JPS631364Y2 - - Google Patents

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JPS631364Y2
JPS631364Y2 JP4437283U JP4437283U JPS631364Y2 JP S631364 Y2 JPS631364 Y2 JP S631364Y2 JP 4437283 U JP4437283 U JP 4437283U JP 4437283 U JP4437283 U JP 4437283U JP S631364 Y2 JPS631364 Y2 JP S631364Y2
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reflector
adjustment mechanism
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pivot
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JP4437283U
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JPS59150102U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案は、車輌用灯具に係り、特にリフレクタ
を調整用の支点と調整機構とを有する光軸調整機
構により傾動させる車輌用灯具に関する。
車輌用の前照灯は、第1図に示すように、支点
5と、支点5からリフレクタの高さ方向に間隔を
おいて設置された調整機構9と、支点5からリフ
レクタの幅方向に間隔をおいて設置された調整機
構10とを有する光軸調整機構により前記リフレ
クタを傾動させ、光軸を調整するようになつてい
る。
また、従来の光軸調整機構は、第2図に示すよ
うに、支点5は、ハウジング1内の端部寄りに取
り付けられたピボツト受部6にリフレクタ2の折
り曲げ端部2′の背部に固定されたブラケツト7
に取り付けられたピボツト8を嵌合して構成され
ており、調整機構9,10は、ハウジング1内の
端部寄りに取り付けられた第1のスクリユーマウ
ンテイング11に嵌合されたアジヤストスクリユ
ー12にリフレクタ2の折り曲げ端部2′の背部
に固定されたブラケツト13に取り付けられた第
2のスクリユーマウンテイング14を螺合して構
成されている。
この従来の光軸調整機構は、アジヤストスクリ
ユー12を回転させると、第2のスクリユーマウ
ンテイング14が直線運動し、一方の調整機構9
を操作したときは支点5と他の調整機構10とを
結ぶ軸線を中心としてリフレクタ2が傾動し、他
方の調整機構10を操作したときは支点5と一方
の調整機構9とを結ぶ軸線を中心としてリフレク
タ2が傾動し、かくして光軸が調整されるように
なつている。なお、第1図および第2図において
3はレンズ、4はバルブを示す。
しかしながら、第2図に示すごとく、単一の回
転放物面からなるリフレクタ2では、大型化して
くると、焦点距離が長くなると共に灯具全体の奥
行きが深くなるので、広い取付スペースを必要と
する。また、光軸調整機構の構成部材の取付位置
がリフレクタ2の端縁部であるため、リフレクタ
2の調整角度に対する第2のスクリユーマウンテ
イング14の直線移動距離を長くする必要があ
る。このため、円軌跡上を移動するリフレクタ2
側に配備された第2のスクリユーマウンテイング
14と、これに螺合されているアジヤストスクリ
ユー12との間に無理な力が生じ、アジヤストス
クリユー12の回転が重くなつたり、リフレクタ
2に歪みや変形が生じたりするおそれがある。
一方、近時前照灯のリフレクタを合成樹脂によ
り形成するようになつてきている。この合成樹脂
製のリフレクタは、プレス成形では製作が不可能
な形状に形成でき、また軽量化,組立の簡略化を
はかれる外、光軸調整機構の構成部材の取付部を
リフレクタと一体に成形することができる。
しかし、合成樹脂製のリフレクタにおいて、光
軸調整機構の構成部材の取付部を回転放物面の背
部に形成すると、リフレクタの成形時に回転放物
面にヒケが生じ、配光に悪影響を与える。
本考案の目的は、各部に無理な力をかけずにス
ムーズに光軸調整操作を行なうことができ、しか
もリフレクタの配光性能に支障が全くない車輌用
灯具を提供するにある。
本考案は、前記の如き目的を達成するため、リ
フレクタを、複数の回転放物面を反射無効部分を
介して継ないだ多面反射鏡型に形成するととも
に、前記リフレクタの反射無効部分の背部に、光
軸調整機構の取付部を設けたことを特徴とする。
以下、本考案の実施例を第3図ないし第5図に
ついて説明する。
第3図は本考案の第1の実施例を示すもので、
ハウジング15、多面反射鏡型のリフレクタ1
7、支点20と調整機構24とを有する光軸調整
機構、ソケツト30に装着されたバルブ31、ハ
ウジング15に装着されたレンズ32等を備えて
構成されている。
前記ハウジング15は、セツトボルト16によ
り車体側に取り付け得るようになつている。
前記リフレクタ17は、合成樹脂で成形され、
かつ、複数の回転放物面18を反射無効部分19
を介して継ないだ多面反射鏡型に形成されてい
る。
前記支点20は、ピボツト22とピボツト受部
23とを嵌合して構成されている。前記ピボツト
22は、ハウジング15内においてリフレクタ1
7の反射無効部分19に対応する位置にねじ込ん
で取り付けられたボルト21の頭部に設けられて
いる。前記ピボツト受部23は、リフレクタ17
の反射無効部分19の背部に、リフレクタ17と
一体に成形されている。
前記調整機構24は、支点20からリフレクタ
17の高さ方向と幅方向の2個所に設置されてい
るが、第3図ではそのうちの1個を代表して示し
ている。そして、この調整機構24は、固定のナ
ツト26、これに螺合されたアジヤストスクリユ
ー27、これの先端に設けられたピボツト28、
ピボツト受部29とから構成されている。前記ナ
ツト26は、ハウジング15内においてリフレク
タ17の反射無効部分19に対応する位置に、ホ
ルダ25を介して取り付けられている。また前記
ピボツト受部29は、リフレクタ17の反射無効
部分19の背部に、リフレクタ17と一体に成形
されている。このピボツト受部29には、前記ア
ジヤストスクリユー27に設けられたピボツト2
8が嵌合される。
前記実施例の車輌用灯具では、光軸調整機構の
調整機構24のアジヤストスクリユー27を回転
操作すると、支点20を介してリフレクタ17の
角度が調整され、これにより光軸が調整される。
そして、リフレクタ17を、複数の回転放物面
18を反射無効部分19を介して継ないだ多面反
射鏡型にしているので、灯具全体の奥行きを浅く
することができ、かつ、光軸調整機構の支点20
および調整機構24とも、リフレクタ17の端部
から中心側に寄つた反射無効部分19に対応する
位置に配設されているので、リフレクタ17の調
整角度に対する調整機構24の操作量が少なくて
すみ、このため、各部に無理な力をかけずに、ス
ムーズに光軸調整操作を行なうことができる。
また、光軸調整機構の支点20および調整機構
24の取付部であるピボツト受部23,29を、
それぞれリフレクタ17の反射無効部分19の背
部に形成させているので、リフレクタ17の成形
時に、反射無効部分19にヒケが生じても、配光
性能には支障をきたすことがない。
なお、前記実施例において、支点20のピボツ
ト22と、調整機構24のピボツト28をリフレ
クタ17の反射無効部分19の背部に設け、支点
20のピボツト受部23をハウジング15に取り
付けられたボルト21の頭部に設け、調整機構2
4のピボツト受部29をアジヤストスクリユー2
7の先端に設けてもよい。
第4図および第5図は、本考案の他の実施例を
示すもので、第3図に示す実施例とは光軸調整機
構の支点と調整機構の具体的な構造が異なつてい
る。
すなわち、第4図および第5図に示す実施例の
支点34は、一端部に取付用のめねじ部36を有
しかつ他端部にはU字形のブラケツト37を有す
る連結部材35と、リフレクタ17の反射無効部
分19の背部に設けられた突起42とを備えてい
る。前記連結部材35の一端部は、ハウジング1
5に形成されたピボツト受部38上に載置され、
そのピボツト受部38に止めねじ39に設けられ
たピボツト40を嵌合させ、かつパツキン41を
はさんで止めねじ39のおねじ部を連結部材35
の一端部に形成されためねじ部36にねじ込んだ
結合構造を介してハウジング15に結合されてい
る。連結部材35の他端部と突起42とは、連結
部材35に設けられたU字形のブラケツト37に
突起42を嵌合させ、両部材をピン43で結合し
て連結されている。
一方、調整機構44は、アジヤストスクリユー
46、一端部がアジヤストスクリユー46に螺合
されかつ他端部にピボツト受部48を有するロツ
ド47、一端部にピボツト50を有しかつ他端部
にはU字形のブラケツト51を有する連結部材4
9、リフレクタ17の反射無効部分19の背部に
設けられた突起52とを備えている。前記アジヤ
ストスクリユー46は、これの回転操作部とおね
じ部間に設けられたフランジ46′をハウジング
15の外面に当接させ、該フランジ46′を囲ん
でハウジング15に装着されたホルダ45を介し
て定位置で回転し得るように取り付けられてい
る。前記ロツド47は、アジヤストスクリユー4
6を回転させるに伴い、アジヤストスクリユー4
6の軸方向に移動するようになつている。前記連
結部材49の一端部は、ピボツト50をロツド4
7に形成されたピボツト受部48に嵌合すること
によつて前記ロツド47に連結され、他端部はU
字形のブラケツト51に、リフレクタ17に設け
られた突起52を嵌合させ、両部材をピン53で
結合した結合構造を介してリフレクタ17と連結
されている。
従つて、この実施例の車輌用灯具では、調整機
構44のアジヤストスクリユー46を順方向また
は逆方向に回転させると、ロツド47がアジヤス
トスクリユー46の軸方向に移動し、これにより
調整機構44の連結部材49を介してリフレクタ
17における調整機構44側の部分を前進または
後退させる。その結果、リフレクタ17は支点3
4の連結部材35を通じて、ピボツト40を中心
として角度調整され、光軸が調整される。
以上説明したように、本考案によれば、リフレ
クタを、複数の回転放物面を反射無効部分を介し
て継いだ多面反射鏡型にしたので、灯具全体の奥
行寸法を浅くすることができるばかりでなく、そ
の反射無効部分を利用して光軸調整機構の支点と
調整機構とを設置しているので、支点と調整機構
とがリフレクタの中央部寄りに位置するようにな
り、このためリフレクタの調整角度に対する調整
機構の操作量を少なくしてスムーズに作動させる
ことができ、しかも、リフレクタの反射無効部分
の背部に、ピボツト,ピボツト受部,突起または
ブラケツト等の光軸調整機構の取付部を設けてい
るので、リフレクタの成形時に、反射無効部分に
ヒケが生じても配光性能には全く影響がなく、理
想的な配光が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は光軸調整機構の支点と調整機構の配置
位置を示す正面図、第2図は従来技術を示す縦断
面図、第3図は本考案の一実施例を示す縦断面
図、第4図は本考案の他の実施例を示す縦断面
図、第5図は第4図中V−V線から見た図であ
る。 15……ハウジング、17……リフレクタ、1
8……リフレクタの回転放物面、19……同反射
無効部分、20……光軸調整機構の支点、24…
…同調整機構、23,29……リフレクタの反射
無効部分の背部に設けられたピボツト受部、34
……光軸調整機構の支点、44……同調整機構、
42,52……リフレクタの配光無効部分の背部
に設けられた突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リフレクタを、調整用の支点と調整機構とを有
    する光軸調整機構を介して角度調整し得るように
    構成した灯具において、前記リフレクタを、複数
    の回転放物面を反射無効部分を介して継ないだ多
    面反射鏡型に形成するとともに、前記リフレクタ
    の反射無効部分の背部に、光軸調整機構の取付部
    を設けたことを特徴とする車輌用灯具。
JP4437283U 1983-03-29 1983-03-29 車輌用灯具 Granted JPS59150102U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4437283U JPS59150102U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 車輌用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4437283U JPS59150102U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 車輌用灯具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59150102U JPS59150102U (ja) 1984-10-06
JPS631364Y2 true JPS631364Y2 (ja) 1988-01-14

Family

ID=30174906

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4437283U Granted JPS59150102U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 車輌用灯具

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JPS59150102U (ja) 1984-10-06

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