JPS63137913A - 両親媒性を有する重合反応性単量体ならびにその製法 - Google Patents

両親媒性を有する重合反応性単量体ならびにその製法

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JPS63137913A
JPS63137913A JP61285708A JP28570886A JPS63137913A JP S63137913 A JPS63137913 A JP S63137913A JP 61285708 A JP61285708 A JP 61285708A JP 28570886 A JP28570886 A JP 28570886A JP S63137913 A JPS63137913 A JP S63137913A
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村本 壽市
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斎藤 宏一
Keizo Ishii
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は有機高分子化合物の製造に有用な新規なる両親
媒性の重合反応性単量体ならびにその製造方法に関する
ものである。
従来技術 アクリル樹脂の製造に用いられる末端カルボキシル基を
有する反応性アクリル単量体はアクリル酸、メタアクリ
ル酸などが代表的なものであり、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステルなどと共重合させ、金属に対する
密着性を改善するとか、アミノ樹脂と架橋反応を行わせ
る型のアクリル樹脂中に組み込んで硬化反応促進目的に
カルボキシル基を利用することなどが考慮されてきた。
しかしながら従来のカルボキシル基含有モノマーはビニ
ル基とカルボキシル基間の分子鎖が短く、樹脂中に組み
込まれてもその硬化触媒作用は充分なものではなく、ま
た樹脂改質目的にもその用途は比較的限定されていた。
そこでアクリル樹脂の七ツマー成分である末端カルボキ
シル基を有する反応性アクリル単量体であって、アミノ
樹脂との架橋反応において強い触媒機能を示し、良好な
皮膜性能を与えることができ、さらにまたアクリル樹脂
に好ましい特性を与えることのできる新しい単量体が要
望されておりかかる要望に応えるため本発明者らは先に
、式(式中R1は水素またはメチル基:R2は置換基を
有していてもかまわない炭素数2〜10の脂肪族炭化水
素、炭素数6〜7の脂環族炭化水素あるいは炭素数6の
芳香族炭化水素; R4は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜7の
アルキレン;R5は置換基を有していてもかまわない炭
素数2〜5のアルキレン;mおよびnは夫々繰り返し単
位数の平均値で、mは1〜10、nは2〜50を表す) で表される末端カルボキシル基を有する反応性アクリル
単量体を見出し、特許出願を行った(特願昭61−18
99号)。
上記特許出願にかかる反応性アクリル単量体は反応性ビ
ニル基と末端カルボキシル基の間に長鎖のアルキレンが
導入されているため、樹脂中に組み入れられた際にカル
ボキシル基が長側鎖末端に位置し、酸性触媒としての活
性が高く、メラミン樹脂などと架橋させる場合の反応性
が著しく向上し、ゲル化度の高いフィルムを与えること
ができるし、さらにまたアルキレン鎖が導入されている
ので、それにより親水性部分と疎水性部分のバランスを
変化させることができ、反応性単量体に優れた界面活性
能が付与され、末端カルボキシル基を無機あるいは有機
の塩基で中和することにより水性媒体中で他に乳化剤を
使用せずとも、それ自体反応性乳化剤としてエマルショ
ン重合に用いることができ、塗膜状態で耐水性の優れた
樹脂エマルションを調製することができた。しかしなが
らさらに塗膜の透明性、造膜性、耐水性などの諸性能を
向上させるためには粒子径が制御でき、より小さな粒子
とすることが有力な解決策の一つとして望まれる。また
、塗料化の際にエチルセロソルブ、ブチルセロソルブな
どのセロソルブ類;エタノール、イソプロパツール、ブ
タノールなどのアルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル
などのエステル類;ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭
化水素類;またはベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類などの様々な有機溶剤が適時適量加え
られることが多いが、これらの溶剤が水性エマルション
塗料に加えられても樹脂粒子が安定に分散した状態でな
ければ前述の諸性能はもとより、外観に優れた塗膜を得
ることはできない。
エマルション重合において粒子径を制御し、より小さく
するためにはモノマーなど油溶性物質に対してより親和
性(溶解性)が高く、且つ水中に安定に分散させること
が可能な乳化剤を用いることが重要なことは自明である
発明が解決しようとする問題点 そこで反応性アクリル単量体であって、水性媒体中で優
れた乳化機能を発揮することができるだけでなく、単量
体や有機溶剤など油溶性物質に対しての溶解性、親和性
にも優れている両親媒性重合の反応性単量体を得ること
ができれば、より小粒径の樹脂粒子をソープフリー乳化
重合により得ることができ、また水性媒体あるいは有機
溶媒の存在する水性媒体あるいは有機溶剤中で該粒子を
安定に分散保持せしめることができ、特に塗料分野で極
めて有用であることは明らかで、かかる重合反応性単量
体を提供することが本発明目的である。
発明が問題点を解決するための手段 本発明に従えば上記目的が、 式 (式中R1は水素またはメチル基;R2は置換基を有し
ていてもかまわない炭素数5〜10の脂肪族炭化水素、
炭素数6〜7の脂環族炭化水素あるいは炭素数6〜13
の芳香族炭化水素;R3は主鎖中にビニル基、アリル基
、エーテル基、エステル基あるいはカルボニル基のいづ
れか1種あるいはそれらの組合せを含んでいてもよく、
また側鎖に置換基を有していてもかまわない炭素数1〜
30の脂肪族炭化水素、炭素数6〜10の脂環族炭化水
素または炭素数6〜13の芳香族炭化水素;AはR5は
置換基を有していてもかまわない炭素数2〜7のアルキ
レン;R6は置換基を有していてもかまわない炭素数2
〜5のアルキレン;mおよびnは夫々繰り返し単位数の
平均値で、mは1〜]0、nは2〜50を表し;Bは−
coonまたは一5O31()で表される両親媒性を有
する重合反応性単量体により達成せられる。
本発明にかかる上記両親媒性重合反応性単量体は、式 %式% (式中R1は水素またはメチル基:AはしkとJは互い
に関係がなく、○が1を示す);R5は置換基を有して
いてもがまわない炭素数2〜7のアルキレン;R6は置
換基を有していてもかまわない炭素数2〜5のアルキレ
ン;mおよびnは夫々繰り返し単位数の平均値で、mは
1〜10、■は2〜50を表す) で表される末端ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリ
レートと、式 (式中R2は置換基を有していてもかまわない炭素数5
〜10の脂肪族炭化水素、炭素数6〜7の脂環族炭化水
素あるいは炭素数6〜13の芳香族炭化水素;BはC0
OH基または5o31(基を表す)で表される酸無水物
とを反応させ、 (式中R1、R2、A−B、Dは夫々前述せる通り)で
表される化合物を得、これに式 (式中R3は主鎖中にビニル基、アリル基、エーテル基
、エステル基あるいはカルボニル基のいづれか1種、あ
るいはそれらの組合せを含んでいてもよく、また側鎖に
置換基を有していてもかまわない炭素数1〜30の脂肪
族炭化水素、炭素数6〜]−〇の脂環族炭化水素または
炭素数6〜13の芳香族炭化水素) で表されるエポキシ化合物を反応させることにより好都
合に製造せられる。
式〔II〕で表される化合物のうち、八が−C−〇−基
である化合物は末端ヒドロキシル基を有する(メタ)ア
クリレート、例えばヒドロキシニー13= チル(メタ)アクリレートまたはヒドロキシプロピル(
メタ)アクリレートとβ−プロピオラクトン、δ−バレ
ロラクトン、δ−カプロラクトン、ε−カプロラクトン
などの環状エステル類あるいはエチレンオキシド、プロ
ピレンオキシドおよびテトラヒドロフランなどの環状エ
ーテル類を付加せしめた化合物である。市販されている
ものでこれに相当する商品としては例えばヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレートとε−カプロラクトンを付加
せしめたプラクセル(FM−1>FA−I C1: 1
付加物) 、(FM−3)FA−3[:1:3付加物)
 、(FM−5)FA−5〔1:5付加物〕 (以上い
づれもダイセル化学、登録商標名)またはメタアクリル
酸にエチレンオキシドあるいはプロピレンオキサイドを
付加せしめたブレンマーPEブレンマーPP(日本油脂
、登録商標名)などが挙げられ、また類似反応に基づき
当業者により容易に製造せられるものを含む。
化合物〔II〕のうち、八が 例えばエチレンオキサイドのビニルベンジルオキサイド
イオンによるリビング重合で合成されるスチリル型のポ
リエチレンオキサイドマクロモノマーや、テトラヒドロ
フランの開環重合でリビングポリテトラヒドロフランを
作り、そのend capをビニルフェノキサイドまた
はビニルベンジルオキサイドを用いて行ったスチリル型
のポリテトラヒドロフランマクロモノマーなどが挙げら
れる。これらの製法は浅見柳三著「マクロマーの合成と
重合」高分子加工34巻9月号P、439(19115
)に詳しく述べられているものである。
他方、式CDI)で表される酸無水物としては三価のカ
ルボン酸無水物が好ましく、例えば無水トリメリット酸
、メチルシクロヘキセントリカルボン酸無水物、ナフタ
レントリカルボン酸無水物、ペンタン−α、β、ε−ト
リカルボン酸無水物、ベンゾフェノントリカルボン酸無
水物あるいはそれらの置換誘導体が用いられる。また、
酸官能基の一つがスルホン酸基である無水スルホフタル
酸あるいはその置換誘導体を同様に用いることができる
。反応はこれらの原料を単に加熱、攪拌するだけで容易
に進行するが、末端ビニル基保護のためラジカル重合禁
止剤、例えばヒドロキノンモノメチルエーテルの存在下
に実施することが好ましく、かかる重合禁止剤は通常5
,000ppm以下、より好ましくは約500ppm以
下の量で用いられる。またヒドロキシル基含有(メタ)
アクリレートと酸無水物は通常9:10〜11:10の
モル比で用いられる。
かくして得られる前記式[IV)で表される化合物は、
次に式〔V〕で表されるモノエポキシ化合物と反応せし
められるが、かかるエポキシ化合物としては、例えばパ
ーサティック酸グリシジルエステル、n−ブチルグリシ
ジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、グリシジル
−p−ターシャリブチルベンゾエート、グリシジルメタ
クリレート、AOE−X6B(α−オレフィンオキサイ
ド;ダイセル化学、登録商標名)、ブレンマーDFA(
日本油脂、登録商標名) 、5A−13G (出光石油
、登録商標名)あるいはそれらの置換誘導体が用いられ
る。
上記第2段の反応も原料物質を加熱、攪拌するだけで容
易に進行せしめられるが、前述の通りラジカル重合禁止
剤の存在下に実施することが好ましい。
かくして得られる本発明にかかる重合反応性単量体はエ
マルション重合において反応性乳化剤として使用する場
合、 式 の如く、Bに基づく酸基をXで表される無機もしくは有
機塩基によって中和して使用せられる。式〔I〕′によ
って表される本願の反応性アクリル単量体はもちろん水
に溶解することによって界面活性を呈するばかりでなく
、多くの有機溶媒にも溶解される。すなわち両親媒性を
有する化合物である。また反応性ビニル基を有するため
、常法に従い他のビニル単量体と容易に共重合せしめる
ことが可能で、塗料分野において特に有用である。
以下実施例により本発明を説明する。特にことわりなき
限り、部および%は重量による。
実施例1 攪拌機、ジムロート、温度計および空気導入管を取り付
けたIJ!のガラス製反応フラスコの中に77部の無水
トリメリット酸、300部のプラクセルFM−5(ε−
カプロラクトンと2−ヒドロキシエチルメタクリレート
の5:1モル付加物、ダイセル化学製〉および全仕込量
に対して500 ppmのヒドロキノンモノメチルエー
テルを仕込んだ。
ついで空気を導入管より吸い込みながら内部温度165
℃で30分間攪拌することによって反応を行った。反応
終了後、生成物を熱時濾過し、少量の未反応物を除去し
た。この合成中間体(A)は酸価125の半固形物質〈
25℃)であった。
次に上記の合成法によって得られた合成中間体(A)に
100部のカージュラ−E−10(バーサテイック酸グ
リシジルエステル;シェル化学製)を仕込んな後、再び
空気を導入管より吸い込みながら、内部温度]50°C
で40分間攪拌することによって反応を行った。
反応組成物は酸価52、粘度400cP (25℃)で
あった。反応組成物の酸価測定から反応率を求めたとこ
ろ、95%であった。
実施例2 実施例1と同様の反応装置の中に84部のメチルシクロ
ヘキセンI・リカルポン酸無水物、160部のブレンマ
ーPP−1000(プロピレンオキシドとメタクリル酸
の5.5+1モル付加物、日本油脂製)および全仕込量
に対して500ppmのヒドロキノンモノメチルエーテ
ルを一括して仕込んだ。ついで、空気を導入しなから内
温175℃で30分間攪拌することによって反応を行っ
た。反応終了後、生成物を熱時濾過し、少量の未反応物
を除去した。
この合成中間体CB)は酸価186の半固形状物質(2
5℃)であった。
次に上記の合成法によって得られた合成中間体CB)に
120部の5A−13G(出光石油製)を仕込んだ後、
再び空気を導入管より吸い込みながら、内部温度150
℃で40分間攪拌することによって反応を行った。
反応組成物は酸価67、粘度300cP (25℃)で
あった。反応組成物の酸価測定から反応率を求めたとこ
ろ、94%であった。
実施例3 実施例1と同様の反応装置の中に77部の無水トリメリ
ソ1〜酸、288部のプラクセルFA−5(ε−カブロ
ラクトンと2−ヒドロキシエチルアクリレートの5〜1
モル付加物、ダイセル化学製)および全仕込量に対して
500ppmのヒドロキノンモノメチルエーテルを仕込
んだ。ついで空気を導入管より吸い込みながら内温16
5°Cで30分間攪拌することによって反応を行った。
反応終了後、生成物を熱時濾過し、少量の未反応物を除
去した。
この合成中間体〔C〕は酸価125の半固形状物質〈2
5℃)であった。
次に上記の合成法によって得られた合成中間体〔C〕に
130部のブレンマーDFA  (ヤシ油脂肪酸モノグ
リシジルエステル;日本油脂製)を仕込んだ後、再び空
気を導入管より吸い込みながら、内部温度150°Cで
40分間攪拌することによって反応を行った。
反応組成物は酸価47、粘度380cP (25℃)で
あった。反応組成物の酸価測定から反応率を求めたとこ
ろ、95%であった。
実施例4 実施例1と同様の反応装置の中に92部の無水スルホフ
タル酸(川崎化成製)、388部のテトラヒドロフラン
とメタクリル酸の10部1モル付加物、および全仕込量
に対して500ppmのヒドロキノンモノメチルエーテ
ルを一括して仕込んだ。ついで、空気を導入しながら内
温170°Cで30分間攪拌することによって反応を行
った。反応終了後、生成物を熱時濾過し、少量の未反応
物を除去しな。この合成中間体〔D〕は酸価108の半
固形状物質(25°C)であった。
次に上記の合成法によって得られた合成中間体[’D)
に94部のグリシジル−p−ターシャリブチルベンゾエ
ート(扶桑化学製)を仕込んだ後、再び空気を導入管よ
り吸い込みながら、内部温度150℃で40分間攪拌す
ることによって、反応を行った。
反応組成物は酸価48、粘度350cP (25℃)で
あった。反応組成物の酸価測定から反応率を求めたとこ
ろ、90%であった。
実施例5 実施例1と同様の反応装置の中に84部のメチルシクロ
ヘキセントリカルボン酸無水物、308部のδ−バレロ
ラクトンと2−ヒドロキシプロピルメタクリレートの1
0部1モル付加物および全仕込量に対して500ppm
のヒドロキノンモノメチルエーテルを一括して仕込んだ
。ついで、空気を導入しながら内温175°Cで30分
間攪拌することによって反応を行った。反応終了後、生
成物を熱時濾過し、少量の未反応物を除去した。この合
成中間体〔E〕は酸価118の半固形状物質(25℃)
であった。
次に上記の合成法によって得られた合成中間体〔E〕に
101部のAOE−X68(α−オレフィンオキサイド
;ダイセル化学製)を仕込んだ後、再び空気を導入管よ
り吸い込みながら、内部温度150℃で30分間攪拌す
ることによって、反応を行った。
反応組成物は酸価45、粘度270cP (25℃)で
あった。反応組成物の酸価測定から反応率を求めたとこ
ろ、94%であった。
実施例6 実施例1〜5によって得られた反応性単量体の各々につ
いてジメチルエタノールアミン100%中和物を調製し
た。それらの水およびキシレン/n−ブタノール(9:
1)混合溶媒中における溶解性を試験管中にて目視で評
価した。
また先行技術(特開昭61−001900号)として、
各実施例中に合成中間体A〜Eとして示された反応性単
量体についても同様の実験を行い比較検討を行った。
それらの結果を第1表に示した。
23一 実施例7 実施例1と同様の反応装置の中に200部のδ−メチル
ペンタン−α、γ、δ−トリカルボン酸無水物、256
部のプラクセルFM−1(ε−カプロラクトンと2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレートの1:1モル付加物、ダ
イセル化学製)および全仕込量に対して500 ppm
のヒドロキノンモノメチルエーテルを一括して仕込んだ
。次いで空気を導入しながら、内湯150℃で60分間
攪拌することによって反応を行うことにより、酸価24
8の合成中間体を得た。
次いで342部のAOE−YO8(、α−オレフィンオ
キサイド、ダイセル化学製登録商標名)を仕込んだ後、
再び空気を導入管より吸込みながら、内部温度150°
Cで40分間攪拌することによって反応を行った。反応
組成物は酸価73であり、反応率は97%であった。
実施例8 実施例1と同様の反応装置の中に296部のベンゾフェ
ノン−2,3’ 、4’ −)リカルボン酸無水物一3
’ 、4’−無水物、460部のブレンマーPE−35
0(エチレンオキシドとメタクリル酸の8:1モル付加
物、日本油脂製)、84部の酢酸ブチルおよび全仕込量
に対して500 ppmのヒドロキノンモノメチルエー
テルを一括して仕込んだ。次いで空気を導入しながら、
内温150℃で60分間攪拌することによって反応を行
った。反応終了後、減圧下(<10+nnm1(,50
℃)で酢酸ブチルを留去し、固形分98%、酸価146
の合成中間体を得た。
次いで130部のn−ブチルグリシジルエーテルを仕込
んだ後、再び空気を導入管より吸込みながら、内部温度
150℃で40分間攪拌することによって反応を行った
。反応組成物は酸価67であり、反応率は95%であっ
た。
実施例9 実施例1と同様の反応装置の中に、112部のβ、β−
ジメチルペンクンーα、γ、δ゛−トリカルボン酸無水
物、705部のエチレンオキシドとメタクリル酸の30
部1モル付加物および全仕込み量に対して500 pp
mのヒドロキノンモノメチルエーテルを一括して仕込ん
だ。次いで空気を導入しながら、内温150℃で60分
間攪拌することによって反応を行うことにより、酸価7
0の合成中間体を得た。
次いで、57部のアリルグリシジルエーテルを仕込んだ
後、再び空気を導入管より吸込みながら内部温度150
℃で40分間攪拌することによって反応を行った。反応
組成物は酸価35であり、反応率は96%であった。
実施例10 実施例1と同様の反応装置の中に128部のナフタレン
−1,4,5−トリカルホン酸−4,5=無水物、44
8部のp−ビニルベンジルオキシポリ(テトラヒドロフ
ラン〉1〈テトラヒドロフラン10モル付加物)、64
部の酢酸ブチルおよび全仕込量に対して500 ppm
のヒドロキノンモノメチルエーテルを一括して仕込んだ
。次いで空気を導入しながら、内温150°Cで60分
間攪拌することによって反応を行った。反応終了後、減
圧下(< 10 mmHg、50℃)で酢酸ブチルを留
去し固形分98%、酸価97の合成中間体を得た。
次いで、75部のフェニルグリシジルエーテルを仕込ん
だ後、再び空気を導入管より吸込みながら、内部温度1
50°Cで40分間攪拌することによって反応を行った
。反応組成物は酸価45であり、反応率は96%であっ
た。
ネ・・・p−ビニルベンジルオキシポリ(テトラヒドロ
フラン)は次の文献: R,Asami、 M、Tak
aki。
K、Kita、 E、Asakura、 Polym、
 Bull、、 2.713(1980)  を参考に
して合成した。
特許出願代理人

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕 (式中R_1は水素またはメチル基;R_2は置換基を
    有していてもかまわない炭素数5〜10の脂肪族炭化水
    素、炭素数6〜7の脂環族炭化水素あるいは炭素数6〜
    13の芳香族炭化水素;R_3は主鎖中にビニル基、ア
    リル基、エーテル基、エステル基あるいはカルボニル基
    のいづれか1種あるいはそれらの組合せを含んでいても
    よく、また側鎖に置換基を有していてもかまわない炭素
    数1〜30の脂肪族炭化水素、炭素数6〜10の脂環族
    炭化水素または炭素数6〜13の芳香族炭化水素;Aは
    ▲数式、化学式、表等があります▼あるいは▲数式、化
    学式、表等があります▼基(但 しkとlは互いに関係がなく、0か1を示す);Dは▲
    数式、化学式、表等があります▼あるいは▲数式、化学
    式、表等があります▼の 繰り返し単位;R_4はエチレンまたはプロピレン;R
    _5は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜7の
    アルキレン;R_6は置換基を有していてもかまわない
    炭素数2〜5のアルキレン:mおよびnは夫々繰り返し
    単位数の平均値で、mは1〜10、nは2〜50を表し
    ;Bは−COOHまたは−SO_3H)で表される両親
    媒性を有する重合反応性単量体。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔II〕 (式中R_1は水素またはメチル基:Aは ▲数式、化学式、表等があります▼あるいは▲数式、化
    学式、表等があります▼基(但 しkとlは互いに関係がなく、0か1を示す);Dは▲
    数式、化学式、表等があります▼あるいは▲数式、化学
    式、表等があります▼の 繰り返し単位;R_4はエチレンまたはプロピレン;R
    _5は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜7の
    アルキレン;R_6は置換基を有していてもかまわない
    炭素数2〜5のアルキレン;mおよびnは夫々繰り返し
    単位数の平均値で、mは1〜10、nは2〜50を表す
    ) で表される末端ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリ
    レートと、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔III〕 (式中R_2は置換基を有していてもかまわない炭素数
    5〜10の脂肪族炭化水素、炭素数6〜7の脂環族炭化
    水素あるいは炭素数6〜13の芳香族炭化水素;BはC
    OOH基またはSO_3H基を表す)で表される酸無水
    物とを反応させ、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔IV〕 (式中R_1、R_2、A、B、Dは夫々前述せる通り
    )で表される化合物を得る工程、および前記化合物〔I
    V〕に、式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔V〕 (式中R_3は主鎖中にビニル基、アリル基、エーテル
    基、エステル基あるいはカルボニル基のいづれか1種、
    あるいはそれらの組合せを含んでいてもよく、また側鎖
    に置換基を有していてもかまわない炭素数1〜30の脂
    肪族炭化水素、炭素数6〜10の脂環族炭化水素または
    炭素数6〜13の芳香族炭化水素) で表されるエポキシ化合物を反応させ、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕 (式中R_1、R_2、R_3、A、B、Dは夫々前述
    せる通り) で表される化合物を得る工程からなる両親媒性を有する
    重合反応性単量体の製造方法。
  3. (3)ラジカル重合禁止剤の存在下に反応を実施する特
    許請求の範囲第2項記載の方法。
  4. (4)末端ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレー
    ト(式〔II〕)と酸無水物(式〔III〕)が9:10〜
    11:10のモル比で、さらにそれらの反応生成物(式
    〔IV〕)とエポキシ化合物(式〔V〕)が9:10〜1
    1:10のモル比で反応せしめられる特許請求の範囲第
    2項記載の方法。
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