JPS63147856A - 押出成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、酸化鉛を主成分とするセラミックを押出成形
する場合に必要な、粒度分布からなる原料による押出成
形方法に関するものである。

従来の技術 従来、セラミックを押出成形を行うに当り、有機質バイ
ンダー、可塑剤を水とともに添加し、可塑性を有する坏
土を作成し、さらに坏土の押出性能を向上する目的で各
種の添加剤として、潤滑剤。

粘結剤などを添加し、良好な成形性能を有する坏土を作
成しなければならなかった。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の調整方法では、坏土中に含有される有
機質の量が増加し、焼成後の密度、強度、電気性能など
の低下がみられるという問題があった。

本発明は、このような問題点を解決するもので、坏土中
の有機質の量を最少限におさえ、かつ押出性能の良好な
坏土を調整することの出来る押出成形方法を提供するこ
とを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、粒径２μ以下の
粉末が１０〜３０重量％の酸化鉛に換算して鉛分を６０
〜８０％含有するセラミック原料粉末を用いた押出成形
方法である。

作用 この技術的手段によって、有機質成分の含有率を低下さ
せ、かつ良好な押出性能を有する坏土を調整することが
可能となる。

実施例 以下本発明の一実施例に基づいて説明する。まず、酸化
鉛に換算して鉛分を６０〜８０％含有するセラミック粉
末をボールミルに玉石と蒸留水を所定量入れ、粉砕条件
および時間を変化させて粉砕し、乾燥して表１に示す粒
径比率の原料粉末を得た。

（以　下　余　白） ここで、表１は本発明の一実施例による２μ以下の粒径
の含有率と成形性および良好な成形に必要な添加量をあ
られしている。又、粒度分布は、遠心沈降法で測定した
。得られた原料粉末に対して、メトローズ２０重量％、
多価アルコール１．６重量％水を９．０重量％添加し、
土練（ねシ）を行ったのち、押出成形を行い押出し性に
ついて検討した。押出し性は、セラミツタ原料を成形す
る時の原料の移動度を調べたものであり、ムク棒と押出
した時の中心、周囲の成形スピードの差および押出しス
ピードの大きさを目安にして評価したものである。その
結果、表１に示すように２μ以下の粉末が１０〜３０重
量％で良好であった。また２μ以下の粉末が１０〜３０
重量％含有の原料粉末を使用した時と同一の成形性を得
るためには、表１に示した量のバインダー、粘結剤、潤
滑剤が必要であった。

以上のように２μ以下の粒子含有率が１０〜３ｏ重量％
の原料粉末は、坏土に良好な流動性を与え、成形性能を
向上させる。しかし、含有量の増加は、適切バインダー
量の増加をまねき磁器性能、電気性能などの低下を引き
おこす原因となる。

表２に良好な成形に必要な添加物を加えた後の密度、電
気性能の低下率を示す。

表　　２ 発明の効果 以上のように本発明によれば、２μ以下の粉末が１０〜
３０ｉ４量％の酸化鉛に換算して鉛分を６０〜８０％含
有するセラミック原料粉末を用いることにより、有機性
分の含有量をおさえ燃成後の磁器性能、電気性能の低下
となる原因をおさえることができるという効果が得られ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　酸化鉛に換算して鉛分を６０〜８０％含有するセラミ
   ック原料粉末中に、粒径２μ以下に粉砕された粉末が１
   ０〜３０重量％含有する原料を調整し有機バインダーと
   水とを添加混合、土練した後成形することを特徴とする
   押出成形方法。