JPS63152909A

JPS63152909A - モ−アの駆動装置

Info

Publication number: JPS63152909A
Application number: JP30054486A
Authority: JP
Inventors: 和夫鮫島; 川崎　雅美
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1986-12-16
Filing date: 1986-12-16
Publication date: 1988-06-25
Also published as: JPH0479607B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、モーアの駆動装置に係り、牧草、雑草等を刈
取る作業に利用される。

（従来の技術）モーアの駆動装置として実開昭５７−３１２３２号公報
に開示されているベルト伝動形（従来例の１）と、実開
昭５７−１０４８２４号公報に開示されているベベルギ
ヤ伝動形（従来例の２）である。

（発明が解決しようとする問題点）従来例の２は、ギヤの咬合いによることから、カッター
を同期回転するのには都合が良い反面、カッターに衝撃
が作用するとこれを緩衝するのが困難を伴う。

一方、従来例の１は、カッターに衝撃が作用すると、ベ
ルトおよびプーリーの滑りでこれを緩衝することができ
る反面、カッターを同期回転することが困難である。

本発明は、ベルト伝動形において、カッターの同期回転
をしても支障がなく、しかも、ベルト伝動としてタイミ
ングベルトを使用できるようにして、並設されたカッタ
ーの回転軌跡をオーバーラツプさせ、もって、カッター
間の未刈り部分をなくし得るようにしたモーアの駆動装
置を提供するのが目的である。

（問題点を解決するための手段）本発明は、モーアデッキ１８に備えた駆動装置機構２１
により、ベルト伝動手段３１を介して複数のカッター１
９を回転するものにおいて、次の技術的手段を講じるこ
とで、前述目的を達成したのである。

すなわち、本発明は、駆動機構２１の出力側に、スリッ
プクラッチ３７を介して回転されるプーリー３２を設け
、スリップクラッチ３７とプーリー３２とを駆動機構２
１の出力側において同一軸心上でかつ上下に相対して配
置したことを特徴とするのである。

（作　用）本発明によれば、第１図及び第４図に示す実施例では、
駆動機構２１の出力軸２５からのトルクは、スリップク
ラッチ３７を介して中央のカッター軸３６に伝達される
とともに、同クラッチ３７を介して出力軸２５例の駆動
プーリー３２にも伝達され、この駆動プーリー３２と、
従動プーリー３３との間にわたって巻掛けられたベルト
３４により、他のカッター軸３６に伝達され、ここに、
並設された複数のカッター１９が矢示Ａ方向に回転され
て刈取り作業がなされる。

カッター１９のいずれに又はいずれかひとつに対して衝
撃が作用すると、ピークトルクはひとつのスリップクラ
ッチ３７によってカントされ、ここに、タイミングベル
トの使用が可能とされ、８力・ツタ−１９の回転軌跡Ｂ
を第４図の符号りの如くオーバーラツプさせて同期回転
できる。

本発明の第５図、第６図に示す実施例では、駆動機構２
１の出力軸２５からのトルクはスリップクラッチ３７を
介して駆動プーリー３２に伝達され、ベルト３４により
カッター軸３６が回転されることになる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の実施例を詳述する。

第３図及び第４図において、前輪１と後輪２とを有する
トラクタ３は、クラッチハウジング４を有するエンジン
５と、クラッチハウジング４のクラッチ出力軸６にて伝
動されるミッションを内蔵した伝動ケース７とを前後に
離間して有し、エンジン５と伝動ケース７とは左右一対
のフレーム８で互いに連結されている。

フレーム８の前端側下面に、支筒９を介して前車軸ケー
ス１０がセンタービボフドされ、支筒９内にはＰＴＯ軸
１軸止１転自在に支持され、エンジン５のクランク軸の
動力をベルト伝動手段１２を介して伝達可能としている
。

前輪１と後輪２との間に、吊下げリンク機構１３を介し
てモーフ１４が配置され、このモーフ１４は牽引手段１
５により牽引可能とされ、前側には中央部と左右にリミ
ットゲージ輪１６を有し、後側には左右一対の接地輪１
７を有している。

更に、モーフ１４のデツキ１８は大面が開口された箱形
で、このデツキ１８には第４図の矢示Ａ方向に回転され
る複数のカフター１９を縦軸回りに回転自在として有し
、刈草はデツキ１８の一側端の放出口２０から放出可能
としている。

モーアデッキ１８の左右及び前後の略中央部には駆動機
構２１が取付けられ、この駆動機構２１は、第１図及び
第２図で示す如く、ベベルギヤ機構２２を内蔵した伝動
ケース２３をデツキ１８上に固定させ、入力軸２４と出
力軸２５とをベベルギヤ機構２２に連結しており、入力
軸２４とＰＴＯ軸１軸止１自在接手軸２６で連動連結し
ている。

入力軸２４は伝動ケース２３に水平軸心回りに回転可能
として軸受２７で支持され、出力軸２５は鉛直軸心回り
に回転可能として軸受２８で支持され、モーアデッキ１
８を貫通して下方に延びている。

モーアデッキ１８の下面には、区画壁２９が取付けられ
、デツキ１８の下面と区画壁２９とで伝動空間３０が形
成され、この伝動空間３０にベルト伝動手段３１が内蔵
されている。

ベルト伝動手段３１は駆動プーリー３２と従動プーリー
３３とを備え、各ブーＵ　−３２，３３に無端状のベル
ト３４を巻掛けるとともに、第４図に示す如くテンショ
ン機構３５を有している。

なお、プーリー３２．３３はＶ溝ブーグーであるが、周
方向間隔をおいて突起を有し、この突起に係合する孔を
ベルトに形成したタイミングベルトにしてもよい。

従動プーリー３３は第２図で示す如（カッター軸３６に
取付けられ、駆動プーリー３２は第１図、第２図で示す
如く出力軸２５にスリップクラッチ３７を介して取付け
られている。

スリップクラッチ３７は第１図で示す如（、出力軸２５
の下端にライニング３８を外周円上に両面に有するディ
スク３９をキー又はスプラインで套嵌して取付け、該デ
ィスク３９のライニング３８をバネ４０の弾性力によっ
てプレッシャプレート４１で受圧ディスク４２に押付け
てなる。

プレッシャプレート４１は駆動プーリー３２に一体とし
て形成され、駆動プーリー３２にバネ収容筒４３を周方
向等間隔で形成し、このバネ収容筒４３に座板４４とナ
フト４５を有するロンド４６を摺動自在に挿通して該ロ
ンド４６に巻回させたバネ４０の弾性力をプレッシャプ
レート４１に作用させるようにしてあり、ロンド４６の
下端は受圧ディスク４２に摺動自在に挿通され、ナンド
４７によって抜止めされている。

ここに、駆動プーリー３２とスリップクラッチ３７は駆
動機構２１の出力軸２５側に同一軸心上でかつ上下に相
対して配置されていることになる。

なお、バネ４０の弾性力はナツト４５．４７によって強
弱調整自在とされている。

受圧ディスク４２は出力軸２５の軸心延長上に配置した
カッター軸３６の上端にキー又はスプラインで取付けら
れ、各カッター軸３６は区画壁２９に取付けた軸受ケー
ス４８に、軸受４９によって回転自在に支持され、各カ
ッター軸３６の下端にはブレード５０がボルト５１で取
着されてここに、カッター１９を構成している。

ブレード５０は第２図で示す如く起風板５２を折曲形成
しており、各ブレード５０のうち左右にて隣合う回転軌
跡Ｂは第４図の符号りの如くオーバーランプされている
。

なお、カッター１９は図示のブレード５０の他、ディス
ク形でも、樹脂ヒモよりなるブツシュカッターでもよい
。

第５図及び第６図の実施例は、カッター１９の２個を左
右に並設した所謂２連モーアであり、駆動プーリー３２
にはその外周に上下２段の溝３２Ａを有し、この多溝３
２Ａとカッター軸上の従動プーリー３３とにわたってベ
ルト３４を巻掛け、受圧ディスク４２は区画壁２９に取
付けられている。

この第５図、第６図の実施例においてもスリップクラッ
チ３７を介してプーリー３２．３３を回転させ、しかも
、駆動機構２１の出力軸２５側に、スリップクラッチ３
７とブーＩＪ−３２とを同軸心上でかつ上下に相対して
配置している。

なお、上述の図示例では駆動機構２１をモーアデッキ１
８の左右中央部に配置しているが、駆動機構２１はデツ
キ１８の左右いずれかに配置したものでもよい。

また、モーフ１４はトラクタ装着形でミツドマウントで
例示しているが、フロントマウント、リヤーマウントで
あってもよく、更には歩行形であってもよい。

（発明の効果）本発明によれば、スリップクラッチ３７を介して各カッ
ター１９を駆動することから、いずれのカッター１９に
衝撃が作用しても、ひとつのスリップクラッチ３７で衝
撃力をカットできる。

このように、衝撃力をカットできることから、タイミン
グベルトの使用が可能となり、これによヮてカッター１
９の回転軌跡ＢをオーバーラツプＬすることもでき、刈
残しを少なくすることができる。

また、ベルトとしてＶベルトを使用したときには、ベル
トの痛みを少なくできる。

更に、駆動プーリー３２とスリップクラッチ３７とは出
力側において同一軸心上にかつ上下に相対して配置して
いることから、スリップクラッチを入力軸２４のジヨイ
ント部に設けるものに比べ、高さを低くでき、この結果
としてミツドマウントのときには地上すきまを大とでき
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は要部の立面断面
図、第２図は第４図Ｃ−Ｃ線断面図、第３図はト、ラク
タに装着した側面図、第４図は同じく平面図、第５図は
第２実施例の立面断面図、第６図は同じく平明図である
。１８・・・モーアデッキ、１９・・・カンタ−１２１・
・・駆動機構、３１・・・ベルト伝動手段、２５・・・
出力軸、３２・・・駆動プーリー、３３・・・従動プー
リー、３６・・・カッター軸、３７・・・スリップクラ
ッチ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）モーアデッキ１８に備えた駆動機構２１により、
ベルト伝動手段３１を介して複数のカッター１９を回転
するものにおいて、駆動機構２１の出力側に、スリップクラッチ３７を介し
て回転されるプーリー３２を設け、スリップクラッチ３
７とプーリー３２とを駆動機構２１の出力側において同
一軸心上でかつ上下に相対して配置したことを特徴とす
るモーアの駆動装置。