JPS63139194A - ヒトのフェニルアラニンヒドロキシラ−ゼ遺伝子の変異を同定するための特異的プロ−ブ - Google Patents

ヒトのフェニルアラニンヒドロキシラ−ゼ遺伝子の変異を同定するための特異的プロ−ブ

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JPS63139194A
JPS63139194A JP62133558A JP13355887A JPS63139194A JP S63139194 A JPS63139194 A JP S63139194A JP 62133558 A JP62133558 A JP 62133558A JP 13355887 A JP13355887 A JP 13355887A JP S63139194 A JPS63139194 A JP S63139194A
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サビオ エル.シー.ウー
アンソニー ジー.ディレラ
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HAWAADE HIYUUJISU MEDICAL INST
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 要   約 フェニルアラニンヒドロキシラーゼ遺伝子にある変異の
検出法を記している。この方法はPKU(フェニルケト
ン尿症)に罹患しているか、PKUの異形接合体をもっ
ているか、あるいは正常かを検出するために使われる。
ヒトのフェニルアラニンヒドロキシラーゼ遺伝子にみら
れる最初の変異を検出するために合成されるオリゴヌク
レオチドについても示されている。この合成プローブは
正常と変異のフェニルアラニンヒドロキシラーゼ遺伝子
の診断を可能にするため染色体DNAに塩基対の不適合
をもっている予めPKUについての家族の経歴を得るこ
となくても遺伝的形質であるPKUを検出できる簡単な
方法を提供している。
見匪■實員 フェニルケトン尿症(PKU)はもし早期に診断でみつ
からず治療されないと非常に重いハンディキャップをも
った疾患となる。PKUは芳香族=24− アミノ酸代謝における先天性のエラーによって起こるヒ
トの遺伝子疾患である。このような状態の患者が尿の過
剰のフェニルピルビン酸を含むことは約50年前にはじ
めてみつけられた(A。
フォーリング、1934年、ノルディスク・メゾイカ・
チズクリフト第8巻1054−1059頁;Aオフォリ
ング、1934年B、チトシュリヒト・フィジオロジ力
・ケミカ第227巻、169−176頁、1934年)
その後、そのような患者の肝臓はフェニルアラニンの主
要な代謝経路であるチロシンに変えることができないこ
とが見つけられた(G、A、ジェルヴイス:ジャナル・
オブ・バイオロジカル・ケミストリー、第169巻、6
51−656頁、1947年)。臨床的には、治療され
ないPKU患者は精神薄弱、色素の褪色、過運動症、小
頭症、てんかん活性などを提示する。しかし、集団によ
る新生児検診プログラム(グトリー及びスージ、ペディ
アート、第32巻、33−34頁、1963年)の確立
や早期の食事治療(H,ピッケル等、アクタ・ペデアト
リクス・オブ:スカンジナビア第43巻、64−77頁
、=26− 1954年)の制定によって、欧米諸国では古典的な臨
床的症例は医学的には稀になっている。
集団検−診は影響をうけている子共をしばしば見逃すこ
とがあるので、新生児のフォローアツプ検査は重要であ
る。本人やPKUの血縁をもった家族を遺伝的にみた相
談をうけることを含めた異形接合子を検出することは家
族の中で将来の子供がこれらのフォローアツプ検査をう
けることを保証すべきである。
古典的なPKUは肝臓にフェニルアラニンヒドロキシラ
ーゼ活性を欠いていることで特徴づけられている。この
酵素活性が欠けていることは必ずフェニルアラニン尿症
となり、その結果フェニルアラニンのマイナーな代謝経
路が過剰に利用されるようになることになる。フェニル
アラニンやその誘導体が高濃度になると有毒でチロシン
とトリプトファンの代謝に異常がおきる。
カテコールアミンやメラニン、セロトニンなどの形成が
減少することがフェニルアラニンヒドロキシラーゼ欠損
の患者では典型的である。さらに、神経の軸索のまわり
のメラニン鞘が未処理のPKU患者の脳には適切に作ら
れず、上に述べたように臨床上の症状が不可逆的となる
フェニルケトン尿症患者はその塩化第二鉄との反応によ
って容易に検出される尿水のフェニルピルビン酸を多量
に分泌する。この反応は1950年代にPKUの子供の
診断のスクリーニングテストに使われた。1962年に
は、しかし、新生児の血液の少量のサンプルでフェニル
アラニンを半定量的定量する簡単な集団検診法がグトリ
ー及びスーツによって開発された(ペディアトリL囚第
32巻、33−343頁、1963年)。しかし古典的
なPKUと診断され治療された患者は必ずしも正常な1
.Q、をもっていない、誕生後すぐの食事治療の開始は
ライフスタイルを大きく破壊し、患者の家族に多大の精
神的、社会的なかかわりをもつことになる。
食事制限は、効果を出すべく長期間関係をもたねばなら
ず、最初の10年間の中頃に治療をやめることは明らか
に1.Q、値にわずかであるが有意の減少をもたらす。
この治療を管理することはむづかしく、そのような食養
生に経験をつんだセンターでのみ実施できる。
フェニルアラニンヒドロキシラーゼの欠損は表現型の変
異の関係なく、常染色体の劣性として受けつがれる。5
00万Å以上の新生児の集団検診によって、コーカサス
地方の古典的なフェニルケトン尿症の発生率は115,
000から1/16,000にあることが示されている
。西欧やアメリカ合衆国での全体の頻度は大兄1/8,
000で人口の2%がPKU特性の異型キャリアである
ことになる。
多くの研究者はこの異型接合子をテストする必要性を認
めている。これらの検査法はフェニルアラニンを経口負
荷するテスト、早朝絶食時の血液サンプル、昼間の半絶
食時のサンプルを使って行ういくつかに方法、及び異型
と正常型の間の差を精密に統計的方法を用いて行う方法
などがある。いずれも100%の精度をもった方法はな
い。どのテスト法も異型接合子と同型接金子正常型の者
の間でいくらかのオーバーラツプが見られる。主な問題
点は血中のフェニルアラニンの測定が二次的な現象を測
定することにある。欠損している酵素、フェニルアラニ
ンヒドロキシラーゼは肝臓にしか存在しない。ごくわず
かの人がその遺伝的な構成を定量するために肝生検をし
ようとしているにすぎない。安定同位元素はこの酵素活
性を間接的に測するためのもう一つの方法である。フェ
ニルアラニンを非放射性の130または2Hで標識し、
そしてフェニルアラニンとその代謝物を質量分析によっ
て測定する。これもまた、この方法がフェニルアラニン
からチロシンへの反応と変換ばかりでなく、全身でのフ
ェニルアラニンとチロシンの交換、輸送も測定するので
直接的なものでない。
分子生物学の技術の出現とともに、フェニルアラニンヒ
ドロキシラーゼ欠損に関与する遺伝子を測定し、対象者
の異型接合子すなわち遺伝形質を決めらることに新しい
方法が利用できるようになった(ウー等、ネイチャー、
第306巻、151−155頁、1983年、リドスキ
ー等、アメリカン・ジャーナル・オブ・ヒユーマン・ジ
ェネティク困、第37巻、619−634頁、1985
年、特許出願番号484,816及びその継続出願番号
600,254)。これら異型接合子の検出法は該当者
を通して家系を確めることを要する。さらにそれらはフ
ェニルアラニンヒドロキシラーゼ(PAH)遺伝子座の
制限酵素断片の長さのボリモルフイズム(RFLP)を
もったPKU対立遺伝子の分離を確めるために家系の追
跡を必要としている。家系の調査をもってさえも、ヒト
のフェニルアラニンヒドロキシラーゼ遺伝子座に同定さ
れる長いRFLPはなお異形性の検出法あるいはPKU
を生前検診するための方法なしにはいくつかの家系を見
とおすことになる。本発明はPAH座における実際の変
異を測定するための新しい改良された分子生物学上の技
術に向けられている。
フェニルアラニンのチロシンへの水酸化は直接的に少く
とも2つの酵素と数多くの補酵素が関与する複雑な酵素
系が関与している。何年間もの経験がその欠損が古典的
なPKU状態より以上のところにあることを教えてきた
。表現型の間やヒドロキシラーゼ欠損には多くの異型接
合子が存在する。これらにはフェニルアラニン過剰血症
やジヒドロプテリジンリダクターゼの酵素で特に酵素の
コファクターが欠損していることやその他の酵素の補欠
因子の欠損などが含まれる。しかしこれらのタイプの典
型的なフェニルケトン尿症は観察できるPKU患者のほ
んの小分部のパーセンテージを占めるにすぎない。大多
数のPK[I患者は肝臓の酵素であるフェニルアラニン
ヒドロキシラーゼの欠損によっている。
しかしながら、フェニルアラニンヒドロキシラーゼ欠損
それ自体は非常に多様性があり、重篤な古典的PKUか
ら穏和なフェニルアラニン過血症までの範囲の病気があ
る。
この酵素は単離され、特徴を調べられている。
はぼ50,000ダルトンのサブユニット分子量をもつ
多量体の酵素である。最近の証拠ではそのサブユニット
は同一のものか、あるいはお互いに=31− 前駆体一生産物の関係にあるものであることが示されて
いる(レドリー等、サイエンス、第228巻、77−7
9頁、1985年)。古典的なPKU患者ではPAWは
正常の1%以下の活性をもった構造的に変化した状態で
存在することがみつけられ(パーツローム等、ペデアト
リク・リサーチ、第9巻、899−903頁、1975
年)、PKUがPAH遺伝子それ自体の変異の直接的な
結果であることを示唆している。さらに、フェニルアラ
ニン過血症の人の肝生検試料のPAR活性を分析すると
、2〜35%の範囲である正常な活性レベルの約5%し
かその酵素が含まれないことを示した。その証拠はフェ
ニルアラニン過血症の人の低い酵素活性は正常酵素の5
%が存在することによるのではなく正常酵素や古典的な
PKUの患者からの酵素とは別の動力学的性質の変性し
たFAI(が存在することによるのではないかというこ
とを示している。
この結果は明らかに、PAH欠損の多様な表現型かつ存
在することを示しており、おそらく、PA■1遺伝子座
のいろいろな位置で変異が起っていることによると思わ
れる。
フェニルアラニンヒドロキシラーゼのcDNAクローン
はラットとヒトの肝臓のcDNAライブラリーから分離
された。我々が出した初期の特許出願番号NO,484
,8]INO,600,254、tl、びネイチに、第
306巻、 151−155頁(1983年)の報文は
ヒトのPHA遺伝子座にあるRFLPを同定するために
PAHのメツセンジャーRNA(mRNA)の3′半分
を表わすヒトのPAHcDNAクローンを使うことを明
らかにしている。その多型性は制限酵素Msp I、S
ph I 、HindllIを使ってみつけられ、1人
またはそれ以上の影響をうけた子供をもったPKU家系
における変異したPAH遺伝子の変化を追跡するのに適
用してきた。これらの結果は変異したPAH遺伝子が病
気の症状とはっきりとわけて考えられことを示している
。部分的なcDNAクローンによって検出されるPAH
遺伝子における制限部位の多型性の頻度は理想的な条件
下でも、人口中の70%のPKU家系が遺伝的解析の恩
恵をうけることができるという程度のものである。後の
研究で例えば特許出願番号600.254、フォック等
、バイオケミストリー、第24巻、556−561頁、
1985年、リドスキー等、(アメリカン・ジャーナル
・ヒユーマン・ジェネテイクス、第37巻、619−6
34頁、1985年)は完全な長さのヒトのPAHcD
NAクローンのヌクレオチド配列を使用することが述べ
られている。この有異なRFLPの数がこれで有意に増
加するけれど、ある家系はなお、この種の遺伝子解析を
利用することができない。
新しい完全な長さをもったcDNAプローブ(検出子)
は我々がこれまで3’−PAHcDNAプローブでは検
出できなかった6種のRFLPを検出する。これらは五
速R1,ガJ、U、ハ四I、五速RV、ハ坐■(a)、
ハ世II (b)を表わす付加的な多型性がマツピング
されており、PAH遺伝子の中かそのすぐ側の染色体上
の配列に存在している(デイジタ等、バイオケミストリ
ー、第25巻、743−749頁、1986頁)。PA
H遺伝子座における8つの多型性をもった制限酵素部位
を少くとも1人のPKUの子供を含む33人のデンマー
クの家族について分析した。デンマークの全人口につい
ての研究によれば、ハプロタイプの数に多くの変異がみ
られ12種がみつけられた。しかしこのことは理論値で
ある1936のハプロタイプに比べると少数である。か
くしてここに遺伝子それ自体の中のRFLPがすぐ近く
に結合していて、結合が不安定であることがあるという
証拠になっている。完全な長さのcDNAと制限エンド
ヌクレアーゼをもったデンマーク人の全体にみられる8
7%に増加した変異の量をもって(ディシャー等、ラン
セット、I、229−232頁、1986年)、この遺
伝的な技術を利用することのできない家系がなお存在し
ている。さらに、この技術はその家系がこの方法を利用
できる前にPKUの遺伝形質をもった最初の人を確める
必要があるという不利がある。これらの問題を克服する
ために特殊な変異を同定し、変化したPAH遺伝子をも
たらす特殊な変異を検出する方法を開発する研究が設定
された。
発明の目的 従って本発明はPAH座に起こった変異に特異−35= 的なプローブを設計し合成することを向けられている。
好ましいことにこの発明は以前の家系の経歴を必要とせ
ずに遺伝的性質を検出するための簡単な方法を提供して
いる。オリゴヌクレオチドの合成法とこれらのオリゴヌ
クレオチドプローブをヒトの遺伝的症患であるPKUの
出生前検診とPA)I欠損形質の保持者の検出に使うこ
とにも向けられている。このオリゴヌクレオチドプロー
ブはヒトの染色体DNAを解析する方法を開発するハイ
ブリダイゼーションプローブとして使われている。この
方法はイントロン/エクソンの12ジヤンクシヨンでG
(グアニン)がA(アデニン)に置換していることを検
出する。デンマーク人全体で調査したところではPKU
は限られた数の変異によって起されており、PKU変異
の大多数はFAI(遺伝子における4つの共通なRFL
Pハプロタイプと関連しているということが示されてい
る。全般的な集団での変異の場所を直接分析するための
方法を開発するため、そして従ってPKUを出生前に検
出し変異形質発生者を確認することなしにPKUのキャ
リアーを検出するためのモデルとしてデンマーク人の集
団が使われよう。
以下はデンマーク人の集団の優性のPKUハプロタイプ
、すなわちハプロタイプ3、に相当する変異したPAI
(遺伝子の単離を示している。配列を解析した結果はP
AH遺伝子に一つの塩素置換が起こっておりイントロン
12の5′供与体のつなぎ目部位でGT(グアニン、チ
ミン)がAT(アデニン、チミン)に交換していること
を示していた。オリゴヌクレオチドプローブを使って変
異がデンマーク人の集団のPKU形質の約40%を含ん
でいるハプロタイプ3と強く関係していることを示して
いる。その他の民族的人種的グループにおける変異を検
出することによってPKU変異とハプロタイプの発生、
起源に目を向けさせることになろう。
この変異は正常のPA)I遺伝子で先に確立されたRF
LPのパターンに変化をもたらすことはなかったので、
オリゴヌクレオチド法は、特異的な変異を検出するため
に染色体DNAについて分子生物学的な方法を使用する
ことに向けられている。
これが本発明の目的であり、それはPAHにおける遺伝
的変異に特異的なオリゴヌクレオチドプローブを使い、
個々人の異型接合子の状態を知るための方法に向けられ
ている。さらにこれはPKUを出生前に診断し、検出す
ることに使うことができる。
本発明の目的はさらに、PAH座のハプロタイプと特異
的な変異をテストするのに使われる診断用キットに向け
られている。
好ましいことに、この発明は全般的な集団における変異
したPAHを検出することに使われ、それが本発明の目
的であるがそれはまたある家系にこの方法を利用すると
きにその形質発生者に左右されることがない。
ある家系にこの方法を利用するのにその形質発生者をま
ず確認することなしにPKUを患った胎児及びPKU形
質の保持者を同定することが本発明の別の目的であり、
それに向けられている。
異なる人種的及び民俗的集団でPKU遺伝子のハプロタ
イプに変異を検出する方法を提供することが本発明のも
う一つの目的であり、それを目指している。この方法は
ヒトにおいてPAH遺伝子座の起源を同定し、その発生
を追跡するために使われる。この方法の適用はPKUが
いろいろな集団のもつ背景に関わりなく起こる創始者の
影響あるいは複数のPKU変異によって人種全体に広が
る限られた数の変異をひきおこすかどうかを明らかにす
るだろう。
PKUを起こすPAH遺伝子にある変異の発生を分子に
おける変異の起源を明らかにすることが本発明のもう一
つの目的でありそれを目指している。
さらに適当な被験者を遺伝的に調査することで予備的な
ものとしてPKUの異形接合子とPKUに罹患した人を
同定することを目指す方法を提供することが本発明の目
的である。
これまでの家族の履歴を調べることなしに遺伝的形質を
簡単に検出する方法を提供することがもう一つの発明目
的である。
好ましいことに標準的な分子生物学的DNA技術が使わ
れプラスミドなどのような成分で市場に容易に利用でき
る、そのような方法を提供することが本発明の別の目的
である。
さらにその他の目的、特徴、利点は発明の目的について
与えられた本発明の実施例を添付した図面と一緒にみれ
ば以下の記載で明らかであろう。
選択された実施例の記載 緒   論 下記の微生物がアメリカ微生物標増株集積所(Amer
ican Type Cu1ture Co11ect
ion、 12301番地パークローン ドライブ、メ
リーランド州ロックヴイル、20852、U、S、A、
)の永久保存株から利用できる。
(以下余白) =41− 4O− ATCC39644E、coli  RRI株(ph 
PAR247)ATCC39660E、coli  E
D8767(ch PAH15)ATCC39659E
、coli  ED8767(ah PAH10)AT
CC39661E、coli  ED8767(ch 
PAR14)ATCC39658B、coli  ED
8767(ch PAH25)ATCC67133E、
coli  ED8767(c  PKLI  23)
ATCC67132E、coli  ED8767(c
  PKU   1)寄託菌はそれらをみつけた申請者
であるハヮード・ヒユーズ・メディカルインスティチュ
ートの保有する特許権にもとづいて一般に利用できる。
しかしながら寄託菌を利用することは政府の働きで認め
られた特許権が減損する状態で当該の発明を実施するた
めのライセンスを制定したものではないと心得るべきで
ある。
制限酵素断片の長さのポリモルフイズム(RFLP)は
遺伝子型のレベルにおいてヒトに変化があることを解析
した例である。これらの多形性は表現型の多形性すなわ
ち全集団の中や間での異質性を述べぬための蛋白の電気
泳動上の変異=42− のようによく用いることができる。RFLPと未知の場
所との間の結合を分析したあるしはRFLPを同定する
ために使われるプローブのごく近くに存在したりしっか
りと結合していたりする形質を十分に解析したりするこ
とがこの例になる。
我々はハイブリダイゼーションプローブとして完全な長
さのcDNAを使うことによってフェニルアラニンヒド
ロキシラーゼ座における多くのRFLPをみつけた。こ
の多形性は頻度が高く、高濃度の異形接合子を示唆して
いる。
PA)l座でRFLPを同定し位置を決めるためのヒト
フェニルアラニンヒドロキシラーゼ(PAH)cDNA
プローブを使うと理論的に全部で1936のハプロタイ
プを同定できるはずである。しかしながら、デンマーク
の全人口でフェニルケトン尿症(PKU)の研究で、我
々はわずか12のハプロタイプを観察した。この12の
ハプロタイプは第1表にこれら制限エンドヌクレアーゼ
切断部位によって定義されている。これらのハプロタイ
プの分布と変異をもったプローブと正常プローブの結合
が第2表に示されている。第2表からPKUや正常遺伝
子は全ハプロタイプに分布しているけれども大多数の正
常遺伝子はハプロタイプ1゜4であり、一方、大多数の
PKU遺伝子はハプロタイプ1,2,3.4であり中で
も最も大きい群はハプロタイプ3であることが明らかで
ある。
(以下余白) ’   −43− 一羽− 12種だけのハプロタイプをみることで多形性のある部
位の間にある結合の不均衡性が高いことが考えられる。
デンマーク人の集団における明らかなハプロタイプのP
KLI遺伝子座の中の強い関連は欠陥のあるPANを解
析するために変異している遺伝子を選択するのに使われ
た。この特許申請において我々はPKUに冒されたハプ
ロタイプの大多数を表わすハプロタイプ2と3及び同時
に少数の正常な対立遺伝子を選択した。
デンマーク人のPKU遺伝子の大多数は4つの共通のハ
プロタイプに限られ、その中の2つの正常な遺伝子のハ
プロタイプによく表われるということは興味深い。例え
ば正常なPAH遺伝子の約75%がハプロタイプ1と4
に限られている(第2表)。PKU対立形質の多くもこ
れら2つのハプロタイプに関連しており、PKU変異が
共通のハプロタイプの背景から生じていることを示唆し
ている。デンマーク人のPKU対立形質の約60%は2
つのハプロタイプ、すなわちハプロタイプ2と3によっ
て代表される(第2表)。
=46− ハプロタイプ1と4と関連したPKU対立形質と反対に
、ハプロタイプ2と3は殆ん正常の対立形質を含まない
。これらのハプロタイプの背景に起ったPKUにみられ
る変異が創始者効果によってデンマーク人全体に広がっ
ている。
(以下余白) 従って我々は数の多いPKUハプロタイプ2及び3の変
異にしているPAH遺伝子を分子的にクローニングした
ことを述べる。ハプロタイプ2遺伝子の配列解析によっ
て遺伝子中の変異部位はエクソン12においてヌクレオ
チドのシトシン(c)がヌクレオチドのチミン(T)に
置換された只一つの例外をもっているが正常PAH遺伝
子のそれと同一であることが示されている。ハプロタイ
プ3の遺伝子を同様に配列解析し、イントロン12の5
′末端を与える切断部位にある単一の塩基置換がハプロ
タイプ3における変異に関わっていることを示した。こ
の例ではヌクレオチドのグアニン(G)がヌクレオチド
のアデニン(A)に置換えられている。遺伝的な置換に
特異的なオリゴヌクレオチドプローブを使って遺伝子の
ハイブリダイゼーション分析をすると各々の変異がデン
マーク全人口において相当するPKUハプロタイプと絶
対的な関連があることが示された(第2表)。変異して
いるハプロタイプ2プローブはハプロタイプ2のPKU
変異遺伝子にのみハイブリダイズする。さらに、変異し
ているハプロタイプ3プローブはハプロタイプ3のPK
U変異遺伝子とのみハイブリダイズするが正常のハプロ
タイプ3プローブは他のハプロタイプの正常、変異によ
らず全てにハイブリダイズする。このハプロタイプと変
異の間にある強い関係はプローブによってPKU形質を
前向きに同定するのに役立つであろう。
デンマーク人のPKUハプロタイプ2及び3での変異に
ついてみると、この特殊な変異のハプロタイプの起源を
説明するのにいくつかの証拠が創始者効果の仮説を支持
している。アイルランドにおいて最も高い遺伝子頻度を
もち北欧や南欧で次第に減少している普及度をもったP
KUはコーカサス人の疾患に数多いようである。結局、
PKU対立遺伝子はケルト人が起源で、創始原理によっ
てヨーロッパの全人口へ東方に向けて広まった。デンマ
ークで確立された現在のPAH−RFLPハプロタイプ
は欧州やアメリカを通して異なった人種や民族的なグル
ープもみつけられ、そのハプロタイプはヒトの民族が分
散する以前に端を発していることを示している。かくし
てプローブに特異的な変異はいろいろな別の人間集団で
この変異の試験に存在するハプロタイプとの関連に強力
な方法を提供している。ハプロタイプ3に同定される供
与体切断による変異とデンマーク人類のハプロタイプ2
におけるアミノ酸の置換による変異の間に密接に関与し
ていることを分析が示している。さらに研究すると、ス
イス、スコツトランド、アイルランド、イングランド、
イタリー、などの人口集団に限らずその他のコーカサス
人種における変異も同定されている。
フェニルアラニンヒドロキシラーゼ(PAH)は主に肝
にみられるので、しっかりとした特徴づけをすることは
容易でない。その酵素の生化学については多くの疑問が
未解決のままである。
PKUは臨床的にはよく特徴づけられているが、PAH
における分子的な欠陥はこれまで同定されていない。こ
の生まれながらの代謝疾患の研究のための分子生物学的
アプローチはFAI(のcDNAのクローニングで始ま
った。染色体PAH遺伝子におけるRFLPはPKUの
研究にとって有用な道具であることが示された。
本発明では正常なPAH遺伝子と変異したPAH遺伝子
を区別できる特異的なオリゴヌクレオチドプローブが同
定されている。変異した遺伝子と正常遺伝子の結合の関
係を決めるためにプローブの存在と家系の研究を必要と
したこれまでの努力とちがって、このオリゴヌクレオチ
ドプローブは一般的な集団においての変異した遺伝子を
検出するのに使われる。変異しているハプロタイプ2と
ハプロタイプ3を区分することは異形接合子(変異した
PKU遺伝子と正常遺伝子をもった者)の相当する正常
遺伝子とPKUの遺伝子(2本のPKU疾患遺伝子をも
った者)かられけることができる。
この分析法はテストすべき人のDNA試料を集めること
を必要とする。染色体のDNAを末梢血白血球から分離
する。分離した染色体DNAが分−52〜 折のために標的となるDNAである。同様に、DNA分
析のためには胎児のものからも細胞を採取できる。これ
には羊水、胎児の生検試料、漿膜の絨毛などが含まれる
コスミド性の染色体DNAライブラリーをハプロタイプ
2またはハプロタイプ3のいずれかが同形質のPKUの
者から分離した白血球DNAで作製した。そのライブラ
リーを完全な長さをもったヒトのPAHcDNAプロー
ブで検索して、いくつかの相応する染色体クローンを分
離した。第1図は約135Kbの長さをもつ近接した染
色体DNAの5つの重なった部分のあるコスミドクロー
ンを含む変異のある遺伝子についてのEcoRI制限地
図を示している。そのデータは正常なPAH遺伝子をも
つ者からも同様なEcoRI制限地図が作られるので、
PKUはこの遺伝子の中に明らかな欠損が起こることに
よるものでないことを示している。
その変異を同定するために、変異している遺伝子の領域
を含むエクソンをM13+np18にサブクローンし、
配列の解析をした。この方法によって変異している遺伝
子にある13ケのエクソンの詳細な一次構造が明らかと
なった。
第1図(B)では変異しているハプロタイプ3のパター
ンが例示されている。イントロン12の5′−を与える
接合部位がエクソン12とM13mp18のSma1部
位に挿入された下流のイントロンを含むHaemの制限
エンドヌクレアーゼ断片上に決定された。変異している
ハプロタイプ3遺伝子の配列は正常なPA)I遺伝子と
同一であったがイントロン12のイントロン/エクソン
の境界にある5′−供与接合部位にGがAに置換してい
る唯一の例外があった。この変化はあるべきGT供与の
ジヌクレオチドをATに変えている。
遺伝子を移入し発現させる実験でこの変異が異常なPA
HメツセンジャーRNA (mRNA)を産生し、PA
H活性を失わしめることが示された。異常なRNAの開
裂が成熟したmRNAにおいてエクソン12をとびこえ
る結果となり、細胞内では不安定の不完全な蛋白産物を
翻訳することになる。
ハプロタイプ3に対する正常な特異的プローブを正常遺
伝子の意味をもった鎖〔第2図(B)〕と相補的になる
よう合成し変異遺伝子の変異部分でCA不適合を作って
いる〔第2図(B)〕。
変異している特異的プローブのために意味をもった鎖(
センス・ストランド)の配列をしたオリゴヌクレオチド
を合成した。変異の部分でこのプローブは正常遺伝子配
列とCA不適合を作っている〔第2図(B)〕。夫々の
配列を検出するための2つのオリゴヌクレオチドプロー
ブの特異性を次に正常及び変異の染色体DNAクローン
を使って検査した。正常と変異しているコスミドクロー
ンの両方から分離された12KbのEcoRI断片をp
BR322に挿入した。エクソン12プラス意味のない
イントロン配列がPvuI[で消化した後に2Kb断片
の中に含まれている。
第2図(B)は変異の部分をもったヌクレオチド配列と
オリゴヌクレオチド配列を示している。GがAにかわっ
ているのが星印で示されている。一つの塩基対の不適合
が(INA接合体の二一図一 重構造を不安定にするのに十分であるので、オリゴヌク
レオチドプローブはヒトの染色体で変異しているか正常
な対立形質かを区別するのに使うことができる。
変異しているハプロタイプ3遺伝子のイントロン12に
おける5′−接合部位のGからAへの変換に加えて、コ
ドン232(G1.n)の第3塩基で沈黙したヌクレオ
チド置換(A−)G)がこの遺伝子にはあることもみつ
けられた。このヌクレオチド置換はエクソン6のイント
ロン12の接合変異部分から約13Kb上流で旦’de
 l制限エンドヌクレアーゼ部位を創出する。この制限
酵素部位は正常なフェニルアラニンヒドロキシラーゼ遺
伝子には存在しない。もしこのDdel多形性が接合変
異を含む対立形質と結合上不均衡にあるならば、それも
また変異しているフェニルアラニンヒドロキシラーゼの
対立形質のための診断法として使うことができる。この
方法は変異に関連したRFLPが直接cDNA、染色体
DNAあるいは合成オリゴヌクレオチドプローブを使っ
て検出できるのでオリゴヌクレオチドプローブを使うこ
とを要しない。
ごく限られた配列分析が正常なフェニルアラニンヒドロ
キシラーゼ遺伝子と変異したものについて行われたにす
ぎないので、Ddelと同様な多くの多形性が未解決の
領域として遺伝子になお存在している。もしそれらの沈
黙した変異が一つの変異形質で結合上の不均衡にあるな
らばそれらは異形接合子をもったPKtlの者と正常者
を区別する方法となりうる。
変異したハプロタイプ2遺伝子配列はエクソン12で4
08番目のアミノ酸のコドンでCがTに置換している1
ケ所の例外があるが正常のPAH遺伝子と同一である。
第3図(A)に示されているような置換はCGGの3コ
ドンをTGGに変える結果となる。このトリプレットに
おける一〇の塩基変化は違ったアミノ酸をコードする結
果となる。正常な配列はアミノ酸のアルギニンをコード
している。変異している配列はトリプトファンをコード
している。変異している遺伝子の意味をもった鎖に相補
的に合成した変異に特異的なプローブは正常な遺伝子の
意味をもった鎖とに合成した。第3図(A)ではこれが
変異遺伝子配列の変異の部位でC−A不適合を作ってい
ることがわかる。
変異したプローブと正常プローブの相応する変異及び正
常配列を検出するために忠実なことは夫々の染色体DN
Aクローンを使って保証された。正常と変異したDNA
クローン相方から分離された1 2KbのEcoRI断
片をpBR322へ挿入した。
変異の部位と相応する無意味の配列がP vuII消化
の後に2Kb断片中に含まれている。
ハプロタイプ3の変異の解析のために使われた正常及び
変異プローブのAT含量が高いために、塩基組成に関係
のないオリゴヌクレオチド:ハイブリダイゼーシミン法
を点変異を解析するのに使用した。このような条件では
正常なプローブは正常遺伝子の2KbのPvull断片
と変異遺伝子に特異的にハイブリダイズする変異プロー
ブとのみハイブリダイズした〔ハプロタイプ3について
は第2図(A)、ハプロタイプ2については第3図(B
)〕。かくして人人口間の中でPKUに冒された人及び
異形接合子PKUの染色体DNAにおける変異形質を同
定し、PKU血縁における区分はパターンを決めるのに
合成したオリゴヌクレオチドプローブは有用である。
変異が正常なハプロタイプ対立遺伝子の構成的部分でな
いことを確めるために、同じ正常と変異したハプロタイ
プ対立遺伝子を持つPKU家系を分析した。正常と変異
の両方のハプロタイプの対立遺伝子をもつ者は相方のプ
ローブとハイブリダイズし、正常のハプロタイプをもつ
者は正常プローブのみとハイブリダイズし、変異してい
るハプロタイプの者は変異プローブとのみハイブリダイ
ズする。第2表はプローブの特異性を示している。変異
ハプロタイプ2プローブは変異しているハプロタイプ2
対立遺伝子にのみ結合し、変異ハプロタイプ3プローブ
は変異しているハプロタイプ3対立遺伝子とのみ結合し
た。正常プローブはその相応する変異遺伝子ハプロタイ
プ以外の全てのハプロタイプと結合した。正常ハプロタ
イプ3プローブにおけるデータのみが示されているが、
同様な結果は正常ハプロタイププローブでも得られた。
かくしてハプロタイプ3の接合部変異とハプロタイプ2
のアミノ酸置換変異ともそれぞれの正常ハプロタイプ対
立遺伝子は構成的部分ではない。同様に、変異プローブ
は他の変異している対立遺伝子を持つPKLI家系とハ
イブリダイズした。変異プローブはこれらの人から分離
したDNAとハイブリダイズしなかった。これらのデー
タ(第2表)はハプロタイプ2と3以外の対立遺伝子に
関連したPKU変異が同じ変異でなく、PKU疾患の起
源の多様性の理論と一致していることを示している。そ
の結果はそれぞれのハプロタイプはそれぞれ自分の変異
を含んである。さらに試験することでハプロタイプ2及
び3以外のハプロタイプと関連したこれらの特異な変異
を決めることができよう。
材料と方法 この発明においては具合よく標準的な化学薬品が使われ
た。素材、材料はコスミドベクターpcV107、E 
、 coli株(カリフォルニア大学サンフランシス3
校のY、F、ラウとy、w、カンの両氏から譲渡された
)、制限エンドヌクレアーゼにューイングランド・バイ
オラプス)、M13mp18とジデオキシヌクレオチド
配列決定キット用品(P−Lバイオケミカルス)、ラジ
オヌクレオチド(アマージャム社)、テトラメチルアン
モニウムクロライド(アルドリッチ社)、オートラジオ
グラフ用品(デュポンアントコダック)等を含んでいる
組換えコスミドクローン コスミド染色体ライブラリーはハプロタイプ2及び3に
おいて同形の2人のPKU患者から分離した白血球DN
Aから作った。このライブラリーは正常遺伝子について
先に述べたように完全な長さをもったヒトのPAHcD
NAプローブであるphPAH247で検索され(ディ
レラ等、バイオケミストリー、第25巻、 743−7
49頁、 1986年)、相応する染色体の配列が多く
のポジティブクローンから分離された。ハプロタイプ3
に対しては、コスミドクローンcPKU17. cPK
U14. cPKL130. cPKU13. cPK
U23.はラウ・アンド・カン(プロン25−5229
頁、 1983年)の方法に従ってコスミドベクターP
CV107を使って作った染色体DNAライブラリーか
ら同定されたヒトの染色体性PAH遺伝子のいろいろな
部分を含んである。サザンハイプリダイゼーシ旦ンによ
ってcPKU17. cPKU14゜cPKU30 、
のクローンは遺伝子の51−末端部分を、cPKU30
とcPKU13は中央の部分を、cPKU13とcPK
U23は3′末端部分を含んでいるe5つの重なり部分
のあるコスミドクローンはPAH座を含む約135Kb
の近接した染色体DNAである。ハプロタイプ2につい
ては、cPKU13とcPKU 1のコスミドクローン
はヒトのPAH遺伝子の一部分を含んでいる。
サザンハイプリダイセーションによってcPKU 1ク
ローンはエクソン8から13までを含み、一方6l− cPKU13はエクソン6から13を含んでいた。
変異している遺伝子と正常遺伝子の配列決定ハプロタイ
プ3について、5つの重複のあるコスミドクローン(c
PKU17. cPKU14. cPKU30゜cPK
U13. cPKU23)が変異遺伝子を特徴づけるた
めに使われた。特異的なエクソン配列を含むサブクロー
ン化されたEcoRI断片がサンガー等による報告(ハ
組第74巻、 5463−5467、1977年)のよ
うにサンガージデオキシヌクレオチド配列分析法に使わ
れた。
直接ゲルハイブリダイゼーション エクソン9〜13を含む12KbのEaoRI断片をハ
プロタイプ2または3について正常及び変異しているコ
スミドクローンから分離し、pB8322に挿入された
。サブクローン化したEcoRI断片あるいはヒト染色
体DNA全部をPvuIIで消化し、1%アガロースゲ
ルで電気泳動にかけられ、エチジウムブロマイドで染色
し、そしてキッド等、ネイチャー、第304巻、230
−234頁、1983年に記載されたようにして直接ゲ
ルハイブリダイゼーションで処理された。乾燥したゲル
を正常と変異したPA)!染色体DNA配列に特異的な
オリゴヌクレオチドプローブとハイブリダイズした。
エクソン12プラス意味なしのイントロン配列が2Kb
のPvull断片に含まれている。乾燥したゲルを一晩
37℃で、ハイブリダイゼーション相溶液1mfl中0
.2mgのサケの精子DNAと2 X 10’cpmの
プローブを含む6 XN’ET(0,9M NaCQ、
6mMEDTA、0.5%SDS、0.09M トリス
、pl(7,5)中でハイブリダイズする。それからゲ
ルをウッド等のやった方法(胆ハ、第82巻、1585
−1588.1985年)を次のように修正して洗浄し
た。すなわち、TMA(3Hテトラメチルアンモニウム
クロライド、2mMEDTA、 5mMトリス、 pH
8,0)中で○℃、30分2回洗い、0.2%SDSを
含むTMA中で23℃(30分間)。
60℃(7分間)で各1回そしてTMA中で23℃で3
0分間洗った。それからゲルを一80℃で2枚のクワン
タ■インテンシファイヤースクリーンの間にはさんでオ
ートラジオグラフをとった。
ドツトプロットとスリットプロット分析−図一 ドツトプロットハイブリダイゼーションによる染色体D
NA解析はヒトの染色体の中での特殊な配列の同定と定
量を可能にしている。ドツトプロット法では、染色体D
NA全体を制限酵素エンドヌクレアーゼで前処理するこ
となくニトロセルロースまたはその他の膜に直接かける
。多数のDNA試料を膜の上にのせる。消化されたDN
A断片をアガロース電気泳動をしてその泳動されたゲル
からニトロセルロースへDNAをサザン転移することに
よって分離する必要性は軽減されている。
スロットプロット法では、全染色体DNA試料をスロッ
ト構造に不動化し核酸が膜の単位面積当り高濃度になる
ようにする。
ドツトプロットもスロットプロットでも全染色体DNA
は標準法によっては変性している:例えば10mM ト
リス、1mM EDTA (pH8,0)を含む50μ
Qで10分間100℃に加熱し、氷で急速に冷却し、2
0 X SSCで2回稀釈される。サンプルを製造者の
仕様(シュライヒャーアンドシュール社)に従いドツト
プロットあるいはスロットプロット用の多孔濾過器でニ
トロセルロースまたは他の膜にアプライする。ハイブリ
ダイゼーションは乾燥ゲル法と同じである。
ポリメラーゼ鎖反応法 遺伝的疾患を起こす一点での変異はポリメラーゼ鎖反応
(PCR)法によって検出される(R,サイキ等、サイ
エンス、第230巻、1350頁、1985年)。
この方法では核酸の配列がイン・ヴイトロで指数函数的
に増幅される。ヒトの染色体DNAは大過剰の2種のオ
リゴヌクレオチドと4種のデオキシリボヌクレオシド三
燐酸塩の存在で変性される。オリゴヌクレオチドは変異
配列に並ぶDNAのセンスストランドと反センスストラ
ンドの相対的な位置で相補的である。これらの条件下で
最初のオリゴヌクレオチドのDNAポリメラーゼで伸延
した産物は第2のオリゴヌクレオチドの鋳型として使え
る。
1mgのヒトDNAは夫々の単一なコピー配列5X 1
0−19モルを含む。ヒトのPAH遺伝子では、20−
  bb − サイクルのPCBとするとエクソン12(116bP)
のレベルが200,000倍増加し、O0101モルの
増幅された断片を表わす。1マイクログラムの増幅され
てない染色体DNAではエクソン12プラス隣合った配
列は約50フエントゲラムのDNAを表わしている。同
じ量のDNAがPCR法で増幅されると、エクソン12
とそれに隣り合った配列の量は10ナノグラムに近づく
、この量的な増加はオリゴヌクレオチドプローブをして
十分に少なくしうる。
なぜなら、非特異的な背景の結合は結合の結果を説明す
るのに妨害とならないからである。かくしてプローブが
独特な個人的な配列であることは必要ない。
コドン408(ハプロタイプ2の)でエクソン12の一
点だけの変異(cからTへ)あるいはイントロン12(
ハプロタイプ3の)の接合部供与変異(GをTへ)を含
む増幅された断片を生産するためにオリゴヌクレオチド
を考案した。ハプロタイプの変異について接合変異のイ
ントロン配列の下流にある意味をもったあるいは反対の
6フー6 意味のある鎖に相補的なヌクレオチドが利用されている
。最初のオリゴヌクレオチドの産物に相補的に第2のオ
リゴヌクレオチドが作られ、これに接合変異のエクソン
或いはイントロン配列の上流を含ませられる。ハプロタ
イプ2変異に対しては点の変異のエクソン或いはイント
ロン配列の下流の意味をもった、あるいは反意味のある
配列に相補的なオリゴヌクレオチドが利用される。第2
のオリゴヌクレオチドは最初のオリゴヌクレオチドの産
物に相補的に作製され、点のような変異のエクソンまた
はイントロン性の配列の上流を含めることができる。
1μgのヒトのDNA、1μにの各オリゴヌクレオチド
、1 、 5mMの各デオキシヌクレオチド三燐酸を1
0mMトリス塩酸(pH7.5)にとかしたもの、50
mM酢酸ナトリウム、10mM塩化マグネシウムを10
0℃、5分間加熱してから水浴で冷却した。
5単位のフレノウ断片を加え、25℃で2分間反応させ
た。加熱、冷却、酵素添加、反応というサイクルを20
回くり返した。それから反応物を前述のスロットプロッ
トまたはドツトプロット法でニトロセルロース濾紙また
はその他の膜にのせた。変異のある配列はこの特許での
べられた方法のどれかによって検出される。PCR手法
はゲル電気泳動や制限酵素による消化によって一点にお
ける変異を分析する必要がない。さらに特異的なオリゴ
ヌクレオチドプローブはバックグラウンドの上に感度に
おいて200,000倍増加できるために非常に短いも
のでよい。
この感度の増加は変異を検出するためにどのDNA鎖を
使うことも可能にしている。一般的には望ましいDNA
鎖はC−Aの不適合を形成するものである。G−T不適
合は若干の相補を示し、従って変異を検出するのにそれ
ほど効果的でない。しかしながら、DNA配列の増幅に
よって感度を約200,000倍高められる。この条件
下でG−Tの部分的な相補性は変異の検出を妨げない。
G−T不適合は感度を上げることで検出は可能である。
特異的なオリゴヌクレオチドを使ったPCR法とドツト
プロット/スロットプロット法はともに、PKUキャリ
アーの集団検診を行うのに容易に自動化できる。いろい
ろなステップで現在利用可能な市販の道具を使うことで
自動化をすることが可能である。
いろいろな器材がDNA配列を自動的に増幅させるのに
使われる。これらの器材は市販の自動化された配列合成
機と連動されよう。サンプルを自動的に合成機からとり
出し、消化しそしてドツトプロットあるいはスロットプ
ロット検出システムにかけられる。全てのステップで市
販の装置があるので、組み合わせられた系が用意できる
。組合せシステムの主な利点はコストが効率的であるこ
とである。自動化によって個々の一人の分析は相対的に
安価になる。新生児検診のために開発されたものと同様
なレジナ研究室システムが用いられる。すなわち、遺伝
的な疾患を検出するためにプローブが開発されるのでそ
のシステムは拡大させられる。異形接合子の検出が日常
作業になることが予想される。検査される人数や検査さ
れる病気の数が増えるので単位当りのコストは相対的に
安くなるように減少する。個々の検査すべき遺伝的変異
は特異的な配列をもっているだろうから、多数のテスト
が行える。増幅法においては多数の種となる配列が加え
られる。個々の配列をしたDNAは増幅される。個人個
人の染色体を解剖するために特異的なプローブを使うこ
とは簡単なことである。このシステムによっては、多く
の遺伝疾患について一つの試料で分析できる。限定する
わけでないが、例えばこのシステムはのう飽性繊維症、
ハンチントンコレラ症、筋ジストロフィー、フェニルケ
トン尿症、ヘモグロビン欠陥症、テーサックス症その他
の遺伝病を検出できる。
その技術分野に精通する者は一旦プローブが開発されれ
ば、自動的な検診法に容易にくみ入れることができるこ
とを直ちに認識するだろう。
結   果 − ’10− デンマークのPKU家族とコーカサス系の正常者の末梢
血白血球から分離した高分子の染色体性DNAを多くの
制限酵素で消化した後サザンプロット分析した。多くの
制限酵素があるが我々は次のような酵素を分析に使用し
た:BgQm。
酵素はこれで全部ということでなくてむしろ容易に利用
できる酵素の例である。
EcoRV : EcoRV消化によって3つの不変の
断片と4つの30Kbから25Kbの対立遺伝子断片が
生じた。30Kbの断片について同形の者(2つの遺伝
子をもつ)はEcoRV制限部位の多形性を欠いており
、25Kb断片について同形の者はそのフェニルアラニ
ンヒドロキシラーゼ遺伝子の各々にEcoRV部位に多
形性を示している。これらの染色体での異形接合子(2
5Kbのの遺伝子1つと30Kb断片の遺伝子1つをも
つ)も検出できた。旦力可■:万力色■部位の多形性は
0.2KbDNA単位の挿入/欠失のために4.4.4
.2.4.OKbの断片をもつ3つの対立遺伝子型を有
している。
Msp I : PHA遺伝子における多形性は23K
bと19Kbの2つの対立遺伝子から成っている。
Xmn I : Xmn Iの多形性を示す制限断片は
6.5Kbと9.4Kbである。
旦赳R1旦並RI分析でIIK bと17Kb断片をも
たらす2つの対立遺伝子型の存在が示されている。 “ L■■:L■■による消化によって2つの多形性をもっ
たt■■制限部位によって作り出さる4つの異なる長さ
をもった断片が示されている。その4つの断片は2つの
対立形質セットに分けられ、夫々(a)及び(b)と記
されている。部位(a)があることは19Kbの断片が
その中の6Kbの断片だけがハイブリダイズする2つの
断片に分解することを示している。第2の部位(b)は
11.5Kb断片が9.IKbのハイブリダイズ可能な
断片に分解している結果を示す。1人の人で2セツトの
対立形質の間で全部で10個のハプロタイプの可能な組
合せがあり得る。
旦1lII:PAH遺伝子における1■IIIの多形性
部位は3.6または1.6Kbの制限酵素断片をもたら
す。
オリゴヌクレオチドの合成 オリゴヌクレオチドは自動化された固相フォスファイト
トリエステル法(SYSTEC社)で合成された。
スチュデンキ等(DNA、第3巻、7−15頁、 19
84年)のプライマー伸長法によって高比活性のプロー
ブを作った(すなわち1101ocp/μg)。このプ
ローブはハイブリダイズする塩基プライマーを伸長する
ことによって鋳型上に合成された。15ヌクレオチド程
度の小さいプローブが使われているが望ましい例は21
ヌクレオチドのプローブである。望ましい実施例では、
正常なハプロタイプ3のプローブが21塩基の鋳型(5
’−TCCATT AACAGT AAG TAA T
TT−3’ )の上で9塩基プライマー(3’−TTC
ATT AAA−5’)を伸長することで合成された。
変異のあるハプロタイプ3プローブは21塩基の鋳型(
3’−AGGTAA TTG TTA TTCATT 
AAA−5’ )上でハイブリダイズされる9塩基プラ
イマー(5’−TCCATT AAC−3’)を伸長す
ることで合成した。ハプロタイプ2のブローブを合成す
るのに同様な塩基プライマーと伸長法が用いられた。少
くとも15ヌクレオチドのプローブがヒトの染色体DN
Aにおける一点での変異を特異的に検出するために必要
とされる。望ましい方法では合成によって正常ハプロタ
イプ3プローブ(3′・・・AGGTAA TTG T
CA TTCATT AAA・・・5′)、変異のある
ハプロタイプ3プローブ(5′・・・TCCATT A
ACAAT AAG TAATTT・・・3′)、5′
・・・CACA ATA CCT CGG CCCTT
CTC・・・3′をもつ正常なハプロタイプ2プローブ
及び3′・・・GTGT TAT GGA ACCGG
G AAG AG・・・5′である変異ハプロタイプ2
プローブが用意された。これらのプローブは検査される
人からとった標的となるDNAとの特異的結合を測定す
るためのハイブリダイゼーション研究に使われた。この
技術分野に通じる者は相補的なプローブが適当なプライ
マーと鋳型となる鎖を出発点として合成することもでき
ることを認識するだろう。
変異部分の配列決定 90bpのエクソン12と24bpのその下流のイント
ロンを含む変異しているハプロタイプ3コスミドクロー
ンであるCPKU23から分離した114kbのHae
m断片をM13mp18のSma1部位に挿入した(メ
ッシング。
メソクズ。イン、エンザイモロジー第101巻、 20
−78頁。
1983年)。これらはサンガー等、PNAS、第74
巻。
5463−5467頁、 1977年によるジデオキシ
ヌクレオチド鎖端末法で配列を決められた。このイント
ロン/エクソン境界の正常と変異の配列を比較するとA
がGに一つだけ塩基置換は唯一の違いであることが示さ
れている。
同様にエクソン12を含む変異ハプロタイプ2のコスミ
ドクローンCPKUIから分離した2kbのPvu■断
片をMl、3mp18のSmar部位に挿入した。ジデ
オキシヌクレオチド鎖端未配側決定法はエクソン12に
並ぶイントロン配列に特異的なオリゴヌクレオチドプラ
イマーを用いて行われた。ハプロタイプ2についての配
列解析ではエクソン12におけるアミノ酸408に対す
るコドンでCがTに置換されていることが示された。こ
の置換は3組のコドンがCGGからTGGに変わってい
ることになる。
以下にのべる例は生前検診すなわち異形接合子検出のた
めに変異している遺伝子の存在を検出するために行われ
る方法の要約である。
1.サンプルをテストされるべき検体から採取する。
サンプルは静脈血、羊水液、絨毛膜の絨毛1.ヒトの組
織、乾いた血斑などが含まれるがこれに限らない。2.
 生体試料の染色体DNAをPvunで完全に消化する
。この消化された染色体DNAが標的DNAとなる。こ
の標的DNAはPCR法によって増幅されうる。
3、 消化をうけた標的DNAは直接メンプランにかけ
られるか或いは断片をアガロースゲル電気泳動で分離し
てから膜にかけられる。
4、 消化された標的DNAを先にのべた正常及び変異
特異的オリゴヌクレオチドプローブを使って乾燥ゲルド
ツトプロットまたはスロットプロットハイブリダイゼー
ション法によって解析する。
5、 正常のPAH遺伝子と変異のある遺伝子を区別す
るためにハイブリダイゼーション断片を同定する。同形
の正常人は正常のオリゴヌクレオチドプローブとのみハ
イブリダイズするだろう。変異のあるハプロタイプ2或
いは3対立遺伝子をもつ異形接合子をもった人は正常の
オリゴヌクレオチドプローブと変異のあるプローブの1
つの相方とハイブリダイズし、どちらかの変異遺伝子が
同形のPKU患者は夫々の変異のあるオリゴヌクレオチ
ドプローブとのみハイブリダイズするだろう。
2つの変異遺伝子について異形接合子のPKU患者は「
複合型異形接合子」であり、相応する正常オリゴヌクレ
オチドと同時に相方の変異のあるオリゴヌクレオチドと
もハイブリダイズするだろう。
PCR法を使って増幅されたDNAが、これらのステッ
プで使うことができる。このことは、このシステムを自
動化し、ドツトプロットまたはスロットプロット法をそ
の最高の利点を出せるところで使える機会を提供してい
る。
生きている患者の場合には、望ましい組織は乾かした血
痕または静脈血である。キャリアを検出するために血液
から分離した染色体DNAを直接解析できる。変異して
いる対立遺伝子を出生前に検出するために、胎児のサン
プルを羊水穿刺して羊水の細胞を集めるか胎児の絨毛膜
の絨毛を標的DNAの材料として使うことができる。羊
水穿刺法は出生前検診センターをもった大きな病院では
日常作業に使われており、絨毛膜の絨毛を採取する方法
も増加している。この方法はハプロタイプ2または3の
プローブあるいはハプロタイプ2と3プローブ相方を組
み合わせて利用される9筆1m七之」− この発明のオリゴヌクレオチドプローブは正常なオリゴ
ヌクレオチドと変異をもったオリゴヌクレオチドプロー
ブから成る診断用キットの形で使うのが適当である。こ
のプローブがあることでどんな利用可能な方法によって
も検出ができる。これにはオートラジオグラフによる方
法、写真による方法、蛍光□や発色による方法による測
定を含むが、これらに限定はされない。標的DNA以外
の材料がキットの内容物に加えられる。このキットには
これまでに固定されたPKU変異の全ての合成オリゴヌ
クレオチド及びそれに相当する正常オリゴヌクレオチド
が含まれることが望ましい。しかしながら、いろいろな
変更した組合せも効果を示すだろう。
変異は既知の制限酵素認識配列を変えることにはならな
い(デイレラ等、バイオケミストリー、第25巻、 7
43−749頁、 1986年)。染色体DNAにおけ
る分子生物学的欠陥が合成されたオリゴヌクレオチドプ
ローブを使って解析された。合成プローブとそれに相補
的な染色体DNA配列の間にある一ケ所の塩基対不適合
がDNAハイブリッドの二重構造の不安定性を引き起こ
すのに十分であるので、オリゴヌクレオチドプローブは
ヒトの染色体における正常と変異したPAH対立遺伝子
を区別するのに用いられる。
一点の変異を検出するのに使われる原理に従ってオリゴ
ヌクレオチドプローブを設計した(キッド等。
ネイチャー、第304巻、 230−234頁、 19
83年)。クローン化した染色体DNAにあるPKU変
異を解析するのに使われる合成プローブは第2図(B)
(ハプロタイプ3)と第3図(A)(ハプロタイプ2)
に示されている。第2表はハプロタイプ3に対する変異
したオリゴヌクレオチドプローブはハプロタイプ3のP
KU変異遺伝子とのみハイブリダイズすることを示して
いる。同様に、ハプロタイプ2のオリゴヌクレオチドプ
ローブはハプロタイプ2PKU変異遺伝子にのみハイブ
リダイズする。実施例における変異した特異的プローブ
は変異のある遺伝子の意味をもった鎖の配列で(ハプロ
タイプ3の場合)、または意味のある鎖に相補的(ハプ
ロタイプ2の場合)に合成された21塩基のオリゴヌク
レオチドである。ハプロタイプ3の変異部位では、変異
のあるプローブは相補的な変異染色体DNA配列の対意
味のある鎖と安定なA−T塩基対を作り、また正常な相
補的染色体DNA配列とはC−A不適合を作る。(第2
図(B))。ハプロタイプ2の変異部位では、変異のあ
るプローブは変異のある染色体DNA配列の意味をもっ
た鎖と安定なA−T塩基対を作り、正常な相補的染色体
DNA配列とC−A不適合を形成する(第3図(A))
他方、正常なハプロタイプ3に特異的なプローブは正常
遺伝子の意味のある鎖に相補的に合成された21個のヌ
クレオチド鎖である。オリゴヌクレオチドプローブのイ
ントロン/エクソン接合部におけるC残基は正常な意味
のある鎖をもった染色体配列と安定なC−G塩基対を形
成する。反対に正常なハプロタイプ3に特異的なオリゴ
ヌクレオチド配列は変異のある意味をもった鎖の染色体
DNAの変異している部分でC−A不適合を形成する。
かくして、用いられる合成プローブと方法によってイン
トロン/エクソン接合部での一個の変異を検出できる。
上記の条件下で、正常なプローブは正常遺伝子の2kb
の旦■■断片と特異的にハイブリダイズし、変異のある
プローブは変異遺伝子の2kbのPvull断片に特異
的にハイブリダイズする。Pvull断片はハプロタイ
プ2とハプロタイプ3における変異の相方を分析するの
に使われるが、これは例示にすぎない。ハプロタイプ2
と3の変異部位をもっているいずれの制限酵素断片もこ
の発明で開発されるプローブで等しく利用できよう。家
族についての研究 PKUの血縁においてPKU患者とその家族の変異のあ
る対立遺伝子及び染色体遺伝子を同定するのに合成オリ
ゴヌクレオチドプローブが使われた。これをさらに解析
することによって変異した遺伝断片のメンデル法則によ
る分離が確立された。分析した第一の家族は変異したハ
プロタイプ3対立遺伝子が分離され、調べられたもので
ある。この家族では、両親が変異に特異的なプローブに
ハイブリダイズする変異ハプロタイプ3PAH遺伝子を
もっていた。
第4図(A)の第1,7列は父親、第2.8列は母親、
3.4,9.10列は2人のPKUにかかった子供で5
.6,11゜12は2人のPKUにかからなかった子供
である。この家族では、両親は変異のあるプローブとハ
イブリダイズする変異ハプロタイプ3遺伝子をもち(第
4図(A)、第1,2列)この家族の両方の変異対立遺
伝子が同じ変異をもつことを示唆している。この疾患は
性質として常染色体劣性であるので両親はPKU形質の
キャリヤーであり、従って、夫々は正常な遺伝子も持っ
ているはずである。この場合には両親の相方の正常対立
遺伝子はハプロタイプ4に相当し、予想されるように正
常のプローブとハイブリダイズする(第4図(A)、第
7,8列)。この家族には2人の患者がいる。2人とも
変異したハプロタイプ3対立遺伝子について同形であり
変異プローブと強くハイブリダイズしく第4図(A)、
第3,4列)、正常なプローブには全くしない(第9,
10列)。これらの結果はこの家族の変異のある対立遺
伝子が同じ変異をもっていることを確認させている。こ
の家族の病気の影響をうけていない子孫は正常なハプロ
タイプ4対立遺伝子について同形であり、正常プローブ
とのみハイブリダイズしく第4図(A)、第11列)、
変異プローブとはしない(第5列)。この家族で変異し
たハプロタイプ3と正常ハプロタイプ4遺伝子について
異形である病気のでてない子孫に変異をもったプローブ
と正常プローブの両方とハイブリダイズする(第4図(
A)、第6,12列)。すなわち、オリゴヌクレオチド
によるデータは特異的な変異のある染色体DNAを検出
すると同時にこのPKU家族にある正常と変異のある対
立遺伝子を兄事に分類できることを示した。
正常と変異のあるハプロタイプ3の対立遺伝子の相方を
もつもう1つのPKU家族を解析した。第4図(B)に
おいて第2列、8列が母親であり、第1゜7列は父親、
第3,9列は発端者、第4〜6列と10〜12列は3人
の非羅患者である。この家族の父親はハプロタイプ3に
ついて同形であり、PKU形質についてキャリアである
。父親に変異プローブとハイブリダイズする変異したハ
プロタイプ3対立遺伝子(第4図(B)、第1列)と正
常プローブとハイブリダイズする正常ハプロタイプ3対
立遺伝子(第4図(B)、第7列)をもっている。これ
らの結果は接合の変異が正常なハプロタイプ3対立遺伝
子そのものの構成的部分でないことを結論として示して
いる。
反対に、母親は正常と変異したハプロタイプ1のPAH
対立遺伝子をもっていた。変異プローブはこの検体から
分離した標的DNAとハイブリダイズせず(第4図(B
)、第2列)、一方正室プローブはハイブリダイズした
(第8列)。このことはハプロタイプ1対立遺伝子に関
連したPKU変異が変異のあるハプロタイプ3対立遺伝
子にみられる変異と同一でないことを強く示している。
父親から受けた変異したハプロタイプ3遺伝子と母親か
らの変異したハプロタイプ1遺伝子をもった発端者は変
異プローブと正常プローブ両方にハイブリダイズした(
第4図(B)。
第3,9列)。この接合の変異は3つの無関係の検体す
なわち母親と父親(第4図(A))と父親(第4図(B
)及び5つの別のPKU家族で解析した観察の中で関連
づけられた。このデータはイントロン/エクソン12接
合部の変異がハプロタイプ3対立遺伝子と関連があると
いう強い遺伝的証明をもたらした。
第2表に示されたもう1つの証明は特異的な変異のある
オリゴヌクレオチドプローブでテストした検体のうち、
ハプロタイプ3の変異をもつものだけがこのプローブと
ハイブリダイズするということを確認した。さらに、非
ハプロタイプ3対立遺伝子に変異をもつPKU検体はこ
のプローブとはハイブリダイズしない。他方、正常なオ
リゴヌクレオチドは遺伝子座のこの位置が正常な配列を
もつ検体とのみハイブリダイズした。
同じような結果がハプロタイプ2変異プローブを用いて
行われ第3図に示されている。ハプロタイプ2対立遺伝
子をもつPKU患者(第1.2.3列)は変異プローブ
と結合し、一方ハプロタイプ2対立遺伝子でない変異を
もつPKU患者(第4.5.6列)は変異プローブとの
結合を示さなかった。
これらのデータはPKUがPAH遺伝子においているい
ろな場所でいろいろな変異があることから起こっている
ことを示している。すなわち、いろいろなハプロタイプ
に関連した変異があることは各々の変異場所に対して特
異的なオリゴヌクレオチドを要求することになる。他の
ハプロタイプのPKU遺伝子における変異を同定するこ
とは現時点では達成されていないけれど、ハプロタイプ
1及び4のPKU遺伝子は限られた数の変異している対
立遺伝子の結合の不均衡にあるだろうということが想定
される。
これらの変異が一旦確立されると、ここでハプロタイプ
2及び3について述べたようなオリゴヌクレオチドハイ
ブリダイゼーション法によってランダムの検体の染色体
性DNAで相当する変異を同定しうる。
もし変異か制限酵素切断部位の変化を伴っていれば、そ
れらはcDNAプローブあるいは染色体DNAプローブ
を用いて鎌状赤血球細胞の遺伝子の検出として記載され
たような方法で正規のRFLP法によって行うことがで
きる。ハプロタイプの1〜4は北ヨーロッパの先祖のコ
ーカサス系人種のPKLIに関与する変異対立遺伝子の
90%を構成するので90%の精度でこの人達のPKU
のキャリアを検出することが可能だろう。同一の変異対
立遺伝子が他の人種的背景をもったコーカサス系人でも
みつけられるので、この方法はコーカサス系人種一般に
適用可能である。
もっと多くの変異した対立遺伝子が分子レベルで解明さ
れるようになるので、もっと他のプローブがこの人種の
もつ変異の検出に設計されるようになろう。
従って、ここに明らかにしたキャリア検出法の精度は将
来増加しつづけるだろう。
それ故、本発明は、対象について実施しそれに内在して
いるものを含め、ここに述べた目的と利点を得るために
適用される。現在のところ発明の実施例は開示のために
提出されたので、この分野に通じている者が容易に考え
られ、また発明の精神や請求の範囲にある中に含まれる
変更や修正を成すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は変異したフェニルアラニン遺伝子の物理
的地図を5′末端から3′−末端へ向けて示したもので
ある。この地図は5つの重複したコスミドクローン(c
PKIJ17.cPKIJ14.cPKU30. cP
KIJ13.cPKU23)を特徴づけられることで構
成されていた。 第1図(B)は切りはなした変異の位置を示している。 エクソン12の5′末端を与える切りはなし場所におけ
る配列解析を示している。 第2図(A)は直接ゲルハイブリダイゼーション法によ
ってクローン化されたDNAのPKU変異を検出するた
めのオリゴヌクレオチド特異性を示している、2kbの
PvuI[断片はエクソン12と出入りの自由なイント
ロン配列を含んでいる。乾燥したゲルを正常(N)と変
異した(M)遺伝子に特異的なオリゴヌクレオチドプロ
ーブにハイブリダイズした。 第2図(B)はフェニールアラニンヒドロキシラーゼの
エクソン/イントロン12境界と合成したプローブの正
常配列と変異配列を示している。星印は変異している場
所を示し、ハイブリダイゼーションでC−Aの不適合を
示している(A=アデニン、 T=fミン、G=ニブア
ニンC=シトシン)。 第3図(A)はPKUハプロタイプ2に関連したコドン
の変異の正常配列と変異している配列を示している。こ
れはPAHのエクソン12においてCをTに置換したこ
とに相当していて、蛋白では408番目でトリプトファ
ン(Try)がアルギニン(Arg)に変わっている。 星印は変異の場所を表わし、ハイブリダイゼーションで
C−A不適合を示す。(A、T、G。 Cは第2図(B)と同じである)。 第3図(B)はハプロタイプ2に変異をもったPKU息
者における変異プローブのハイブリダイゼーションを示
す。第1〜3列は変異をもった人で第4〜6列は変異の
ない人である。適切なRFLPのハプロタイプが夫々の
オートラジオグラフの先端の位置に示されている。 第4図(A)は変異したハプロタイプ3対立遺伝子を含
むPKU家系をオリゴヌクレオチド ハイブリダイゼー
ション分析したものを示している。第1列と7列は父親
、2列、8列は母親、3,4,9.10列は2人の影響
をうけた子供、5 、6.11.12列は2人の影響を
受けていない子供。PKU対立遺伝子(☆)と適切なR
FLPハプロタイプの分離が夫々のオートラジオグラフ
の先端の位置に示されている。 pig、 4(A)     亥胃プローブ2kMaw
im@−一 Fig4(B)     友胃アロー7kb− 正常アローア′ 優り 工学アローブ ー−m  −、jm’m 昭和62年9月24日 2、発明の名称 ヒトのフェニルアラニンヒドロキシラーゼ遺伝子の変異
を同定するための特異的プローブ3、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 6701番地 名 称 ハワード ヒユージス メディカルインステイ
テユート 代表者 ウィリアム ティー、 クイシン4、代理人 5、補正指令の日付 補正の対象 (1)願書の「特許出願人」の欄 (2)明細書の「図面の簡単な説明」の欄3)委任状及
び同訳文 補正の内容 ■)特許出願人会社の住所及び代表者名を正確に記載し
た願書を提出する。 (2)明細書第90頁第11行の次に下記の文章を挿入
する。 「第4図(B)はいろいろな変異をもった(すなわち、
ハプロタイプ3やハプロタイプ1の対立遺伝子に変異が
ある)PKU家族のオリゴヌクレオチドハイブリダイゼ
ーション分析を示している。第2,8列が母親;1゜7
列が父親;3,9列は変異の出た最初の人、LPハプロ
タイプの分離が夫々のオートラジオグラフの先端に示さ
れている。」 (3)委任状及び同訳文を提出する。 8、添付書類の目録

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒトの染色体DNAの中のフェニルアラニンヒドロ
    キシラーゼ遺伝子における変異した配列に特異的な合成
    オリゴヌクレオチド。 2、【遺伝子配列があります】 から成る群から選んだ少くとも1つのヌ クレオチド配列を含む特許請求の範囲第1項記載のオリ
    ゴヌクレオチド。 3、(a)変異のあるハプロタイプ3対立遺伝子と関連
    のある特異的ヌクレオチド配 列、 (b)イントロン12の5′接合を与える部分にそれに
    当てはまる接合を与えるヌク リオチドと隣接した配列を含む配列。 (c)GがAに置換されている(b)の接合供与ヌクレ
    オチドで特徴づけられるヒト染 色体DNAのフェニルアラニンヒドロキシ ラーゼ遺伝子に対する合成オリゴヌク レオチド。 4、配列が【遺伝子配列があります】 のヌクレオチド配列である特許請求の範 囲第3項記載のオリゴヌクレオチド。 5、配列が変異のある遺伝子のセンスストランド(意味
    のある配列)である特許請求の範囲第3項記載のオリゴ
    ヌクレオチド。 6、(a)変異のあるハプロタイプ3対立遺伝子と関連
    のある特異的なヌクレオチド 配列、 (b)イントロン12の5′接合供与部にそれに当ては
    まる接合供与ヌクレオチド及 び隣接する配列を含む配列、 (c)CがTに置換している(b)の接合供与ヌクレオ
    チドで特徴づけられるヒト染色 体DNAの変異しているフェニルアラニン ヒドロキシラーゼ遺伝子に対する合成 オリゴヌクレオチド。 7、配列が【遺伝子配列があります】 のヌクレオチド配列を含む特許請求の範 囲第6項記載のオリゴヌクレオチド。 8、配列が変異している遺伝子のセンスストランドに相
    補的な特許請求の範囲第6項記載のオリゴヌクレオチド
    。 9、(a)変異しているハプロタイプ2対立遺伝子と関
    連する特異的にヌクレオチド 配列、 (b)アミノ酸408番目をコードしているエクソン1
    2の3コドンヌクレオチドと隣 接する配列を含む配列。 (c)CがTに置換している(b)の3コドンヌクレオ
    チドによって特徴づけられるヒ トの染色体DNAの変異しているフェニル アラニンヒドロキシラーゼ遺伝子に対 する合成オリゴヌクレオチド。 10、配列が【遺伝子配列があります】 のヌクレオチド配列を含む特許請求の 範囲第9項記載のオリゴヌクレオチド。 11、配列が変異をうけた遺伝子のセンスストランドに
    相補的である特許請求の範囲第9項記載のオリゴヌクレ
    オチド。 12、(a)変異のあるハプロタイプ2対立遺伝子に関
    連のある特異的なヌクレオチド 配列、 (b)アミノ酸408番目をコードしているエクソン1
    2にある3コドンヌクレオチド とそれに隣接した配列を含む配列、 (c)GがAに置換している(b)の3コドンヌクレオ
    チドを特徴とするヒトの染色体D NAの変異のあるフェニルアラニンヒド ロキシラーゼ遺伝子に対する合成オリ ゴヌクレオチド。 13、配列がヌクレオチド配列の【遺伝子配列がありま
    す】【遺伝子配列があります】を含む特許請求の範囲第
    12項記載のオリゴヌクレオチド。 14、配列が変異のある遺伝子のセンス・ストランドで
    ある特許請求の範囲第12項記載のオリゴヌクレオチド
    。 15、(a)特異的なヌクレオチド配列、 (b)イントロン12の5′接合供与部位にそれに見合
    った接合供与ヌクレオチド及 び隣接する配列を含む配列、及び (c)その供与ヌクレオチドがGTの配列を含むことを
    特徴とするヒト染色体DNAの 正常フェニルアラニンヒドロキシラー ゼ遺伝子に対する合成オリゴヌクレオ チド。 16、配列が正常の遺伝子のセンスストランドに相補的
    である特許請求の範囲第15項記載のオリゴヌクレオチ
    ド。 17、配列がヌクレオチド配列【遺伝子配列があります
    】【遺伝子配列があります】を含んでいる特許請求の範
    囲第15項記載のオリゴヌクレオチド。 18、(a)特異的なヌクレオチド配列で、(b)その
    配列がイントロン12の5′接合供与部位にそれに見合
    った接合供与ヌク レオチド及び隣接する配列を含み、 (c)その供与ヌクレオチドがCAの配列を含むことを
    特徴とするヒト染色体DNAの 正常フェニルアラニンヒドロキシラー ゼ遺伝子に対する合成オリゴヌクレオ チド。 19、その配列が正常遺伝子のセンス・ストランドであ
    る特許請求の範囲第18項記載のオリゴヌクレオチド。 20、その配列がヌクレオチド配列【遺伝子配列があり
    ます】【遺伝子配列があります】を含んでいる特許請求
    の範囲第18項記載のオリゴヌクレオチド。 21、(a)特異的なヌクレオチド配列で、(b)その
    配列がアミノ酸408番目をコードしているエクソン1
    2の3コドンヌクレ オチドとそれに隣接する配列を含み、 (c)3コドンヌクレオチドがアルギニン をコードしているCGGであることを特徴 とするヒトの染色体DNAのフェニルアラ ニンヒドロキシラーゼ遺伝子に対する 合成オリゴヌクレオチド。 22、配列が正常遺伝子のセンス・ストランドである特
    許請求の範囲第21項記載のオリゴヌクレオチド。 23、配列がヌクレオチド配列の【遺伝子配列がありま
    す】【遺伝子配列があります】を含んでいる特許請求の
    範囲第21項記載のオリゴヌクレオチド。 24、(a)特異的なヌクレオチド配列で、(b)その
    配列がアミノ酸408番をコードしているエクソン12
    の3コドンヌクレオ チドとそれと隣接する配列を含み、 (c)3コドンヌクレオチドがアルギニン をコードしているGCCであることを特徴 とするヒト染色体DNAの正常フェニルア ラニンヒドロキシラーゼ遺伝子に対す る合成オリゴヌクレオチド。 25、配列が変異のある遺伝子のセンスストランドに相
    補的である特許請求の範囲第24項記載のオリゴヌクレ
    オチド。 26、配列がヌクレオチド配列の【遺伝子配列がありま
    す】【遺伝子配列があります】を含む特許請求の範囲第
    24項記載のオリゴヌクレオチド。 27、合成オリゴヌクレオチドまたはその誘導体を利用
    して試料の遺伝子を解析することを含む胎児から成人ま
    でのヒトの試料についてPKUに患っているか、PKU
    の異形接合体か正常かを検出する方法。 28、(a)ヒトのフェニルアラニンヒドロキシラーゼ
    遺伝子の変異している配列に特 異的な合成オリゴヌクレオチドをハイ ブリダイズする、 (b)ヒトのフェニルアラニンヒドロキシ ラーゼ遺伝子の正常な配列に特異的な 合成オリゴヌクレオチドをハイブリダ イズする、 (c)罹患したPKUは変異している配列にハイブリダ
    イズし、PKUの異形接合体(ヘ テロザイゴート)は変異している配列と 正常な配列の両方にハイブリダイズし、 正常人は正常な配列とのみハイブリダ イズし、複合型の異形接合体は2つの 変異している配列と正常な配列とにハ イブリダイズするようにして(a)と(b)の合成オリ
    ゴヌクレオチドの結合を測 定する、 ことを遺伝子の解析が包含している特許請求の範囲第2
    7項記載の方法。 29、ヒトの染色体DNAのフェニルアラニンヒドロキ
    シラーゼ遺伝子にある変異した配列に特異的な分離され
    たオリゴヌクレオチド。 30、配列が【遺伝子配列があります】 から成る群から少くとも1つのヌク レオチド配列を含む特許請求の範囲第29項記載のオリ
    ゴヌクレオチド。 31、(a)変異しているハプロタイプ3対立遺伝子と
    関連のある特異的なヌクレオチ ド配列。 (b)イントロン12の5′接合供与部位にそれに当て
    はまる接合供与ヌクレオチド と隣接した配列を含む配列、 (c)GがAに置換している(b)の接合供与ヌクレオ
    チドによって特徴づけられるヒ トの染色体DNAの変異しているフェニル アラニンヒドロキシラーゼ遺伝子に対 する分離したオリゴヌクレオチド。 32、配列がヌクレオチド配列【遺伝子配列があります
    】【遺伝子配列があります】を含む特許請求の範囲第3
    1項記載のオリゴヌクレオチド。 33、配列が変異している遺伝子のセンス・ストランド
    である特許請求の範囲第31項記載のオリゴヌクレオチ
    ド。 34、(a)変異しているハプロタイプ3の対立遺伝子
    と関連する特異的なヌクレオチ ド配列、 (b)イントロン12の5′接合供与部位にそれに当て
    はまる接合供与ヌクレオチド と隣接する配列を含む配列、 (c)(b)の接合供与ヌクレオチドがCかTに置換さ
    れているヌクレオチドである ことを特徴とするヒト染色体DNAの変異したフェニル
    アラニンヒドロキシラーゼ遺伝子に対する分離したオリ
    ゴヌクレオチド。 35、配列がヌクレオチド配列の【遺伝子配列がありま
    す】【遺伝子配列があります】を包含している特許請求
    の範囲第34項記載のオリゴヌクレオチド。 36、配列が変異している遺伝子のセンス・ストランド
    に相補的である特許請求の範囲第34項記載のオリゴヌ
    クレオチド。 37、(a)変異しているハプロタイプ2対立遺伝子と
    関連する特異的なヌクレオチド 配列、 (b)アミノ酸の408番目をコードしているエクソン
    12にある3コドンヌクレオチ ドと隣接した配列を含む配列、 (c)CがTに置換されている(b)の3コドンヌクレ
    オチドコードによって特徴とす るヒトの染色体DNAの変異しているフェ ニルアラニンヒドロキシラーゼ遺伝子 に対する分離されたオリゴヌクレオチ ド。 38、配列が【遺伝子配列があります】 のヌクレオチド配列を包含している 特許請求の範囲第37項記載のオリゴヌクレオチド。 39、配列が変異している遺伝子のセンス・ストランド
    に相補的である特許請求の範囲第37項記載のオリゴヌ
    クレオチド。 40、(a)変異しているハプロタイプ2対立遺伝子に
    関連する特異的なヌクレオチド 配列で、 (b)アミノ酸408番目をコードしているエクソン1
    2にある3コドンヌクレオチド と隣接する配列を含む配列で (c)GがAに置換されている(b)の3コドンヌクレ
    オチドによって特徴とされるヒ ト染色体DNAの変異しているフェニルア ラニンヒドロキシラーゼ遺伝子に対す る分離されたオリゴヌクレオチド。 41、配列が【遺伝子配列があります】 のヌクレオチド配列を包含している特 許請求の範囲第40項記載のオリゴヌクレオチド。 42、配列が変異している遺伝子のセンス・ストランド
    である特許請求の範囲第40項記載のオリゴヌクレオチ
    ド。 43、(a)特異的なヌクレオチド配列で、(b)イン
    トロン12の5′接合供与部位にそれにあてはまる接合
    供与ヌクレオチドと 隣接する配列を含む配列で、 (c)その接合供与ヌクレオチドがGTの配列を含んで
    いることを特徴とするヒト 染色体DNAの正常フェニルアラニンヒド ロキシラーゼ遺伝子の分離されたオリ ゴヌクレオチド。 44、配列が正常なセントストランド遺伝子に相補的な
    特許請求の範囲第43項記載のオリゴヌクレオチド。 45、配列が【遺伝子配列があります】 のヌクレオチド配列を包含する特許請求 の範囲第43項記載のオリゴヌクレオチド。 46、(a)特異的なヌクレオチド配列で、(b)イン
    トロン12の5′接合供与部位にそれにあてはまる接合
    供与ヌクレオチド と隣接する配列を含む配列で、 (c)その供与ヌクレオチドがCAの配列を含んでいる ことを特徴とするヒトの染色体DNAの正常フェニルア
    ラニンヒドロキシラーゼ遺伝子に対する分離したオリゴ
    ヌクレオチド。 47、配列が正常な遺伝子のセンス・ストランドである
    特許請求の範囲第46項記載のオリゴヌクレオチド。 48、配列が【遺伝子配列があります】 のヌクレオチド配列を包含している特許 請求の範囲第46項記載のオリゴヌクレオチド。 49、(a)特異的なヌクレオチド配列で、(b)エク
    ソン12にあるアミノ酸408番目をコードしている3
    コドンヌクレオチド と隣接する配列を含む配列で、 (c)その3コドンがアルギニンをコード するCGGのヌクレオチドであることを特 徴とするヒト染色体DNAの正常フェニル アラニンヒドロキシラーゼ遺伝子に対 する分離されたオリゴヌクレオチド。 50、配列が正常な遺伝子のセンス・ストランドである
    特許請求の範囲第47項記載のオリゴヌクレオチド。 51、配列が【遺伝子配列があります】 のヌクレオチド配列を包含する特許請 求の範囲第47項記載のオリゴヌクレオチド。 52、(a)特異的なヌクレオチド配列で、(b)エク
    ソン12にあるアミノ酸408番目をコードしている3
    コドンヌクレオチド と隣接した配列を含む配列で、 (c)3コドンがアルギニンをコードして いるGCCのヌクレオチドであることを特 徴とするヒトの染色体DNAの正常なフェ ニルアラニンヒドロキシラーゼ遺伝子 に対する分離されたオリゴヌクレオチ ド。 53、配列が変異している遺伝子のセンスストランドに
    相補的な特許請求の範囲第52項記載のオリゴヌクレオ
    チド。 54、配列が【遺伝子配列があります】 のヌクレオチド配列を包含する特許請求 の範囲第52項記載のオリゴヌクレオチド。 55、分離されたオリゴヌクレオチド、またはその誘導
    体を使ってサンプルの遺伝子を解析することを包含する
    胎児から成人までのヒトの試料についてPKUにかかっ
    ているか、PKUの異形接合子をもつか、正常かを検出
    する方法。 56、(a)ヒトのフェニルアラニンヒドロキシラーゼ
    遺伝子の変異している配列に特 異的な分離されたオリゴヌクレオチド をハイブリダイズし、 (b)ヒトのフェニルアラニンヒドロキシ ラーゼ遺伝子の変異した配列に特異的 な分離されたオリゴヌクレオチドをハ イブリダイズし、 (c)PKUにかかっていれば変異のある配列にハイブ
    リダイズし、PKUの異形接合体なら変異にも正常にも
    両方の配列にハイブ リダイズし、また正常なら正常な配列と のみハイブリダイズし、複合型の異形接 合体は2つの変異している配列と正常な 配列とにハイブリダイズするような(a)と(b)の分
    離したオリゴヌクレオチドについての結合を測定するこ
    とを遺伝子解析が 含んでいる特許請求の範囲第55項記載の 方法。 57、(a)ヒトのフェニルアラニンヒドロキシラーゼ
    遺伝子の正常な配列に特異的か、ヒ トのフェニルアラニンヒドロキシラーゼ 遺伝子の変異している配列に特異的かそ れらの組み合わせによるものかの群から 選ばれる少くとも1つのオリゴヌクレオ チド、及び (b)変異のあるフェニルアラニンヒドロ キシラーゼ遺伝子の存在の有無を示すた めにキット以外の素材からとった標的DNAとハイブリ
    ダイズさせるときに有効な(a)のオリゴヌクレオチド
    、 を包含するヒトのフェニルアラニンヒド ロキシラーゼ遺伝子にある変異を検出す る有効な診断用キット。 58、標的となるDNAが胎児から成人までの被験者か
    ら採ったヒト染色体性物質である特許請求の範囲第57
    項記載の診断用キット。 59、(a)変異している特異的なオリゴヌクレオチド
    配列が【遺伝子配列があります】 【遺伝子配列があります】、から成る群から選ばれる少
    くとも1つのヌクレオチド配 列を含み、 (b)正常な特異的オリゴヌクレオチド配 列が【遺伝子配列があります】、 から成る群から選ばれる(a)にある配列に相応する少
    くとも1つのヌクレオチド配列を含む 特許請求の範囲第57項記載の診断用キット。 60、(a)一対のオリゴヌクレオチド配列で1つが変
    異に特異的で他は正常に特異的 な配列を含み、 (b)対になった配列が【遺伝子配列があります】【遺
    伝子配列があります】及びこれらの中のいかなる組合せ
    から成る群から選択され る 特許請求の範囲第57項記載の診断用キット。 61、(a)ヒトのフェニルアラニンヒドロキシラーゼ
    cDNAプローブをもった染色体DNAライブラリ−か
    らのフェニルアラニン ヒドロキシラーゼクローンを分離し、 (b)フェニルアラニンヒドロキシラーゼ 遺伝子をサブクローン化し、 (c)変異を定義している遺伝子の配列を 決定し、 (d)変異している配列に相補的なオリゴ ヌクレオチドと変異している配列のセ ンス・ストランドのオリゴヌクレオチ ドからなる群から選択されるオリゴヌ クレオチド配列を合成し、 (e)正常な配列に相補的なオリゴヌクレ オチドと変異している配列に相応する 正常配列のセンスストランドのオリゴ ヌクレオチドから成る群から選択され るオリゴヌクレオチド配列を合成し、 (f)標的となるDNAに(d)と(e)の合成したオ
    リゴヌクレオチドをハイブリダイズし (g)ステップ(f)のハイブリダイゼーション断片を
    同定する ことを包含するヒトの染色体DNAのフェ ニルアラニンヒドロキシラーゼ遺伝子 にある変異を検出する方法。 62、(a)ヒトのフェニルアラニンヒドロキシラーゼ
    のcDNAプローブをもった染色体DNAライブラリー
    からのフェニルアラニ ンヒドロキシラーゼクローンを分離し、 (b)フェニルアラニンヒドロキシラーゼ 遺伝子をサブクローン化し、 (c)変異を定義している遺伝子の配列を 決定し、 (d)変異している配列に相補的なオリゴ ヌクレオチドと変異している配列のセ ンス・ストランドのオリゴヌクレオチド から成る群から選択されるオリゴヌク レオチド配列を分離し、 (e)正常な配列に相補的なオリゴヌクレ オチドと変異している配列に相応する正 常配列のオリゴヌクレオチドから成る群 から選択されるオリゴヌクレオチド配列 を分離し、 (f)標的となるDNAに(d)と(e)の分離したオ
    リゴヌクレオチドをハイブリダイズ し (g)ステップ(f)のハイブリダイゼー ション断片を同定することを包含する ヒトの染色体DNAのフェニルアラニンヒ ドロキシラーゼ遺伝子にある変異を検 出する方法。 63、フェニルアラニンヒドロキシラーゼ遺伝子にある
    制限エンドヌクレアーゼ分解部位の結合を検出すること
    を包含する胎児から成人までのヒトの検体でPKUに罹
    患しているか、PKUの異形接合体かあるいは正常かを
    検出する方法。 64、制限エンドヌクレアーゼ分解部位がエクソン6の
    コドン232にある¥Dde¥ I である特許請求の範
    囲第63項記載の方法。 65、寄託承認番号ATCC67133をもつ¥E.c
    oli¥ ED8767(cPKU23)株。 66、寄託承認番号ATCC67132をもつ¥E.c
    oli¥ ED8767(cPKU1)株。 67、(a)フェニルアラニンヒドロキシラーゼの変異
    をin vitroで増幅させること、(b)増幅した
    変異を、正常なフェニルア ラニンヒドロキシラーゼと変異してい るものに対して特異的なオリゴヌクレ オチドプローブでハイブリダイゼーシ ョンをすることによって検出すること、 (c)PKUに罹患していれば変異のあるプローブとハ
    イブリダイズし、PKU異形接合 体ならば変異と正常の両方のプローブ とハイブリダイズし、正常なら正常プ ローブのみとハイブリダイズし、複合 型の異形接合体なら2つの変異した配 列と正常な配列とにハイブリダイズす るような特異的なヌクレオチドプロー ブの結合を定量することを包含する胎 児から成人までのヒトの検体でPKU罹患 か、PKU異形接合体か正常かを検出する 自動化された方法。
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