JPS63143405A - 給水加熱器の水位制御装置 - Google Patents
給水加熱器の水位制御装置Info
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- JPS63143405A JPS63143405A JP28883186A JP28883186A JPS63143405A JP S63143405 A JPS63143405 A JP S63143405A JP 28883186 A JP28883186 A JP 28883186A JP 28883186 A JP28883186 A JP 28883186A JP S63143405 A JPS63143405 A JP S63143405A
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Landscapes
- Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
- Control For Baths (AREA)
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は発電プラントのドレン水位制御系統に係り、特
に、ドレンの排出先を二系統以上設けた機器のドレン水
位制御装置に関する。
に、ドレンの排出先を二系統以上設けた機器のドレン水
位制御装置に関する。
従来の装置は、特公昭51−6316号及び特公昭53
−47841号公報に記載のように、水位調節計からの
信号をドレン水位レベルによって自動開閉する方式、つ
まり、スピリットレンジコントロール方式が採用され、
水位が常用レベルよりもある値以上になった時に、常用
弁とは異なる他の弁を開閉するようになっている。さら
に、ポンプトリップ時などプラント運用上強制的なドレ
ン切替が必要な場合は、四方電磁弁、あるいは、三方電
磁弁を二個用い、ポンプ系統に設けられた水位調節弁を
強制全閉すると共に、低圧ライン系統に設けた水位調節
弁をフィードバック水位制御信号により操作させる。し
かし、これらの装置は、一方の弁が強制的に閉止された
り、又は、水位が上昇してはじめて他の弁が開く、つま
り、水位変動が起ってドレンの切替を行う方式となって
いるため、このドレン切替時に水位を安定させることに
ついて考慮されていなかった。
−47841号公報に記載のように、水位調節計からの
信号をドレン水位レベルによって自動開閉する方式、つ
まり、スピリットレンジコントロール方式が採用され、
水位が常用レベルよりもある値以上になった時に、常用
弁とは異なる他の弁を開閉するようになっている。さら
に、ポンプトリップ時などプラント運用上強制的なドレ
ン切替が必要な場合は、四方電磁弁、あるいは、三方電
磁弁を二個用い、ポンプ系統に設けられた水位調節弁を
強制全閉すると共に、低圧ライン系統に設けた水位調節
弁をフィードバック水位制御信号により操作させる。し
かし、これらの装置は、一方の弁が強制的に閉止された
り、又は、水位が上昇してはじめて他の弁が開く、つま
り、水位変動が起ってドレンの切替を行う方式となって
いるため、このドレン切替時に水位を安定させることに
ついて考慮されていなかった。
また、プラントの運用により、ドレンの排出先を脱気器
から低圧給水加熱器へ切替える竪型の給水加熱器のドレ
ン水位制御ではタービンの負荷変化が大きい程、このよ
うな従来方式ではドレン切替時の水位変動がより大きな
ものとなっていた。
から低圧給水加熱器へ切替える竪型の給水加熱器のドレ
ン水位制御ではタービンの負荷変化が大きい程、このよ
うな従来方式ではドレン切替時の水位変動がより大きな
ものとなっていた。
本発明の目的は、ドレンの排出先を二系統以上もつ発電
プラント給水加熱器において、ドレン排出先を切替える
時のドレン水位変動を防止するようにしたドレン水位制
御装置を提供することにある。
プラント給水加熱器において、ドレン排出先を切替える
時のドレン水位変動を防止するようにしたドレン水位制
御装置を提供することにある。
上記目的は、水位制御装置に、タービン負荷信号等に基
づく弁切替操作指令により、水位検出信号に基づくフィ
ードバック水位制御信号を、第一の水位調節弁と第二の
水位調節弁とに伝達する信号の分配割合を徐々に変化さ
せてドレンの排出先を切替えるドレン切替制御回路を設
けることにより達成される、 〔作用〕 本発明の水位制御装置のドレン切替制御回路は、タービ
ン負荷信号等に基づく弁切替操作指令により、水位検出
信号に基づくフィードバック水位制御信号を第一の水位
調節弁と第二の水位調節弁とに伝達する信号の分配割合
を徐々に変化させるように動作する。それによって、ド
レン切替中であっても、i’1lif方の水位調節弁は
、常に、水位制御状態にあるので、タービン負荷が変化
し、ドレン量が変動しても水位を安定にすることができ
、かつ、制御弁へ伝達される信号の分配割合を徐々に変
化させてドレンの排出先を切替える方式であるから、一
方の弁を無制御の状態で強制的に操作することがないの
で、弁操作が水位変動の原因とはならない1本方式では
、水位変動が全くない状態でもドレン切替が可能である
。
づく弁切替操作指令により、水位検出信号に基づくフィ
ードバック水位制御信号を、第一の水位調節弁と第二の
水位調節弁とに伝達する信号の分配割合を徐々に変化さ
せてドレンの排出先を切替えるドレン切替制御回路を設
けることにより達成される、 〔作用〕 本発明の水位制御装置のドレン切替制御回路は、タービ
ン負荷信号等に基づく弁切替操作指令により、水位検出
信号に基づくフィードバック水位制御信号を第一の水位
調節弁と第二の水位調節弁とに伝達する信号の分配割合
を徐々に変化させるように動作する。それによって、ド
レン切替中であっても、i’1lif方の水位調節弁は
、常に、水位制御状態にあるので、タービン負荷が変化
し、ドレン量が変動しても水位を安定にすることができ
、かつ、制御弁へ伝達される信号の分配割合を徐々に変
化させてドレンの排出先を切替える方式であるから、一
方の弁を無制御の状態で強制的に操作することがないの
で、弁操作が水位変動の原因とはならない1本方式では
、水位変動が全くない状態でもドレン切替が可能である
。
以下本発明の一実施例を第1図ないし第6図を用いて説
明する。
明する。
第1図は発電プラントの高圧給水加熱器のドレン水位制
御系統に本発明を適用したものである。
御系統に本発明を適用したものである。
高圧給水加熱器1には流入ドレン配管4がら流入するド
レンと、タービン2から抽気管3を経て流入する蒸気が
高圧給水加熱器1内で給水ポンプ5から送られる給水と
の熱交換により凝縮して発生ゝレン配管6は高圧給水加
熱器1より高位置にある脱気器8にドレン水位調節弁9
を介して接続され。
レンと、タービン2から抽気管3を経て流入する蒸気が
高圧給水加熱器1内で給水ポンプ5から送られる給水と
の熱交換により凝縮して発生ゝレン配管6は高圧給水加
熱器1より高位置にある脱気器8にドレン水位調節弁9
を介して接続され。
流出ドレン配管7は脱気器8よりは低圧の低圧給水加熱
器1oにドレン水位調節弁11を介して接続されている
。
器1oにドレン水位調節弁11を介して接続されている
。
このような装置において、高圧給水加熱器1には水位検
出器12が取付けられている。この水位検出器12は給
水加熱器1の現水位を検出してその検出信号13を出力
する。また、抽気管3には圧力検出器14が取付けられ
、圧力検出信号15を出力する。なお、この圧力検出器
14は必ずしも油気蒸気圧力を検出するものでなくとも
よく。
出器12が取付けられている。この水位検出器12は給
水加熱器1の現水位を検出してその検出信号13を出力
する。また、抽気管3には圧力検出器14が取付けられ
、圧力検出信号15を出力する。なお、この圧力検出器
14は必ずしも油気蒸気圧力を検出するものでなくとも
よく。
タービン負荷信号、高圧給水加熱器1の圧力などを検出
するものとしてもよい。
するものとしてもよい。
各検出器12.14と、タービン負荷要求信号発振器1
6と、PCB、又は、無負荷信号を伝達する緊急弁切替
信号送信器17とは、水位調節器20に接続され、この
水位調節器20は各検出器12.14からの検出信号1
3,15、タービン負荷要求信号発振器16からの信号
18及び緊急弁切替信号送信器17からの信号19に基
づき演算された最適な制御信号21.22を水位調節弁
9.11に出力する。
6と、PCB、又は、無負荷信号を伝達する緊急弁切替
信号送信器17とは、水位調節器20に接続され、この
水位調節器20は各検出器12.14からの検出信号1
3,15、タービン負荷要求信号発振器16からの信号
18及び緊急弁切替信号送信器17からの信号19に基
づき演算された最適な制御信号21.22を水位調節弁
9.11に出力する。
第2図に示すように、水位調節器20は、タービン負荷
要求信号発振器16からの信号18と圧力検出器14か
らの圧力検出信号ISとを入力し発電プラントの運用状
態を把握し、最適なドレン切替指令信号31を出力する
ドレン切替指令信号演算器30と、このドレン切替指令
信号31と緊急弁切替信号送信器17からの信号19と
を入力し水位調節弁9及び11に伝達する制御信号の分
配割合を演算出力する弁操作信号分配割合演算器32と
、ドレン水位検出器12からの水位検出信号13を入力
し、水位設定値との偏差信号35゜36を出力する偏差
信号演算器33.34と、この偏差信号35に基づいて
水位調節弁9,11を開閉制御する制御信号38を出力
する比例、積分演算器39と、偏差信号36に基づいて
水位調節弁11を操作する弁操作信号44へ高位選択器
43を介して制御信号41を出力する比例、微分演算器
40と、弁操作信号分配割合演算器32からの信号42
と比例、積分演算器39からの制御信号38とを入力し
水位調節弁9へ伝達される弁操作信号45と水位調節弁
11へ伝達される弁操作信号46とをプラントの運用に
応じて最適値に出力制御する弁操作信号演算器47と、
弁操作信号分配割合演算器32からの信号42を入力し
比例、積分演算器39の比例ゲイン及び積分時間を各水
位調節弁の制御状態に応じて最適値にするための関数発
生器48.49とにより構成されている。
要求信号発振器16からの信号18と圧力検出器14か
らの圧力検出信号ISとを入力し発電プラントの運用状
態を把握し、最適なドレン切替指令信号31を出力する
ドレン切替指令信号演算器30と、このドレン切替指令
信号31と緊急弁切替信号送信器17からの信号19と
を入力し水位調節弁9及び11に伝達する制御信号の分
配割合を演算出力する弁操作信号分配割合演算器32と
、ドレン水位検出器12からの水位検出信号13を入力
し、水位設定値との偏差信号35゜36を出力する偏差
信号演算器33.34と、この偏差信号35に基づいて
水位調節弁9,11を開閉制御する制御信号38を出力
する比例、積分演算器39と、偏差信号36に基づいて
水位調節弁11を操作する弁操作信号44へ高位選択器
43を介して制御信号41を出力する比例、微分演算器
40と、弁操作信号分配割合演算器32からの信号42
と比例、積分演算器39からの制御信号38とを入力し
水位調節弁9へ伝達される弁操作信号45と水位調節弁
11へ伝達される弁操作信号46とをプラントの運用に
応じて最適値に出力制御する弁操作信号演算器47と、
弁操作信号分配割合演算器32からの信号42を入力し
比例、積分演算器39の比例ゲイン及び積分時間を各水
位調節弁の制御状態に応じて最適値にするための関数発
生器48.49とにより構成されている。
また、第3図に示すように、弁操作信号演算器47は、
弁操作信号分配割合演算器32からの信号42と比例、
積分演算器39からの信号38とを掛は算し水位調節弁
9への弁操作信号45を出力する掛は算器51と、演算
器32からの信号42を反転させる信号反転器52と、
この信号反転器52からの信号53と比例、積分演算器
39からの信号38とを掛は算し、水位調節弁11への
弁操作信号46を出力する掛は算器55と、回路上の信
号を削除したり1手動操作介入を行ったりする手動介入
回路56.57.58と、信号の上・下限を決定する上
・下限リミッタ59.60と。
弁操作信号分配割合演算器32からの信号42と比例、
積分演算器39からの信号38とを掛は算し水位調節弁
9への弁操作信号45を出力する掛は算器51と、演算
器32からの信号42を反転させる信号反転器52と、
この信号反転器52からの信号53と比例、積分演算器
39からの信号38とを掛は算し、水位調節弁11への
弁操作信号46を出力する掛は算器55と、回路上の信
号を削除したり1手動操作介入を行ったりする手動介入
回路56.57.58と、信号の上・下限を決定する上
・下限リミッタ59.60と。
弁操作信号45を手動操作するための自動1手動切替器
61と、弁操作信号45と46とを加算し比例、積分演
算器39へ積分値リミッタ−信号63としてフィードバ
ックする加算器62とにより構成されている。
61と、弁操作信号45と46とを加算し比例、積分演
算器39へ積分値リミッタ−信号63としてフィードバ
ックする加算器62とにより構成されている。
さらに、第4図に示すように、ドレン切替指令信号演算
器30は、圧力検出器14からの信号15を入力し、低
位切替信号70を発振する比較器71と、低位切替信号
70をリセットする比較器72及びフリップフロップ回
路73と、高位切替信号74を発振する比較器75と、
高位切替信号74をリセットする比較器76及びフリッ
プフロップ回路77と、タービン負荷要求信号発振器1
6からの信号18を入力しタービン負荷が上昇中である
信号80を出力するための変化率?iL算器゛\ ′ユ81、掛は算器82、比較器83及びフリツプフ″
、男 一ロツブ回路84と、掛は算器82からの信号を入力し
、タービン負荷が降下中である信号85を出力するため
の信号反転器86、比較器87 (a)。
器30は、圧力検出器14からの信号15を入力し、低
位切替信号70を発振する比較器71と、低位切替信号
70をリセットする比較器72及びフリップフロップ回
路73と、高位切替信号74を発振する比較器75と、
高位切替信号74をリセットする比較器76及びフリッ
プフロップ回路77と、タービン負荷要求信号発振器1
6からの信号18を入力しタービン負荷が上昇中である
信号80を出力するための変化率?iL算器゛\ ′ユ81、掛は算器82、比較器83及びフリツプフ″
、男 一ロツブ回路84と、掛は算器82からの信号を入力し
、タービン負荷が降下中である信号85を出力するため
の信号反転器86、比較器87 (a)。
87 (b) 、及びフリップフロップ回路88と。
低位切替信号70、高位切替信号74.負荷上昇信号8
0及び負荷降下信号85をそれぞれ入力し、ドレン切替
指令指令信号演算器30にドレン切替指令信号31を出
力するための、AND回路89゜90、OR回路91,
92、及びフリップフロップ回路93とにより構成され
ている。
0及び負荷降下信号85をそれぞれ入力し、ドレン切替
指令指令信号演算器30にドレン切替指令信号31を出
力するための、AND回路89゜90、OR回路91,
92、及びフリップフロップ回路93とにより構成され
ている。
このように構成された本発明のドレン水位制御装置を用
いると、プラントの負荷を上昇させ、水位調節弁11(
以下X弁と呼ぶ)が制御中でかつ、水位調節弁9(以下
N弁と呼ぶ)が全閉の状態からX弁からN弁へ制御中の
弁を切替える操作をする場合、つまり、ドレンの排出先
が低圧給水加熱器10から脱気器8へ切替わる場合、ド
レン切替指令信号演算器30によりX弁制御からN弁制
御へ切替える信号、つまり、X−>N切替信号を発振し
た時点から弁操作信号分配割合演算器32から0.0→
1.0の信号をなめらかな上昇曲線又は直線に沿って弁
操作信号演算器47へ伝達出力する。
いると、プラントの負荷を上昇させ、水位調節弁11(
以下X弁と呼ぶ)が制御中でかつ、水位調節弁9(以下
N弁と呼ぶ)が全閉の状態からX弁からN弁へ制御中の
弁を切替える操作をする場合、つまり、ドレンの排出先
が低圧給水加熱器10から脱気器8へ切替わる場合、ド
レン切替指令信号演算器30によりX弁制御からN弁制
御へ切替える信号、つまり、X−>N切替信号を発振し
た時点から弁操作信号分配割合演算器32から0.0→
1.0の信号をなめらかな上昇曲線又は直線に沿って弁
操作信号演算器47へ伝達出力する。
そうすると、比例、積分演算器39からの弁制御信号3
8がX弁11へ伝達される信号46の分配割合が100
%から0%へなめらかに減少すると共に、N弁9へ伝達
される信号45の分配割合が0%から100%へ増加す
る。すなわち、X弁11が全閉しN弁9が水位制御状態
になり、ドレンの排出先が低圧給水加熱器10から脱気
器8へ切替わる。
8がX弁11へ伝達される信号46の分配割合が100
%から0%へなめらかに減少すると共に、N弁9へ伝達
される信号45の分配割合が0%から100%へ増加す
る。すなわち、X弁11が全閉しN弁9が水位制御状態
になり、ドレンの排出先が低圧給水加熱器10から脱気
器8へ切替わる。
一方、これとは逆にプラントの負荷を降下させN弁制御
中、N弁全閉の状態からN弁全閉、X弁制御中に切替え
る場合、ドレン切替指令信号演算器30によりN→X切
替信号が発振された時点から直線、又は、なめらかな曲
線に沿って1.0→0.0の信号を弁操作信号演算器4
へ伝達し、制御信号38がN弁11へ伝達される信号4
6の分配割合を100%から0%へなめらかに減少させ
ると共に、X弁9へ伝達される信号45の分配割合を0
%から100%へ増加させて、N弁9を全閉し、X弁1
1を水位制御状態にする。
中、N弁全閉の状態からN弁全閉、X弁制御中に切替え
る場合、ドレン切替指令信号演算器30によりN→X切
替信号が発振された時点から直線、又は、なめらかな曲
線に沿って1.0→0.0の信号を弁操作信号演算器4
へ伝達し、制御信号38がN弁11へ伝達される信号4
6の分配割合を100%から0%へなめらかに減少させ
ると共に、X弁9へ伝達される信号45の分配割合を0
%から100%へ増加させて、N弁9を全閉し、X弁1
1を水位制御状態にする。
このように、ドレン切替中であっても両方の水位調節弁
9,11は、常に、水位制御状態にあるので、タービン
負荷が変化、若しくは、給水加熱器1へ流入するドレン
量が急変動しても水位を安定にすることができる。また
1水力式が、制御弁へ伝達される信号を強制的に変化さ
せドレン切替を行う従来方式とは異って、水位検出信号
に基づくフィードバック制御信号の信号分配割合を徐々
に変化させて、ドレンの排出先を切換える方式であるか
ら、弁操作が水位変動に与える外乱とはならない、しか
も、水位変化が全くない状態でも、ドレン切替が可能で
ある。
9,11は、常に、水位制御状態にあるので、タービン
負荷が変化、若しくは、給水加熱器1へ流入するドレン
量が急変動しても水位を安定にすることができる。また
1水力式が、制御弁へ伝達される信号を強制的に変化さ
せドレン切替を行う従来方式とは異って、水位検出信号
に基づくフィードバック制御信号の信号分配割合を徐々
に変化させて、ドレンの排出先を切換える方式であるか
ら、弁操作が水位変動に与える外乱とはならない、しか
も、水位変化が全くない状態でも、ドレン切替が可能で
ある。
さらに、本制御装置は、第2図に示すように。
ドレン切替時に、関数発生器48.49により。
比例積分演算器39の比例ゲイン(P)及び積分時間(
I)をプラント運用に応じて最適化することができるの
で、さらに、水位を安定させられる。
I)をプラント運用に応じて最適化することができるの
で、さらに、水位を安定させられる。
特に、両水位調節弁9,11が同時に作動する時は、弁
流量ゲインが高くなるのでこのように比例ゲインや積分
時間をプラント運用に応じて!lI御することは水位を
安定させる上で大きな効果を奏する。また、X弁11へ
の弁操作信号44へは高位選択器43を介して水位検出
信号13に基づく比例微分制御信号41が伝達されるよ
うになっているので、偏差信号演算器34での水位設定
レベル信号(図示せず)を偏差信号演算器33での水位
設定レベル信号(図示せず)よりも高めに設定し。
流量ゲインが高くなるのでこのように比例ゲインや積分
時間をプラント運用に応じて!lI御することは水位を
安定させる上で大きな効果を奏する。また、X弁11へ
の弁操作信号44へは高位選択器43を介して水位検出
信号13に基づく比例微分制御信号41が伝達されるよ
うになっているので、偏差信号演算器34での水位設定
レベル信号(図示せず)を偏差信号演算器33での水位
設定レベル信号(図示せず)よりも高めに設定し。
N弁によるドレンの排出能力が不足した場合や突変的に
水位が上昇した場合に、バックアップ水位制御系として
作動しタービンへのウオータインダクション防止ができ
る。
水位が上昇した場合に、バックアップ水位制御系として
作動しタービンへのウオータインダクション防止ができ
る。
第4図に示すように1本発明のドレン切替指令信号演算
器30は、X弁→N弁切替信号である低位切替信号70
を発振するための比較器71の値をそれをリセットする
ための比較器72の値よりも低めに設定することにより
、この切替動作にヒステリシス特性を持たせ、ドレン切
替時の誤動作を防止している。同様に、N弁→X弁切替
信号である高位切替信号74を発振するための比較器7
5の値をそれをリセットするための比較器76の値より
も低めに設定することにより、高位切替時の誤動作を防
止している。また、変化率演算器81や比較器83.8
7等を用いタービン負荷要求信号発振器16からの信号
18により負荷上昇中であるか負荷降下中であるかを判
別しているので検器の特性やドレン、又は、流入蒸気量
変動の影響を受けない。従って、ドレン切替負荷(ドレ
ンを切替える時のタービン負荷)近傍でAFC運転など
が行なわれても、検器の誤動作によりドレン切替が行な
われることがない。
器30は、X弁→N弁切替信号である低位切替信号70
を発振するための比較器71の値をそれをリセットする
ための比較器72の値よりも低めに設定することにより
、この切替動作にヒステリシス特性を持たせ、ドレン切
替時の誤動作を防止している。同様に、N弁→X弁切替
信号である高位切替信号74を発振するための比較器7
5の値をそれをリセットするための比較器76の値より
も低めに設定することにより、高位切替時の誤動作を防
止している。また、変化率演算器81や比較器83.8
7等を用いタービン負荷要求信号発振器16からの信号
18により負荷上昇中であるか負荷降下中であるかを判
別しているので検器の特性やドレン、又は、流入蒸気量
変動の影響を受けない。従って、ドレン切替負荷(ドレ
ンを切替える時のタービン負荷)近傍でAFC運転など
が行なわれても、検器の誤動作によりドレン切替が行な
われることがない。
本発明の弁操作信号演算器47及び弁操作信号分配割合
演算器32は、第5図に示す機器構成によっても達成で
きる。つまり、この弁操作信号演算器100はドレン切
替指令信号演算器30からの弁切替信号81と比例積分
演算器39からの制御信号38とを入力し、N弁9へ伝
達される弁操作信号45とX弁へ伝達される弁操作信号
46とを、弁操作信号増加減量演算器103と、演算器
103からの信号104を制御信号38から減算する加
算器105と、加算器からの出力信号】05を制御信号
38から減算する減算器106とにより構成される回路
により演算出力する弁操作信号演算機能と、比較器10
9,110と、AND回路111,112と、スイッチ
113,114と、加算器115,116とにより構成
される回路によりドレン切替指令信号演算器30からの
X弁制御指令信号101及びN弁制御指令信号102と
加算器105及び減算器106からの出力信号107及
び108とを入力し、ドレン切替中でなく、かつ制御中
以外の水位調節弁を確実に全閉させる信号117,11
8をそれぞれの水位調節弁へ伝達させる弁全閉機能とを
備えている。この全開信号117,118は設定器11
9,120によって任意の信号に設定できるので空気作
動弁の全閉時のドレンの液漏を防止することができ、ド
レン切替が開始される直後には設定器121゜122に
よって弁作動空気圧力が全開開度と一致するようにリセ
ットウィンドアップさせることができるので、弁開き始
めの時間遅れをなくシ、ドレン切替をスムーズに行なわ
せることができる。
演算器32は、第5図に示す機器構成によっても達成で
きる。つまり、この弁操作信号演算器100はドレン切
替指令信号演算器30からの弁切替信号81と比例積分
演算器39からの制御信号38とを入力し、N弁9へ伝
達される弁操作信号45とX弁へ伝達される弁操作信号
46とを、弁操作信号増加減量演算器103と、演算器
103からの信号104を制御信号38から減算する加
算器105と、加算器からの出力信号】05を制御信号
38から減算する減算器106とにより構成される回路
により演算出力する弁操作信号演算機能と、比較器10
9,110と、AND回路111,112と、スイッチ
113,114と、加算器115,116とにより構成
される回路によりドレン切替指令信号演算器30からの
X弁制御指令信号101及びN弁制御指令信号102と
加算器105及び減算器106からの出力信号107及
び108とを入力し、ドレン切替中でなく、かつ制御中
以外の水位調節弁を確実に全閉させる信号117,11
8をそれぞれの水位調節弁へ伝達させる弁全閉機能とを
備えている。この全開信号117,118は設定器11
9,120によって任意の信号に設定できるので空気作
動弁の全閉時のドレンの液漏を防止することができ、ド
レン切替が開始される直後には設定器121゜122に
よって弁作動空気圧力が全開開度と一致するようにリセ
ットウィンドアップさせることができるので、弁開き始
めの時間遅れをなくシ、ドレン切替をスムーズに行なわ
せることができる。
また、弁操作信号演算器30は、比較器109により弁
全閉状7I!(信号123)を感知し、制御信号38を
そのまま演算器30の出力信号104として加算器10
5へ伝達するのでドレン切替を確実なものとし演算誤差
のない回路を実現できる。
全閉状7I!(信号123)を感知し、制御信号38を
そのまま演算器30の出力信号104として加算器10
5へ伝達するのでドレン切替を確実なものとし演算誤差
のない回路を実現できる。
第6図は本発明を給水加熱器のドレンポンプアップ系統
に適用した場合の一実施例を示したものである。高圧第
二給水加熱器130には流入ドレン配管131から流入
するドレンと、タービン2から抽気管132を経て流入
する蒸気が高圧第二給水加熱器130内で給水ポンプ5
から高圧第一給水加熱器140を経て送られる給水との
熱交換により凝縮して発生したドレンとの合流ドレンを
排出するための流出ドレン配管133が接続されている
。この流出ドレン配管133には高圧第二給水加熱器の
ドレン水位を検出し水位制御信号を発振する水位調節器
134からの弁操作信号135により自動開閉する水位
調節弁136が設けられている。
に適用した場合の一実施例を示したものである。高圧第
二給水加熱器130には流入ドレン配管131から流入
するドレンと、タービン2から抽気管132を経て流入
する蒸気が高圧第二給水加熱器130内で給水ポンプ5
から高圧第一給水加熱器140を経て送られる給水との
熱交換により凝縮して発生したドレンとの合流ドレンを
排出するための流出ドレン配管133が接続されている
。この流出ドレン配管133には高圧第二給水加熱器の
ドレン水位を検出し水位制御信号を発振する水位調節器
134からの弁操作信号135により自動開閉する水位
調節弁136が設けられている。
高圧第一給水加熱器140にはタービン2から抽気管1
41を経て流入する蒸気が給水ポンプ5から送られる給
水との熱交換により凝縮して発生したドレンを排出する
ためのドレン配管142が接続されている。ドレン配管
工42から流入するドレンと水位調節弁136を介して
流入するドレンとの合流ドレンを溜めるドレンタンク1
43にはドレンタンク143と高圧第一給水加熱器14
0とを接続する均圧管144と、このドレンタンク14
3内のドレンを排出するための流出ドレン配管145,
146が接続されている。この流出ドレン配管145は
ドレンポンプ147及びドレン水位調節弁9を介して給
水ポンプ5の上流側給水配管148に接続され、流出ド
レン配管146はドレン水位調節弁11を介して低圧給
水加熱器10へそれぞれ接続されている。
41を経て流入する蒸気が給水ポンプ5から送られる給
水との熱交換により凝縮して発生したドレンを排出する
ためのドレン配管142が接続されている。ドレン配管
工42から流入するドレンと水位調節弁136を介して
流入するドレンとの合流ドレンを溜めるドレンタンク1
43にはドレンタンク143と高圧第一給水加熱器14
0とを接続する均圧管144と、このドレンタンク14
3内のドレンを排出するための流出ドレン配管145,
146が接続されている。この流出ドレン配管145は
ドレンポンプ147及びドレン水位調節弁9を介して給
水ポンプ5の上流側給水配管148に接続され、流出ド
レン配管146はドレン水位調節弁11を介して低圧給
水加熱器10へそれぞれ接続されている。
このようなドレンポンプアップ系統において。
ドレンタンク143には水位検出器12が取付けられ、
現水位を検出してその検出信号13を出力する。また、
抽気管141には圧力検出器14が取り付けられ、圧力
検出信号を出力する。
現水位を検出してその検出信号13を出力する。また、
抽気管141には圧力検出器14が取り付けられ、圧力
検出信号を出力する。
各検出器12.14と、タービン負荷要求信号発振器1
6と、ポンプ147のドリップ信号を発振するポンプト
リップ信号発振器149とは水位調節器20に接続され
、この水位調節器20は各検出器12.14からの検出
信号13,15、タービン負荷要求信号発振器16から
の信号18及びポンプトリップ信号発振器149からの
信号150に基づき演算された最適な制御信号21゜2
2を水位調節弁9,11に出力するものである。
6と、ポンプ147のドリップ信号を発振するポンプト
リップ信号発振器149とは水位調節器20に接続され
、この水位調節器20は各検出器12.14からの検出
信号13,15、タービン負荷要求信号発振器16から
の信号18及びポンプトリップ信号発振器149からの
信号150に基づき演算された最適な制御信号21゜2
2を水位調節弁9,11に出力するものである。
このようなドレンポンプアップ系統でも本発明の水位制
御装置は全く同じ機能をもち、ドレンポンプを停止する
前にドレン切替を行うことにより、ドレンタンクの水位
を安定させた状態でドレン切替及びドレンポンプ停止を
行うことができる。すなわち、ポンプ停止動作が水位制
御上の外乱とはならないプラント運用が可能となる。
御装置は全く同じ機能をもち、ドレンポンプを停止する
前にドレン切替を行うことにより、ドレンタンクの水位
を安定させた状態でドレン切替及びドレンポンプ停止を
行うことができる。すなわち、ポンプ停止動作が水位制
御上の外乱とはならないプラント運用が可能となる。
本発明によれば、ドレンの排出先を切替えるドレン切替
時のドレン水位変動を防止することができる。
時のドレン水位変動を防止することができる。
第1図は本発明の一実施例の給水加熱器のドレン水位制
御装置の系統図、第2図は第1図に示す同装置の水位調
節器の構成を示すブロック線図、第3図、第4図は第2
図に示す水位調節器の各演算器の機成を示すブロック線
図、第5図は他の実施例の弁操作信号演算器の構成を示
すブロック線図、第6図は本発明の他の実施例のドレン
ポンプアップ系統のドレンタンク水位制御装置の系統図
である。
御装置の系統図、第2図は第1図に示す同装置の水位調
節器の構成を示すブロック線図、第3図、第4図は第2
図に示す水位調節器の各演算器の機成を示すブロック線
図、第5図は他の実施例の弁操作信号演算器の構成を示
すブロック線図、第6図は本発明の他の実施例のドレン
ポンプアップ系統のドレンタンク水位制御装置の系統図
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ドレンの排出先を複数系統もつ発電プラント給水加
熱器のドレン水位制御装置において、タービン負荷信号
等に基づく弁切替操作指令により、水位検出信号に基づ
くフィードバック制御信号を第一の水位調節弁と第二の
水位調節弁とに伝達する信号の分配割合を徐々に変化さ
せてドレンの排出先を切替えるドレン切替制御回路を設
けたことを特徴とする給水加熱器の水位制御装置。 2、前記タービン負荷信号等に基づく前記弁切替操作指
令により、前記水位検出信号に基づく前記フィードバッ
ク制御信号を演算出力する比例積分演算器の比例ゲイン
及び積分ゲインを前記水位調節弁の運用に合わせて任意
に調節する演算器を設けたことを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の給水加熱器の水位制御装置。 3、ドレン切替指令信号を前記タービン負荷信号と負荷
信号変化率信号とにより演算出力する手段を設けたこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の給水加熱器の
水位制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28883186A JP2574779B2 (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 | 給水加熱器の水位制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28883186A JP2574779B2 (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 | 給水加熱器の水位制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63143405A true JPS63143405A (ja) | 1988-06-15 |
JP2574779B2 JP2574779B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=17735308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28883186A Expired - Fee Related JP2574779B2 (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 | 給水加熱器の水位制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574779B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02115602A (ja) * | 1988-10-26 | 1990-04-27 | Toshiba Corp | 給水加熱器ドレン制御装置 |
-
1986
- 1986-12-05 JP JP28883186A patent/JP2574779B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02115602A (ja) * | 1988-10-26 | 1990-04-27 | Toshiba Corp | 給水加熱器ドレン制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2574779B2 (ja) | 1997-01-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |