JPS63137579A - 金属材料のガス切断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、連続鋳造機等に用いられる金属材料のガス切
断装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の金属材料のガス切断装置においては、従来、第
２図に示すように、ガストーチ２を移動装置４によって
矢印方向へ移動させつつそのガストーチ２から酸素ガス
を噴射させることにより、スラブ６を酸素ガスの燃焼に
よる熱で溶断するようにしたものが知られている。

ところで、このような切断装置では、切断ノロ８がガス
トーチ２の移動方向の後方側に流れ、このノロ８が凝固
して、第３図に示すように、溶断面にバリ１０が形成さ
れる。このバリ１０が形成されたまま後工程で圧延する
と、このバリ１０が圧延材の表面にきすを発生させる。

したがって、スラブ６の溶断作業後、このバリ１０を除
去することが必要である。

従来、このバリ１０を除去する技術として、バリ１０を
酸素ガスの噴射により溶剤スカーフィングするもの、バ
リ１０を刃物で機械的に掻き落として除去するもの、グ
ラインダまたはシェーバ等で研削除去するもの等がある
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記溶剤の場合は、このスカーフインク
作業時に、再度二次バリが発生してしまう。また、バリ
１０を機械的に掻き落とす場合には、刃物の押付は力と
掻き落としの移動力とのバランスをとることが困難であ
り、バリ１０の取り残しが発生する。研削除去する場合
には、作業員がバッチ処理的にバリ１０を取り除くこと
が必要であり、圧延用鋼材などの量産設備ラインにこの
ような技術を導入することは問題が多い。また、この研
削では、熱間でパリ１０を除去することができないとい
う問題もある。

さらに、これらのいずれの場合でも、鋼材の溶断時間の
外に、パリ１０を除去するための時間が必要である。こ
のため、特に、連続鋳造鋳片を圧延ラインに直送する熱
間直接圧延の場合に、このパリ取り作業のために鋳片の
温度が低下してしまうという問題がある。

本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、その目
的とするところは、金属材料の溶断によって発生するノ
ロが金属材料に付着することを防止し、以て、パリ取り
作業を省略または軽減させることができるようにした金
属材料のガス切断装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記問題を解決するために、金属材料を溶断
するガストーチと、この溶断により発生するノロを不活
性ガスの噴射により吹飛ばすガス噴射手段とを具備した
ことを特徴とするものである。

（作用〕 金属材料をガストーチによって溶断する際に発生するノ
ロを不活性ガスの噴射により吹飛ばす。

これによりノロを金属材料に付着させることなく除去し
、溶断面にパリが形成されることを防止する。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図を参照しながら説明す
る。

第１図中１２はガストーチであり、１４はガス噴出ノズ
ル（ガス噴出手段）である。これらガストーチ１２およ
びガス噴出ノズル１４はそれぞれガス噴出口１２８．１
４ａを下方に向けて支持アーム１６に支持されている。

ガストーチ１２には図示しない酸素ガス供給源に連結さ
れたパイプ１８が接続されており、こ、れによりガスト
ーチ１２から酸素ガスが噴射されるようになっている。

一方、ガス噴出ノズル１４には窒素ガスやアルゴンガス
等の図示しない不活性ガス供給源に連結されたパイプ２
０が接続されており、これによりガス噴出ノズル１４か
ら不活性ガスがＩ１ｍ射されるようになっている。また
、上記支持アーム１６は、ガスストーチ１２の直後をガ
ス噴出ノズル１４が通るように、移動装置１２２によっ
て矢印方向へ移動されるようにっている。

しかして、スラブ（金属材料）２４の上方にガストーチ
１２およびガス噴出ノズル１４が位置するように、これ
らを配設する。そして、ガストーチ１２から酸素ガスを
噴射してこの酸素ガスを燃焼させることにより、スラブ
２４を溶断する。一方、ノズル１２からは不活性ガスを
噴射させる。

そして、トーチ１２とノズル１４との位置関係を一定に
保持した状態でトーチ１２をスラブ２４の切ｌｉＩ！に
沿って移動させる。この場合、この溶断によるノロ２６
がトーチ１２の移動方向の後方に流れようとするが、こ
のノ０２６はノズル１４から噴射される不活性ガスによ
って吹飛ばされる。

したがって、溶断作業により発生するノロ２６はスラブ
２４の溶断面に付着することなく除去される。このため
、スラグ２４の溶断面にパリが形成されることはない。

したがって、後工程でこのパリを除去することが不要で
あり、パリ取り作業を省略または軽減することができる
。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、金属材料を溶断す
るガストーチと、この溶断により発生するノロを不活性
ガスの噴射により吹飛ばすガス噴射手段とを具備したか
ら、金属材料の溶断によって発生するノロが金属材料に
付着することを防止し、以て、パリ取り作業を省略また
は軽減させることができる等の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す側面図、第２図は従来
例を示す側面図、第３図は同従来例における作用を示す
平面図である。 １２・・・ガストーチ、１４・・・ガス噴射手段（ガス
ｌｌｌ１１４ノズル）、２４・・・金属材料（スラブ）
、２６・・・ノロ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金属材料を溶断するガストーチと、この溶断により発生
   するノロを不活性ガスの噴射により吹飛ばすガス噴射手
   段とを具備したことを特徴とする金属材料のガス切断装
   置。