JPS63150343A - 自動車外装部材 - Google Patents

自動車外装部材

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Publication number
JPS63150343A
JPS63150343A JP29578586A JP29578586A JPS63150343A JP S63150343 A JPS63150343 A JP S63150343A JP 29578586 A JP29578586 A JP 29578586A JP 29578586 A JP29578586 A JP 29578586A JP S63150343 A JPS63150343 A JP S63150343A
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JP
Japan
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propylene
less
ethylene
particle size
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Pending
Application number
JP29578586A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Sobashima
好洋 傍島
Hideo Sakurai
秀雄 桜井
Yukihiko Ichikawa
幸彦 市川
Takashi Sugimoto
杉本 孝
Ryoichi Ichikawa
了一 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63150343A publication Critical patent/JPS63150343A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、自動車外装部材に関し、特に高温時での寸法
安定性に優れ、成形加工性、外観および、塗装性も良好
、かつ、高度な物性バランス(特に+IlI熟剛性と低
温衝撃強度)を備えた自動車外装部品用のフィラー補強
樹脂組成物に関するものである。
[従来の技術] 従来、フェンダ−、ドアパネル、バンパー、バンパース
カート、フェーシャ−などの自動車用外装部品には金属
が多用されてきたが、その一部は近年プロピレン系樹脂
材料に代替されつつある。
例えばバンパー、フェーシャ−等には塗装性能、外観、
低温衝撃性能等を改良したプロピレン系樹脂が応用され
ており、これらの改良手法に関しては多くの提案がなさ
れている。即ち、主として塗装性、衝撃性を向上させる
ためにエチレン・プロピレン系共重合体ゴム(以下EP
Rと略称する)をブレンドし、剛さの向上にはタルク等
の無機フィラーを充填することが試みられている(特開
昭57−55942号、同57−159841号、同5
7−159842号、同5B−111848号、同5B
−188848号、同58−213043号各公報)。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、かかる分野の用途製品、特にフェンダ−
、ドアパネル、プロテクター等はますますデザインが多
様化し、かつ、大型化する傾向にあり、その素材である
プロピレン系樹脂に対する要求も多様化しており、特に
高温時における寸法安定性の向上、耐熱剛性と低温衝撃
強度とのバランス、成形加工性、塗装性の向上等が求め
られているが、上記の先行技術ではこれらの要求を必ず
しも満足し得ないものであった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、かかる要求を満たすことを目的にし、特定の
結晶性プロピレン争エチレンブロック共重合体(以下E
PPと略称する)、エチレン重合体(以下PEと略称す
る) 、 EPR、タルクおよび繊維状充填剤等を特定
割合で配合した樹脂組成物を用いることにより、優れた
外観、成形加工性、剛性−低温衝撃強度バランスを発現
しつつ、極めて優れた高温時における寸法安定性と塗装
性を有する自動車外装部材を成形し得ることを見い出し
たものである。
即ち、本発明は、下記(a)〜(c)の各成分が配合さ
れている樹脂組成物より成形されたことを特徴とする自
動車外装部材である。
(a)エチレン含量が20〜50重j1. %の常温キ
シレン可溶分を5〜15重量2含み、プロピレン単独重
合部分の密度が0.9070以上であり、かつ、重合体
全体のエチレン含量が3〜7重量2で、MFRカ50〜
120g/10 分でのプロピレン・エチレンブロック
共重合体20〜75重量2 ′ (b)プロピレン含量が29〜so@i Xで、かつ、
ムーニー粘度ML1+4(100℃)が35〜70のエ
チレン・プロピレン系共重合体ゴム20〜40重量2(
C)比表面積が35,0OOc■2/g以上、平均粒径
が0.2〜2.5 gra 、粒度分布は全体が実質的
にX5μm以下であって、10重m以下が95%以上、
5gm以下が80%以上、17重m以下が5〜50%で
あり、かつ、平均アスペクト比が5以上のタルク  5
〜30重 fl 本発明の樹脂組成物には必要に応じて次の成分を配合す
ることができ、かつ、これらの成分の配合された組成物
は本発明の成形部材に対して有効である。
(d)配合された(a)成分のMFRに対する比が0.
2〜0.5のMFRを有し、かつ、密度が0.9208
/cm’以上のエチレン系重合体(PE) 5重量2以
下。
(e)平均ram径が0.1〜2.5 p、ts テ、
カッ、平均アスペクト比が5以上の繊維状充填剤20f
fiffi%以下。
なお、上記各成分において、比表面積は空気透過法によ
り、平均粒径および粒度分布は液相沈降方式の光透過法
により、また、繊維径と平均アスペクト比はW4微鏡に
より測定される値である。
本発明で用いる(a)成分のEPPは、例えば次のよう
に製造される。即ち、 (A)四塩化チタンを有機アルミニウム化合物で還元し
て得られる三塩化チタンソ組成物をエーテル類と電子受
容体で処理し、さらにアルコール類で処理して得られる
固体触媒成分と、(B)有機アルミニウム化合物とを組
合わせた触媒系を用いる。
四塩化チタンのρ元に用いる有機アルミニウム化合物と
しては、メチルアルミニウムジクロリド、エチルアルミ
ニウムジクロリド、n−プロピルアルミニウムジクロリ
ド、エチルアルミニウムセスキクロリド、ジメチルアル
ミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、ジ
−n−プロピルアルミニウムクロリド、トリメチルアル
ミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルア
ルミニウム、ジ二チルアルミニウムヒドリド、ジエチル
アルミニウムプロミドなどが挙げらる。この中でもジア
ルキルアルミニウムクロリドが好ましく、具体的には1
通常、ジエチルアルミニウムクロリドまたはジ−n−プ
ロピルアルミニウムクロリドが用いられる。還元生成物
を得る還元反応は一60〜60℃、好ましくは一30〜
30℃の温度範囲で行なう、上記有機アルミニウム化合
物と四塩化チタンのモル比は、目的に応じて自由に変え
ることができる・ 好ましい結果が得られるのは、四塩化チタン 1モル当
りジエチルアルミニウムクロリドの場合0.5〜1.5
モル、エチルアルミニウムセスキクロリドの場合で1.
5〜2.5モルである。また、還元反応はペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、デカンの如き不活性炭化
水素溶媒の存在下で行なうのが好ましい。
このような還元反応で得られた三塩化チタン組成物はエ
ーテル類で処理される。エーテル類としては、ジエチル
エーテル、ジ−n−プロピルエーテル、ジ−n−ブチル
エーテル、ジイソアルミルエーテル、ジネオペンチルエ
ーテル、ジ−n−ヘキシルエーテル、ジ−n−オクチル
エーテル、ジ−n−ヘキシルエーテル、ジ−n−オクチ
ルエーテル、ジー2−エチルヘキシルエーテル、メチル
−n−ブチルエーテル、エチル−イソブチルエーテルな
どが挙げられる。この中でもジ−n−ブチルエーテルお
よびジイソアルミルエーテルが好ましく用いられる。
エーテル類による三塩化チタン組成物の処理は希釈剤の
存在下で接触させるのが有利である。希釈剤としてはへ
キサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ベンゼン、トル
エンなどの不活性炭化水素化合物が好適に使用される。
このエーテル処理で使用するエーテル化合物の量は、三
塩化チタン 1モル当り0.05〜3.0モル、好まし
くは0.5〜1.5モルである。処理温度は0〜100
℃が好ましい、処理時間については特に制限はないが、
 20分から5時間の範囲で通常行なわれる。
エーテル処理の次に電子受容体での処理を実施するが、
その際の電子受容体としては、■族〜■族および■族元
素のハロゲン化物が好ましく、具体的には四塩化チタン
、四塩化ケイ素、三フッ化ホウ素、三塩化ホウ素、五塩
化アンチモン、三塩化カリウム、三塩化鉄、二塩化テル
ル、四塩化スズ、四塩化ケイ素、三塩化リン、五塩化リ
ン、四塩化バナジウム、塩化ジルコンなどが挙げられる
。最も好ましいのは四塩化チタンである。
電子受容体による処理に際して用いられる溶媒としては
、次のものが用いられる。即ち、脂肪族炭化水素として
はn−へブタン、n−オクタン、 l−オクタン等、肪
族炭化水素のハロゲン化物としては、四塩化炭素、ジク
ロルエタン、トリクロルエチレン、テトラクロルエチレ
ン等、および芳香族化合物としては、トルエン、キシレ
ン、クロルベンゼン、0−ジクロルベンゼンなどが挙げ
られる。
電子受容体の濃度は、通常10重量2から80重置型の
範囲が好適に用いられる。処理温度は室温から+00°
C5好ましくは50〜80℃までの温度が選ばれる。処
理時間は30分から4時間の範囲で通常行なわれる。
さらにアルコール類で接触処理して固体触媒成分を得る
が、その際のアルコール類としては、炭素数が !〜1
2、特に好ましくは1〜8のアルコールあるいはジオー
ルが好ましく、メタノール、エタノール、n−ブタノー
ル、tart−ブタノール、n−ヘキサノール、n−オ
クタツール、2−エチル−ヘキサノール、 n−テカノ
ール、シクロヘキサノール、フェノール、ベンジルアル
コール、エチレングリコール、プロピレングリコールな
どが挙げられる。この中でも好ましくはエタノール、n
−ブタノールなどの脂肪族の1価アルコールが用いラレ
る。
アルコールは三塩化チタン1モルに対して0.01〜1
.0モル、好ましくは0.02〜0.2モル用いられる
。ここでアルコール使用量が0.01モル以下ではプロ
ピレン単独重合部分の密度が不足する。処理温度は 0
〜100℃が好ましい、処理時間は特に制限はないが、
 5分以上が好ましい。
□以上のようにして得られた固体触媒成分と組合わせて
用いられる有機アルミニウム化合物としては、ジメチル
アルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド
、ジ−n−プロピルクロリド。
ジイソブチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニ
ウムプロミド、ジエチルアルミニウムアイオダイド、ト
リエチルアルミニウム、ジエチルアルミニウムエトキシ
ドなどがあるが、この中でもジエチルアルミニウムクロ
リドとジ−n−プロピルアルミニウムクロリドが特に好
ましい。
さらに公知の電子供与性化合物で上記の有機アルミニウ
ム化合物を変性して使用してもよい、変性に用いられる
電子供与性化合物としては、安息香酸メチル、安息香酸
二チル、メタクリル酸メチルなどのエステル類、トリフ
ェニルホスファイト、トリフェニルホスフィンなどのリ
ン化合物、トリエチルアミン、トリーn−ブチルアミン
などのアミン類などがある。なお、これらの電子供与性
化合物は有機アルミニウム化合物とは別々にして重合槽
へ添加してもよい。
本発明の(a)成分のEPPを製造するため前記触媒の
存在下に行なう重合工程は、少なくとも、以下に述べる
工程(甲)および工程(乙)の二段階よりなり、工程(
甲)および工程(乙)は、この順序で実施することが工
業的に有利である。
工」L工yつ一 工程(甲)はプロピレン単独かプロピレン/エチレン混
合物を前記触媒(A) 、 (B)を有する重合系に供
給して、プロピレン単独重合体、またはエチレン含量3
型量2以下、好ましくは0.5重量を以下のプロピレン
・エチレン共重合体を、−4もしくは多段で、全重合量
の70〜95重量%、好ましくは80〜90重量に相当
する量となるように形成させる工程である。
工程(甲)でプロピレン/エチレン混合体中のエチレン
含量がこれ以上増加すると、最終共重合体の嵩密度が低
下し、低結晶性重合体の副生量が大幅に増加する。また
、重合割合が上記範囲未満の場合には1+はりプロピレ
ン・エチレンの共重合体中のエチレン含量が多い場合と
同様な現象が起こる。一方、重合割合が上記範囲を越す
と、低結晶性重合体の副生量が減少する方向になるけれ
ども、ブロック共重合の目的である耐衝撃強度が低下す
るので好ましくない。
工程(甲)での重合温度は30〜90℃、好ましくは5
0〜80℃程度である0重合圧力は 1〜30kg/C
ff12程度である。
工程(甲)で、最終重合体が流動性の適当なものとなる
ように分子ML m 節剤を使用することができる0分
子MiJ4節剤としては、水素を用いることが好ましい
工NエヱD一 工程(乙)は、工程(甲)に引きつづいて、プロピレン
/エチレン混合物をさらに導入して、エチレン含ff1
10〜80重量2、好ましくは20〜50fi ?ii
2のプロピレン・エチレン共重合体を一段または多段で
得る工程である。この工程では、全重合体量の5〜30
重量2、好ましくは5〜20重量2に相当する量を形成
させることが望ましい。
工程(乙)の重合割合およびプロピレン/エチレン混合
物の組成が上記範囲未満では#衝撃性、特に低温耐衝撃
性が低くなり、また、上記範囲を越すと、低結晶性重合
体の副生量が大巾に増加し、かつ1重合溶剤粘度の上昇
が著しくなるなどの運転上の問題が起こる。
工程(乙)では、少量の他のコモノマーを共存させても
よい、そのようなコモノマーとしては、例えば!−ブテ
ン、■−ペンテン、1−ヘキセン等のα−オレフィンが
挙げられる。
工程(乙)の重合温度は30〜90℃、好ましくは50
〜80℃程度である0重合圧力は1〜30kg/c11
2程度である。
工程(甲)から工程(乙)に移る際に、工程(甲)由来
のプロピレンガスまたはプロピレン/エチレン混合ガス
と水素ガスとをパージして工程(乙)に移ることが好ま
しい。
工程(乙)では分子量tA節剤は目的に応じて用いても
用いなくてもよい、即ち、最終重合体の耐衝撃性を上昇
させたいときには、分子量調節剤の実質的不存在下にこ
の工程を実施することが好ましい。
本発明による共重合体の製造法は、回分式、連続式、半
回分式のいずれの方法によっても実施可能である。この
際に、ヘプタン等の不活性炭化水素溶媒中で重合を行な
う方法、使用する単量体自身を媒質として利用する方法
、媒質を使用せずにガス状の単量体中で重合を行なう方
法、さらにこれらを組合せた方法を採用するこkができ
る。
こうして得られる本EPPはエチレン含量が20〜50
0〜50重量2くは25〜50重量駕の置型キシレン町
溶分を5〜15重量2、好ましくは5〜10重量を含み
、プロピレン単独重合部分の密度が0.9070以上で
重合体全体のエチレン含量は3〜7重量2、好ましくは
3〜6重・量2で、かつ、そのMFRが50〜120 
g/10分、好ましくは50〜100 g/10分のも
のである。これらの物性以外のEPPは本発明の効果を
奏さない。
ここでエチレン含量はNMR法の常法により測定される
値であり、また常温キシレン可溶分は2gの試料を沸騰
キシ−600g中に20分間浸漬して溶解させた後、室
温まで冷却し、G4型ガラスフィルターで濾過および乾
燥して求めた固相重量から逆算した値である。
この共重合体のエチレン含量、常温キシレン可溶分およ
びプロピレン単独重合部分の密度が上記範囲外のものは
1組成物における高温時における寸法安定性、塗装性、
外観、物性バランスが劣り本発明の組成物成分として不
適当である。
また、MFRはJIS−K 7210 (230℃、2
゜18kg荷重)によりall定した値で、 50g/
10分未満のものは成形加工性、外観が劣り、120 
g/10分超過のものは物性バランスが不良となる。
また、予め重合したものをジアシルペルオキシド・ ジ
アルキルペルオキシド等の有機過醜化物で処理してMF
Rを調整してもよい。ここでMFRの調整率(y!J整
後の肝R/重合14FR)は3.0未満が好ましく、と
りわけ2.5未満が好ましい、調整率が3.0を超える
と本発明組成物の成形体の外観(特にフローマーク)が
悪化し好ましくない。
本発明での (a)成分として用いられる共重合体は、
先の性状範囲内であれば2種以上の樹脂の併用混合物で
あっても一向に差支えなく、その際。
先の性状範囲外のプロピレン系樹脂を先のEPPの星(
重量)を超えない範囲で用いることもできる。
また、このEPPは、本発明の効果を著しく損なわない
範囲で他の不飽和単量体(例えばブテン−1,ヘキセン
−1、オクテン−1,4−メチルペンテン−1等のα−
オレフィン;酢酸ビニルの如きビニルエステル;(メタ
)アクリル酸(エステル)、無水マレイン酸等の不飽和
有機酸またはその誘導体等)をも含有する共重合体(グ
ラフト型、ランダム型、ブロック型いずれでも構わない
)や変性物であってもよい、更にはこれらの混合物であ
ってもよい。
次に本発明で用いる上記(b)成分であるEPRはエチ
レン・プロピレン二元共重合体ゴム(EPM)またはエ
チレン・プロピレン・非共役ジエン三元共重合体ゴム(
EPDM)であって、プロピレン含量(重量)が20〜
6oz、好ましくは25〜5oz、ムーニー粘度ML、
+4(1(10℃)が35〜70、とりわけ40〜80
のものが適当で、更にEPDMではヨウ素価が20以下
のものが好ましい。
ここでプロピレン含量が202未満のものやBoz超過
のものは組成物の耐衝撃性が不充分であり、ムーニー粘
度が35未満のものは塗装性が劣り、また成形デラミネ
ーションが発生し易く、一方、70超過のものは外18
1(フローマーク他)、塗装性、塗装光沢変化防止性が
劣るので不適当である。
ここで、ムーニー粘度範囲が35〜70(好ましくは4
0〜60)であれば、そのEPRは2成分以上の併用で
あってもよい。例えば、EPMとEPDMのブレンド、
高粘度品と低粘度品のブレンドの如くであリ、その際、
粘度範囲外のものを併用しても差し支えない。
本発明で用いる上記(C)成分であるタルクは、比表面
積が35000CII2/g以上で、平均粒径が0.2
〜2.5 p−mであり、粒度分布は、実質的に15μ
m以下であって、粒子寸法+07zm以下が95%以上
、5gm以下が80z以上、1ル履以下が5〜5ozで
あって、かつ、平均アスペクト比が5以上のもので、好
ましくは、比表面積が37000 cm2/g以上で、
平均粒径が0.3〜2.2 gra 、粒度分布は10
uLm以下が97%以上、5牌劇以下が82%以上、か
つ、 1gm以下が10〜45%であり、平均アスペク
ト比が6以上のものである。上記の範囲に入らないもの
を用いた場合は、組成物の高温時における寸法安定性が
劣る他、剛性と低温衝撃性とのバランス、塗装性、外観
が劣り好ましくない。
ここで、比表面積の測定は、常法の、いわゆる空気透過
法に基いて、恒圧通気式比表面a測定装置、例えば島原
製作所製粉体比表面積測定装MSS−100型等で行な
う。
また、粒度分布の測定は、液相沈降方式の光透過法によ
る積算分布値である。測定装置としては、例として島原
製作所製5A−CP型(例えば5A−CR2−20)が
ある。
一方、平均粒径は、粒度分布の測定装置と同じ装置でJ
lll定した粒度の累積分布曲線における50%の点で
の粒径値である。
ここで!+11定に用いる分散媒は、アルコール302
程度の水溶液を用いると、タルクの分散度を高め、測定
し易い。また、平均アスペクト比とはタルクの縦または
横のいずれかの長さと厚みの比の平均値であり、その測
定は顕微鏡にて観察測定する方法による。
また、樹脂中に分散しているフィラーの上記諸物性は、
この組成物を有機溶媒で廊点抽出する方法(例えばキシ
レン中130〜140℃でlθ時間程浸債溶解し、それ
を円筒濾紙を通してタルクと樹脂を分離する方法)また
はこの組成物を焼成する方法等で取り出したフィラーに
ついて上記の方法で求めることができる。
平均粒径1.5p−ts以下のタルクは湿式分級で得ら
れ易く、同0.7g、m以上のタルクは乾式分級で得ら
れ易い。
このようなタルクは、例えば次のような分級方法によっ
て製造される。即ち、タルク原石をチューブミル型粉砕
機、衝撃式粉砕機、ミクロンミル型粉砕機、遠心ローラ
ー型しイモンドミル等の装置で粉砕し、微粉砕を要する
場合には更に、ミクロンミル、ジェット型粉砕機、ジェ
ットΦ才・マイザー、ミクロナイザー、ジェットパルペ
ライザー、攪拌摩砕ミル(タワーミル)、振動ミル、コ
ロイドミル等で乾式または湿式微粉砕する。− 次に、これらの粉砕したタルクをサイクロン、マルチロ
ン、ミクロンセパレーター、ミクロプレックス、サイク
ロンエアセパレーター、ウルトラセパレーター、ジェッ
トクロン、タラシクロン、レーキ分級機、ハイドロサイ
クロン、水力分級機、遠心分級機等の装置で、−回又は
複数回繰り返して乾式または湿式分級し、その物性を調
整する。この際、その原石は中国産、豪州産、米国産等
が好ましいが、とりわけ中国産が好ましい。
また、これらのタルクは各種エステル類やグリコール類
、カップリング剤、脂肪酸やその金属塩類、界面活性剤
等で表面処理してもよく、その処理は性能向上に有効で
ある。
次に、本発明で必要に応じて有効に用いられる(d)成
分であるエチレン系重合体(PE)は、先の(a)成分
EPPとのMFR値比、即ち、(d)成分のMFR/(
a)成分のMFHの比が0.2〜0.5 、好ましくは
0.2〜0.4の範囲のものであって、かつ、密度が0
.920 g/cta2以上、好ましくは0.930 
g/c+++2以上のものであり、種類としてはエチレ
ンの単独重合体(ポリエチレン)、エチレンと他のα−
オレフィン(例えばプロピレン、ブテン、ペンテン。
ヘキセン、ヘプテン等)、不飽和有機酸やその無水物(
例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マ
レイン酸、イタコン酸等)、不飽和エステル(例えば酢
酸ビニル、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル等)
あるいはビニルシランまたは芳香族ビニル化合物等のい
わゆるビニルモノマーとの二元以上のブロック、ランダ
ムないしグラフト共重合体や変性物を挙げることができ
る。また、これらの重合体の混合物でもよい。
ここで前記MFR値比が0.2未満のものは組成物の外
観や寸法安定性が劣り、0.5を超えるものは塗装性が
劣り、各々不適当である。また、密度が0.920g/
ca+z未満のものは外観、塗装光沢変化防止の効果が
低く、また剛性の点で好ましくない。
本発明の組成物に配合されるPEとしては、上記の各種
のPEの中でも特に高密度ポリエチレンが好ましい。上
記のエチレンと他のビニルモノマーとの共重合体の場合
は、エチレンが重量で少なくとも過半数以上を占めてい
る必要がある。
このようなPEは、塗装光沢変化防止性を一段と向上せ
しめるが、耐爆性、耐衝撃性、外観の向上にも有効であ
る。
また、本発明で有効に用いることのできる上記(e)成
分のM&維状状充填剤、その[1径が0.1〜2.5 
grsで、かつ、その平均アスペクト比(その#a維長
と繊維径の比の平均値)が5以上のものである。そのよ
うな繊維としては、例えばチタン酸カリウム繊維、硫酸
カルシウム#a維、マグネシウムオキシサルフェート繊
維、ケイ酸カルシウム繊維、ガラス繊維、合成ミネラル
繊維、ロックウール、炭素m維、窒化ケイ素ウィスカー
、アラミド繊維等が挙げられる。中でもチタン酸カリウ
ム繊維、硫酸カルシウムla雄が好ましい。
ここで繊維直径が2.5 g tsを超えるものは高温
時の寸法安定性や物性、特に低温衝撃強度が劣るので不
適であり、 0.1g−未満のものは製造が困難で経済
的に不利である。また、平均アスペクト比が5未満のも
のは高温時の寸法安定性や剛性が劣り不適である。好ま
しくは繊維直径が1.QJLm以下、平均アスペクト比
が5以上のものであり、とりわけ好ましいのは繊維直径
が0.5ル層以下。
平均アスペクト比が7以上のものである。チタン酸カリ
ウムの性状は問わないが、どちらかといえば平均アスペ
クト比が10以上、かつpH7〜8のものが好ましい、
更に有機チタネートやシランカップリング剤で処理する
ことは性能向上に有効である。因みにこれらの数値は該
組成物中における分散後におけるものである。
以上のような(a)〜(e)成分の配合割合は(a)+
(b)÷(C)÷(d)+(e)合計量に対して、それ
ぞれ(a)20〜75重量2、好マシくは30〜70重
ffi$ 、 (b) 20〜40重量2、好* L 
< ハ25〜40itfa% 、 (c)  5〜30
重量%、好ましくは10〜30重量%、とりわけ好マシ
くハエ5〜25重量!、(d)o〜5重量2、好まL<
fit 〜4fi量!、(e)Q〜2″oiux、好ま
しくは 1〜15重量2、とりわけ好ましくは2〜10
重量s置型る。
(a)成分が2011未満のものは成形性や機械的強度
が不満足であり、一方、75重A%のものは寸法安定性
、剛性が劣り好ましくない、また。
(b)成分が20重量2未満のものは塗装性や低温衝撃
性が劣り、4oz超過のものは剛性や耐爆性が劣り、そ
れぞれ不適である。また。(C)成分が5重量%未満の
ものは高温時の寸法安定性が大幅に劣るほか剛性が不足
し、一方、301量z#fl過のものは外観、塗装性、
成形加工性、低温衝撃が劣り好ましくない、また、Cd
)成分が上記範囲を超えるものは高温時の寸法安定性、
塗装光沢変化防止効果や外観、耐衝撃性、耐爆性の更な
る向上が期待できず、耐熱゛剛性の点で好ましくない、
さらに(e)成分が20重量2を超えるものは外観、塗
装性、成形加工性、低温衝撃が劣るほか成形品の反り変
形が発生し易くなり、好ましくない。
ここで上記の (C)成分と (e)成分の配合割合(
重量)は10010〜50150が好ましく、とりわけ
10010〜80/40が好ましい。(e)成分が過半
を占めると得られる成形部材の高温時の寸法安定性が悪
くなり、成形反りが発生し易くなったり、成形異方性が
大きくなって物性バランスが劣り、好ましくない。
本発明組成物は、上記各成分の外に、本発明の効果を著
しく損なわない範囲で、他の付加的成分を添加すること
ができる。
それらの付加的成分としては、本発明で用いる(d)お
よび(e)各成分以外の処理または無処理の無機または
有機フィラー、本発明で用いるEPR以外のゴムまたは
ラテックス成分、本発明で用いるEPP 、PE以外の
熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂、その他、各種安定剤
、顔料1分散剤、架橋剤、発泡剤、難燃剤、核剤、帯電
防止剤、塗装性改良剤等があるが、付加的成分としての
上記フィラーの添加は、メッキ性、塗装性、接着性、光
沢、成形性、タッピング性、混練性、ウェルド強度、#
クリープ性、寸法安定性、耐熱性等の向上に有効である
。なお、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、
酸化亜鉛、微粒ガラス球の添加は、これらの効果の向上
が顕著である。
本発明に用いられる組成物は、−軸押出機、二軸押出機
、バンバリーミキサ−、ロール、ブラベンダーブラスト
グラフ、ニーダ−等の通常の混練機を用いて製造するこ
とができる。通常は押出機等で混練してペレット状のコ
ンパウンドにした後、成形加工に供するが、特殊な場合
は5成分を直接各種成形機に供給し、成形機で混練しな
がら成形することもできる。また、予めフィラーやEP
Rを(必要に応じて各種添加剤とともに)高濃度に混練
してマスターバッチとし、それを別途プロピレン重合体
等で希釈しながらブレンドコンパラブ・イングしたり、
成形したりすることもできる。
本発明組成物を自動車外装部材に加工する成形加工法は
特に限定されるものではなく、押出成形、中空成形、射
出成形、シート成形、熟成形、回転成形、積層成形等成
形法の違いを問わず、成形品において本発明効果は発揮
されるが、中でも射出成形が最も適する。
[作用および効果] このようにして得られた本発明の成形品は、従来のフィ
ラー補強樹脂組成物からの成形品には無い優れた高温時
における寸法安定性を有する外、高度な物性バランス(
剛性−低温衝撃強度)、良好な外観、成形加工性を有し
、また、ヒケ、反りも目立たず、印刷性や接着性、耐傷
性も良好であり、ウェルドラインも目立ち難く、ウェル
ド゛強度や引張伸び性も良好であり、自動車外装部品と
して高度な適性を有するものである。
本発明による自動車外装部品は、例えばフェンダ−、ド
アパネル、プロテクター、バンパースカート、フェーシ
ャ−、バンパー、エアースポイラ−等であり、高品質の
ものが得られる。
[実施例] 以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。ここ
で用いる各種測定法は次の通りである。
(1)寸法安定性: ASTM−0698に準じて線膨張係数を測定、但し、
温度範囲は23°C〜80℃で、その試片は100 X
100 X4 mmの射出成形シートからの切出片(8
0X IOX 4mm)を用いた。また、測定値は樹脂
の流れ方向(タテ)と同直角方向(ヨコ)の平均値とし
た。
(2) MFR: JIS−に?210に僧拠(230℃、2.tskg)
、但し。
(3)曲げ弾性率: JIS−に7203準拠(70℃)。
(4)アイゾツト衝撃強度: JIS−に7110準拠、試片は上記(1)項と同様の
シートより打抜きで作成(ノツチ付)した。
(5)表面光沢低下度測定: 射出成形品(100X 100 X 2 a+w)およ
びこれに1.1.14リクロルエタン蒸気洗浄を30秒
間行なったものの光沢度を測定し、各々Go及びGとし
、それを比較した。一般的にC8はGに比し低い値を示
し、その低下幅が大きいと溶剤処理部と未処理部に光沢
差が生じ商品価値を低下させる。なお、光沢度は、AS
TM−0523に準拠し、入射角6o0、受光角6o°
で測定した。
評価は次のとおり @:光沢低下が極めて少なく光沢良好 O:光沢低下が少なく実用上問題ない ×:光沢低下が大きく実用に向かない 312片ヲ1.1.1 トリクロルエタンの蒸気に30
秒曝した後、ポリプロピレン用プライマー(見本ビーケ
ミカル社製RB−291)を膜厚的10 g mになる
ように吹付は塗装し、90℃で約20分焼き付けて冷却
後、ざらに二液硬化型ウレタン塗料(日本ビーケミカル
社製R−283)を膜厚的30p、trrになるように
吹付は塗装し、90°Cで40分焼き付けたものを塗装
試験片とした。
(7)塗膜初期密着製: 上記(6)で作成した塗装試験片を2昼夜常温放置後、
カッターで塗膜に2II11角の升目を10個×10個
の計100個入れ、その上に24+sm幅のセロテープ
にチバン社製)を貼りつけ、これを塗装面に対して垂直
方向に急激に剥離し、剥離していない升目数を数えた。
(8)塗膜#湿性試験: 前記(6)で作成した塗装試験片を2昼夜常温放置後、
50℃、 95$ R)Iに保った恒湿槽内に240時
間吊した。取り出し2時間後に上記(7)と同様の基盤
目試験を行なった。
(9)塗膜耐温水性試験: 前記(8)で作成した塗装試験片を2昼夜常温放置後、
40 ’Cの恒温水槽内に240時間浸漬した。取り出
して 2時間後に前記(7)と同様の基盤目試験を行な
った。
また、以下の実施例および比較例で(a)成分として用
いた各種のEPPの製造は次のとおりである。
壮ヱヨJ二口 (1)触媒調製 窒素置換した500 ml、内容積のガラス製三ツロフ
ラスコ(温度計1滴下ロート、攪拌杯付き)に、 14
4 ml、の精製へブタンと581.の四塩化チタンを
加えた。また、滴下ロートには120 ml、のヘプタ
ンと661.のジエチルアルミニウムクロリドを仕込ん
だ、フラスコを一1O℃に冷却し、120rp+mの攪
拌のもとに 3時間かけてジエチルアルミニウムクロリ
ドを滴下する0滴下終了後さらに一10°Cで1詩間反
応させたのち、系の温度を 1時間かけてゆっくりと6
5℃に昇温させた。65℃で1時間反応させたのち、デ
カンテーションにより一ヒ澄液を分離し、新しい精製へ
ブタン200 ml、で5回洗浄した。つぎに250 
ml、のヘプタンと99if、のジイソアミルエーテル
を添加し、35℃で1時間反応させた0反応終了後、先
の四塩化チタンの還元時と同様に精製へブタン2001
.で5回洗浄した。つぎに150 if、のヘプタンと
lie all。
の四塩化チタンを加えて65℃で2時間反応させ。
反応終了後、精製へブタン2001.で5回洗浄した。
最後に150 ml、のヘプタンとn−ブタノール2.
3 ml、を加え、室温で1時間反応させ、精製へブタ
ン200 it、で3回洗浄して固体触媒成分とした。
(2)重合 内容積200 ml、の攪拌式オートクレーブ内をプロ
ピレンで充分置換した後、充分に脱水・脱1’ili素
したn−ヘプタン63(を導入し、ジエチルアルミニウ
ムクロライド40gおよび前記固体触媒10gを60°
Cでプロピレン雰囲気下で導入した。
第一段重合は、オートクレーブを65°Cに昇温した後
、水素濃度を15駕にコントロールしながらプロピレン
を9kg/時間のスピードで導入することによって開始
した。
220分後、プロピレンの導入をやめ、さらに重合を6
5℃で90分継続させた。気相部プロピレンをその圧力
が0.4kg/cm2Gとなるまでパージした。
第二段重合は、オートクレーブを60℃に降温した後、
プロピレンを2.03 kg/時間、エチレンヲ1.3
5 kg/lle間の速度で導入して、90分間実施し
た。
このようにして得られたスラリーを、濾過・乾燥して、
38.1kgのポリマーを得た。ポリマー嵩密度は0.
503g/c cであった。
旺辷工脣Uおよび顧ヒ(1)刀 に記EPP−(A−1)の製造において、第一段の水素
濃度により、MFRを変え、第一段と第二段の共重合;
l、l1合および第二段におけるプロピレンとエチレン
のフィード割合を変えることにより製造した。
但しEPP−(A−3)は、固体触媒成分の調製におい
て、ブタノール処理を実施しなかった。
得られた3種のEPPの性状を第1表に示す。
また、用いた(b)成分のEPRを第2表に、(C)成
分のタルクを第3表に、 (d)成分のPEを第4表に
、 (e)成分の繊維を第5表にそれぞれ示す。
第1表 (a)成分(EPP) 第2表 (b)成分(EPR) 第3表 (c)成分(タルク) 第4表 (d)成分(PE) 第5表 (e)成分(lafii) 農平均アスペクト比は混練後の測定値である。
実施例1〜4および比較例1〜5 第1〜5表に示す各成分を第6表に示すとおり配合し、
その配合物100重量部にざらにトリスC2,4−ジ−
t−ブチルフェニル)ホスファイト0.08重量部、テ
トラキス[メチレン−3−(3°、5°−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートコメタン
0.Ii1部およびカーボンブラック0.4重量部を配
合して、混合した後、 FCM二軸混練機にて230℃
で混練造粒して組成物を得た。
この後、スクリューインライン射出成形機にて230°
Cで試片を形成し、その寸法安定性、成形性、物性、塗
装性、外観を評価した。
その結果、実施例1〜4の組成物は良好な品質バランス
を示した。即ち、m膨張係数も小さく、溶剤処理に伴う
光沢変化も極めて少ない良好な塗装性を示すと共に、実
用充分な物性バランスと良好な成形性を示した。一方、
比較例1〜5は、品質バランスが不良であった。即ち、
寸法安定性が劣ったり、外観が不良であったり、物性バ
ランスが低水準であったり等の問題があり、塗装性も不
良であった・ 参考例 実施例2および3の組成物を用い、フ7ンダー、ドアパ
ネル、プロテクター、バンパー、バンパースカート等の
自動車外装部品を想定した、幅300 ra虐×長さ8
00 tsX厚さ31のモデル平板を射出成形した。こ
の際の成形流動性は極めて良好で、外観も美麗であり、
ヒケ、反りも目立たなかった。得られた成形品は、高温
(100℃)での寸法安定性と耐ヒートサグ性が良好の
ほか、実用充分な耐熱剛性、低温衝撃強度、塗装性を備
え、ウェルド強度および外観、耐傷性も満足し得るもの
であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記(a)〜(c)の各成分が配合されている樹
    脂組成物より成形されたことを特徴とする自動車外装部
    材。 (a)エチレン含量が20〜50重量%の常温キシレン
    可溶分を5〜15重量%含み、プロピレン単独重合部分
    の密度が0.9070以上であり、かつ、重合体全体の
    MFRが50〜120g/10分でエチレン含量が3〜
    7重量%のプロピレン・エチレンブロック共重合体20
    〜75重量%、 (b)プロピレン含量が20〜60重量%で、かつ、ム
    ムーニー粘度ML_1_+_4(100℃)が35〜7
    0のエチレン・プロピレン系共重合体ゴム20〜40重
    量%、(c)比表面積が35,000cm^2/g以上
    、平均粒径が0.2〜2.5μm、粒度分布は全体が実
    質的に15μm以下であって、10μm以下が95%以
    上、5μm以下が80%以上、1μm以下が5〜50%
    であり、かつ、平均アスペクト比が5以上のタルク5〜
    30重量%。
  2. (2)樹脂組成物に、配合された(a)成分のMFRに
    対する比が0.2〜0.5のMFRを有し、かつ、密度
    が0.920g/cm^3以上であるエチレン系重合体
    5重量%以下がさらに配合されている、特許請求の範囲
    第1項に記載の自動車外装部材。
  3. (3)樹脂組成物に、平均繊維径が0.1〜2.5μm
    で、かつ、平均アスペクト比が5以上の繊維状充填剤が
    さらに20重量%以下配合されている、特許請求の範囲
    第1項または第2項に記載の自動車外装部材。
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