JPS6314837A - 切削性の優れる耐摩耗性アルミニウム合金 - Google Patents

切削性の優れる耐摩耗性アルミニウム合金

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JPS6314837A
JPS6314837A JP15918386A JP15918386A JPS6314837A JP S6314837 A JPS6314837 A JP S6314837A JP 15918386 A JP15918386 A JP 15918386A JP 15918386 A JP15918386 A JP 15918386A JP S6314837 A JPS6314837 A JP S6314837A
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JP
Japan
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weight
machinability
wear
alloy
corrosion resistance
Prior art date
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Pending
Application number
JP15918386A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Kishino
邦彦 岸野
Yasuto Nakai
康人 中井
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Furukawa Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は切削性並びに耐食性に優れた耐摩耗性アルミニ
ウム合金に関するものである。
〔従来の技術〕
電器製品における摺動部品、輸送機械部品等耐摩耗性、
切削性並びに耐食性が要求される部品例えばVTRのシ
リンダー、ドラム等の摺動部品或いはオートバイ用スプ
ロケット、自転車のギヤ材等の機械部品には、従来22
18合金等のAI! −Cu−Mg系合金が使用されて
いた。又最近該AJ! −Cu −題系合金よりも耐摩
耗性が優れているA1〜6〜8重量%$1合金が開発さ
れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
耐摩耗性材料として従来使用されてきた/J −Cu−
Mg系合金は、切削性、耐食性は比較的良好であるが、
摺動速度の高速化等最近の厳しい使用条件下においては
耐摩耗性の点で必ずしも充分でなかった。
又最近開発されたM −3i系合金は耐摩耗性は優れて
いるが、その組織中に粗大な分散相が存在するだめに切
削後の表面粗度が粗く、著しい場合には分散相が切削中
に脱落して表面に細かい穴ができることすらある。それ
故、これらの合金には、切削性全改善する目的で、Sn
 、 Pb等の低融点金属が添加される場合もあるが、
これらの低融点金属は材料の耐食性を著しく低下させる
欠点がある。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明はこの様な問題点全解決し、切削性並びに耐食性
に優れた耐摩耗性アルミニウム合金を開発するだめ鋭意
研究の結果得られたものである。
即ち本発明による切削性の優れた耐摩耗性アルミニウム
合金の第1の発明はCu 3.0〜65重量%、Mg0
.1− L 5重量%、Si L 25〜3.0重量%
、Zr001〜0.2重量%を含有し、残部がAlと不
可避的不純物とからなることを特徴とするもので、又第
2の発明は、Gu 5.0−6.5重量%、Mg 0.
1〜1.5重量%、Si1.25−io0重量%Zr 
0.01−0.2重量%全含有し、更にCr 0.02
−0. ′5重量%、Mn01〜?−0重量%のうち少
なくとも1種を含有し、残部がAlと不可避的不純物と
からなることを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明者等は、従来より用いられている2218の如き
A2− Cu −Mg系合金及びAP −8i系合金を
更に改良すべく鋭意研究した結果、AX−Cu−IJg
系に対しては強度及び耐食性を劣化させると従来いわれ
ていたSlを、所定の範囲でCuXMgと共に添加する
ことによって、耐食性を低下させるようなことがなく、
強度及び耐摩耗性もIV −Si系合金と同等以上に優
れる合金が得られること全見出した。
しかも、最近開発されているM −Si系合金において
は、その組織中に切削性の劣るIJ −Si系の比較的
粗大で硬い晶出物、析出物を分散させることにより、耐
摩耗性能を得ているのに対し、本発明によるアルミニウ
ム合金においては、微細な析出相によるマトリックスの
強度、硬度の増大と、微細かつ少量の晶出物を分散させ
ることにより耐摩耗特性を向上させたことを特徴として
いる。
即ち本発明合金は、従来性なわれていたように耐食性が
低下する低融点金属全添加することなく、充分な切削性
が得られるものである。
次に本発明合金における各元素添加量の範囲の限定理由
を述べる。
Cuは、Mgと共にfiJl −Cu−Mg系の析出物
を生成し、本発明合金の強度と耐摩耗性に寄与する。而
して、Cuが50重量%未満では強度及び耐摩耗性が共
に充分ではなく、逆に65重量%を超えて添加すると耐
食性が低下すると共に、その組織中に7J −Cu系の
粗大な不溶性金属間化合物が増大して切削性の低下を招
き、更には、本発明合金材を鍛造等或いは成形加工によ
って製品の形状に仕上げる場合は、これらの金属間化合
物を起点として割れを生ずる可能性が生じ加工性の低下
をもたらす。
Mgは、Cuと共にIJ、 −Cu −Mg系の析出物
を、Slと共にAI! −IJg−3i系の析出物を夫
々生成すると共に、マ) IJノクス中に固溶して本発
明合金材料の強度と耐摩耗性とに寄与する。而して、M
gが01重量%未満ではその効果は充分ではなく、L5
5重量%超えて添加すると耐食性が低下する。
Slは、Mgと共にAl −Mg −Si系の析出物を
生成すると共に、+V−3l系の微細な晶出物全生成し
て強度に寄与する。更に、特に耐摩耗性を向上させる。
而して、Slが125重量%未満では強度及び耐摩耗性
が共に充分ではなく、又S1が5.0重量%全超えると
、g−s4系晶出物が粗大化すると共に、AP。
−Cu−3i系の粗大な晶出物を生成して切削性、鍛造
性の低下をもたらし、更にはM −Cu −Mg系析出
物全生成する為の有効Cu量を減少させて、強度、耐摩
耗性の低下につながる。更に又S1かうON量%を超え
ると、鋳造時の鋳塊割れの可能性も増大する。
ZrはAI!lZrの非常に微細かつ安定な析出物全生
成して材料の再結晶を抑制すると共に、At! −Cu
 −Mg系及びIJ −Mg −Si系析出物の核とし
てそれら析出物を微細かつ均一に生成させる効果があり
、本材料の強度と耐摩耗性に寄与する。更に本発明者は
Zrが耐食性を向上させる効果も有していることを見出
している。Zrは0.01重量%未満ではこれらの効果
が充分ではなく、又0.2重量%を超えると粗大な晶出
物を生じる危険性が高く強度と耐食性及び靭性を低下さ
せる。
Or、Mnは夫々IIV!? Cr 1Ai! 、 M
nの析出物を生成し、Zrと同様に材料の再結晶を抑制
するが、その効果はCr、 Mn単独ではなく、Uと共
に添加されることにより耐摩耗性が一層向上する。これ
ら元素は夫夫下限未満ではその効果が低く、父上限を超
えると材料中に粗大な晶出物を生じ強度と耐食性を低下
させる。
Cr、Mnの元素は、夫々単独で添加しても複合で添加
してもよい。
開本発明合金において、Fa、Znは不純物として、工
業用純度の成地金から不可避的に含有されてくるもので
あるが、Fe0.5重量%以下、Zn 0.25重量%
以下ならば本発明合金に影響を及ぼさない。
又T1、Bは鋳塊の結晶粒微細化の点から、単独又は複
合で添加するのが望ましい。この場合の許容限度はT1
0.05重量%以下、80.01重量%以下である。
本発明に係わる切削性の優れた耐摩耗性アルミニウム合
金の製造方法は常法によって行な゛うことが可能であり
、例えば本発明合金を溶解、鋳造後均質化処理全施し、
押出加工あるいは圧延加工を、行ない、又は行なわずに
、また、さらに必要に応じて熱間鍛造、冷間鍛造加工あ
るいは成形加工を行ない、これを溶体化、焼入れ、人工
時効処理後、切削加工江より製品の形状に仕上げること
ができる。
本発明合金は前述の様に、耐摩耗性、切削性並令 びに耐摩耗性に優れており、これらの特性が要求される
機械部品、摺動部品等、例えばVTRシリンダ、デジタ
ルオーディオテープレコーダー用/リンダ、フロッピー
ディスク等のスピンドルの様な電器製品における摺動部
品或いはオートバイ用スプロケット、自転車等のギヤ材
、コンプンッサー或いは自動車用コンロッド更には自動
車用サスペンション部品等の輸送機械部品等幅広い用途
を有するものである。
〔実施例〕
以下に実施例により本発明を更に具体的に説明する。
第1表に示す組成の合金を溶解し、DC鋳造法により直
径250闇、長さ350I+IIl+の鋳塊を得た。
この鋳塊を温度110℃にて8時間均質化処理全行なっ
た後、押出し加工により直径65111111の棒材と
した。
この棒材を510℃にて溶体化処理後室温に水焼入れし
、その後171℃xlO時間にてT6処理を行ない、摩
耗試験、切削性試験及び耐食性試験に夫々供した。
摩耗試験は、大球式摩耗試験機により、摩擦速度5.6
 m / sec 1相手材SCM21、摩擦距離20
0m、荷重2.1 Kg、乾式試験により行なった。
切削性試験は、回転数1250 rpm、切込み量1〜
2団、送り0.0125−0.1 tan / rev
の条件で供試材外周全切削し、切削屑の形状、切削後の
表面状態から切削性を判断した。
耐食性試験は、直径65咽の棒材表面を試験面として有
する試験片に500時間の塩水噴霧試験を行ない、単位
表面積当りの重量減、腐食ピット深さ、試験面外観から
耐食性全評価した。
これらの試験結果をまとめて第2表に示す。
これから明らかな様に、本発明合金は、従来合金或いは
組成が本発明の範囲から外れる比較合金のいずれよりも
特性が夫々優れている。
第2表 〔発明の効果〕 以上述べた様に本発明によれば、耐食性を損うことなく
、切削性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金が得られる

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) Cu3.0〜6.5重量%、Mg0.1〜1.
    5重量%、Si1.25〜3.0重量%、Zr0.01
    〜0.2重量%を含有し、残部がAlと不可避的不純物
    とからなることを特徴とする切削性の優れる耐摩耗性ア
    ルミニウム合金。
  2. (2) Cu3.0〜6.5重量%、Mg0.1〜1.
    5重量%、Si1.25〜3.0重量%、Zr0.01
    〜0.2重量%を含有し、更にCr0.02〜0.3重
    量%、Mn0.1〜2.0重量%のうち少なくとも1種
    を含有し、残部がAlと不可避的不純物とからなること
    を特徴とする切削性の優れる耐摩耗性アルミニウム合金
JP15918386A 1986-07-07 1986-07-07 切削性の優れる耐摩耗性アルミニウム合金 Pending JPS6314837A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54153715A (en) * 1978-05-26 1979-12-04 Mitsubishi Keikinzoku Kogyo Aluminum alloy to be used for magnetic tape contact parts
JPS62192553A (ja) * 1986-02-18 1987-08-24 Keihin Sangyo Kk 冷間鍛造用アルミニウム合金
JPS62222040A (ja) * 1986-03-24 1987-09-30 Mitsubishi Alum Co Ltd 耐摩耗生および冷間鍛造性にすぐれたアルミニウム合金

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54153715A (en) * 1978-05-26 1979-12-04 Mitsubishi Keikinzoku Kogyo Aluminum alloy to be used for magnetic tape contact parts
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JPS62222040A (ja) * 1986-03-24 1987-09-30 Mitsubishi Alum Co Ltd 耐摩耗生および冷間鍛造性にすぐれたアルミニウム合金

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