JPS63135724A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、トースト、ピザ、冷凍食品の加熱、油調理済
食品の加熱等一般家庭において使用される加熱調理器に
関するものである。

（従来の技櫛〒） 従来、この種の加熱調理器は第６図に示すようなものが
使用されていた。同図において、開口部を有する調理庫
３１の側部を形成する側壁３２に、上。

下ヒータ３３．３４を懸架し、上、下ヒータ３３，３４
間に焼き網３５を装着したものが一般的であった。

また、従来の他の例として、たとえば、実開昭５７−１
０３３２号公報に示されているように、第７図ないし第
１０図のような構造になっていた。同図において、加熱
調理器４１の外箱４２内に間隔を有して内箱４３を内股
し、内箱４３の前面開口には開閉自在となる扉体４４を
枢着し、内箱４３の空間部を焙焼室４５として上、下ヒ
ータ４６．４７を張架せしめ、扉体４４の開閉動作に連
動する網棚４８を配設するとともに、焙焼室４５を構成
する内箱４３の両側壁、背壁。

天井壁の夫々内面側に自己清浄層を施し、さらに、内面
壁には着脱自在となる反射板４９．５０．５１を重合装
着させる構成になっていた。

（発明が解決しようとする問題点） 上記従来の構成では、第６図に示した構成の場合、魚肉
類および油調理済食品の加熱、冷凍食品の加熱調理にお
いて、調理物内に含まれる脂肪酸等の油分および油煙が
加熱によって調理庫内壁および開口端上部に付着し、酸
化重合されて黒くこびり付くため、調理庫内壁が汚れて
熱効率が低下し、腐食の原因にもつながり、同時に汚れ
のため器体全体が非常に見苦しくなり、掃除がしに＜＜
。

清潔の低下をきたす欠点があった。また、実開昭５７−
１０３３２号公報の場合、自己清浄層が焙焼室内面全壁
に施してあり、油分による焙焼室内部の汚れは解消する
が、手入れのやりにくい焙焼室開口端上部の汚れは防止
できず、また、全内壁に反射板が重合装着されて原価高
になり、同時に使用者が調理器に対応して反射板の着脱
は面倒で、かつ、反射板を装着して油調理等を行なう誤
使用の危険性があった。

本発明の目的は、従来の欠点を解消し、器体の汚れが少
なく、使い勝手の良い、原価の安い加熱調理器を提供す
ることである。

（問題点を解決するための手段） 本発明の加熱調理器は、前部に開口を有する調理室を形
成した内筐体と、開口を開閉する扉と。

内筐体を覆う外筐体とを備え、前記内筐体に主加熱ヒー
タを設けるとともに、内面壁面に門形状の内板部材が内
面側に自己清浄層を施されて重合装着されるとともに、
内筐体の開口端上部に自己清浄層を施した前板を設置し
たものである。

（作　用） 上記構成により、調理庫内で魚肉類、油調理済食品、冷
凍食品等を加熱した場合、自己清浄層を形成した内板部
材と、前板の自己浄化機能により、調理庫内の壁部およ
び調理庫内の開口端上部へ付着した油分、油煙等を水と
炭酸ガス、エチレンガス、メタンガスに分解させ、清潔
で使い勝手の良い加熱調理器を実現するものである。

（実施例） 本発明の一実施例を第１図ないし第５図に基づいて説明
する。

第１図は本発明の加熱調理器の断面図、第２図は同斜視
図、第３図は回内筐体部の斜視図、第４図は同内板部材
の斜視図であり、第５図は同回路図である。同図におい
て、１は調理室、２は内筐体３の左側壁で、後壁２ａと
右側壁２ｂを形成し、アルミニウム処理鋼板等反射効果
の優れた金属等で形成されている。４は側壁に係止され
た反射板であり、反射板４の前部には、外面側に自己清
浄層を施された前板４ａが爪結合で重合設置され。

全体として前部が開口した内筐体３を形成している。な
お、前板４ａはアルミニウム処理鋼板等の金属で形成し
ている。５は左右側壁２，２ｂに端部近傍を貫通保持し
たセラミックヒータであり、上ヒータ５ａ、下ヒータ５
ｂを備えており、調理庫内の加熱に供される。底部には
底板６と屑受皿７が配置され、内筐体３の開口部には扉
体８が回動自在に設けられ、上、下ヒータ５ａ、５ｂ間
に扉８の開閉と連動して枠体９が焼き網１０を載置して
いる。調理の種類によって焼き網１０上に調理受皿１１
が載置される。１２は自己清浄層を内側にして門形状に
曲折した内板部材であり、油調理時に比較的油のよく飛
び散る部分に設けている。

前板４ａおよび内板部材１２の自己清浄層は、ベース塗
料として、燐酸塩系無機耐熱塗料で、触媒。

希釈剤を添加したものが使用される０本発明の実施例で
は、トースト機能、油調理機能、浄化能力。

原価等を考慮して、厚さ０．３ｍｍ程度の薄板アルミニ
ウム処理鋼板の片面に、１００μｍないし１５０μｍ程
度の膜厚を塗布している。内板部材１２は略全周囲に亘
って極小（約０．５ｍｍないし３ｍ）のフランジ部が設
けられ、内筐体３の左右側壁２，２ｂ、後壁２ａから自
己清浄層が一定の間隔を保つようになっている。内板部
材１２は、前部端面に弾性爪部１３ａを保有した舌片１
３ｂと後壁２ａ対応部に差し込み爪部１３ｃが設けられ
、後壁の孔部に差し込まれている。舌片Ｌ３ｂは左右側
壁２，２ｂ前部の角穴部２ｃに差し込まれ、弾性爪部１
３ａによって左右側壁２゜２ｂに係止され、内板部材１
２が内筐体３に重合装着されている。右側壁２ｂ外面部
には絶縁基板に電熱線が巻回され、上下を絶縁板で積層
し、これら全体をシーム板１４で固着した補助加熱ヒー
タ１５が設けられている。シーム板１４は端部には爪部
と差し込み係止片が設けられ、右側壁２ｂに設置した係
合穴部と爪穴部に差し込み１曲折されて右側壁２ｂに密
着固定している。また、調理室１の側部には制御室１６
があり、制御室１６の前部には上部に加熱制御用のスイ
ッチ１７とタイマー１８を設けている。１９は内筐体３
を覆う外筐体で、外板２０．側板２１．底板６より成り
、側板２１には運搬用把手２２と底板６の下部には脚２
３を設けている。

上記構成において、電気結線方法を説明すると、調理室
１に配置された上ヒータ５ａは補助加熱ヒータ１５およ
び半波整流用のダイオード２４と直列に結線されており
、かつ、ダイオード２４および補助加熱ヒータ１５のそ
れぞれの両端間を電気的に短絡するスイッチ１７の接点
部２５．２６が結線されている。

この電気回路全体と下ヒータ５ｂが、タイマー１８を介
して電源に並列回路で結線されている。なお。

補助加熱ヒータ１５の電力は、トースト機能と油調理済
食品加熱機能、ピザ機能における上、下ヒータ５ａ、５
ｂの熱バランスを考慮して選択すればよいので、本実施
例では、上ヒータ５ａが５５０Ｗ　、下ヒータ５ｂが４
３０Ｗのトースト機能の場合、５６Ｗ程度が最適である
との実験値を得ている。なお、上記の電気回路では、実
施例では油調理済食品加熱では９１６Ｗ　、ピザ機能の
場合７０５Ｗの火力設定をしている。

以下、動作について説明する。まず、トースト機能にお
いて、スイッチ１７の操作によって接点部２５、２６を
閉じると、上、下ヒータ５ａ、５ｂが加熱され、調理室
１内の焼き網１０上のトーストを表裏むらなくほぼ均等
に加熱する。ピザ機能の場合、上ヒータ５ａの火力を半
減させて適切な調理加減にする。調理受皿１１を焼き網
１０に載置して、スイッチ１７の操作により接点部２５
を閉じ、接点部２６が開放されると、上ヒータ５ａの電
力はダイオードの働きにより半波整流され、半減し、調
理室１内でピザ類の食品に対し、上下より適切な加熱を
するものである。油調理済食品の加熱機能の場合、フラ
イ類の衣の表面がカランとほどよく加熱調理したとき１
食品内部の熱が十分に通ってあつあっの状態で、かつ、
裏面もカランと仕上げるとともに、フライ類の庫内壁面
への飛び散り具合を極力少なくする火力設定が必要であ
る。これを満足するために、トースト機能時の上ヒータ
５ａの火力より電力低下をさせる必要がある。調理受皿
１１を焼き網１０に載置して、スイッチ１７の操作によ
り接点部２５を閉じ、接点部２６を開放すると、上ヒー
タ５ａと補助加熱ヒータ１５は直列に回路構成され。

上ヒータ５ａの電力は低下し、食品を上、下ヒータ５ａ
、５ｂで適切に加熱する。この場合１食品より飛散する
油分および油煙が内筐体壁部および内筐体開口端上部に
付着するが、内板部材１２．前板４ａの自己清浄層の働
きにより、水と炭酸ガス。

エチレンガスおよびメタンガスに分解させ、自己浄化す
るものである。

（発明の効果） 本発明によれば、調理室を形成した内筐体に加熱ヒータ
を設置し、内筐体の内面壁と開口端上部に自己清浄層を
施した内板部材および前板を重合装着することにより、
トースト機能、ピザ類機能。

油調理機能を同時に満足させるとともに、調理室内部お
よび調理室開口端上部に付着した油分を。

自己清浄層を施した内板部材と前板の働きにより、水と
炭酸ガス、エチレンガスおよびメタンガスに分解させ、
器体全体の汚れの少ない、使い勝手の良い、安価な加熱
調理器を実現でき、その実用上の効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による加熱調理器の断面図、
第２図は同斜視図、第３図は回内筐体部の斜視図、第４
図は同内板部材の斜視図、第５図は開回路図、第６図は
従来の加熱調理器の斜視図、第７図は従来の第２例の斜
視図、第８図は同断面図、第９図、第１０図は同一部断
面図である。 １・・・調理室、　２・・・左側壁、　　２ａ・・・後
壁。 ２ｂ・・・右側壁、　２ｃ・・・角穴部、　３・・・内
筐体、　４・・・反射板、　　４ａ・・・前板、　５・
・・セラミックヒータ、　　５ａ・・・上ヒータ。 ５ｂ・・・下ヒータ、　６・・・底抜、　　７・・・届
受皿、　８・・・扉体、　９・・・枠体、　１ｏ・・・
焼き網、１１・・・調理受皿、　１２・・・内板部材。 １３ａ・・・弾性爪部、　１３ｂ・・・舌片、　１３ｃ
・・・爪部、１４・・・シーム板、１５・・・補助加熱
ヒータ、　１６・・・制御室、　１７・・・スイッチ、
１８・・・タイマー、　１９・・・外筐体、　２ｏ・・
・外板。 ２１・・・側板、　２２・・・運搬用把手、２３・・・
脚、２４・・・ダイオード、　２５．２６・・・接点部
。 特許出願人　松下電器産業株式会社 −，ｔｃｏ　　弓 ミ　喫　　　： ；−へ 、ｔｎ’０　　　■　　■ ば）−一 よ＼　　心へ Ｑ＼ 」　　」 Ｎ　　く　　く 第５図 ５ｂ−下し一タ １５−補ｒつｖ０禽（ヒ　− ２４−ダイオード 第６図 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 前部に開口を有する調理室を形成した内筐体と、前記開
   口を開閉する扉と、前記内筐体を覆う外筐体とを備え、
   前記内筐体に主加熱ヒータを設けるとともに、内面壁面
   に門形状の内板部材が内面側に自己清浄層を施されて重
   合装着されるとともに、前記内筐体の開口端上部に自己
   清浄層を施した前板を設置したことを特徴とする加熱調
   理器。