JPS6315064Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6315064Y2
JPS6315064Y2 JP10208482U JP10208482U JPS6315064Y2 JP S6315064 Y2 JPS6315064 Y2 JP S6315064Y2 JP 10208482 U JP10208482 U JP 10208482U JP 10208482 U JP10208482 U JP 10208482U JP S6315064 Y2 JPS6315064 Y2 JP S6315064Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
pivot arm
floating rod
locking
locking groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10208482U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS596533U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10208482U priority Critical patent/JPS596533U/ja
Publication of JPS596533U publication Critical patent/JPS596533U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6315064Y2 publication Critical patent/JPS6315064Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバス、鉄道車輛等の如く複数の座席を
前後方向に列設する乗物における高さ調節式足掛
けに係る。
一般に高級仕様の観光バス等においては長距離
運行中の居住性向上のため、座席の背面下方空間
に後方座席用の足掛けがそれぞれ設けられている
が、従来の足掛けは折畳み格納状態と使用状態の
二つの作動機能しかなく、従つて乗客の身長の違
いや着座姿勢の違いに対応して足の高さを加減す
ることが全くできず、乗客が不自然な姿勢によつ
て疲労を早める欠点があつた。
本考案の目的は、バス等の乗物用座席の背面側
下方空間に配設される後方座席用の足掛けを高さ
調節可能な構造にして、前記の如き欠点を根本的
に排除することにある。
以下本考案を図面の実施例により詳細に説明す
る。
第1図及び第2図において、1は座席の下部に
設けられた横フレーム、2,2′は座席の背面側
下方空間に互に並行を保つて配設された左右一対
の支基で、支基2,2′は基本形状が垂直板状で
且つ、後端に鋸歯状またはこれに類する適宜な屈
曲形状の係止溝4,4a,4b等を有し、また前
端部は横フレーム1にそれぞれ固定される。
5,5′は例えば短冊形のように細長い形状を
成す一対の回動アームで、該回動アームのほぼ中
央部には基本形状がL形、V形またはU字形を成
す貫通孔8がそれぞれ穿設され、また回動アーム
5,5′は互に対称的な位置関係を保つて左右の
支基2,2′と並行に配設され且つ、各々の先端
部は主軸9,9′を介して左右の支基2,2′にそ
れぞれ枢着される。12は各回動アーム5,5′
の相互の間に配設された踏板で、該踏板の左右両
端部は枢支軸13,13′を介して各回動アーム
5,5′の後端部にそれぞれ回動自在の形で連結
され、踏板12は回動アーム5,5′によつて円
弧形の上下運動可能な形で支承される。7,7′
は踏板12の自転運動の範囲を規制するためのア
ンカーピンである。
14は回動アーム5,5′の貫通孔8,8′に左
右連通する形で嵌装された1本の遊動桿で、該揺
動桿は支基2,2′の係止溝4,4a,4b等と
係合できるように、該係止溝と貫通孔8,8′と
の位置関係が設定され、また遊動桿14を係止溝
4,4a,4b等に引入れる方向の牽引力を常時
作用させるため、遊動桿12の左右両端付近と前
記の主軸9,9′との間に引張り式の係留発条1
5,15′がそれぞれ架設され、換言すれば遊動
桿14は常時弾力的に支承されてその位置が安定
する。3,3′は支基2,2′にそれぞれ植設され
た係止軸、6,6′は回動アーム5,5′にそれぞ
れ植設された懸架軸で、該懸架軸と係止軸3,
3′とに引張り式の懸架発条16,16′が係止さ
れ、換言すれば回動アーム5,5′と支基2,
2′との間に回動アーム5,5′の姿勢を安定させ
るための懸架発条16,16′が介装され、懸架
発条16,16′の牽引力によつて左右の回動ア
ーム5,5′には主軸9,9′を中心とする回転力
がそれぞれ発生するようにして本考案の高さ調節
式足掛けが構成される。
次に本考案の高さ調節式足掛けの使用方法及び
作動を第2図によつて説明すれば、踏板12を最
低位置に移動した場合は回動アーム5,5′が実
線で示した姿勢即ち矢印Pの方向に向き、この場
合回動アーム5,5′には懸架発条16,16′の
牽引力による時計方向の回転力が作用するが、遊
動桿14が支基2,2′の係止溝4,4′に係合し
ているので回動アーム5,5′の姿勢は安定に保
持される。踏板12は適当な回動範囲即ち図の自
転角度範囲θにおける任意の傾斜角で使用するこ
とができる。
踏板12の高さを増加したい場合には踏板12
に上向きの押圧力を加えると、回動アーム5,
5′の貫通孔8,8′の縁から遊動桿14に押し上
げ力が伝達され、遊動桿14が上方に移動して係
止溝4の一段上方の係止溝4aと係合し、回動ア
ーム5,5′は矢印Qの方向に向いて姿勢が安定
する。踏板12に更に上向きの押圧力を加えれ
ば、回動アーム5,5′は矢印Rの方向に向き、
踏板12の高さは最高位置となる。この位置にお
いては、懸架発条16,16′の牽引力によつて
発生する回動アーム5,5′の回転力は当初の状
態から逆転して反時計方向に変るが、可動部分全
体の自重による時計方向の回転力によつて相殺さ
れる結果、回動アーム5,5′の姿勢は矢印Rの
方向に向いた状態で安定を保つ。
足掛けを格納する場合は、踏板12に押し上げ
力を加えて上方の極限位置まで移動させるが、こ
の場合は回動アーム5,5′の貫通孔8,8′に対
する遊動桿14の嵌合位置が第3図に示す如く、
保持溝11から鍵溝10に切り換わつて回動アー
ム5,5′の姿勢が垂直に近い形となり、踏板1
2は座席の背面と殆んど密着した状態となるため
後方の空間が最大限に確保される。足掛けを再び
使用するときは、踏板12に下方向の押圧力を加
えて回動アーム5,5′を矢印P方向の位置まで
押し下げると遊動桿14は前記の鍵溝10から脱
出して第2図の状態に戻る。即ち本考案の高さ調
節式足掛けの機能は第2図で示した矢印P−Q−
R−Sの順序を周期的に繰返す形で作動すること
を特徴とするものである。
なお本実施例における高さ調節の段数は上中下
の3段で構成されているが、設計的に成り立つ範
囲において段数は適宜増減変更し得るものであ
る。
以上詳述したように、本考案の高さ調節式足掛
けによれば、踏板12に上下方向の単純な操作力
を加えることによつて踏板12の高さを適宜調節
することができるので、足掛けの実用性を増大す
る効果が得られ工業上極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は
各使用状態をも重複図示した第1図の左側面図、
第3図は第1図の実施例の折畳み格納状態を示し
た左側面図である。 1は横フレーム、2,2′は支基、4は係止溝、
5,5′は回動アーム、8は貫通孔、9,9′は主
軸、12は踏板、13,13′は枢支軸、14は
遊動桿、15,15′は係留発条、16,16′は
懸架発条である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乗物用座席の背面側下方空間において、基本形
    が垂直板状の支基を左右一対として並行に配設
    し、支基の後端に鋸歯状またはこれに類する屈曲
    形状の係止溝を適当数を段々形に設け、最下段の
    係止溝の下縁を後方に延長して後下縁とし、最上
    段の係止溝の上縁を上方に延長して後上縁とし、
    回動アームを左右一対として互いに対称的な位置
    関係を保つて左右の支基と並行に配設し、回動ア
    ームの各前端部を左右の支基にそれぞれ主軸によ
    つて枢着し、回動アームの中央近傍に設けられた
    貫通孔は回動アームの上面に沿う保持溝と保持溝
    の後部から回動アームの下面に向かう鍵溝とから
    形成し、相互の回動アームの後端の間に配設され
    た踏板の左右両端部を回動アームに回動自在の形
    で枢支軸により連結し、踏板の後端が回動アーム
    に対して上方に揺動した上状態と下方に揺動した
    下状態とにおいて踏板が夫々当接してその揺動範
    囲が制限されるアンカーピンを備え、保持溝に左
    右連通の形で嵌装させた遊動桿を係止溝に引き入
    れる力を常時作用させる2個の係留発条を遊動桿
    の両端付近に架設し、主軸よりも後方において支
    基上に設けられた係止軸と主軸よりも後方におい
    て回動アーム上に設けられた懸架軸との間に懸架
    発条を介装し、回動アームを上方に回動すると保
    持溝中の遊動桿が下段の係止溝との係合状態から
    上段の係止溝との係合状態へと係止溝間の境界縁
    を滑つて移動する如くし、回動アームを最上段の
    係止溝よりも更に回動させると保持溝中の遊動桿
    が後上縁に押されて鍵溝に移動する如くし、遊動
    桿が鍵溝にある状態から回動アームを下方に回動
    すると遊動桿は途中の係止溝の後端に邪魔される
    ことなく後下縁に当接し鍵溝から外されて保持溝
    に移行し遊動桿が最下段の係止溝に係合される如
    くし、遊動桿が保持溝にあつて係止溝に係合され
    ている場合には踏板を下状態とし遊動桿が鍵溝の
    中にあつて回動アームが停止している場合には踏
    板を上状態にすることを特徴とする高さ調節式足
    掛け。
JP10208482U 1982-07-05 1982-07-05 高さ調節式足掛け Granted JPS596533U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10208482U JPS596533U (ja) 1982-07-05 1982-07-05 高さ調節式足掛け

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10208482U JPS596533U (ja) 1982-07-05 1982-07-05 高さ調節式足掛け

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS596533U JPS596533U (ja) 1984-01-17
JPS6315064Y2 true JPS6315064Y2 (ja) 1988-04-27

Family

ID=30240788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10208482U Granted JPS596533U (ja) 1982-07-05 1982-07-05 高さ調節式足掛け

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS596533U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS596533U (ja) 1984-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4725095A (en) Vehicle seat with mechanical lumbar support having two degrees of freedom
JP2008520486A (ja) 車両用シート、特に、自動車用シート
US4241894A (en) Seat suspension apparatus
JPH0461651B2 (ja)
JPH08238138A (ja) 車両用座席
GB1569434A (en) Seat having back rest with different pivots for tillting and for folding
JPS6315064Y2 (ja)
JP2891290B2 (ja) 車両用シート
JPS59130Y2 (ja) 座席用ヘツドレスト装置
JPH0517957Y2 (ja)
JPS5920124Y2 (ja) 座席用座
CN217496241U (zh) 一种卡丁车方向盘调节结构
JPH0617629Y2 (ja) 座席用シートクッションのための駆動機構
JPH0345626Y2 (ja)
JPS6223645Y2 (ja)
JPH021079Y2 (ja)
JPS6210192Y2 (ja)
JPH0436980Y2 (ja)
CN107344514A (zh) 儿童汽车安全座
JPS6320591Y2 (ja)
JPS64338Y2 (ja)
JPS61109506A (ja) 自動車用シ−トのヘッドレスト角度調整装置
JPH0321638Y2 (ja)
JP2553285B2 (ja) 方向可変座席
JPH0446599Y2 (ja)