JPS6314627B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6314627B2 JPS6314627B2 JP56126466A JP12646681A JPS6314627B2 JP S6314627 B2 JPS6314627 B2 JP S6314627B2 JP 56126466 A JP56126466 A JP 56126466A JP 12646681 A JP12646681 A JP 12646681A JP S6314627 B2 JPS6314627 B2 JP S6314627B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blades
- pair
- belts
- blade
- suspended
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 229910001234 light alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は病院等において寝たきり患者をベツド
等から持上げてストレツチヤー等に安全に移す際
に用いる患者用載せ替え移動装置に関する。
等から持上げてストレツチヤー等に安全に移す際
に用いる患者用載せ替え移動装置に関する。
病院等において寝たきり患者のベツドを交換し
たり、寝たきり患者を移動するためストレツチヤ
ー等に載せ替えしたり、或いはストレツチヤーか
ら手術台に載せ替えする際には、多人数の介護人
が必要であるばかりか、その介護人に熟練を要す
るとともに介護人には大へんな労作業であつた。
そこで、このような労作業を介護人に代つて機械
に代用させることが安全の上からも強く望まれて
いる。
たり、寝たきり患者を移動するためストレツチヤ
ー等に載せ替えしたり、或いはストレツチヤーか
ら手術台に載せ替えする際には、多人数の介護人
が必要であるばかりか、その介護人に熟練を要す
るとともに介護人には大へんな労作業であつた。
そこで、このような労作業を介護人に代つて機械
に代用させることが安全の上からも強く望まれて
いる。
しかしながら、動力によつて寝たきり患者(以
下患者という)を空間的に移動させることは比較
的容易に実現可能であるが、このような患者をベ
ツド等から持上げる際と、一度持上げた患者をベ
ツド等に載せる際に問題が多いため従来実現され
ていなかつた。つまり、ベツド上の患者の体とベ
ツドの間に機械を潜り込ませて患者の体を持上げ
る際、患者の柔軟な体に異和感や悪影響を与えず
に掬い上げることは非常に困難であるとともに、
反対に一旦持上げた患者を再びベツド等に静かに
載せることは技術的に大へん難しいものであつ
た。
下患者という)を空間的に移動させることは比較
的容易に実現可能であるが、このような患者をベ
ツド等から持上げる際と、一度持上げた患者をベ
ツド等に載せる際に問題が多いため従来実現され
ていなかつた。つまり、ベツド上の患者の体とベ
ツドの間に機械を潜り込ませて患者の体を持上げ
る際、患者の柔軟な体に異和感や悪影響を与えず
に掬い上げることは非常に困難であるとともに、
反対に一旦持上げた患者を再びベツド等に静かに
載せることは技術的に大へん難しいものであつ
た。
本発明は上記欠点を解決して寝たきり患者の体
に異和感や悪影響を与えずしかも寝たきり患者の
体を安全に持上げて移動できる患者用載せ替え移
動装置を提供することを目的とする。
に異和感や悪影響を与えずしかも寝たきり患者の
体を安全に持上げて移動できる患者用載せ替え移
動装置を提供することを目的とする。
以下、各々の発明の実施例をベツド上の寝たき
り患者をストレツチヤーに載せ替えする場合を例
にとつて説明する。
り患者をストレツチヤーに載せ替えする場合を例
にとつて説明する。
本発明装置の原理は、所定間隔を保持したまま
水平に重ねて固定された板状をなす一対のブレー
ドを設け、これら夫々のブレードにその先端とな
る一辺から上下両面に亘つて回動自在にエンドレ
スのベルトが巻き懸けられており、これらのベル
トを夫々の駆動部により互いに逆向きに回転させ
るものであり、ベルトが巻き懸けられたブレード
の先端をベツド上の患者の体とベツドの間に軽く
差込むだけで後は自動的に患者の体をベルトとと
もにブレードの上に載せ移らせるものである。こ
の場合、ベルトと人体、或いはベルトとベツドの
相対速度が零となる構造であるため、背中を擦る
等の異和感やそれに伴なう悪影響を患者の体に与
えずに安全に載せ替え移動が行なわれる。
水平に重ねて固定された板状をなす一対のブレー
ドを設け、これら夫々のブレードにその先端とな
る一辺から上下両面に亘つて回動自在にエンドレ
スのベルトが巻き懸けられており、これらのベル
トを夫々の駆動部により互いに逆向きに回転させ
るものであり、ベルトが巻き懸けられたブレード
の先端をベツド上の患者の体とベツドの間に軽く
差込むだけで後は自動的に患者の体をベルトとと
もにブレードの上に載せ移らせるものである。こ
の場合、ベルトと人体、或いはベルトとベツドの
相対速度が零となる構造であるため、背中を擦る
等の異和感やそれに伴なう悪影響を患者の体に与
えずに安全に載せ替え移動が行なわれる。
以下に第1の発明に係る実施例を第1図〜第8
図に基づいて説明する。尚、第1図には本発明装
置の概略平面図を、第2図には駆動装置を一部破
砕した拡大平面図を、さらに第3図にはブレード
固定用の枠体の平面図を示しており、第4図は第
2図中の−矢視断面図、第5図は第2図中の
−矢視断面図、第6図は中空のブレードの断
面図、第7図は駆動装置の一部を示す第2図中の
矢視図、第8図は本装置の動作を説明する断面
図である。
図に基づいて説明する。尚、第1図には本発明装
置の概略平面図を、第2図には駆動装置を一部破
砕した拡大平面図を、さらに第3図にはブレード
固定用の枠体の平面図を示しており、第4図は第
2図中の−矢視断面図、第5図は第2図中の
−矢視断面図、第6図は中空のブレードの断
面図、第7図は駆動装置の一部を示す第2図中の
矢視図、第8図は本装置の動作を説明する断面
図である。
本発明装置2は第1図〜第8図に示す如く、板
状をなす一対のブレード3a,3bと、これら
各々のブレード3a,3bに夫々巻き懸けられた
一対のエンドレスのベルト5a,5bと、これら
のベルト5a,5bをブレード3a,3bの外周
面に沿つて夫々移動回転させる一対の駆動装置6
とで構成されている。
状をなす一対のブレード3a,3bと、これら
各々のブレード3a,3bに夫々巻き懸けられた
一対のエンドレスのベルト5a,5bと、これら
のベルト5a,5bをブレード3a,3bの外周
面に沿つて夫々移動回転させる一対の駆動装置6
とで構成されている。
上記ブレード3a,3bは第1図に示す如く、
寝たきり患者の体を載せ得る広さを有する矩形状
の板であつて、その幅が人体の身長に合わせて形
成されており、一方の長辺が先端(図中左辺)と
なり他方の長辺が後端となる。これらのブレード
3a,3bは隙間(ベルト5a,5bを充分挿通
できる間隔)を保持したまま水平に重ねられ、そ
の両側が第3図に示す枠体4に固定されている。
さらに、これらのブレード3a,3bの夫々には
その先端から後端に亘つてベルト5a,5bが巻
き懸けられるのでこれらベルト5a,5bの移動
回転を滑らかにするため、各ブレード3a,3b
の先端および後端には第5図に示す如く丸みを付
けるとともにブレード3a,3bの上下両面には
摩擦係数を小さくするためにテフロン等のコーテ
イングが施されている。また、このブレード3
a,3bは人体を載せるため、人体の重量に耐え
得る強度を有すると共に軽量であることが望まし
く、その材料としては例えば軽合金や樹脂等が好
適である。またブレード3a,3bは上述した如
く中実に限らず第6図に示す如く梁構造にして強
度を持たせた中空に形成してもよい。また更に、
ブレード3a,3bの夫々の両側縁には第4図に
示す如く移動回転するベルト5a,5bがはみ出
さないよう防止する案内3cがブレード3a,3
bと一体に形成されている。
寝たきり患者の体を載せ得る広さを有する矩形状
の板であつて、その幅が人体の身長に合わせて形
成されており、一方の長辺が先端(図中左辺)と
なり他方の長辺が後端となる。これらのブレード
3a,3bは隙間(ベルト5a,5bを充分挿通
できる間隔)を保持したまま水平に重ねられ、そ
の両側が第3図に示す枠体4に固定されている。
さらに、これらのブレード3a,3bの夫々には
その先端から後端に亘つてベルト5a,5bが巻
き懸けられるのでこれらベルト5a,5bの移動
回転を滑らかにするため、各ブレード3a,3b
の先端および後端には第5図に示す如く丸みを付
けるとともにブレード3a,3bの上下両面には
摩擦係数を小さくするためにテフロン等のコーテ
イングが施されている。また、このブレード3
a,3bは人体を載せるため、人体の重量に耐え
得る強度を有すると共に軽量であることが望まし
く、その材料としては例えば軽合金や樹脂等が好
適である。またブレード3a,3bは上述した如
く中実に限らず第6図に示す如く梁構造にして強
度を持たせた中空に形成してもよい。また更に、
ブレード3a,3bの夫々の両側縁には第4図に
示す如く移動回転するベルト5a,5bがはみ出
さないよう防止する案内3cがブレード3a,3
bと一体に形成されている。
上記ベルト5a,5bは第5図に示す如くブレ
ード3a,3bとほぼ同一幅を有するエンドレス
のベルトであり、ブレード3a,3bの先端から
このブレード3a,3bの後端後方に設置される
駆動装置6に亘り懸架されており、この駆動装置
6により上記ブレード3a,3bの外周を摺接し
ながら回転する。そのため、これらベルト5a,
5bの材質は摩擦係数が小さいナイロン等で薄く
形成されている。
ード3a,3bとほぼ同一幅を有するエンドレス
のベルトであり、ブレード3a,3bの先端から
このブレード3a,3bの後端後方に設置される
駆動装置6に亘り懸架されており、この駆動装置
6により上記ブレード3a,3bの外周を摺接し
ながら回転する。そのため、これらベルト5a,
5bの材質は摩擦係数が小さいナイロン等で薄く
形成されている。
上記駆動装置6は第2図および第5図に示す如
くブレード3a,3bの後端後方に設置されてベ
ルト5a,5bに夫々巻き懸けられる一対のドラ
イビングプーリー7a,7bと、このドライビン
グプーリー7a,7bの近傍に設置されてベルト
5a,5bの巻付角を増大させるガイドローラ1
1a,11bにより構成されている。
くブレード3a,3bの後端後方に設置されてベ
ルト5a,5bに夫々巻き懸けられる一対のドラ
イビングプーリー7a,7bと、このドライビン
グプーリー7a,7bの近傍に設置されてベルト
5a,5bの巻付角を増大させるガイドローラ1
1a,11bにより構成されている。
このドライビングプーリー7a,7bは第7図
に示す如く筒状のプーリー内にモータ及び減速部
を内蔵し、プーリーの両側に突出した軸8a,8
bを枠体4に固定してケーブル12から給電する
ことにより、自在にプーリーを回動させるもので
ある。尚、このドライビングプーリー7a,7b
はモータと減速部が筒状のプーリーの外部に設け
られるタイプを用いることもできる。
に示す如く筒状のプーリー内にモータ及び減速部
を内蔵し、プーリーの両側に突出した軸8a,8
bを枠体4に固定してケーブル12から給電する
ことにより、自在にプーリーを回動させるもので
ある。尚、このドライビングプーリー7a,7b
はモータと減速部が筒状のプーリーの外部に設け
られるタイプを用いることもできる。
またこのドライビングプーリー7a,7bの外
周表面にはベルト5a,5bとの摩擦係数を増大
するために第5図に示す如くゴムリング10a,
10bが環装されている。このゴムリング10
a,10bの代りにプーリー表面に細かな凹凸を
施してもよい。さらにこのドライビングプーリー
7a,7bの端部にはギヤ9aと9bが歯合した
状態で夫々プーリーに固設されており、ドライビ
ングプーリー7a,7bは常時逆向きに回転す
る。したがつて、第5図に示す如くドライビング
プーリー7aに懸架されたベルト5aが上側ブレ
ード3aの上面を矢印a方向に移動する際には、
ドライビングプーリー7bに懸架されたベルト5
bも下側ブレード3bの下面を同じa方向に移動
する。反対にドライビングプーリー7a,7bが
逆方向に回転すればベルト5a,5bもa方向と
逆方向に回転する。このように上側のベルト5a
と下側のベルト5bはブレード3aの上面とブレ
ード3bの下面では常時同方向に向つて移動する
ことになる。
周表面にはベルト5a,5bとの摩擦係数を増大
するために第5図に示す如くゴムリング10a,
10bが環装されている。このゴムリング10
a,10bの代りにプーリー表面に細かな凹凸を
施してもよい。さらにこのドライビングプーリー
7a,7bの端部にはギヤ9aと9bが歯合した
状態で夫々プーリーに固設されており、ドライビ
ングプーリー7a,7bは常時逆向きに回転す
る。したがつて、第5図に示す如くドライビング
プーリー7aに懸架されたベルト5aが上側ブレ
ード3aの上面を矢印a方向に移動する際には、
ドライビングプーリー7bに懸架されたベルト5
bも下側ブレード3bの下面を同じa方向に移動
する。反対にドライビングプーリー7a,7bが
逆方向に回転すればベルト5a,5bもa方向と
逆方向に回転する。このように上側のベルト5a
と下側のベルト5bはブレード3aの上面とブレ
ード3bの下面では常時同方向に向つて移動する
ことになる。
このような装置2においては、実際には台車等
に固設されて用いられ、第8図に示す如くブレー
ド3a,3bの先端部を人体とベツド1の間に僅
かに差込むだけで、後は自動的に人体をブレード
3a上に載せ替える。即ち、ベツド1から人体を
持上げる場合には、駆動装置6によりベルト5a
および5bをブレード3aの上面およびブレード
3bの下面で図中の矢印a方向に回転させてお
き、ブレード3a,3bの先端を人体とベツド1
の間に僅かに差入れる。その際、ブレード3aお
よび3bに対するベルト5aと5bの移動速度を
vとすると、ブレード3aと3bの先端部分で
は、上側のベルト5aがブレード3aの下面から
上面に、他方下側のベルト5bがブレード3bの
上面から下面にともにvの速度で繰出されるた
め、上側のベルト5aと人体、下側のベルト5b
とベツド1の相対速度が零となり、ベルト5a,
5bに対してブレード3a,3bがvの速度で図
中の矢印b方向に人体とベツド1の間に潜り込み
ながら前進する。このようにして人体およびベツ
ドに対し摩擦を生ずることなく、人体をベツド1
上でベルト5aとともにブレード3a上に載せ替
えることが行なわれる。他方、一度ブレード3a
上に載せた人体をベツド1等に移し替える場合
は、上記動作の逆操作を行ない、ベルト5a,5
bを上記と反対方向に回転させれば無理なくベツ
ド1上に載せ替えすることができる。
に固設されて用いられ、第8図に示す如くブレー
ド3a,3bの先端部を人体とベツド1の間に僅
かに差込むだけで、後は自動的に人体をブレード
3a上に載せ替える。即ち、ベツド1から人体を
持上げる場合には、駆動装置6によりベルト5a
および5bをブレード3aの上面およびブレード
3bの下面で図中の矢印a方向に回転させてお
き、ブレード3a,3bの先端を人体とベツド1
の間に僅かに差入れる。その際、ブレード3aお
よび3bに対するベルト5aと5bの移動速度を
vとすると、ブレード3aと3bの先端部分で
は、上側のベルト5aがブレード3aの下面から
上面に、他方下側のベルト5bがブレード3bの
上面から下面にともにvの速度で繰出されるた
め、上側のベルト5aと人体、下側のベルト5b
とベツド1の相対速度が零となり、ベルト5a,
5bに対してブレード3a,3bがvの速度で図
中の矢印b方向に人体とベツド1の間に潜り込み
ながら前進する。このようにして人体およびベツ
ドに対し摩擦を生ずることなく、人体をベツド1
上でベルト5aとともにブレード3a上に載せ替
えることが行なわれる。他方、一度ブレード3a
上に載せた人体をベツド1等に移し替える場合
は、上記動作の逆操作を行ない、ベルト5a,5
bを上記と反対方向に回転させれば無理なくベツ
ド1上に載せ替えすることができる。
次に第2および第3の発明の実施例を第5図お
よび第9図に基づいて説明する。尚、これらの発
明においては第1の発明と同一な構造の説明は省
略し、異なる駆動装置についてのみ説明する。
よび第9図に基づいて説明する。尚、これらの発
明においては第1の発明と同一な構造の説明は省
略し、異なる駆動装置についてのみ説明する。
第2の発明に係る駆動装置6においては、第5
図に示す如くドライビングプーリー7a,7bに
懸架されたベルト5aおよび5bとその巻付角を
増大させるために設置されたガイドローラ11a
および11bとの巻き懸け方にその特徴を有す
る。
図に示す如くドライビングプーリー7a,7bに
懸架されたベルト5aおよび5bとその巻付角を
増大させるために設置されたガイドローラ11a
および11bとの巻き懸け方にその特徴を有す
る。
つまり、上側のブレード3aに巻き懸けられる
ベルト5aは、ブレード3aの後端後方に設置さ
れたドライビングプーリー7aに下側から上側に
亘り懸架され、さらに上側からドライビングプー
リー7aの近傍に設置されたガイドローラ11a
の下側を通つてブレード3aに巻き懸けられてい
る。他方、下側のベルト5bも同様にしてドライ
ビングプーリー7bからガイドローラ11bの下
側を通つてブレード3bに巻き懸けられている。
これらのガイドローラ11a,11bは両側の枠
体4に回動自在に軸支されており、それぞれドラ
イビングプーリー7a,7bの近傍に設置されて
ベルト5aおよび5bの巻付角を増大すると共に
張力を与える。この場合、下側のガイドローラ1
1bが上側のベルト5aに接触しないようドライ
ビングプーリー7aはやや上方に設置され、これ
に伴ない上側のガイドローラ11aも下側のガイ
ドローラ11bとの間隔Aを保つて設置されてい
る。このようにベルト5aおよび5bは夫々ガイ
ドローラ11aおよび11bによつて巻付角を大
きくした状態でドライビングプーリー7aおよび
7bに懸架されるため、駆動効率を高めることが
できる。
ベルト5aは、ブレード3aの後端後方に設置さ
れたドライビングプーリー7aに下側から上側に
亘り懸架され、さらに上側からドライビングプー
リー7aの近傍に設置されたガイドローラ11a
の下側を通つてブレード3aに巻き懸けられてい
る。他方、下側のベルト5bも同様にしてドライ
ビングプーリー7bからガイドローラ11bの下
側を通つてブレード3bに巻き懸けられている。
これらのガイドローラ11a,11bは両側の枠
体4に回動自在に軸支されており、それぞれドラ
イビングプーリー7a,7bの近傍に設置されて
ベルト5aおよび5bの巻付角を増大すると共に
張力を与える。この場合、下側のガイドローラ1
1bが上側のベルト5aに接触しないようドライ
ビングプーリー7aはやや上方に設置され、これ
に伴ない上側のガイドローラ11aも下側のガイ
ドローラ11bとの間隔Aを保つて設置されてい
る。このようにベルト5aおよび5bは夫々ガイ
ドローラ11aおよび11bによつて巻付角を大
きくした状態でドライビングプーリー7aおよび
7bに懸架されるため、駆動効率を高めることが
できる。
次に、第3の発明に係る駆動装置においては第
9図に示すように、上側のベルト5aの巻き懸け
方にその特徴を有する。即ち、下側のベルト5b
においては上述した第2の発明と同様に、ベルト
5bがドライビングプーリー7bに下から上に亘
つて懸架され、さらに上側から下側のガイドロー
ラ11bの下側を通つてブレード3bに巻き懸け
られている。一方、これに異なり、上側のベルト
5aにおいては、ブレード3aの下面側から一旦
下側のガイドローラ11bの下側を通り、それか
ら上側のドライビングプーリー70aの下から上
に懸け渡され、さらにその上側から上側のガイド
ローラ11aの下側を通つてブレード3aに巻き
懸けられている。つまりブレード3aと3bとの
間を移動するベルト5a,5bはともに接触した
まま下側のガイドローラ11bに下方に常時押付
けられている。したがつてガイドローラ11aと
11bの間にベルト5aが介在することもないこ
とから、ガイドローラ11aと11bとの間隔B
をさらに小さくすることができるため、駆動装置
6の小形化を図ることが可能となる。
9図に示すように、上側のベルト5aの巻き懸け
方にその特徴を有する。即ち、下側のベルト5b
においては上述した第2の発明と同様に、ベルト
5bがドライビングプーリー7bに下から上に亘
つて懸架され、さらに上側から下側のガイドロー
ラ11bの下側を通つてブレード3bに巻き懸け
られている。一方、これに異なり、上側のベルト
5aにおいては、ブレード3aの下面側から一旦
下側のガイドローラ11bの下側を通り、それか
ら上側のドライビングプーリー70aの下から上
に懸け渡され、さらにその上側から上側のガイド
ローラ11aの下側を通つてブレード3aに巻き
懸けられている。つまりブレード3aと3bとの
間を移動するベルト5a,5bはともに接触した
まま下側のガイドローラ11bに下方に常時押付
けられている。したがつてガイドローラ11aと
11bの間にベルト5aが介在することもないこ
とから、ガイドローラ11aと11bとの間隔B
をさらに小さくすることができるため、駆動装置
6の小形化を図ることが可能となる。
このように本発明によれば、寝たきり患者の体
に悪影響や異和感を与えることもなく安全にしか
も自動的に患者をベツド等からストレツチヤー等
に載せ替え移動することが可能となり、寝たきり
患者にとつて極めて有用なものである。
に悪影響や異和感を与えることもなく安全にしか
も自動的に患者をベツド等からストレツチヤー等
に載せ替え移動することが可能となり、寝たきり
患者にとつて極めて有用なものである。
第1図〜第9図は本発明装置の実施例に係り、
第1図は装置の概略平面図、第2図は駆動装置を
一部破砕して示す平面図、第3図は枠体の平面
図、第4図は第2図中の−矢視断面図、第5
図は第2図中の−矢視断面図、第6図は中空
ブレードの一部分を示す断面図、第7図は駆動装
置の一部を示す第2図中の矢視図、第8図は装
置の動作を示す説明図、第9図は他の発明に係る
駆動部の断面図である。 図面中、1はベツド、2は患者用載せ替え移動
装置、3a,3bは中実のブレード、4は枠体、
5a,5bはベルト、6は駆動装置、7a,7b
はドライビングプーリー、8a,8bは軸、9
a,9bはギヤ、10a,10bはゴムリング、
11a,11bはガイドローラ、12はケーブ
ル、13はカバー、14は中空ブレード、A,B
はガイドローラ11aと11bの間隔である。
第1図は装置の概略平面図、第2図は駆動装置を
一部破砕して示す平面図、第3図は枠体の平面
図、第4図は第2図中の−矢視断面図、第5
図は第2図中の−矢視断面図、第6図は中空
ブレードの一部分を示す断面図、第7図は駆動装
置の一部を示す第2図中の矢視図、第8図は装
置の動作を示す説明図、第9図は他の発明に係る
駆動部の断面図である。 図面中、1はベツド、2は患者用載せ替え移動
装置、3a,3bは中実のブレード、4は枠体、
5a,5bはベルト、6は駆動装置、7a,7b
はドライビングプーリー、8a,8bは軸、9
a,9bはギヤ、10a,10bはゴムリング、
11a,11bはガイドローラ、12はケーブ
ル、13はカバー、14は中空ブレード、A,B
はガイドローラ11aと11bの間隔である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 先端の辺を揃え且つ所用間隔を保持したまま
ほぼ水平に重ねて固定された板状をなす一対のブ
レードと、該夫々のブレートの上面から先端とな
る一辺を経て下面に沿い摺接自在に夫々巻き懸け
られた一対のエンドレスのベルトと、前記夫々の
ブレードの後端側に設置され前記ベルトを夫々懸
架して互いに逆方向に等速で前記夫々のブレード
の外周に沿つて回転させる一対のドライビングプ
ーリーを有する駆動装置とからなることを特徴と
する患者用載せ替え移動装置。 2 先端の辺を揃え且つ所用間隔を保持したまま
ほぼ水平に重ねて固定された板状をなす一対のブ
レードと、該夫々のブレードの上面から先端とな
る一辺を経て下面に沿い摺接自在に夫々巻き懸け
られた一対のエンドレスのベルトとを具えると共
に、前記夫々のブレードの後端側に設置され前記
ベルトを夫々懸架して互いに逆方向に等速で前記
夫々のブレードの外周に沿つて回転させる一対の
ドライビングプーリーと、該ドライビングプーリ
ーの近傍に夫々回動自在に設置され当該ドライビ
ングプーリーに懸架された前記夫々のベルトをそ
の巻付角が増大するよう外方から夫々押接する一
対のガイドローラとからなる駆動装置を具えたこ
とを特徴とする患者用載せ替え移動装置。 3 先端の辺を揃え且つ所用間隔を保持したまま
ほぼ水平に重ねて固定された板状をなす一対のブ
レードと、該夫々のブレードの上面から先端とな
る一辺を経て下面に沿い摺接自在に夫々巻き懸け
られた一対のエンドレスのベルトと、前記夫々の
ブレードの後端側に上・下に夫々設置され前記ベ
ルトを夫々懸架して互いに逆方向に等速で前記ブ
レードの外周に沿つて回転させる上側ドライビン
グプーリーおよび下側ドライビングプーリーと該
上側および下側ドライビングプーリーに夫々懸架
された前記ベルトの巻付角を押接して増大させる
よう当該上側および下側ドライビングプーリーの
近傍に回動自在に夫々設置された上側ガイドロー
ラおよび下側ガイドローラとからなる駆動装置を
具える一方、前記駆動装置内において前記上側ド
ライビングプーリーに懸架されるベルトを前記上
側ガイドローラの下側を通してから上側ドライビ
ングプーリーに沿わせさらに前記下側ガイドロー
ラの下側を通すことにより巻き懸ける一方、前記
下側ドライビングプーリーに懸架されるベルトを
前記下側ガイドローラの下側を通してから前記下
側ドライビングプーリーに巻き懸けたことを特徴
とする患者用載せ替え移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56126466A JPS5827558A (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | 患者用載せ替え移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56126466A JPS5827558A (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | 患者用載せ替え移動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5827558A JPS5827558A (ja) | 1983-02-18 |
JPS6314627B2 true JPS6314627B2 (ja) | 1988-03-31 |
Family
ID=14935910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56126466A Granted JPS5827558A (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | 患者用載せ替え移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5827558A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6021751A (ja) * | 1983-07-16 | 1985-02-04 | 株式会社島津製作所 | 身体不自由者移送装置 |
JPS6031749A (ja) * | 1983-07-30 | 1985-02-18 | 株式会社島津製作所 | 身体不自由者移送装置 |
JPS6031750A (ja) * | 1983-07-30 | 1985-02-18 | 株式会社島津製作所 | 患者移送装置 |
JPS6031751A (ja) * | 1983-07-30 | 1985-02-18 | 株式会社島津製作所 | 身体不自由者移送装置 |
JPS60168820U (ja) * | 1984-04-16 | 1985-11-09 | 東陽精工株式会社 | 傷病人移動用具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4912999A (ja) * | 1972-05-17 | 1974-02-04 |
-
1981
- 1981-08-12 JP JP56126466A patent/JPS5827558A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4912999A (ja) * | 1972-05-17 | 1974-02-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5827558A (ja) | 1983-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3947902A (en) | Apron and drive mechanism for object transferring apparatus | |
US3854152A (en) | Apparatus for transferring patients | |
US4970738A (en) | Patient transfer device | |
US4680818A (en) | Transfer device for moving recumbent person | |
US3579672A (en) | Method and apparatus for moving objects | |
WO2006065543A1 (en) | Transfer system for an invalid patient | |
JPS6314627B2 (ja) | ||
GB2191984A (en) | Bale wrapping apparatus | |
JPS635711Y2 (ja) | ||
CN209751417U (zh) | 一种重症医疗患者转移装置 | |
JPS6124249Y2 (ja) | ||
JPS6040559B2 (ja) | 無端状ウエブの引伸装置 | |
JPS6244941B2 (ja) | ||
JPS635710Y2 (ja) | ||
ATE72106T1 (de) | Transportvorrichtung zum verlagern von liegenden patienten. | |
JPH0137622Y2 (ja) | ||
CN218792189U (zh) | 一种可快速更换的软式内镜执行机构及输送装置 | |
JP2862098B2 (ja) | 物品の搬送方法及び装置 | |
JPS62194621U (ja) | ||
JPH01192610A (ja) | パレット方向変換装置 | |
JPH0231981B2 (ja) | ||
JP3070649U (ja) | 横移動機能付きベッド装置 | |
JPH0231976B2 (ja) | ||
JPH0451786Y2 (ja) | ||
JP2989308B2 (ja) | 片持ち軸の固定機構 |