JPS63149315A - 鋼板の冷却方法 - Google Patents
鋼板の冷却方法Info
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- JPS63149315A JPS63149315A JP29501486A JP29501486A JPS63149315A JP S63149315 A JPS63149315 A JP S63149315A JP 29501486 A JP29501486 A JP 29501486A JP 29501486 A JP29501486 A JP 29501486A JP S63149315 A JPS63149315 A JP S63149315A
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- cooling
- rolling
- surface roughness
- roughness
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- Pending
Links
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 43
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、高張力高靭性厚鋼板等の製造に用いて好適な
鋼板の冷却方法に関する。
鋼板の冷却方法に関する。
[従来の技術]
一般に、鋼板を加熱して熱間圧延した後1強制冷却する
工程(加速冷却)においては、冷却速度および強制冷却
を停止する温度(冷却停止温度)が重要である。所定の
冷却速度および冷却停止ヒ温度を得るための制御すべき
要因は、冷却時に単位時間に単位面積当りに流す水量(
水量密度)、および冷却時間にあることは公知のとおり
である。
工程(加速冷却)においては、冷却速度および強制冷却
を停止する温度(冷却停止温度)が重要である。所定の
冷却速度および冷却停止ヒ温度を得るための制御すべき
要因は、冷却時に単位時間に単位面積当りに流す水量(
水量密度)、および冷却時間にあることは公知のとおり
である。
さらに、特開昭55−153813号公報に記載される
ように、圧延直角方向の水量密度を調整し制御すること
により、板幅方向に均一な冷却が得られるとの提案もな
されている。
ように、圧延直角方向の水量密度を調整し制御すること
により、板幅方向に均一な冷却が得られるとの提案もな
されている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、上記のような従来公知の方法により鋼板
を冷却した場合、同一冷却条件を与えたにもかかわらず
、冷却速度と冷却停止温度が大きく異なることがしばし
ば生ずる。また、均一冷却条件を満足する圧延直角方向
の水量密度分布を与えたにもかかわらず、板内での温度
ばらつきを生じ、結果として板形状が悪くなり、機械的
性質も板肉で大きく変動することがある。
を冷却した場合、同一冷却条件を与えたにもかかわらず
、冷却速度と冷却停止温度が大きく異なることがしばし
ば生ずる。また、均一冷却条件を満足する圧延直角方向
の水量密度分布を与えたにもかかわらず、板内での温度
ばらつきを生じ、結果として板形状が悪くなり、機械的
性質も板肉で大きく変動することがある。
本発明は、上記従来技術の問題点、すなわち冷却速度と
冷却停止温度の再現性が得られないこと、また均一冷却
条件を満足する水量密度分布に古現性がないという2つ
の問題点を解決するためになされたものであり、水rI
L密度、冷却時間のみならず、冷却にi!する別の要因
を見い出し、その要因を制御することにより鋼板の均一
冷却を実現することを目的とする。
冷却停止温度の再現性が得られないこと、また均一冷却
条件を満足する水量密度分布に古現性がないという2つ
の問題点を解決するためになされたものであり、水rI
L密度、冷却時間のみならず、冷却にi!する別の要因
を見い出し、その要因を制御することにより鋼板の均一
冷却を実現することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、熱間圧延後の鋼板を強制冷却する鋼板の冷却
方法において、圧延終了後の鋼板の表面粗度Raを8ル
欝以上15g謬以下に調整するようにしたものである。
方法において、圧延終了後の鋼板の表面粗度Raを8ル
欝以上15g謬以下に調整するようにしたものである。
[作用]
本発明者らは加速冷却後の鋼板の品質、機械的性質、形
状を詳細に調査した結果、鋼板圧延終了時の表面粗度が
冷却に以下のように影響することを見い出した。
状を詳細に調査した結果、鋼板圧延終了時の表面粗度が
冷却に以下のように影響することを見い出した。
■鋼板の圧延終了時の表面が粗くなるとスケールが厚く
付着し、冷却速度が低下する。粗度が小さい滑らかな面
ではスケールの厚さが薄くなり冷却速度が速くなる。
付着し、冷却速度が低下する。粗度が小さい滑らかな面
ではスケールの厚さが薄くなり冷却速度が速くなる。
■鋼板の圧延終了時の表面粗度Raが8p、m以上15
gm以下に設定される時、安定かつ均一な冷却が得られ
る。
gm以下に設定される時、安定かつ均一な冷却が得られ
る。
すなわち、本発明にあっては、水量密度と冷却時間だけ
ではなく、鋼板の表面粗度を制御することにより、所定
の冷却速度および冷却停止温度を高精度に実現し、鋼板
の精密かつ均一な冷却状態を得ることを可能とする。
ではなく、鋼板の表面粗度を制御することにより、所定
の冷却速度および冷却停止温度を高精度に実現し、鋼板
の精密かつ均一な冷却状態を得ることを可能とする。
なお、本発明における鋼板の上記表面粗度の限定理由は
以下のとおりである。
以下のとおりである。
表面粗度Raが15ト厘を越えると、所定の水量密度に
対する冷却速度の値が低下し、十分な加速冷却の効果が
得られない、したがって、鋼板の表面粗度Raの上限は
15JL■とする。
対する冷却速度の値が低下し、十分な加速冷却の効果が
得られない、したがって、鋼板の表面粗度Raの上限は
15JL■とする。
また、鋼板の表面粗度は圧延機のロールの粗度を反映し
ており、ロールの粗度と鋼板表面粗度はほとんど同じ値
を示す、ここで、鋼板表面粗度RaがSpL■以下とな
るようにロール表面粗度Raを8ル欝未満とする場合に
は、ロールの粗度が圧延の進行にしたがって変化しやす
いことから、この影響を受ける鋼板表面の粗度も変化し
やすくなる。したがって、#il板の表面粗度Raの下
限は8ル欝とする。
ており、ロールの粗度と鋼板表面粗度はほとんど同じ値
を示す、ここで、鋼板表面粗度RaがSpL■以下とな
るようにロール表面粗度Raを8ル欝未満とする場合に
は、ロールの粗度が圧延の進行にしたがって変化しやす
いことから、この影響を受ける鋼板表面の粗度も変化し
やすくなる。したがって、#il板の表面粗度Raの下
限は8ル欝とする。
ところで、本発明の実施において、鋼板の表面粗度Ra
を81L11以上15井層以下に制御するためには、圧
延ロールの粗度Raを8ル層以上15終■以下の任意の
値に設定すればよく、広い範囲で冷却の精密制御、均一
冷却制御を達成することが可能である。なお、圧延中の
鋼板の表面粗度は、超音波等により測定し、その測定結
果に基づいて前述の適正粗度範囲に入るように管理され
る。
を81L11以上15井層以下に制御するためには、圧
延ロールの粗度Raを8ル層以上15終■以下の任意の
値に設定すればよく、広い範囲で冷却の精密制御、均一
冷却制御を達成することが可能である。なお、圧延中の
鋼板の表面粗度は、超音波等により測定し、その測定結
果に基づいて前述の適正粗度範囲に入るように管理され
る。
[実施例]
以下、本発明の効果を具体的実施例に基づいて説明する
。
。
表1は、本発明法によって鋼板の表面粗度Raを10〜
12ル1に制御し、加速冷却を行なった場合の冷却停止
温度予測精度および冷間矯正率を、鋼板の粗度を考慮せ
ずに冷却した従来法における結果と比較したものである
。
12ル1に制御し、加速冷却を行なった場合の冷却停止
温度予測精度および冷間矯正率を、鋼板の粗度を考慮せ
ずに冷却した従来法における結果と比較したものである
。
表1によれば、本発明法における鋼板の表面粗度Raが
lθ〜12p層に設定されているのに対し、従来法にお
ける鋼板の表面粗度Raは 1〜8色−に設定されてお
り1両方法の粗度の差がそれらの冷却能に大きな影響を
及ぼしていることが認められ表 1 る、すなわち、本発明により、冷却停止温度予測精度を
向上するとともに、冷間矯正率を減少することが可能と
なり、冷却の精密制御、均一冷却を達成できることが認
められる。
lθ〜12p層に設定されているのに対し、従来法にお
ける鋼板の表面粗度Raは 1〜8色−に設定されてお
り1両方法の粗度の差がそれらの冷却能に大きな影響を
及ぼしていることが認められ表 1 る、すなわち、本発明により、冷却停止温度予測精度を
向上するとともに、冷間矯正率を減少することが可能と
なり、冷却の精密制御、均一冷却を達成できることが認
められる。
したがって、本発明は、高張力高靭性鋼板等の開発に不
可欠である加速冷却において、冷却を精密かつ均一に制
御し、高品質かつ均一な機械的特性を有し、形状の優れ
た鋼板の開発に極めて有用である。
可欠である加速冷却において、冷却を精密かつ均一に制
御し、高品質かつ均一な機械的特性を有し、形状の優れ
た鋼板の開発に極めて有用である。
[発明の効果]
以上のように、本発明によれば、鋼板の表面粗度を調整
して矯正冷却することにより、鋼板を精密かつ均一に冷
却し、高品質かつ均一な機械的性質を有し、形状の優れ
た鋼板を得ることができる。
して矯正冷却することにより、鋼板を精密かつ均一に冷
却し、高品質かつ均一な機械的性質を有し、形状の優れ
た鋼板を得ることができる。
Claims (1)
- (1)熱間圧延後の鋼板を強制冷却する鋼板の冷却方法
において、圧延終了後の鋼板の表面粗度Raを8μm以
上15μm以下に調整することを特徴とする鋼板の冷却
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29501486A JPS63149315A (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 鋼板の冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29501486A JPS63149315A (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 鋼板の冷却方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63149315A true JPS63149315A (ja) | 1988-06-22 |
Family
ID=17815218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29501486A Pending JPS63149315A (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 鋼板の冷却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63149315A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01242717A (ja) * | 1988-03-25 | 1989-09-27 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱処理時の平面歪みの少ない鋼帯とその製法 |
JPH01242716A (ja) * | 1988-03-25 | 1989-09-27 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱処理時の平面歪みの少ない鋼帯とその製法 |
JPH0270017A (ja) * | 1988-09-02 | 1990-03-08 | Nippon Steel Corp | 金属材料の均一冷却並びに冷却能力向上方法およびオンライン熱処理方法 |
WO2014115296A1 (ja) * | 2013-01-25 | 2014-07-31 | トヨタ自動車株式会社 | 金属製部材の熱処理方法および熱処理された金属製部材 |
-
1986
- 1986-12-12 JP JP29501486A patent/JPS63149315A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01242717A (ja) * | 1988-03-25 | 1989-09-27 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱処理時の平面歪みの少ない鋼帯とその製法 |
JPH01242716A (ja) * | 1988-03-25 | 1989-09-27 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱処理時の平面歪みの少ない鋼帯とその製法 |
JPH0270017A (ja) * | 1988-09-02 | 1990-03-08 | Nippon Steel Corp | 金属材料の均一冷却並びに冷却能力向上方法およびオンライン熱処理方法 |
WO2014115296A1 (ja) * | 2013-01-25 | 2014-07-31 | トヨタ自動車株式会社 | 金属製部材の熱処理方法および熱処理された金属製部材 |
CN104937117A (zh) * | 2013-01-25 | 2015-09-23 | 丰田自动车株式会社 | 金属制部件的热处理方法及进行了热处理的金属制部件 |
JPWO2014115296A1 (ja) * | 2013-01-25 | 2017-01-26 | トヨタ自動車株式会社 | 金属製部材の熱処理方法および金属製部材 |
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