JPS631449B2 - - Google Patents
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- JPS631449B2 JPS631449B2 JP58038874A JP3887483A JPS631449B2 JP S631449 B2 JPS631449 B2 JP S631449B2 JP 58038874 A JP58038874 A JP 58038874A JP 3887483 A JP3887483 A JP 3887483A JP S631449 B2 JPS631449 B2 JP S631449B2
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- JP
- Japan
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- pressure
- passage
- supercharging
- valve
- exhaust
- Prior art date
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Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 31
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 26
- 239000002699 waste material Substances 0.000 claims description 10
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 3
- 230000001934 delay Effects 0.000 claims description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 29
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 4
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B37/00—Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
- F02B37/12—Control of the pumps
- F02B37/18—Control of the pumps by bypassing exhaust from the inlet to the outlet of turbine or to the atmosphere
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Supercharger (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、排気ガスによつて駆動される過給
機、つまり排気ターボ過給機を備えた内燃機関に
おいて、その過給圧を、内燃機関における加速運
転に応答して制御する装置に関するものである。
機、つまり排気ターボ過給機を備えた内燃機関に
おいて、その過給圧を、内燃機関における加速運
転に応答して制御する装置に関するものである。
排気ターボ過給機を備えた内燃機関において、
その過給圧が或る値を越えないように制御するた
めに、排気ターボ過給機における排気タービンに
対して設けた排気バイパス通路中に、ブロワー圧
縮機より下流側の過給圧に関連したウエストゲー
ト弁を設け、過給圧が、予め設定した通常設定過
給圧に達するとウエストゲート弁を開き、排気ガ
スの一部をバイパスさせることによつて、過給圧
のそれ以上の上昇を防止することは、例えば、特
開昭52−59211号公報等によつて良く知られてい
る。
その過給圧が或る値を越えないように制御するた
めに、排気ターボ過給機における排気タービンに
対して設けた排気バイパス通路中に、ブロワー圧
縮機より下流側の過給圧に関連したウエストゲー
ト弁を設け、過給圧が、予め設定した通常設定過
給圧に達するとウエストゲート弁を開き、排気ガ
スの一部をバイパスさせることによつて、過給圧
のそれ以上の上昇を防止することは、例えば、特
開昭52−59211号公報等によつて良く知られてい
る。
しかし、排気ターボ過給機は、内燃機関の加速
時において排気タービン及びブロワー圧縮機の慣
性により、回転の立上りが遅れ過給圧の上昇が遅
く、且つ、過給圧を前記のように制御するため、
十分な加速性能が得られない欠点がある。
時において排気タービン及びブロワー圧縮機の慣
性により、回転の立上りが遅れ過給圧の上昇が遅
く、且つ、過給圧を前記のように制御するため、
十分な加速性能が得られない欠点がある。
そこで、先行技術としての実開昭54−37703号
公報は、内燃機関の加速に際してアクセルペダル
を急速に踏み込むとき、前記ウエストゲート弁を
閉状態に保持することにより、過給圧を、ウエス
トゲート弁による通常設定過給圧以上に高めて、
加速性能を向上することを提案している。
公報は、内燃機関の加速に際してアクセルペダル
を急速に踏み込むとき、前記ウエストゲート弁を
閉状態に保持することにより、過給圧を、ウエス
トゲート弁による通常設定過給圧以上に高めて、
加速性能を向上することを提案している。
ところが、この先行技術のものは、アクセルペ
ダルを急速に踏み込んでいる限り、換言すると、
アクセルペダルの急踏み込みを止めない限り、ウ
エストゲート弁は閉のまゝで、過給圧は前記通常
設定過給圧よりも大きく急上昇することになり、
この過給圧の急上昇は全く予測できず、極端な過
過給の状態になる場合があるので、排気ターボ過
給機等を破損する危険性が大であり、また、この
ことをおそれてアクセルペダルの急踏み込みを早
期に止めると、過給圧は前記通常設定過給圧以上
に上昇しないので、十分な加速性能が得られない
ことになる。
ダルを急速に踏み込んでいる限り、換言すると、
アクセルペダルの急踏み込みを止めない限り、ウ
エストゲート弁は閉のまゝで、過給圧は前記通常
設定過給圧よりも大きく急上昇することになり、
この過給圧の急上昇は全く予測できず、極端な過
過給の状態になる場合があるので、排気ターボ過
給機等を破損する危険性が大であり、また、この
ことをおそれてアクセルペダルの急踏み込みを早
期に止めると、過給圧は前記通常設定過給圧以上
に上昇しないので、十分な加速性能が得られない
ことになる。
本発明は、この問題を解消し、内燃機関に加速
に際して過給圧を、安全性を損なうことなく上昇
することにより、加速性能を的確に向上したもの
であり、また、他の発明は、加速性能の一層の向
上を図るものである。
に際して過給圧を、安全性を損なうことなく上昇
することにより、加速性能を的確に向上したもの
であり、また、他の発明は、加速性能の一層の向
上を図るものである。
この目的を達成するため第１の発明は、排気タ
ービンの上流側と下流側とを連通させる排気バイ
パス通路を設け、該排気バイパス通路中に圧力作
動式のウエストゲート弁を設けて成る排気ターボ
過給式内燃機関において、ブロワー圧縮機下流の
過給通路と前記ウエストゲート弁の圧力室とを、
当該圧力室への方向にのみ圧力を遅延させて伝え
る第１遅延手段と過給圧が所定の設定圧以上にな
ると大気への連通路と切換える切換弁とを介して
連通させる第１の圧力伝達通路を設け、前記大気
への連通路には、過給圧の大気へのリークを遅延
させる第２遅延手段を設け、更に、前記第１の圧
力伝達通路における第１遅延手段及び切換弁と並
列に、ブロワー圧縮機下流の過給通路と前記ウエ
ストゲート弁の圧力室とを、過給圧が前記設定圧
より高い圧力になると開成する圧力開閉弁を介し
て連通させる第２の圧力伝達通路を設けた構成に
した。
ービンの上流側と下流側とを連通させる排気バイ
パス通路を設け、該排気バイパス通路中に圧力作
動式のウエストゲート弁を設けて成る排気ターボ
過給式内燃機関において、ブロワー圧縮機下流の
過給通路と前記ウエストゲート弁の圧力室とを、
当該圧力室への方向にのみ圧力を遅延させて伝え
る第１遅延手段と過給圧が所定の設定圧以上にな
ると大気への連通路と切換える切換弁とを介して
連通させる第１の圧力伝達通路を設け、前記大気
への連通路には、過給圧の大気へのリークを遅延
させる第２遅延手段を設け、更に、前記第１の圧
力伝達通路における第１遅延手段及び切換弁と並
列に、ブロワー圧縮機下流の過給通路と前記ウエ
ストゲート弁の圧力室とを、過給圧が前記設定圧
より高い圧力になると開成する圧力開閉弁を介し
て連通させる第２の圧力伝達通路を設けた構成に
した。
また、第２の発明は、前記第１の発明におい
て、その第２の圧力伝達通路中に、圧力開閉弁の
下流側に第３遅延手段を設けた構成にした。
て、その第２の圧力伝達通路中に、圧力開閉弁の
下流側に第３遅延手段を設けた構成にした。
以下本発明の実施例を図面について説明する
に、第１図は第１の発明に対する実施例を示し、
この図において符号１は、吸気マニホールド２及
び排気マニホールド３を有する３気筒内燃機関、
符号４は、排気タービン５とブロワー圧縮機６と
を直結した排気ターボ過給機を各々示し、前記ブ
ロワー圧縮機６の吐出側と前記吸気マニホールド
２とをつなぐ過給通路７には、脈動消去用のサー
ジタンク８とスロツトル弁９付き気化器１０とが
設けられ、ブロワー圧縮機６の吸入側にはエアク
リーナ１１が接続され、また、前記排気タービン
５の入口側には、前記吸気マニホールド３からの
排気通路１２が、排気タービン５の出口側には、
大気への排気管１３が各々接続されている。
に、第１図は第１の発明に対する実施例を示し、
この図において符号１は、吸気マニホールド２及
び排気マニホールド３を有する３気筒内燃機関、
符号４は、排気タービン５とブロワー圧縮機６と
を直結した排気ターボ過給機を各々示し、前記ブ
ロワー圧縮機６の吐出側と前記吸気マニホールド
２とをつなぐ過給通路７には、脈動消去用のサー
ジタンク８とスロツトル弁９付き気化器１０とが
設けられ、ブロワー圧縮機６の吸入側にはエアク
リーナ１１が接続され、また、前記排気タービン
５の入口側には、前記吸気マニホールド３からの
排気通路１２が、排気タービン５の出口側には、
大気への排気管１３が各々接続されている。
符号１４は、前記排気通路１２と排気管１３と
の間に、排気タービン５を迂回して設けた排気バ
イパス通路、符号１６は、該排気バイパス通路１
４中に設けた圧力作動式のウエストゲート弁を
各々示し、該ウエストゲート弁１６は、その弁体
１７を常時閉方向に付勢するばね１８を備える一
方、その圧力室１９内に、前記過給通路７又はサ
ージタンク８内の過給圧を、第１の圧力伝達通路
２０を介して導入することにより、前記過給圧が
通常の設定過給圧Po（例えば約350mmHg程度）に
なると、そのばね１８に抗して弁体１７を開くよ
うに構成されている。
の間に、排気タービン５を迂回して設けた排気バ
イパス通路、符号１６は、該排気バイパス通路１
４中に設けた圧力作動式のウエストゲート弁を
各々示し、該ウエストゲート弁１６は、その弁体
１７を常時閉方向に付勢するばね１８を備える一
方、その圧力室１９内に、前記過給通路７又はサ
ージタンク８内の過給圧を、第１の圧力伝達通路
２０を介して導入することにより、前記過給圧が
通常の設定過給圧Po（例えば約350mmHg程度）に
なると、そのばね１８に抗して弁体１７を開くよ
うに構成されている。
前記第１の圧力伝達通路２０中に、絞りオリフ
イス２２と過給通路７への方向にのみ開くように
した逆止弁２３とを並設して成る第１遅延手段２
４を設けると共に、三方式の電磁切換弁２６を設
ける。この電磁切換弁２６は、非通電時には、大
気への連通路２５を遮断し、第１の圧力伝達通路
２０を連通させているが、通電時には、前記第１
遅延手段２４と大気への連通路２との連通を遮断
すると同時に、ウエストゲート弁１６における圧
力室１９と大気への連通路２５とを連通する如く
切換わるようになつており、その大気への連通路
２５中には、絞りオリフイス２７と第１の圧力伝
達通路２０への方向にのみ開くようにした逆止弁
２８とを並設して成る第２遅延手段３３を設け
る。なお、この第２遅延手段３３は、絞りオリフ
イス２７のみでも良い。
イス２２と過給通路７への方向にのみ開くように
した逆止弁２３とを並設して成る第１遅延手段２
４を設けると共に、三方式の電磁切換弁２６を設
ける。この電磁切換弁２６は、非通電時には、大
気への連通路２５を遮断し、第１の圧力伝達通路
２０を連通させているが、通電時には、前記第１
遅延手段２４と大気への連通路２との連通を遮断
すると同時に、ウエストゲート弁１６における圧
力室１９と大気への連通路２５とを連通する如く
切換わるようになつており、その大気への連通路
２５中には、絞りオリフイス２７と第１の圧力伝
達通路２０への方向にのみ開くようにした逆止弁
２８とを並設して成る第２遅延手段３３を設け
る。なお、この第２遅延手段３３は、絞りオリフ
イス２７のみでも良い。
そして、前記電磁切換弁２６とバツテリー２９
等の電源とをつなぐ電気回路３０中に、気化器１
０より下流側（厳密には、スロツトル弁９より下
流側）の吸気圧又は前記過給圧に関連して、当該
吸気圧又は過給圧が、前記通常の設定過給圧Po
と等しいか少し高い圧力（例えば、約360mmHg）
になるとONになる圧力スイツチ３１を設ける。
一方、前記第１の圧力伝達通路２０には、前記第
１遅延手段２４及び電磁切換弁２６をバイパスし
て過給通路７と圧力室１９とを連通する第２の圧
力伝達通路３２を設けて、この第２の圧力伝達通
路３２中に、圧力開閉弁３４を設ける。この圧力
開閉弁３４は、ポート３５を大気連通室３６内の
ばね３７にて閉じるダイヤフラム３６を備え、過
給圧が前記通常の設定過給圧Poよりも適宜高い
加速設定過給圧Ｐ１（例えば、約420mmHg）にな
るとポート３５を開くように構成されている。な
お、図中符号３９は、前記圧力スイツチ３１の
ONに連動して小量の燃料を噴射供給するための
燃料噴射ノズルである。
等の電源とをつなぐ電気回路３０中に、気化器１
０より下流側（厳密には、スロツトル弁９より下
流側）の吸気圧又は前記過給圧に関連して、当該
吸気圧又は過給圧が、前記通常の設定過給圧Po
と等しいか少し高い圧力（例えば、約360mmHg）
になるとONになる圧力スイツチ３１を設ける。
一方、前記第１の圧力伝達通路２０には、前記第
１遅延手段２４及び電磁切換弁２６をバイパスし
て過給通路７と圧力室１９とを連通する第２の圧
力伝達通路３２を設けて、この第２の圧力伝達通
路３２中に、圧力開閉弁３４を設ける。この圧力
開閉弁３４は、ポート３５を大気連通室３６内の
ばね３７にて閉じるダイヤフラム３６を備え、過
給圧が前記通常の設定過給圧Poよりも適宜高い
加速設定過給圧Ｐ１（例えば、約420mmHg）にな
るとポート３５を開くように構成されている。な
お、図中符号３９は、前記圧力スイツチ３１の
ONに連動して小量の燃料を噴射供給するための
燃料噴射ノズルである。
この構成において、過給通路７又はサージタン
ク８内における過給圧が通常の設定過給圧Po以
下に降下するときには、第１の圧力伝達通路２０
中の第１遅延手段２４における逆止弁２３の開に
よつて、過給圧の降下が時間的に遅れなく、第１
の圧力伝達通路２０を介してウエストゲート弁１
６における圧力室１９に伝達され、ウエストゲー
ト弁１６における弁体１７は直ちに閉作動する一
方、過給圧の上昇は、第１遅延手段２４における
逆止弁２３の閉によつて絞りオリフイス２２のみ
を通つて前記圧力室１９に遅延伝達されるが、ス
ロツトル弁９を緩やかに開く普通の加速時には、
内燃機関の回転数の上昇、延いては排気ターボ過
給機４の回転数の上昇は緩やかで、従つて過給圧
の上昇も遅く、前記オリフイス２２の遅延規制を
受けないので、過給圧の上昇はそのまゝ圧力室１
９に伝達し、過給圧が通常の設定過給圧Poにな
つた時点で、前記ウエストゲート弁１６における
弁体１７が開き排気ガスの一部を、排気タービン
５に対してバイパスさせるから、過給圧は前記通
常の設定過給圧Poを越えることがないように制
御され、このときの回転数に対する過給圧特性は
第２図に実線で示す曲線Ａとなる。
ク８内における過給圧が通常の設定過給圧Po以
下に降下するときには、第１の圧力伝達通路２０
中の第１遅延手段２４における逆止弁２３の開に
よつて、過給圧の降下が時間的に遅れなく、第１
の圧力伝達通路２０を介してウエストゲート弁１
６における圧力室１９に伝達され、ウエストゲー
ト弁１６における弁体１７は直ちに閉作動する一
方、過給圧の上昇は、第１遅延手段２４における
逆止弁２３の閉によつて絞りオリフイス２２のみ
を通つて前記圧力室１９に遅延伝達されるが、ス
ロツトル弁９を緩やかに開く普通の加速時には、
内燃機関の回転数の上昇、延いては排気ターボ過
給機４の回転数の上昇は緩やかで、従つて過給圧
の上昇も遅く、前記オリフイス２２の遅延規制を
受けないので、過給圧の上昇はそのまゝ圧力室１
９に伝達し、過給圧が通常の設定過給圧Poにな
つた時点で、前記ウエストゲート弁１６における
弁体１７が開き排気ガスの一部を、排気タービン
５に対してバイパスさせるから、過給圧は前記通
常の設定過給圧Poを越えることがないように制
御され、このときの回転数に対する過給圧特性は
第２図に実線で示す曲線Ａとなる。
しかし、スロツトル弁９を急開しての急加速時
には、内燃機関の回転数延いては排気ターボ過給
機４の回転数の上昇が早く、従つて過給圧は急上
昇するが、この過給圧の急上昇の圧力室１９への
伝達は第１遅延手段２４におけるオリフイス２２
での規制により適宜遅延され、この間、前記ウエ
ストゲート弁１６における弁体１７が閉状態に保
持されるから、気化器１０より下流の吸気圧は上
昇し、やがて圧力スイツチ３１の設定圧になつた
時点で、圧力スイツチ３１がONになり、切換弁
２６が、第２遅延手段３３付き大気への連通路２
５を、前記圧力室１９に連通するように切換つ
て、圧力室１９に作用する圧力は、大気への連通
路２５中の第２遅延手段３３における絞りオリフ
イス２７から大気へリークして降下するから、前
記ウエストゲート弁１６における弁体１７は、依
然として閉に保持されて、過給圧が前記通常の設
定過給圧Po以上に上昇する。
には、内燃機関の回転数延いては排気ターボ過給
機４の回転数の上昇が早く、従つて過給圧は急上
昇するが、この過給圧の急上昇の圧力室１９への
伝達は第１遅延手段２４におけるオリフイス２２
での規制により適宜遅延され、この間、前記ウエ
ストゲート弁１６における弁体１７が閉状態に保
持されるから、気化器１０より下流の吸気圧は上
昇し、やがて圧力スイツチ３１の設定圧になつた
時点で、圧力スイツチ３１がONになり、切換弁
２６が、第２遅延手段３３付き大気への連通路２
５を、前記圧力室１９に連通するように切換つ
て、圧力室１９に作用する圧力は、大気への連通
路２５中の第２遅延手段３３における絞りオリフ
イス２７から大気へリークして降下するから、前
記ウエストゲート弁１６における弁体１７は、依
然として閉に保持されて、過給圧が前記通常の設
定過給圧Po以上に上昇する。
そして、過給圧が、前記圧力開閉弁３４におけ
る加速設定過給圧Ｐ１まで上昇すると、圧力開閉
弁３４が開いて過給圧が第２の圧力伝達通路３２
から圧力室１９に作用して、前記ウエストゲート
弁１６における弁体１７を開き作動するから、過
給圧は、前記圧力開閉弁３４における加速設定過
給圧Ｐ１に制御される。
る加速設定過給圧Ｐ１まで上昇すると、圧力開閉
弁３４が開いて過給圧が第２の圧力伝達通路３２
から圧力室１９に作用して、前記ウエストゲート
弁１６における弁体１７を開き作動するから、過
給圧は、前記圧力開閉弁３４における加速設定過
給圧Ｐ１に制御される。
つまり、内燃機関の急加速時における過給圧特
性は、第２図に一点鎖線で示す曲線Ｂのようにな
り、急加速時における過給圧が、通常の設定過給
圧Poより適宜高い過給圧Ｐ１に高められるから、
内燃機関の出力が増して加速性能が向上するので
あり、この場合、前記実施例のように圧力スイツ
チ３１のON作動に連動して小量の燃料を燃料噴
射ノズル３９によつて追加供給するようにすれ
ば、加速性能はより向上する。また、この加速過
給状態は、スロツトル弁９を閉じることによつ
て、過給圧が通常の設定過給圧より下がると解除
されて、通常の過給状態に戻るのである。
性は、第２図に一点鎖線で示す曲線Ｂのようにな
り、急加速時における過給圧が、通常の設定過給
圧Poより適宜高い過給圧Ｐ１に高められるから、
内燃機関の出力が増して加速性能が向上するので
あり、この場合、前記実施例のように圧力スイツ
チ３１のON作動に連動して小量の燃料を燃料噴
射ノズル３９によつて追加供給するようにすれ
ば、加速性能はより向上する。また、この加速過
給状態は、スロツトル弁９を閉じることによつ
て、過給圧が通常の設定過給圧より下がると解除
されて、通常の過給状態に戻るのである。
また、第３図は、第２の発明に対する実施例を
示し、このものは、前記第１図の実施例におい
て、圧力開閉弁３４を配設した第２の圧力伝達通
路３２のうち、圧力開閉弁３４から圧力室１９に
至る通路３２′中に、補助絞りオリフイス４０と
圧力開閉弁３４への方向にのみ開くようにした逆
止弁４１とを並設して成る第３遅延手段４２を設
けている。なお、この第３遅延手段４２は、補助
絞りオリフイス４０のみでも良い。
示し、このものは、前記第１図の実施例におい
て、圧力開閉弁３４を配設した第２の圧力伝達通
路３２のうち、圧力開閉弁３４から圧力室１９に
至る通路３２′中に、補助絞りオリフイス４０と
圧力開閉弁３４への方向にのみ開くようにした逆
止弁４１とを並設して成る第３遅延手段４２を設
けている。なお、この第３遅延手段４２は、補助
絞りオリフイス４０のみでも良い。
このように構成すると、内燃機関の急加速時
に、過給圧が加速設定過給圧Ｐ１に達して圧力開
閉弁３４が開いても、この過給圧の圧力室１９へ
の伝達は、第３遅延手段４２における補助絞りオ
リフイス４０によつて遅延され、圧力室１９の圧
力が、加速設定過給圧Ｐ１に等しくなるまでの一
定時間の間だけウエストゲート弁１６における弁
体１７の開き作動を遅らせることができるから、
過給圧は、一旦加速設定過給圧Ｐ１を越えて上昇
したのち、加速設定過給圧Ｐ１に降下すると云う
ように制御されることになり、このときの過給圧
の制御特性は、第２図に二点鎖線で示す曲線Ｃと
なる。
に、過給圧が加速設定過給圧Ｐ１に達して圧力開
閉弁３４が開いても、この過給圧の圧力室１９へ
の伝達は、第３遅延手段４２における補助絞りオ
リフイス４０によつて遅延され、圧力室１９の圧
力が、加速設定過給圧Ｐ１に等しくなるまでの一
定時間の間だけウエストゲート弁１６における弁
体１７の開き作動を遅らせることができるから、
過給圧は、一旦加速設定過給圧Ｐ１を越えて上昇
したのち、加速設定過給圧Ｐ１に降下すると云う
ように制御されることになり、このときの過給圧
の制御特性は、第２図に二点鎖線で示す曲線Ｃと
なる。
つまり、過給圧は、内燃機関の急加速時の当初
において加速設定過給圧以上になるから、内燃機
関の加速性はより向上する一方、過給圧が加速設
定過給圧を越えるのを、第３遅延手段４２にて一
定時間以内に規制するから、最高過給圧Ｐ２の極
端な上昇はないのである。
において加速設定過給圧以上になるから、内燃機
関の加速性はより向上する一方、過給圧が加速設
定過給圧を越えるのを、第３遅延手段４２にて一
定時間以内に規制するから、最高過給圧Ｐ２の極
端な上昇はないのである。
なお、前記二つの実施例においては、第２の圧
力伝達通路３２を、第１の圧力伝達通路２０に対
して、その第１遅延手段２４と切換弁２６をバイ
パスするように設けた場合を示したが、この第２
の圧力伝達通路３２の接続方法としては、第１図
及び第３図に点線で示すように、第１の圧力伝達
通路２０とは全く別個に独立し、過給通路９と圧
力室１９とを接続する等、第１遅延手段２４及び
切換弁２６をバイパスするものであれば種々の形
態のものが採用できる。
力伝達通路３２を、第１の圧力伝達通路２０に対
して、その第１遅延手段２４と切換弁２６をバイ
パスするように設けた場合を示したが、この第２
の圧力伝達通路３２の接続方法としては、第１図
及び第３図に点線で示すように、第１の圧力伝達
通路２０とは全く別個に独立し、過給通路９と圧
力室１９とを接続する等、第１遅延手段２４及び
切換弁２６をバイパスするものであれば種々の形
態のものが採用できる。
以上の通り第１の発明は、特許請求の範囲の第
１項に記載した構成にしたもので、この構成によ
り、内燃機関に対する過給圧を、内燃機関におけ
る通常運転時には、ウエストゲート弁における設
定値（通常設定過給圧）に、内燃機関の急加速時
には、圧力開閉弁に設定した高い圧力（加速設定
過給圧）に各々自動的に制御することができるか
ら、一つのシステムによつて二通りの過給圧特性
が得られ、内燃機関を二通りに使い分けできる一
方、内燃機関の急加速時に過給圧を、前記のよう
に圧力開閉弁に設定した高い圧力（加速設定過給
圧）に保持するから、過給圧の急上昇の危険性は
全くなく、内燃機関の加速性を安全に、且つ、的
確に向上できるのである。
１項に記載した構成にしたもので、この構成によ
り、内燃機関に対する過給圧を、内燃機関におけ
る通常運転時には、ウエストゲート弁における設
定値（通常設定過給圧）に、内燃機関の急加速時
には、圧力開閉弁に設定した高い圧力（加速設定
過給圧）に各々自動的に制御することができるか
ら、一つのシステムによつて二通りの過給圧特性
が得られ、内燃機関を二通りに使い分けできる一
方、内燃機関の急加速時に過給圧を、前記のよう
に圧力開閉弁に設定した高い圧力（加速設定過給
圧）に保持するから、過給圧の急上昇の危険性は
全くなく、内燃機関の加速性を安全に、且つ、的
確に向上できるのである。
また、第２の発明は、前記第１の発明に加え
て、第２の圧力伝達通路中に、圧力開閉弁の下流
側に第３遅延手段を設けた構成にしたもので、こ
れにより、加速の当初において過給圧を、一定時
間だけ前記圧力開閉弁に設定した高い圧力（加速
設定過給圧）をオーバーさせることができるか
ら、極端な過過給を生じることなく、従つて、安
全性を損なうことなく加速性をより向上できる効
果を有する。
て、第２の圧力伝達通路中に、圧力開閉弁の下流
側に第３遅延手段を設けた構成にしたもので、こ
れにより、加速の当初において過給圧を、一定時
間だけ前記圧力開閉弁に設定した高い圧力（加速
設定過給圧）をオーバーさせることができるか
ら、極端な過過給を生じることなく、従つて、安
全性を損なうことなく加速性をより向上できる効
果を有する。
第１図は本発明の第１実施例を示す図、第２図
は回転数に対する過給圧特性を示す図、第３図は
本発明の第２実施例を示す図である。 １……内燃機関、４……排気ターボ過給機、５
……排気タービン、６……ブロワー圧縮機、７…
…過給通路、１４……排気バイパス通路、１６…
…ウエストゲート弁、１９……圧力室、２０……
第１の圧力伝達通路、２４……第１遅延手段、２
６……切換弁、２５……大気への連通路、３３…
…第２遅延手段、３１……圧力スイツチ、３２…
…第２の圧力伝達通路、３４……圧力開閉弁、４
２……第３遅延手段。
は回転数に対する過給圧特性を示す図、第３図は
本発明の第２実施例を示す図である。 １……内燃機関、４……排気ターボ過給機、５
……排気タービン、６……ブロワー圧縮機、７…
…過給通路、１４……排気バイパス通路、１６…
…ウエストゲート弁、１９……圧力室、２０……
第１の圧力伝達通路、２４……第１遅延手段、２
６……切換弁、２５……大気への連通路、３３…
…第２遅延手段、３１……圧力スイツチ、３２…
…第２の圧力伝達通路、３４……圧力開閉弁、４
２……第３遅延手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 排気タービンの上流側と下流側とを連通させ
る排気バイパス通路を設け、該排気バイパス通路
中に圧力作動式のウエストゲート弁を設けて成る
排気ターボ過給式内燃機関において、ブロワー圧
縮機下流の過給通路と前記ウエストゲート弁の圧
力室とを、当該圧力室への方向にのみ圧力を遅延
させて伝える第１遅延手段と過給圧が所定の設定
圧以上になると大気への連通路に切換える切換弁
とを介して連通させる第１の圧力伝達通路を設
け、前記大気への連通路には、過給圧の大気への
リークを遅延させる第２遅延手段を設け、更に、
前記第１の圧力伝達通路における第１遅延手段及
び切換弁と並列に、ブロワー圧縮機下流の過給通
路と前記ウエストゲート弁の圧力室とを、過給圧
が前記設定圧より高い圧力になると開成する圧力
開閉弁を介して連通させる第２の圧力伝達通路を
設けたことを特徴とする排気ターボ過給式内燃機
関における過給圧制御装置。 ２ 排気タービンの上流側と下流側とを連通させ
る排気バイパス通路を設け、該排気バイパス通路
中に圧力作動式のウエストゲート弁を設けて成る
排気ターボ過給式内燃機関において、ブロワー圧
縮機下流の過給通路と前記ウエストゲート弁の圧
力室とを、当該圧力室への方向にのみ圧力を遅延
させて伝える第１遅延手段と過給圧が所定の設定
圧以上になると大気への連通路に切換える切換弁
とを介して連通させる第１の圧力伝達通路を設
け、前記大気への連通路には、過給圧の大気への
リークを遅延させる第２遅延手段を設け、更に、
前記第１の圧力伝達通路における第１遅延手段及
び切換弁と並列に、ブロワー圧縮機下流の過給通
路と前記ウエストゲート弁の圧力室とを、過給圧
が前記設定圧より高い圧力になると開成する圧力
開閉弁を介して連通させる第２の圧力伝達通路を
設け、且つ、この第２の圧力伝達通路中には、前
記圧力開閉弁の下流側に第３遅延手段を設けたこ
とを特徴とする排気ターボ過給式内燃機関におけ
る過給圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58038874A JPS59165824A (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | 排気タ−ボ過給式内燃機関における過給圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58038874A JPS59165824A (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | 排気タ−ボ過給式内燃機関における過給圧制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59165824A JPS59165824A (ja) | 1984-09-19 |
| JPS631449B2 true JPS631449B2 (ja) | 1988-01-12 |
Family
ID=12537354
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58038874A Granted JPS59165824A (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | 排気タ−ボ過給式内燃機関における過給圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59165824A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63175455U (ja) * | 1986-12-23 | 1988-11-14 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3543480A1 (de) * | 1984-12-11 | 1986-06-12 | Nissan Motor Co., Ltd., Yokohama, Kanagawa | Vorrichtung und verfahren zum regeln des aufladungsdrucks in einem turbolader |
| FR3000136B1 (fr) * | 2012-12-20 | 2015-01-16 | Renault Sa | Procede de diagnostic d'un moteur suralimente et moteur associe |
-
1983
- 1983-03-08 JP JP58038874A patent/JPS59165824A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63175455U (ja) * | 1986-12-23 | 1988-11-14 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59165824A (ja) | 1984-09-19 |
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