JPS63150389A - 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は寒冷地等の使用に際しても液安定性にすぐれる
と共に油汚れに対する洗浄力が大きく、しかも泡切れ性
の良好な液体洗浄剤組成物に関する。

〔従来技術〕

一般に、機械洗浄や手洗い等の手段で食器類を洗浄する
際に用いられる液体洗浄剤組成物には、（１）油汚れ除
去性能に優れていること、（２）泡切れがよくすすぎ性
が良好であること、（３）使用場所及び流通段階におい
て、同化や液分離等の外観の変化がないこと、特に寒冷
地においても固化や液分離がなく、いわゆる凍結復元性
に優れていること等の諸性能が要求されている。

このような要求に応えるべく、これまでに数多くの液体
洗浄剤組成物に関する提案がなされている。

例えば、高洗浄力有し、かつ泡切れ性を改良するために
、界面活性剤として、低級アルコールのアルコキシエー
テル（特開昭５８−１４７５００号）、ランダム第二級
アルコールのエトキシレート（特開昭５１１−１２３１
０７号）あるいは脂肪酸ショ糖エステル（特開昭４９−
４１４０５号）を用いる方法が知られている。また、シ
リコーン系消泡剤を添加して泡切れ性の改善を図ったも
の（特開昭６０−１８５９１号）等も提案されている。

しかしながら、従来知られている液体洗浄剤組成物は、
洗浄力や泡切れ等の諸性能の改善効果が若干みられるも
のの、油汚れの多い被洗物に対して充分な洗浄効果を期
待することができず、また、例えばプラスチック食器に
対しては充分な洗浄力が発揮されないという難点を有す
る上、更には寒冷地における保存−解凍サイクル過程に
おいて固化や液分離等の好ましくない外観の変化を生じ
、その商品価値が低下するという問題も抱えている。

〔目　　　的〕

本発明は、油汚れの除去能が高いとともに泡切れ性にも
優れ、しかも寒冷地等にあっても固化や液分離がなく優
れた安定性を示す液体洗浄剤組成物を提供することを目
的とする。

〔構　　成〕

本発明によれば、下記一般式（Ａ）で示されるノニオン
界面活性剤を０．５〜１０重ｆｔ％含有するともに下記
一般式（Ｂ）又は下記一般式（Ｃ）で表わされるノニオ
ン界面活性剤の少くとも１種を０．５〜２０重量２を含
むことを特徴とする液体洗浄剤組成物が提供される。

（ｎ；２〜８の整数 ｍ：２〜８の整数 ｎ＋＋ｍ；１４〜５０の整数 Ｑ；７〜１９の整数） （Ｒ；炭素数１０〜２０のアルキル基 ｐ；２−１５の整数 ｑ；ｌ〜１０の整数） （Ｘｉ；１〜３０の整数 ｘ２；１〜３０の整数 ｘ、＋ｘ２；６−６０の整数 Ｙ；５〜５０の整数） 本発明で用いる一般式（Ａ）で示される第２級アルコー
ルエトキシレート型のノニオン界面活性剤１、それ自体
で洗浄力、易無燐化性、耐硬水性、相溶性、易溶解性、
低温安定性、泡切れ性及びすすぎ性等の面において優れ
ていることが知られてｂするが、油汚れがひどい食器類
の洗浄力に問題カーあり、またすすぎ時の泡切れ性に未
だ問題点を残しており、しかも寒冷地等における液安定
性等をり１ずしも満足させるものではなかった。

本発明者らは、前記一般式（Ａ）で示される第２級アル
コールエトキシレー型の有する洗浄剤としての長所を維
持しながらその内包する難点を克服する液体洗浄剤の開
発を進めていたところ、意外にも一般式（Ａ）で示され
る化合物に加え、更に前記一般式（Ｂ）又は一般式（Ｃ
）で示されるノニオン界面活性剤の少くとも１種を配合
し、かつこれらの化合物の配合量を特定の割合とした液
体洗浄剤組成物は、油汚れの除去能が高く、泡切れ性に
も優れ、しかも寒冷地にあっても固化や液分離がなく、
優れた安定性を示すことを知見し、本発明を完成するに
到った。

以下、本発明を更に詳述する。

本発明は、液体洗浄剤組成の第１の必須成分として一般
式（Ａ）で示されるノニオン界面活性剤を用いる。この
一般式（Ａ）で示される化合物は、従来公知のものであ
り、そのいずれも適用できるが、ｎが２〜８．好ましく
は４〜７．ｒａが２〜８、好ましくは４〜７゜ｎ＋ｎ＋
が１４〜５０、好ましくは２６−４４、Ｑが７〜１９、
好ましくは１０〜１５のものを用いることが適当である
。

一般式（Ａ）で示される化合物の配合量は、液体洗浄剤
組成物重量に対して０．５〜１０重量ご、好ましくは２
．５−９．５重量２である。その配合量が０．５重量％
未満では油汚れに対する洗浄力が充分に発揮されず、ま
た１０重量％を超えると泡立ちが多すぎて、すすぎ時の
泡切れ性が低下する。

本発明においては、かかる一般式（Ａ）で示されるノニ
オン界面活性剤と共に一般式（Ｂ）又は一般式（Ｃ）で
示される二ノオン界面活性剤の１種又は２種以上を用い
る。

一般式（Ｂ）で示される高級脂肪族アルコールのポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンエーテルとしては、
従来公知のものが使用されるが、Ｒが炭素数１０〜２０
、好ましくは１１〜１８のアルキル基、Ｐが２〜１５、
好ましくは３〜１０．９が１〜ＩＯ１好ましくは３〜８
のものを用いることが適当である。

また、高級脂肪族アルコールとしては、第１級アルコー
ルのみならず第２Ｒアルコールの使用も可能である。

また、一般式（Ｃ）で示される、所謂プルロニック型の
ノニオン界面活性剤としては、Ｘ工とｘ２の総和が６〜
６０．好ましくは１０〜４０、Ｙが５〜５０、好ましく
は１０−４０及び平均分子量が１０００〜５ｏｏｏ、好
ましくは２０００〜４０００のものを用いることが望ま
しい。

本発明で用いる、前記一般式（Ｂ）及び／又は一般式（
Ｃ）で示される化合物の配合量は液体洗浄剤組成物全量
に対して０．５〜２０重量％、好ましくは２〜１５重量
％である。

その配合量が０．５重量％未満であると、すすぎ時の泡
切れ性が劣り、また寒冷地等における貯蔵安定性に欠け
るため、同化や液分離が生じ、所謂、凍結復元性が悪化
するので好ましくない。また２０゛重量メを超えると、
泡立ちが多すぎて、すすぎ時の泡切れ性が悪くなるので
望ましくない。

本発明の液体洗浄剤組成物は、前記した特定のノニオン
界面活性剤を組み合わせたもあを必須成分とするもので
あるが、所望によりこの種の洗浄剤組成物に慣用されて
いる種々の補助成分を添加することもできる。このよう
な補助成分としては、たとえば、香料１色素、漂白剤、
殺菌剤などの添加が可能であり、更に一般的なハイドロ
トロープ剤であるエタノール、プロピレングリコール、
ポリエチレングリコール、トルエンスルホン酸塩等を含
有してもかまわない。又、クエン酸塩、ＣＭＣ。

グルコン酸塩、水溶性高分子やアミラーゼ、プロテアー
ゼ等のキレート剤や酵素などを含有することも出来る。

本発明の液体洗浄剤組成物は、種々の分野に適用するこ
とができ、例えば、自動食器洗浄機用洗浄剤、一般家庭
における台所用洗浄剤等に用いられる他、衣類用の洗剤
、金属、切削油の除去剤等に広く利用される。

〔効　　果〕 本発明の液体洗浄剤組成物は、前記一般式（Ａ）で示さ
れるノニオン界面活性剤と、一般式（Ｂ）又は一般式（
Ｃ）で示されるノニオン界面活性剤の少くとも１種を特
定量配合したことから、油汚れ除去能が高く、再汚染防
止力に優れ、しかもすすぎ時の泡切れ性が良好であると
共に１例えば寒冷地における使用に際しても同化や液分
離がなく、その保存安定性に優れているので、その商品
的価値が極めて高いものである。

〔実施例〕

以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。

実施例１〜１２．比較例１〜８ 表−１に示す組成を有する各種液体洗浄剤組成物を調製
し、油汚れ洗浄力、再汚染防止力、すすぎ時の泡切れ性
及び凍結復元性の試験に供した。

その結果を表−１に示す。

なお、試験方法および評価方法は以下によった。

清浄な磁製皿に牛脂０．５ｇ／枚、またプラスチック製
皿にバター０．５ｇ／枚を付着させた皿各４枚と。

汚垢の全く付着していないプラスチック製皿２枚をいれ
、組成物濃度０．２％で下記条件により食器洗い機で洗
浄した後、下記の評価方法に基づき評価した。

（ｉ）洗浄条件 １）食器洗い機：洗浄剤溶液が回転ノズルから噴射され
、その噴射軌道上に設置された食器類を洗浄する形式の
全自動食器洗い器。

２）洗浄温度：自動的に供給された水道水（１５写）が
洗浄時にヒーターで徐々に昇温され、洗浄終了時の洗浄
液温度は６０℃である。

３）洗浄時間＝２０分 ４）すすぎ：給水後１分間すすいで排水するサイクルを
３回行ない、６０℃まで昇温させながら加熱すすぎを１
回行なう。

５）乾燥：すすぎ終了後、食器洗い機庫内温度を８０℃
まで徐々に昇温させながら、１時間乾燥させる。

（ｉｉ）洗浄力・再汚染評価法 洗浄後にオイルレッド（０，１％エタノール溶液）で発
色させ、着色の程度を下記基準で目視判定することによ
り、洗浄力・再汚染を評価する。

０点二着色の程度が極めて著しい １点：はとんど着色する ２点：やや着色する ３点二着色する ４点：はとんど着色しない ５点：着色しない （ｉｉｉ）すすぎ時の泡切れ性 給水後、１分間すすいで排水する直前の自動食器洗い機
中の泡立ちを測定して、以下の基準で評点をつけた。

０点：　１０ｍｍ以上 １点：　８−９ｍｍ ２点：６〜７１１Ｉ１１ ３点：４〜５ｍｍ ４点：　２−３ｍｍ ５点二〇〜１ｍｍ （汁）凍結復元性試験 組成物を１００＋ｎ　Ｑ容ガラスビンに充填して密栓し
た後、−２０℃恒温槽に１日放置し凍結させた。ついで
、０℃恒温槽に２日保存し解凍することを１サイクルと
し、５サイクル繰り返した後の０℃での外観を下記基準
に従って評価した。

Ａ：完全に透明 Ｂ：少し濁っている Ｃ：白濁 （ｖ）総合評価 ◎：非常に優れている Ｑ：優れている Δ：やや劣る ×：劣る 実施例１３〜２０、比較例１２〜１５ 表−２に示す組成を有する各種液体洗浄剤組成物を調製
した。

つぎに、清浄な磁製及びプラスチック皿に５ｇ／枚にな
るようにバターを互選なくのばし、各１５枚の汚垢皿を
作り、３０分間放置する。直径３０ｃ＋ａ、高さ１１ｃ
１１のプラスチック製桶に洗剤５ｇ／水２．５０の割合
で入れ、汚垢皿をスポンジで表７回、裏３回こすり洗い
し、計１５枚洗浄した。

ついで、実施例１と同様な試験方法および評価方法によ
り該液体洗浄組成物の油汚れ洗浄力、すすぎ時の泡切れ
性、凍結復元性の諸性能を試験した。その結果を表−２
に示す。

表−１及び表−２の結果から、本発明の液体洗浄剤組成
物は、一般式（Ａ）、一般式（Ｂ）又は一般式（Ｃ）で
示される化合物を単独で用いたものとは異なり、油汚れ
洗浄力、再汚染防止力、すすぎ時の泡切れ性更には凍結
復元性等において極めて優れた相剰効果を示すことが判
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）下記一般式（Ａ）で示されるノニオン界面活性剤
   を０．５〜１０重量％含有するともに下記一般式（Ｂ）
   又は下記一般式（Ｃ）で表わされるノニオン界面活性剤
   の少くとも１種を０．５〜２０重量％を含むことを特徴
   とする液体洗浄剤組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ （ｎ；２〜８の整数 ｍ；２〜８の整数 ｎ＋ｍ；１４〜５０の整数 ｌ；７〜１９の整数） ▲数式、化学式、表等があります▼ ｐ；２〜１５の整数 ｑ；１〜１０の整数） ▲数式、化学式、表等があります▼ （ｘ＿２；１〜３０整数 ｘ＿２；１〜３０の整数 ｘ＿１＋ｘ＿２；６〜６０の整数 Ｙ；５〜５０の整数）