JPH03210981A - 鉄系厚板材のレーザ切断法 - Google Patents

鉄系厚板材のレーザ切断法

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JPH03210981A
JPH03210981A JP2007518A JP751890A JPH03210981A JP H03210981 A JPH03210981 A JP H03210981A JP 2007518 A JP2007518 A JP 2007518A JP 751890 A JP751890 A JP 751890A JP H03210981 A JPH03210981 A JP H03210981A
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gas
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道橋 栄二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 この発明は、例えば軟鋼材、工具鋼材、あるいはステン
レス鋼材のような、鉄系金属材のうちで、4.51以上
の厚さをもつ鉄系金属材料に対する、レーザ切断法に関
するものである。
[従来の技術] 第5図はレーザ加工機の概略を示す図であり、図におい
て、(1)はレーザ発振器、(2)はレーザビーム、(
3)は反射鏡、(4)は加工ヘッド、(5)は加工レン
ズ、(6)は加工ガス導入パイプ、(7)は加工ガス(
酸素ガス) 、 (8)は加工ノズル、(9)は被加工
物である。
次に、従来のレーザ切断法について説明する。
レーザ発振器(1)より出射されたレーザビーム(2)
は、反射鏡(3)により方向を転換し、加工ヘッド(4
)に伝送された、レーザビーム(2)は、その内部に装
着された加工レンズ(5)によって、被加工物(9)表
面で焦点を結ぶように集光される。
一方加工ガスとして使用される酸素ガス(7)は、加工
ガス導入バイブ(6)を通じて、加工ヘッド(4)内に
導入され、レーザビーム(2)の射出と同時に、加工ノ
ズル(8)から、被加工物(9)表面上へ噴射され被加
工物(9)(例材質SS41、厚さ6ffiII+)を
切断する。酸素ガス(7)の役割は溶融した金属表面と
の酸化反応を活発化し、その際生ずる酸化反応熱を利用
して、更に深(まで熱を浸透させることと、そして材料
裏面まで浸透した溶融物を、酸化ガスの噴射圧力と、そ
れによる冷去効果により花粉状の粒子と化して、これを
除去する働きをもっている。
ここで、第4図に示された形状を、切断開始点(lG)
から加工終了点(12)まで切断する場合、切断開始点
(lO)で酸素ガスを噴射し、レーザビームを射出する
ことにより、まず被加工物の貫通を行ない、次に切断経
路(11)に従って切断を行ない、加工終了点【12)
で、レーザビーム(2)の出力を止め酸素ガス(7)の
噴射を止めることにより、切断を終了するわけである。
ところが上記のような方法を用いて、厚さ4.5調謹以
上の鉄系金属材料(材質: 5S41または535C等
)を切断した場合、第3図の切断し点(14)、あるい
は第4図加工終了点(12)において、切断欠落部(1
3)が生じる。この理由は特に鉄系金属の場合は、非鉄
金属に比べて一般的に熱伝導率が低いことにより、熱の
拡散除去が容易でないためと考えられるが、上記方法で
は、切断中レーザビーム(2)は射出したままでの切断
となるうえ、特に切断し点(14)、あるいは加工終了
点(12)では発生した熱の逃げ場が、切断経路(11
)途中に比較して、著しく少ないことから、この様な切
断欠落部(13)が発生するものと考えられる。
またこの切断欠落部(13)は、そのほとんどが第5図
に示す、切断面下部(I8)で発生している。
この切断欠落部(13)は、レーザ切断後の研削工程等
に於いて、充分に削除することができない場合、また切
断のまま使用される場合に於いても、強度、あるいは外
観上その品質を満足し得ないことになり、加工不良につ
ながる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の鉄系厚板材のレーザ切断法は、以上のように構成
されているので、特に炭素鋼(低炭素鋼、中炭素鋼、高
炭素鋼)、工具鋼材、ステンレス鋼材等の鉄系金属で、
かつ、厚さ45+wsm以上の材料のレーザ切断にあっ
ては切断し点【14)、あるいは加工終了点(12)で
、切断欠落部(13)が発生するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされ
たもので、切り落し点、あるいは加工終了点の直前に、
酸化反応熱を減少させることにより、切り落し点あるい
は、加工終了点の切断欠落を生じることなく、切断する
ことのできる、鉄系厚板材のレーザ切断法を得ることを
目的とする。
〔課題を解決するための手段] この発明に係る鉄系厚板材のレーザ切断法は2所定厚さ
以上の鉄系金属材料を、レーザ切断する場合、切落し点
、あるいは加工終了点の直前の加工ガス切換点において
、酸素ガスを、乾燥清浄空気、または窒素ガスに切換え
て、加工終了点まで切断するものである。
〔作用〕
この発明における鉄系厚板材のレーザ切断法では、切落
し点、あるいは加工終了点の直前(1,0〜3.0+a
m )で、酸素ガスを乾燥清浄空気、または窒素ガスに
切換えて、加工終了点まで切断することにより、酸化反
応熱を減少することが可能となる効果、切落し点あるい
は、加工終了点での、切断欠落部を生じることなく切断
することができる。
[発明の実施例] 以下1本発明の実施例を図について説明する6第1図、
第2図は本発明の実施例を示す説明図であり、従来例を
示した第3図、第4図と同一または相当部分は同一符号
を付し、説明を省略する。
第5図、加工ヘッド(4)に伝送されたレーザビーム(
2)はその内部に備えられた。加工レンズ(5)により
被加工物表面で焦点が結ばれる。また同時に酸素ガス(
7)を被加工物(9)に吹きつけることにより、被加工
物(9)を貫通する。
第1図、第2図切断開始点(10)を貫通した後、切断
経路(11)に従い、レーザビーム(2)と酸素ガス(
7)を射出しながら、加工ガス切換点(15)まで切断
する。この加工ガス切換点(15)から、第1図切落し
点(14)、あるいは第2図加工終了点(12)までの
距離は、熱容量も小さく、かつ熱の逃げる場所が小さい
ため、強い酸化反応熱により一瞬にして溶融し、欠落し
易すい状態となっている。
そこで、加工ガス切換点(15)まで切断したら、加工
ガスを#1素ガスから、乾燥清浄空気、または窒素ガス
に切換えて、加工終了点(12)まで切断することによ
り、強い酸化反応熱を減少させ、溶融、欠落を防ぐこと
ができる。
この際どの程度の乾燥清浄空気、あるいは窒素ガスを噴
出したら良いかということであるが、これは3 kg/
cm”以上の噴出量が必要である。また切断速度につい
ては、酸化反応熱が減少している関係から0.1m/分
程度を速度にする必要がある。
なお、上記実施例では2例を示したが、これはすべての
形状の切断終了点、あるいは切落し点での切断欠落発生
防止法として効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はこの発明の一実施例による、レーザ切
断法を示す説明図、第3図、第4図は従来の鉄系厚板材
のレーザ切断法を示し、第5図は一般的なレーザ加工機
を示し、第5図(a)は概略構成図、第5図(b)は切
断状況を示した構成図である。 図において、 (10)は切断開始点、(11)は切断
経路、(12)は加工終了点、(13)は切断欠落部、
(14)は切落し点、(15)は加工ガス切換点である
。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。 第 図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 所定の厚さ以上の、鉄系金属材料をレーザ切断する場合
    における、その切断経路終端部において、加工ガスとし
    て使用している酸素ガスを乾燥清浄空気、または窒素ガ
    スに切換えて、切断終了点まで切断することを特徴とす
    る鉄系厚板材のレーザ切断法。
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