JPS6314695A - γ―リノレン酸及びこれを含有する脂質の製造方法 - Google Patents

γ―リノレン酸及びこれを含有する脂質の製造方法

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JPS6314695A
JPS6314695A JP61158649A JP15864986A JPS6314695A JP S6314695 A JPS6314695 A JP S6314695A JP 61158649 A JP61158649 A JP 61158649A JP 15864986 A JP15864986 A JP 15864986A JP S6314695 A JPS6314695 A JP S6314695A
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    • C12P7/00Preparation of oxygen-containing organic compounds
    • C12P7/64Fats; Fatty oils; Ester-type waxes; Higher fatty acids, i.e. having at least seven carbon atoms in an unbroken chain bound to a carboxyl group; Oxidised oils or fats
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    • C12P7/6427Polyunsaturated fatty acids [PUFA], i.e. having two or more double bonds in their backbone

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は醗酵法によ、るγ−リノレン酸の製造方法に関
する。 〔従来技術〕 現在までに、γ−リノレン酸を生産するモルティエレラ
(Mortierel Ia)属に属する微生物として
は、モルティエレラ・イサベリナ、モルティエレラ・ビ
ナセア、モルティエレラ・ラマニアナ、モルティエレラ
・ラマニアナ・アングリスボラ、及びモルティエレラ・
ナナが報告されている(特開昭6O−168391)。 しかしながら、」=配力法においては炭素源として、高
濃度の炭水化物が必要であり、また、生成脂質量におけ
るγ−リノレン酸の占める割合は決して高いものではな
い。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、従来γ−リノレン酸を生産する能力を有する
ことが知られていなかったモルティエレラ属微生やモル
ティエレラ・エロンガタ、モルテ5イエレ゛う・エキシ
グア、又はモルティエレラ・ヒグロフィラを使用して、
安価な常用の培地を用いて、従来法より高収率で、しか
も単純な工程でγ−リノレン酸を製造ずイ)ごとが(き
る方法を折供しようとするものである。   −〔問題点を解決するだめの手 段〕上記の目的は干ルティエレラ属に属するエルティエ
レラ・エロンガタ、モルディエレラ・エキシグア、又は
エルティエレラ・ヒゲ11フイラを培養してγ−リノレ
ン酸、又はγ、リルン酸を含有する脂質を生成せしめ、
そしてγ−リノレン酸を採取することを特徴とするγ−
リノレン酸の製造方法により達成される。 〔具体的な説明〕 本発明において使用することができる微生物の例として
、モルテイエレラ・工1′1ンガタΩ垣01虹旦11a
eセ■[柚り□IFO8570、モルティエレラ・エキ
シグア(Mortierella exi ua)IP
O8571、モルティエレラ・ヒグロフィラ(Mort
ierel 1ahU亜厄■) I P 05941等
が財団法人醗酵研究所からなんら制限な(人手すること
ができる。 また、本発明者らが土壌から分離した菌株モルティエレ
ラ・エロンガタSAM 0219 (微工研菌寄第87
03号)を使用することもできる。 次に、上詰の菌株SAM’0219 (微工研菌寄第8
7031 号)の菌学的性質を記載する。 各培地における生育状態 、培養条件:25℃、暗黒下 1、麦芽エキス寒天培地   ゛ コロニーの生育は良好、培養2日目のコロニーは直径2
8−31mm 、培養5日目のコロニーは直径65−7
2mm 、コロニーは決裂状を呈する、気菌糸の発達は
乏しい、胞子のう胞子の形成は良好、胞子のう柄は気菌
糸より生じる、ニンニクに類似した臭いあり。 2、バレイショ・ブIつ糖寒天培地 コロニーの生育は良好、培養2日目のコロニーは直径2
7−31mm 、培養51−、、l’ 11のコロニー
は直径75−8On+m 、 =r口二一はバー7(7
)乳状を呈する、コロニー中心部で気菌糸が著しく発達
する、コロニーの裏側は黄白色あるいは黄色、胞子のう
胞子の形成は不良、ニンニクに類似した臭いあり、臭い
はやや強い。 3、 ツアペック寒天培地 コロニーの生育は比較的良好、培養2日目のコロニーの
直径は22−24m−m 、培養5日目のコロニーの直
径は50−53mm 、気菌糸の発達は乏しい、気菌糸
が密にからまりあうことがある。 胞子のう胞子の形成は非常に良好、胞子のう柄は気菌糸
より生じる。ニンニクに類似した臭いあり。 4、LCA寒天培地(培地の調製方法は、三浦宏一部、
工藤光代と“水生不完全菌のための一寒天培地”11本
蘭学会会報11巻、116−118頁、1970年に従
った) コロニーの生育は良好、培養2日目のコロニーの直径は
27−29mm 、培養5日目のコロニーは直径64−
66mm・、コロニーは決裂状を呈する、気菌糸の発達
はコロニーの中心部を除いて乏しい、胞子のう胞子の形
成は良好。胞子のう柄は気菌糸より生じる。ニンニクに
類似した臭いあり。 検鏡観察 各培地の検鏡標本およびコロニーの直接検鏡で、胞子の
う柄、胞子のう柄の分岐の仕方、胞子のう、胞子のう胞
子などを観察した。 胞子のう柄は長さ87.5−320μm、幅は基部で3
−7.5μm、先端に向けて先細り、1. O−2,5
μmとなる。胞子のう柄はしばしば基部で分岐する。胞
子のうば球形、直径15−30μm、内部に多数の胞子
のう胞子を含む、離脱後やや不明瞭なカラーを残す。胞
子のう胞子は楕円形、希に腎臓形、表面は平滑ミ7.5
−12.5X 5−7.5μm、厚膜胞子は比較的多数
形成される。単独、希に連鎖することがある。時に数本
の菌糸を周囲に出すことがある。楕円形またIF Ll
i形、H!、5−30 x 7.5−15μm0または
直径12.5−15 It m。接合胞子は観察されな
い。 3、生理的性質 R通生育条件 pH:6−9 温度:203(ビ(: 生育の範囲 p H74−10 温度: 5−40°〔: 以上の菌学的諸t/I?rに従い本発明の菌株(SAM
−0219)の分類学部位;6の検索を、J、八、vo
n Arx。 ”The Genera  of  Fu+B4i  
5porulatinB  in  PureCult
ure+” 3rd cd、、、 J、Cramer+
19旧、およびに、H。 Domsch、  W、Gam5+&  1’、Il、
八nderson、 Compendium  ofS
oil Fungi、”^cadpmi(、Press
、 1980に準拠して求めると、胞子のう柄の先端に
球状の胞子のうを形成する、柱軸を持たない、胞子のう
胞子に付属糸がない、培養菌糸がニンニクに類似した臭
いを発する、ということから本菌株はMortiere
lja属に属する真菌であると考えられる。 そこで、W、Gam5+″A Key to the 
5pecies ofMortierella、Per
soonia 9 、 381−391 、1977準
拠して既知のル生り−erella属の種類と菌学的諸
性質を比較すると、本菌株はコロニーがビロード状でな
い、培養菌糸がニンニクに@領した臭いを発つする、胞
子のう柄が長さ87.5.320μmで分岐は下部での
み生じ、葡萄の房状に分岐しない、胞子のうば内部に多
数の胞子のう胞子を含む、ということからMortie
rella属Mor t 1ere l la亜属(S
ugen、 Mortierella  Hro hi
la節(Sect。 h肛亜紅釦)に含まれると考えられる。 h肛亜紅釦節には22種が含まれている。本菌株とこれ
ら22種と菌学的諸性質を比較すると、本菌株は聾1圏
胆且虹α薊憇ユL1凱且赳ハ、およびL1並且圏の3種
に類似すると考えられる。そこで、K、H,Domsc
h、 W、Gam5.& T、−H,Inderso、
n。 ”Compendium of 5oil Fungi
+″^cademic Press+1980、W、G
am5. ”Some new or notewor
thy 5peciesof Mortierella
、” Persoonia9 、111−140.19
77)、およびG、Linnemann、”M、orL
i;7a、Ija−Coemans 1863.”H,
Zycha & R,Siepmann、  ”Muc
orales Eine Besch−reibung
  A11er  GaLLunBen  and  
八rLcn  dieser  Pilz−grupp
e、 ”pp、 155−140. J、Crame、
r、 1969を参考にして、本菌株とこれら3種と菌
学的諸性質を比較した。本菌株は、崩t(h ;r 、
+2とは胞子のう柄の長さと基部の幅、胞子のうの大き
さで、明瞭に異なる。 M、elon atulaとは胞子のう胞子の形態と大
きさで、明瞭に異なる。鼾1組曲とは胞子のう柄がやや
短い、厚膜胞子の形態が楕円形または細球形でときに連
鎖することがあり、さらに厚膜胞子がときに数本の菌糸
を周囲に出す、という点で異なるが、本発明者らはこの
ような差異は本菌株をMortierella  、e
j、on6utqと別種であるとするには十分でないと
判断した。そこで、本発明者らは本菌株をMortie
relja elon8ti−La SAM 0219
と同定した。SAM 0219株は昭和61年3JJl
Q日に通商産業省工業技術院微η−物[、業技術+II
r究所(FRI)に受託番号FARM P、 1170
3として寄託されている。 本発明に使用される菌株を’f’を養する為には、その
菌株の胞子、菌糸又は予め培養して得られた前培養液を
、液体培地又は固体培地に接種し培養する。液体培地の
場合に、炭素源としてはグルコース、フラクトース、キ
シロース、サッカロース、マルトース、可溶性デンプン
、糖蜜、グリセロール、マンニトール等の一般的に使用
されているものがいずれも使用できるが、これらに限ら
れるものではない。窒素源としてはペプトン、酵母エキ
ス、麦芽エキス、肉エキス、カザミノ酸、コーンステイ
ブリカー等の天然窒素源の他に、尿素等の有機窒素源、
ゲらびに硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム、硫酸アン
モニウム等の無機窒素源を用いることができる。この他
必要に応じリン酸塩、硫酸マグネシウム、硫酸鉄、硫酸
銅等の無機塩及びビタミン等も微量栄養源として使用で
きる。これらの培地成分は微生物の生育を害しない濃度
であれば特に制限はない。実用上一般に、炭素源は0、
1〜30重量%、好ましくは1〜IO重量%、窒素源は
0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜2重量%の濃
度とし、さらに好ましくは、炭化水素、脂肪酸、脂肪酸
塩、または油脂を添加するのが良い。又、培養温度は5
〜40℃好ましくは20〜30℃とし、培地のpl+は
4〜10.好ましくは6〜9として、通気攪拌培養、振
盪培養、又は静置培養を行なう。 培養は通常2〜10口間行う。 固体培地で培養する場合は、固形物重量に対して50〜
100重量%の水を加えたふすま、もみがら、米ぬか等
を用い、5〜40℃、好ましくは20〜30℃の温度に
おいて、3〜140間培養を行う。この場合に必要に応
じて培地中に窒素源、無機塩類、微量栄養源および、添
加物として、炭化水素、脂肪酸、脂肪酸塩、または油脂
を加えることができる。 このように培養して、菌体内に、γ−リノレン酸を含有
する脂質が11″成蓄積される。液体培地を使用した場
合には、培孜菌体から、次のようにしてγ−リノレン酸
の採取を行なう。 培養終了後、培養液より遠心分離及び濾過等の常用の固
液公証り段により培養菌体を得る。菌体は十分水洗し、
好ましくは乾燥する。乾燥は凍結乾燥、風乾等によって
行うことができる。乾燥菌体は、好ましくは窒素気流下
で有機溶媒によって抽出処理する。有機溶媒としてはエ
ーテル、ヘキサン、メタノール、エタノール、クロロホ
ルム、ジクロロメタン、石油エーテル等を用いることが
でき、またメタノールと石油エーテルの交互抽出や、ク
ロロボルム−メタノール−水の一層系の溶媒を用いた抽
出によっても良好な結果を得ることができる。抽出物か
ら減圧下で有機溶媒を留去することにより、高濃度のγ
−リノレン酸を含有した脂質が得られる。 また、上記の方法に代えて湿菌体を用いて抽出を行うこ
とができる。この場合にはメタノール、エタノール等の
水に対して相溶性の溶媒、又はこれらと水及び/又は他
の溶媒とから成る水に対して相溶性の混合溶媒を使用す
る。その他の手順は上記と同様である。 上記のようにして得られた脂質中には、γ−リノレン酸
が脂質化合物、例えば脂肪の構成成分として含まれてい
る。これらを、直接分離することもできるが、低級アル
コールとのエステル、例えばγ−リノレン酸メチルとし
て分離するのが好ましい。このようなエステルにするこ
とにより、他の脂質成分から容易に分離することができ
、また、培養中に生成する他の脂肪酸、例えばパルミチ
ン酸、オレイン酸、アラニドトン酸等(これらも、γ−
リノレン酸のエステル化に際してエステル化される)か
ら容易に分離することができる。例えば、γ−リノレン
酸のメチルエステルを得るには、前記の抽出脂質を無水
メタノール−塩酸5%〜10%、B F 3−メタノー
ル10%〜50%等により、室温にて1〜24時間処御
するのが好ましい。 前□記の処理液からγ−リノレン酸メチルエステルを回
収するにはへキサン、エーテル、酢酸エチル等の有機溶
剤で抽出するのが好ましい。次に、この抽出液を無水酢
酸すl・リウム等により乾燥し、有機溶媒を好ましくは
減圧下で留去することにより主として脂肪酸エステルか
ら成る混合物が得られる。この混合物中には、目的とす
るγ−リノレン酸メチルエステルの他に、バルミチン酸
メチルエステル、ステアリン酸メチルエステル、オレイ
ン酸メチルエステル等が含まれている。これらの脂肪酸
メチルエステル混合物からγ−リノレン酸メチルエステ
ルを単離するには、カラムクロマトグラツー−、低温結
晶化法、尿素包接体法等を、単独で、又は組み合わせて
使用することができる。 こうして単離されたγ−リノレン酸メチルからγ−リノ
レン酸を得るには、アルカリで加水分解した後、エーテ
ル、酢酸エチル等の有機溶媒で抽出すればよい。 また、γ−リノレン酸をそのメチルエステルを経ないで
採取するには、前記の抽出脂質をアルカリ分解(例えば
5%氷酸化ナトリウムにより室温にて2〜3時間)した
後、この分゛解液から、脂肪酸の抽出・精製に′常用さ
れている方法により゛抽出・精製するどとができる。 次に、実施例により、この発明をさらに具体的に説明す
る。 ス41例」− グルコース5%、ベゾトン0.5%、酵母エキス0.3
%及び麦芽工・1−ス0.3%を含む培地(pH6,0
)50m#を500rr+7!容坂11ソラス′:Iに
入れ、120℃で20分間殺菌した。干ルテCエレラ・
エロンガタSAM o2tq(FErn+ p o7o
3)+白金耳を接種し、レシプロシェーカー(l IO
rpm)により28℃で5日間振盪培養した。培?i:
後、濾過にて菌体を回収し、十分水洗した後、凍結乾燥
した。これにより、1.4gの乾燥菌体を得た。この菌
体より、クロロホルム−メタノール−水の一層系の溶媒
を用いる旧igh & Dyerの抽出法によって総脂
質を抽出したところ、340曙の脂質がi÷tられた。 この脂質を無水メタノール−塩酸(95:5)を用いて
20°Cにて3時間処理するごとによってメチルエステ
ル化し、エーテルで抽出して210■の脂肪酸メチルを
得た。これをさらにカラムク11マドグラフイーによっ
て分離し、γ−リノレン酸メチル画分を分取し、ロータ
リーエバポレーターによって溶媒を留去した結果、13
’++gの債製さ才+、j、:r −リノレン酸メチル
を得た。本標品と市販のγ−リノレン酸メチル標準サン
プルについて、ガスクロマトグラフィー分析、高速液体
クロマトグラフィー分析及、質量分析及びNMR分析に
よって比較を行なったところ、両者は、いずれの分析に
おいても一致した。精製前及び精製後のγ−リノレン酸
メチルの量は培地当りそれぞれ0.42■/ m I及
び0.26■/ml、乾燥菌体当りそれぞれ15mg/
g及び9.3■/gであった。 夫屓I」Δ 実施例1と同じ組成の培地5pを151ジャーファーメ
ンタ−に仕込み、120℃で40分間殺菌後、モルティ
エレラ・エロンガタSAM 0219(FERMP−8
703)の前培養液200m7!を接種した。30℃、
通気量0.’5v、v、mで3日間通気攪拌培養を行な
い、得られた湿菌体320g (乾燥重量95g)につ
いて、実施例1と同様に抽出、加水分解、及びメチルエ
ステル化を行なったところ、総脂質25g、及び混合脂
肪酸メチル15gを得た。このもののγ−リノレン酸メ
チル含量は11%、生成量は培地当す0.33g/#、
’Xb k菌体当す17 mg/ g テアった。 又、培養終了後、濾過によって得られた培養濾液4,4
00mfを乾燥後、実施例1と同様に抽出、加水分解、
及びメチルエステル化を行なったところ、12%のγ−
リノレン酸メチルを含む混合脂肪酸メチル161■をt
jJた。 η1.[J モルティエレラ・工二トうlグア(、Mor、tj−g
rella■几叩、 IFO8571)、及びモルティ
エレラ・ヒグロフィラ(Mortierejja −h
yHrppj+jln、 IFO5941)について実
施例1と同様な操作を行なったところ、それぞれ68■
、  102mgの脂肪酸メチルが得られた。 これらの脂肪酸メチル中に含まれるγ−リノレン酸メチ
ルを単離・精製したところ、それぞれの菌株につき8■
、及び7■が得られた。 大巖炎↓ グルコース2%、酵母エキス1%、Tween 200
.2%及び、種々の炭化水素、脂肪酸ナトリウム又は油
脂0.5%を含む培地(pH6、0) 20 rr+j
!を]00m1容マイヤーに入れ、120℃で20分間
殺菌した。モルう−イエレラ・エロンガタSAM (1
21!](FERM P−8703)、 1白金耳を接
種し、ロータリーシェーカ’ (200rpm)により
28℃で5日間培養した。 得られた菌体について、実施例1と同様に抽出、加水分
解、及びメチルエステル化を行なった。培地に添加した
種にの炭化水素、脂肪酸ナトリウム、及び油脂それぞれ
について、得られた乾燥菌体重量、総脂質量、総脂肪酸
メチル量、γ−リノレン酸メチル含量、及び培地当りの
γ−リノレン酸メチル生成量は下表のようになった。 以下余白 標準培地に炭化水素、脂肪酸、油脂類などを添加するこ
とにより、対象無添加区よりも、γ−リノレン酸生成量
は10・〜60%」ニジ♂した。 手続補正書(自発) 昭和62年1月λε日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第158649号 1、発明の名称 γ−リノレン酸の製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名称 (190)サントリー株式会社 4、代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号(外
4名) 5、補正の対象 (1)明細書の「特許請求の範囲」の欄(2)明細書の
「発明の詳細な説明」の欄6、補正の内容 (1)  特許請求の範囲を別紙の通シに補正する。 (2)■ 明細書第4頁第8行目、及び第4頁第9行目
から第10行目r 8703号)」の次にr(微工研条
寄第1239号)」を加入する。 ■ 同第9頁第19行目「寄託されている。」を1寄託
され、FERM BP−1239として国際寄託に目、
及び第18s第3行目[(FEBM P−8703) 
Jの次にr (FERM BP−1239) Jを加入
する。 ■ 同第12頁猶丁刀桁−訃の次に、次の記載を加入す
る。 r実施例5 グルコース2%、酵母工Φス1%を含む培地(pi−1
6,0)20〆lを100d容マイヤーに入れ、120
℃で20分間殺菌した。モルティエレラ・エロンガタS
AM 0219 (F”ERM P−8703) (F
EMPBP−1239) l白金耳を接種し、ロータリ
ーシェーカー(200rpm )により28℃で4日間
培養後。 種々の脂肪酸ナトリウム又は油脂100■を120℃で
15分間殺菌後、添加し、さらに同様にして2日間培養
した。得られた菌体について、実施例1と同様に抽出、
加水分解、及びメチルエステル化を行なった。培地に添
加した種々の脂肪酸ナトリウム、及び油脂それぞれにつ
いて、得られた乾燥菌体当り、及び培地当シのγ−リノ
レン酸メチル生成量は下表のようになった。 培養途中(培養4日後)に、脂肪酸、油脂類などを添加
することにより、対照無添加区よりも。 γ−リノレン酸生成量は5〜120%上昇した。 」(3)受託紅の写し、を遺児する。 7、 添付書類の目録 (1)補正特許請求の範囲       1通(2)受
託鉦の写し          1通2、特許請求の範
囲 1、モルティエレラ(Mortierella  )属
に属するモルティエレラ・エロンガタ(Mortler
ellaelongata )、モルティエレラ・エキ
シグア(Mortterella exlgua )、
又はモルティエレラ拳ヒグロフィラ(Mortiere
lla hygroph目a)を培養して、r−リノレ
ン酸、又はγ−リノレン酸を含有する脂質を生成せしめ
、そし七γ−リノレン酸を採取することを特徴とするγ
−リノレン酸の製造方法。 2、培地へ炭化水禦、脂肪酸、脂肪酸塩または油脂を添
加することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
法。 3、培養中の培養液へ脂肪酸、脂肪酸塩または油脂を添
加することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
法。 4、 モルティエレラ・エロンガタを培養することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 5、モルティエレラ・エロンガタSAM 0219(F
ERM P−8703) (FEBM BP−1239
)を培養することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の方法。 手続補正書(自発) 昭和62年6月I3日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 ■、事件の表示 昭和61年特許願第158649号 2、発明の名称 γ−リノレン酸及びこれを含有する脂質の製造方法(新
名称) 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名称 (1,90)サントリー株式会社4、代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号静光
虎ノ門ビル 電話504−07216、補正の対象 +11  明細書の[発明の名称]の欄(2)明細書の
[特許請求の範囲]の欄(3)明細書の[発明の詳細な
説明]の欄q、補正の内容 る。 (2、特許請求の範囲を別紙の通りに補正する。 (3)■ 明細書第2頁第3行「11酸の」を1酸及び
これを含有する脂質の」に補正する。 ■ 同第3頁第6 t−i’ l−I I酸を1を1酸
、及びこれを含有する脂質を1に補正する。 ■ 同第3頁第16行111方法1をr方法;及びモル
ティエレラ属に属するモルテイエレラ・エロンガタ、モ
ルティ〕ニレラ・エニT−シグア、又はモルティエレラ
・ヒグロフイラを培養してγ−リノレン酸を含有する脂
買−E牛戒せ一しみテそ廿でさ央を採取することを特徴
とするγ−リノレン酸を含有する脂質の製造方法」に補
正する。 3、添付書類の目録 2、特許請求の範囲 1、 モルティエ1.−:> (MorLiercll
n)属に属するモルティエレラ・xnンガタ(Ho r
電1erel Inelongata)、モルディユ:
レラ・工:〜シグア(Mortierella cxi
Huu)、又はモルテイエレラ・ヒグロフィラ(Mor
Lierrlla I+y+?ropl+1la)を培
養して、γ−リノレン酸、又は7・−リノレン酸を含有
する脂質を生成せしめ、そしてγ−リノレン酸を採取す
ることを特徴とするγ−リノレン酸の製造方法。 2、培地へ炭化水素、脂肪酸、脂肪酸塩または油脂を添
加することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
法。 3、培養中の培養液へ脂肪酸、脂肪酸塩または油脂を添
加することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
法。 4、モルティエレラ エロンガタを培養することを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 5、 モルティエレラ・エロンガタSAM 0219(
FERMP−8703>(FERN DP−1239)
を培養することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の方法。 6、モルティエレラ(Mortierella)属に属
するモルティエレラ・エロンガタ(Mortierel
 laelongata)、モルテイエレラ・エキシグ
ア(Hortierella exigua)、又はモ
ルテイエレラ・ヒグロフイラ(Mortierella
 hygrophila)を培養してγ−リノレン酸を
含有する脂質をイ貴す七ぬ=千七で亡央寺採取すること
を特徴とするγ−リノレン酸を含有する脂質の製造方法
。 7、培地へ炭化水素、脂肪酸、脂肪酸塩または油脂を添
加することを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の方
法。 8、培養中の培養液へ脂肪酸、脂肪酸塩または油脂を添
加することを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の方
法。 9、モルティエレラ・エロンガタを培養することを特徴
とする特許請求の範囲第6項記載の方法。 10、  モルティエレラ・エロンガタSAM 021
9(FERN P−8703)(FERN BP−12
39>を培養することを特徴とする特許請求の範囲第6
項記載の方法。 受託番号変更届 昭和62年1月ンg日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、モルティエレラ(Mortierella)属に属
    するモルティエレラ・エロンガタ(Mortierel
    laelongata)、モルティエレラ・エキシグア
    (Mortierellaexigua)、又はモルテ
    ィエレラ・ヒグロフィラ(Mortierellahy
    grophila)を培養して、γ−リノレン酸、又は
    γ−リノレン酸を含有する脂質を生成せしめ、そしてγ
    −リノレン酸を採取することを特徴とするγ−リノレン
    酸の製造方法。 2、培地へ炭化水素、脂肪酸、脂肪酸塩または油脂を添
    加することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 3、モルティエレラ・エロンガタを培養することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 4、モルティエレラ・エロンガタSAM0219(FE
    RMP−8703)を培養することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
JP61158649A 1986-07-08 1986-07-08 γ―リノレン酸及びこれを含有する脂質の製造方法 Expired - Lifetime JPH0712314B2 (ja)

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