JPS63136009A - メモリ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、偏波保存型の光ファイバカプラに関するも
のである。

この種のカプラは、偏波保存光ファイバを含んだ光通信
や光フアイバセンサにおいて、光の分岐や合流を、光の
偏波方向を保持したままで行う機能を有する。

この種のカプラに要求される特性は、■強い偏波保存特
性、および■低い損失などである。

また、偏波保存型光ファイバカプラには、研摩型、加８
延伸型などがある。

本発明は、従来よりもすぐれた偏波保存特性を持つ、研
摩型の光ファイバカプラに関するものである。

［従来の技術］ まず、従来の研摩型カプラの製造手順を説明する（昭和
６１年度電子通信学会総合全国大会論文集、　Ｎｏ、８
５４参照）。

（１）まず、第５図のように、ガラスブロック２０の上
面２１に作った溝２２内（底が上方に凸になるように円
弧状に湾曲している）に、偏波保持光ファイバ１０を入
れる。

第５図のＶｌ−Ｖｌ拡大断面を第６図に示した。偏波保
持光ファイバ１０は、偏波主軸１６が上面２１と平行に
なるように入れる。そして接着剤２４で固定する。

（２）次に、ガラスブロック２０を上面２１から平面研
摩してゆく。

そして、第７図のような、研摩光ファイバ１１を含む、
研摩ファイバ付きブロック３０を作る。

研摩槽は、コア１２近傍までとし、コア１２内を伝搬す
る光電力が、ある程、度漏洩する状態を実現する。

なお、漏洩部はカプラの用途によって種々あるが、漏洩
借を半分とする３ｄＢカプラが主である。

（３）次に、第８図のように１以上のようにして作った
２つの研摩ファイバ付きブロフク３０Ａ、３０Ｂを、マ
ツチング液３２を介して、研摩面を合わせる。

そして、光源４０からの光電力を光検出器４２でモニタ
しながら、相互位置を微調整する。

それから、最良の位置で、両者を接着剤で固定し、第９
ａ、９ｂ図のようなカプラとする。

なお、第９ｂ図は、第９ａ図のＢ−Ｈの拡大断面を示す
。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来は、第６、第７図のように、研摩方向４４が偏波主
軸１６と毛直な方向であった。

・そのため、応力付与部１４にクラック４６が発生する
という重大な問題があった。

応力付与部１４には、中心方向に向う収縮力が常に存在
している。したがって、応力付与部１４は外部からの衝
撃に弱く、研摩時にクラック４６を発生する確率が非常
に高い。

そしてクラック４６が発生した場合、このカプラの偏波
保存特性は極端に劣化してしまう。

さらに悪いことに、２つの応力付与部１４の両方が研摩
されるため、コア１２に対する応力付与の効果が非常に
弱まる。

［問題点を解決するための手段］ この発明は、第１ａ、第１ｂ図のように、研摩光ファイ
バ１１として、応力付与型偏波保持光ファイバ１０の一
部を、偏波主軸１６の方向から研摩したものを使用する
ことすることによって、上記の問題の解決を図ったもの
である。

［その説明］ まず、製造の手順から説明する。

（＋）上記第５図と同様に、ガラスブロック２０の！Ｍ
　２２内に偏波保持光ファイバｌＯを入れて接着剤２４
で固定する。

ただしそのとき、第２図のように、偏波保持光ファイバ
１０を、偏波主軸１６が上面２１に対して直角になるよ
うにして、入れる。

（２）それから、上記と同様に、ガラスブロック２０を
上面２１から平面研摩していって、第３図のような研摩
光ファイバ１１を含む研摩ファイバ付きブロック３０を
作る。

この場合は、研摩方向４４が偏波主軸１６と同じ方向に
なる。

したがって、片方の応力伺与部１４は除去される。しか
し、もう一方の応力付与部１４は、クラックを発生する
ことなく、完全な形で残る。

（３）それから後は、上記同様に２つの研摩ファイバ付
きブロック３０Ａ、Ｂを、相互位置を微調整した後、接
合して、第１ａ、ｌｂ図に示すようなカプラとする。な
お、第１ｂ図は、第１ａ図のＢ−Ｂの拡大断面を示す。

［試験結果］ 下記の第１表に、本発明のカプラと従来のカプラとの、
偏波保存性能の劣化程度を比較して示す。

評価方法は、クロストークの相互比較による。

クロストークの値は、次のようにして得る。

すなわち、第４図に示すように、光源４８の光を四分の
偏波長板５０．偏光子５２．レンズ５４を通して、主軸
方向の直線偏光として偏波保持光ファイバ１０に入射さ
せ、出射側においてレンズ５６、検光子５８を通して光
検出器６０により、両方の屈折軸方向の光電力の差を測
定する。

使用した偏波保持光ファイバ１０は、コア径８μｍ、フ
ァイバ径１２５μｍ、コアと研摩面との距離は２〜３膳
ｍである。

測定波長は１．３に腸である。

第１表 ：ｊＳ１表から、本発明品が、従来のものに比べて、約
１０−１５　ｄＢ改善されていることがわかる。

［発明の効果Ｊ 研摩光ファイバ１１として、応力付与型偏波保持光ファ
イバ１０の一部を、偏波主軸１６の方向から研摩したも
のを使用するので、 上記のように１片方の応力付与部１４は除去されるが、
もう一方の応力付与部１４は、クラックを発生すること
なく、完全な形で残るので、偏波保持性能が優秀である
。

【図面の簡単な説明】

第１ａ〜３図は本発明の実施例にかかるもので。 第１ａ図は縦断面の説明図で、 第ｉｂ図はそのＢ−Ｈの拡大断面図、 第２図と第３図は製造途中の工程を順に示した説明図。 第４図はクロストークの測定系の一般的説明図、 第５〜９ｂ図は従来技術にかかるもので、ｆｆ１５図、
ｔ５６図、第７図、第８図は、偏波保存光ファイバカプ
ラの製造方法を工程順に示した説明図、 第９ａ図は縦断面の説明図で。 ｆｆ５９ｂ図はそのＢ−Ｈの拡大断面図。 １０：偏波保持光ファイバ １１：研摩光ファイバ １２：コア　　　　　１４：応力付与部１６：偏波主軸
　　　２０ニガラスブロック２１：上面　　　　　２２
：溝 ２４：接着剤 ３０．３０Ａ、３０Ｂ：研摩ファイバ付きブロック３２
：マツチング液　４０：光源 ４２：光検出器　　　４４：研摩方向 ４６：クラツク　　　４８：光源 ５０：四分の一波長板 ５２：偏光子　　　　５’４，５６：レンズ５８：検光
子　　　　６０：光検出器 特許出即人　藤倉電線株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）応力付与型偏波保持光ファイバ（１０）の一部を
   、そのコア（１２）近傍まで研摩し、コア（１２）内を
   伝搬する光電力の一部を外部に漏洩させるようにした研
   摩光ファイバ（１１）を２本使用し、その研摩部分を密
   着させて、光電力の結合を実現させる偏波保存型の光フ
   ァイバカプラにおいて、 前記研摩光ファイバ（１１）として、応力付与型偏波保
   持光ファイバ（１０）の一部を、偏波主軸（１６）の方
   向から研摩したものを使用することを特徴とする、光フ
   ァイバカプラ。
2. （２）研摩光ファイバは、コア（１２）の両側にあった
   応力付与部（１４）の片側のものが無くなるまで研摩し
   たものであることを特徴とする、特許請求の範囲第１項
   に記載の光ファイバカプラ。