、汚れのひどい食器或
は汚れの落ち難い食器を洗浄させるのに適したものとな
る。

尚、上記実施例では、２個の噴射アーム６．７を前後方
向に並べて設けたが、これに限らず、例えば左右或は斜
め方向に！ｌｋべても良く、要は洗浄槽２の横断面形状
に応じて設ければ良い。また、噴射装置として２個の噴
射アーム６．７を設けたが、代わりに３個以上設けても
良く、種々の変形が可能である。

［発明の効果コ 本発明は以上の説明から明らかなように、洗浄槽の内底
部に回転可能に設けられる噴射装置を複数個に分割され
たものとして構成したので、内部のデッドスペースの増
大を来たすことなく全体の薄形化を図り得るという優れ
た効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体の縦断側面図であ
る。 図中、２は洗浄槽、６，７は噴射アーム（噴射装置）、
１０はポンプを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、食器を収納する洗浄槽と、この洗浄槽の内底部に回
   転可能に設けられ圧力水が与えられた状態で前記食器に
   対し回転しながら水を噴射する複数の噴射装置と、この
   噴射装置に圧力水を与えるためのポンプとを具備してな
   る食器洗浄機。