JPS63146609A - 圧電磁器フイルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ＦＭ放送用の１０．７Ｍ）（Ｚの音声信号或
いは、ＴＶ−ＶＴＲ（７）音声信号（４，６〜６．５Ｍ
Ｈ２）の取出し用として利用され、セットの小形・無調
整化に寄与している圧電磁器フィルタに関するものであ
る。

従来の技術 従来の技術を図面を用いて説明する。第３図ａ。

ｂは、それぞれ圧電磁器の厚みすべり振動と厚み縦振動
を利用した圧電素子１の表面、裏面を示すものであり、
斜線部は圧電磁器上に形成された電極２１，２ｂ、３ａ
、３ｂ、４３，４ｂ、５゜ｅａ、６ｂを示す。この電極
は、普通真空蒸着或いはメッキにより形成される。同図
において、まず入力側電極２ａに入った入力信号は、入
力側共振電極部３ａと入力側アース電極６ａとで機械的
振動を発生させ入力側励振電極４ａに伝搬される。

励振された信号は、導通電極６を介して、出力側共振電
極４ｂに入９電極４ｂと出力側アース電極６ｂとで機械
的振動を発生させ、出力側励振電極３ｂに出力として信
号が励振され、出力側電極２ｂを通って外部へ取出され
る。そして、全体をエポキシ系の粉体樹脂或いは液体樹
脂にてコーティングし、製品化させる。又、この圧電素
子を実際上問題なくさせるために、第４図ａ、ｂで示す
ように端子形状としても良い。

第５図ａは、厚みすべり振動を用いた圧電素子を製品化
したものでプリント配線用積層鋼板８（以下Ｐ板と略す
。）上に設けられた銅箔部９Ｊｇｂ　、ｇｃ上に第３図
に示す圧電素子を導電性接着剤又はばんだ１０ａ　、１
０ｂ　、１０ｃにて接続させ、ｐ板８にはリード端子１
１ａ、１１ｂ。

１１Ｃをはんだ１２で接続させる。一方、第６図すは、
厚み縦振動を用いた第４図に示す圧電素子を製品化した
もので、圧電素子自体にリード端子１１をはんだ１２で
接続させたものである。

発明が解決しようとする問題点 従来技術において、圧電素子は機械的振動子であるため
、この機械的振動を抑圧させないように樹脂をコーティ
ングさせるとき、パラフィンや安息香酸のように常温で
は固体で比較的低温（６０〜１００’Ｃ）で液化、昇華
する物質を圧電素子の共振・励振電極部或いは圧電素子
全体にコーティングした後、常温で硬化する多孔質な塗
料をコーティングさせる。その後、加熱することによシ
、中のパラフィン等が液化・昇華し多孔質部分より外部
へ流出し、パラフィン等が全部外部へ流出し圧電素子全
体もしくは励振・共振電極部が空間内にとじ込められ、
機械的振動が抑圧されない様になる。しかし、パラフィ
ン等を用いた工法では、パラフィンの材質の選定、コー
ティングする量。

コーティングするときの溶融温度、昇華させるときの温
度及び製造工法・設備に対し十分な管理が必要となり、
日常の生産でのバラツキを考慮したとき空間形成ができ
ない場合もある。本発明はこの様な問題を解決すること
の出来る圧電磁器フィルタを提供せんとするものである
。

問題点を解決するための手段 本発明では、圧電素子全体もしくは共振・励振電極部周
辺に、熱硬化性樹脂の囲いを設け、圧電素子全体を樹脂
でコーティングするものである。

作用 本構成により、コーティングした樹脂が硬化されるとき
に加熱された温度から常温に冷却される際、素子全体も
しくは共振・励振電極部にあるコーティング樹脂が剥離
し、空間が形成される。

実施例 以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明す
る。第１図ａ、ｂは本発明の実施例に係る厚みすべり振
動圧電素子を用いた例を示す。厚みすべり振動の場合は
、圧電素子周辺にかつ圧電素子に付着しないようにして
、熱硬化性樹脂の囲い１２を設けた例である。

一方、第２図ａ、ｂは厚み縦振動圧電素子を用いた実施
例を示す。この場合は、圧電素子に設けた共振・励振電
極の周辺にかつ共振・励振電極に付着しないように熱硬
化性樹脂の囲い１３を設けた例である。本実施例におけ
る囲い１２．１３の高さは少なくとも圧電素子の厚み以
上にする必要がある。この様にして、囲い１２．１３の
内部にあるコーティング樹脂と圧電素子との境界に数１
ｏμの空間が形成できる。すなわち、コーティング樹脂
を加熱状態から冷却するとき触れているコーティング樹
脂の表面から冷却され、内部が最後に冷却される。この
とき、コーティング樹脂の熱膨張係数よりコーティング
樹脂の内部に位置する囲い１２．１３に付着したコーテ
ィング樹脂は内よシ外側に内部応力が働き、コーティン
グ樹脂が剥離される。

尚、実施例としては、熱硬化性樹脂としたが熱可塑性樹
脂で耐熱性の高いもの或いは低ゆう点ガラスでもよい。

発明の効果 以上のように本発明によれば、熱硬化性樹脂の囲いを設
けることにより、圧電素子上に容易に空間が形成できる
という効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂは本発明の一実施例による圧電磁器フィル
タを示す平面図、側面図、第２図ａ、ｂは本発明の他の
実施例に係る同士面図、側面図、第３図ａ、ｂは圧電素
子を示す平面図、側面図、第４図ａ、ｂは他の従来例の
平面図、側面図、第６図ａ、ｂは従来の圧電磁器フィル
タを示す平面図である。 １２．１３・・・・り囲い。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図　　　　　　　　ｌ？−固（− （（Ｌ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ｂン
第５図 仰ｐ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　相対する共振・励振電極を２対を同一圧電磁器上に形
   成させ、前記１対の共振・励振電極部或いは圧電素子全
   体を囲む様に熱硬化性樹脂の囲いを設け、全体を樹脂に
   てコーティングした圧電磁器フィルタ。