JPS6030249B2 - セラミック原料の湿式混合方法 - Google Patents
セラミック原料の湿式混合方法Info
- Publication number
- JPS6030249B2 JPS6030249B2 JP54166497A JP16649779A JPS6030249B2 JP S6030249 B2 JPS6030249 B2 JP S6030249B2 JP 54166497 A JP54166497 A JP 54166497A JP 16649779 A JP16649779 A JP 16649779A JP S6030249 B2 JPS6030249 B2 JP S6030249B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw materials
- wet mixing
- ceramic raw
- mixing method
- main component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はセラミック原料を均一に混合するセラミック原
料の湿式混合方法に関するものである。
料の湿式混合方法に関するものである。
電子部品材料として用いるセラミックにおいて、良好な
電気的、磁気的、機械的特性を得るためには、その組成
は主成分材料中に微量添加物が適切な濃度で均一に混合
されていることが必要である。ところが従釆のようにセ
ラミック原料となる主成分材料および徴量添加物を秤量
した後、これらのセラミック原料を粉末の状態で混合機
であるボールミルに投入し、水分を加えて混合する湿式
混合方法によって、縞式混合した場合、徽章添加物がボ
ールミル内壁あるいは混合媒体として用いるボールなど
に付着し、均一に分散されないという問題が起こる。さ
らに徴量添加物として使用される金属酸化物は、主成分
材料あるいは他の種類の金属酸化物と比重が著しく異な
る場合が多く、湿式混合の工程中またはその後の乾燥工
程において、原料の比重差により組成の分離が起こり、
均一に分散混合することは困難となる。本発明は上記従
来の欠点を除去するためになされたものであり、原料を
秤量後ヒドロキシェチルセルロース等の水溶性バインダ
ー溶液を用いて魂状に加圧成形し、その後上記原料をボ
ールミル等の緑式混合装置に投入して均一に混合するセ
ラミックの湿式混合方法を提供するものである。以下本
発明の実施例を詳細に説明する。ＰＴＣサーミス夕の原
料となるＰｂ○，ＣａＣ０３，Ｔｉ０２を所定量秤量し
、そのおのおのにバインダーであるヒドロキシェチルセ
ルロース１％溶液を原料重量５ｗｔ％添加して、原料Ｐ
Ｏ○，ＣａＣ０３，Ｔｉ０２の各々の円板体を加圧成形
により作成する。
電気的、磁気的、機械的特性を得るためには、その組成
は主成分材料中に微量添加物が適切な濃度で均一に混合
されていることが必要である。ところが従釆のようにセ
ラミック原料となる主成分材料および徴量添加物を秤量
した後、これらのセラミック原料を粉末の状態で混合機
であるボールミルに投入し、水分を加えて混合する湿式
混合方法によって、縞式混合した場合、徽章添加物がボ
ールミル内壁あるいは混合媒体として用いるボールなど
に付着し、均一に分散されないという問題が起こる。さ
らに徴量添加物として使用される金属酸化物は、主成分
材料あるいは他の種類の金属酸化物と比重が著しく異な
る場合が多く、湿式混合の工程中またはその後の乾燥工
程において、原料の比重差により組成の分離が起こり、
均一に分散混合することは困難となる。本発明は上記従
来の欠点を除去するためになされたものであり、原料を
秤量後ヒドロキシェチルセルロース等の水溶性バインダ
ー溶液を用いて魂状に加圧成形し、その後上記原料をボ
ールミル等の緑式混合装置に投入して均一に混合するセ
ラミックの湿式混合方法を提供するものである。以下本
発明の実施例を詳細に説明する。ＰＴＣサーミス夕の原
料となるＰｂ○，ＣａＣ０３，Ｔｉ０２を所定量秤量し
、そのおのおのにバインダーであるヒドロキシェチルセ
ルロース１％溶液を原料重量５ｗｔ％添加して、原料Ｐ
Ｏ○，ＣａＣ０３，Ｔｉ０２の各々の円板体を加圧成形
により作成する。
ここで、Ｐｂ○，ＣａＣ０３，Ｔｉ０２の重量は、それ
ぞれ２夕〜４４夕である。次に、ＢａＣ０３，ＮＱ０５
，Ｍｎ０２を乳鉢で互いに混合後上記円板体の形成と同
様の方法により、ヒドロキシェチルセルロース１％溶液
を、ＢａＣ０３，ＮＱ０５，Ｍｎ０２重量の５ｗｔ％添
加して円板体に加圧成形する。母Ｃ０３の配合量は１０
０夕であり、ＮＱ０５，Ｍｎ０２の配合量はそれぞれ０
．１夕〜０．２夕である。以上のようにして形成したそ
れぞれの円板体をボールミルに投入し、メノウ玉石を媒
体として湿式混合を行ない焼成して作成した正特性（Ｐ
ＴＣ）サーミットの抵抗値を２５００の温度において測
定した。
ぞれ２夕〜４４夕である。次に、ＢａＣ０３，ＮＱ０５
，Ｍｎ０２を乳鉢で互いに混合後上記円板体の形成と同
様の方法により、ヒドロキシェチルセルロース１％溶液
を、ＢａＣ０３，ＮＱ０５，Ｍｎ０２重量の５ｗｔ％添
加して円板体に加圧成形する。母Ｃ０３の配合量は１０
０夕であり、ＮＱ０５，Ｍｎ０２の配合量はそれぞれ０
．１夕〜０．２夕である。以上のようにして形成したそ
れぞれの円板体をボールミルに投入し、メノウ玉石を媒
体として湿式混合を行ない焼成して作成した正特性（Ｐ
ＴＣ）サーミットの抵抗値を２５００の温度において測
定した。
その結果、従来の方法により原料を秤量し、配合し、焼
成して作成したＰＴＣサーミスタの２５ｏ０の抵抗値の
標準偏差は３０であったのに対して、本発明により製造
したＰＣＴサーミスタの２５００における抵抗値の標準
偏差値はＩＱとなり、抵抗値のばらつきが少なくなった
。さらに、ＰＴＣサーミスタの抵抗温度係数を表わすａ
値のばらつきも低減することができた。なお、水溶性バ
インダーとしては、ヒドロキシェチルセルロースの他に
メチルセルローズ、ポリビニルアルコールなどが使用さ
れる。
成して作成したＰＴＣサーミスタの２５ｏ０の抵抗値の
標準偏差は３０であったのに対して、本発明により製造
したＰＣＴサーミスタの２５００における抵抗値の標準
偏差値はＩＱとなり、抵抗値のばらつきが少なくなった
。さらに、ＰＴＣサーミスタの抵抗温度係数を表わすａ
値のばらつきも低減することができた。なお、水溶性バ
インダーとしては、ヒドロキシェチルセルロースの他に
メチルセルローズ、ポリビニルアルコールなどが使用さ
れる。
従来、粉末状の原料が混合機であるボールミル内壁ある
いはメノウ玉石などよりなるボールに付着し、セラミッ
クの組成の不均一化を生じさせていたのに対し、本発明
ではたとえば円板体のような塊状に加工した原料をボー
ルミルに投入するため、上記従釆の欠点が除去できる。
いはメノウ玉石などよりなるボールに付着し、セラミッ
クの組成の不均一化を生じさせていたのに対し、本発明
ではたとえば円板体のような塊状に加工した原料をボー
ルミルに投入するため、上記従釆の欠点が除去できる。
また、原料により形成した円板体が湿式混合中に、除々
に溶解していくため、均一な分散混合ができる。さらに
本発明によれば、加圧成形時にバインダーとして使用し
たヒドロキシヱチルセルロースなどの水溶性バインダー
により、ボールミルで混合中のスラリーに粘度が与えら
れるため、原料の比重のちがし、によって分離すること
が防止できる。なお、本実施例では、ＮＱ０５，Ｍｎ０
２などの微量添加物をＢａＣ０３などの主成分材料とあ
らかじめ混合後、ヒドロキシェチルセルロースを加えて
加圧成形により円板体を形成し、ボールミルに投入する
方法を用いたが、他の実施例として母Ｃ０３などの主成
分材料中にヒドロキシェチルセルロースを加えて造粒し
た後は、この造粒した主成分材料の半分を加圧成形金型
に充填し、この充填した主成分材料の中央部にＮＱ０５
，Ｍｎ０２などの徴量添加物を配置し、さらに徴量添加
物を包むように主成分材料の残り半分を充填して、加圧
成形し、徴量添加物を主成分材料中にサンドイッチ構造
に包み込んだ格好で円板体を成形して、湿式混合に投入
する方法も考えられる。
に溶解していくため、均一な分散混合ができる。さらに
本発明によれば、加圧成形時にバインダーとして使用し
たヒドロキシヱチルセルロースなどの水溶性バインダー
により、ボールミルで混合中のスラリーに粘度が与えら
れるため、原料の比重のちがし、によって分離すること
が防止できる。なお、本実施例では、ＮＱ０５，Ｍｎ０
２などの微量添加物をＢａＣ０３などの主成分材料とあ
らかじめ混合後、ヒドロキシェチルセルロースを加えて
加圧成形により円板体を形成し、ボールミルに投入する
方法を用いたが、他の実施例として母Ｃ０３などの主成
分材料中にヒドロキシェチルセルロースを加えて造粒し
た後は、この造粒した主成分材料の半分を加圧成形金型
に充填し、この充填した主成分材料の中央部にＮＱ０５
，Ｍｎ０２などの徴量添加物を配置し、さらに徴量添加
物を包むように主成分材料の残り半分を充填して、加圧
成形し、徴量添加物を主成分材料中にサンドイッチ構造
に包み込んだ格好で円板体を成形して、湿式混合に投入
する方法も考えられる。
以上説明したように、本発明は主成分材料中に徴量添加
物を適切な濃度で均一に湿式混合する方法として実用的
にすぐれたものである。
物を適切な濃度で均一に湿式混合する方法として実用的
にすぐれたものである。
Claims (1)
- １ セラミツク原料の主成分材料と微量添加物を水溶性
バインダー溶液を用いて塊状に加圧成形する工程と、上
記塊状体を湿式混合装置に投入して混合する工程とより
なるセラミツク原料の湿式混合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54166497A JPS6030249B2 (ja) | 1979-12-20 | 1979-12-20 | セラミック原料の湿式混合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54166497A JPS6030249B2 (ja) | 1979-12-20 | 1979-12-20 | セラミック原料の湿式混合方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5688868A JPS5688868A (en) | 1981-07-18 |
| JPS6030249B2 true JPS6030249B2 (ja) | 1985-07-15 |
Family
ID=15832454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54166497A Expired JPS6030249B2 (ja) | 1979-12-20 | 1979-12-20 | セラミック原料の湿式混合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6030249B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0242302Y2 (ja) * | 1986-04-16 | 1990-11-09 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59217668A (ja) * | 1983-05-26 | 1984-12-07 | 東海高熱工業株式会社 | 炭素系セラミツク抵抗体 |
| JPS60137863A (ja) * | 1983-12-22 | 1985-07-22 | 松下電器産業株式会社 | 押出成形用原料の製造方法 |
-
1979
- 1979-12-20 JP JP54166497A patent/JPS6030249B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0242302Y2 (ja) * | 1986-04-16 | 1990-11-09 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5688868A (en) | 1981-07-18 |
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