JPS63139365A

JPS63139365A - 静電潜像現像用トナ−

Info

Publication number: JPS63139365A
Application number: JP61285946A
Authority: JP
Inventors: Mitsuo Aoki; 三夫青木
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1986-12-02
Filing date: 1986-12-02
Publication date: 1988-06-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】投五分互本発明は電子写真法、静電記録法あるいは静電印刷法等
で形成した静電潜像を顕像化するために用いられる１成
分系又は２成分系乾式熱定着性トナーに関する。

従」０支迷− 従来、電子写真法としては、米国特許第２２９７６９１
号明細書、特公昭４９−２３９１０号公報及び特公昭４
３−２４７４８号公報等に各種の方法が記載されている
が、一般には、光導電性物質を用いた電子写真感光体上
に種々の手段により感光体上に電気的潜像を形成し、次
いでこの潜像をトナーを用いて現像し、必要に応じて紙
等にトナー像を転写したのち、加熱、加圧、あるいは溶
剤蒸気等により定着し、コピーを得るものである。

ここで加熱による定着方法としては、オーブン定着法、
フラッシュ定着法、熱ローラ一定着法等があるが、熱ロ
ーラ一定着法はローラー表面と紙等の被定着シート像面
とが圧接触するため、熱効率が高いので高速複写には極
めて有利であり、広く一般的に使われている。しかし、
この方法ではトナーが溶融状態でローラーと接触するた
め、ローラー表面にトナーが付着し、この付着したトナ
ーがローラーの回転によって被定着シート上に付着する
ホットオフセットが発生し易いという欠点を有している
。これを解決する方法として、トナー中に低分子量ポリ
プロピレンを添加する方法（特開昭４９−６５２３１号
公報参照）が提案されている。

しかし、低分子量ポリプロピレンを添加したトナーは、
流動性が著しく悪く、凝集し易いという欠点を有してい
る。トナーの流動性を改善するためには、シリカ、酸化
チタン等の流動性向上剤を添加する方法があるが、これ
ら流動性向上剤は、高湿状態におけるトナーの帯電量を
低下させる結果、高湿時に地汚れや過剰画像濃度となっ
てコピー画像品質を著しく悪化させるし、又硬質である
ため感光体用のクリーニングブレード等を破損するとい
う欠点がある。

■−−五本発明は以上のような従来の欠点を解決することを目的
としたもので、特に流動性等の諸特性を阻害することな
く、ホットオフセットを防止した静電潜像現像用乾式熱
定着性トナーを提供するものである。

碧−一」又本発明の静電潜像現像用トナーは結着樹脂および着色剤
を主成分とする静電潜像現像用トナーにおいて、更にマ
レイン酸変性ポリプロピレンを含有することを特徴とす
るものである。

本発明はこのようにマレイン酸変性ポリプロピレンを用
いたこを特徴とするもので、このマレイン酸変性ポリプ
ロピレンは官能基のないポリプロピレンホモポリマーの
末端がマレイン酸により変性されたもので、酸価が０．
５〜５０（ＫＯＨｍｇ／ｇ）のものが好ましい、又分子
量は５００〜２００００が好ましい、な、おマレイン酸
変性ポリプロピレンの添加量は結着樹脂１００重量部に
対し通常１〜５０重量部、好ましくは３〜１５重量部で
ある。

本発明で用いられる結着剤としてはポリスチレン、ポリ
Ｐ−クロルスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレ
ン及びその置換体の単独重合体；スチレン−Ｐ−クロル
スチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、ス
チレンルビニルトルエン共重合体、スチレンルビニルナ
フタリン共重合体、スチレンルアクリル酸メチル共重合
体、スチレンルアクリル酸エチル共重合体、スチレンル
アクリル酸ブチル共重合体、スチレンルアクリル酸オク
チル共重合体、スチレン−メタアクリル酸メチル共重合
体、スチレン−メタアクリル酸エチル共重合体、スチレ
ン−メタアクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−ク
ロルメタアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレンルビニルメチルエーテル
共重合体、スチレンルビニルエチルエーテル共重合体、
スチレンルビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブ
タジェン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、ス
チレン〜アクリロニトリル〜インデン共重合体などのス
チレン系共重合体；ポリ塩化ビニル；ポリ酢酸ビニル；
ポリエチレン；ポリプロピレン；シリコン樹脂；ポリエ
ステル；ポリウレタン；ポリアミド；エポキシ樹脂；ポ
リビニルブチラール；ロジン；変性ロジン；テルペン樹
脂；フェノール樹脂；キシレン樹脂；脂肪族又は脂環族
炭化水素樹脂；芳香族系石油樹脂：塩素化パラフィン；
パラフィンワックスなどが単独或いは混合して用いられ
る。

本発明に用いられる着色剤としてはカーボンブラック、
ニグロシン系染料、アニリンブルー、カルコオイルブル
ー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポン
オイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロ
ライド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオ
クサレート、ランプブラック、ローズベンガル、アニリ
ンブラックなどが単独又は混合して使用できる。なお着
色剤の添加量は結着樹脂ｉｏｏ重量部に対し２〜３０重
量部、好ましくは、５〜１５重量部である。

本発明のトナーにはその他Ｆｅ、０４．Ｓｉｎ、　、Ｔ
ｉｅ、　。

ＣａＣ０，などの担体の添加も可能である。

本発明のトナーは公知の方法に従って例えば、前記結着
樹脂、着色剤、マレイン酸変性ポリプロピレン等をよく
混合し、熱ロールミルで混合し、これを冷却固化後、粉
砕し分級して得られる。

以下に本発明を実施例によって説明する。なお部は全て
重量部である。

実施例１次の処方で常法により平均粒径１０μにトナーを作成し
た。

ピコラスチックＤ−１２５（ポリスチレン；エッソ社製）８５部マレイン酸変性ポリプロピレン（数平均分子量３５００　、酸価０．６０）　　　　５
部カーボンブラック＃４０（三菱化成社製）１０部この
トナーをＦＴ５５１０（リコー製複写機）にセットし未
定着画像を作成した。なお、この時のトナー付着量は１
　、０ｍｇ／ｃｍ”となるようにコントロールした。こ
のサンプルを４０φのテフロン被覆熱定着ローラーを用
いて熱定着し、ホットオフセット防止性の評価を行った
。

次に流動性（又は凝集性）を調べるため、パウダーテス
ター（紀州ミクロン社製）により、流動性指数（安息角
、圧縮度、スパチュラ角、凝集度）の測定を行なった。

（流動性指数は大きいほど良く、６０〜６９が普通、そ
れ以下は不良、それ以上は良好となる。）その結果、ホットオフセット性及び流動性は下表の通り
である。

又、比較のためマレイン酸変性ポリプロピレンを通常の
ポリプロピレンに（数平均分子量３３００、酸価Ｏ）に
変えた他は同じ方法で作成したトナー（比較例１）及び
マレイン酸変性ポリプロピレンを用いなかった他は同じ
方法で作成したトナー（比較例２）についても試験した
。

この表から本発明のトナーはホットオフセット性、流動
性共に比較品に比べて優れていることが判る。

実施例２次の処方で常法により平均粒径１０μのトナーを作成し
た。

スチレン−ｎ−ブチルメタクリレート共重合体　　　　　８４．５部マレイン
酸変性ポリプロピレン（数平均分子量１２０００．酸価２３．０）　　　　７
゜５部金属錯塩型染料　　　　　　　　　　　１．０部
カーボンブラック＃６００（三菱化成）７．０部このト
ナーを用いて実施例１と同様に未定着画像を作成した。

又、比較のためマレイン酸変性ポリプロピレンを通常の
ポリプロピレン（数平均分子量１２５００　。

酸価０）に変えた他は同じ方法で作成したトナー（比較
例３）及びマレイン酸変性ポリプロピレンを用いなかっ
た他は同じ方法で作成したトナー（比較例４）について
も試験した。

これら３種類のトナーのホットオフセット及び流動性は
下表の通りである。

実施例３次の処方で常法により平均粒径７μのトナーを作成した
。

スチレン−ｎ−ブチルメタクリレート共重合体　　　　　４０部マレイン酸変
性ポリプロピレン（数平均分子量１８０００．酸価４８．５）　　　　８
部ニグロシン系染料　　　　　　　　　２部酸化鉄粉Ｅ
ＰＴ−１０００（戸田工業社製）５０部このトナーをＭ
−１０（リコー製複写機）にセットし、未定着画像を作
り、ホットオフセット性及び流動性を評価した。

又、比較のためマレイン酸変性ポリプロピレンを通常の
ポリプロピレン（数平均分子量１８２００、酸価０）に
変えた他は同じ方法で作成したトナー（比較例５）及び
マレイン酸変性ポリプロピレンを用いなかった他は同じ
方法で作成したトナー（比較例６）についても試験した
。

これら３種類のトナーのホットオフセット性及び流動性
は下表の通りである。

効　　　果以上の如く本発明の静電潜像現像用トナーはマレイン酸
変性ポリプロピレンの添加により、特に流動性を阻害す
ることなくホットオフセット性を改善できるという利点
がある。

Claims

【特許請求の範囲】１、結着樹脂および着色剤を主成分とする静電潜像現像
用トナーにおいて、更にマレイン酸変性ポリプロピレン
を含有することを特徴とする静電潜像現像用トナー。２、前記マレイン酸変性ポリプロピレンの酸価が０．５
〜５０（ＫＯＨｍｇ／ｇ）である特許請求の範囲第１項
のトナー。３、前記マレイン酸変性ポリプロピレンの分子量が５０
０〜２００００である特許請求の範囲第１項のトナー。