JPS6314980A - 冷蔵庫ドアの開閉機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 意呈上包科里分互 本発明はマグネットドアたとえば冷蔵庫のドアなどの改
良に関する。

ｌ米■技± 冷蔵庫などの、内部の空気が外部に洩出することを抑制
する必要があるようなドアには、通常ドアとドア枠との
間にはゴムなどの軟質材料で形成されたガスケットを設
け、隙間を封止することが行われている。そして、この
ようなガスケットによる隙間の封止をより確実にするた
めに、たとえばドアに取付けた軟質ガスケットを磁石体
で形成するかまたはガスケットの内部に磁石体を封入し
、他方のドア枠をたとえば鉄板等の強磁性体で形成して
、これらを吸着させる機構が採用されている。

このような、磁石による吸着力を利用したいわゆるマグ
ネットドアにおいては、磁石と吸着体との距離が接近す
るほど吸引力が強くなるために、ドアをドア枠に接近さ
せただけで自動的に吸着閉鎖されるから、不完全閉鎖状
態が発生しないという利点がある。そしてまたゴム磁石
等の材料を利用した軟質ガスケットを用いると、ドアと
ドア枠との隙間が一様でない場合にも、それぞれの部分
が密着して自動的に完全閉鎖状態となるという利点があ
る。

ところが、一旦完全に閉鎖されたマグネットドアは、こ
れを開くためにはたとえば３〜４　ｋｆ　ｆという大き
な力を要する不便があり、開き始めた後はあまり力を入
れなくとも開放されるので、ドア開は時に内部に収容さ
れた物品等にショックを与えるという欠点もあった。

解決しようとする問題点 前述のように、従来の冷蔵庫ドアは、閉鎖状態を維持す
るという点からは優れた機能を有するものの、老人や病
人などにとっては開けにくく不便であるという問題があ
る。

そこで本発明は、冷蔵庫ドアを、その利点を損うことな
く開は易（改良することを目的としたものであり、冷蔵
庫のドアを簡単に開閉する機構を提供しようとするもの
である。

〔発明の構成〕 皿塁点至五人工ゑ太汝皇王役 かかる目的を達成することができる本発明の冷蔵庫ドア
の開閉機構は、ハンドルを有するドアとドア枠とのいづ
れか一方に帯６ｆｆした軟質ガスケットをそして他方に
吸着体を設けて、該ドアと該ドア枠との間隙を閉鎖する
ようにしたマグネットドアにおいて、該ガスケットと該
吸着体との吸着面の少くとも一部を離間させることがで
きる封止解除手段と、該封止解除手段を作動させるアク
チュエータと、該アクチュエータを操作するためのスイ
ッチとを設けてなるものであり、更に該スイッチをドア
のハンドルの付近に設けることにより一層容易にドアを
開くことができるようになる。

本発明の冷蔵庫ドアの開閉機構において設けられる封止
解除手段は、ドアとドア枠との間を押し拡げる機能を有
するものであり、直接にドアとドア枠とに作用してもよ
くまたはガスケットと吸着体の間で作用することによっ
て間接的にドアとドア枠との間を拡開するように機能す
るものであってもよい。

このような封止解除手段としては、頭部にゴムキャップ
などを被せた棒状体などのほか、板状やコイル状などの
ばね体であってもよく、あるいは内部に流体を導入して
膨張変形が可能なベローズ体や柔軟な袋状体などであっ
ても差支えない。またかかる封止解除手段によるドアを
開く力が作用する位置は、前述の如くにドア枠とガスケ
ットとの間であっても、ドアとドア枠との間に直接作用
するようにしてもいづれでもよい。そして、たとえばド
アとドア枠との間に、ガスケットの内側に添ってたとえ
ばゴムホース状の中空体からなり、これに圧力流体を導
入して膨張させる方式の封止解除手段などを設けるとき
は、速度は遅くても静かで確実な作動が期待できる。

このような封止解除手段は、１個のみに限らず複数個を
設けることができ、その場合はドア枠の縁に沿って配置
するのがよい。設置数が１個のみであるときには、ドア
のヒンジ取付部の反対側に設けると、アクチュエータの
出力が小さくてすむから、経済的である。

本発明の機構において用いられるアクチュエータは、前
述の封止解除手段を作動させることができるものであっ
て、ドア側に設けられていてもよく、またドア枠側に設
けられていてもよい。封止解除手段が棒状体やばね体な
どの場合には電磁石を利用するものや小型モータなどを
利用するものが好ましく、またベローズ体などのように
封止解除手段とアクチュエータとが一体に構成されてい
ても構わない。

このようなアクチュエータによる作動力は、たとえばて
こなどを利用して封止解除手段に伝達することができ、
更にはトグル機構やカム機構、あるいはギヤ機構などを
利用し、これらを介して封止解除手段を作動させること
ができる。この際、中間にばね体などを利用する蓄勢手
段を設けて、アクチュエータの出力を有効に利用する方
法を採用してもよい。

また、かかるアクチュエータは電磁式や電動式に限らず
、前述のように流体圧作動方式であって差支えない。

本発明において、アクチュエータを操作するためのスイ
ッチは、アクチュエータの作動方式に従って選択される
。すなわち、電気用のスイッチの場合、通常の押ボタン
スイッチなどのほか接触作動方式や近接作動方式など適
宜のものが利用できるが、アクチュエータが流体圧作動
方式であるような場合は、スイッチとして流体切換スイ
ッチ、換言すれば流体圧切換用の電磁弁などを用いても
よい。かかる操作用のスイッチは、ドアのハンドルの付
近に設けられることが望ましく、特にハンドルの内側に
設けられることが一層望ましい。こうすることによりド
ア開けを片手で行なうことができ、特にハンドルを引く
操作とスイッチを押す操作とが単一の動作により実現で
きるので好都合である。

本発明の機構においては、帯磁軟質ガスケットがドアに
固定されていてもまたドア枠に固定されていてもいづれ
でもよく、必要ならば封止解除手段およびアクチュエー
タの取付位置を適宜変更することで同様に機能させるこ
とができる。

作用 このような本発明の冷蔵庫ドアの開閉機構は、スイッチ
を操作することにより、瞬時に閉鎖が解除され、簡単に
ドアを開けることができる状態となる。

そして更に、ガスケットと吸着体の間を押し開くように
封止解除手段を設けたときは、ガスケットが部分的に拡
開するにつれて吸着面積が徐々に減少するから、比較的
に弱い力で静かに閉鎖が解かれる。

スＪ１舛 本発明の冷蔵庫ドアの開閉機構の例を第１〜２図によっ
て説明する。

内容積約２００１の家庭用冷蔵庫の内部に第１図のよう
に開閉機構を取付けた。図において、１はドア枠であっ
て塗装鋼板で形成されたものであり、２はゴム状磁石で
形成された軟質のガスケット、３はドアであってその裏
面側の周辺部に軟質ガスケット２が固着しである。３ａ
はハンドルである。

ドア枠１の側面には、電磁式アクチュエータ４が取付け
られ、その出力腕４ａに結合された板状ばね体からなる
作動腕５が、ドア３の裏面に向うように突設されている
。また、作動腕５の先端部５ａに対応するドア３の裏面
には当り板６が設けである。

電磁式アクチュエータ４は、第２図に示すように構成さ
れたもので、４ａは可動鉄片からなる出力腕、４ｂはコ
ア、４Ｃはソレノイドコイル、４ｄはスプリング、４ｅ
はアクチュエータ枠体で、ケースの一部を兼ねている。

また、ハンドル３ａの内側面にはスイッチ７が設けられ
ており、配線８を通じてアクチュエータ４に接続され、
また配線８′を通じて電源（図示せず）に接続されてい
る。

このように構成された機構を備えた冷蔵庫のハンドル３
ａを握ると同時にスイッチ７を抑えると、配線８を通じ
てアクチュエータ４に電流が流れ、アクチュエータ４が
働いて作動腕５が当り板６を押す。このとき、はじめは
ガスケット２はドア枠１に吸着したままであるので、ア
クチュエータの出力腕４ａがコア４ｂに吸着されるとき
に一旦作動腕５が撓み、次いで作動腕５の弾性による反
発力がガスケット２とドア枠１との吸着力を越えるに至
り、その瞬間にドア３は封止を解除されて作動腕５の弾
性によって押し開かれ、その状態で停止する。その後は
、自由にドア３を開けることができた。

〔発明の効果〕

本発明は、冷蔵庫ドアに対してハンドル付近に設けたス
イッチを操作するのみでドアを少しだけ開けることがで
きる開閉機構を設けたものであり、老人や病人等にとっ
ても簡単な操作によって力を入れることなく閉鎖が解除
でき、一旦閉鎖を解除したのちは自由にドアを開閉する
ことができる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の冷蔵庫ドアの開閉機構を備えた冷蔵庫
の例のドア部分を示す説明図、第２図は同じくそのアク
チュエータおよびその作動腕部分の断面図である。 ｌ・・・ドア枠、２・・・ガスケット、３・・・ドア、
４・・・アクチュエータ、５・・・作動腕、６・・・受
は仮、７・・・スイッチ、８，８′・・・配線。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ハンドルを有するドアとドア枠とのいづれか一方
   に帯磁した軟質ガスケットをそして他方に吸着体を設け
   て、該ドアと該ドア枠との間隙を閉鎖するようにしたマ
   グネットドアにおいて、該ガスケットと該吸着体との吸
   着面の少くとも一部を離間させることのできる封止解除
   手段と、該封止解除手段を作動させるアクチュエータと
   、該アクチュエータを操作するためのスイッチとを設け
   てなる冷蔵庫ドアの開閉機構。
2. （２）スイッチがドアのハンドルの付近に設けられてい
   る特許請求の範囲第１項記載の冷蔵庫ドアの開閉機構。