JPS6314966Y2 - - Google Patents

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JPS6314966Y2
JPS6314966Y2 JP5552580U JP5552580U JPS6314966Y2 JP S6314966 Y2 JPS6314966 Y2 JP S6314966Y2 JP 5552580 U JP5552580 U JP 5552580U JP 5552580 U JP5552580 U JP 5552580U JP S6314966 Y2 JPS6314966 Y2 JP S6314966Y2
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JP
Japan
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cutting
tool
swc
angle
cutting edge
Prior art date
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Expired
Application number
JP5552580U
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English (en)
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JPS56156526U (ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、平削盤などの工作機械において、長
尺もので、かつ、薄肉の鋼材を高速重切削するバ
イトに関し、特に、エレベータのレール加工に最
適なバイトの保持装置に関するものである。 〔従来の技術とその問題点〕 一般に、エレベータのレールのような長尺で薄
肉の断面をもつ加工剛性の小さい被削材の切削加
工の場合には、被削材の真直度、直角度、表面粗
度などの加工精度を維持するため、従来は荒削り
用先行バイトと仕上用の追随バイトとを併用し、
各バイトの切込みと送りを少なくし、かつ、切削
速度を遅くして被削材を切削する方法が行われて
いた。このため切削加工に多大な時間を要すると
いう欠点をもつていた。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案はかかる欠点に鑑みなされたもので、高
速重切削のできるSWCバイトに着目し、これを
長尺薄肉鋼材の切削加工に適用できるように改良
した非常に能率の良い切削加工用バイトを提供す
る。 周知のように、SWCバイトは第1スクイ角が
−30゜、第2スクイ角が20゜〜40゜であり、かつスク
イ面の巾が切込み厚さより小さい形状をしている
ため、切削時には構成刃先が連続的、かつ、安定
に排出されることにより、高速重切削が可能であ
る。 本考案はこれらの利点を有するSWCバイトを
長尺薄肉鋼材の切削加工に適用し、高速高送りの
できるバイトを得るため、SWCバイトのバツク
レーキを負にし、かつ前切刃角を10′〜1゜の間の
角度にしたものであり、かかるバイトを一対保持
したものである。 〔実施例〕 以下、本考案の構成をその一実施例のエレベー
タ用レールの切削加工に使用するバイトを例に挙
げて詳細に説明する。 第1図はエレベータ用レールの切削加工に使用
するためのツールブロツク6、およびこれにバイ
トを装着した全体の正面図であり、第2図は第1
図の側面図、第3図イは素材レール4の上面加工
断面図、第3図ロは素材レール4の側面加工断面
図を示す。第1図、第2図および第3図中、1は
素材レール4の上面加工用バイト、2a,2bは
素材レール4の側面加工用バイトで、素材レール
4を中心に左右対称の形状をしている。5a,5
bは素材レール4の上面の面取り用バイトであ
る。ツールブロツク6にはこれらのバイト1,2
a,2b,5a,5bを装着できるよう溝7,
8,9,10がそれぞれ設けられ、バイト1,2
a,2b,5a,5bは押え金11を介して六角
穴付止めねじ12群によりツールブロツク6に押
圧固着されている。押え金11はツールブロツク
6に六角穴付ボルト13群によつて押圧固着さ
れ、ツールブロツク6は工作機械に六角穴付ボル
ト13′群によつて固着される。 第4図はチツプブレーカ15を取外した状態の
側面加工用バイト2aまたは2bの詳細図、第5
図はチツプブレーカ15を装着した状態の側面加
工用バイト2aまたは2bの詳細図である。第4
図および第5図中、14はチツプ、16はシヤン
ク、17はチツプブレーカ取付ボルト穴、18は
チツプブレーカ取付ボルト、α1は第1スクイ
角、α2は第2スクイ角、βは前切刃角、γはバ
ツクレーキを示す。 ここにおいて、このうち前切刃角βは一般に仕
上用バイトが0゜、荒削用バイトが2゜であるが、本
考案によるバイトの前切刃角は30′が最適で、
10′〜1゜の範囲が適当である。これは次の理由に
よる。すなわち、前切刃角が10′よりも小さい場
合、素材レール4が長尺かつ薄肉断面の鋼材であ
るため長尺方向に曲がつていることから、切削時
左右のバイトの切削力の相違を招き、それにより
素材レール4が振動してしまい精度のよい加工が
できない。また、逆に前切刃角が1゜より大きい場
合には、作業能率を上げるためバイトを高送りす
ると素材レール4の表面が階段状になつてしまい
同じく精度のよい加工ができない。 次に、バツクレーキγは一般に正であるが、本
実施例によるバイトのバツクレーキは負である。
すなわち、第4図イで示すd面が紙面に対し刃先
Oを中心として前方に傾くようになつているた
め、本実施例によるバイトはチツプ14のC部分
から素材レール4を削り始め、刃先Oの損傷を防
止すると同時に、カール状の切屑を下後方に落下
させて切屑のまき込みを防止することができる。 次に、ノーズ角εは120゜の鈍角を採用して、刃
先強度を大きくして、長尺ものの重切削に耐える
ようにしている。 次にチツプブレーカ15は、チツプ14で切削
された切屑をカール成形面19によつて小さなカ
ールに成形し、切屑が連続しないように切断し
て、バイト刃先への巻込みを防止している。 なお、側面加工用バイト2aおよび2bは素材
レール4に対し、第3図および第5図イに示すよ
うに、30゜の傾きでツールブロツク6に取付けら
れており、バイトチツプの材質はJISのM40(W65
〜85,Co8〜20,Ti1〜7,Ta0〜7,C5〜7)
の超硬合金を使用している。 ところで、上記のように構成された本実施例に
よるバイトおよびツールブロツク6を使用して素
材レールを切削加工する場合は、まず素材レール
4の上面を上面加工用バイトにより所定値まで高
速重切削を行い、次に第3図ロのように側面加工
用バイトの一対2a,2bが素材レール4を挟む
位置までツールブロツク6を移動して、矢印の方
向に高送りをかけて素材レール4の側面を高速切
削すると同時に面取り用バイト5a,5bにより
素材レール4の上面を面取りする。 その結果、第1表に示すように従来の切削加工
と比べ本実施例による切削加工は仕上面も良好で
大幅に能率改善がなされた。
〔考案の効果〕
以上要するに本考案は、実用新案登録請求の範
囲に記載された構成を採択したので、次の効果を
奏する。 (1) 長尺かつ薄肉断面の鋼材であつても、高速高
送りの重切削ができ、切削加工の作業能率が前
表のように大幅に向上できる。さらに、1種類
のバイトにより仕上加工ができるため経済的で
ある。 (2) 被削材が長尺薄肉鋼材であるため、長尺方向
に曲つていることから、切削時左右のバイトの
切削力の相違を招き、それにより被削材が振動
して精度が出ないが、前切削刃角が10′以上と
しているので、かかる不都合を回避できる。更
に、1゜以下にしているので、この点でも表面精
度が向上する。 (3) バツクレーキを負にしたので、切削時に被削
材から出る切屑のバイト刃先への干渉を防止で
きる。 なお、以上の説明ではエレベータ用レールの切
削バイトについて述べたが、被削材が別の長尺物
で薄肉の鋼材であつても本考案によるバイトを使
用することにより同様の効果を発揮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は正面図、第2図は側面図、第3図は加
工断面図、第4図は要部詳細図、第5図は要部詳
細図、第6図は要部斜視図を示す。 2……SWCバイト、β……前切刃角、γ……
バツクレーキ、O……刃先。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. SWCバイトの前切刃角を10′〜1゜の間にし、バ
    ツクレーキを負にしたSWCバイトであつて、該
    SWCバイトを、被削材用長尺薄肉鋼材を挟んで
    一対保持したことを特徴とする長尺薄肉鋼材切削
    用SWCバイトの保持装置。
JP5552580U 1980-04-22 1980-04-22 Expired JPS6314966Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5552580U JPS6314966Y2 (ja) 1980-04-22 1980-04-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5552580U JPS6314966Y2 (ja) 1980-04-22 1980-04-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56156526U JPS56156526U (ja) 1981-11-21
JPS6314966Y2 true JPS6314966Y2 (ja) 1988-04-26

Family

ID=29650177

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JP5552580U Expired JPS6314966Y2 (ja) 1980-04-22 1980-04-22

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JPS56156526U (ja) 1981-11-21

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