JPS63138236A - 生化学自動分析装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は生化学自動分析装置に関し、特に遠心方式に
より試料と試薬を混合・撹拌させ、測定後肢検液の排出
を行う生化学自分折装置のキュベツトなどの改良構造に
関する。

（ロ）従来の技術 従来、遠心式自動分野装置は、反応系、光学系および電
気系により構成され、反応系が試料分注用、試薬分注用
それぞれの開口部と液排出用サイフオン管とを備えた反
応キュベツトを多数配置しｆこロータと、このロータの
周囲に、試料分注位置に配置される試料分注器と、試薬
分注箇所に一個宛配置される一以上の試薬分注器と、洗
浄水分注器と測定位置に配置される測光装置を備えてな
り、ロータの回転にともなう遠心力により各反応キュベ
ット内で試料と試薬を混合・撹拌して適宜反応させ、被
検液を測光後遠心力により各反応キュベツトのサイフオ
ン管から排出を行うよう光学系、電気系から構成されて
いる。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかるに、遠心式自動分析装置のキュベツトは、自動で
被検液を排出できないものがほとんどで、また排出でき
てもサイフオン管などのつまりがあり困難であった。更
に重要なことは、それらの分析を終わったキュベツトの
洗浄についても、被検液の場合と同様、自動化が難しく
、構成部品に作動不良が生じやすいという問題があった
。

この発明は、上記問題点を解決するもので、特にキュベ
ツトを簡単に洗浄できる遠心式の生化学自動分析装置を
提供することを目的とするものである。

（ニ）問題点を解決するための手段 この問題点を解決するためにこの発明の生化学自動分析
装置は、多数のキュベツトを同一円周上に水平に保持す
るキュベツト用ロータを高速回転させ、それによって各
キュベツトに収容される試料と試薬とを混合・撹拌し、
得られろ被検液をそのキュベツトを通して測光して、生
化学分析を行う生化学自動分析装置において、上記キュ
ベツトは、試料および試薬をそれぞれ収容するための１
対の凹部を遠心方向に隣接して有する皿部と、この皿部
から一体に遠心方向に形成され、上記ロータを高速回転
させろときに上記皿部の試料と試薬とを混合・撹拌して
得られる被検液を受けるセル部と、上記皿部の求心方向
に形成される開口部とからなり、かつ上記ロータに対し
て１８０°回転可能に保持され、更に上記ロータの周囲
には、上記被検液の測光後の各キュベツトを１８０°回
転させて上記ロータを高速回転させるときに飛散する被
検液を受ける輪状外壁と、この外壁の下方に形成され、
受けられる上記被検液を外部へ排出する排液口とを設け
てなるものである。

（ホ）作用 この発明は、キュベツト皿部のセル部に対向する側を開
口し、かつロータに対してキュベツトを回転可能にした
ことから、被検液の測光の際は、キュベツトがそのセル
部を皿部よりも遠心方向の最外側に位置するよう配置さ
れ、かつロータに対し固定されて、ロータの高速回転に
よりセル部に被検液が集まるとともに、上記被検液の排
出の際は、上記キュベツトを１８０°回転させ、このキ
ュベツトがその開口部をセル部に対向する遠心方向の最
外側に位置するよう配置され、かつロータに対し固定さ
れて、ロータの高速回転に上り被検液の排液が開口部か
ら飛散され、輪状外壁下方の排液口を介して外部へ流し
出される。ここと同様の作動によりキュベツトの洗浄が
可能である。つまりキュベツトの皿部の一方凹部に洗浄
液を注入し、ロータの高速回転によって撹拌洗浄し、更
にキュベツトを１８０°回転させてロータを高速回転さ
せて洗浄済液を外部へ排出する。これによって従来のよ
うに液排出用サイフオン管などを用いなくても、遠心式
自動分析装置のキュベツトを自動的にかつ簡単に洗浄、
乾燥できるものである。

（へ）実施例 以下図に示す実施例にらとづいてこの発明を詳述する。

なお、これによってこの発明は限定されるものではない
。

第１図〜第３図において、ロータ１の同一円周上に水平
に保持され７２４個のキュベツト２〜５は、それぞれ第
３図に示すように、矢印ａで示す遠心方向に平行な仕切
壁６を介して６つの部屋に仕切られて構成されている。

この仕切られた部屋の各々は、上方の屋根に、ロータ１
の中心Ａよりａ方向に向かって類次試藁または、洗浄液
を分注するｆ二めの第１の８７、試料（検体）を分注す
るための第２の窓８が設けられ、これらの窓に対応する
部屋の底部にはそれぞイー試薬・洗浄液収納用の第１の
凹部９、試料収納用の第２の凹部ｌＯが形成され、。こ
れによりキュベツト４の皿部ｔ１が構成されている。ま
た、この皿部の遠心方向側には、皿部４ａの各凹部９．
１０に収納される試料と試薬とを混合・撹１’Ｐして得
らこる被検液を受けるｆ二めのセル部１ｂが矢印すで示
す求心方向に向かってコ字状に折り曲げられてｔｍ部４
ａと一体に形成されているとともに、この皿部のセル部
４ｂに対向する側には、開口部４ｃが形成されている。

また各キュベツト２〜５はロータｌに対して回転可能に
構成されている。すなわら、第３図（ｂ）に示すように
、キュベツト４はロータｌに対して、キュベツト４を回
転させるための回転台１１、キュベツトホルダ１２を介
して保持されており、さらに回転台１１は回転軸１２ａ
に連架されたベルト１３を介してロータｌに保持された
回転台駆動用モータ１４に接続されている。そして、ロ
ータｉ上には第３図（ａ）に示すように、回転台ｌ！の
中心Ｂとロータｌの中心Ａを結ぶ線上にキュベツト位置
決め装置１５が設けられている。この位置決め装置は第
４図に示すように、一端が開口した角柱のガイド壁り５
ａ内に板状のリターンバネ１５ｂによる付勢力にてガイ
ド壁池端のストッパ１５Ｃに当接された円桂状のオモリ
１５ｄが収納されて構成されており、このオモリ１５ｄ
は、ロータ回転時に発生される遠心力がバネ＋５ｂの付
勢力に打ち勝って回転台１１０対向する外周に設けられ
た溝１１ａ、ｌｌｂに嵌合し、これによりロータ回転時
における回転台２の回りが防止されろ。

なお、モータ１４の保持力によっても回転台１１は保持
されている。更にロータｌの周囲には、被検液の測光後
、各キュベツト２〜５を１８０°回転させて、ロータｌ
を高速回転させろときに飛散する被検液を受ける輪状外
壁１６と、この外壁の下方に形成され、受けられる被検
液を外部へ排出する排液口１７が設けられている。

次に動作について説明する。

被検液の測光時、キュベツト・１をセル部４ｂをａ方向
の最外側に位置させ、かつ回転台１１の溝１１ａを位置
決め装置１５に対向するよう位置決めする。第１図に示
すように、キュベツト２〜５をロータｌの中心Ａを中心
に高速回転すると、被検液はキュベツト４のセル部４ｂ
に集まり、このセル部に光をＣ方向に通して測光する。

次に、被検液の排出のためにキュベツト４を、この開口
部４ｃを最外側に位置さけ、かつ回転台１１のもう一方
の溝１１ｂを位置決め装置１５に対向するよう位置決め
する。すなわち、キュベツト２〜５を中心Ｂを中心に１
８０°回転させ、第２図に示すような状態にする。そし
てロータ１を中心Ａで回転させると、セル部４ｂの被検
液は開口部４ｃから輪状外壁１６へ飛散され、排液口１
７に排出されてドレンの方へ流れる。これらロータ回転
中は遠心力かオモリ＋５ｄを付勢しているバネ＋ｓｂの
付勢力に打ち勝って、オモリ１５ｄが回転台！１の溝２
″ａ、ｌｌｂにはまり込み、これにより回転台２の回り
が防止できる。回転を停止するとオモリ１５ｄはバネ１
５ｂにより笑されてストッ７＜　１５　ｃの所で止まり
、回転台１１はモータ１４の保持力により保持される。

次に、キュベツト２〜５に洗浄液を分注して、ロータｌ
を第１図のようにして回転させてキュベツト２〜５の洗
浄を行い、第２図のようにして洗浄済の液をキュベツト
の開口部から排出する。排出後はロータｌの遠心力によ
りキュベツト２〜５内は乾燥される。

この上；ＩＩこ−ロー々１の口軽に上りを生される遠心
力を利用することにより、従来のようにサイフオン管を
必要と仕ずに被検液または洗浄水を排出でき、サイフオ
ン管などのっまりを発生することらなく、またキュベツ
トの洗浄および乾燥ら自動的、かつ簡単に行えるもので
ある。

（ト）発明の効果 以上のようにこの発明によれば、キュベツトをロータに
対して回転可能に構成するとともに、測光中または洗浄
中はキュベツトの一端が閉さがった構造のセル部を最外
側に配置して液が飛散しないようにし、排出および乾燥
は、キュベツトを１８０°回転させてキュベツトの開口
部を最外側に位置させながらロータを高速回転させて行
うようにしたので、サイフオン管などを用いなくても被
検液または洗浄液を排出できるとともに、キュベツトの
洗浄、乾燥も自動で簡単に行えるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）（ｂ）はこの発明の一実施例の被検液の測
光またはキュベツトの洗浄中の状態を示す説明構成図ｔ
そのＩ−Ｉ断面図、第２図（ａＸｂ）は上記実施例の被
検液または洗浄済液の排出状態を示す説明構成図とその
■−■断面図、第３図（ａ）（ｂ）は第１図（ａ）に相
当する要部構成図とその■−■断面図、第４図はキュベ
ツト位置決め装置の斜視図である。 ｌ・・・ロータ、２〜５・・・キュベツト、４ａ・・・
皿部、４ｂ・・・セル部、 ４ｃ・・・間口部、 ９・・・試薬および洗浄液用凹部、 １０・・・試料用凹部、１１・・・回転台、１４・・・
回転台駆動用モータ、 １６・・・輪状外壁、１７・・・排液口。 第１図　（ａ） （ｂ） ４　　　１７排５ｆｔｐ 第２図　　（ａ） （ｂ） 第３図 （ａ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、多数のキュベットを同一円周上に水平に保持するキ
   ュベット用ロータを高速回転させ、それによって各キュ
   ベットに収容される試料と試薬とを混合・撹拌し、得ら
   れる被検液をそのキュベットを通して測光して、生化学
   分析を行う生化学自動分析装置において、上記各キュベ
   ットは、試料および試薬をそれぞれ収容するための１対
   の凹部を遠心方向に隣接して有する皿部と、この皿部か
   ら一体に遠心方向に形成され、上記ロータを高速回転さ
   せるときに上記皿部の試料と試薬とを混合・撹拌して得
   られる被検液を受けるセル部と、上記皿部の求心方向に
   形成される開口部とからなり、かつ上記ロータに対して
   １８０°回転可能に保持され、 更に上記ロータの周囲には、上記被検液の測光後各キュ
   ベットを１８０°回転させて上記ロータを高速回転させ
   るときに飛散する被検液を受ける輪状外壁と、この外壁
   の下方に形成され、受けられる上記被検液を外部へ排出
   する排液口とを設けてなる生化学自動分析装置。